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  4月最後の椿→広瀬小薮、ナイト・ライダー、紅栄、夢乙女、筑紫羽衣、紅福籠、ビルド・ナント
                    4月も今日で終わりです。明日より5月です。椿も私の住んでいます地域ではほとんど咲き終わりました。新潟県、山形県、
                    富山県、青森県などではまだ咲いていると思います。今日庭に咲いていました椿も5〜6種類となりました。おそらく最後の

                    花かと思います。皆様の接木の具合はいかがですか。少しずつ芽を伸ばし始めたのではないかと思います。暑さと、
                    ビニール内の蒸れには気をつけてください。また、ビニールを早く取り外さないようにしてください。

                    芽が伸び始めて、完全に開いてから少しずつビニールに穴を開けて、外気に慣らして管理してください。2ヶ月後には
                    挿し木が始まります。手間もかからず、たくさん増やせます。60日〜90日位で根が出ます。

                    珍しい椿は同じ鉢に全部挿さないで鉢に分けて、挿し木をしてください。安全のためです。
                    また、幼根接ぎもあります。椿愛好者にとっては良い時期を迎えると思います。
      


広瀬小薮

ナイト・ライダー

紅栄

夢乙女ー玉之浦実生

筑紫羽衣

紅福籠

ビルド・ナント

 
→昨年の10月頃より椿の花をご覧いただきましたが、4月も下旬になり、まだ咲いていない椿も4〜5種類となりました。約6〜7ヶ月の間
       ご覧いただきありがとうございました。花の特集は終了となりますが、昨年から今年にかけまして、新しい花を接木いたしました。また今年

       ご覧いただいてない椿も保存してありますので、10月頃よりご覧いただきたいと思います。これからは時々接木や、挿し木、あるいは
       椿に関する事を書いていきたいと思います。今年の目標はボールペン〜小指位の太さの挿し木に挑戦したいと思います。ボールペン

       位の太さの挿し木は今まで10本中3〜4本は成功したことがありますので、なんとしてもがんばってみたいと思います。土と管理の
       仕方、穂木の長さや葉の枚数等研究して、うまくいけば来年台木として使えるのでは、と夢を抱いております。接木にに関しては7月

       以降ならば11月の初旬までいつでも出来ますので試してください。8月の中旬〜11月までの接木は今年度には芽がでないと思いますが、
       来年の4月中には新芽が伸びて、失敗が少ないと思います。さらに早く新芽が伸びますので、そんなに暑くならない時期に外気に慣らし、
   
       管理がしやすいと思います。胴接ぎは成功率が高く、保存するのに適していると思います。また、台木の心配が少なくなります。
       私はいつ穂木が届いても接木が出来るように、鉢に10本位1年中植えてあります。長さは、50cm〜1m位です。一本の木に30〜50種類

       接げると思います。ですから置く場所の心配もなく、保存も簡単で、また花が咲くときは長期間色々な花が一本の木で咲いてくれます。
       色々試しながら、余暇の時間を楽しんでください。成功を祈っております。今日は椿ではありませんが、太いツクバネウツギの花をご覧

       ください。何十年経っている古い木だと思います。細根が全くなく、棒のような根を植え込んで育てました。
       ツクバネウツギは葉の周りが少し黒くなっています。普通の山に咲くウツギはなにもありません。


ツクバネウツギー八十年位経っているのでは?

今満開です

太い根です

山に咲くウツギー腕の太さー1〜2輪咲く



根接ぎ→ 2月20日接木
2月15日の接ぎと同じ状態です。
 

全く根だけの台木に7本接いで見ました。
細根は一本もありません。一本の棒と同じです。

根に接ぐときは穂木を2〜3本接いだほうがいいと思います。
新芽を広げてきますと、細根も出てくるようです。

細根が一本もありませんので、直射日光には注意が必要です。
軒下か、玄関脇の明るい場所に置いて、直射日光に当てないようにしております。


大阪の椿→かぎろいー 淡黄色、千重咲き、中輪(4月25日


かぎろいー千重咲き
この花は5年位前に入手しました。
今日咲き始めましたが、少し遅いかもしおれません。

育ててみまして、少し難しい面があるようですが。
私の育て方と管理がわるいのかも。

完全に咲きましたら、再び見ていただきたいと思います。
接木では比較的簡単に増やせる感じです。

熊本の椿→王冠ー 紅色、紅覆輪、梅芯、大輪


王冠ー肥後椿
この花は椿仲間の友人から穂をいただき、接木をしました。
紅覆輪の椿は比較的少ないので、太い木に接木してあります。

同じような花で旭光冠があります。
この王冠は肥後椿で、日本錦の枝変わりとのことです。

松江の椿→西光寺ー 白色、一重、ラッパ咲き、中輪


西光寺ーすっきりとした良花
この花は10年位前に入手しました。
白色の丸みをしたきれいな花です。

松江の西光寺というお寺に咲いていたのでは。
松江もすばらしい椿がたくさんありますね。

根接ぎの状態→2月15日接木ー 少し芽が動いてきました(4月24日)


根接ぎー夏まで様子を見る
昨年紹介しました根接ぎですが、全く細根のない根だけに接木をしたものです。
この状態では完全に成功したかどうかは分かりません。葉が開いて、新芽が

伸びてきて、6月〜7月位まで待たなければ結果は分からないと思います。
今は根の持っている体力で新芽が動いている状態だと思います。

新芽が伸びてきますと、根に細根が数本でてきます。あせらずに、新芽の様子
を見て、夏を過ぎればまず安心だと思います。

岡山の椿→燈ー 淡黄色、一重、小輪


燈ー金花茶との交雑種
この花は4年程前に入手しました。
い黄色の、小輪です。金花茶との交雑種とのことです。

原種の黄色の色を見ますと、少しがっかりするかもしれませんが、
さらにこの花に原種と交配してみますと、おもしろかもしれません。

愛媛県の椿(?)→花岬ー 緋赤色、一重、筒咲き、小輪


花岬ー
この花は12年位前に愛媛県の趣味家より穂木を送られ、接木した椿です。
とても、色合いも良く、ヤブ椿ではないでしょうか。

その時、唐川、紫泉、堀の内、宮姫、宝川等一緒に接木をしました。
もしかすると、愛媛県産ではないのかも?
よく調べてみたいと思います。

接木の考察→ 幼根接ぎ-最終回   (4月23日)
               題→ 手のひらの喜びーーby 岩永 章氏

             今日で4回目となりました。接木の工夫と管理の仕方等詳しく解説されております。ぜひ参考にして下さい。
             今回で幼根接ぎの最終回ですが、岩永氏の努力と椿に対する愛情がよく表されております。
             このページをご覧いただいた方々の中で、この説明されております技術を習得され、椿への興味をさらに増し、
             3〜4年後に立派な花を咲かせることを期待しております。
             

          幼根接ぎ 
                     台木の準備が出来たところで、欲しい椿の穂木が手に入ったら、いよいよ幼根に接ぎます。
                     ポリ鉢の苗にたっぷり灌水して、水を切っておく。種子と直根をハサミで切り離す。
                             
                             種子と直根をハサミで切断
                     鋭利なナイフで、直根の切口を切り戻して、半分に縦割りにする五ミリ位切り込むといいと思います。
                     直根が意外と固いので、指を切らないよう。又、直根が割れてしまわないように、慎重に作業してください。
                             
                             直根の真ん中に切り込みを入れる
                     一葉もしくは二葉に一芽(充実した、たけのこ芽がついたもの)の穂木をくさび形にそいで、台木に差し込む。
                     葉が大きくてぐらつく様でしたら、ハサミで葉を半分切るといいです。穂木が離れないよう、又、水が入らないよう

                     テープで接合部を固定します。接合部につぎろう等で防ぐのもいい。接木が終わったら、花の名、接木年月日等
                     忘れないよう控えていた方がいいと思います。切り離した種子は、植えつけて夏の土用接ぎの台木として使用する。
                                   
                             幼根に割接ぎ
          接木の管理 
                     接木苗が少ない時は、ペットボトルを利用する。ペットボトルを半分に切って、接ぎ木した苗をポリ鉢ごと入れ、切断した
                     ペットボトルを粘着テープで接合、密封する。ペットボトルの下部の底に排水孔を数カ所作り、ポリ鉢に植え付ける要領で

                     実生苗を定植。接ぎ木完了後、ペットボトルを粘着テープで接合。接木苗の数が多い場合は、ポリリンゴ箱に鉢を並べて、
                     ガラス板でふたをする。ポリ箱全体を、大きなポリ袋で密封しても良い。作業が終わったら、明るい、暖かい室内に

                     置くだけで管理不要。活着を見守る。接ぎ苗に必要なのは、湿度、温度、光だが、愛情をもって接することが一番だと
                     思います。椿はちゃんと応えてくれます。
                     
                 以前この接ぎ方と同じような説明を見たことはありますが、岩永氏の丁寧な解説には驚きました。
                    私は単に接いでいただけで、このような接ぎ方に接して、新たな意欲が湧いてきました。
                    各地に見たこともない椿が存在するように、色々な研究や新しい試みをされている方がおられる
                    ことを知って、頑張ろうという思いでおります。特に、台木の面でとても助かります。さらに場所もあまり
                    必要とせず、管理の面でもずっと楽な印象を受けました。きっと良い報告をしたいと思います。
                     

ベトナムの椿→クックホンエンシスー 黄色、八重咲き、原種

6年前位に入手しました。
寒さで枯れてしまいましたが、接木した苗が今育っております。

原種はなかなか管理が難しいです。特に寒さに弱いのでは。
同じ原種にフラバがありますが、この花のほうが少し大きいのでは。

新潟県の椿→黒宝ー 暗紅色、筒〜ラッパ咲き、一重

この花も10年位前に入手しました。
太い木に接木して、保存しています。

とても黒の色が強く、成長は良い。
同じような品種で永楽がありますが、花の大きさは黒宝のほうが少し大きいのでは。

新潟県の椿(雪椿)→津川絞ー 桃色〜紅色に変化、赤色の縦絞、千重咲き

この花は10年位前に入手しました。
とても変化に富み、赤色の縦絞は目立ち、この花の美しさを増している。

千重咲きの椿の中でも私が好きな椿の一つです。
この花は雪椿でもあります。

五島の椿→はにかみー 濃紅色、 筒芯、筒しべ、筒咲き、小輪

この椿は接木にて3年目で咲きだしました。
太い木に接木をしましたので、大きめな鉢に植えてあります。
成長が良すぎて、花芽がつかなかったのでは。

農紅色の筒咲き、筒しべで、小輪です。
五島のヤブ椿とのことです。侘芯が出ることもあるそうですが、
残念ながら、今回は出ませんでした。

 発見者→平山氏   命名者→岩永 章氏

接木の考察→ 幼根接ぎ-第3回目
               題→ 手のひらの喜びーーby 岩永 章氏

         昨日に続いて第3回目となりました。色々な成功への取り組みや工夫が述べられておりますので、ぜひ参考にして下さい。
 
      平鉢に植える
                用土は将来植え替える時と同じ土がいい。切口を真っ直ぐにして植え付けるよりも、色々工夫することで、曲芸が期待出来る。
                その方が小品盆栽に仕立てた時、おもしろい作品になると思います。私は横向きに並べて植え付けています。

