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豆知識→ 横杢斑について

      錦葉椿にはウイルスによるものとキメラによるものがあると聞いております。
      ウイルスによるものは、ほとんどが接木等によって斑が出るとのことですが、

      花に斑が出るのは綺麗ですね。さて、横杢斑についてですが、波状や、かすれた
      模様など様々だと思いますが、ウイルスとの関係はどうなのか?

      これに反して、葉脈に平行に斑がある場合は安全ではないかと言われております。
      天が下や糊こぼし等は綺麗な花ですね。でも、斑入りの接木の際は少し研究されて

      接木をされてください。斑をそれほど心配しなくても大丈夫との解説もあります。
      木の樹勢にも関係があると思いますので、沢山斑が出る場合はその枝を切ったら

      良いかと思います。木全体に班が出ることは少ないですね。全くの素人の心配事
      だと思って読んでください。明日より写真が載せられると思います。
      

袖の香と香り椿

      昨日お話いたしました袖の香の花とメジロの写真です。昨年ご紹介いたしました。
      花の写真があまり良くありませんが、この花に毎年色々な鳥がきまして、花びらを

      つついでおります。香りに誘われるのか、必ず数羽でやってきます。いいものですね。
      さて、現在香り椿も50種類以上あるかと思いますが、私が育てている品種は、浅香姫
      
      祝いの杯、清香、香妃、小烏、古都の香、十里香、春風、衣通姫、月待姫、南風、額田姫、
      ポップコーン、みやす姫、匂吹雪、 朝露
彩香等です。この中では、衣通姫、額田姫、古都の香

      等が好きな椿です。いずれも小品盆栽には適しているのでは。彩香もいいですね。ある程度、
      数種類の花がありますと、それぞれの花を引き立ててくれますので、皆様も数種類香り椿を

      コレクションの中に入れられたらと思います。
      

袖の香とメジロ

強い香りに引き寄せられるのか

毎年メジロの姿を見られます。

写真を撮るのに苦労しました。


袖の香とイラワジエンシスの種間雑種

       数日前にご覧いただきました袖の香ですが、私の兄から読み方は何と読むのかと
       尋ねられました。普通は、そでのかおりと読むのだがと言われました。

       私も間違えるといけませんので、本で確認して、そでのかとなずけられていることを
       話しました。名前の呼び方は難しいところがありますね。この花はアメリカのアッカーマン

       が作出されて、日本の安藤氏が命名したと聞いております。花の匂いはそれほどないように
       思えますが、枝を切ったりしますと、強い匂いがいたします。香りがすごく、すばらしいという

       わけではないように思えますが。ただし、成長が良く、育てやすいと思います。交配種として
       価値のある品種かもしれません。私の家には大きな木があり、毎年メジロが沢山訪れております。

       さて、イラワジエンシスはおに似ていて、日本の椿とよく交雑すると聞いております。
       私が持っています品種は吉兆初釜等ですが、錦初釜という品種もあります。

大阪の椿→錦初釜ー白色・赤縦絞り・抱え咲き・小輪

   花の特徴は白色の赤の縦絞りが入り抱え咲きです。
       
   松浪とイワラジエンシスとの種間雑種とのことです。

   比較的早咲きですが、少し寒さに弱いかもしれません。
大阪の椿→吉兆淡桃色・唐子咲き・小輪

  錦腰蓑との種間雑種とのことです。
  花の特徴は淡桃色の唐子咲きで小輪です。
  
  良い名前であると思います。

  錦初釜と同様寒さには弱いかもしれません。


       
       


錦葉とポット苗の管理

       葉に淡黄色の斑が出るものには昨日述べましたウイルスによるものと
       枝変わり(遺伝子の変化)によるものがありますが、時々私も間違える

       ことがあります。野山で錦葉を見つけられて、専門家に送ったところ、ウイルス
       よるものが多いようです。錦葉は葉の全面に出やすく、ウイルスによる

       淡黄色の斑は一定していなく色々な形があるとのことです。ただ、錦葉には
       散り斑、中賦、掃込斑、外覆輪等があり、慣れてきますと違いが分るとの

       ことです。以前聞いた話ですが、なぜか新潟には錦葉が出るとのことです。
       温泉に関係があるのかも?新潟にあります寂光という椿は移り白ですが、

       赤花がウイルスによって変化したのではないかと聞いております。接木には
       できるだけ安全のために、その木の穂は利用されない方が良いかと思います。
        
       さて、最近ポットの小さな苗を求められましたら、南側の暖かな地中ポットのまま
       仮植えされるか、少し大きめの鉢にそのまま仮植えされるとよいと思います。

       これからは、寒風等に気をつけて管理されると良いですね。写真は来週の月曜日
       から載せられると思います。


ウイルスと葉挿しについて

       昨日ウイルスについて述べました。葉の色が変わり、赤花には白斑が
       入り綺麗に見えますが、そのほとんどがウイルスによるものだと聞いております。

       そのウイルスもどのくらいあるか分らないのではないかと、説明される専門家も
       おられます。白斑の入っています花を求められて、花が咲いてもカタログの花色

       と違い、白斑が多かったり少なかったりするのではないかと思います。ウイルス
       によるものですから、一定しないと思います。時々販売店に問い合わせがあるそうです。

       接木される時に注意されることは、
            @ 白斑の出る品種は最後に接木する

            A 白斑の出る品種を扱うハサミとナイフは別にする。

            B 接木前と接木後に熱湯に3〜4分ナイフやハサミを浸す。

        本日長年接木をされております方にお聞きしましたが、一度ウイルスが入りますと、
        消えることはないようです。木全体に出ていなくても、その木の穂を接木しない方が

        安全ではないかと話されました。岩根絞やコーネリアン等白斑の入る椿を接木
        されます時は最後にするか、ナイフ等は別々に分けて使用されると良いのではないか

        と思われます。さて、7月に葉挿しをしまして、本日引き抜いてみましたが、根が完全に
        出ていませんでした。カルスを巻いて、ほんの少し根が出ている状態でした。もう少し

        管理と研究をしていれば、根が出たかもしれません。でもカルスが巻いておりますので
        来年には出てくるものと思われます。画像処理ソフトが故障して写真が載せられません。

        後日写真をご覧いただきたいと思います。

太い木に接木した写真と白斑について

      昨日述べました相当太い木に接木しました写真をご覧下さい。
      @とBのようにそれぞれ小枝を少しずつ残して接いであります。

      写真では残した小枝が長いように思えますが、葉がなかったり、
      芽がなかったりするからです。小枝を短くしておかないと、そちらに

      勢力が奪われてしまい、接いだ穂が活着しにくいと思われます。
      もう一つ注意される点は、袋の中の水滴が接いだ穂にかからないように、

      中に支柱を入れて、直接接いだ穂の芽にかからないようにして下さい。
      私は全部接いだ穂にローソクをたらしておりますので、穂自体が腐る

      ことはありませんが、芽に水滴が何ヶ月もかかり続けますと、黒くなり
      落ちてしまうことがあるようです。相当太い木を途中で切りますと、

      バランスがくずれて、枯れることがあります。そのために、所々に
      小枝を残したり、切った最上部の脇に2〜3本枝を残して木自体が

      弱らないように工夫しているつもりです。数ヶ月かけて少しずつ枝を
      落として、最後に幹を切るのが安全かもしれないですね。

      さて、椿には白斑が入る品種がありますが、ウイルスによることが
      多いのではないかと思います。何千というウイルスが存在すると聞いて

      おりますが、一度、葉に出ますと、なかなか消えないのでは?全部の
      枝に出ないで、一本の枝だけに出ることもありますが、ウイルスは

      全体には広がらないのでしょうか?人間のと同じで、胃癌や肺癌
      になりますと、最初のうちは胃や肺に留まっていますが、次第に

      他の場所に転移していきますね。ウイルスが入ってどのくらい経過するのか、
      その木がどのくらい大きいのか、椿の樹勢にも関係があるのかも?

      以前、どこかの大学生が卒業論文で研究されたと聞いております。
      そのうちに、その大学や、その研究を支えた研究者の人たちにお聞き

      したいと考えております。ついでに、以前お話いたしましたが、ウイルス
      花だけに出て、葉には出ない椿が発見されたそうです。企業秘密ということで

      その椿の名前はわかりませんが、大発見だと思います。その木を台木にすれば
      白斑入りの椿は限りなく作出される夢のような話です。赤花の一重や八重の

      綺麗な椿に白斑入りの新花を自分の手で自由に作り出したいと願っております。
      今日は来迎寺が咲いておりました。以前紹介いたしましが、早咲きの赤色ですので

      貴重かもしれません。庭にも色々な鳥が舞い降りてきました。本日ミカンや柿を
      吊るして彼らの訪れを待ち望んでおります。
      
新潟の椿→来迎寺 濃赤色、一重筒咲き、小輪


@胴接ぎ

A何の鳥か

B胴接ぎ

C来迎寺

昨年咲いた来迎寺


太い木に接木する場合→このようにしたら?

       相当太い木に接木される時、@とAの写真でご覧のように接木は成功して、10年以上
       花が咲いていましたが、現在は、@の木は枯れて、Aの木は左側が枯れて、右側も

       あまり元気がありません。植木屋で購入して、軽トラックに載せて庭に植えました。
       早く咲かそうとして太い木がいいだろうと考えたのです。見事失敗でした。その後、

       色々試してどんな太い木でもうまくいくようになりました。
    →@ 絶対に太い幹を途中で切って、最上部に接木をしないように。
       
        A 太い幹を切るときは必ず切る幹の上に2〜3本小枝を残して切り詰めておいたり、
           小枝でなくともある程度の枝を残して切り詰めておかれては。

        B さらに地面から切断した上部の間に、ところどころに小枝を切り詰めて残して
           接木をされては。

        C ところどころに残された小枝の間か脇に胴接ぎをされれば、ほぼ成功されると
           思います。春に接木される時は1ヶ月以上前に木を切っておくことが大事です。

        D 残されたある程度の枝に接木をされてもよいと思います。でも、今まで試した結果
           相当太い木に接木される時は胴接ぎが良いように感じられます。

        今日は袖の香りが咲いておりましたが、虫に食べられて、良い写真ではありません。
        他の写真は私が育てております花木です。毎年綺麗な花を楽しませてくれます。

☆ 袖の香 ☆  淡桃色、一重咲き、小輪、香りが強く、春咲き。

                     ウグイスやメジロが飛んできまして、いつも花を啄ばんでおります。
                     香り椿も沢山見られますが、この花は高貴な香りがいたします。
                     昨年、私も山に椿の花を探しに行ったときに、自然の香り椿を
                     発見しました。発見しましたときはそれほどでもなかったのですが、
                     車の中で、私の妻がビックリするほどの香りでした。崖の淵にあり
                     幸いにも、風で花びらが道端に落ちているのを拾い上げたのでした。
                     


@14年目で枯れる

A左側の枝が枯れる

こまゆみ

ツクバネウツギ       吊花

ニシキギ

花木の置き場

三つ葉ウツギ

袖の香


曲のある台木作り→ 初めての試み

        昨日発芽しました種子からの小品盆栽向きの台木作りに今年から初めて
        取り組みました。何も分りませんので、本や、岩永氏の説明、つばきの椿

        さんのブログを参考にして、私なりに工夫いたしました。ミズゴケと
        一緒に入れました種子のポリ袋を緩めないで、比較的強く締めました

        さらに、少しずつミズゴケを硬く絞り、解かずに硬い小さなボール状にして
        袋の中に10個くらいずつ入れて、最初と同じように強く袋を締めました。

        芽が少しずつ出始めましたら、発泡スチロールを小さくして中に入れました。
        ミズゴケを硬くしたり、発泡スチロールを細かくしたり、強く袋を締めたりしたのは

        真っ直ぐ上に伸びないで変化のある曲を作りたかったからです。さらに時々
        袋を左右、上下に動かしてみました。最初にしては良い台木作りが出来たのでは

        ないかと思います。ポリ袋の中に色々な物を入れて、自然に変化するように皆さんが
        試されて、色々な場所で紹介してくれますと、ありがたいですね。

        私の種子の500個くらいは雲竜椿ですので、ある程度、自然に曲がつくのでは?
        今日も近くの山に散歩に出かけ、ブナ、ハゼ、シイ、バラ、サンシュウ、サルトリイバラ

        ツルウメモドキ等の実を採取してきました。家では、皇帝ダリアや椿のきみまち坂
        咲き始めました。最後に、私の感じですと、雲竜椿台木として面白いかもしれません。

        今後どのような曲が見られるか観察していきたいと思います。
☆ きみまち坂 ☆ 明るい紅色、一重。筒咲き、小輪 ( 秋田 )
                        実際にはもっと赤が濃いと思います。早咲きの
                        赤花はすくないと思いますので、増やしております。
                        新潟の椿華園さんで販売されていると思います。


きみまち坂                    椿以外の色々な種子

皇帝ダリア

種子の発芽と白雪ツバキ→ペンチ等の利用

        写真のように今年初めて挑戦いたしました種子を蒔いて曲のある台木作り。
        今までは接木をするだけでしたが、これからは本当に楽しみが増えました。

        3000個近くの種子をポリ袋に入れてありますので、最後の種子がほとんど
        発芽し、発根しているものもあります。私は大賀ハスを昨年度から育てており

        その実が硬くてヤスリでこすっても、なかなかうまくいきませんでした。
        2000年の地中から芽を出したと言われておりますので、硬いはずですね。

        そこで考え付いたのが、ペンチ、あるいはプライヤーみたいな
        道具を使い、ちょうど中央にある空間に種子を挟んで皮をはずしました。

        どんなに強く力を入れても空間がありますので中の実まで潰すことがなく
        20個ほど試しましたが約1時間くらいでハスの皮を取り除きました。そこで本日椿の

        種子も試してみましたら写真のようにうまくいきました。多少手加減が必要かも
        しれません。ハスの種子も5月に蒔きましたが、自然実生苗ですので色々な

        花が今年見られるかもしれません。用土は田んぼの土を利用しております。
      ☆ 白雪 ☆白色の小輪でとても可愛らしい花です。私が知っております
                      販売店は大和郡山市の椿寿庵さんにあるとおもいます。
                      また、伊東の小室山公園にも植えられていると思います。
                      新潟にもあったような気がしますが確かではありません。


間に挟んで表皮をはずす

白雪ー早咲きでいいですね

ハスの実生苗ー最初の試み


浅茅白椿について→八尋晋策氏より

        数年前に八尋氏よりこの浅茅白の穂木を贈られまして、読み方が難しいために
        電話にてお聞きしました。日本ツバキ・サザンカ名鑑にはあさじしろと書かれております。

        数日後八尋氏より手紙をいただいて、次のように書かれておりました。
         浅茅白は対馬の浅茅湾近くで発見された白ヤブ極小輪のかわいい花です。

        浅茅の読み方はコピーの地図を見ていただければわかりますが、アソウ
        ほんとうです。これを一部の人がアサジと読んだためにそうよんだようです。

        浅茅の他に浅生があるのだろうということになったようです。長崎県椿協会などにも
        問い合わせてみましたが浅生はありませんでした。ただ、浅茅のことを浅生

        書き間違えている例が多いとの指摘がありました。 人の名前とか地方の名前は
        読み方が難しいですね。この浅茅白もなかなかいい花です。どこかで見かけましたら

        是非求められてください。

浅茅白

極小輪の可愛らしい花

五島産や対馬産は良い

花が多いですね。


港の朝椿に関して→八尋晋策氏より

        この椿は15年くらい前に新潟より求めまして接木をしてあります。
        カタログにて、五島の椿と書かれてありましたので、すぐに購入

        いたしました。その後、八尋氏より穂木を贈られまして、現在植木として
        育っております。この港の朝という品種が世に出たいきさつを八尋氏

        述べられておりますので、ご紹介いたします。 長崎県五島産。赤ヤブ
        白覆輪の玉之浦を世に出した元五島の玉之浦町長藤田友一さんが、

        船待ちをする間、朝日を浴びて美しく咲く椿をみつけて穂木を採取したものです。
        赤ヤブ小輪。 と述べられております。 さすがに鋭い鑑識眼をお持ちの藤田

        氏ですね。私も椿を評価するときのポイントを少しは理解しているつもりですが、
        まだ子供のような知識だと思います。今年の冬休みには新幹線に乗って、知人

        の椿の温室を見学させていただき、椿に関するさまざまな疑問点や育種に関する
        意見をお聞きしたいと考えております。接木から交配、さらに新花の作出あるいは

        実生による台木つくり、椿の特質と年間を通じての管理面の把握など色々お話を
        聞いてくるつもりでおります。来年機会がありましたら、ご紹介したいとおもいます。

最近咲いた椿とその他

        現在庭には胡白蝶、赤西王母、赤花茶、加茂覆輪などが咲き始めました。先日も
        椿園に行ってきましたが、咲いている花は少ないようでした。今日はアケビの根を

        短くしまして、鉢に入るように根を出させる考えです。今日は2本根を短くしました。
        相当太い木ですので、来年は幹の真ん中位で取り木をかける予定です。

        さらに下の写真のように、新潟県産のヒメアオキの実が色をつけ始めました。
        これからが本格的な椿のシーズンになると思います。今日は大きな会社に行き、

        植えられいます多くの木の実を採取してきました。山吹の白ソヨゴハゼ、数種類の
        シイの実ブナの仲間などを持ち帰りポリ袋にいれました。これからの季節は

        椿以外にも野山には色々な楽しみもありますね。ツルウメモドキも集めております。
        実のなる植物は風情がありいいものですね。四季のありがたさを感じております。


胡白蝶

赤西王母

アケビー取り木で3本位小品盆栽を計画

ヒメアオキの実

赤花茶とその種子


小磯椿について→八尋晋策氏の手紙より

        大変お世話になっております八尋氏の数年前の手紙の中で、
        小磯について書かれておりますので紹介したいと思います。

        今では多くのカタログに載っておりますので、皆様方はすでに
        ご存知かと思います。

       長崎県五島の産で赤ヤブ小輪。シベの形が細くきりっとしている。
      気品にとんだ優れた花で小生も1.2位に掲げたいくらい好きな

      花です。 と述べられております。私も穂木をいただき接木をして
      あり、現在妹の畑で育っております。良い写真が撮れなくて載せる

      ことが出来ませんが、とにかく良い花とのことです。八尋氏は以前
      月の皇子や白手香でご紹介いたしましたが、実に椿に精通され、

      研究熱心な方です。皆様に是非紹介したいと思いまして、小磯について
      述べさせていただきました。一度是非この花をご覧いただきたいと思います。


果実の種子(その後)

        種子を採取しまして2ヶ月経過しました。ほとんど芽が出始めました。
        もう少ししましたら植え替える予定です。今までこれほど沢山扱った

        ことがありませんでしたので、大変かもしれません。でも、2〜3年後を
        考えましたら、うれしさでいっぱいです。これだけの数を購入しますと

        扱いに苦労するするからです。色々他の人の説明を参考にして、いかにして
        のある台木に育てるか勉強中です。椿以外にも今年から種子を沢山

        試しております。まずは、の新花作りです。さらに、吊花、ニシキ木、 
        蝋梅、 柿(マメ柿等)、 ハゼ、 小笠原姫椿、 イチョウ、 ハマナス、

        箱根サンショウバラ等楽しんでおります。開花する日を楽しみにしております。

椿の芽は比較的出やすいのでは?

