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庭に咲く椿と梅
  
今日は暖かな一日でした。庭には梅の花も咲き始め、少しずつ春の気配を
      感じるようになってきたのではないでしょうか。緋梅は咲き終わり、佐橋紅が
     咲き始め、紅千鳥、 茶青梅等私の好きな緋梅性、青軸性等が楽しませて 
      くれております。本日は津川絞り、 旅情、 酸豆金剛院、をご覧下さい。
     津川絞り   →  淡桃色地に紅色の小紋入り、千重咲き、中輪
     旅情白斑入り→  濃紅色一重、 筒咲き、筒芯に白斑入り
  酸豆金剛院   →  濃紅色、猪口咲き、極小輪、 
対馬の椿


津川絞り

旅情―白斑入り

酸豆金剛院

名前不明

紅千鳥

茶青梅

名前不明


庭の椿→かぐや姫等
     体調がすぐれずぶらぶらしている間に咲き終わってしまった花もあり、今年ご覧いただけない
     花もあります。接木の時期ももうすぐかと思います。台木の準備はいかがですか。接ぐ高さの

     少し上で台木を切っておかれたほうが良いのではないかと思いますが。それに加えて台木には
     1〜2本接木するまで枝を残されたらどうでしょうか。1〜2本の接木ならば、接木のとき全部

     枝を切っても全く問題はないと思います。あと2〜3週間位ですので楽しみですね。本日は
     かぐや姫、 雪舟、 小松姫、 妙姫をご覧下さい。

     かぐや姫→ 淡桃色地に縦絞りの一重、筒咲き、筒芯、 竜田錦の自然実生、 愛知

     雪舟→    白色の一重、筒咲き、 筒しべ。清楚で良い椿。 松江ヤブ椿

     小松姫→   花の特徴は赤色の一重小輪で盃状咲きです。蕾がよくつきます。雪椿の原種に近いのでは。。。?

     妙姫→    紅桃色・一重盃状咲き・極小輪 、    


かぐや姫― 愛知

雪舟― 松江

小松姫ー 新潟

妙姫


取り木と庭の花

   本日兄の庭に行って見ますと何十本と取り木がかけてあり、殆どが根を出しておりました。
   それも相当太い枝もありました。以前ご紹介いたしましたが、これならば、そんなに時間を

   かけずに短期間に根張りの良い盆栽が出来るのではとの感を強くいたしました。しかも枝が
   あちこちに出ておりますのでその枝に接木をすれば1本の取り木で10品種位の花が咲く

   ことと思います。挿し木の数倍早く太い台木が確保出切るのではないかと思います。
   今年は是非取り木、挿し木等試して台木として利用してください。挿し木は春から試して

   下さい。長さ、太さ、葉を何枚つけたらいいか等気にせずに、色々試してください。
    そして、成功しましたらメモ用紙に長さ、太さ、葉の枚数、置き場所、ポリ袋の大きさ等

    書き留めて夏や来年の台木用の挿し木の参考にされると助かると思います。本日は
    自然実生花、月光、さかさ冨士、 久田紅 をご覧下さい。

    自然実生花→ 淡桃色一重、 花弁長く綺麗な花です。

    卜伴→ 濃紅色・一重唐子咲き・小輪 (別名月光)時々白の葯に赤色の小紋が入ります。

    さかさ冨士淡紅色、 一重筒〜ラッパ咲き、 愛知

    久田紅→ 濃紅色一重、筒芯、筒咲き、綺麗な花です。


自然実生花

月光

さかさ冨士

久田紅


侘芯花の固定方法は?

まだ本調子でないために書くまでにいたっておりませんが、花が雨や寒さ、鳥等
で無残な姿になっていましたので、多少見られる花だけ撮ってみました。

五島の岩永氏は長年侘芯を固定する努力をされておられますが、なななか
難しいのが現実のようです。以前お話をしたかと思いますが、今日撮りました

角の光などの侘芯花に接木されてはという話を聞いたことがあり、自分でも
試しているところです。毎年侘芯が出なかったり、遅く出たり、中途半端に出たり

する花も多くあります。この侘芯が固定する方法が見つかりますと、すごいものですね。
是非、研究されて報告を期待しております。本日はおにゆり、紫式部、角の光、黒光

ご覧下さい。おにゆりは細長の花弁で良い花です。黒光は濃紅の良花です。

おにゆり濃い紅色の細長で、八重の中輪です。孔雀椿とマーク・アラン・シュプリームとの交雑種

黒光→ 濃紅一重、筒芯の中輪では。 


おにゆり

紫式部

角の光

黒光


庭の花と昨年の今日の花→実生の扱い

      先日後紹介いたしましたがまだ完全に開いていませんでしたので、
      黄調十里香をご覧下さい。また、昨年のタマ・アメリカーナと実生花の

      友の里をご覧下さい。タマ・アメリカーナは白覆輪は多く出ているのですが
      少し安定性に欠けているのでは。友の里は親不明の自然実生花です。

      今年から実生花が咲き続けるのではないかと期待しております。でも、鳥に
      今年も花弁を食べられてしまいがっかりしております。実生苗の置き場所に

      気をつけませんと、本当にがっかりいたします。一番下の写真は実生の3年目
      ですが、花を見ようと思いましたが曲が面白いので、一番下に2本、左に

      立ち上がっている5〜6cmのところに2〜3本、さらに右に曲がっていっる角に
      2本、最後に右に立ち上がっている3cm位のところに2本と接木の予定です。

      台木の枝は2本くらい短くして残して、どんな花が咲くか見る予定です。
     


黄調

十里香

タマ・アメリカーナ

友の里

実生3年目
実生の台木を3〜4年育てますと曲に変化がありますので、ある程度の見ごたえのある小品盆栽が

仕上がるのではないかと思います。3〜4年目くらいの太さならば巻ききるにはそれほど

苦労しないと思います。ある程度の品種が集まりましたら、何といっても、曲のある台木が必要ですね。

単に増やすだけならばいくらでも増やせるのでは。そうしますと、管理の面で大変になります。

最後に到達しますのは、手入れができ、管理がしやすい小品盆栽で、しかもやるからには、野山の情景
 
小さな鉢の中で演出できる小品盆栽にたどり着ければ最高ではないかと思います。椿の種子はいくらでも

入手できますので、台木に関しては無限と言っても良いかと思います。今年の9月初旬忘れないで下さい。


体調が悪く寝込んでしまいました。まだ医者通いですが、少し書いてみたいと思います。
この時期の接木ですが、まだ早いのではないでしょうか。もし接ぎ穂が手に入りましたら、