                断根口が隠れるよう覆土する。鉢穴からたっぷり水がでるまで灌水する。鉢の水が完全に切れたら鉢ごとポリ袋に入れ
                密封する。管理の必要もなく、発根、発芽が早くなる。発芽が始まったら、鉢に網を張って新芽が曲がるよう仕向けると、

                将来緑枝接ぎを行う際、模様木が得られる。時々、鉢の向きを変えてやると、より変化に富むと思います。
    ポリ鉢に定植

        直根の切断面から発根が生じて、4〜5センチ伸びたなら幼根接ぎの台木として可能。7・5〜9センチの
        ポリ鉢に一本づつ定植する。直根は真っ直ぐにポり鉢の真ん中に位置する様に定植したほうが、接ぐ時に便利。

        用土の中にマグアンプKを一つまみ混ぜる。ここで大切なことは、最初の直根部を覆土から出して植えつけることです。
        接ぎ穂が入手できた時、必要な苗だけを平鉢からポリ鉢に定植して、同時に接ぐようにしたほうが能率的
        かもしれません。ポリ鉢は軽くて便利だが、排水が悪い上に蒸れるので、底に三〜四ケ所ハサミで排水孔を作ると、
        根腐れを防ぐ。

        →段々と具体的になってきましたが、私も含めて初めての人にとってはなかなか難しいと思われまね。
           私は今年何百と種子を蒔いていますので、20−30本試してみようと思います。皆様もぜひ試してみてください。
           一度試して成功すればもう簡単です。台木の心配や管理の面でも随分楽になるのでは。(次回をお楽しみに


                
接木の考察→ 幼根接ぎ-第2回目
               題→ 手のひらの喜びーーby 岩永 章氏

         先日に続いて第2回目となりました。より具体的になるかと思いますので、ぜひご覧いただき、椿の楽しみ方を広げてもらいたいと思います。

      種子の採りまき(採ってすぐまく
               9月初旬、椿の果実を採取する。完熟したものより未熟の種子が発根率がいいという人もいる。裂けていない果実は、ナイフか
               包丁で切り裂く。取り出した種子を水に漬ける。沈んだ種子だけ水から上げ、水を含ませしっかり絞ったミズゴケと混ぜポリ袋に入れ
  
               密封する。水ゴケの水分が多いと、かびが発生しやすく、せっかく発根しても根腐れを起こす。袋はある程度大き目の方が、
               後日白根の出た種子を取り出すのに都合がいい。密封した袋を冷蔵庫に4〜5日保存。冷やすことで、種子に冬を感じさせ、

               発根を促す。冷蔵庫から取り出したポリ袋を暖かい室内に置いて発根を待つ。水に漬けた時、浮いた種子は果実の殻と一緒に、
               細かく砕いて肥料にすると良い。昔、油粕といえば、椿の油粕だったらしい。
      発根した種子を取り出し断根
         
早いものは10月に発根が始まる。その様子がポリ袋を通して見える。直根が5センチ位に伸びたものを取り出して、種子から
              3〜4センチのところで水平に切る。この長さの根に切り接ぐことになる。根に曲が生じるので切る位置は、各自の好みで切るといい。
               

第2回目ですが段々とより具体的になって、新しい接木の楽しみが増えるかと
思います。今年種子を蒔かれた方はぜひ参考にして楽しんでみて下さい。
次回もお楽しみに


鳥取県の椿→面影ー 桃紅色、千重咲き、中輪、2〜4月咲き


面影ー2〜4月咲き
この花も最近入手いたしました。
桃紅色の千重咲きで、丸みのある花です。

列弁の千重咲きで見ごたえのある椿です。

新潟県の椿→越の紅羽衣ー 紅赤色、八重咲き〜蓮華咲き


越の辺費羽衣ー白羽衣の実生
この椿も最近入手しました。
紅赤色、八重咲き〜蓮華咲きです。

この花は白羽衣の実生とのことです。

新潟県の椿→どんちょうー赤色、白斑、八重咲き、中


どんちょうー白斑入り
最近にゅうしゅしました。
赤色の白斑入りで八重咲きの中輪です

最近の品種かどうか分りませんが、あまり
カタログでは見られないかも。

今年の2月15日と3月2日の接木状態ー 新芽が伸びてきました。(アザレア等4月20日


@アザレアー舞の袖等
3月2日接木

Aアザレアー順調に成長しております

B2月25日接木
15種類位接いであります。
@とAは同じ木です。3月2日接ぎました。
アザレアは相当早咲きとのことですので
太い木に接いで、早く咲かそうかと思っております。

2月に接いだBの木も順調に育っております。

アザレアは7本位接いでありますので、7月には
20本位の穂木がさらに接木出来るのではないかと
考えております。

愛媛県の椿→大洲天ガ下ー濃紅色、白斑、筒〜ラッパ咲き、中輪


大洲天ガ下ー白斑が綺麗
この花は20年以上前に入手いたしました。
濃紅色に白斑が入りますが、写真では1つしか入っておりません。

白斑はとても鮮明で鮮やかに見えます。ですからこの花は白斑が
2〜3入ると綺麗に見えると思います。

少し咲く時期が遅いのかも。

外国の椿→サン・ソングー 桃色、弁周濃桃色、千重咲き、大輪


サン・ソングーニュージーランド椿
この花は5〜6年前に入手いたしました。
千重咲きの豪華な花で、弁周が濃いのが特徴です。

ニユージーランドの椿とのことです。

外国の椿→マーク・アラン・バー →暗紅色、白斑、八重〜牡丹咲き、大輪

     この花は8年位育てております。
     暗紅色の白斑入りで、大輪の綺麗な花です。

     岩根絞もそうですが、白斑が多く入るとよく目立ち、
     豪華な花として評価出来るのではないでしょうか。

                接木の考察→ 幼根接ぎを学んで感じたこと!

                  五島の岩永章氏より椿を趣味として楽しむ中で、藤田友一氏が考案された接木の方法について説明していただけるとの
                  ことで、ここで紹介したいと思います。私は早く花が見たいために、太い木に接木をしていますが、接木後の管理や、植え替え、
                 消毒等で手間がかかります。さらに、台木の準備にもいろいろな面で苦労いたします。ここで紹介いたします幼根接ぎを参考に
                 されてぜひ試していただければ嬉しく思います。

                    題→ 手のひらの喜びーーby 岩永 章氏

     日本の国旗を象徴する椿☆玉之浦☆は異彩を放つ美しさ故、椿を毛嫌う人にも垂涎の的となった。世界中に波及するや、本家本元も
    後ればせながらの椿ブーム。 接木の台木探しで、山を荒らす。段々畑の石垣が壊されるやら、苦情や非難が新聞等でも問題になった。

    展示される作品は、根接ぎが主流だった。接ぎ口のこぶが気になる。切り口面が広いので、カルスが巻ききれず枯れ込みが目立つ。
    台木が下部よりも上部が太いので不自然。腰高で根張りが悪い。 本来土の中にあった根。年をへるに従って幹が朽ちてきて見苦しい。。。。等々。

    それを解消したのが、玉之浦を世に紹介した藤田友一氏が独自に考案した ☆幼根接ぎ だった。聞き慣れない幼根接ぎとは?椿の種子から
    発根した直根に接ぐ方法です。自然を破壊することもなく、台木がすぐ手に入る。接ぎ木の成功率も悪くない。根の曲芸、根張りも申し分ないので、

    小品盆栽として楽しめる。花つきも早く、接ぎ口が隠れるのも特徴。何よりも、穂木が手に入り次第年中接木可能。温室の必要もなく、室内で作業が
    出来る。狭庭の限られた場所で小振りの椿を愛でることが出来ます。子供や女性にも容易に作業、管理が出来、初心者向きでもあります。

    確かに、大振りの盆栽には迫力ではかないません。手のひらで楽しむ小品盆栽、石付き等、目的に応じて仕立てやすく、5〜6年たてば、満足いく盆栽
    に成長します。あらゆる面で利点が多いので、幼根接ぎ台木の育て方から、紹介したいと思います。よろしかったら、試してください。
   (次回お楽しみに)

     


京都の椿→白虎ー 白色、薄紅の縦絞り、八重、中輪〜大輪、桜葉


他の花があれば絞りの比較ができるのですが
この花は数年前に穂木を接木しまして、昨年から花が咲くようになりました。

白地に薄紅の縦絞りが入り、花弁の先端は波を打っているような感じです。
この写真ですと、縦絞りが綺麗に出ていないのではないかと思いますが。

外国の椿→ベティ・フォイ・サンダースー 白色、吹掛け〜小絞り、八重咲き、大輪


ベティ・フォイ・サンダースー人名
この花は8年位前に入手しました。
吹掛け〜小絞りが全体に見られ、華やかです。

アメリカ産で、ベティ・フォイ・サンダースは人名とのことです。

新潟の椿→玉の露ー 極淡桃色、半八重咲き、中輪


玉の露ー玉のような丸い感じの椿
この花は最近入手しました。
極淡桃色の半八重咲きです。

温かみのある丸い椿で、最近の品種ではないでしょうか。

長崎の椿→久賀一号ー 紅色、一重、筒咲き、小輪


久賀一号ー綺麗な花ですね
この花は5年ほど前に入手しました。
紅色の一重、筒咲きの可憐な花です。

久賀という名がついておりますので、おそらく五島の久賀島の椿ではないでしょうか。
以前久賀島の椿を紹介いたしましたが、すばらしい椿がたくさんありますね。

五島の椿→大和なでしこー 濃赤色、白覆輪、一重、小輪


4月18日撮影

この花は入手しまして6〜7年経っています。
僅かに白覆輪が見えますが、この時期になりますと、
なかなか白覆輪が出るのは難しいですね。

この花は玉之浦の自然実生花と聞いております。

の花の良さはとても濃い赤色に白覆輪の対比が綺麗なところです。
玉之浦ほど白覆輪は出ませんが、私の好きな椿です。

  作出者ー命名者→岩永 章氏

松江の椿→温泉山ー 淡桃色、一重、ラッパ咲き、筒しべ、小輪

この花は5〜6年前に入手しました。
淡桃色の一重ラッパ咲きです。

春咲きの小輪で(中輪かも)、花仙山の自然実生とのことです。
花仙山からは色々な新花が生まれていますので、種子を蒔かれますと
楽しみが増え、4〜5年後には綺麗な椿の誕生となるでしょう。

香川県の椿→ 桃豊ー 淡桃色、牡丹咲き〜獅子咲き、丸弁、中輪

この花は6~7年前に入手しました。
淡桃色の牡丹咲き〜獅子咲きで、丸弁の可愛い椿です。

花の咲き具合からみまして、3月〜4月咲きと思います。

錦葉椿→弁天コナー→薄緑色〜白色、獅子咲き、弁天葉


弁天コナー錦葉
この花は7〜8年前に入手いたしました。
咲き始めは薄緑色で次第に白色に変化いたします。

コナーという名がついておりますので、外国椿の枝変わりかもしれません。
確か、コナという名の椿があったと思いますが。

白豪子→白色、一重、筒咲き、極小輪


白豪子ー筒咲きの良花
この花は14〜15年経っております。
春咲きの極小輪の愛くるしいつばきです。

何処の椿か確かでありませんが、穂木を送っていただいたのは
愛媛県でした。もしかしましたら、奈良県の椿かもしれません。
よく調べまして、分かりましたらお知らせしたいと思います。

椿の花としてはとても良い花だと思います。

沖縄県の椿→八重山ー 濃紅色、筒咲き、筒しべ、一重小輪                  


八重山ー野生椿
この花は10年以上前に入手いたしました。
濃紅色の筒咲きですが、今日咲きましたので

本来の色合いが出ていないように思われます。
西表島の野生椿とのことです。

侘芯も出ることがあるそうですが、残念ながら出ておりませんでした。

玉之浦系の白覆輪の現状→ 玉御前と玉カンザシ


玉御前

玉カンザシ
4月16日ですが、玉御前も玉カンザシもほんのわずかに
白覆輪が見える程度です。

遅くとも3月上旬位までに咲かないと白覆輪が見事に
出ないのではないかと思います。

玉御前は12月に咲きましたときは半分以上白覆輪が
出ましたので、一つには時期の問題があるのでは。。。?