取り木もありますし、また、挿し木も

ありますので台木には困らないと

思います。毎年繰り返していきますと

3〜4年後には処理に困るのではない

かと思います。


        


10月23日の接木とこれからの接木(再び)

      
       下の二本の椿は3月に接木をしまして、10月23日に再び接木をしました。
        どうしても接ぎたい穂がありましたので、すでに芽が伸びています苗木

        に接木をいたしました。12日経過しましたが生き生きとしております。
        右側の写真のように2枚ポリ袋を被せております。中の袋は縛らないで

        外側の袋だけ縛っています。日の当たる暖かな場所に置きますと
        これからでもまだまだ工夫いたしますと成功率は高いですね。

        しかしながら、昨日も述べましたが、無理をされることはないですね。
        いつでも接木できることを確かめているだけですから。私の経験から

        述べますと、一年中接木は可能だと思います。色々注意することも
        ありますが、すでに色々書かせていただいておりますので略します。

        いつでも上側で縛ると良いと思います。春でも夏でも、あるいは
        秋でもとても暑い時は上側から袋を開けて、空気を逃がすようにする

        からです。


3月と10月に接木

3月と10月に接木

中の袋は縛りません。

外側だけ縛り日の当たる場所に置きます。


接木について→ 11月でも大丈夫か?

       本日十一月一日ですね。本当に寒さを感じるようになりました。接木をされました
       方々の成果はいかがでしたか。初めて接木をされました方で、成功いたしますと

       本当にうれしいものです。そのうれしさがますます技術を高め、色々な角度から
       椿を観察されるようになるのだと思います。椿の種子も何でも蒔かれ、交配も

       色々花粉を混ぜて、接木も色々な方法で試されることが数年後良い結果を
       もたらすことと思います。生産業者と違い、あらゆる角度から試すことが出来ますので

       失敗しても気が楽です。ある基本的な知識さえ習得しますと、その後は庭の木でも
       鉢植えの芽が出ている苗でも、欲しい場所に自由に接ぐことが出来るようになると

       思います。さて、11月の接木に関して、私の兄から尋ねられましたので、管理さえ
       うまくすれば大丈夫だと話しました。暖かな日の当たる場所に置くことと、

       10度以下になりましたらポリ袋を2枚被せる等の管理をしますと、まず成功すると
       思います。小さくとも、ガラスの温室やビニール温室等で管理しますとさらに

       成功率は高まると思います。これからは、それほど無理をする必要はないと思います。
       来年の春を待てば良いのでは。時間的余裕がありましたら試されてください。
       


庭の椿の接木→1〜2年で庭を椿でいっぱいに !

       下の写真は10月の20頃接木をいたしました。庭に植えてありました福島百合に接木
       したものです。福島百合の枝は2〜3本残して接木してあります。最上部の残しました

       枝が見えませんが、1〜2本残して接いであります。また、木の途中にも枝を2〜3本
       残して接いであります。このようにして、突然穂木が届きますと、台木がないときは

       庭に植えてあります木を利用しまして、接木を繰り返しております。一本の木に
       1品種ではもったいないからです。皆様方も1m位の椿の木がありましたら10〜20

       品種位一本の木に接木をされてみてください。4〜5本ありますとすぐに100品種
       位庭に椿の花が見られると思います。鉢植えの台木に接木されるよりも
活着が良い

       かも知れません。台木のないときの緊急対策として、あるいは保存や自然交配
として
       有効な手段かもしれません。成長も相当早いと思います。胴接ぎの場合でも穂木の葉

       一枚一枚テープでグルリと巻く必要はありません。大きめのポリ袋で被せたままで
       大丈夫です。

庭の椿の木に2本接木

福島百合に接いであります。

すべて胴接ぎですので、相当

太い木でも大丈夫だと思います。

注意されることは枝を数本残す

すことと、接がれたところに水が

入らないようにすることだと思います。

新花の夢→ 覆輪花

       下の花は新潟の椿華園さんのカタログに載っています源平絞枝変わりです。
        なかなか珍しい花色ですね。今年咲き始めて、固定するまで数年かかるのでは

        ないかと思います。江戸時代にこのような椿があったのではないかと聞いております。
        固定しましたらすばらしいと思います。覆輪花のことですが、赤覆輪や白覆輪は

        基本的には絞りが寄せ集まったものであると聞いております。この説が確かかどうかは
        素人の私には分りませんが、最近教えていただきました。分らないことだらけで、

        椿だけでも本当に奥が深いですね。多くの植物を育てておられる方は本当に大変
        ではないでしょうか。それにしましても、覆輪花は難しいですね。なかなか思うような

        花が咲きません。赤覆輪花にしましても11種類位ではないでしょうか。以前お話
        いたしましたが、覆輪花を求められる時はよく咲いている花を見まして、購入された

        ほうが確かではないでしょうか。下の写真の花が固定してくれるといいのですが。
        このような花を見ますと、種子を蒔かれたり、咲いた花の観察がいかに大切かを

        思い知らされました。何事も夢を追い求め、前進することですね。がんばりましょう。

源平絞の枝変わり

数十種類あるいは数百種類と植えられておりますと

思いもよらぬ花に出会うことがあるのですね。

数日前に述べましたが、椿園の種子を蒔かれることは

とても夢のある作業だと思います。

私も今その夢に向かって歩み始めたばかりです。

庭の周囲をすべて椿で→接木による庭作り

        私の兄の家は今改築中でとんど家を壊してしまいました。周囲を見ましたら
        兄がほとんど周囲に椿を接木
しておりました。全体で190坪位ありますので

        相当接木したのではないかと思います。私の家からも何十種類と穂木を切って
        毎日接いでいたそうです。何年も前から実生の苗を家の周囲に植えてあり、

        取り木、挿し木、接木、実生苗の育成など非常に熱心に打ち込んでおります。
        兄はこの時期は半分位枝を切り、接いでおります。来年の春になりましたら、

        (1月下旬だと思いますが)数本枝を残してすべて切るそうです。お互いに
        持っています品種を交換しあっていますので、とても便利です。

        このようにして実生の木に接木しますと、太さもあり2〜3年で庭全体が椿の
        花で囲まれてしまうと思います。私が接いでおりますように、一本の木に何本

        も接いでいますので、花が咲き始めましたら見事ではないでしょうか。このような
        方法も早く沢山花が見られ、また、自然交配にも向いており、広い庭のある場合

        は垣根としても利用出来ますので都合がいいのではないかと思います。このように
        多く周囲に椿を植えましたときに一つだけ注意しますことは、茶ドクガ対策ですね。

        なるべく1mくらいの高さで枝を少なくして、簡単に消毒が出来るようにしてあげると
        管理が楽だと思います。私の椿もほとんど枝を剪定しますので花は少ないですが

        茶ドクガはほとんど発生いたしません。近所に迷惑をかけますのでなるべく
        短く剪定をされるといいですね。花を咲かせる枝だけ2〜3本残して剪定をされると

        良いかもしれません。ちなみに、私の椿は2〜3個しか一本の木に咲きません。
        

このように庭の周囲にぐるりと垣根みたいに

実生の椿が植えられ、それに接木を全部

してあります。


花仙山椿→ 新花の楽しみ

         どの椿も自然実生で新花が出来ますが、この花仙山は比較的花付がよく、果実も多く
         見られます。花仙山からは御輪、 赤花仙山、 桜戸、白花仙や 十六峯庵などが誕生

         しております。 白花仙は自然実生ということですが、全くの白花です。以前紹介いたし
         ました吹きかけ絞りの十六峯庵と同じく予想もしない花の誕生とのことです。

         又白花仙は10月から咲きだすようです。現在この花仙山を育てておられましたら、種子
         を蒔かれて新花を作出されてください。自然交配もどんな花が咲くか分りませんので

         大変期待できるのではないかと思います。実生による新花の作出は夢がありますね。
         しかも椿園などに行き、名前の書かれている木から得た種子を蒔かれれば、

         後で何の種子から誕生したかが分りますので、名前を袋に書いておくと楽しみです。
         いずれにしましても、椿園からの種子はあちこちの種子を集められると良いと思います。

         地面に落ちていても、とにかく拾い集めてください。どの椿の品種か分らなくてもいいと
         思います。何百種という品種があれば、その中に必ず珍しい花が誕生すかも知れないのです。

         私はこんな話を聞いたことがあります。椿園の種子は何でも良いからすべて蒔きなさいと。
         自然交配により自分の家の種子よりも何倍も夢があり、期待がもてるから、と。

         地面に落ちていても、水に浮かんでしまっても何でもいいから試してみるものです。
         中には発芽するものもあると思います。新花の誕生というものは我々が予想しない場面で

          誕生することが時にあるもだと思います。最後に、椿の専門家から聞いた話ですが、
          ある生産者の方々は手当たり次第種子をすべて畑に蒔かれて新花を作出

          されているそうです。大変そうですが、何でもtryすることが第一歩ですね。がんばってみましょう。
         

7月、9月、10月にかけて接木した椿

         五島の椿は7月に接木しましたので、芽も伸びて順調のようです。9月、10月の接木は
         さすがに芽は伸びません。でも来年の春の成長は早いと思います。根接ぎもある程度

         うまくいきました。しかしながら、曲のある苗木はあまりなく、来年以降になるかと思います。
         今日ポリ袋を開けてみましたら、葉にアブラムシが沢山ついでいました。今、風は秋を

         感じさせますが、袋の中はだいぶ暖かいのではないかと思います。すぐに、消毒をいたしました。
         皆様も、接木をされていましたら、一度中を見て確認されてください。接木しました品種は

         細御前、津黒、晴れ姿、黄泉の銀花、八雲、村下、美保の関、玉之浦、大社紫、十字星、
         津川、 吉兆、 清香、 湊晨侘助、黒船、夕日、さつま紅時雨、舞の袖、 赤玉、 香港の星

         白孔雀、 ひめごと、 紅あかり、夢あかり、 さきほ、 大和なでしこ、 琉球白妙、 紅炎
         青海小紫、  まほろば、 周山、  悦、 ハニカミ、 雪小国、 桜貝、 黄の旋律、 住之江

         黄河、  小泊、  白手香,  小磯、  白鳥の舞、 松江紫,  ブラック・オパール、 八重白玉
         島の娘、  白雪、 たくみ、  玉ありあけ、 舞楽 等60品種位ついであると思います。

         来年からは実生苗に接木の予定です。今日はうばめがし、と まてばしい(接木用) の実を拾い
         ポリ袋の中にいれました。又蝋梅の実も試しました。昨日は今年梅林に行き、200品種ほど

         ある梅の中から50個程の実を蒔いてありましたので、拾い上げてポリ袋に入れました。特に
         緋梅性、青軸性、 野梅性等の実を集めました。どんな花が咲くか楽しみです。


五島のつばきー細御前等(7月接木)

9月接木

9月接木(3本の木に接いであります)

白鳥の舞(根接ぎ)  白孔雀(根接ぎ)

接木の穂木と種子の芽
        
        昨日お話いたしましたが、穂木を切りますとき、いつも写真のように、よりも少し
        のところで切ります。一本の木に何本も接木をいたしますと場所によって、

        差し込むのが完全でない時がありますので、最後に指で軽く押し込むように
        しております。本日も30本程の穂木を接ぎました。家族に怒られております。

        また、種子の芽も順調で水苔の中を見ましたら、非常に面白い曲のある種子があり、
        何年後かは今までと違った椿の鉢苗が見られるのではないかと思います。

        玉之浦と交配しました種子も15個くらいありますのでとても楽しみです。これで
        来年から台木の心配がいらなくなると思います。今年はこの種子による台木作り

        数十種の花粉を混ぜた交配に取り組んでいきたいと思います。


芽より少し上で切ります
軽く押し込みます。

うまく曲がついている種子があり、来年再来年と楽しみが増えました。

屋上に移動して朝から4時ごろまで
日に当てております。

寒蘭と桜島黒髪や大社紫を庭木に接ぐ→紫色と黒色を早くだすために


        昨日から寒蘭が咲き始めました。今年で4〜5年くらい育てておりますが、最初はなかなか難しく
        枯らしたりしました。これから少しずつ咲き始めていくのではないかと期待しております。

        匂いがいいですね。花の少ない時期に咲きますので楽しみです。今日は庭の椿の枝を剪定しました。
        目的は桜島黒髪と大社紫を太い木についで早く紫と黒色の花を咲かせたいためでした。

        挿し木や、普通の接木では相当の年月がかかるのではないかと思いました。そこで写真の右側
        のように相当太い木に(20年以上経っています)胴接ぎをすれば期待している色合いが早く見られる

        のではないかと考えたからです。素人の考えですので、うまくいくかどうか?又、ついでに切った枝で
        40本程の穂木を2本の木に接木しました。上記2品種もいろいろな所についでありますが、樹齢の古さ

        が必要とのことですので試してみました。以前お話いたしましたように、太い木に接木をされる時、私が
        注意していますことは、
        @ 胴接ぎをして、 最上部には接がないようにしております。。

        A は必ず短くして4〜5本残しております。(木の太さと長さによって異なります)

        B 特に最上部には2本くらい枝を残します。

        C 出来ればある程度数ヶ月前に切っておいて、新芽が出ている時に接がれると良いと思います。

        D 胴接ぎの時にはいつもローソクを使用します。真っ直ぐ立っておりますので、ローソクを
           接いだところに垂らしにくのですが、
           左手や右手の人差し指にローソクを垂らして、接いだところにつけております。

        5〜6年後に見事な色合いの花を咲かせてくれるといいのですが。
        


寒蘭ー銀鈴

庭木2本に40本の穂木を接ぐ

太い庭木に接ぐ

相当太い庭木に胴接ぎ


穂木の切り方等

          昨日久しぶりでドライブに出かけ、椿園を見てきました。咲いている花は西王母
          弁天白玉等数種類しか咲いていませんでした。今年は咲くのが遅いのかも。

          昨日穂木の先端の切り方を述べましたが、写真に撮りましたのでご覧ください。
          葉は一枚ですが、穂木を切るときは芽と同じ高さに切らないで、芽の出ている

          高さより1〜2cm上で切っております。色々なところに接木する時、差し込むのに
          便利だからです。差し込んでから切った穂木の上から軽く指で押し込みます

          このナイフは彫刻刀
の一部です。穂木の太さによってナイフを使い分けております。
          細い穂木のときは便利です。


裏表を切る。先端が揃っていません。

ナイフで先端を切ります。


先端を切って揃えましたら

少し先端に厚みがありますので

完全に差し込んで、先端が

台木の一番下に入り込むように

鋭くしてください。ちょうどナイフの

刃先と同じようにします。





最後の調整。先端を
ピタットはまるように
鋭くします。


接木→ そろそろ今年最後になるかも?

         本日接木をしました。外において管理する場合は、ある程度温度が必要ですので
          そろそろ接木も最後かと思って4本接木いたしました。いつものように一本の木に

          15〜20位の穂を接いでおります。11月でも12月でも温室や暖かい場所であれば
          接木は可能だと思います。でも、そんなに無理をすることはないですね。

          突然穂木をいただいたとか、庭の大事な木を切らなければならないときは、12月や
          1月でも接木はいたしますが。そのときは、2枚か、3枚ポリ袋をかけて、家の中の

          日の当たる場所において管理しております。本日私が注意しました点は
          @ いつもよりは、枝を少し多く残し接木しました。(枝は短く切る)
    
          A その枝の脇やすぐ上に接木をしました。

          B 穂木を切るときに、まず先端がきれいに左から右に一直線に揃うようにします。
             2〜3回ずつ表と裏を削りますが、きれいに先端が揃わないので、そこで
             一旦先端がうすくなったら、でこぼこの先端をナイフで切って揃えます
             それでも、先端が接ぐには少し厚みがあると思いますので、最後の調整をして
             接木をしております。いつも、先端を切るために、木の台や、ダンボールを用意
             おります。一回で穂木を差し込む状態にするのは難しいですね。
       
          C 最後にローソクを使用して水の入るのを防いでおります。

          台木は鉢に植えられた山茶花を使用しております。色々試しながら楽しんでおります。
          皆さん方も、果実の採取や接ぎ木をされましたか。うまくいくといいですね。私は何年も
          かかりました。現在何とか楽しめる状態になりましたが、がんばってください。

          


椿の果実→ 芽が伸び始める
         
         8月下旬から採取しました果実の種子から芽が伸び始めました。おそらく今月中には
         すべての種子から芽が伸び始めるのではないかと思います。

         全部で3000個近くの種子を袋に入れてありますので、これから植えるのが忙しく
         なると思います。五島の岩永氏に教わり、魚屋さんのハッポウスチローに植えて、

         12月10日くらいまでに伸びた幹等が固まればポリ袋を2枚位かけ、12月頃にまだ
         弱弱しい状態であればハッポウスチロールにをして、ガムテープでしっかりとおさえます。

         さらに私はポリ袋をかけて軒下か寒風のあたらない場所に置いて2月の下旬を待ちます。
         今年は曲のある台木を目指していますので、袋の種子を動かして曲作りに励んでいます。

         まだ芽がやわらかいので相当自由に曲がるみたいです。2〜3度繰り返してみたいと思います。
         この実生の台木作りに関してはこのページの岩永氏の解説を、あるいは、根の曲付けに関しては 

          つばきさんのブログ☆ つばきの椿 ☆で説明されておりますので検索されて是非ご覧下さい。

台所の日当たりのよい

所に吊るしてあります。

今日水苔を増やして

何回も上下にひっくり

かえしました。3〜4年分は

あるのではないかと思います。


         


紫の花色→ 大社紫についてのgood news !