接いだ後、ポリ袋を被せ、家の中の陽が当たる場所や簡易温室の中に入れて管理して
下さい。1日中陽のあたる場所では、被せてあるポリ袋の大きさによりますが、冬とはいえ

水滴が芽に当たらないように、うまく支柱を立てて、絶対に接いである芽の所に落ち続け
ないように気をつけられてください。もう一つ、1日中陽が当たるところでは、寒冷紗等で

日除けが大事かと思います。この寒さですと、3月に入ってから接木をされてはどうでしょうか。
欄やバラ等の暖房装置のあります温室であれば今でも大丈夫だと思います。

本日は高野宮、 周山、 黄調をご覧下さい。高野宮は松江より、周山は奈良より、黄調は名古屋より
求めました。高野宮は絞りが入るのですが、あまり見られなく、白覆輪もわずかしか入っておりません。

椿はなかなか難しく、もう少し時間をかけて観察したいと思います。周山は筒しべの良いヤブ椿
ではないでしょうか。 黄調は石川県の山口氏の作出ですが、ヌッチオ農園のカタログにも

載っております。
           高野宮→  淡桃色,農紅色の絞り、ラッパ咲き、 松江

           周山→   濃紅色の一重、筒咲き、筒しべ、中輪、 京都

           黄調→   淡黄色の一重、筒咲き〜盃状咲き、石川


高野宮

周山

黄調

体調を崩して寝込んでしまいました。今朝起きまして庭を見ますと、
この寒さの中で少しずつ花が咲いておりました。寒さや鳥等で花弁が

痛んでおります。その中で、タマ・グリターズはいい花ですね。昨年では
12月より3月まで同じ色合いの花が咲いていたと思います。蓮華寺、

みくら、紅栄をご覧下さい。蓮花寺、みくらは花弁が痛んでおりますが
10年以上前に接木しました品種です。みくらは愛媛の白岡氏より穂木

を頂き接木したものです。紅栄は以前ご紹介いたしましたが五島の坂口氏の発見で、
小輪の良い花かと思います。

    蓮華寺→ 赤黒色、 一重小輪、 筒咲き― 京都

    みくら → 淡桃色、一重中輪、 筒咲き〜盃咲き、白岡氏実生― 愛媛


タマ・グリターズ― ヌッチオ農園

蓮華寺ー 京都

みくらー愛媛県

紅栄− 五島

接木について

      台木の最上部に1本接木して成功しませんとがっかりしますので
      2本左右に接がれたらどうでしょうか。2本とも成功しましたら

      1本は切るか短くして釣り合いを保つように、横に枝を伸ばして
      もう1本は上に伸ばしますと良いのでは。また、接木されますとき

      斜めに台木を切りますと、早く巻くのではとお話いたしましたが、
      斜めに切った部分の所に1本接ぎますとさらに全体を巻くのが

      早くなるのではないかと思います。最上部と斜めの切った部分に
      接ぎますと2本とも同じ高さではありませんので、違う品種を
  
      接がれても良いですね。色々試しながら楽しんでおります。
      被せる袋が小さいと蒸れることがありますので、日除けには

      充分注意されてください。全く陽があたらなくても活着しませんし
      当たり過ぎますと枯れてしまいますので、軒下の木漏れ日

      場所で寒冷紗などで調節しながら管理されてください。


庭に咲く花→ 住之江、出雲香等

      仕事や風邪などであまり書けませんが、少しずつ書きたいと思います。
      本日は住之江と出雲香が咲いておりました。また、昨年の接木苗や

      実生の1年生の根に接木しました苗や、緋梅の花をご覧ください。
      住之江の花弁は鳥につつかれております。接木は短い台木ですが

      10本位接いであります。親類の畑に接木苗を植えて保存してあります。
      何本も同じ種類が接いでありますのでいつでも接木ができます。

      実生の根接ぎはさすがに細く成長はしていませんでした。全く曲が
      ありませんので、今年伸びる芽にハリガネをかけるか、斜めに植えて

      曲をつける予定です。こまゆみの取り木は小品盆栽に予定しております。
      梅もいいものですね。今年は緋梅性、青軸性、野梅性等の実生の種子を

      蒔いておりますので、期待しております。緋梅は比較的弱いですので
      枝をあまり強く切らないほうが良いかと思います。
   
       住之江→  紅色に白覆輪、一重、小輪。 大阪

       出雲香→  淡桃色、極小輪、一重咲き。久留米
  


住之江

出雲香

昨年の接木

昨年の根接ぎ

こまゆみの取り木

緋梅


庭に咲く椿→ 極光、 夢あかり、 春風

     今日も寒いですね。外ではメジロがミカンを食べに何回も行ったり来たり
     しております。山から里へ移動しているのではないかと思います。

     数少ない蕾や花弁をつついて困りますが、逆に交配には助けになるかと
     思います。本日は極光、夢あかり、春風をご覧下さい。

     極光→    淡桃色の八重中輪です。大阪

     夢あかり→ 外弁は白色と桃色、内弁は紫がかった桃色の八重です。新潟

     春風→    淡桃色、一重咲き。香り椿

     香り椿では衣通姫、 額田姫、古都の香等が私の好きな椿です。


極光

夢あかり

春風


接木について一言→短い台木に接木される場合

      以前、接木される3〜4週間前に台木を接木される高さの少し上で
      切っておかれると良いのでは、とお話いたしましたが、

          @ 樹液が出て接木に影響を及ぼすからです。

      もう一つ、接木の前に台木の上部は切っておきますが、接木されるまでは
      やはり少しの枝は残しておかれ接木の当日短い台木に1本の穂を接ぐくらいならば

      枝は残さなくても大丈夫だと思います。5cm〜10cm位の高さに接木される
      ならば接木当日全部枝を切ってしまっても影響はないと思います。
      
      太く、高さのある台木に何種類か接木される時は、枝は短く数本残された方が
      成績は良いのではないでしょうか。色々な方々が色々は方法で接木をされているかと

      思われますので、試されて自分の納得される方法を確立されるといいですね。そのときは
      是非、お教え願いたいと思います。接木の時期はもうすぐですね。がんばりましょう。