 今春最後かもご覧下さい五島の椿の輝きを(4月16日)

                4月も中旬を過ぎまして、こちらでは桜の木は完全な葉桜となり、新緑の季節になりました。
                さて、昨日五島より新たな椿の知らせが届きましたので、ご覧頂きたいとおもいます。
     
            @青春のかおり(はるのかおり)Aドンドン渕 B晴れ着 
         C焼け野の雉(やけののきぎす)
D実生緑枝接ぎ


一休の自然実生
@青春のかおり
 
   この花は先日紹介いたしました細御前と同じく一休の自然実生とのことです。
     紅色の筒しべ,筒芯、筒咲きの小輪の感じがいたします。

     細御前と同様に一休の実生ですので、作出された方の努力と研究心は
     すごいものですね。何事にも不可能はないという気持ちで、どんなことにも

     挑戦していくことが新しい作品を生み出す秘訣かと思います。
     
            作出者ー命名者 → 岩永 章

ヤブ椿ー白花で貴重ですね
Aドンドン渕
     この花は五島のヤブツバキです。
     白色の筒芯、筒しべ、筒咲きの良い花ですね。

     花の発見からは相当年数が経っているようです。
     自然界の白花は数が少ないかと思いますが、貴重な椿として
     保存してもらいたいと思います。

         命名者→  藤田 友一氏

実生花ー見事な花です
B晴れ着
    
この花は鮮紅色の筒芯、筒しべ、筒咲きの良花です。
      親不明の実生花とのことですが、花弁、花色、花型それぞれ見事ですね。

      五島の大地で育った椿の実生花作りは本当に夢があり、楽しみですね。
      また、その実生作りに着目され、数十年間もの長い間努力され続けてこられた
      岩永氏もすばらしいですね。

                作出者ー命名者 → 岩永 章 

蕊がきれいですね
C焼け野の雉(やけののきぎす)
      この花は五島のヤブ椿とのことです。
      濃紅色の筒しべ、筒芯、筒咲き〜ラッパ咲きですが、
      しべと葯と花弁の色彩の対比が見事ですね。

      
      発見者→坂口 栄氏    命名者→岩永 章氏

      

実生緑枝接ぎー根の曲がりがいいですね
D 実生緑枝接二年生
     
この椿は実生の緑枝に花仙山を接木したものです。
        この緑枝接ぎ方法は写真のようにミニ盆栽に適した接木の方法で

        非常におもしろい、ユニークな、鉢物に適した作品です。
        相当以前からこのような作品を数多く育てておられるようです。

        この接ぎ方については、紹介されていますが、このページでも紹介できればお願いしたいと
       思います


                       作出者→ 岩永 章氏   

昨年の10月、11月、12月までの接木状態夏接ぎー秋接ぎに挑戦ー少しでも参考になれば。。。!

            以前紹介しました10月、11月、12月の接木が芽を伸ばし始めました。
           10月と11がつの接木は大体同じ位伸びております。12月の接木は完全に開ききっておりません。1月の接木は芽を動かし

           始めました。これからの接木は7月になるかと思いますが、新芽が固まった頃の7月15日前後が良いかと思います。
           その後は、いつでも11月の中旬頃まで毎日でも繰り返して、接木が出来ると思います。100%可能な接木は9月末から11月の

         初旬位
までかと思います。7月〜8月初旬までに接木をされますと、年内には芽が出る確率は高いと思います。9月以降は来年になって
           しまいます。
           夏に接木をされます方は今鉢に植え替えをして、接木に備えてください。4ヶ月ありますので大丈夫ではないかと思います。
           胴接ぎが良いと思います。支柱はいつも竹を利用しております。2月〜3月に用意いたします。ぜひ今年もがんばって成功してください。


昨年の9〜10月接ぎ−4月15日

昨年の9〜10月接ぎー4月15日

昨年の11月接ぎ−4月15日

長崎の椿→畦別当ー 白色、長筒咲き、筒しべ、小輪(4月15日


畦別当ー 長筒咲き
入手しまして7〜8年位になります。
小輪で長筒咲きの引き締まった花形です。

さらに良いことには、白色の長筒咲きの花は少ないのでは。
鹿児島の花で白色の長筒咲きの椿はありますが。

白花の端正な椿はいいものですね。

新潟の椿→若紫ー 桃色、白斑、横杢斑、筒咲き、筒しべ。一重小輪

5〜6年前に入手しました。
筒咲き〜抱え咲きの小輪で可愛い椿です。

この時期ですと紫の色は出にくいですが、なかなか良い花です。

ヌッチオ農園の椿→ラッキー・スター→桃色、八重咲き、中輪

6〜7年前に入手しましたときには人気品種だったと思います。

名前がいいですね。これからは名前のつけ方が難しくなりますね。
これだけ多くの品種がありますと、あらゆる椿の品種を調べなくては
なりませんから。

もしかしたら、全国に何種類もの同じ名の椿が存在するようになるかも。

ヌッチオ農園の椿→エレガンス・スプレンダー→桃色、白覆輪、唐子咲き、大輪

この花は6〜7年前に入手いたしました。
唐子咲きの大輪で豪華な花です。

エレガンスとつく椿は、エレガンス・シュプリーム、エレガンス・シャンパン等がありますが
私はエレガンス・シャンパンが気に入っております

愛媛の椿→伊予侘芯ー 赤色、筒咲き、侘芯、極小輪


伊予侘芯ー明るい赤色
明るい赤色の筒咲き、筒芯でとても可愛らしい侘芯花です。

花弁と蕊の色合いがすばらしく、鉢にでも植えて観賞されると良いのでは。

松江の椿ー松江紫ー 濃い紫紅色、一重、筒咲き〜ラッパ咲き、小〜中輪


松江紫ー仮称とのことです
この時期になりますとさすがに紫の色はでにくいですね。
一般的に早めに咲かせる工夫が大事になりますね。

なんとか工夫をしまして、大根のような紫の花をさかせたいものです。

新潟の椿→遠茜ー 濃赤色、一重の剣弁の星型に咲く


遠茜ー雪椿
剣弁のなかなか珍しい花で、雪椿とのことです。

遠茜という名は、新潟県にも2つあり、さらに岡山県と愛媛県に伊予遠茜があります。
これだけ品種が多くなりますと、名前をつけるだけで大変な作業になりますね。

カタログに載っていない椿でも、数多くあるわけですから。

新潟の椿→友白髪ー白色、八重の蓮華咲き、小輪(紅の小絞りが入ることもあるようです)


友白髪ー紅の小紋入り
丸弁で蓮華咲きですが、古木になりますと、
写真のように紅の小絞りの花や、紅花も咲くようです。

古木でなくとも小絞りや紅花が咲くかは私にはまだ分かりません。
新潟県の古典品種とのことです。

タマ・グリッターズ→ 4月13日の白覆輪の状態やはり。。。。。。!


4月13日撮影ー3月の状態とは随分違いますね
やはり4月中旬になりますと、この花でも白覆輪の出方はすくないですね。
それでも、他の玉之浦系の椿よりは白覆輪の出方は安定しているのでは。。。?

長期間に亘り咲き続けておりましたが、この花が最後になりました。
とても良い花ですので、推薦できる椿だと思います。

3月15日撮影

再びご覧下さい→エレインズ・ベティー花色の違い

 数日前にもご覧頂きましたが、今満開で咲き続けております。
 左側は寒冷紗の下に置き、右側は外に置いたままでした。

 太陽を当てました花は鮮やかな色合いになりますね。
 それから、咲く前から水を多めに与えましたら、以前咲きました
 花と比べますと、綺麗に咲くのではないかと思います。

有香椿→月待姫ー 桃色、一重咲き、極小輪

この花は10年以上咲き続けております。
桃色の一重、極小輪です。

比較的、有香椿は桃色、あるいは淡桃色が多いですね。
先日見つけました強い香りの野生椿も淡い桃色でした。

新潟の椿→松浪ー白色、紅絞り、八重、中輪

この花も新潟の雪椿です。
紅絞りの入るなかなか綺麗な椿です。

3〜4月咲きだと思います。雪椿も品種が多く、
それぞれが独自の美しさを備えております。

新潟の椿→高嶺の雪ー 白色、八重咲き、中輪

新潟の雪椿で、最近入手いたしました。
白色の八重咲き、中輪散り性です。

3〜4月咲きの感じです。

新潟の椿→朱鷺の舞ー 白色、紅の小紋、獅子咲き、中輪

この花は数年前に入手いたしました。
白色の紅の小紋が入り、綺麗な椿です。

新潟の椿も種類が沢山ありますね。
色々育てたいと思いますが、少し数を減らさなければと考えております。

新潟の椿→花のささやきー赤色、白色雲状班入り、八重咲き、大輪


白色雲状班入り
この花は数年前に入手しまして、接木にて保存しております。
赤色地に白色の雲状班が入り、見ごたえのある花です。

全体によく白斑が入り、大輪ですので豪華です。

新潟の椿→朝露ー 淡桃色、割り蕊、八重咲き、小輪


小輪のすがすがしいはなです

この花は最近入手いたしました。
ほのぼのとする花色で、八重咲きの小輪です

愛媛の雅も素晴らしいですが、この花もなかなか
私の心を魅了する椿の一つになっています。

香川県の椿→覆輪乙女ー 桃色、白覆輪、紅の絞、千重咲き


千重咲き、白覆輪
この花は6年前位に入手いたしました。
重咲きの綺麗な椿です。時に紅の絞りが入ることもあります。

源内牡丹もありますが、割り蕊になっています。
このような花もありますと変化に富んでいいものですね。

五島の椿→ 再びご覧下さいー 五島の華麗な椿の美しさを!