         本日も仕事が終わり、新潟松江の方と電話にて紫の花色についてお聞き
         いたしました。昨日述べましたが、大社紫で私が疑問に思いましたことは、

         植えられている場所が平地みたいな小高い丘で決して高い山ではないとのことです。
         今では増殖されて松江のある地区には(どの場所か分りませんが)大社紫が所処に

         見られるということです。紫の花色についても、見事な花が松江でも見られると
         教えていただきました。もう一人の方はたまたまその椿が持っている資質ではな

         かろうかと。また、もう一人の方で30年近く大社紫を観察されております人の話では
         太い木が出るという説明でした。30年近くも観察されておられますので

         私もほっといたしました。何故ならば、温度差による変化ではなく樹齢の古さ
         起因していることがある程度確かめられたからです。以前、九州の八尋晋策氏

         桜島黒神について、現地で驚くほどの黒色が自宅では濃紅色になったが、10何年
         しましたら桜島で見たのと同じ黒色の花が咲きだしたとご紹介いたしました。

         今回の紫の花に関しましても、全く同じことがいえるのではないでしょうか。すなわち
         樹齢の古さによるのではないかと。八尋氏と松江の方の意見が全く同じでした。

         自分の庭に植えられるときは、少し太めの木に接木されて、大きくされると綺麗な
         紫の花が鑑賞出来ると思いますが。すべての黒色の椿と紫の花に当てはまるか

         確かではありませんが、桜島黒神と大社紫については樹齢の古さによることは
         間違いなさそうです。色々ご教示願いたいと思います。
           


再び紫の花について

          本日は松江の大社紫が比較的平地に近い場所で紫の花を咲かせていますので
          松江の専門家や岡山の専門家に電話にてお聞きいたしました。大社紫は松江においても

          岡山においてもそれほど高い山に植えてあるのではありませんので、温度差による
          ブルーイングはあまり考えられないのではないかとお話してくださいました。

          すなわち、常に安定した色素では駄目で、時々不純物が入らないと、紫色の花は
          咲かないのではないかと教えていただきました。牛肉にしましても脂身の少ないところ

          おいしくないし、色も落ちているのではないかというのです。最後には木の樹齢の古さ
          ことを話されておりました。若紫の木で少し枯れかかった椿を求められた人からの連絡では

          紫の色が咲いたとのことです。桜島黒神や紫の咲く椿にしましても、樹齢の古さに大きく
          影響を受けているのでは。さらに用土に関しても研究の余地が残されていると思われますが。

          この件に関しまして4〜5人の長年椿の育種と研究にたずさわってこられた方々のご協力を
          得られまして感謝いたしたおります。難しい取り組みですが何とかclearしてみたいと思います。


再び紫の花について

           本日松江より電話がありまして、大社紫について貴重なご意見をいただきました。
           カタログの色ほどではないがある程度紫の色が見られるとのお知らせでした。

           さらに、大社紫が植えられている場所は原木を長廻邸に移植されたとのことで
           標高何百mと言う場所にあるのではないということです。電話でのお話では

           紫色に咲き続ける期間は1〜2日位だそうです。そうしますと、温度差による
           ブルーイングと言う考え方は、もしかしますと違うのかも知れません?ただし

           原木のある場所の温度が何度くらいになるのか、確かめる必要があるのでは。
           また、毎年必ず見事な紫色の花を咲かすのか等色々確認をしてみたいと思います。

           私の近くの人の庭にも紫色に近い椿が毎年咲いておりますが、もし山の高いところ
           に移植しましたらどんな花が咲くか興味をもっております。生産業者の方々や我々

           椿の愛好家にとりましても、頭を悩ます問題ですね。専門家による明確な説明が
           なされるといいのですが。お互いに連絡をしながら知識を得たいと思います。

     追加→  今日仕事を終わりまして再び電話にて椿の紫色について長年椿の生産と
            育種にたずさわっておられる方にお聞きしました。その方のお話の要点は

            青い珊瑚礁や三宅紫、若紫等の紫を含む色合いの椿は用土に関係している
            面があるのではと話されておりました。すなわち、アルカリ性の用土に植えられて

            ある椿に紫の花が咲く可能性があるのではないかと。その人の知人が軽石
            用いた鉢で育てたところ、紫の花が咲いたとのお話でした。どの程度の紫か

            分りませんが、一つの参考にしたいと思います。なかなか良い答えが出ませんが
            温度差や、用土の問題等に気を使いながら観察されて下さい。今後色々

            ご教示願いたいと思います。
            


 白覆輪花について

           白覆輪と紅覆輪の入る花は大変綺麗ですが、花色がどちらも安定してでない
           品種があります。私の好きな玉之浦も苗木により白覆輪が良く出たり、または

           ほんの少ししか出ないこともあります。白覆輪は遺伝といわれておりますので、
           求められるときは白覆輪がよく出ている苗を買われたほうが良いのでは。

           遺伝子ですと、どんなに上手に育てて管理しても、思い描く色合いは出ないのでは
           ないかと思いますが? 非常に良く白覆輪の出る椿は、時期を早めて咲かせます

           さらに見事な白覆輪が出るように思えるのですが。玉之浦の椿がすべて見事な
           白覆輪の花を咲かせるということではないと思いますが?

           紅覆輪でも白覆輪でも、挿し木や接木をされる時は出来る限り花色を確認されて
           行って下さい。赤花が多い枝はなるべく接木されず、切られたらどうでしょうか。

           白覆輪花と紅覆輪花を求められて写真と違う花が咲き、電話にて抗議や怒りの声を
           あげられる方々が相当おられるとのことですが、生産業者も購入者もどちらも困られる

           のではないでしょうか。あまり多くの電話がありますと、いずれ覆輪花の生産がstop
           してしまうのではないかと思いますが?生産業者の方々もカタログに注意書きをされて

           求められるとき、椿の性質を理解していただくようにされるといいですね。


           


再び桜島黒神について
        
           本日は再び桜島黒神についてお話したいとおもいます。以前紹介いたしました
           八尋晋策氏とお話をさせてもらいまして、いくつかの疑問点をお聞きいたしました。

           私がお聞きしたかった内容は、桜島と八尋氏が住んでおられる場所温度差
           ありました。温度差による花色の変化桜島黒神にあるのか確かめたかったからでした。

           八尋氏は1度くらいの差で、温度差による花色の変化は関係ないのではと話され、
           それよりも、樹齢によるよるのではないかと話されておりました。以前のお話でも

           10年以上経ちますと(正確に何年かは分りませんが)桜島で見ましたあの驚きの
           黒色が自宅の庭で見られるようになったと語っておられました。長年観察をされて

           おられます八尋氏のお話ですので、桜島黒神に関しましては樹齢によることは間違い
           ないと思います。昨日述べました紫の色に関しては、色々お聞きしておりますが、必ず

           こうだというはっきりしました答えは得られておりません。今のところ温度差によるのでは
           ないかと思うのですが?。松江と岡山にて大社紫の見事な花が咲いたとの確認を得ている

           いるだけですが。島根の椿の本のなかで、春4月に入ったばかりであったが、綺麗に
           紫の花をつけていた、と解説されております。私も直接この花色を確認されました松江の

           方にお聞きしております。もう少し観察を続けたいと思います。


紫の花色  全く違う場所で本当にでるのか?

           再び紫の花色ですが、違う場所で育てて本当に見事な紫の色が出るのか、今日
           再びお話を聞く機会を得ました。大社紫のお話もいたしましたが、本日松江の方に

           お聞きしましたところ、昨日お話しましたように、紫の色が出るとのことでした。
           若紫も発見場所においては見事な紫の色合いであったと聞いております。

           若紫は標高250mくらいの場所で発見されたとのことです。しかしながら自宅に
           持ち帰り栽培しても現地で見たときの色合いは出ないとのことです。三宅紫、千年

           藤紫にしましても期待するほどではないというお話です。本来椿には紫の色素
           ないと言われております。それではなぜ紫の色が出たり出なかったりするのか。

           紫の色合いで何年か前に話題になった時に、標高何百m以上の山ではブルーイング
           して、里に持ち帰ると紫の花色はほとんど見られなくなってしまうという話も聞いて

           おります。色々考えてみましたが、一つには温度差の問題があるのではないか。
           すなわち、発見場所と同じか、それに近い気候条件に左右されるのではないかと

           考えるのですが、いかがでしょうか。全くの素人の考えですのあまり当てにならないと
           思いますが。それでも、桜島黒神が全く同じ花色になった話や大社紫も見事な花色

           になったと言う現地の専門家のお話を伺いますと、全く困ってしまいます。カタログで
           見られるあの見事な色合いの花は発見場所の写真なのかどうか。

           それとも、たまたま同じ気候条件の場所で育成されているのか。皆様方で教えていただける
           方がありましたらご教示願いたいのですが。

           


            椿の花色→ 紫色と黒色

            先日桜島黒神について述べました。桜島の大地では驚くほどの黒色
            自宅の庭に植えられた後の花は単なる紅色にすぎなかったと。しかし

            その後の報告で、今では桜島で感動したと同じ花色になったそうです。
            さらに椿に長年たずさわってこられた専門家の話によりますと、青い珊瑚礁

            にしましても、ある程度の期間がきますとあの紫の色が見事に出るとのことです。
            紫の色はなかなか出にくいと言われておりました。数日前のささい園の大社紫

            しましても実に良く紫色が出ております。こうしてみますと、10年以上育てて、
            ある程度木自体が成熟してきますと、鮮やかな色合いになるのではないかと

            思われます。若木のときはその色合いが出にくいと思われます。私も青い珊瑚礁
            は8年、大社紫はまだ3年目ですが庭に植えてあります。皆様も一本庭に植えられて

            その鮮やかな色合いに感動される日を待たれては。椿も本当に奥が深いですね。


枝変わりの花色→ 今日学んだこと

            プリンセス雅子越の麗人等紅覆輪花が何種類かありますが、今日電話にて
            教えていただいたことは、枝変わりによって誕生しました紅覆輪花は選抜に選抜

            を重ねて最も良い枝を挿し木や接木をされて保存しておく必要があるとのことです。
            プリンセス雅子はイカリ絞りから、越の麗人は九重からの枝変わりですが、苗木を

            求められてがっかりされることがあるかと思います。なかなか写真で見る見事な
            覆輪の花を各枝に見られることは少ないのではないかと思います。元の品種の

            花色や覆輪が全体に安定して出ないかもしれません。最も素晴らしく咲いた花の
            枝を挿し木や接木をして保存しておくようにとのことです。それでもすべての枝に

            安定して出ないこともありますので、
さらに良い枝を保存してくださいとのことです。
            又枝変わりは時としてショックを与えますと出やすとのことです。侘芯花も太い幹等

            を切りますと良く出ることがありますね。ですから、保存しておいた素晴らしい覆輪
            花の枝を沢山切って挿し木や接木をしますと、ショックを与えたと同じ意味合いで

            その素晴らしい花色が出にくくなる事があるとのことです。枝変わりみたいな状態に
            なるのではないかと思います。とにかく、花全体に安定して覆輪花が出る枝を保存

            されて、沢山その枝を切らないことが大切なことかもしれません。これから色々観察
            されて下さい。少しでも参考になればと思います。


今日感じたこと

            昨日佐藤稔氏の解説をご紹介いたしましたが、接木苗は根が強いために
            どのような土でも比較的安心していられるので、挿し木苗と接木苗のメリットや

            デメリットの解説がされるのではないかと思いました。あまりネベネバした粘土質
            場所には挿し木苗は植えられないのが良いと思いますが、皆様どうでしょうか。

            多くの椿の本には、水はけの良い土を用いてくださいと書かれてありますので、
            椿を植えられるときには、少し土を選ばれた方が安心ですね。

            挿し木苗と接木苗のどちらが良いとか悪いとかの議論もありますが、植えられる土
            成長の鍵があるように思いますが?いろいろ勉強をしてがんばっていきたいですね。
            
           


ささい園の椿のカタログ→ 岡山より届く

            昨日ささい園様から今年のカタログが我が家に届き、楽しい時間を過ごしました。
            ささい園オリジナル品種や日本椿359品種外国椿143品種原種6品種
       
            508品種の椿が掲載されております。表紙には大社紫淡秀、 黙墨、白桔梗
            等の品種が見られます。写真も多く108品種の写真が掲載されており、見ていて

            楽しいです。裏表紙には住之江や玉之浦が載っており白覆輪が良く出ております。
            さらに、白虎の花色桃花で時としてこのような色合いの花も出るのですね。

            P16に、挿し木と接木の説明がされており、接木は根の力が強く管理しやすく
            地植えでの定植が安易で、大輪,極大輪は花を開花させるのに接木は最適との

            説明です。さらに覆輪花や絞り花の性質など椿に関する説明がされており、とても
            参考になりました。インターネットでもご覧になれます。色々なカタログを見られるのも

            楽しく、各地でどのような品種が誕生したかが分り、とても勉強になります。
            ささい園様の許可を得まして掲載させていただきました。

ささい園のカタログ

中央の2つの写真の左側は
黒つばきとのことです。右は
黙墨で2つを対象するために
載せたのですが、黒つばきの
名前が書かれていないので
了解を得まして書かせていた
だきました。

黒つばき          黙墨         


鉢植えの植え替えと実生苗に接木する利点

            10月は植え替えに良い季節であり、私は地植えにしたり、鉢植えにしたり
            で少し忙しく過ごしました。今まで色々な人から椿の育て方を教わり、

            自分でも椿の本等で勉強させてもらいました。そこで、鉢植えの場合は
            2〜3年に一度くらいは植え替えをされたほうが良いかと思います。

            鉢では根づまりを起こしやすいといわれております。ですから、2〜3年に
            一度の植え替えが必要では。あまり日が当たらない所に置いたり、水のかけすぎ

            は良くないと解説されております。大きな木の植え替えもあまり好ましくない
            とのことです。 太い根を切りますと腐れやすく、次第に枯れこんでいくと

            のことです。各地に古い大木がありますが、それらはほとんどが実生として
            育った椿で、大きな木を移植した椿は少ないのではないかという説明も

            聞いております。以前お話いたしました中部の佐藤稔氏は次のように解説
            されておりました。椿は木質性であるために、土中では腐れやすく、挿し木

            苗よりも接木苗を植えられたほうが良いのではと。自分ではまだ実際に
            そこまでのデータを持ち合わせておりませんのではっきりしたことは述べ

            られませんが、参考にして育てております。ですから、時には地植えにして
            発育を促がし、地植えの場合は半日陰で寒風の当たらない場所に、少し

            地面より高めに植えられると良いのではないかと思います。接木の場合、
            挿し木苗に接木されるよりも、実生の苗に接木されると良いと言うことになりますが、

            果たしてどうなのか?これからの課題として取り組んでみたいと思います。
            実生苗の場合は小品盆栽には最適ですね。ある程度時間がかかりますが。

鉢と地植えの成長比較→5ヶ月間の違いで

            昨日ご紹介いたしましたように、一旦接木しました1年生の苗を春でも秋でも
            地に植え替えますと2倍くらいの成長の違いが出てくるようです。

            早く花を見たいときは鉢のままでよいと思いますが、ある程度の大きさで
            見栄えのする形にしたいと思うときは、一旦地植えにして、成長させて

            木の形を整えてから鉢に戻す方が見栄えのする鉢盆栽が出来るのでは
            ないかとと思います。今日は又鉢植えの苗を地植えに数十本いたしました。

            昨日は反対に地植えを鉢に植え替えました。あまり多過ぎますと大変ですね。
            とにかく、増えましたら、空いている土地に植えておくことだと思います。

            4〜5年経ちますと必ず役に立つと思います。そのときは、侘助系統や名前の
            ついた藪椿玉之浦などが良いと思います。色々楽しみながらがんばってください。

            同一品種は最低10本単位で畑に植えられてください。侘助は白侘びや胡蝶侘助
            を中心として育てられると良いと思います。


地上ー成長良し

地植えー成長が良い

鉢植えー7〜8本枝が出ておりますが伸びは悪し

鉢植えー10本くらい接いでありますが伸びは悪し


昨年の9月の接木苗→ 5月に地植えし今鉢移し

             昨年の9月に接木し地植えしました苗を半分くらい鉢に移すために堀り上げました。。
             来年の春でも良かったのですが今鉢に植え替えしておきますと、来年蕾を

             つけるのではないかと思い、本日作業をいたしました。よく枝も伸びており、
             来年には花が咲くのではないかと思います。鉢のまま管理しても良いのですが、

             接木しました半分位は地に植え替えしますと成長が違うのではと思います。
             このとき、注意しなければいけないことは、日当たりを良くしなければいけません。

             あまり混んで植えますと、枝が枯れてしまいます。まだ出たばかりの枝ですので
             間隔をとり、日がよく当たるように植えてください。この10月が植え替えに良いと

             思います。鉢に、地に植え替えをする適期です。少しずつやってみてください。


今年9月の接木

今年10月の接木

今年10月の接木

2年前の接木

新潟の椿を中心として

接木してあります。

約30品種(1本の木に)

湊晨侘助ー今植え替え

花のささやきー今植え替え

約40本堀上げました。鉢に植え替えの作業中
今日堀上げました苗は2〜5本くらい

1本の木に接木をした品種です。

花を見るために鉢に植える目的で

接木いたしました。保存用は20品種

以上接木いたします。


私の庭の植物→ 椿以外の花

            以前お話をしたことがあると思いますが、椿に興味を持つ前に
            梅の接木を10年くらいしておりました。水戸の専門家より何百種の

            梅の穂木を送っていただき2月中旬夢中で夜接木をいたしました。
            緋梅、紅筆、紅千鳥、青軸、野梅など珍しい品種を接ぎまくりました。

            しかし、栽培してみますと、庭で育てるには少しむりがあり、
            又鉢植えにしましても、毎年花の咲いた下枝が少なくなり、段々と

            上へ上へと枝が上がってしまう難しさがありました。そこで、知り合いました
            近くの大学の先生の指導で椿に夢中になってしまいました。

            たまたま運よくその先生とめぐり合えましたので、現在椿の楽しさを味わえる
            ことになりましたが、人との出会いががいかに大事であるか、そして出会った

            人と共通の趣味を通して長く付き合えるように心がけております。さて、私の
            庭には 現在アケビ、 ストレチア、吊花、サルナシ、福寿草、テッセン、

            一人静か、大賀ハス、梅、ツルウメモドキ、牡丹、芍薬等を植えて楽しんでおります。
            椿以外に、色々な花が咲いてくれるのはいいものですね。椿を周りに植えて

            おりますので、1年中何かの花が見られます。そこで、冬の寒い時期に可憐な椿の
            花の香りがただよい、ウグイスやメジロが飛んできて、よりいっそう椿のある庭の

            情景を美しく演出してもらえて、花っていいものだなあという実感が湧き、椿をやっていて
            良かったと思うときが何度もありました。デジカメとメジロの競争。又は、ウグイスや名の分らぬ鳥

            とデジカメとの競争等。競争とは鳥が庭に飛んできた時、手元にデジカメがありませんので
            写真が間に合わないときがあるのです。でも、うまく写真が取れたときは家族一同大喜び

            です。このような生活の喜びも、庭の椿を中心とした色々な花々に囲まれたおかげであると
             感じております。生活の楽しみ方も色々あると思いますが、花っていいものですね。


アケビ→50以上ありました。

ストレチア→簡単に外で増えます。

いいものですねー椿は袖の香

接木しました緋梅ー枝は弱いです。


10月の仕事→ 植え替え等

            この時期にやれることは、まず、接木ですね。気温もよく活着の確率も高いと思います。
            急に秋の気配が強くなり、気温も下がり始めましたが、ぜひ今週中位に試されてください。

            また、植え替えの適期だと思います。やはり10月中が良いのでは。鉢植えに、仮植え
            この時期に行いますと、来年の成長もよいと思います。

            特に春に接木される台木も定植される成木幼苗も今月中に鉢や仮植えをされて
            置かれたほうが良いと思います。接木用の台木は出来ましたら鉢にすぐ植えられると、

            来年の接木で活着が良いのでは。

            ただ、色々な接ぎ方がありますので、庭に仮植えされても良いと思います。そのときは、
            日当たりの良い場所に仮植えされてください。ほかに、この時期には施肥をされてください。

            来年の成長に良い結果をもたらすと思います。来年の楽しみを増やすためにも今年最後の
            心をこめた仕事に汗を流されてください。数年後の椿の開花を思い浮かべながら。。。。。!