庭で咲く椿

寒い日が続きますが、あと1ヶ月の我慢ではないでしょうか。少しずつ花が咲き
出してきました。蕾が膨らんで、寒さがきますと花弁が汚くなり、写真を撮るのに

困っています。本日は義司、常満寺、天ガ下、玉之浦二世、大和錦、長寿楽、
無音の雪
聚楽 をご覧下さい。義司は濃紅色の白斑入りの一重です。常満寺

は桃色の一重、筒しべの中輪。天ガ下は濃紅色の白斑入り中輪。玉之浦
二世は玉之浦の実生花。大和錦は白色の紅縦絞り一重。長寿楽は淡桃色

の一重。無音の雪は淡桃色、一重の抱え咲き,筒咲き、筒しべの小輪。
聚楽は淡桃色の薄い紫色の覆輪ぼかしです。


義司− 正義の実生花

常満寺−関戸太郎庵の実生花

天ガ下−愛媛県に大洲天ガ下があります

玉之浦二世− 玉之浦実生花

大和錦−梅芯咲き

長寿楽− 梅芯咲き

無音の雪−松江ー 名前に特徴あり

聚楽−淡紫色のぼかしが入る


接ぎ穂の管理について一言

       これから穂木が突然届いたり、忙しくて接木が出来ない時は穂木はビン等
       入れて台所や家の中に置いております。夏と違い冷蔵庫の中には入れない方が

       良いかと思います。夏では数日間冷蔵庫の中に入れておいても大丈夫ですが。
       接ぎ穂の部分は水でぬれないように管理することも大事かと思います。接ぎ穂はなるべく

       その日のうちに接木された方が良いと思います。
       台木はいつも数本準備されておくと良いですね。沢山接木される時は葉の裏に名前を書いて
       芽が出てから名札をつけても良いと思います。
       
庭で咲く花紅華、 本白玉、 香り椿

       今日は近くの公園に梅の花を見に行きました。まだまだ本格的な見頃ではありませんが、
       数種類咲いておりました。寒紅梅緑萼等が咲き、私の好きな緋梅も咲いておりました。

       本日は紅華、 本白玉、 山で見つけました香り椿をご覧下さい。
       紅華は数日前に紹介いたしましたが、紅色、八重の中輪です。

       本白玉は白色、一重の小輪です。香り椿は先日紹介いたしましたが蕾が咲きましたので、
       再びご覧いただきます。良い香りがいたします。
       
       淡桃色の一重小輪かと思います。野生の香り椿はそれほど多くないかと思います。
       もう少し色合いが違うと良いのですが。五島の岩永氏も現在開催中の展示会で

       見学にこられた人が香りがする椿だと言われ、大事に育てられるとのことです。


紅華

本白玉

近くの山の香り椿


岩永氏椿の展示会開催

    いつもお世話になっております五島の岩永 章氏が先週から今週にかけて
    五島で個人の椿展示会を開催されたとの連絡が入りました。

    五島のヤブ椿を中心に70品種、さらに他品種を加えまして100品種ほど
    展示されたとのことです。早咲き種を含めて、見事な五島の椿の香りで

    会場も春近しの感じが漂っているのではないかと思います。切り花が多いとの
    事ですが、椿の小品盆栽も正面に数多く並べられております。来年以降も

    続けられるとの事ですので、機会がありましたら是非立ち寄ってください。
    こんな花もあったのかと驚かれる花も展示されているのでは。

椿の展示会場

100品種近くの椿が展示されているとのことです。
 
正面に小品盆栽がおかえております。

10月の接木→ 接木の適期

    9月の中旬より10月の中旬は接木には最適の季節ではないかと思います。
    所々に台木の枝を短くして残して、その周辺に接いでおります。おそらく残しました

    枝の横か上の辺りがよく活着すると思います。台木の下から上まで少しずつ
    枝を残して置きますと、何箇所もその周辺に接木が出来ます。 同じ品種を2〜3本場所を変えて
    
    接木されますと、安心していられます。同じ品種が全部失敗すると言うことはないと思います。
    最上部に1本だけ接木されますときは、台木を少し斜めに切って接木をされると、台木を巻くのが
 
    早いと思います。接木の成功は、@ 台木が鉢に植えられているか A 接木後の管理
    B 6月になりビニールを外すタイミング等にかかっていると思います。

    Aの管理は寒冷紗やポリ袋内の水滴の問題 Bは芽の動きを見ながら徐々に大きく穴を開ける。 

    接木の目的が何かによってどのような接木をするか変わって来ます。
    私は今のところ保存に力を入れております。
    
    そろそろ気に入った品種を接ぎ、鉢で見られる椿の木を目指しております。
    その一つとして、実生の種子を蒔き、曲付けによる小品盆栽作りは魅力があるのではないかと思います。

    品種集めに奔走しすぎた感もありますが、色々勉強しましたので、
    必ず役立つのではないかと思います。それに加えて交配による新花作りも願いのひとつです。あと1ヶ月しますと

    接木の季節になります。色々試されて、ぜひ成功されてください。台木の準備はどうですか。ナイフはそんなに
    高価なものでなくとも関係ないと思います。砥石で研ぐことは大事だと思います。テープは後で切らなくても

    よいテープがあります。とても便利です。がんばってください。   


10月接木

10月接木

0月接木−テープは自然に朽ちる


対馬の娘

ほたるぶくろ
対馬の娘
   鮮やかな紅色、一重咲き,小輪。長崎

ほたるぶくろ
   白色、筒咲き、筒しべの小輪。 京都→伊豆大島

侘助類を接ぐための取り木の素材と今日の庭の椿

     昨日ワビスケ類の盆栽を作るために取り木から接木をされたらどうか等
     述べましたが、下の太さぐらいになれば剪定,整枝などを繰り返すうちに

     良い曲のある枝もあり、取り木だけである程度の盆栽ができるのでは。
     さらにもっと色々な曲や変化を付けたいと思えば接木をされて色々な

     枝を自分の願う樹姿に向けて出させると良いと思います。剪定や整枝
     繰り返しますといろいろな場所から新梢が出ますので、その梢にハリガネ

     巻いて曲をつけます。その新梢を伸ばしつづければ本体が太いので1〜2年で
     考えられるより、あるいは挿し苗の数倍の太さになっているのでは。

     いずれにしましても、侘助類の取り木や、取り木に接木をする方法は早く
     盆栽にする一つに方法であると思います。実生の曲付け苗を太くして接木

     をされる方法などと組み合わせて色々試されてください。本日は楼蘭
     昨年の肥前百合姫をご覧下さい。楼蘭は桃地に底白の一重中輪です。
     
     肥前百合姫は濃紅色の鮮やかな色彩で、すこし長筒咲きの良花です。

     