        @花嫁御寮    A哀愁   B春のなごり C石付              

                    本日五島より新花の便りが届きましたので、ご覧いただきたいと思います。
                     


乙女の祈りー20年生ー幼根接ぎ

紅栄ー20年生ー幼根接ぎ
@乙女の祈り石付
A紅栄石付
それぞれ20年生とのことです。
見事な風格と年代を感じさせて
くれる盆栽です。


作者→ 岩永 章氏

花嫁御寮

いい花ですね
@花嫁御寮
     鮮紅色の筒しべ、筒芯で、一重の小輪です。
     やはり花型、しべ、色合い、すべてが整っていて

     この種子を蒔いたら見事な新花が出現するのでは
     ないかと今から夢見るような思いです


発見者→本藤 靖氏     命名者→岩永 章氏

哀愁

じつに綺麗でスッキリとしていますね
A哀愁
      濃紅色の筒芯、筒しべ、一重の筒咲きです
     筒咲きで、花弁と蕊の色合いの対比が見事

     実に美しいです。やはり五島の椿はいいですね。
     親不明の自然実生とのことです。

作出者ー命名者→ 岩永 章氏

春のなごり

筒芯で黄色の葯がみごとですね
B春のなごり
     紅色の一重、筒咲き、筒芯、筒しべです。
     中輪の葯が黄色で花弁との対比がとても綺麗です。


発見者→本藤 靖氏     命名者→岩永 章氏

       →前回で今年は終了かと思いました五島の椿の紹介は本日再びその輝きを楽しませていただきました。
            無限に広がる、果てしなき椿の輝きを放つ五島の大地に驚嘆するばかりです。この五島の自然の恩恵に授かる

            椿愛好者だけでなく、五島に住まわれる人たち全員がなんと素晴らしい環境に生活しておられるのかと、羨ましくなります。
            いつまでもこの五島の豊かな大自然を大事に守り、自然とうまく共生されることを願っております。


愛媛の椿→玉三郎ー 紅色、一重、筒咲き、筒しべ、一重、小輪


玉三郎ー野生のヤブツバキ

筒しべ、一重の良い花です
この花はすでに10年はたっております。
名前が歌舞伎俳優の名前でしたので、すぐに購入いたしました。

私だけかもしれませんが、ネイミングは大事な要素ですね。
この花は三弁花や四弁花になることもあります。

野生のヤブツバキとのことです。

岡山県の椿→百合羽衣ー 淡桃色の一重、筒しべ、キキョウ咲き

 この花は10年以上前に入手いたしました。
 花弁が細長く、キキョウ咲きの筒しべの良い花です。

 羽衣の自然実生とのことです。いつも書いておりますが、
 羽衣と名がつくと求めてしまう癖がありまして、育てております。

高知県の椿→十市侘芯ー 紅色、筒咲き、筒しべ、一重小輪

  この花はカタログにて入手いたしました。
  侘芯の花で高知県では数少ない侘芯花ではないでしょうか。

  沢山の侘芯花が出ておりますが、完全に固定した花は少ないのでは。。。?
  天輪寺月光が比較的侘芯花として安定しているのではないかと聞いておりますが。

再登場→対馬の椿ー浅茅白素晴らしい椿


浅茅白ー優れた椿では。。。?

白花として魅力ある椿では。。。?
 以前紹介いたしましたが、少し小さかったためにもう一度ご覧いただきたいと思い載せました。

 松江の白髪山同様に端正できりっとして、花型を崩さず、私の椿のコレクションの中では、
 白花としてベスト5にはいるのでは。。。。!

関東の椿→黒光ー 濃紅、一重、ラッパ咲き、中輪、たまに白斑が入る



黒光ー白斑が入ることもある
5年前位に入手いたしました。
関東の椿とのことでしたので、調べましたら

氷室雪月花の実生とのことでした。その花は神奈川県の茅ヶ崎市に
椿園があります。一度行って見学したいと思っております。

久留米の椿→若楓ー 緋紅色、一重筒咲き、筒しべ、小輪


若楓ーヤブツバキ
7〜8年入手して経っております。
花色の紅色と葯の黄色が目立ち、ヤブツバキとしてはかなり

優れているのではないかと思います。

新潟の椿→来迎寺ー 濃赤色、一重筒咲き、小輪

数年前に入手いたしました。先日も車で椿園を見学に行きましたところ
接木苗が沢山売っておりました。人気のある種類ではないのかなと思いました。

花の特色は濃赤色の一重小輪で、筒咲きから少し開くようです。
春先の椿としましては、なかかか素晴らしい椿だと思います。

再登場→エレインズ・ベティー少し開きましたのでご覧ください。4月9日

非常に豪華な花ですが、寒さや、昨日の強風などに当たりますと、
花弁の先端がきたなくなり、又雨が降り続きますとポトリと落ちてしまいました。

花が咲く頃には、暖かな陽だまりや、簡易温室等に入れて管理されますと
素晴らしい花が観賞出きるのではないかと思います。

花弁が波打ち、フリルが入り、見事な花ですが、私はさらに栽培方法や管理の
面で勉強をしなければならないと思っております。

久留米の椿→筑紫羽衣ー 桃色、八重、蓮華咲き、大輪


筑紫羽衣ーいい色合いですね
数年前にカタログにて入手いたしました。
蓮華咲きの明るい、ほのぼのとする花です。

羽衣とつく椿は数種類ありますが、名前がよいので
ほとんど入手して、育てております。

鹿児島県の椿→佐多錦ー 紅絞り、筒咲き〜ラッパ咲き、中輪


佐多錦ー紅絞り
5〜6年前に入手いたしました最初は筒咲きで次第にラッパ咲きになるようです。
紅絞りの入った椿で、鹿児島県の椿としては貴重な花ではないでしょうか。

現在接木にて数本保存して、育てております。

再登場ー沖縄県の椿→琉球白妙ー白色、千重咲き、大輪


琉球白妙
以前紹介いたしましたが、この2〜3日前から満開になりましたので
ご覧下さい。大変良い椿だと思います。

1〜2本千重咲きの椿が庭に咲いておりますと、また味わいのある
風情があり、庭を引き立てるのではないでしょうか。

              久留米の椿→まほろばー 淡黄色、一重咲き、小輪


まほろばー清潔感のある椿です

なかなか清楚で良い花です
この花は3年くらい前に入手いたしました。
写真では純白に見えますが、多少黄色がかっております。

花が咲いてみますと、淡黄色の他の花よりは清楚で、
花弁にしわがなく、上品で豊かな感じのする花です。

関西の椿→菱唐糸ー濃桃色、八重、唐子咲き、中輪

この花は最近入手いたしました
花弁が整然と並んでいますので、とても綺麗に見えます。

八重の、唐子咲きで最後には蓮華咲きになるのでは。
花が咲きまして、気に入り、増やしたいと思います。

五島の椿→みじょかー 紅色、一重、筒咲き、小輪


みじょか
この花は入手して以来10年位経っております。薄い赤色の
筒咲きで小輪の可愛い椿です。
佐保姫と一緒に五島から入手したものと思います。


 命名者→藤田 友一氏

留米の椿→枝光ー 桃色、一重咲き、小輪(4月8日))


枝光ー感じの良い花です。
10年以上前に入手いたしました。
桃色の、一重咲きで小輪の可愛い椿です。

香川県の椿→ 左近白ー 白色、一重、筒咲き、筒しべ、小輪


左近白ーヤブツバキ
入手しまして7年位たっています。接木をしてありますので、安心していられます。
一重の筒咲きで筒しべの感じの良い花です。

この花はヤブ椿とのことです。香川県にもたくさんのよい椿がありますね。

新潟県(佐渡)の椿→志賀原ー 赤色、一重、小輪、春咲き


志賀原ー佐渡の椿
入手しまして10年以上たっております。
接木をしておきましたので、10年以上
前に求めた椿は枯れずに毎年花が見
られます。
花の特徴は赤色の、一重小輪で春咲きです。。

五島の椿→佐保姫ー 濃紅色、筒しべ、筒咲き、一重、小輪(4月7日


佐保姫ー数年前の花です

筒長の可憐な花
この花は8年位前に入手しまして接木でそだてていました。庭の片隅にありましたので、
昨日気が付きまして見てみますと、良い花ではありませんか。

自分の記憶に間違いなければ、五島の花に違いないと、確かめました。
やはり五島の花でした。可憐な、ほのぼのとした花に思えます。
私が五島の花を紹介する最初の頃の花ですので、よくこのような素敵な椿を
広大な椿林から選別してこられたかと感心いたしております。

発見者→出口 安雄氏     命名者→岩永 章氏

再登場・五島の椿→翁頭紅ー 濃赤色、長筒咲き、一重、小輪


翁頭紅ー濃赤色の長筒咲き
入手しまして10年ほど経っていると思います。
まことに椿らしい見事な花といえるでしょう。

五島の椿は何度も紹介しておりますが、
本当に色合い、花型、しべ、咲き具合等全てが

見事であると思います。ここ数年五島の椿の
実生花作りに励んでおります。

久留米の椿→出雲香ー 桃色、一重咲き、春咲き


出雲香ー
4年程前にカタログにて購入いたしました。
小輪の有香椿です。

出雲大社藪椿とルッチェンシスの交雑種
とのことです。

玉之浦の実生→4年目にして咲くー 白覆輪は出ず

 


玉之浦の実生ー抱え咲き極小輪

以前紹介しました玉之浦の実生
4年目にして咲き始めました。4月ですので白覆輪がでないのか、あるいは
全く出ない椿になっているのか2〜3年待ちませんと分かりませんが、

極小輪の抱え咲きです。玉之浦の実生でも濃鮮紅色の椿が数種類出て
おりますので、白覆輪は出ないかもしれません。

実生による新花作りはどんな花が咲くか分かりませんので、とても期待と
夢のある趣味だと思います。

新潟の椿→流し雛ー 藤紅、一重,抱え、小輪


流し雛ー小輪
3年くらい前に入手いたしました。小輪の可愛らしい花です。
ウイッパーの実生とのことです。

外国の椿→エレインズ・ベティ(Elaine’s Betty)ー淡桃色地、弁端濃桃色ぼかし、紅の絞、牡丹〜バラ咲き、大輪 


エレインズ・ベティー
5年位前に入手いたしまして、接木にて増やしております。
花弁に多くのフリルが入り、豪華な花ですが、咲くまでは
大変苦労いたしました。
蕾は5つ位つきましたが、ここまで時間がかかりました。
もう少し完全に咲き開いた花をお見せしたいのですが。

3日〜4日経ちましたらご覧いただけるのでは。。。?