交配の仕方→ 何十という違う花粉を混ぜて交配を行う

            椿の楽しみ方の一つに交配による新花の作出があると思います。
            自然交配でも、人工交配でもいいのですが、どちらにしましても

            すごい夢のある楽しみ方ですね。特に人工交配の場合は母樹と父樹が分って
            いますので、ある程度想像しながら花の開花を期待できるのでは。

            さて、人工交配ですが、私は玉之浦なら玉之浦の花粉だけを用いて
            交配させますが、今日聞いた話によりますと、何十種類の花の花粉を一緒に

            混ぜ交配させると失敗も少なくなり、思いもよらない花の誕生があるのではないかと
            話されておりました。確かに良い考えではないかと思います。

            椿には不稔性の種類も見られますので、多くの花粉を混ぜれば、交配の確率が
            高くなると思われます。色々な方法があるのですね。ただ、この場合自分の夢見ている

            新花の作出は少し難しいですね。でも、今まで私が考えもしなかった方法ですので
            今年試してみたいと思います。綺麗な、筒しべの花の花粉を多く混ぜて試されて下さい。
            


私が出会った感動のツバキ各地の名花

             各地には本当に色々な椿があるものですね。花の真ん中先細りの筒しべ
             椿は、見ていていいものですね。全部が全部思うようにはいきませんが、

             なるべくそのような花を集めたいと思っております。現在数千種類と言われて
             おります椿ですが、これからは交配による新花の作出が良いと思われます。

             何と何を交配したら良いか考えずに、何でも父樹の良い花の花粉を手当たり次第
             どんな花にもかけると良いと思います。人間と同様に相性があるのではないかと

             思われますので。また、種子もどんな種子でも蒔かれると良いと思います。自然界ですので
             どんな花が咲くか分りません。1000個に1つでも素晴らしい花が出ればいいですね。


津川絞り

白虎


大和なでしこ

焼け野の雉

遠茜

現珠院

花嫁御寮

女学生


Iwanaga's Dream と鷺甫(さきほ)のその後の成長

           五島の岩永氏作出のIwanaga's Dream鷺甫がおおきくなりました。接木してから
           3年経ちました。Iwanaga’s Dream は久賀白の自然実生で、鷺甫は玉之浦

           自然実生です。しかしながら、鷺穂の花色は白一色です。玉之浦の花から誕生しました
           ツバキで白色というのは、珍しいのではないかと思いますが?今年初めて花芽
 
           2〜3確認できました。早咲きかそれとも早春咲きか今からわくわくしております。
           長く続けておりますと品種も多くなり、管理も大変ですが、それだけ楽しみも多くなり

           ます。皆さん方もぜひ色々な事に挑戦して、世界に一つだけの花を咲かせてみて
           ください。早く大きくするには、少し太い台木の上部に接木されてください。

           1m前後の5〜6年目の木の上部の方が成長が早いですね。それも最上部でなく
           すぐ下の胴の部分に4〜5本接木されたら良いと思います。接木される台木の枝は

           全部切らないで、ところどころに、一本づつ短くして残して接いでください。最上部
           にも必ず2本位細い枝を短く残して接いで下さい。1m位の台木ならば4〜5本位枝を

           残して接木されると良い結果が得られると思います。枝は2〜3葉つける位です。
  


Iwanaga's Dream

こんなに大きくなりました。

鷺甫の接木

鷺甫の初めての花芽

         


五島の藪ツバキ等の実生苗→ 数年後にはーーーーー。


           昨年の11月ごろだと思いますが五島の岩永氏より藪ツバキと白手香の実生苗
           を贈られまして、ちょうど1年近くになりました。約50本位でしたが、自分だけでは

           枯れるといけませんので、知り合いに分けて管理しております。五島の選抜した
           藪ツバキの自然実生苗ですので大事に育てております。岩永氏は数々の実生花を

           作出しておられますので、あと、4〜5年しましたらどんな花が咲くか楽しみです。
           最近では、自分の育てております椿にも果実が見られ、その種子を蒔いております。

           ですから、これからは毎年新花の期待が持てそうで、本当に楽しみです。
           そろそろ各地より花の咲いた便りが届くのではと心待ちしております。

           今、私は接木で忙しく過ごしています。今朝も7時より穂木を50本ほど接ぎました。
           本当に接木に良い気候です。がんばってください。

五島の藪ツバキの実生苗です。

4〜5年後が楽しみです。

今年は玉之浦の実生苗が5年目を向かえ
 
花芽をつけております。どんな花が咲くのか?

一本でも変わった花であればと願っております。


7月に接いだ一休の自然実生花→ 細御前

           7月に接木しました細御前が芽を伸ばして、接木が出来る状態になりました。
           ですから、ある程度品種が揃いましたら、新花を追い求めないで、自分の

           持っている種類を増やしつつ、2〜3年後に挿し木苗を求められたらどうでしょうか.
           接木をしますと、すぐに穂木が得られ、また接木が出来、1年以内に何本も同じ

           品種が増やせますので。同じ品種が数本増やせましたら、そのうちの何本かは
           地植えにされて大きくし、鉢植えにも、そのまま庭木にもされると良いと思います。

           このままでいきますと、2年以内で細御前は相当の数になるのではと期待しております。
  

7月に接いだ細御前。10月に10芽くらい接木

が出来ると思います。失敗を避けるために

大事な穂木は全部分けて接いでいます。

これから、今年伸びました芽を接ぐ予定です。

         


ツバキの保存→ 各地のツバキを1〜2本の木に接木

           何百、何千種類のツバキをどのようにまとめ、保存しておくか。沢山ありますと
           接木するとき、どこにあるか探すのに困るときがありませんか。私は以前紹介

           いたしましたように、1本の台木に25〜45本位の穂木を接いでおります。
           ですから、各地区のツバキの保存は2本もあればある程度保存でき、探すのに

           大変簡単です。鉢に番号をつけて、どこの地区のツバキか品種もノートにメモして
           おきますと、すぐに何番の鉢にどこの地区の、どんな品種があるか探すのに

           役にたちます。今までは7月に接木をしておりましたので、もしあまり接木がうまく
           いかなければ、8月、9月、10月と何回も接木をすれば、1本の木に30本や40本は

           すぐに接げると思います。管理の面で簡単ですし、自然交配による新花作出
           適しているのではないかと思います。30鉢ありますと、全国のある程度のツバキの

           保存が可能になるのでは。試されてください。必ず、1年前から鉢に台木を植えられ
           おくことが、大事だと思いますが。そして、2〜3本の枝をところどころに残して、接木

           しております。最上部には必ず2本位は枝を残しておきます。短く切って残します。

松江のツバキを接いで保存してあります。25品種位だと思います。

出雲諫早、出雲大社藪、大谷の匂玉、乙部白、神等去出、

神立の紅、金亀山、虹玉、松峰山、白玉唐子、夕照、ゆりかもめ

等接いであります。ですから、2本あれば各地の代表的ツバキが

保存できるのでは。


           

炉開きに似た花→雪ツバキの形質

           近くの椿園に今年初めて咲いた花ですが、極小輪の炉開きに似た花が
           咲きました。昨年専門家に調べてもらいましたが、炉開きではないとの

           結果でした。私が見ましても、葉が違います。さらに、花が少し小さいかもしれません。
           でも、お茶の木の形質を備えているようにおもえます。もう少し調べてみたいと思います。

           次に、今年求めた苗木ですが2芽ほど残して接木されたらと思います。
           挿し木苗でも接木苗でも、3芽以上ありましたら2芽残して残りは接木をされてください。

           理由は、すでに書きましたが、今年中に接木しますと、活着して管理が楽ではないかと
           思います。さらに来年の成長が早いし穂木を早く利用できます。

           求めました苗木の芽と、接木の芽が来年沢山利用できて、楽しみが増えます。これからは
           すべて、自分で作出され、増やされて、ほとんど経費がかからない楽しみ方はいかがでしょうか?

           


炉開きに似た椿ー雪ツバキとのことです。

求めた苗木ー全部2芽残し接木します。

再びあけびーとにかく生りました。


今年の挿し木→ 皆さんはいかがでしたか

           すでに10月に入りましたので、7月に挿し木をされましたら発根しているのでは
           ないでしょうか。挿し木は一度に多くの苗木を生産するのに便利ですね。

           しかも、2年目には数少ない品種の場合にはその芽を利用して接木で増やせますので。
           ですから、高価な品種の場合には2〜3年待って挿し木苗を購入するか、ツバキ友達

           と一緒に苗木を求められますと、求めやすくなるのではないかと思います。
           私は今年求めました苗の穂をすでに接木しまして、2週間位経っております。

           私の挿し木作りは、衣装箱の中で行っております。午前中はほとんど光は当たりません。
           午後だけですが、4〜5時間位です。色々試して見てください。挿し木,取り木、接木と

           1年中ツバキと向き合っている状態です。もし、苗木が多くなりましたら、友達にあげるか、
           植えられる場所があれば植えて5〜6年しますと必ず何かの役に立つと思います。

衣装箱の中の挿し木。90日経過しました。

衣装箱は全部で8個程です。

いくらでも増やせると思います。

でも、その後の管理が大変ですね。

ある程度、制限しないと。


私が出会った感動のツバキ外国種を含めて


          10月1日になりました。そろそろ蝋月や西王母等早咲きのツバキが咲き始めて
          くるのではないかと思います。本格的なツバキの季節到来となりますね。

          本日は今までの感動しましたツバキの花を数品種再びご覧いただきたく思います。
          各地にはまだまだ感動を与えるツバキが多いと思います。
 


中部千羽鶴

クリサンソイデス

まゆみ

旅愁

はにかみ

ペイパーダルズ

対馬紅ヤブ

広清美人

         


陽の岬U(仮称)の接木苗とアケビや吊花

          先日紹介いたしました陽の岬とほとんど類似しましたツバキが陽の岬の原木の近くで
          発見され育てております。この品種は八尋晋策氏より届けれれまして、昨年接木を

          したものです。いつものように少し太い台木に接木して、他の品種も数種類一緒に
          接いであります。おそらく来年には花が見られると思います。私が好きなツバキですので

          開花を楽しみにしております。さらに、今日は昨日のアケビと、吊花をご覧ください。
          皆さんアケビもいいですね。さらに吊花も綺麗で、11月になりますとツルウメモドキ

          順次咲いていきます。季節の変化を自宅で楽しめます。今年の最後には皇帝ダリア
          一重、八重と咲き、我が狭い庭を飾って新年を迎えるのでは。挿し木ですぐ大きくなります。
          
          さて、ツバキの接木に関してですが、下の写真でもご覧いただけますが、穂木を1年で
          沢山得たい、または少ない品種を増やしたい時には少し太めの台木を求めて、(長さは
          
          50cm〜80cm位)その台木の最上部に2〜3本接木してください。最上部でなくとも
          すぐ下の胴の部分でも良いと思います。盆栽にする以外でしたら、太い、長い台木を
          
          使用されるときは最上部よりも、少し下の胴の部分に接がれると活着が良いかと思います。
          保存する時とか穂木を得ようとするときには適しております。最上部は自然に枯れこんで
          
          きますので心配はいりません。台木の真ん中と下部の部分も芽は伸長してきます。
          でも、最上部が一番伸びるのではないかと思います。試されてください。
          


最上部よりも少し下に接いであります。

アケビー食べ方を研究しております

アケビー今が食べ頃か

吊花ー垂れ下がり綺麗です。

昨年接木の陽の岬Uー真ん中

陽の岬U(仮称)の芽の伸長具合(1年目)


昨年の今頃の接木と我が家のアケビ

         本日も2本の台木に50本位の穂木を接木しました。なるべく今接木すれば
         来年の春接木する必要がなくなりますので。それに管理が楽で成長が早いですので。

         もうひとつの利点は活着が良いことだと思います。1年での成長具合を下の写真で
         ご覧下さい。また、ツバキ以外にも吊花、ツルウメモドキ、ニシキギ、アケビ等を楽しみ

         に育てております。今年はアケビがかなり実をつけまして、いま果実がはぜて、中の
         種子が見え始めました。秋の季節感を漂わせております。

         少し話題が違いますが、お茶や生け花として多く用いられる侘助ですが、白侘助
         非常に多く用いられるそうです。胡蝶侘助も人気があるということですが、茶花としては

         単色が好まれるそうです。実際、自分ではやっていませんので、どちらが多く用いられるか
         統計は出しておりませんが、生産業者と販売店、茶道を習っている人にお聞きしますと、

         白侘助が多く用いられるとのことです。純白で清楚な感じがいいですね。


昨年の9月の接木

1年でよく伸びております。

最上部の成長
は見事です。

今年は見事なくらい果実がつきました。
50位なり、大分、摘み取りました。


         


ツバキの果実採取と接木の適期→ お忘れなく

         暑さも和らぎ、過ごしやすくなりました。ツバキの果実の採取は済みましたか。
         あまり遅くなりますと、地面に落ちて発芽がしにくくなることもあります。

         来年、再来年のために採取され、接木の準備をされてください。
         また、接木も適期です。ぜひ試してください。私は昨日4本接木をしました。

         1本は別に接木しました。80本くらいの穂木を接木しました。今年伸びました芽を、
         特にあまり見られない品種を接木し、2〜3年後を目指してがんばっております。おそらく、

         今が1年中で最も活着の良い時期ではないでしょうか。来年の春よりは管理が大変楽です。
         もし時間があれば、上記2つのことを試みてはいかがでしょうか。

         特に、退職されました方や、数年後に退職される予定の方には、いい趣味であると
         思います。1年中ツバキと向き合い、暇をもてあますことが少ないのですから。

         ツバキの美しさに魅かれて20数年、やっと色々なことが分り始めてきました。
         きっと、良き友や、良き人生にめぐり合えるとおもいます。始めてみましょう。

3本接木してあります。

桜島月光、月の皇子、陽の岬U等20種類以上
接木しました。2年後にはある程度花が見られる

と思います。また、比較的藪ツバキの綺麗な花を
接木しましたので、自然交配により新花の誕生

も楽しみです。1つの鉢に植えてありますので
交配もスムーズではないかと思います。


私が出会った感動のツバキ写真集(best 10)
   
         今まで沢山のツバキと出会いそのたびごとに感動と喜びを与えていただき、椿をやっていて
         良かったなという思いでいっぱいです。ツバキを通じて全国のツバキ愛好家と知れあい、

         その人たちから、多くのことを学び、その人たちからほんとうに生きる喜びを教えていただいた
         ような思いをしております。camellia No 1. と言う気持ちです。今後とも全国のツバキ仲間と

         連絡を取り合い、新しい新花作りに励もうとおもいます。さらに、各地の無名のツバキを
         紹介したいと願っております。


月の皇子

陽の岬

細御前

白髪山

浅茅白

春節

湊晨侘助

哀愁

紅栄実生

晴れ着
まだまだ何百種類もありますが、

とりあえず、印象に残っております

ツバキを掲載いたしました。

毎年増え続けますので、その中で

これはと思われる、地方のツバキを

掲載したいと思います。



陽の岬 → 八尋晋策氏の鋭い鑑識眼(その2)
                                 (北九州支部の月報より)
          
八尋氏さらにこの花について、正面から覗いてオシベが見えるようになったところで
           満開状態になり、最後まで形をくずさない。普通の花のようには満開にはならないので

           あると述べております。私がこの陽の岬と出会ったのは十数年前かと思いますが、小輪の
           今までにない良い花だなという印象をもっておりました。その時一緒に初鏡とか小春など

           10種以上の穂木を手にするわけですが、その後、数年しまして、八尋氏から届けられました
           陽の岬について書かれました月報のコピーを見まして、陽の岬がいかに優れているかという

           認識を強くした次第です。陽の岬の特徴について、薄いピンクから、やがて白色に近くなる。
           −−−−小型なので小輪の花とのバランスもよい。と評価されております。

           陽の岬が発見されたのは、昭和52年長崎市南西、野母半島の野母崎町の山林からで、
           発見のいきさつは、町の観光課の川原 泉氏と職員数人がツバキの調査に出かけて、

           この花と出会ったそうである。発見されたとき、町の職員がこのツバキの持つ素晴らしさ
           直感的に感じたらしく、長崎県ツバキ協会に持ち込み大変な反響をを得たという。

           さらにすごいのは、東京の西部デパートに切り花として展示したところ、展示会終了後
           芽がすべて切り取られ、丸坊主になってなっていたというのである。

           いかに衝撃的なデビューであったか! また、いかにツバキ愛好家の心を魅了した花か
           お分かりになられるかと思います。 その後、八尋氏は現地を訪れ、陽の岬の母木を観察

           され、4〜5メートルのガケ上にあり、7本の株立ちの陽の岬を確認されたとのことです。
           最後に、野母崎町は一日中太陽に支配され、ーーー燃えるように赤くなって西の海に

           落ちていくとーーー陽の岬はその太陽をイメージして命名されたとのことです。
           私も以前陽の岬の花を紹介いたしましたが、月の皇子やこの陽の岬がいかに優れた

           ツバキであるか、地区の会報や雑誌に取り上げられ、それぞれのツバキの持つ個性
           豊かな特徴とツバキの美を紹介され続けておられる八尋氏の鑑識眼と同時にその審美眼

           に学ぶことがいっぱいあるのでは。、一緒にツバキの探訪に出かけられればと願う一人であります。
           最後に一言。名花必ずしも陽あたらず。美しさゆえの苦しみか。

           下の写真は私の庭で咲いた陽の岬です。現在保存を含めて数十本接木をしてあり、さらにこの
           陽の岬の原木に近い場所から、ほとんど類似した第二の陽の岬が成長しております。

           八尋氏より数年前に贈られました。紹介できる日を楽しみにしております。
    

陽の岬

いい花ですね。

最後までこのかたちを

崩しません。名花中の

名花だと思います。

       


 陽の岬 → 八尋晋策氏の鋭い鑑識眼(その1)
                                 (北九州支部の月報より)
           
           私も比較的長い間椿に興味を示してきましたが、今までを振り返りますと
           ただ単に接木をして数を増やすことに狙いを絞ってきたような感想を持っています。