一子侘助

胡蝶侘助

楼蘭

肥前百合姫− 長崎の椿


近くの山のヤブ椿

      今日は近くの山に散歩に出かけ、数種類の椿を見てきました。
      昨年発見しました香り椿も花が咲いていましたが、少し遅すぎ

      たために香りが少し弱かったです。咲き始めが良いかと思い
      蕾を持ち帰り家の中で咲かして確認しようと思っています。

      もう一つのヤブ椿は濃紅色の筒咲きの綺麗な花です。何百本も
      ある野生の椿は自然交配により色々な新花がありますので、時々

      散策されると面白いですね。花色、咲き方、中には侘芯花もあるのでは。
      遠くから眺めるだけでなく、花を手に持ってじっくり観察されると

      意外な花に遭遇されると思います。


ヤブ椿

香り椿


侘助類の曲付け盆栽作りに関して?

       侘助類は結実しにくいためになかなか種子を蒔いて見栄えのする
       曲付け盆栽になりにくい面がありますね。そこで曲のある盆栽

       どのようにしたら作れるか、それもある程度の太さと見栄えのする樹姿
       するには(小品盆栽を含めて)。少し考えてみました。

     @  取り木による方法
            侘助類の苗木を庭植えされて太く大きする。次に剪定を繰り返しながら
            木作りをしますと、色々なところから枝が伸び、曲の面白い枝が出来る。
             
            さらに剪定をされた場所から新梢が伸びてきますので、その枝にハリガネ
            をかけて2〜3曲作られると面白いのでは。取り木の際はハリガネをかけました
             
            新梢よりも下の剪定を繰り返しある程度変化のある場所に取り木をかけられ
            ると太さもあり、変化のある苗が得られるのでは。
     A 接木による方法
            庭植えのヤブ椿の曲のあるところに取り木をして、とれましたら、ある程度
            整枝され、その先端の枝に侘助類の穂を接木する方法です。

            この方法ですと太い木があれば何本も太い枝が得られ、数種類の侘助類の
            花を1本の木に接木ができると思います。または、12月に椿の曲のある
            根を確保して2〜3月に根接ぎをされても良いとおもいます。
     B 実生の曲付け3〜4年生苗に根接ぎ、緑枝接ぎによる方法
            この方法ですと見事に曲付けされた実生の苗が多くえられます。それも
            ハリガネなどや取り木などでは絶対に得られない全く考えられない曲のある

            実生苗です。この苗を3〜4年地植にされて、ボールペン位の
            太さになりましたら根接ぎや緑枝接ぎをされますと完全に巻ききった小品盆栽として

            期待できるのではないでしょうか。
  ★ @とAによる方法は完全な小品盆栽に不向きな面が考えられます。ある程度の椿の盆栽作りとしては
     楽しめるのでは。Bの方法はよくもこんな曲が出来たかと驚かれる程の小品盆栽になるのでは。
     1年目から接いでも良いと思いますが、ある程度太くして接がれた方が見栄えがするのではと思いますが。
    つばきの椿さんの実生曲付けに関するブログをご覧下さい。参考になられると思います。
       また、五島の岩永氏も述べられておりますのでご覧下さい。         


太い木に接木される時( その2 )

       昨日接木の穂を多く早く得るために太い木に接木されたら良いのでは
       と述べましたが、さらに少し説明したいと思います。

       @  1m前後の高さで(接ぎ易い)切る。
    
       A  最上部とその上下に2〜3本枝を残す
  
       B  さらに真ん中辺りまでところどころに枝を残す。

       C  残した枝は2〜3葉つけて短くしておく。
             何故全部枝を切らないかといいますと、以前太い木を切りましたら
             突然枯れたことがありました。木が弱り枯れるのではないかと思う
             からです。

       D  その残した周辺に接木をする。
             私の経験ではおそらく枝のある所は養分があり、接木をしますと
             活着や成長が良いものと思われます。
       E  接木をされる場所ですが、最上部の枝を残してある周辺が最も良い
           と思われます。しかしながら私は上から下まで全部接いでおります。
           でも、やはり成長の具合は木の上部に接がれたほうが良い事は確かです。

       F  接木の時期は春、夏、秋ですが、最も接ぎやすく成功率の高いのは9月
           以降ではないかと思います。秋になりますと気温も安定し、木々の枝の
           成長もおさまり、残してある枝が徒長して接ぎ穂に影響を与えることが
           少ないように思われるからです。失敗しましたら春から秋まで何回も
           接ぎなおしをされたらよいと思います。がんばって試してください。

       G  秋接木されますと、翌年の芽を出す時期が大変早くなると思います。
           
       H  接木をされました台木は芽が出ましてもその年の冬には保護のために
            寒風にあたらない場所への移動や管理が大切かと思います。

昨年の今頃の花
   
      昨年の今頃咲きました
昴、 無音の雪、玉之浦二世をご覧下さい。
      は新潟の椿で、本来は濃紅地に、白斑の入る八重です。

      無音の雪は松江の椿で、淡桃色、抱え咲きの一重です。玉之浦二世
      は新潟産の椿で赤色の一重、玉之浦の実生です。白覆輪は安定しています。
       



無音の雪

玉之浦二世


短期で多くの苗と穂木を求めたいとき

      1〜2年生の苗木を求めて、この花は綺麗だから多く苗を作り友達や
      近所の方たちにあげたいと願うことがあるかと思います。そのときは

      購入しました苗からわずかな穂木しか使用できないのではないでしょうか。
      挿し木や接木をしましても多くても5〜10本程度位ではないでしょうか。

      そしてその苗が花を咲かせるまでさらに数年かかりますので。私は次のように
      しております。 春、庭に植えてあります腕くらいの太さの椿の木1m前後の高

      で切り、その太い木に求めた1〜2年生の苗木の穂を2〜3本胴接ぎします。
      5種類苗木を求めましたら15本位胴接ぎ出きると思います。秋までには20〜30cm