アメリカでは大変人気のある椿とのことです。
アメリカから入手したかどうかは確かでありませんので、
外国の椿といたしました。

埼玉の椿→プリンセス雅子ー 白地に紅縦絞、紅覆輪、八重咲き、大輪(4月6日


プリンセス雅子
接木をしまして8年位経っているのではないかと思います。
東京のデパートで見たのが最初でした。

この写真では紅覆輪がよく出ておりません。
イカリ絞の枝変わりとのことです。

久留米の椿→久留米眉間尺ー 紅色、白斑入り、八重咲き、中輪〜八重咲き(4月6日


久留米眉間尺ー白斑入り
昨日咲き始めましたので、春先の品種かと思います。
久留米と名のつく椿は、久留米乙女、久留米源氏、等
があります。

紅色の、白斑入りで八重先の綺麗な花です。

関東の椿→紅車ー 濃桃色、八重、中輪(4月5日)
 

この花は数年前接木をしたものです。
 最初は宝珠咲きですが、次第に花弁が開いてきます。

 花弁の数が多く、14〜15枚位あると思います。
 古典品種とのことです。

             

我が家の近くのヤブツバキ→散歩中に見つけた椿色々ー長い間椿を見ていますと、
                         今まで気付かなかった椿の花に目が向くようになり、
                         今日は新しい花に出会いました。
(4月5日)


@濃紅色ー筒芯、筒しべ

A濃紅色ー最後まで抱え咲きー中輪   B濃紅色ー筒咲き

C淡桃色ー野生の強い香り椿
Aは見事な抱え咲き
Cは野生の強い香り椿
崖の淵にあり今まで
目に留まらず。風で
歩道に落ちている花
びらを拾い車の中で
強い香りに気付く。
  

五島の椿→ 夕やけこやけ 濃紅色、筒しべ、筒芯、小輪久賀島の椿


夕やけこやけ

筒しべ、筒芯

   再び久賀島のつばきを紹介いたします。
  わたしの町よりはるか遠い地で咲き誇る野生の椿の花を見るたびに、一度は行ってみたいといつも思います。
  このような大自然の豊かな環境のもとで生活できることは、何ものにもかえがたいことだと思います。

  花の特徴は濃紅色の筒しべ、筒芯で小輪です。
 
今後ますます椿への情熱を増し、郷土の五島(久賀島)より日本中に新花の誕生を届けて欲しいと願っております。

   発見者→坂谷 一義氏       命名者→岩永 章

  


長崎の椿→おぼこー 濃紅色の一重、筒しべ、抱え咲き、小輪

             


おぼこー別名→玉茜

   この花は10年以上前に田平町の人より穂木を送られ、接木をしたものです。
  抱え咲きの非常に良い花で、一本は庭に植えたい椿ではないでしょうか。

   花の特徴は濃紅色の一重、筒しべ、抱え咲き、小輪です。
  野生椿とのことですが、とにかく抱え咲きの可憐な花で、最後まで花型を崩さないでいます。


中部の椿→胡白蝶ー 白色、一重、筒しべ、小輪〜極小輪(4月5日)

                


胡白蝶ーまとまりのある秀花

  この椿も10年は経っていると思います。
    カタログを見まして、とても綺麗なスッキリとした花でした。

  花の特徴は白色の一重、筒しべで、小輪〜極小輪かと思います。
    花弁に光沢があり、非常にまとまった素晴らしい花です。


新潟の椿→秋艸− 白色、八重、蓮華咲き、筒しべ、大輪

              


秋艸ー長期間咲きます

  この花は10年は経っていると思います。
   新幹線にのり旅行先で入手いたしました。

  花の特徴は白色の八重蓮華咲きで筒しべの大輪です。
   長い間花が咲き、大城冠の自然実生とのことです。


再び五島→久賀島の椿ー @ロザリオの島     A女学生

                昨日久賀島の新花を紹介いたしましたが、今日再び2品種ご覧頂きたいと思います。
               2品種とも久賀島のヤブ椿とのことです。野生つばきの美しさをご覧下さい。

           


ロザリオの島ー筒しべ、筒芯の一重




   @ ロザリオの島濃紅色、筒しべ、筒芯、一重、小輪

         この花もヤブ椿独特の輝きと濃さのある色合いです。
          特に筒しべ、筒芯の見事さには感心させられます。このような花の種子を蒔かれたら、
          ほんとうに限りないヤブ椿の美を求め続けることが出来るでしょう。

       発見者→坂谷 一義氏       命名者→岩永 章

              


女学生

輝きのある良い花ですね

    A女学生→濃紅色、筒しべ、筒芯、筒咲き一重               

          この花も野生椿そのものの輝きを放っております。
           こうして五島の花々をみておりますと、自分で育成しております実生椿がむなしく思えるようになります。

          これらの花々の実生花の作出や、玉之浦やその他の素晴らしい椿との交配をしましたら、
            年齢を忘れて椿の新花を追い求めていくことができるのでは。。。!

         発見者→坂谷 一義氏       命名者→岩永 章

                 


兵庫県の椿→黒百合ー 暗紅色、一重、長筒咲き、筒しべ、中輪

              


黒百合ー千寿と種子姉妹とのことです
 この花は友人に穂木をいただき、接木をしたものです。
   百合の花のような咲き方で、一本は植えておきたい椿です。

   花の特徴は 暗紅色の一重、長筒咲き、筒しべ、中輪です。
   孔雀椿の自然実生
とのことです。

松江の椿→ 石鼎ー 淡桃色、一重、筒しべ、筒咲き、中輪


石鼎ー透き通るような美しさ

  この花は4年程前に入手いたしました。
  挿し木で育てております。今年は接木をして、保存しようと思っております。

  花の特徴は淡桃色、一重、筒しべ、筒咲き、中輪です。
  花の色合いが透き通るような美しさでとても良い椿です。


島の椿→@五輪の歌姫A母の子守唄ー久賀島のヤブ椿 

                今日五島の久賀島の椿の写真が届きまして、皆様にご覧いただきたいと思います。
               玉之浦より始まり、岩永氏の何種類にもおよぶ実生花作出、さらに久賀島のヤブ椿

               五島の大地で育まれたヤブ椿の美しさには驚くばかりです。
               花の色合い、花型、筒しべ、筒芯、一重の猪口咲きから小輪咲きと、さらに花と葉の調和のとれた

               ヤブ椿を見ていますと、この五島にヤブ椿の原点を見いだし、五島に行ってみたい、一生住みつづけたいという、
               気持ちに駆り立てられるのは、私だけでなく、ヤブ椿を愛する人々の願いではないでしょうか。

              


五輪の歌姫

      @五輪の歌姫ー 鮮紅色、筒芯、筒しべ、一重筒咲き

           この花は色の濃い、花型も素晴らしい椿です。
            久賀島の新しい椿ではないかと思います。私達が追い求めている
            ヤブ椿の美がここにあるような気がいたします。

            花の特徴は鮮紅色の筒芯の、筒しべで一重の筒咲きです。
            今まで私の知っている椿は、久賀白、久賀一号等ですがこれからは次々と
            新花の登場を期待できるでしょう。

   発見者→坂谷 一義氏       命名者→岩永 章


母の子守唄

筒しべの筒咲き

A母の子守唄濃紅色、一重、筒しべ、筒芯、筒咲き、極小輪

      この花は優しく、可愛らしい椿で、なんとなく目をそちらに向けたくなるような
       少女のような可憐さを持ち合わせております。

      花の特徴は紅色の一重筒しべ、筒芯の極小輪かと思います。
       いずれにしましても、このような椿を見いだす素晴らしい鑑識眼はすごいものですね。

      私が見ましたところ、侘芯花で葯が退化しているのではないかと思います。

    発見者→坂谷 一義氏       命名者→岩永 章

     


              

ヌッチオ農園の椿→Ay-AY-Ay - 桃色、濃紅の縦絞り、白覆輪が時に入る、八重、中輪

                


Ay-Ay-Ay −

         ヌッチオ農園より入手しまして6年程立っております。
          接木にて今年は花が沢山見られます。

          花の特徴は桃色地に濃紅の縦絞り、白覆輪の入る、八重の中輪です。
          今咲いておりますので、早春咲きといえるかもしれません。


香川県の椿→象山紅濃紅色、一重、筒〜ラッパ咲き、小輪


象山紅ー色の濃い良花

      7〜8年前に入手いたしました。
      花の色合いから判断しまして、ヤブツバキの系統ではないかと思います。
 
      花の特徴は濃紅色の一重、筒〜ラッパ咲きで小輪です。
      ヤブ椿の色合いが出ていて、なかなかすばらしい花です。

関東の椿→紋繻子濃紅色、白斑、八重、中輪


紋繻子ー古典椿
   4〜5年前にカタログにて求めました。
     古典品種とのことで、花弁の数が多い品種です。

     花の特徴は濃紅色の白斑入り、八重の中輪です。

五島の椿→小泊ー 紅色、長筒咲き、4弁花、小輪


小泊ー長筒咲き

 4弁花

    この花は5年ほど前に入手いたしました。
     太い台木に接いで、今では毎年たくさんの花を楽しませてくれております。

     花の特徴は紅色の、長筒咲き4弁花で小輪です。
     五島の野生椿ではないかと思いますが、いつもながら五島の椿には魅了されます。

     最初に発見されました時は三弁花で、その後四弁花、五弁花が出るそうです。

     発見者→吉田 正美氏    命名者→藤田 友一氏


岡山の椿→紅福籠ー 濃紅色、一重、椀咲き〜抱え咲き、小輪

            


紅福籠

愛くるしい可愛い椿です

     この花は6年ほど経っております。
      2日程前に咲き始めました。3月〜4月咲きではないでしょうか。

      花の特徴は濃紅色の一重椀咲き〜抱え咲き、小輪です。
      小輪の可愛らしい椿で、接木にて増やしております。

香川県の椿→羽間ー 紅色、八重、筒〜割りしべ、中輪


羽間

    この花は7年位前に入手いたしました。
    あまりカタログにも載っていませんでしたので、育てて大事にしております。

    花の特徴は紅色の、八重、筒〜割りしべで、ちゅうりんです。


再びご覧下さい→ 陽の岬ー 白花椿の美しさ

                以前紹介いたしましたが、今年、接木しました花が何回も咲き始めております。
               白花椿を代表する花の一つではないかと感じております。ぜひご覧ください。


陽の岬ーB〜C日前咲き始め

極小輪の筒しべ、筒芯で最後までこのまま

以前紹介しました陽の岬

新潟の椿→白覆輪羽衣ー 桃色、紅縦絞り、白覆輪、八重、蓮華咲き、中輪

            


白覆輪羽衣
 この花は数年前に入手いたしました。
   羽衣という名がありましたので、入手したくなりました。

 花の特徴は桃色地に紅の縦絞りが入り、白覆輪の八重、蓮華咲き、中輪です。
  白羽衣、、紅羽衣、絞羽衣等いい花がありますね。

愛媛の椿→湯月ー 乳白色の桃色、一重、筒咲き、筒しべ、小輪

                


湯月
 この花は10年以上前に穂木をおくられ、現在鉢で育っております。
  その当時はあまりよく分かりませんでしたが、なかなか良い花で長く持っていたいと思います。

 はなの特徴は乳白色の桃色で、一重の筒咲き、筒しべ、小輪です。
  今咲いている花は赤の縦絞りが少し入っています。いかがでしょうか。

特別寄稿→ 長年の実生苗作出の研究報告ー 岩永レポート

               五島の岩永氏より、かねてからお願いしておりました実生花作出にいたるまでの長年にわたる研究と、
              努力の成果をまとめました報告が届きましたので、ご覧いただき、これからの椿の実生花作出に役立てていただければと思います。

        一休の自然実生から生まれた細御前ーby  岩永章

      →椿を手掛けた頃は、山取りの根接ぎ中心に増やした。接ぎ口が見苦しい、根張りが弱い、盆栽として不自然等々。それに比べ実生苗による
         幼根接ぎ、緑枝接ぎの方が、あらゆる面において利点が多かった。その延長で、どうせなら実生花を見てから台木にしても遅くないと思った。