           これからは、椿の持つ本当の美しさとはなんだろうか、どこにポイントを絞って
           椿と向き合い、椿の魅力を品種ごとに自分の言葉で説明出来るようになりたい

           と感じるようになりました。洋種椿の華やかさや豪華さ、ヤブ椿の奥ゆかしさ、
           侘助椿の仲間にみられる可愛らしさとか控えめさ等色々特徴があります。

           何でもかんでも集めていたいままでと違って椿との接し方に転機をもたらして
           下さったのが八尋氏でありました。私のもとに育成されておられる数十種

           品種のコピーを届けていただきましたが、どの品種も今考えてみますとその椿
           だけにしかない特徴をあらわしている名品ばかりのように思えます。

           数日前に紹介いたしました月の皇子にしましても、何故優れているか、その
           ポイントを的確に捉え、椿のどこと、どこをどのように見たらよいか教えていただいた

           感じがしてなりません。今日ご紹介する陽の岬の内容に関しても、最初のタイトルは
           咲き始めの美“ 陽の岬 ”から始まり、ヤブツバキの場合は

           咲き始めが良く、硬く締まったガクの中から赤や白の花弁が一気に伸びだし、
           先端をわずかに開く。その瞬間から五、六分咲き、最大七,八部咲き間でが一番

           美しいと述べております。このように説明されておりますのは、八尋氏陽の岬
           美しさの特徴を皆様方に紹介するためであります。(続く)

        →次回は陽の岬の特徴と出会い、さらにデパートでの反響について紹介したいと思います。


桜島黒神→我が家で咲いた接木4年目

           先日ガーデンライフ誌上で八尋氏が桜島黒神の色合いについて、
           驚異的に黒く、あまりの黒さに興奮してしまったと述べられていました

           が、我が家でも3年前くらいから咲き出しました。濃紅色ですが、さすがに
           地植えしてから日が浅いために興奮する色合いまでにはなっていません。

           しかしながら、八尋氏の長年の観察によりますと、必ず地植えして樹齢が
           古くなれば、おそらく10年以上位であの黒紫のビロード状の花にお目に

           かかれると話されております。接木苗では何本もあるのですが、桜島黒神
           だけを接木した苗が少ないため、これからすぐに接木して育てようと思っています。

           この品種はカタログで販売されていると思いますので、ネットで検索されまして
           ぜひ一本庭に植えられてはとおもいます。月の皇子と同じく枝変わりで新花が 

           でる可能性もありますね。桜島の椿林で長年自然交配を繰り返していると
           思われますので。

我が家で咲いた桜島黒神

まだまだ本来の色合いが出て

おりません。でも、あと何年かしますと

皆さんが驚く花色になるのでは。

早く紹介できればと願っております。


微妙に変わる穂木と白斑について

           一本の椿の木から枝変わりといって全く色合いの違う椿が出ることが
           ありますが、さらに、同じ母木から採取した枝によって花に微妙に変化が

           見られると八尋晋策氏はガーデンライフ誌上で述べられております。
           もちろんこのことを枝変わりというのであるが。一つ一つの花弁に変化が

           あると言うのはすごいですね。
           八尋氏が月の皇子と名付けた品種も桜島月光の母木の中で特に雄しべの

           白いものを選別したという。桜島の大地で300年を超えると推定される巨木ならば
           何度となく自然交配を重ねていると思われるので、同じ母木の一つ一つ

           の花がそれぞれ変化していることは考えられますね。でも、ほんのわずかな
           変化に気付かれ、優秀な侘芯花からさらに優れた侘芯花を見い出された

           八尋氏の鋭い鑑識眼はすごいものですね。現在、椿友人の佐別当氏が
           八尋氏に届けられた苗木の中に濃紅色の花弁に白斑がいくつか出た花が

           咲き出したとかかれております。おそらくバイラス菌によるのではないかと。
           このバイラス菌で最近面白い話をお聞きしました。それはバイラス菌がある

           枝を台木にして接木をしても花だけに白斑が出て、葉には全く影響がないと
           いうのである。すごいものですね。ですから、この品種の椿を台木にして

           接木をすれば、次々に白斑の入った綺麗な新花が出来るそうです。葉はその
           ままの綺麗な緑色の状態だそうです。この品種は私にはまだ分りません。

           赤系のヤブ椿等にこの台木を使用して、見事な白斑入りの新花を作出したいと
           思いますね。
           


ツバキと花色→桜島黒神の花色について

           椿探訪で偶然はっと思わせる見事な色合いの花に遭遇して、そっと誰にも
           知らせず、自分ひとりで挿し木、接木とされ、咲いてみたら普通の単なる

           色合いのために捨てられてしまったり、がっかりされた方がいられるのでは。
           前回紹介しましたガーデンライフ誌上で八尋晋策氏桜島黒神の例を紹介

           し、次のように述べられている。『 桜島黒髪について、その花色は驚異的に
           に近い。ーーー黒紫色のビロード状の艶やかな花色に目を見張る。 

           八尋氏も榎本朝明氏や佐別当雅彦氏両氏に連れられて、このはなを見に行った時
           あまりの黒さに興奮してしまったという。』 さらに続く。接木されて3年目に咲いた花に

           落胆されたという。桜島で自生して咲いて興奮を覚えたあの黒紫色はなく、ごくふつうの
           濃紅色だったというのだ。−−−−最後に、椿の花色の出し方をご存知の方がおられたら

           ぜひご教示願えないものかと思う。とその難しさと残念さを語っておられます。
           ところが、八尋氏の椿への愛情が伝わったのか十数年経った最近地植えされた桜島黒神

           の花に桜島で咲いていた当時のあの黒紫の色がよみがえっていたというのである。
           八尋氏との電話では、10年くらい地植えされると本来の色合いが出るのではないかと

           話されております。さらに、文面にて、現地のものと同じくらい黒色が出るようになりました
           樹樹齢が古くなると色が出ることが分りました。と説明されております。

           八尋氏の椿への取り組み姿勢に学ぶことが多く、何事にも長年の努力と絶え間ぬ研究心が
           必要であると痛感いたしました。がんばりたいと思います。
           

桜島月光・月の皇子について→(第3回)

           桜島月光の花を最初に見た時、榎本氏『手が震えるのを禁じ得なかった』
           と述べている。それほどこの花に衝撃を受けたのでは。さらに発見のいきさつは、

           榎本氏と町の観光課の人たちと椿探訪に出かけ、地面に落ちていた花を拾い
           集めた中に葯退化で雪白の雄しべと花弁の濃紅色の対比が見事に美しい花

           見いだし、それが桜島月光だったのだ。この木の幹周囲1・2m、樹齢は300年
           超えているらしく、咲いている花すべてが葯退化であったという。しかも、葯退化にも

           かかわらず、をいくつか確認したという。胴吹き芽もあり、挿し木、接木の活着率
           も良く、樹勢の強さを確信したとのこと。藤田友一氏も『 実にいい花だ』と評価され、

           長崎に来られた桐野秋豊氏も『 葯退化でこれほど花弁の色が濃いのは珍しい
           と話されたという。この花の最初の名前は桜島白姫だったが、桜島月光に変更

           されたという。桜島月光の枝変わりで、特に雄しべが白いものに月の皇子
           八尋氏が名前をつけられた。現在桜島月光の実生苗が八尋氏と友人の家で

           育っているとのことです。
       
        →偶然とはいえ、これだけの名花との出会いは椿への愛情や情熱なくして出会える
           ものではないですね。地面の花を集めるにも変化にとんだ特徴のある花だけを
           集めたとのことです。広大な椿林と見渡す限り花で覆われた地面からよくも
           この桜島月光の花と出会えたかと思いますと、その熱意に驚かざるをえません。
           今後の楽しみは、桜島月光と月の皇子の実生苗を育てることだと思います。
           もうすぐ八尋氏の庭にあっと驚く新花の誕生と桜島月光発見と同じ衝撃の波が
           押し寄せてくるのではないかと思います。知らせを楽しみにしております。

           

桜島月光・月の皇子について→(第2回)
      
           暖帯照葉樹林に囲まれた鹿児島県では、椿が街路樹に利用され、潮風
           に強いため防風林としての役目を果たしていたようです。

           そのような状況の中で、榎本朝明氏が椿の調査を行い、園芸雑誌等に
           発表されたが、その当時は八重咲きや千重咲き等の華やかな品種に

           目が向けられ、私が好む藪椿の可憐さや、奥ゆかしさには関心を示さなかったようです。
           椿をこよいなく愛する八尋氏は言う 鹿児島県ではーーー今後優れた花がつぎつぎに

           発見される未知の要素が残せれていると さらに桜島のヤブ椿についても述べられている。
           椿の巨木があちこちに見られ、島の生活でも(五島同様に)カタシと呼ばれ、カタシ一升米三升

           と言われたほど貴重な収入源であり、住民の生活と切っても切れない関係にあったようです。
           そのように貴重な収入源の椿は当然大事に保護され、年月を重ねるごとに自然交配による

           新花の誕生となったようです。さらに八尋氏はこの地の花の特徴について述べている。
           赤色の猪口咲きで、色合いや、大きさ、弁数など変化に富んでいると。(続く)

           →いかにツバキが重要であり、大きな役割を果たしていたか、さらに桜島のツバキの変化に
              富んだ花の誕生等細かく説明されております。次回は桜島月光の発見と月の皇子についてです。
桜島月光・月の皇子について→(第1回)
       ガーデンライフ(誠文堂新光社刊)1988年3月号の特集のコピー届く

           月の皇子(桜島月光の枝変わり)について述べている折、上記のツバキの発見
           のいきさつについて書かれた特集のコピーがその特集を書かれました九州の

           八尋晋策氏より届けられました。特集・鹿児島の藪ツバキというタイトルで書かれており
           最初のページに鹿児島の藪ツバキ12品種がカラーで掲載され、その素晴らしさと

           美しさに驚くばかりです。薩摩白鷺、 月の皇子、 松山、 鴨池ピンク、 鹿児島絞り、
           桜島芙美子、 垂水極小輪、 桜島12号、 佐多錦、桜島月光、 桜島4号、 桜島黒髪


           どの品種も名品ばかりで、2〜3の品種を除いて我々椿愛好者がその輝ける美を
           見られないのは残念でなりません。さて、その特集の中で八尋氏は鹿児島県の藪椿は

           他府県よりもバラエティー富んでおり、椿の名所を歩くだけでも10日間はかかると述べられております。
           また、園芸品種にむけられていた関心が藪椿に向けられ始めたのは最近のことであり、鹿児島の

           藪椿が他府県の椿愛好家より注目されだしたのは、個性あふれる椿の出現によるのではと。(続く)

        → 特集の中で上記の桜島月光と月の皇子について詳しく書かれており、鹿児島県で椿がいかに大事にされ、
          住民とどのような関わりを持っていたか述べられております。次回をお楽しみください。


ツバキの本届く→ 家の光協会出版

            本日桜島月光の写真が掲載されておりますツバキという本が届きました。
            桐野秋豊氏が書かれた本ですが、P5ページに櫻島月光の写真が掲載され

            本種の枝変わりに月の皇子があると述べられております。
            ワビスケツバキと侘芯ツバキに分けられ、6品種掲載されております。

            その侘芯ツバキでは、桜島月光、 天輪寺月光、黄泉の銀花の写真が見られます。
            今のところ、月の皇子の写真はあまりカタログには掲載されていないようですが。

            松江の黄泉の銀花の正常花を固定した椿に夕照という品種があり、綺麗な椿です。
            現在ツバキという本は絶版になっているそうです。幸いにも手に入りました。


月の皇子の特徴→なぜ優れているのか 

           侘助仲間でなぜ月の皇子が優れているか

                 @濃紅色・猪口咲き・小輪の葯退化です 

                 A花弁の濃い紅の色と雄蕊の白が見事です。

                 B母木桜島月光も普通の侘芯花より色が濃く雄蕊も雪白なのですが

                 Cそれ以上に雪白で色彩が優れている枝を選別していること。

              D
花粉があり、結実するとのことです。

                 E葯退化が安定して固定しているとのことです。

           →天輪寺月光なども濃紅色で赤い花弁と葯退化による白い花芯が綺麗に見えるので
              おそらく月光という名が付いたのだと思われますが、葯退化により侘芯が安定又は

              固定しない面があると聞いております。少し暴れるとの表現を使用される方もおられます。
              それに比べますと、月の皇子桜島月光の優れた雪白の色彩と、葯退化が安定している

              枝を選別して月の皇子と命名したとのことです。私の家でも毎年花が咲いて
              おりますので、侘芯椿に安定した花が咲いているか、葯退化が固定しているか観察して

              ご報告したいと思います。


椿の楽しみ方

          椿を買い求めて家で育てておられる方や、自然交配や人工交配により、新花を作出
          される方、さらに、生産されてある程度利益を得ている方々等、単なる趣味家でも

          さまざまではないかと思います。ただ一つ残念なことは、全国で椿の生産業者
          存在しない地域では、特に都会より離れた場所においては、非常に素晴らしい椿

          を発見又は作出されましても、せっかくのその美しさ評価されずに埋もれてしまう
          場合が多いような気がいたします。趣味で楽しんでいるのだから、いいではないかとか、

          人に見せるためにとか、認めてもらうためにやっているのではないと言われますと
          それまでですが、これはと思われる椿はぜひ全国の椿愛好者に見てもらいたいと

          思いますね。誰でも、この椿はどうだろうかとかぜひ見てもらえないだろうか
          すぐに対応され、いつでも気軽に写真や実物の花を相談できる組織みたいなものが

          全国的にあるといいですね。椿会の底辺拡大や椿愛好者の増加にもつながると
          思うのですが?人は皆、褒められ、評価され、認められた時にその潜在的能力と

          やる気を出すといわれております。特に子供を育てるときはそうですね。大人も
          同じではないでしょうか。椿愛好者がますます多くなることを願っております。

          いつか、このページで全国の無名の椿を掲載するコーナーが出来ればと考えて
          おります。 
          


接ぎ木における台木の切り方

          今年注文しました椿の新花が届きました。比較的早く届きましたので、
          すぐ接いで来年には10本~20本位増やせるのではないかと思います。

          接木の1年生ですので、穂木として今年利用できる芽は4本位ですが
          来年の夏までにはそれぞれの苗木から予想される穂木が得られると思います。

          さて、接木苗を見ましたところ、台木は小指位で、最も接ぎやすく、活着しやすい
          太さではないかと思いますが、斜めに切ってありました。接木後の巻きが早いのでは

          ないかと思います。テープは取り外さなくてもよい最近の便利なテープを使用しており、
          接ぎ方は切り接ぎでした。生産者の方々は切り接ぎのほうが早く接木が出来るのでは

          ないかと思います。先日もお話いたしましたが、接木される時、台木の太さが鉛筆位
          までならば割り接ぎを、それ以上の太さならば切り接ぎが適しているのではないかと

          述べました。さらにそれ以上の太さ(2〜3cm以上)ならば三角接ぎを提案される方も
          おられます。おおよその目安として参考にされて下さい。


斜めに切ってあります。
少し太い台木ならば二度切込みをして

穂木を差し込むと楽に接げると思います。

少し太すぎる台木ならば最上部に2~3本

接いで台木を早く巻くように工夫してください。



侘助仲間ー そのなかで最も優れた品種は?

           2〜3の椿生産業者と販売店でお聞きしました、年間を通じて最も安定して
           人気のある品種の一つが侘助であることは、すでにお話いたしましたが、

           その侘助仲間で最も優れた品種は何かと思い、二人の椿に精通しておられる
           方にお聞きしましたところ、二人とも、月の皇子ではないかと話されました。

           私もそうでないかと思っておりましたが、長年椿の生産と育種に取り組んで
           おられた方や、趣味で長年鹿児島、長崎、福岡等の椿を研究されておられる

           方から確認が得られました。月の皇子に関しては以前掲載いたしましたが、
           ガーデンライフという雑誌で八尋晋策氏が解説され、家の光のツバキ

           という本で桐野現椿協会会長さんが桜島月光の写真を掲載されておられるとのことです。
           雑誌のコピーが届きましたら、又詳しくお知らせしたいと思います。

           本日は以前掲載いたしました写真と説明をご覧下さい。

           私の家では、現在接木にて育ててあります。少し太い接木苗がありますので
           いつでも接木が出来る状態です。

@ 月の皇子

       この花の特徴は濃紅色・猪口咲き・小輪の葯退化です。なんといっても、
       花弁の濃い紅の色と雄蕊の白が見事です。
       
       母木桜島月光も普通の侘芯花より色が濃く雄蕊も雪白なのですが、
      それ以上に雪白で色彩が優れている枝を選別して

       月の皇子と命名したそうです。 さらに驚くべきことは、葯退化にもかかわらず
      、五島の岩永氏が指摘しておられる一休同様
       花粉があり、結実するとのことです。自然のなす業はすごいですね


 根接ぎの状態ー 昨年の11月切り取った根

           昨年11月に切り取った根に接木しました木を鉢から引き抜いて状態を見ましたら、
           ある程度根が出ており、これならば、毎年根だけを切り取って、接木をすれば

           増やせる楽しみが増してきました。このとき、根にある程度の曲がありませんと
           つまらない木になってしまいますので、機会があり、うまく根が入手できれば

           試されるといいですね。親指かそれ以上の太さで曲があれば挿し木の何倍かの
           早さで良い椿の盆栽が出来上がると思います。曲は2曲ほどほしいですね。

           この根接ぎは全く一本の細根もありません。単なる棒状の根です。先日の取り木
           もそうですが、何本かは、ある程度太い曲のある盆栽風の洒落た椿の木があるのも

           いいものですね。私みたいに、単に増やすだけでなく、楽しみ、鑑賞できる庭作り
           を心がけたいものです。根の状態については取り木の方が見事です。


接木苗ー4~5本接いであります

根の状態

挿し木の10年以上の太さです。


椿の果実採取と散歩

           今日は家族で散歩をしながら椿の果実の採取にでかけました。
           雨が少し降っていましたが目的地まで行き、様子を見ました。

           全く果実のない木もあり、今日 だめかなと思いながら歩いて
           いますと、突然目の前に見事な果実の垂れ下がる椿の木を発見

           しました。100個位の果実を採取し、周辺を歩きながら家路に着き
           ました。さて、果実の採取のときに気をつけることは、果実が大きい

           からといって、種子が大きいとは限りません。ですから、採取するときに、
           非常に大きな果実は一度その場で果実を開いて、種子の大きさを確認

           して採取されてください。がっかりいたしますので。雲竜椿は全体的に
           種子が大きく見事でした。この採取しました種子が数年後に100鉢、

           200鉢と自分の庭を彩ると思いますと、若さが蘇ってきますね。
           それも小輪の何百種以上の整然とした咲き誇る椿の姿を思い浮かべますと!