      位まで成長する芽もあるとおもいます。そうしますと秋に、その成長しました穂を
      今度は春から用意してあります鉢植えの台木に接木します1年で100本以上

      の苗木が準備され、2年目の春には芽を伸ばし
その年の秋までにはおそらく
      求められた挿し木苗よりも大きく数は何倍にもなっていると思います。

      おそらく生産業者の方々は色々な方法で素晴らしい花の苗木をいち早く世に出すために
      色々工夫されているのでは。実生花においても2年目で穂を鉢植えの台木に接木して

      早く新花を咲かせる工夫もしているようです。接ぎ穂を早く多く得るにはいま述べました
      方法も一つの考え方であるのでは。素人の試していることなので参考になるか疑問ですが?

      太い木を切るときは少し注意が必要かと思います。2月ごろ早めに切り、必ず数本の枝
        ある程度の間隔で残して置くことが大事ではないでしょうか。切った最上部にも1〜2本

        枝をつけておいてください。逆に枝があるところから最上部を切ると良いと思います。

 昨年の今頃の花

      昨年の今日撮影しました紫式部、春蜀光、対馬紅ヤブとをご覧下さい。
      紫式部と、対馬紅ヤブは今年紹介いたしましたので、春曙光だけ説明したいと
  
      思います。桃地に底白の八重でとても綺麗です。散り性でわずかに香りがあると
      おもいます。色合いがいいですね。


紫式部ー 侘芯花

春曙光― 全開しますと見事です。

対馬紅ヤブー 優秀花


実生花の管理→思わぬ不覚

      玉之浦の種子を蒔きまして今年で5年目になりました。今年はそれぞれの木に
      1〜2個花芽をつけておりました。大事に管理して1箇所にまとめて楽しみにして

      いましたところ1晩で花芽がなくなっており、がっかりいたしました。花弁が地面に
      落ちておりましたので、おそらく鳥たちによるいたずらかと思います。

      初めて咲く花でしたので花芽がほんとに1つか2つしかありませんので、その実生の
      花は来年を待たなければならなくなりました。5年も待ったのですが。

      この実生花はまだ誰も見たことのない、さらに玉之浦の期待しておりました
      実生花でしたので残念でなりません。種子を蒔かれて花が咲く時期には家の中

      簡易温室ポリ袋を被せるとか何か対策が必要ですね。うっかりとはいえ、5年間
      の歳月がたったの1日で消え失せてしまうのですから。来年は簡易温室を自分で

      作ろうかなと思っております。周囲の食べ物がなくなりますと、さらに花の傷みはひどく
      なるのでは。 思わぬ所に落とし穴がありました。
      


庭のと昨年の


     まだまだ寒い日が続きますね。私の庭の椿はだいぶ咲き始めてきましたが
     毎年6月に短く剪定をして1品種に1〜2個位しか花芽を持ちません。

     この寒さで霜や寒さで花弁は傷み、メジロやヒヨドリ等が来て花弁をツツキ
     ますのでますます汚くなっております。1枚1枚ポリ袋を書ければいいと思いますが

     数がありますので、困っているところです。さた、本日は紅華、新世紀、小田原ヤブ
     をご覧下さい。小田原ヤブは濃赤色で小輪の筒咲きです。
     
     とても色の濃い花びらでヤブ椿の特徴をよく表しております。紅華は紅色の八重で
     中輪です。新世紀クリーム色の八重咲き中輪で、桃色の覆輪が入ります。
     黄の旋律の枝変わりとのことです。


紅華− 大阪

新世紀− 黄の旋律の枝変わり

昨年撮影の新世紀

昨年撮影の小田原ヤブ−色合いは良い
小田原には酒匂ヤブという品種もあります。



新潟の雪椿→民家に多く見られるとのこと
 
     長い間冬の厳しさに耐えて、雪の下で越冬するという雪椿。この雪椿が
     現在何種類もカタログで見られますが、その雪椿が比較的多く民家の庭

     その周辺に見られるとのことです。ですから山に行って雪椿を探すよりも
     新潟県やその周辺の山沿いの民家などを訪れますと雪椿の新花に遭遇

     するかもしれません。これは、おそらく鳥や蝶や蜂等によって交配を重ねて
     きた結果ではないでしょうか。メジロやヒヨドリなどの鳥類によって山から

     近くの民家へと花粉を運んで、自然交配により優れた雪椿が誕生したものと
     推測されるのですが。民家では綺麗な雪椿を、近所や同じ地域の人々が

     挿し木により自分の家に植えて、その椿の木が現在雪国の民家に育っている
     ものと思われます。機会があれば、新潟県付近に旅行されたならば、民家

     神社等に椿の花を確認されて見られると良いかもしれません。今更新花なんて
     見つからないでしょうと思うかもしれませんが、何十年、何百年と自然交配を

     繰り返しているのですから。どんな場所でも突然変異や自然交配による新花の
     可能性はあるとおもいます。私も近くの場所で自然の香り椿に遭遇いたしました。

     それも偶然のことです。1個の花が風に吹かれて歩道に落ちていたのです。
     普通では絶対に見つけられない斜面の崖に咲いていたのでした。運よく強い

     風で歩道に落ちていたのです。今までにないほどの強い香りです。一つ残念
     なことは色合いが今までの香り椿と同じようで淡桃色であることです。
     


庭に咲く椿− 大東茶、初黄、尾張侘助(続く)
    
     厳しい寒さに加えて日陰にありますので花が少しづつしか咲きません。
     本日は大東茶、初黄、尾張侘助をご覧下さい。大東茶白花で、大きく

     花の周りにそれぞれ数個の蕾をつけていました。花の寿命は1−2日だそうですが、 
    蕾が次々と咲いてくる
そうです。初黄は誰もがご存知の椿ですね。淡黄色

     比較的寒さに強いようです。私の家では、庭植えですが全く枯れません。黄花雑種
     は殆ど色合いが淡黄色ですので、原種の黄花を見てしまいますと少し。。。。。。すると