       手始めに“ 玉之浦 ” の自然実生に着手したところ、覆輪花が数多く生まれた。白花(鷺浦)も作出。勇を得て他の品種にも挑戦した。
         俗説によると、久留米の一休は白花の名花にもかかわらず、先天的に不稔で交配用の親木として使えないといわれている。

       ところが、20数年前園芸店より求めた” 一休 ”を地植えにして四〜五年後、花が咲き終わった枝を見ていると、小さな実が三〜四個ついている
       のを発見。不稔というからいずれ枯れて落ちてしまうだろうと、諦めていたのだが、順調に大きくなっていった。信じられないことが起こったが、

       一休に間違いなかった。採取して実を開くと、ちゃんと種子が出来ていた。ポリ袋の中に湿らせた水ゴケと一休の種子を混ぜて入れた。
         果して、根が出るか疑問だった。白根が出始めて三〜四センチ伸びた頃、袋から取り出し、ハサミで白根を半分切断。ポットに植え付けた。

       年内に芽が出てきたので、ポットごとビニール袋で密封したまま春まで待った。種子が何個あったか覚えてないが、七本の苗が育った。
         七本の苗のうち三本が五年目に蕾を着け開花した。濃い桃色で花容と葉が一休に類似していた。翌年、残りの四本にも花が咲いた。
    
       前年と似たり寄ったりの一重筒咲きで、色合いも同じその中の一本が、筒芯筒蕊、小輪の上品な花だった。地植えにして数年後の開花は、
       鉢で咲いたときの花・葉よりも一回り大きかった。“ 細御前 ”(ほそごぜん) と 命名。又、細御前、他の一休実生花にも結実が見られる。

       将来、細御前の自然実生にも挑戦をと夢は膨らむ。一休の幼根接ぎした苗が大きくなりすぎたので、地植えにしたところ、奇跡が起こった。。
         毎年結実が見られ、多い年は百個を越えた。実生作りを勧めてきた椿友達に種子を差し上げている。数年後一休の自然実生から
       銘花を作出してくれるものと期待している。

         故、藤田友一氏と親交があった八尋晋策氏所有の一休の枝変わりに“ 白手香 ”がある。極小輪、白の侘芯花である。
       一休があれほどの名品なので、想像がつくと思う。八尋氏から送り届けられた白手香の穂木を幼根接ぎして、試作していた

       藤田氏が亡くなった後、娘さんが形見として一鉢持ってきてくれた。固定はしていないが、咲き分けている。侘芯花が咲いた花だけを接木、
         挿木と挑戦しているのだが、成功率が悪い上に咲き分ける。正常花にもどるので、固定できないでいる。

       白手香を一本畑に移植。最初の頃は、侘芯花も咲いていたが、成長するにつれ、正常花が多くなった。ひょっとしたら、結実があるかも?。。。
        あった☆。 数個ではあったが、実をつけた時は天にも登った気持ちだった。これで一休にもまれに結実することに確信を持った。
        
       昨年も十個程採取。採りまきしたところ、十月末発根、根切り植え付け、早いのは11月に発芽。現在ビニール袋の中で成長している。
       数年前から白手香自然実生の姉妹は、五島ヤブツバキ自然実生苗と仲良く育苗中である。まだ見ぬ花を今年こそはと、夢を膨らませている。

       朗報を紹介できると言いのだが。。。。。。。! それにしても、自然の妙に驚くばかりである。

       → この報告は五島の岩永章氏であるが、細御前作出までには思考錯誤して、諦めずに、自分の夢に向かって突き進む姿が表れております。
         何事もこつこつと努力しながら一生懸命やっていると、色々なことが分かり始め、思いもしない新発見へとつながるのでは。。。。?
         苦節10年と言いますが、岩永氏は実生作りを始めて10年以上になられると聞いております。彼の椿への思いに拍手を送りたい気持ちです。


         


細御前

白手香ー撮影ー岩永氏


        

原種椿→淅江紅花油茶ー 赤色、抱え咲き、中輪、

                      


淅江紅花油茶
   この花は10年以上経っております。
    最初の頃は黄色の原種を集めておりましたが、なかなか管理の面で、
    難しく、今ではクリサンソイデスとクックホンエンシスだけになってしまいました。

    この花の特徴は赤色の抱え咲きで、中輪です。葉は肉厚です。

実生花→永遠の愛(とわのあい)− 濃紅色、一重、小輪親不明の実生花


親不明の実生花ー小輪

永遠の愛ー咲き始め

   この花は5年位前に種子をまいて大事に育ててきた椿のひとつです。
     種子を蒔きましてから5年は過ぎていると思いますが、これからが楽しみです。

    花の特徴は濃紅色の一重、極小輪です。
     五島の岩永氏の実生作りに刺激をうけまして、毎年蒔き続けております。


久留米の椿→紅羽衣ー 濃紅色、八重蓮華咲き、筒しべ、中輪


紅羽衣
  この花も九州より求めました。
    羽衣というと、自分では綺麗なよい花というイメージがありますので、
    羽衣とつく花は求めております。

  花の特徴は濃紅色の八重蓮華咲きで、筒しべの中輪かと思います。
    愛媛の白羽衣も綺麗な花です。

葉変わり椿→白金魚葉椿ー白色、一重、中輪、葉は金魚葉

                      


白金魚葉椿
 この花は九州より入手いたしました。
   葉が変わって金魚葉ですので、おもしろいかなと思い求めました。

 花の特徴は白色の一重中輪で、葉は金魚葉です。
   金魚葉の椿がありますと実生でも金魚葉の新花が生まれるとのことです

2月接木の成長具合→ 1ヶ月15日経ちました。アザレアも来年には咲いてくれるかも。。。?

                        アザレアは早咲きとのことですので、7月から咲き始めるかもしれません。
                       ですから太い台木に4−5本今年は接いでみました。

                       昨年接いだアザレアは全部成功しまして、順調に育っております。細葉で少し匂いがするかも。。。?


上側の右ーアザレアー芽が動いております。ローソク使用。

昨年咲きましたアザレア

五島の椿→新花のお知らせ@うたたね  Aはるの調べ                 

                 


うたたねー新タイプの椿
@うたたね(新花登場)ー 赤色、抱え咲き、一重、中輪

        この花は昨日五島より、写真が送られてきました。
                  
        花の特徴は赤色の抱え咲きで一重の中輪です。
        最大の特徴は花弁が雄蕊を覆い、つばきの花としては珍しい咲き方をしていることです。

        時に、全く花弁が開かず、そのまま落下してしまう奇形みたいなものもありますが、このうたたねは違った意
        味で価値のある椿といえるでしょう。
        この花は蜜姫の実生花とのことです。花型としては蜜姫の遺伝子を受け継いでいるのでは。。。?

                       作出者ー命名者→岩永章氏

                   


はるの調べー筒芯の見事な花
  Aはるの調べ(新花登場)濃赤色、筒しべ、筒芯、一重
                
         

         この花も昨日送られてきました。
         親不明の自然実生とのことです。花弁も美しく、なによりも筒しべ、筒芯のみごとな椿です。

         春の花にふさわしく、ネイミングも素敵ですね。花自体の美しさも必要ですが、名前のつけ方で求めたい
         気持ちが強くなりますね。

                     作出者ー命名者→岩永章氏

山の自然実生→ ふるさとの香り(仮称)ー 白色、筒しべ、一重、中輪



山の自然実生苗を家で育てる

   この花は山で自然実生苗を育てた椿です。
   この一本だけ白花で残りは全部赤色でした。

   おそらく周囲に白椿があったか、鳥が運んだのでは。。。。?
   すでに6年経っております。

2月15日の接木状態ー 毎日観察して楽しみです。

                  今年は2月、3月に穂木が送られてきましたので、40本位接ぎました。
                 いつもならば、夏接ぎが主でしたが、考えながら自分なりに工夫をして大事に管理してきました。

                 幸いにも、40本ほとんどが上手くいっているようで、安心いたしました。
                 穂木の数は700〜800くらいかと思います。平均20本位一本の木に接いだことになります。


2月15日に接いだ穂です。だいぶめが動いてきました。アザレア。ソウシン侘助、タマ・アメリカーナ、白孔雀、玉童子等15種類30本。台木は太いです。最上部に4本接いであります。接いだところにローソクをぐるりと垂らしてあります。ローソクの盛り上がりが見えますか。。。?白くなっていますが。あと15日もたてば芽を開くかも。。?

外国の椿→ファイヤー・ダンスバ鮮濃紅色、白斑、八重蓮華咲き、大輪


ファイヤー・ダンスバー
 この花はカタログにて入手いたしました。
                
 花の特徴は鮮濃紅色で白斑の八重蓮華咲き、大輪です。
 人目をひく豪華な花です。写真でしか花を見せられないのが残念です。

県不明の椿→緒方白ー 白色、一重、極小輪
    



緒方白ー私の感じでは良い椿です。

   この花は東京の園芸店で入手したものです。
   極小輪のなかなか可愛らしい椿で、今では接木にて大きくなっております。

   花の特徴は白色の一重極小輪です。私の好きな椿です。


久留米の椿→紅の剣ー 濃紅色、八重蓮華咲き、中輪
                 



紅の剣ーレンゲ咲き

   3年ほど前にカタログにて入手いたしました。
   レンゲ咲きというのでどんな花か育ててみたくなりました。

   花の特徴は濃紅色の八重で、レンゲ咲きの中輪です。


新潟県の椿→ 舞楽ー 赤に白覆輪、一重、中輪
                 


舞楽ーほんの僅かに白覆輪が見えます

 4年前に接木をいたしました。
 玉之浦の自然実生とのことですが、今の時期ですので、覆輪の出は芳しくありません。
 
 花の特徴は赤に白覆輪の一重中輪です。
 少し早く咲きますと白覆輪は見事にでます。


接木の状態→我が家のその後の成長具合

                  昨日も少しお知らせいたしましたが、
                 10月と11月接木と1月の接木状況をご覧下さい。

                 1月2月は少し目が動いている状態です。昨年の10月11月は芽が開きそうな状態です。


1月接木ー芽が少し動き始め

1月接ぎー少し動き始め(30本接木)

10月ー11月接ぎ(芽が開きそうです)(35本くらい接木)

長崎の椿→青海白ー 白色、一重、猪口咲き、筒しべ、極小輪


青海白ー極小輪の可愛らしい花です
 接木をしまして10年以上経っております。
 なかなか良い花で、小輪の白花ではすぐれているのでは。

 花の特徴は白色の猪口咲きで筒しべです。
 対馬の野生椿とのことです。

松江の椿→出雲安寿ー 淡桃色の一重、筒咲き、筒しべ、中輪

                 この花は接木をしまして4年程経っております。
                
                花の特徴は淡桃色の筒咲き、筒しべで可愛らしい花です。


出雲安寿

  この花は接木をしまして4年程経っております。
                
  花の特徴は淡桃色の筒咲き、筒しべで可愛らしい花です。


愛媛の椿?→伊予桃ヤブー 明るい桃色、筒咲き、中輪


桃ヤブ

   この花は穂木をいただき、接木いたしました。
   愛媛県の趣味家より送られましたので、愛媛県の椿ではなかろうかとおもいます。

   花の特徴は明るい桃色の、筒咲き、中輪。自分ではなかなか良い花ではないかと思っております。

有香椿→軟風ー 淡桃色、平開咲き、友香



軟風

    この椿は挿し木苗ですが、1m50cm位になっております。
    香り椿とのことでしたので、春風、浅香姫、月待姫等と一緒に求めました。

    花の特徴は淡桃色の平開咲きの香り椿です。
    ユキ芯の多花性で、花色は綺麗です。

接木の様子→皆様の接木の経過はいかがですか。。。。?