果実の見事さ

大きな果実


今年初めての椿花咲く→炉開き

           アザレアの花が8月咲き始めたとの知らせが届き、写真をご覧いただきましたが、
           我が家では数日前から炉開きが咲き始めました。9月から咲く早咲きで、ユキ椿

           とチャの自然交雑種と言われております。花の咲く期間が長く、あまり花の咲かない
           時期ですので一本ありますと、いいものですね。この9月に咲く椿はそれほど多くなく

           荒獅子、 西王母、舞、 東方朔等があります。以前にもお話いたしましたが、早咲き
           の赤色の椿は少ないですので、気にかけて周囲の公園とか、椿園をご覧ください。

炉開き

丸い形をした小輪の花で

とても可愛らしいです。


接木後の扱いと挿し木の穂木の切り方

           今日は接木には最高の気候になりました。又果実の採取にも最もよい時期に
           なりました。私の家では、玉之浦の果実が熟しすぎて落ちてしまい、たった1個しか

           見つかりませんでした。大事に見守っていたのですが、残念でした。
           少し青いなと思っていても、周囲に裂けている果実があれば、採取しておいた

           方が無難かと思います。さて、これから接木をされまして、活着されましたら、来年
           の春には一度地面に植えることをお勧めいたします。これから接木されても、おそらく

           来年に花を咲かせることはほとんどないと思いますので、地面に植えて、根も枝も
           大きくして、少し小さめの鉢に植え替えると短期間で見栄えのする木になると思います。

           よく、花の咲いていた椿を地面に植えたら花が咲かなくなったと聞きますが、それは
           ある程度成長した木の扱いで、接木をした翌年は地植えで成長させてから鉢植えに

           された方が色々な面で良い結果を得られると思います。又、挿し木もまだまだ可能です
           が、水平にきった方が良いか、斜めに切ったほうが良いか、色々な本に説明されて

           おりますが、以前述べましたように、あまり気にしないことです。何でも人のやらないことを
           経験して、自分なりに技術を習得して、自身をもたれては。いずれの方法でも、まず大事

           なことは枯らさないことです。どのような説明でも、極意の極意はあまり書かれていないのでは
           ないかと思います。ですから、斜めに切って、根の数が少なければ、地面に植えて2〜3年

           もすれば鉢植えの数倍の成長をするのですから。挿し木の時の葉の枚数にしましても
           2枚でも4~5枚でもあまり気にされないで試してみると良いです。

           今年の兄の取り木は20~30年の太さをたったの2ヶ月で百本以上の根が出て数十本の台木が
           得られたのですから。これからは接木も挿し木もしなくて太い木に接木をして、数年後にその枝に

           取り木をかければ見事な椿の盆栽が出来ると 思います。台木のいらない、費用のかからない
          、成功を早くし楽しめる方法を考えられると良いですね。それには、果実の採取、取り木、地面に

          植えなおし
て早く大きくする等。 それに加えて、多くの椿仲間を得ることですね。
           椿の情報や穂木の交換等遠くにいて全国の椿情報が確認出来るのですから。がんばりましょう。 


雲竜椿とアザレア椿

           今日も雲竜椿の果実を採取しに行きました。雲竜椿は40個位で他の椿は50個位
           かと思います。雲竜椿の果実は全体的に大きくて種子が多く入っていました。

           また、アザレアの写真が届きましたのでご覧下さい。今年接木した1年生の接木苗
           咲いたとのことです。先日述べましたように、8月28日に咲いたとのことです。

           昨年私のところで咲いたのは10月22日ですので2ヶ月も早く咲いたことになります。
           今後人工交配による新花誕生にますます夢が膨らみますね。

雲竜椿

  木も大きく果実も

   大きいです。
アザレア

今年の接木苗に

咲いたそうです。


今年の挿し木→葉挿しと普通の挿し木

             挿し木をしまして70日経過しました。今日挿し木を1本抜いてみました。
             完全に発根しており、5~6本根がでておりました。私が今年初めて試しました

             葉挿しは色々工夫しました中で1鉢だけは全部カルスを巻き、根が少し出かかって
             おり、このまま、あと2~3週間で発根するのではと思います。

             葉挿しは芽が出て成長するまで時間がかかりそうに思います。ですから、珍しい
             品種で穂木が少ない時、いらない葉を挿して確実に絶やさないために利用するのに

             良い方法だと思います。ですから、沢山穂木があれば、葉挿しは必要がないと思います。
             接木は案外うまくいっております。これからが本格的な私の接木と果実の採取の時期です。

             皆さんも数は少なくとも、工夫をされて挑戦してみてください。自然と木から教えられると
             思います。お互いに全くの素人ですので、何時の日か日本で1本しかないこれが椿だと

             いう作品を作ってみようではありませんか。良い写真を撮るために一眼レフのデジカメを
             考えております。技術がないとどんな写真機を使用してもいけないかもしれませんが。


挿し木の苗です。10本は
 根が出ております。

70〜80日位経過しますと発根が期待
できますね。

7月1日〜9がつ10日(70日)

葉挿しー全部カルスがでて、ほんの少し
根がでかかっております。70日経過

普通の挿し木です。全部発根
しております。

葉挿しー左右にカルスが見えますか、
もう少し根が出てきましたら、良い写真を
載せたいと思います。


新潟の椿→黄河ー咲きだしは薄緑・黄唐子・中輪
                    


                   。

     この花は7年前位に購入いたしました。
     ちょうど1mくらいになっております。

     花の特徴は薄緑から黄色の唐子咲きになります。
     黄色の唐子咲きは少ないかと思いまして求めました


接木の仕方→台木の太さによる接ぎ方


          皆さん、椿の果実の採取はどうでしょうか。これからの椿の楽しみを増やし、
          全く経費もかかりません。自分で趣味として楽しむにはいいですね。

          もし、少し空いている土地がありますと、接いだ苗を植えますと4~5年で花を咲かせ、
          もしかしますと、新花を購入したり、趣味としての資金になるかと思います。

          数年前に、今後の農業のあり方という話を聞かせていただきましたが、土地の有効利用
          の話題になり、椿等の苗木を植えたらいかがなものでしょうかとの提案もされておりました。

          さて、本題に戻りますが、接木される時、台木の太さが鉛筆位までならば割り接ぎを、
          それ以上の太さならば切り接ぎが適しているのではないかとのアドバイスをいただきました。

          今が接木の適期ですので試されてはと思います。色々な接木の仕方がありますが、
          なんでも経験されてみてください。アドバイスをいただいた方は椿の専門家です。
          


山口椿園さんより→今年のカタログ届く

          暑さも幾分和らいできました。各地より椿の便りが届く季節となりました。
          本日京都の山口椿園よりカタログが届きました。

          椿の果実の採取や接木等に適した時期になりましたが、全国各地より
          椿の情報が届けられるのも楽しく、毎年心待ちしております。

          山口椿園さんのカタログには日本種416品種、外国種199品種、原種・その他
          20種と数多くの品種が掲載されております。日本種、外国種ともに代表的な

          椿が掲載され、さらに山口椿園さん作出または固定品種18品種掲載されております。
          その中で、白孔雀、ブラックスワン、鷺舞、ハノイの夜明け、外国種ではエレインズ・ベティー

          フランク・ハウザー、ホールズ・ブライト・バー、ナンシー・レーガン、ルタ・ハグマン等の
          人気品種が掲載されております。山口椿園さんのカタログの特徴は日本種、外国種ともに

          品種が数多く掲載されており、全品種接木苗であるということです。又、表紙の絵は自分で
          描かれた木版画かと思います。毎年違う画像が描かれ、楽しませてもらえます。

山口椿園さんの今年のカタログ

掲載されております品種が多く

とても楽しめます。

カタログを申し込みますと、送っていただけると

思います。来年の版画も楽しみですね

         


椿の果実採取→ 雲竜椿の果実

         今日も山に行き、椿の果実を100個程採取してきました。今日は偶然にも
         雲竜椿の木に果実が沢山ついており、いい場所に来たと思いました。

         なぜならば、雲竜椿は枝がくねくねと曲がっておりますので、芽が出ましたら
         ポリ袋を途中であっちこっちにひっくり返せば、また、中に多少大きな

         ボール玉を入れておきますと、さらに枝に曲がつき、良い台木が出来るのでは
         と思い、採取してきました。50年位の木ですので、果実が多くあり、喜んで

         家に帰りポリ袋に入れました。なかなか雲竜椿にめぐり合うことは
         ありませんでしたので、運がよかったと思います。皆様ももし雲竜椿に

         出会いましたら果実を採取して、台木として育ててみてください。

対馬の椿→対馬紅ヤブ椿濃赤色一重筒咲き

この椿の特色は濃赤色の一重筒咲きで、小輪の早春咲きです。

いい椿だと思います。沢山椿をみますと、やはり藪椿がいいですね。

典型的な日本人なのかも。昨日玉之浦の交配しました種子を冷蔵庫に

20個位入れました。数年後が楽しみです。


改良園のGreen Shop → ガーデニング通販誌の椿

         毎年改良園より出されておりますガーデニング通販誌のGreen Shop の中に椿のページ
         が特集されておりまして、18品種の椿の写真が掲載されております。とても綺麗な写真で

         毎年楽しみにしております。この通販誌の椿のページの特徴は、他の椿のカタログでは
         あまり見られない、この数年の間に発表されました最新品種を載せていることです。

         黄花の交配種や玉之浦系の椿等多彩な色彩と花形を持つ品種が目に飛び込んで来ます。
         他社のカタログと違う品種の写真を見られるのも楽しいものです。

         本日は順番に4品種と全体の写真を紹介させていただきます。ご覧下さい。

椿のページ
  
   椿のページが2ページにわたり掲載されております。
   黄蓮華、頌花宴、まほろば、常夏、友の浦、桜庭白梹q、湊晨侘助等の品種が掲載されております。

    どの椿も名花ばかりで自分のcollection に加えたい品種です。下の4品種をご覧下さい。

    改良園さんの許可を得まして掲載させて頂きました、

黄蓮華

頌花宴

まほろば

常夏


松江の椿→十六峯庵

         先日絞りの入った松江の椿について述べさせてもらいましたが、本日は写真を
         ご覧下さい。先日もお話いたしましたが、大変珍しい椿で全体に良く絞りが入っております。

十六峯庵

白地に濃い紅色の吹きかけ絞りが入り、花仙山の実生とのことですが、

花仙山に絞りが入るのは1%もないとのことです。

許可を得まして写真を掲載させていただきました。

松江には本当に良い椿が多いですね。なかなか感じの良い椿ですね。


再び取り木と果実の採取

        今日再び椿の果実の採取と取り木をはずした枝を兄より2本もらってきました。
        果実は100個位ですので、種子は少なくとも400個位はあるのでは。

        また、取り木はどんな太さでもぎっしりと根が出ておりました。こんなにも太い枝に
        取り木が出来るなんて、それも見事に発根しておりました。これですと、挿し木や

        接木の必要がなくなるのでは。比較的太い木に接木して、ある程度太くしましたら
        次々と自分の願う長さで取り木をすればいいわけですから。兄は1本の長い、太い

        枝に5本位取り木をして、すべてどの枝も成功しております。挿し木で20年~30年
        位の太さの枝がたったの2ヶ月で手に入るのですから。本当に楽しみです。

昨日の取り木と今日いただいた取り木

今日採取しました果実100個位

あと5回くらい果実の採取に行く予定です。

発根の詳しい状況はすぐ下の写真を
ご覧下さい。


覆輪花の難しさ→ 越の麗人やプリンセス雅子等

この花は越の麗人の木から咲いた花です。
紅覆輪が入るのですが、越の麗人は九重の枝変わりなので、

九重の血統を受け継いだのだと思います

越の麗人自体完全に紅覆輪がきちんと出ることは少ないように思います。

覆輪のでる椿は枝によりなかなか色の出方が難しいですね。プリンセス雅子
しましても紅福輪がきちんと出るのは少ないのでは。よほど良い枝を接木したり

挿し木をして確保しておかないと。生産業者さんや販売店さんも苦労しますね。
電話の問い合わせや、返品等に対処しなければ?いつか生産しなくなるかも?リスクがありますので。


取り木→驚異の発根率

        以前紹介したことがありますが、私の兄が取り木をしまして、家の改築のために、
        椿を切らなければならなくなりました。今日枝を切ってみましたところ、下の写真のように

        見事に発根していました。今日は10本位切りましたが、全部ぐるりと発根して、それには
        ビックリしてしまいました。腕の太さから足の太さぐらいの木まで発根していました。

        これならば毎年何十本と台木が確保でき、うまくすれば素晴らしい椿の品種を接木して
        2~3年で太くして、また、その枝に取り木をかければ素晴らしい小品盆栽ができるのでは

        ないかと夢見ております。何でも試してみるものですね。今年は猛暑で特別なのか、とにかく
        ものすごい発根です。この取り木の胴か、新梢に接木をすれば何十本の接木が出来ると

        思いますので、ますます楽しみが増えました。皆さんも、来年是非試されて下さい。
        このページの最後の方に取り木の写真が載せてあります。とにかく太いです。

たったの2ヶ月です
すごいものですね。

これですと思いのまま
に台木が確保でき、

楽しみです。とにかく
太いです。

何百本と根が出ております

2ヶ月目です

100%の発根率です。

マメ知識→五島つばき辞典より

       五島の人たちは昔から椿との関わりが深く、特に食用の椿油が作られ、現在では
       全国で2位の生産量となっているそうです。五島つばき辞典の中で、ほとんどの

       集落ごとに小さな製油所があり、農林家の人たちは山に入り種子を拾いつばき油
       交換して五島の人たちの生活とは切っても切れない関係にあるそうです。

       さらに、その辞典の中で、五島では椿のことをカタシと呼びカタシ油とは 椿の油との
       ことです。五島の中では久賀島が昭和9年当時は長崎県全体の8割近くの生産量

       を占めていたとのことです。ここで私が関心がありますのは、椿の果実の採取に関する
       記事も書かれておりまして、8月末から9月にかけて採取するとのことです。その採取した

       果実をドングロスの上に広げてて乾燥させますと種子がはじけて出てくるとのことです。
       先日わたしも述べましたが、今年はすでに椿の果実採取の適期に入っていると思います。

       地面に落下しないうちに、なるべく早く採取してにポリ袋に入れて吊るしてください。
       その種子から数年後には見事な花が咲き、希望と夢を送り続けてくれるのでは。

       1粒の種子から限りない夢のある世界へと無限の広がりが!がんばってください。

       

小田原ヤブー濃赤色・一重・小輪・筒咲き

小田原ヤブ

      花の特徴は濃赤色で小輪の筒咲きです。
                 
      とても色の濃い花びらでヤブ椿の特徴をよく表しております。
                 


接木の時期ですので→もう一度確認 
 
9月に接木をされます方は、自分なりでいろいろ工夫をされておると思いますが
  
私なりの接木の要領を述べさせてもらい、ご参考にされてください。

一年前(あるいは半年前)から鉢に台木を植えて成長させておくようにしてください。
 
台木を接木の1ヶ月前に、接木する高さより少し上で切っておくように。(15日位前でも良い)
       (普通であれば10cm前後位の高さの所で)  
.穂木は切ったら出来るだけ早く接いで下さい。(日陰か玄関か家の中か、温室内で)
  
.台木は少し斜めに切ると良いと思います (巻き込みが早いと思います)平らよりも良いと思います。
 
.穂木の先端は必ず台木の切った下部まで差し込んで下さい。形成層を合わせる時は両端に
       ぴったりか、少し外に出ても良いとの専門家の話を伺っております。普通は穂木と台木の太さが

       違いますので、少し内側に入れるよう教わりましたが。色々試してください。
  
.台木の切り方は、堅い場合は二度切り込みを入れて下さい。
  
.穂木は一本でも二本でも良いと思います(二本成功したら一本切るか、又は短く切って調整して下さい、
         失敗を防ぐ意味でも二本接いでは?)
 
胴接ぎをされてもおもしろいと思います(この場合ローソクを使用すると良いと思います。)
         (保存と数種類の花が見られます)。
  胴接ぎ接ぎの場合は、私は穂木全部テープで巻いてしまうように教わり、本でもそのように書かれておりますが、ローソクを
       使用しますと、単にローソクを垂らすだけで、手間が省けます。(1本で数種類の花が見られます)  
し大きめのビニール袋を被せる。(接ぎ終わってすぐ被せて下さい)

玉之浦の実生苗→夢乙女五島の椿

玉之浦の実生です。小輪で白覆輪が良く出ております。

この夢乙女は枝により少し白覆輪の出方が違うように思われますが、
冬のこの時期に咲く花としては、
  
他の玉之浦系の椿と同様にきれいで、赤と白の対比が見事です

五島の岩永氏の作出です。


日本人の美意識→小輪の一重に椿の美を!