     思うのでは?でも原種椿は管理の難しさがありますね。尾張侘助は紅色の一重極小輪
     で、猪口咲きである。赤侘助と似ていますが、葉の形で違いが分ると思います。

     黄花雑種では初黄が比較的推薦できるのではないかと考えております。
       色合い、形、耐寒性、成長具合等判断しまして。。。。。。?どうでしょうか。


大東茶−常緑の低木で寒さに強い

初黄−黄花種として作出が早い。

尾張侘助− 雌しべが長く突出する。


広島の椿→禅月

昨年の1月9日撮影禅月

白地に紅の小絞り

広島県より入手。その時12種くらい広島の椿を中心に

送っていただきました。


変わり葉椿(その2)

        数日前に変わり葉椿について述べましたが、さらに変わり葉椿の中には
        雲竜椿、ヤスリ葉椿、ビワ葉椿等があります。雲竜椿は現在6品種位

        あるのではないでしょうか。ところで、金魚葉椿の新品種を作出しようと
        種子を蒔いてもあまり(ほとんど?)金魚葉椿は誕生しないようです。

        それよりも庭に1〜2本金魚葉椿を植えられて自然交配による新花
        考えられた方が確立ははるかに高いとのことです。雲竜椿についても同じく

        当てはまるようです。このことは、金魚葉椿の雌しべの遺伝性がかなり弱く
        受粉しても金魚葉が出来にくいのではないかと考えられます。

        人工交配において、金魚葉を作出しようと計画するときは、金魚葉椿の雄しべ
        の花粉を他の椿の雌しべにつけられて交配しますと金魚葉の出る確率は高く

        なるのではと思います。庭に植えられておけば、鳥や蜂等で自然に交配して
        くれるのではないかと思います。ハウス内ではさらに金魚葉のでる確立は

        高くなるのでは。雲竜椿の作出とともに試されたら面白いと思います。
          


 今日と昨年の今頃咲いた椿

         寒さが続きますが、椿の管理はいかがですか。鉢に植えました
         海棠キングが外に置いたままですが青々としたままで元気です。

         少し心配ですので今日ポリ袋1枚被せようと思っております。
         本日は中部の千羽鶴因幡百合が咲いておりました。さらに昨年

         咲きました日月太郎冠者をご覧下さい。
         太郎冠者は江戸時代から知られた古典椿で、ワビスケ椿ですが

         結実することもあり、この種子を蒔きますとワビスケ品種が誕生
         すると言われております。現在何種類か太郎冠者の実生花が

         誕生していると報告されております。なかなか結実することのない
         ワビスケ類の椿ですので、太郎冠者の太い木を見ましたら、9月ごろ

         結実しているか確認されると良いと思います。ワビスケの新花誕生の
         夢があるのでは。

          

千羽鶴(昨年撮影)ー移り白・筒しべ・一重・小輪

花の特徴は移り白で筒しべの小輪花で、2月ー4月さきです。すっきりとした綺麗な花です。

皇太子、妃両殿下に献上された椿とのことです。


中部千羽鶴- とても良花だと思います。

因幡百合− 菊月の実生花

日月− 紅縦絞りが入る

太郎冠者− 別名→有楽


今心がけること

        全国で雪が降り、本格的な寒さとなりましたが、風邪等に注意されてください。
        さて、今頃の注意されることでは、接木しました苗や原種などの品種の霜の害

        を防ぐことですね。接木苗の芽はまだ弱いと思いますので特に気をつけてください。
        さらに、原種の椿も寒さには弱いですね。黄花品種にも注意されてください。

        また、害虫などの駆除のために石灰硫黄合剤を散布する適期かと思います。
        特にカイガラムシなどには効果的かと思います。曇りの日を選んで散布されると

        良いと思います。1月から〜2月にかけて配合肥料等も外に植えられている椿に
        施されてはいかがかと思います。最後に1月〜2月にかけて接木の準備が大事だと
 
        思います。接木用のナイフ、テープ、台木など準備されて下さい。特に台木は
        接ぐ高さの少し上で前もって切っておくと良いかと思います。接がれる品種の穂木

        を頼まれる手配をしておくことも大事ですね。温室を使用しないで接木をされる時は
        支柱として竹を利用されると良いと思います。竹を切る良い時期だと思います。
        
        鉢の台木に接木される時は昨年から鉢に植えられてある台木あるいは、いらない
        苗に接木をしてください。今年鉢に植えられたり、接いでから鉢に植えられても