                 そろそろ3月も終わりになろうとしています。接木をされました方々の経過はいかがでしょうか。

                私が昨年の10月11月に接木しました穂木の芽が動き出して、いまにも開きそうになりました。
                2月、3月に接ぎました穂木はほんの少し芽を動かしましたが、まだまだのようです。

                春の接木に失敗しましたら、今度は7月に、また失敗しましたら、もう一回と11月の暖かい日まで
                何回も試して下さい。最も確実なのは10月〜11月です。その年には芽を出しませんが、下の写真のように、

                3月の下旬から4月の中旬位までに芽を伸ばしてくると思います。接木そのものは心配はいりませんが、
                その後の管理が大事ではないでしょうか。でも最初は大変ですね。がんばって成功してください。


3月26日の状態です。殆ど全部芽がうごきだしました。

久留米の椿?→伊福ー 薄紅色の、筒しべ、筒咲き、一重中輪



伊福

    この花はカタログで入手いたしました。3年位前かと思います。
    おそらく久留米の椿ではないかと思います。

    花の特徴は薄紅色の筒咲きで筒しべの、最後まで花型を崩さないで咲いております。


愛媛の椿→紫泉ー 暗紅色、筒咲き、筒しべ、小輪


紫泉ーきりっとした筒咲きで筒しべ

    この花は10年は経っていると思います。
    穂木を送られまして接木をしたものです。

    花の特徴は暗紅色の筒咲き、筒しべで小輪です。
    大洲産の野生ヤブ椿とのことです。


松江の椿→出雲大社藪椿ー 濃紅色一重、筒咲き、筒しべ、小輪                 


出雲大社藪椿

        この花は接木にて保存してあります。
        以前から名前のよく知られたツバキで、ぜひ欲しいと思っておりました。

        花の特徴は濃紅色の一重筒咲き、筒しべの小輪です。
        白髪山とともに、松江を代表する椿ではないでしょうか。


石川県の椿→黄の旋律ー クリーム黄色、八重〜獅子咲き、大輪


黄の旋律

       接木をしまして今年で3年目です。花が沢山咲きだしました。
                 
       花の特徴はクリーム色の黄色で八重〜獅子咲きで大輪です。
       私の感じるところでは、黄色の原種以外はそんなに黄色の濃さを期待できないかも。。。。?

       黄の旋律の枝変わりに新世紀があります。さらにまた新花ができたそうです。


愛媛県の椿→伊予小町ー紅色、一重、猪口咲き、極小輪 
 
                 


伊予小町

     この花は15年前位に穂木を送られて、接木をしたものです。
     挿し木苗は全部枯れたり、友達にあげたりしてこの一本だけ残りました。

     花の特徴は紅色の一重猪口咲きで、極小輪です。
     やはり接木をしておくことは大事だと思いました。胴接ぎですと枯れにくいですね。


宮崎県の椿→紅日向ー 濃紅色、千重咲き、中〜大輪


紅日向

ベラロッサー今満開です

      カタログで入手いたしました。
      今、花が咲き始めました。同じように、アメリカのベラ・ロッサも咲き始めました。

      花の特徴は濃紅色の千重咲きで中〜大輪です。


香川県の椿→さぬき奴ー 紅色、一重、中輪


さぬき奴
 接木をしまして4年目です。
  今、満開の状態です。早春咲きかも知れません。
       
  花の特徴は紅色の一重、中輪です。

対馬の椿→酸豆金剛院ー 濃紅色、猪口咲き、極小輪



酸豆金剛院ー猪口咲きの筒芯です

    5年前位に入手いたしました。
    今、満開です。接木で保存してありますので、今では1m40cm位になっております。

    花の特徴は濃紅色の、猪口咲きで、極小輪です。
    五島や対馬の椿は色彩が鮮やかですね。

京都の椿→壷中の夢ー 濃紅色、抱え咲き、中輪

                                 


壷中の夢
  5年位前にカタログにて入手いたしました。
  今咲いていますので、春咲きではないでしょうか。

  花の特徴は濃紅色の、抱え咲き、中輪で閉芯です。
                 

大阪の椿→こがねゆりー 淡黄色、小輪。葯退化


こがねゆり

  この花は8年位経っております。
  2本2m位になって今満開です。


  花の特徴は淡黄色の、小輪で葯が退化しております。
  バーバラ・クラークと金花茶との交雑種とのことです


石川県の椿→加賀の白梅ー白色、 平開咲き、一重、中輪
                  


加賀の白梅
   この花は10年以上経っております。
   雪椿の品種で白花の綺麗な花です。

   花の特徴は白色の、一重中輪で、雪椿状芯です。

兵庫の椿→千寿ー 暗紅色、長筒咲き、一重、中輪


千寿ー長筒咲きの良花
 この花は10年以上経っております。
 兵庫の椿はそれほど育てておりませんが、少しずつ集めたいと思います。
      
 花の特徴は暗紅色の長筒咲きで一重中輪です。
 孔雀椿の自然実生とのことです。また黒百合とは実生姉妹とのことです。

愛媛の椿→志々満ー白、筒しべ、筒芯、一重小輪


   この花は10年以上前に穂木を接木したものです。
   愛媛県の伊予椿の品種ですが、伊予椿も良い椿が多いですね。

   花の特徴は白色の筒しべ、筒咲きで一重の小輪です。
   野生のヤブ椿ではないかと思います。宝川、玉三郎、湯の町紅、伊予小町,紫泉等15種類ほど育てております。

五島の椿→現珠院ー 濃紅色、一重、ラッパ咲き


   この花は5年程前に入手しました。
   五島の銘花20選にも載っております。

   花の特徴は濃紅色の一重ラッパ咲きで、色合いが濃い椿です。
   五島の椿の実を蒔いて新花を作出するとすばらしい椿がみられるのでは。

種子島の椿→青い珊瑚礁ー 紅色〜時により少し紫、一重筒咲き、筒しべ、中輪

    この花は10年は経っていると思います。
    紫色が出るとのことで少し太い接木を求めました。

    花の特徴は紅色〜ほんの少し時期の早いときに紫がでるくらいです。
    私の所ではほとんど紅色で、少し期待はずれでした。おそらく気象条件とか、高山辺りでは紫が出るのでは。


京都の椿→高尾ー 濃紅色、筒しべ、筒咲き、小輪


高尾ーヤブ椿の色合いがします

   この花は6年ほど前に入手いたしました。
   色合いから見まして、ヤブ椿ではないかと思います。

   花の特徴は濃紅色の筒しべ、筒咲きで一重小輪です。


石川県の椿→専徳庵ー 淡桃色、一重、筒しべ、小輪


専徳庵ー加賀侘助の自然実生
    この花は5年程前に入手いたしました。
    比較的長く咲きます。

    花の特徴は淡桃色の一重、筒しべ、筒咲きの小輪です。
    加賀侘助の自然実生とのことです。

愛媛の椿→津島ー 濃赤色、一重筒咲き、小輪



津島

   この花は穂木を送られまして、接木をしたものです。
   ヤブ椿ではないでしょうか。

   花の特徴は濃赤色の一重小輪です。
   四国にも良い椿が沢山ありますね。

五島の椿→紅栄の実生ー 濃緋色、筒しべ、筒芯、一重、筒咲き



紅栄の自然実生

筒蕊、筒咲き

 この花は昨日届けられた新花です。
  紅栄の自然実生とのことですが、名前はまだついておりません。

  花の特徴は濃緋色の筒しべ、筒芯、一重の筒咲きです。
  五島の大地で次から次へと咲きほこるまだ見ぬ新花に驚くばかりです。
                 
  毎日、毎日今日はどんな花が咲くのか、明日はどうかと思いながら過ごすことを考えるだけでも、
  わくわくしてくるではありませんか。目標と夢に向かって突き進むその強い信念こそが、
  夢の椿を世に送り出す原動力になっているのではないでしょうか。紅栄の実生ですので良い花ですね。

                 作出者→岩永章

中部の椿→日和山ー 朱紅色、一重、中輪



日和山ーヤブ椿

    この花は10年位経っています。
    ヤブ椿とのことです。ある程度抱え咲きに見られます。

    花の特徴は朱紅色の一重で、中輪です。


長崎の椿→有喜小町ー 濃紅色、筒しべ、小輪
                 


有喜小町ーヤブ椿の美しさがあります

小輪の筒しべ

    この花は7〜8年前に入手したものです。
    ヤブ椿とのことです。長崎県周辺にも魅了する椿が多いですね。

    花の特徴は濃紅色の筒しべで、小輪です。
    ヤブ椿は本当に見ていて飽きないですね。九州全体のヤブ椿だけで庭を飾りたい気持ちです。

五島からさらなる新花の誕生ー 

              @みさ子慕情 A黒潮の詩 B銀盤の女王 C黒いダイヤ 

                  この暖かさで見事に花々が咲き乱れ、庭の椿も満開になりました。
                 再び五島より南国の香りが届きました。再びご覧いただけることを嬉しく思います。


みさ子慕情

みさ子慕情

      @みさ子慕情ー濃赤色の筒しべ、筒咲き、一重小輪
                      
           この花は五島の椿20選にも選ばれております。
           五島のヤブ椿とのことです。紅栄と同じ日に発見されたとのことです。
           またその当時は新婚とのことで思い出の椿だそうです。

            発見者→坂口栄氏   命名者→岩永章


黒潮の詩ー筒しべ

黒潮の詩ーヤブ椿

A黒潮の詩濃紅色、筒しべ、筒芯、一重小輪

             この花はやはり五島のヤブ椿とのことです。
             筒しべ、筒芯の良花で、ヤブ椿らしい色合いと可愛らしさがあります。

          発見者→藤田久之氏     命名者→岩永章


銀盤の女王ー筒しべ

銀盤の女王ー紅栄実生

       B銀盤の女王濃赤色、筒しべ、筒芯一重小輪                       

            こな花は紅栄の実生とのことです。
            紅栄は五島椿の20選の一つですので、その実生花も素晴らしい花です。

            作出者ー命名者→岩永章


黒いダイヤー筒咲き

黒いダイヤー筒しべ

C黒いダイヤ→濃赤色、筒しべ、筒芯、小輪

       この花は親不明の自然実生とのことです。
       やはり五島独特の色合いと輝きのある椿です。

        作出者ー命名者→岩永章

 →五島の地も椿の満開は過ぎて、新緑の時期へと季節が動いているようです。
       このページで数回にわたり五島の新花をご覧いただける機会を得ましたことはほんとうに幸運だったと思います。
       新花の作出は長い時間がかかるように思えますが、最初の4〜5年が過ぎてしまえば、
       毎年違った椿の誕生を期待できますので、やはりこつこつと種子を蒔かれることですね。 いかにそのことが大事かを痛感いたしました。
       また今年の末から〜来年にかけて五島の新花をご覧いただける機会が得られましたら、すぐにでも紹介したいと考えております。