           以前述べましたが、玉之浦では八重よりも一重の玉之浦に人気があり、
           最近、どのような花が売れて、人気があるか多少情報を集めてみました。
    
           非常に豪華で、華やかな洋種椿も、一時のブームから影をひそめて、ある
           特殊な椿に目が向いているとのことです。日本人は,飽きやすいのか、一時的には

           華やかな物に目が移りますが、食べ物や人間関係と同様に、しつっこさや、
           表面的な豪華さや、ボリューム感にはすぐ慣れて、次第に飽きがつきまとい、

           もっと違った,さわやかさとか、可愛らしさ、奥ゆかしさといった物に目を向けたがる
           傾向にあるのでは。日本の文化でもあるお茶や生け花の世界でも色々いじくりまわしたもの
           
           敬遠されがちで、野にある自然の素材を生かして、自然の情景を再現しているのでは
           ないでしょうか。そういう意味において、最終的にたどり着く所は、侘びや寂びを重んじる
           
           小輪で一重の侘助や香り椿と藪椿の美に日本人の目が向けられ、生産業者や販売店
           においても必然的に経営戦略から生産して販売する品種のターゲットを絞り込むように

           なるのでは。最近東京で安売り店が開店して、多く求められる品物を主に販売して、あまり
           需要のない品物は扱わない経営をしているとのことです。

           いつの時代でも、日本人の美意識は昔から変わらないのでは。香味料や味付け役として
           他の色々な椿はその存在意義を果たしているように思えるのですが。
           

           

           

椿の果実の採取情報→採取の時期と種子の数

           本日も椿の果実を少し採取しましたが、中に入っている種子の数は最高で11個
           入っていました。ほとんどが熟しており真っ黒になっていました。

           おそらく果実を採取するには、これからいつでも心配ないと思います。
           少し多く採取しまして、2~3年分確保されると良いと思います。

           果実を20個採取しますと、種子が100位入っているのではないかと思われます。
           挿し木の管理や台木を購入しなくて、1000本位すぐに確保出来るわけですから、

           こんなに楽しみな趣味はないのでは。30歳〜40歳位から始められたらいいですね。
           本当に椿の接木と果実の採取に良い時期となりました。ドライブでもしながら採取

           してみて下さい。


花のない時期ですのでー 以前紹介した花を再び選んで ( その 30 )

長崎の椿→肥前百合姫

       この花の特徴は濃紅色の鮮やかな色彩で、すこし長筒咲きの良花です。

       最近ネットを見ていましたら、今年この椿が販売されていることが分りました。

       同じ品種かどうかは確認しておりませんが、私が入手しましたのは20年前位

       だったと思います。常にあらゆるカタログと椿の情報を得ることが大事ですね。
玉之浦椿の交配による早咲き種→《鶴》

この鶴という椿は玉之浦と絞太郎庵の交配種ということだそうです。
玉之浦系の椿の早咲き種はなかなか見つからなかったのですが、

この鶴という椿は11月には咲き出し、(もしかすると10月の中旬頃にはさきだすかも)、
今までにない早咲きの椿です。

椿の果実の採取と管理のしかた→岩永氏の解説            
            昨日椿の果実を採取して台木を作られる準備をされてはと述べましたが、以前五島の岩永氏が
            説明されました報告がありましたので、ご参考にしてください。完熟していなくとも発根率が良い

            との説明もされておりますので、とにかく沢山採取して準備をされてください。
   → 種子の採りまき(採ってすぐまく
               9月初旬、椿の果実を採取する。完熟したものより未熟の種子が発根率がいいという人もいる。
               裂けていない果実は、ナイフか包丁で切り裂く。取り出した種子を水に漬ける。沈んだ種子だけ水から上げ、

               水を含ませしっかり絞ったミズゴケと混ぜポリ袋に入れ 密封する。水ゴケの水分が多いと、
               かびが発生しやすく、せっかく発根しても根腐れを起こす。袋はある程度大き目の方が、
               
               後日白根の出た種子を取り出すのに都合がいい。密封した袋を冷蔵庫に4〜5日保存。冷やすことで、
               種子に冬を感じさせ、

               発根を促す。冷蔵庫から取り出したポリ袋を暖かい室内に置いて発根を待つ。水に漬けた時、
               浮いた種子は果実の殻と一緒に、細かく砕いて肥料にすると良い。昔、油粕といえば、椿の油粕だったらしい。
      発根した種子を取り出し断根
         
早いものは10月に発根が始まる。その様子がポリ袋を通して見える。
              直根が5センチ位に伸びたものを取り出して、種子から
              
              3〜4センチのところで水平に切る。この長さの根に切り接ぐことになる。根に曲が生じるので切る位置は、
              各自の好みで切るといい。
               


今年初めての種子採取→ 60〜70の種子を取る

            今年は猛暑なので果実が熟するのが早いのではないかと思いながら近くの
            50〜60本植えてあります椿園に様子を見に行きました。綺麗に剪定されており、

            果実は少なかったですが、だいぶ色も茶色や赤褐色になり、裂開している木もありました。
            40〜50個位実を家に持ち帰り、種子を見ましたら真っ黒になっており、これなら

            大丈夫だと思い、今水に浸して明日ポリ袋の中に入れて家の中に吊るしておきます。
            ポリ袋の中には水ゴケを入れてあります。種子は1日か2日位水に浸しておけば

            良いと思います。軽くて水の上に浮かんでいる種子はあまり期待できません。私は
            何でも全部ポリ袋に入れてしまいます。何時ごろが果実が熟しているか判断するには

            1本の木で2〜3個果実が裂開している木ならば、おそらくその周囲の果実はj熟して
            入ると判断して良いと思います。これから1週間毎に種子を採取して台木作りの

            準備をされてはと思います。今からですと良い台木ができると思います。

果実

  裂開している実は2〜3個でした。

  
種子

   ほとんどが真っ黒になり

   熟しているようでした。

   曲のある台木がいいですね。


8月最期の日→玉之浦の実生苗の紹介

            本日で8月も終わりですね。9月より早咲きの品種が咲き始めるのでは。
            昨日も述べましたが、接木に種子集めと良い月になりそうです。

            さて、本日は以前紹介いたしました、玉之浦の実生から誕生しました2品種
            を紹介いたします。夢の架け橋さきほ(鷺甫)という品種です。

            まだ花は咲きませんが、今年は咲くのでは。さきほはおそらく玉之浦から
            初めて作出されたのではないかと思われますが、白色の花です。

            2品種ともに五島の岩永氏の作出です。
 

夢の架け橋

   他に3品種接いであります。

   今年は咲き出しそうです。
さきほ

   白色の珍しい椿です。
  
   以前咲いたのですが写真

   に撮るのを忘れてしまい

   今年こそはと期待しております。
   

           


8月も終わり→接木と種子集めの適期

            いよいよ8月も終わりですね。挿し木と接木の成果はいかがでしたか。
            大変な猛暑でしたので管理面で苦労をされたのでは。

            9月になりますと接木の適期になりますので、是非試してみて下さい。
            これからですと芽は伸びませんが、来年の春まで待つこともなく、活着の確率

            は非常に高いと思います。このことは五島の岩永氏も述べております。
            台木は必ず鉢に植えてある木を使用して下さい。さらに、1本の台木に4〜5本

            接いでみてください。最上部には2本接いで、2本とも成功しましたら、1本は切るか、
            短くしてもう1本の枝の成長を促がして下さい。そうしますと、失敗することはないと

            思います。9月の楽しみはもう1つ。種子を集めて来年あるいは再来年の台木に
            用いる準備です。できるだけ多くの種子を集められて楽しみを増やされてはいかが

            でしょうか。そのとき、曲のある台木作りを工夫されるといいですね。以前紹介いたしました
            このホームページで五島の岩永氏が、つばきの椿さんのブログに説明がありますので

            参考にされてください。きっと見事な小品盆栽が皆様の庭を飾ることと思います。


船木園のカタログ届く→ツバキの通信( 第30号 )

            東京の武蔵野市にあります船木園より今年のカタログが届きました。
            第30号とのことですが、私は10数年前に園芸雑誌か何かで知り、

            カタログを申し込みました。挿し木中心の苗木を販売しており、椿の苗木は371品種、
            外国種89品種、 原種13品種、サザンカ
22品種を扱っております。

            香り椿10数種類、侘助の仲間20数種類、島根の椿10数種類等多くの品種が
            掲載されております。ほとんどすべての品種がA−B−Cと3段階の値段設定

            なっており、外国椿も多く掲載されております。カタログの中で、延寿紅という品種が
            ありますが、鮮紅色の一重の綺麗な椿です。他のカタログにも掲載されておりますが

            奈良県の椿寿庵さんの品種かも?また湘南玉之浦という品種がありますが、他の
            カタログではまだ見かけておりません?玉之浦の交配種は毎年新花が作出されまして

            数年後には相当多くの品種がカタログを飾ることになるのでは。
            船木園の苗木の特徴は挿し木苗であることと、価格が3段階に別れ非常に求めやすく

            種類が豊富であることではないでしょうか。また、武蔵野という場所がいいですね。
            文学的な匂いと田園的なイメージがあり、一度ゆっくりと散歩をして落ち着いた街並みを

            味わってみたいという気持ちにかられます。私の姪が武蔵野市の境に住んでいるので
            なおさらそう感じるのかも。

   

船木園さんのカタログです

サザンカを含めて495品種の苗が掲載されております。

船木園さんの許可を得ましてご紹介いたしました。

         
            


椿情報→8月にアザレア咲く

            昨年ご覧いただきましたアザレアが、8月28日に咲いたとの知らせを受けました。
            昨年私の家で咲きましたのは10月22日頃だと思いますので、相当早く咲いたことに

            なると思います。穂木をお送りして今年の春に接木をされた木に咲いたとのことでした。
            管理次第ではもっと早く咲くのではないかと思いますが。この花の花粉を大事に管理して

            交配種として用いますと、今までの椿の開花時期を2ヶ月以上早めるのでは。
            本当に楽しみな品種だと思います。

昨年私の家で咲きましたアザレアです。

10月22日に咲いたと思います。

今のところ8月に咲いたとの情報は

1件だけです。まだまだそれほど

販売されていないからかもしれません。

久留米の椿→裏表紙に掲載の椿を中心として(その2)

            各地から今年のカタログが届けられる時期になり、とても楽しみです。
            自分が期待している椿がありますと、すぐ欲しくなってしまいます。

            毎年新花を、しかも今まで以上の素晴らしい品種を作出することは
            大変な苦労と、努力があるのでは。本日はダークオブザムーン・バー
    
            月明りをご覧ください。両品種とも椿のコレクションに入れられると引き立つのでは。

@ ダークオブザムーン・バー

      濃紅色、白斑絞り、

      牡丹咲き、中輪

      (アメリカ)

   なかなか豪華な見ごたえのある
   椿ですね。白斑も各弁にまとまり

   良く出ているのではないでしょうか
A 月明り

     明桃色、八重、
     蓮華咲き、中輪

      (久留米)

    私は都鳥が好きです
    ので、このような花

    はいいですね。

花のない時期ですのでー 以前紹介した花を再び選んで ( その 29 )

          五島の椿を再び掲載いたしました。岩永氏作出の自然実生ですが、いいものですね。
          種子を蒔き続けて、毎年どんな花が咲くか、楽しみですね。私みたいに、一度仕事を終え、

          これからどのような人生を送るか、考えていた人間にとっては素晴らしい椿との出会いが
          ありました。ほとんど1年中椿との生活で、さらに仕事もし、椿仲間や以前の仕事仲間との

          交友や、各地の椿の愛好家からの椿情報や、新花の便り等大変充実した生活ではないかと
          思います。本日は五島の春望おとめ(少女)をご覧ください。

@  春望(五島→岩永氏作出)

      木の花の特徴はとても濃いあるいは暗赤色の色彩で、一重の筒咲きです。
      本当にヤブ椿そのものといった色合いをしております。
 
      名前の春望はこれからの季節にマッチしていますし、
      花自体も五島で咲きほこる椿の里を思い浮かばせる美しさがあります。
  
      この椿も五島の銘花20選のひとつです。
  
A  おとめ(少女)五島(岩永氏作出)

      この花は親不明の自然実生で、
      鮮やかな紅色の一重極小輪です。
 
      しかも半侘芯でもあります。
      五島の大自然の中から生まれた数々の銘花が、
      
      日本全体に、さらには世界へと羽ばたき、
      輝き続けることを願っております。           


久留米の椿→裏表紙に掲載の椿を中心として
 
            昨日は表表紙に掲載の3品種を掲載いたしましたが、本日は裏表紙に掲載されて
            おります写真の2品種をご紹介いたします。カタログの最初のページには接木苗

            の黄花の原種椿や洋種椿を掲載され、次に香り椿が16品種侘助の仲間の品種
            が37品種掲載されてされております。侘助の仲間では湊晨侘助乙姫、平成侘助
            
            発心侘助、紫式部の順に掲載されております。カタログの構成として香り椿と
            侘助の仲間の品種が最初のページの方に掲載されており、椿愛好家の心をつかんだ
            
            カタログ作りになっているのではないでしょうか。本日はオータム・ジュエルドンケ
            ご覧ください。

@ オータム・ジュエル

       サーモンピンク、千重咲き

       中輪、(アメリカ)

    ヌッチオ農園の椿かと思います。

    
A ドンケ

      淡黄色、一重、抱え咲き、

      小輪 (ベトナム)

      ベトナムの金花茶は数種類
      発売されております。


久留米の椿→今年のカタログ届く

           毎年この時期になりますと久留米つつじ生産組合から出されます久留米の花木
           のカタログが届きました。おそらく九州から出されております椿の唯一のカタログ

           ではないかとおもいます。日本椿、洋種椿、侘助椿、香り椿等含めて480品種
           掲載されております。(挿し木と接木などで重複している品種もあります)

           代表的な椿がほとんど含まれており、さらに挿し木を中心として、値段も求めやすく
           椿を始められる方や、さらに種類を多く探したいと考えておられる椿愛好者にとって

           とても良いカタログと言えるでしょう。本日は表紙の3品種である、Happy Holidays,
           毛じ金花茶、清正公をご紹介いたします。
         ★毛じ金花茶のがどうしても漢字に変換できませんでしたので、カタログの
         写真の横に書かれております漢字をご覧下さい。
        
           久留米生産組合の許可を得ましてご紹介いたしました。ご参考にしていただきたいと思います。


今年の久留米のカタログ

Happy Holidays

@ Happy Holidays

    明桃色, 千重咲き、中〜大輪

    アメリカのヌッチオ農園の品種かと思います。
    千重咲きの綺麗な花です。
A 毛じ金花茶

       淡黄〜黄色、八重咲き、抱え〜椀咲き
       
       極小〜小輪 (中国)

       頂生金花茶(中国)と同時期に発売
       された品種かと思います。

      
B 清正公

       朱紅色、唐子咲き
       唐子弁は梅芯状

       に広がり、中〜大輪

   ( 熊本〜久留米 )

    なかなか良い花ですね。


玉之浦系の苗木の販売→最も求められる品種

           玉之浦椿を交配して沢山の交配種が発売されておりますが、近くの販売店や
           生産業者からの報告では、なんといっても玉之浦が最も売れるとのことです。

           他の交配種は何本かしか売れないで、残ってしまうことが多いとのことです。
           1つには、新花として出しますので、高額であることや、白覆輪の出方がはっきりと

           していないことや、八重であることや、様子見的なところがあるのでは。
           なんといってもあの爆発的な玉之浦の発見当時の人気に今でさえおいつかない

           状況ではないかと思います。ブランド品みたいなもので、玉之浦といったら、五島の
           玉之浦町で発見された玉之浦とのイメージが強く、我が家でも、兄弟でも玉之浦椿の

           話をしますと、他の品種は出ないで、玉之浦町の玉之浦という状況です。
           もう一つには、一重の、白覆輪の強烈な印象がメディアを通じて全国に放送された

           ことにも起因するのではないかと思います。メディアの力はそれほど強いものだと
           改めて感じました。本日は玉之浦、、春節、タマ・グリターズ、玉ありあけをご覧ください。


タマ・グリターズ

春節

玉之浦

玉ありあけ


7月の接木→五島椿の状態(細御前等)

          夏に接木をされましたと思いますが。いかがですか。とても暑く私もどのように管理するか
          困りました。とにかく外で管理していますので。立派な温室でもあればいいと思うのですが。

          でも、今年は自分が最も気に入ってる五島の椿が大成功をしました。ポリ袋を開けてみますと
          芽が伸びておりまして、うれしくなりました。1本成功すれば良いと思っていましたが、同じ品種

          が2〜3本見事に芽を伸ばし生き生きとしているではありませんか。同じ品種をあちこちに接いで
          どれか1本成功すればと願っておりました。これでまた10月ごろこの芽を利用して、接木

          予定しております。2年以内に30^40本位同一品種を増やせるのではないかと思います。
          幼根接ぎでも成功しておりますので、さらに失敗するといけませんので挿し木でもすでに根が

          出ております。これからがまた接木の時期ですので、忙しくなるのでは。

細御前

    一休の自然実生

    極小輪の見事な花です。種子を蒔かれることですね。

細御前

黒いダイヤ

晴れ着
今年最も願っておりました細御前が見事に
太い台木に芽を伸ばし、10月までには10cm

位にはなるのではないかと思います。他に晴れ着
黒いダイヤ、女学生等今年の新花が1本の台木に

見事に伸長し、感激しているところです。他に松江の
椿の松江紫や、桃割れ桜島の椿等が芽を伸ばして

きました。今が最もうれしい時ですね。

花のない時期ですのでー 以前紹介した花を再び選んで ( その 28 )

           椿を集めますとき、1~2品種だけでは面白みがなく、数種類あって初めて、色々な花の特徴が分り、
           この椿は色合いがいいとか、しべが綺麗だとか、一重咲きや、八重咲きなどと比較対象ができて、

           楽しむことができますし、違う品種があるから、それぞれの椿の良さが目立つのだとおもいます。
           あまりにもありすぎますと、逆に皆同じように見えまして、どの花を見ましてもあまり感動を覚えなく

           なるみたいです。何故ならば、以前見ました椿と変わらないようにみえるからです。おいしい食べ物を
           毎日食べていますと飽きがくると同じ感覚ですね。そうしますと、どうしても日本人ですと、藪椿の筒しん、

           筒しべで小輪の椿に、あるいは 侘助椿にその可憐さを求めたくなるみたいです。皆様はどうでしょうか。
           本日は千羽鶴青海姫
をご覧ください。私の好きな椿です。

@ 千羽鶴

       
               花の特徴は移り白で筒しべの小輪花で、2月ー4月さきです。
               すっきりとした綺麗な花です。
               
               皇太子、妃両殿下に献上された椿とのことです。とても良い花だと思います。
 
               四国千羽鶴という品種もあります。
A 青海姫

      五島椿及び対馬椿の特徴は非常に濃い紅色でしべがとてもきれいなところです。
      この花もヤブ椿で筒しべの小輪で、色彩が濃くあざやかです。10数年まえに入手しまして、

      今花が咲き始めました。

      この青海姫と同じく対馬産青海白という品種があります。またお知らせしたいと思います。


ヌッチオ農園からの知らせ

             まだ60種類位求めた品種がありますが、注文書が見つからず、またヌッチオ農園より届きました
             受領書も見つかりませんので、確かでなくなりますので、品種は掲載いたしません。

             数年前に下記のような 手紙が届きまして、それ以来ヌッチオ農園から椿を求めるのを止めて
             しまいました。
        → Dear Customer,
             Due to the discovery of Phytopthora Ramorum in california and the resulting 
             of quarantine of California nursery stock by various states, we regret we will 
             not be publishing a catalogue for the 2004−2005 season.
             We have, however, been inspected twice and found free of this disease −−−.
             Please consult your Agriculture Department as regulations are changing.−−−−.