        良いかと思いますが、成功率が違うと思います。2〜3鉢でも、胴接ぎをされれば
        10〜20本ぐらい穂木を接ぐことが出来ると思います。


庭の椿と昨年の花
 
        庭に出て見ますとこの寒さの中で今にも梅の花が咲き出しそうに
        なっていました。さらに福寿草や熊谷草も芽を出し始めました。

        寒い寒いとコタツの中で体を丸くしている間に、春の気配を感じられる今朝の
        庭でした。本日は十里香と昨年の今頃咲きました白髪山、霜月、白玉唐子

        等をご覧下さい。十里香は白色、一重平開、小輪の香り椿です。
        霜月は桃色を帯びた白色の平開咲きで中輪です。白玉唐子は白色の

        一重唐子咲き、中〜大輪です。十里香は十里先まで強い香りがするのでは
        と思いがちですが、優しい香で甘い香りではないでしょうか。


茶青梅 ー 茨城より入手

十里香ー有香椿

ドナンス・ドリーム-感じの良い花です。

十里香ー昨年1月9日撮影

白髪山ー 昨年1月9日撮影- 松江

霜月− 昨年1月9日撮影- 大阪

白玉唐子- 昨年1月9日撮影-松江の椿

玉之浦実生- 昨年1月9日撮影


変り葉と呼ばれる椿


- 新潟の椿

− 盃葉


       葉が少し変わっている椿の品種がいくつかありますが、珍しいと
       考えるか、又は変な葉と思うかは人によって違うかもしれません。

       金魚葉はカタログでは十数種類載っております。桜葉、、柊葉、百合葉
       梵天葉、盃葉、鋸葉、銀葉等があります。桜葉の品種では上田桜葉、岸辺の

       桜葉、桜葉源氏、桜葉椿がありますね。また、百合葉では孔雀椿や栃姫
       等があります。私は桜葉椿を全部探しておりますが、まだ全部見つかりません。

       盃椿も数種ありますが面白い葉をしておりますね。友達か訪れる人に盃葉
       お酒を飲みながら談笑するのも、面白く優雅ではありませんか。1〜2本

       この変わり葉があっても変化に富み、花以外に庭を飾ることと思います。


  庭の花と昨年の今日咲いた椿

       今日は小雨ですが今にも雪が降りそうな気配です。数種類の椿が
       咲いておりますが、毎日鳥などが来て花弁をつついて、さらに雨の

       ために花びら全体が汚くなっております。家族がいつも柿やミカン等
       を与えておりますのでいつも椿の枝で休んでいるようです。

       本日は瀬戸の娘が咲いておりました。昨年も今日咲いておりました。
       昨年の今日咲いていました椿は因幡百合と紅湖畔でした。
       
       瀬戸の娘葯が退化した侘芯で、有楽の自然実生といわれております。
       因幡百合は菊月の実生で、紅色の一重ラッパ咲きです。

       紅湖畔は五島の銘花20選の一つで、抱え咲き小輪の早咲きと言えるでしょう。


瀬戸の娘
薄桃色の小輪です。

瀬戸の娘

昨年の今日咲きました
葯が退化した侘芯です。
 


因幡百合

紅色の一重ややラッパ咲き。

菊月の実生とのことです

紅湖畔

五島の銘花20選
の1つです。

抱え咲き、小輪
でしかも早咲きです。
 

月の皇子を推奨する訳

月の皇子

いかがですか、この花弁の色合いと雪白の雄しべ

数回ご覧いただきますが、結実するそうです。

太郎冠者白侘助なども結実することはあるそうですが、

この月の皇子はよく結実するそうです。


      侘助類の椿は小輪で茶花として人気が高いですね。花色は
      白や、ピンク系統、そして(濃)紅花等がありますが、比較的

      桃色〜ピンク系統が多いですね。さらに、侘助系統の盆栽に
      なりますと接木が多いのでは。何故ならば、侘助系統は不稔性
   
      で雄しべの花粉が発達せずに雌しべも受粉する力がないと
      言われています。私の知り合いで、月の皇子を育てております

      人の話ですと月の皇子は受粉して結実するそうです。
      相当数の種子が誕生し、侘助類の新花作りには最適では

      ないかと話されております。特に曲のある小品盆栽には
      今までにない夢のある盆栽が期待できるのではないかと

      思います。もうひとつ、雄蕊の白と花弁の濃い紅色との対比が
     見事だからです。
種子を蒔いて良い曲作りをすれば、接木を

      せずに立派な盆栽が楽しめると思います。

庭で咲く椿と昨年の今日割いた椿

      本日はヌッチオ農園より入手しましたドナンス・ドリームの5年生の
      挿し苗です。白地に紫桃色のピンク、八重、中輪〜大輪玉之浦

      実生花は昨年の今日咲いた花です。白覆輪は全く出ませんでした。
      でも、今年同じ花が咲きましたら素晴らしいとおもいます。濃紅色〜緋色

      の筒咲きの花です。覆輪花でも、もし覆林が出なくても、2〜3年同じ
      花色の花が咲き、評価できるものであれば増やされて、新花として

      大事にされたらよいかと思います。最後に原種などの椿は寒さに弱い
      ために保護が必要になるかと思います。そのため、温室を購入されたり

      しますが、私は10枚で350円のポリ袋を買って原種の椿の保護をしております。
      ですから、家に入れたり、特別な施設に入れたりはしておりません。

      心配なときは2枚使用して毎年保護しております。このポリ袋は営業用
      書かれております。少し大きいです。管理が大変楽です。


ドナンス・ドリーム−ヌッチオ農園より入手

玉之浦実生花−昨年の花

営業用ポリ袋1枚で保護

黄花椿原種−


実生花を楽しむ椿園等からの採種

       種子を蒔いて新花を楽しむことは本当に楽しみなことだと思います。
       どんな花が咲くか、どんな名前をつけようかと夢が膨らむ日々になる

       と思います。そこで、自分の家の椿の種子でも良いのですが、
       そのときは、この花を母樹にして実生花を作出してみたいという

       前もって考えておかれた方がいいですね。そして庭にはある程度の
       庭植えか鉢植えの椿が植えられている事も大事ではないかと思います。

       最も良い自然実生花を作出する方法は何百種類とある椿園の種子
       頂いてきてその種子を蒔かれることです。色々な鳥や蝶や蜂などが

       飛び交っていますので、予想もつかない花の誕生となるかもしれません。
       旅行等で色々な所に行かれるときは前もって椿園のある場所を調べて

       立ち寄るのも楽しみかもしれません。旅行の思い出にもなるのですから。
       実生花や接木、挿し木等を繰り返しておりますと1年中椿と向き合っている

       いる生活をするのでは。花々とともに生活する事は楽しくもあり、健康的では
       ありませんか。

庭で咲く椿 紫式部、 瀬戸侘芯、桂川  
                 昨年の今日咲いた椿湊晨侘助
      

       本日は紫式部、瀬戸侘芯、 桂川、それに昨年の今日咲きました湊晨侘助をご覧下さい。
      紫式部は猪口咲きの筒咲き侘芯花です。瀬戸侘芯は紅色の極小輪で五島より入手いたしました。

      桂川は縦絞りの金魚葉です。同じ名前で中部にもあります。湊晨侘助は下総侘助と玉之浦の
       自然交配種で玉之浦からの侘助はあまりまだ見られないですね。


紫式部

瀬戸侘芯

桂川

湊晨侘助


花を購入される際のポイント?