五島の椿→えび茶式部ー えび茶色、一重、筒しべ、小輪


えび茶式部
  この花は数年前入手いたしました。
  名前の変わった椿でどんな椿かと興味がありました。
  
  花の特徴はえび茶色の一重筒しべ小輪です。
  五島のヤブ椿とのことです。

関東の椿→羽衣ー 淡桃色、八重,蓮華咲き、筒しべ、中大輪


羽衣

   この花は最近接木したものです。
   昔からよく知られた椿で、人気のある花ではないでしょうか。

   花の特徴は淡桃色で八重の蓮華咲きです。
   同じ名前で関西羽衣と肥後羽衣があります。またーー羽衣とつく椿も数種類ありますね。


中部の椿→孔雀椿ー 濃紅色、白斑入り八重、蓮華咲き、中輪


孔雀椿
    この花はだいぶまえに 入手いたしました。
    花も葉も細長くて、綺麗な椿です。

    花の特徴は濃紅色の白斑入りで、八重の蓮華咲きです。
    白斑が多く入るととても綺麗です。

愛媛の椿→白眉ー 白色一重、筒しべ筒咲き、小輪
                 


白眉
    この花は穂木を接木したものです。
    10年くらい経っております。長期間咲くようです。

    花の特徴は白色の筒咲きで、小輪です。
    少しふくらみのある良い花です。

国椿→ナイトライダー・ 黒赤色、八重咲き、小輪
                 


ナイトライダーー実際はもう少し黒味がかっています

     この花は7〜8年前に求めました。
     ヌッチオ農園から入手したものと思いますが確かではありません。

     花の特徴は黒赤色の、八重咲き小輪です。
                 

熊本の椿→幸楽ー薄紅色に紅の縦絞り、一重平開咲き


幸楽ー縦絞りが多くでます

      この花はカタログで求めました。
      肥後椿も欲しくて、王冠と一緒に求めました。

      花の特徴は白〜薄紅色に紅の縦絞りが沢山入る一重の中輪です


有香椿→衣通姫ー 淡桃色、丸弁一重、香り椿


衣通姫ー良い香り椿です

     この花は10年以上まえに接木をしたものです。
                 
     花の特徴は淡桃色の丸弁で、一重の香り椿です。
     とても可愛らしく、花型の良い極小輪花です。

接木について→管理の面は大丈夫ですか

                  今年接木をされましたら、その後の管理がとても大切です。
                 温度がだいぶ上がっておりますので、寒冷紗等で覆ってください。
                 また鉢の中に水滴が落ちないで、乾いでいましたら、様子を見ながら水を与えて下さい。

                 細根がたくさんある台木で接いだ後に鉢に植えますと、水のやりすぎで根が腐ってしまいますので、
                 水の与え方には注意が必要となります。これからの温度の上昇にはくれぐれも注意して下さい。
                 光の当たらない場所に置いてはいけないです。必ず、陽だまりの所に置いて、日除けをして下さい。


千葉の椿→百合絞りー 白色、紅の大小縦絞り、細長い筒〜ラッパ咲き、中輪
                 

     だいぶ前に接木をしたものです。
     絞りは安定してなく、この写真のように白花や赤花もでやすいと思います。

     花の特徴は白色の、紅の大小縦絞りで、細長い筒〜ラッパ咲きの中輪です。


長崎の椿→鎮信ー 白、長筒咲き、筒しべ、中輪


鎮信

長筒咲き
  数年前に穂木を接木したものです。
  長筒咲きの花形の綺麗な椿です。

  花の特徴は白色の長筒咲きで筒しべの中輪です。
  花弁は丸くしわがほとんど見られない。

長崎の椿→玉盃ー 移り白の一重、筒咲き、筒しべ、中輪


玉盃ー良い花ですね

     この花は穂木を接木したものです。
     大きくならないように切り詰めております。

     花の特徴は移り白の一重で、筒咲き、筒しべです。
     とても上品な花で人気のある花ではないでしょうか。


鹿児島の椿→サツマ白さぎー白、長筒咲き、中輪


サツマ白さぎ
     この花は九州の椿愛好家より穂木を送られ、接木したものです。
     写真の中にサツマ白さぎと書かれてありましたのでそのまま使用させていただきました。

     花の特徴は白の長筒咲きで、中輪です。
     感じの良い花で、なにか温かみのある椿です。

新潟の椿→越の麗人ー 乳白色、紅覆輪、八重咲き、中輪


越の麗人ー咲き始め

   この花は10年位経っております。
   カタログで購入いたしました。

   花の特徴は乳白色の紅覆輪で、八重の中輪です。
   時に縦絞りや、吹掛け絞りが入ります。綺麗に紅覆輪だけ出てくれると良いのですが。


外国の椿→ゴールデングロー・ 淡クリーム黄色、半八重咲き、中輪


ゴールデングロー

      この花は挿し木苗を購入しました。
      今では毎年花を楽しませてくれております。

      花の特徴は淡クリーム黄色の半八重咲きで中輪です。
      今咲いておりますので、早咲きではないのでしょう。金花茶の色を見ますと、すこし物足りないかも。。。?


長崎の椿→肥前薄雲ー 淡桃色、白覆輪、筒芯、一重ラッパ咲き
 
                


肥前薄雲
      この花は10年以上前に長崎の田平町の人より送られた穂木を接木したものです。

      花の特徴は淡桃色の白覆輪で、筒芯のラッパ咲きです。薄紅の縦絞りが入ります。
      当時はかなり評価された椿ではなかったかと思います。

ヌッチオ農園の椿→レモンドロップー クリーム黄色、八重咲き、小〜中輪


レモンドロップ

     7〜8年前にヌッチオ農園より求めたものです。
     小〜中輪の八重咲きで可愛い椿です。

     花の特徴はクリーム黄色の八重咲き中輪です。


石川県の椿→黄鳳ー 淡黄色、筒咲き、筒しべ、一重、小輪


黄鳳ー葉が寒さで痛んでいます

      この花は10年位経っていると思います。
      挿し木苗で購入して、2m位になっております。

      花の特徴は淡黄色の筒咲き、筒しべで一重の小輪です。
      金花茶との交配種ですが、庭に植えたままですが、枯れるまでにはいきません。


中部の椿→宝授盃ー 朱紅色・筒咲き・筒しべ中輪


宝授盃

     この花は10年以上前に入手いたしました。
     カタログで求めましたが、いろの濃い椿との印象が残っております。

     花の特徴は朱紅色の筒咲き、筒蕊でなんとなく酒盃を感じさせるのではないかと思います。


愛媛の椿→伊予遠茜ー 濃赤色・ 一重筒咲き


遠茜
    この花は10年以上前に愛媛の椿愛好家より穂木を送られまして接木をしたものです。
    伊予遠茜で載っていました
               

    花の特徴は濃赤色の一重筒咲きで中輪かと思います。
    遠茜という名前のついた椿は新潟県と岡山県にも見られると思います。

                        
 タマ・グリッターズの白覆輪→3月15日の状態                       


よく白覆輪が出ていると思いますが
    以前お知らせしたことがありますが、今日咲きました花の白覆輪の状態です。
    他の玉之浦系の白覆輪がだんだんと少なくなる傾向にありますが、
               
    この花は比較的白覆輪がよくでております。

五島の椿→紅栄再登場ー 今日再び咲き始め

                以前載せたことがあるかと思いますが、今日再び咲き始めましたのでご覧ください。
               濃紅色の筒咲き、筒芯の良い花です。私が好きな花の一つです。


外国椿→ベティーズビューティー 白地に赤覆輪・牡丹咲き、大輪


ベティーズビューティー

     この花はおそらくヌッチオ農園から入手したと思いますが、確かでないので外国椿としました。
               
     花の特徴は白地に紅覆輪が入り、非常にあざやかな花です。
     花自体はすこし寒さに弱いかもしれません。この花はベティー・シェーフィールドの枝変わりとのことです。


新潟の椿→紅小愛(合)−濃赤色・一重小輪

     この花はカタログで購入いたしました。
     新潟県で発見されたヤブ椿だと思います。

     花の特徴は濃赤色の一重小輪です。
     名前の紅小愛は紅小合とかかれているカタログもあります。私が購入しました時は紅小愛だったとおもいますが。。?

五島の花輪→ご覧ください今咲いている五島の椿の香りです
                まだ咲いていない花も数種類ありますが今日一緒に咲いた花を写真にしました。
               上手く撮影できていれば良いのですが。五島の椿は全体的に花びらの色が濃く燃えるような輝きを放ちます。

               ですから、その種をまいて新しい花を作り出す作業は実に楽しみでもあり、私が住んでいる地域では
               絶対手に入らぬ見事な椿の誕生を生み出すことでしょう。

真ん中ーピオニークイーン
上真ん中より順次右側へー
          玉之浦
          白斑入り旅情
          旅情
          紅湖畔
          白斑入り旅情
          紅栄
          春望


岡山の椿→備中ー 濃紅一重・長筒芯、小輪


備中ーヤブ椿の美を連想させてくれます

備中ー岡山にも良い椿が多いですね

           この花は5年位前に入手しまして、接いであります。
                     
           はなの特徴は濃紅色の長筒芯で小輪であります。
           花の色や形は見事で、椿らしい美を持ち合わせていると思います。

中部の椿→春の雪 ・ 白色一重小輪


春の雪

      この椿は数年前に入手いたしました。
                        
      花の特徴は白色の一重小輪で可愛い感じのする椿です。
      フラテルナ系とのことです。下向きに頭を垂れて咲き出します。

新潟の椿→佐渡紅覆輪ー 桃色に紅覆輪と紅の小紋絞りが入ります


佐渡紅覆輪ー新潟を代表する椿では?

         この花は10年以上前に入手いたしました。
         大きな椿の根についであり、その根に石が絡んでいます。

         花の特徴は桃色に紅覆輪と紅の小紋絞りが入り、鮮やかな花を表現しています。
         この花は、越の麗人、秋艸、紅焔、越の吹雪等とともに新潟を代表する椿の一つだと思います。

玉之浦の白覆輪→3月中旬の状態ー やはりある程度は接木した枝に左右されるのか。。。?

                         今日玉之浦の挿し木をしました苗から花が咲きましたが、昨年より1ヶ月以上も遅く咲きだしました。
                        昨年は1月の下旬に咲き出し、白覆輪も見事でした。下に写真がありますが、

                        今の時期でこれだけの白覆輪がでていれば良いのではないかと思います。
                        玉御前や玉の八重曙等は2月の下旬頃には白覆輪はだいぶ少なくなっていました。

                        白覆輪の問題は時期や、肥料や木の成長過程によるのか、あるいはほとんど遺伝子の良さ、悪さで
                        決まってしまうのか。。。。?今日の花の状態を見て感じることは、白覆輪が3月まで良く出ている枝に
                        ヒントがあるかもしれません。また咲く時期にも関係があるのでは。。。?もしかすると何十年も成長した
                        木に安定した白覆輪が見られるのかも。。。。?なんとかいつでも白覆輪を出したいと願っております。
                       


3月13日咲き始める

今の時期では良い方では?

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