             この時、農林省に問い合わせ、様子を聞きました。根が腐る病気とのことでした。まだまだ求めたかったのですが
             1本でもこの病気にかかりますと、全滅する恐れがあるとのことでした。その後すぐに解決されたと思います。

             現在多くの洋種椿を見られて、ヌッチオ農園には感謝しております。
             
             

花のない時期ですのでー 以前紹介した花を再び選んで ( その 27 )

             雨が降り出しますと、続きますね。9月下旬の気候になった感じです。これで少し暑さも遠のくかも?
             25度位の温度が続きましたら接木を試してください。いつでもいいのですが、管理の面で楽ですので。

             やはり、鉢に植えられている台木が良いと思います。活着率が違うと思います。本に説明がありますが、
             とにかく自分で試しながら、台木の様子、天候具合、穂木の状態、鉢の乾き具合等を見ながら、
      
             成功した事例をノートにメモしながら来年に生かされると良いと思います。本日は桜島黒髪石鼎
             ご覧下さい。 桜島黒髪は発見場所では本当に黒紫色で実に見事な花が、接木をして花が咲いたら、

             普通の濃紅色であったと聞いております。難しいものですね。石鼎も透き通るような美しさです。
             写真では本来の色合いが出ていないと思います。一本欲しい椿ではないでしょうか。

@ 桜島黒神

        この花の特徴は暗赤色の小輪で一重の盃状咲きです。色彩は鮮やかです。
        
        鹿児島には銘花が多く、ニライカナイ、サツマ小町、サツマ曙、
       隼人の舞、サツマ娘、サツマ白鷺

        
       桜島、日向小町、桜島月光、サツマ錦、大隅の直、さつま

        本当にすばらしい花が多いですね。
A 石鼎

      花の特徴は淡桃色、一重、筒しべ、筒咲き、中輪です。
      花の色合いが透き通るような美しさでとても良い椿です。 
      


ヌッチオ農園より求めた品種ー カタログにて 第8 )

             椿を始めたきっかけは、近くに大学の先生が引っ越してきまして、その先生との出会いが
             椿に夢中になる始まりでした。その先生の父は九州で椿や植木を趣味として山の森林の

             中で椿の実生の苗を植えて、植えられた苗に肥後椿等を接木していたそうです。
             今では見事に成長しているそうです。その先生の指導で接木を教わり、2月から10月くらいまで

             失敗しては繰り返し接木したものでした。慣れてきますと、実に簡単に思えますが、最初のうちは
             大変でした。5~6年経ってきますと要領が分り始め、手当たりしだい増やしていきました。

             ちょうど、外国へ行って最初は言葉が全く理解できませんが、1年半位経ちますと、どっと
             泉のごとく言葉が出てきまして、今まで何だったんだと思うと同じことが言えます。

             あわてずに、ゆっくりと楽しみながら、しかも多少の研究心を持ってやりますと、必ず実を結び
             素晴らしい花と香りで庭園を埋めつくすことと思います。本日もヌッチオ農園から求めました

             椿を紹介いたします。

           1. Donckwela R11                   11.  RL. Wheeler

           2. Cloisonne                        12.  Glen 40

           3. Clark Hubbs                      13.  Bert Jones

           4. Covina                           14.  C. Iwadiensis

           5. Dalhlohnega                       15.  C. Nokuensis

           6. Demi−Tasse                       16.  Captain Rawes

           7. Dr. Tinsley                        17.  Changes Temple

           8. Elena Nobil                        18.  C. Durpurea

           9. Flower Wood                       19.  Polyodonta

          10. Ramona                           20.  Chrysanthoides

花のない時期ですのでー 以前紹介した花を再び選んで ( その 27 )

             椿の保存は自分ひとりの手ではなかなか難しく、椿仲間がおりますと、穂木を分け与え、お互いに
             交換しますので、比較的うまくいきます。それも、近くに仲間がいますと便利ですね。

             私の考えでは30〜40本の少し太い台木がありますと(Tm位) 1000種くらいの品種が保存出きるのでは。
             そうしましたら、あとは、挿し木や実生の苗木を利用して管理が楽なように、小品盆栽を楽しみながら

             余裕を持って椿の育種や栽培に取り組めるのではと願っております。本日は肥前百合姫Iwanaga’s Dream
             をご覧ください。肥前百合姫はカタログにはほとんど載っておりません。Iwanaga’s Dreamは久賀白

             自然実生で、赤の絞りがはいります。五島の岩永氏の作出です。 

@ 肥前百合姫

        この花の特徴は濃紅色の鮮やかな色彩で、すこし長筒咲きの良花です。

        2,3のカタログを見ましたが、見当たりませんでした。
        毎年新しい品種が出ておりますので書き換えたのだと思います。

        私が求めて20年以上経っているのではないかと思います。
A  Iwanaga’s Dream

     
    この椿は五島の20選にある久賀白の自然実生です。2年程前に手に入れたものです。
    花の特徴はピンクで赤絞りが入るきれいな花です。
 
    色々な椿が植えられていますと、思いもよらぬ銘花に遭遇するものです。
 

    花の名前は五島から日本中にさらに世界に夢をおくり続けたいと願う
    本人の名前からつけさせていただきました。

 

ヌッチオ農園より求めた品種ー カタログにて 第7 )

             今日は遅くなりましたが、車で出かけていまして夕方家に着きました。色々な所に
             行きましたが、椿園には行きませんでした。雪椿や各地の椿があります場所にも

             行きましたが、家族の者があまり興味がなく、若者に人気のある店に足を運びました。
             さて、本日もヌッチオ農園から求めた椿を紹介いたします。

          .1. Tali Queen                              11. Witman Yellow

          2. C. Rhytido Cappa                        12. Virginia Robinson
  
          3. Sinensis                                13. Te Deum

          4. Pitaldii                                 14. Sweet Dreams

          5. Nitidissim                               15. Funny Face Betty

          6. Lapidea                                 16. Onetia Holland

          7. C. Glab Sipetala                         17. Jack MC Caskill

          8. Taylor’s Perfection                        18. Acs. Jubi Lee

          9. Kramer’s Fluted Coral                     19. Alba Plena

         10. Betty Ridley                              20. Ecclefield

花のない時期ですのでー 以前紹介した花を再び選んで ( その 26 )
  
             昨日述べさせていただきましたが、松江の椿が大変人気があるようですが、私も松江の椿は
             大変好きです。残念ながら、まだ花が咲かないので写真をお見せすることができません。

             おそらく、2~3年後には25品種くらいはまとめてご覧いただけると思います。好きな品種は
             乙部白、松峰山、 白髪山、 雪舟、天輪寺月光、大社紫、 石鼎、 婆の木、 村下、桃割

             等です。山陰カメリア・クラブの会報第31号で、島根の椿の通信販売状況がでておりまして、
             出雲大社藪椿、意宇の里、花仙山、 大仙白、天輪寺月光、 婆の木、 村下、 三保の関

             等が通信販売での人気品種になっているようです。多くの生産業者がカタログに載せている
             ことでも分りますように、島根(松江)の椿はそれだけ魅力にあふれているのでは。
 
             本日はまゆみ友禅をご覧ください。 まゆみは親不明の自然実生で、友禅は中部の椿で
             桃色に絞りが入ります。絞りといえば松江の会報の表紙の十六峯庵という品種は白地に濃い

             紅色の吹きかけ絞りが入り、花仙山の実生とのことですが、花仙山に絞りが入るのは1%も
             ないとのことです。大変珍しい椿で全体に良く絞りが入っております。

@ まゆみ

     この花は実生の6年目です。
     相当の数の実から昨年、今年と同じ花が咲いてくれました。

     花の特徴は濃赤色の長筒咲きで、一重筒蕊です。
     親不明の実生ですが、実にすっきりした細長の綺麗な椿です。
     
A 友禅(中部の椿)

        


           花の特徴は桃色に絞りが入り、抱え咲きの一重中輪です。
           絞りの入った目立つ花ですね。


  
         

ヌッチオ農園より求めた品種ー カタログにて 第6 )


             外国椿で年間を通じて人気が高い品種は、わたしが予想しておりました高価で豪華な花の咲く
             品種というよりは、数年前に私が求めました、ヌチオゲム、サクラ、グランドスラム等のようです。

             苗木を求められる時は、その年に新花を求めないで1~2年待って求めるようにしてはどうでしょうか。
             下にも述べましたが、人気のある品種がいいですね。私みたいに、あれも、これもといって、何でも

             求めますと、最後にはどうしても管理上整理をしなくてはならなくなり、結局数を減らすことになるのでは。
             挿し木苗で良いのでは。増やすつもりならば、1~2芽あればすぐに何本も増やせるのですから。

             本日もヌッチオ農園より求めた椿を紹介いたします。

             1. Lip Stick                                       11. Bravo

             2. Grand Marshal Var                               12. Curtain Call

             3. Mrs. Tsutako Nakasone                           13. Holland Orchid

             4. Mrs. Nellie Eastman                              14. Standing Ovation 

             5. OO−LA−LA                                     15. Spring Festival

             6. Rudlph Var                                      16. Red Crystal

             7. Silver Triumph                                    17. Garden Glory

             8. Silver Tower                                      18. Nucchio’ Pink Lace

             9. Moon Struck                                      19. Pagodq

            10. Purple Gown                                      20. Robin’s Candy

花のない時期ですのでー 以前紹介した花を再び選んで ( その 25 )
   
             
             最近FAXにて届きました情報によりますと、年間を通じて人気のある品種は、白侘助、胡蝶侘助
             天輪寺月光、美保関、対馬の娘、出雲大社ヤブ、紅焔、一休、雪舟、高台寺白、白髪山

             の品種で交配種等はそれほどでもないということです。こう見ますと松江の椿がいかに名花
             が多いかが分りますね。それから、日本人の好きな椿の傾向が分るような気がいたします。

             本日は白覆輪羽衣絞り羽衣をご覧ください。昔から人気の高い名花羽衣があります。
             羽衣は美しい蓮華咲きで、私も育てております。関西羽衣、肥後羽衣もありますが、同名異種

             とのことです。

白覆輪羽衣

      華の特徴は桃色に紅の縦絞りが入る八重咲きの
     中輪
です。
      
      羽衣も名花だと思いますが、他に赤羽衣や、
      絞り羽衣等良い椿が見られます。
絞り羽衣

       羽衣の自然実生ということですが、紅の絞りが入って、感じのよい花です。

       花の特徴は白地に紅の絞りが入り、筒しべのきれいな花です。
       同様に白覆輪羽衣白羽衣という品種もあり、名花羽衣からは色々な花が生まれているのですね。


ヌッチオ農園より求めた品種ー カタログにて 第5 )

         ヌッチオ農園の椿の品種は非常に多いですね。その中でジャポニカ系の品種も
         数多くあるのでは。どのくらいの%か分りませんが、日本のヤブ椿や雪椿を交配種

         として作出された品種が沢山見られます。 そうであれば、ますます、私はヤブ椿や
         雪椿に椿栽培の重点を移して、日本椿の美を求めていきたいと思います。

         本日もヌッチオ農園から求めた椿を紹介いたします。

         1. Lemon Twist                    11. Angel Wings

         2. Lucky Star                      12. Fragrant Pinks

         3. Orchid Princess                  13. Tama American

         4. Queen Bee                      14. Tama Beauty

         5. Scentuous                       15. Tama Bell

         6. French Vanilla                    16. Bettermint

         7. Paper Dolls                      17. Ballet Dancer

         8. Princess Lavender                 18. Clark Hubbs

         9. Jewel Box                       19. Grand Marchal

        10. Scentsatin                        20. Lemon Drop

花のない時期ですのでー 以前紹介した花を再び選んで ( その 23 )

         侘助同様に人気が高いのは香り椿ではないでしょうか。 小輪で香りがあり花付きも良く
         日本人好みの花として愛好家が多いのでは。香り椿といえば、春風、薫風、サクラ等は

         海外で作出された椿で日本で命名された椿もあるんですね。私は衣通姫、彩香、古都の香
         額田姫等が好きで育てております。本日は袖の香り額田姫をご覧ください。

@袖の香

     花の特徴は淡い桃色の、小輪で高貴な香りがいたします。
     早咲きで数多くの蕾をつけます。

     毎日メジロや他の鳥が蜜や花弁を求めてやってきます。   
     いいものですね。自然の情景を目の前で楽しめるのは。
A額田姫

      花の特徴は純白の一重極小輪で、香りがあります。
      白系統で香りがあるのは少ないですね。
              
      白侘助にも香りがありますね。さらにこの椿は枝垂れて風情があります。

ヌッチオ農園より求めた品種ー カタログにて 第4 )

          数日前に述べましたタマ・シリーズも栽培の仕方や、肥料不足になりますと豪華さに欠けて、
          本来の美しさが出ないように思える時があります。洋種椿よりも今なお日本椿にその魅力を

          感じている人が多いとおもわれます。どのような基準で椿の選別をして、購入されているのでしょうか。
          花の色、大きさ、一重、八重、咲く時期、咲いている期間、成長具合等何らかの要素に心惹かれてい

          るのでは。アメリカで人気の高いフランク・ハウザーやエレインズ・ベティーも今のところ日本では
          それほどでもないとの知らせが届いております。やはり、日本のヤブ椿や、雪椿に椿の美の原点を

          見出しているのでは?しかも小輪で、早咲きの、茶花や生け花に使われている椿を求めて。
          本日もヌッチオ農園から求めた椿を紹介いたします。

          1.  Ole                      11.   R.L. Wheeler

         2.  Terrell Weaver              12.   Robert Casmaior


         3.  Winner’s Circle             13.   Tom Knudsen

         4.  CandyApple                 14.  Tom Thumb

         5.  Carter’s Sunburst           15.   Wilamina

         6.  Henry Huntington            16.   Dr. Louis Polizzi

         7.  Junior Prom                17.   F.C. Warterhouse Var

         8.  One Alone                  18.   EL. Dorado

         9.  Onetia Holland               19.   South Seas

        10.  Ramona                    20.   Spring Daze

花のない時期ですのでー 以前紹介した花を再び選んで ( その 22 )

            だいぶ暑さも和らいでおりますが、椿の様子はいかがですか。これまでうまくいかなくても
            挿し木、接木の適期はまだまだ続きます。これからです。挿し木も終わりだなんて思わないで

            今日、明日にでも試してください。接木も良いと思いますが、もう少し秋らしさが訪れた方が
            間違いがないと思います。 昨日も述べましたが、本日は年間を通じて最も人気があり、

            生産業者や、販売店で多く売れています侘助をご紹介いたします。侘助の定義も私には
            難しく、研究者の間でも意見が分かれるところではないでしょうか。一般的な定義でまとめませんと、

            必ずその原則から外れる項目があり、そこを主張されますと、どうしても一般論で説明しなければ
            収まらない面があるのではと思われます。この世に絶対と言う言葉がないと同じように。

            考古学等も色々な説があり、学者間で意見が分かれていますね。色々な意見があって、
            そこから新たな研究と努力が始まり、お互いに切磋琢磨するのでは。本日は湊晨侘助

            四君子をご覧ください。

@湊晨侘助

   全く新しい侘助が登場しました。自然のなせる業とはいえ、すばらしいですね。
   下総侘助と玉之浦が自然交配したようですが、
   
   玉之浦の交配価値と実生苗は本当に私たちに夢を与えてくれますね。
   白覆輪の優れた玉之浦がありましたら、一本求められて、ぜひ庭に植えられては!

   玉之浦系の椿が数多く出ておりますが、洋種や交配種よりも一重の玉の浦町で発見
   されました玉之浦椿が最も人気があるようです。
A四君子

      花の特徴は濃い桃色で侘芯の極小輪です。この花は20数年前に発見されたと聞いております。
      葯が白で侘芯咲きです。五島の銘花20選のひとつです。
             
      発見者は紅栄を見いだしました坂口栄氏です。


ヌッチオ農園より求めた品種ー カタログにて 第3 )

        外国椿も数が多いですね。それに八重の豪華な花が多く外国の人には人気があるようですね。
        私が感じますのには、アメリカで相当人気のある豪華な椿でも、日本で販売されますと、それほど

        でもなく、業者や、外国椿の愛好家の限られた人たちの間で栽培され、一般の人たちに普及する
        までにはなってないようです。初めてカタログに載って評価され、誰もが求めたいと思うまでは7~8年

        の歳月を要するのではないかと思います。本日もヌッチオ農園より求めた椿は下の通りです
        
       1. Grand Prix                  11. Stars’n Stripes

       2. Bob Hope                  12.  C. Purpurea

       3. Miro Rowell                 13.  C. Transarisanensis

       4. Coronation                  14.  Mandalay Queen

       5. Gigantia                    15.  William Hertrich

       6. Katie                       16.  Willow Wand

       7. Patricia Ann                 17.  Yinfen Mudan

       8. AY−AY−AY                  18. Bill Woodroof

       9. Tama Peacock                19. Graem Yates

      10. Slim’n Trim                  20. Haward Asper

花のない時期ですのでー 以前紹介した花を再び選んで ( その 21 )

          何千種類もあるといわれています椿ですが、毎年新花を追い求めていきますと大変ですね。
          自然交配や人工交配による新花が毎年何十種類も発表されるのですから。

          私はこれからは、今ある椿は保存しておきますが、これからは、ヤブ椿を中心として、
          白花、赤花、玉之浦系、侘助、雪椿、白斑入り、唐子咲き等に分けて、それぞれ3〜4品種位づつ

          1品種100本を目標にして2年以内に苗を準備し、綺麗に自分の庭と置き場所を整理したいと
          考えております。台木はすべて種子蒔きと自分で挿し木をしました苗で準備する予定です。

          本当に多くなりますと管理が大変になり、枯れる苗もありますので、種子を利用した、曲付けの
          小品盆栽を半分くらいにし、あらゆる管理が今までの半分以下になればと思っております。

          本日は、比較的人気のある卜伴乙姫をご覧ください。

@ 卜伴濃紅色・一重唐子咲き・小輪

     唐子咲きの昔からよく知られた椿です。
                      
     花の特徴は濃紅色の一重唐子咲きで、花びらの赤と葯の白の対比がきれいです。
     時々白の葯に赤色の小紋が入ります。写真でも入っています。

     別名を月光といわれています。赤の小紋が入るのはよく分かりませんが、
     若い成長期の椿に多いのではないかと思われますが。。。?

A 乙姫

            花の特徴は桃色に白斑入りの猪口咲きで侘芯です。
            三河数奇屋に白斑の入った侘助椿とのことです。

            侘助系は人気が高いとのことです。

          

ヌッチオ農園より求めた品種ー カタログにて 第 )

 
          ヌッチオ農園でよく知られていますのが、タマシリーズと言われています玉之浦との交配種
          ですね。タマ・グリターズ、タマ・アメリカーナ、タマ・ビューティー、タマ・エレクトラ、タマ・ヴィノ
  

          タマ・ピーコック、等で玉之浦の人気は日本だけでなく、外国人の目にも良い印象を持たれて
          いるのではないでしょうか。後日お話したいと思いますが、玉之浦系の品種で一般の人たちが

          求める品種と、販売者や生産者との意図する品種に多少ズレがあるのかなと思えることがあります。
          それは当然のことですね。販売者や生産者は常に新花を販売の主力にするからです。
          
          玉之浦との交配により多くの新花が誕生しております。でも最も人気のある品種は。。。。。だそうです。
          後日調べました結果をお知らせしたいと思います。本日もヌッチオ農園より求めた椿は下の通りです。

       1. Moon Rise                   11. Francie L
  
       2. Blash Rossete                12. Harold Paige

       3. Ruta Hagman                 13. Howard Dumas

       4. Snow Drop Cascade            14. Jhon Hunt

       5. Frank Houser                 15. Sweet Emily Kate

       6. Pleasant Memory               16. Bunny Ears

       7. Pavlova                      17. Tata

       8. White Petick                   18. Silver Cloud

       9. Chrissie’s Retic                19. Mrs. D.W. Davis

      1o.  White Nan                    20. Mathotiana Supreme