        花を購入された時咲きましたら、カタログと少し違う花が咲いたと
        思われて、求めた先に問い合わせをされたことはないでしょうか。

        年間で相当数の問い合わせがあると聞いております。
        カタログに載せる花は最も良い条件で写された写真かと思います。

        咲き始めの完全に開ききっていない状態のすばらしい花の時です。
        ですから、花を求められる時は椿の本やインターネット又は直接

        販売店に問い合わせをしまして、花の咲き終わりがどのような状態か
        確認されることも大事ではないでしょうか。筒咲き、抱え咲き、平開咲き

        あるいは反り返る等最後にどのようになるか大事な要素かもしれません。
        時に、花芽が付きにくい品種もあります。ある程度情報を得て求められると

        安心していられるのでは。もう一つ、葉にウイルス葉がないかどうかも
        確認されたら良いかと思います。葉の形や大きさ等も大事かも知れません。

庭に咲く椿と昨年の今日咲いた椿

       @とAは今庭に咲いています花です。紅常満寺常満寺の自然実生花
       です。 茶花としても用いられていると聞いております。くれない吉川氏

       の命名・発表ですね。BとCは昨年の今日咲いた花です。時々お話いたしますが
       覆輪花は毎年覆輪の出方が違いますね。この玉之浦は白覆輪が花弁によって

       一定しておりません。それに加えて、白覆輪が出すぎの感じがしますが。五島より
       届きました玉之浦はほぼ毎年同じ色合いで、安定しております。Cの五合庵は

       新潟の椿でまとまった良い花ではないでしょうか。


@ くれない

A 紅常満寺

B 玉之浦

C 五合庵


昨年の今頃咲いた花→ 春節( 玉之浦実生花 )

      新しい椿を作出されて、名前を付けられるときに気をつけなければならないこと
      が2〜3あるようです。一つは、同じ名前が公表されていて、再び同じ名前をつける

      ことのようです。名前を付けられるときは数冊の椿の本か、インターネットであらかじめ
      調べられて、さらに友達に聞かれたら良いのではないかとおもいます。第二に、

      何かイメージの湧く名前がいいのでは。その名前を聞いて何かを連想するとか、
      求めたくなるような、簡単で誰もがいい名前だなあと心に響く名前がいいですね。

      どんなに良い花でもネイミングが愛好者の心に響かないと良くないみたいです。
      また、同じ名前の前後に言葉を入れてもあまり良くないようです。例えば、

      と言う名前に乙女のとかの島みたいに名前をつけても、あまり愛好者の
      心をとらえないようです。花自体の美しさとか、可憐さも必要ですが、ネイミングも

      大変大事なことだと教えられました。参考になるかどうかは分りませんが?
      下の春節という名前は響きが良いと思いますが。いかがでしょうか。
      

昨年の1月5日に咲いた花

春節

玉之浦実生花( 2日目 )

五島の岩永氏作出の椿ですが

他に数種類咲きだしそうです。
昨年の1月4日に咲いた花

春節

咲きだし1日目

ネイミングがいいですね。


12月30日の挿し木−果たして成果は

      早咲きの穂がありましたので挿し木をしてみました。今まで最も早かった
      時期は2月か3月でしたが、6割位の成功率でした。12月、1月はまだ

      試したことはありません。失敗しても良いと軽い気持ちで試しております。
      いつものように、2〜3枚葉をつけてビニールを2枚かけて、ダンボール箱に

      入れ屋上の陽の当たる場所においてあります。日除けをしてありますので
      2週間に一度くらいの間隔で葉水をしてやれば良いのではないかと考えて

      おります。わざわざこの時期に挿し木をする必要はないのですが、なぜか
      もったいないと思い試しております。4月まで枯れなければ成功するのでは。

冬の挿し木

この時期に挿し木をする場合、全部葉を落として

挿し木をする情報を聞いたことがあります。

突然苗が届いたり、穂が手に入る時はこの時期の

挿し木を試されてはいかがでしょうか。それ以外は

あまり必要性がないのですが。


庭の椿→ 一以津の夢、たくみ

        今日の花は2品種ともに実生花です。どんな種子でもいいのですが、
        ある程度母樹が気に入った品種の方が良いですね。名前が分らなくとも

        咲いた花が素晴らしければ評価されるのですから、まずは種子を蒔き
        続けられることだと思います。もう遅いとか、何年先に咲くのか分らないのに

        なんて言わないでやってみますと、数年先には毎年思いもよらぬ花が咲き、
        椿に対する思い情熱が益々膨らんでくるのではないでしょうか。

        そうなりますと、色々なことが見えてきまして、1が3になり5になり8になり
        椿の見方、扱い方、知識、椿の友達もすべてが膨らんでくるのでは。
            
        本日は以津の夢、たくみをご覧下さい。チューリップ・タイム、岩根絞り、玉之浦、
         孔雀椿等は実生花を作出するには良い種子だと思います。

        

以津の夢

淡いぼかしと長い

筒しべの綺麗な花です。

チューリップ・タイムの自然

実生花。キキョウ咲き
たくみ

花の特徴は紅色の八重で大輪咲きです。
                    
岩根絞と袖隠しの交配による実生花とのことです。

現在接木にて増やしております。


庭の椿と梵天葉

      昨日電話がありまして、金魚葉梵天葉に変わったとの知らせでした。
      金魚葉が梵天葉に変わることは、あると聞いていましたが実生なのか

      それとも金魚葉の苗を購入したのか、さらに何色の花なのか分りませんでしたので
      色々な椿の専門家や仲間の人たちに聞いてお答えすることにいたしました。

      もし、緋色や相当強い赤色の花でしたら梵天葉として価値があるのではないで
      しょうか?昔から梵天葉があるということだけは聞いておりましたが。

      本日は青海姫、対馬ヤブ、乗蓮の春日月をご覧ください。
      4品種ともに昨年ご紹介いたしましたので説明は略させていただきます。        

      青海姫、対馬紅ヤブはとても私が気に入っている椿です。

      ☆梵天白
という品種はカタログに載っております。
          七変化椿鳴子七変化などの変わり葉もありますね。           


対馬紅ヤブ−昨年撮影

青海姫− 昨年撮影
2品種ともに優れた椿とおもいますが。

写真の撮り方が悪いために下の

2品種の良さがうまく出ておりません。

昨年の写真の方が本来の色合いです。


  


青海姫−いい椿です

対馬紅ヤブ−いい椿です

乗蓮の春ー 感じの良い底白の一重

日月−紅縦絞りの入る綺麗な椿

    


椿→八尋晋策氏と岩永章氏の推薦する椿花

       今日は八尋氏岩永氏に電話にて、お聞きいたしました。両氏とも
       すでにご紹介しておりますが、非常に優れた椿の研究家です。

       八尋氏鹿児島(桜島)の椿や九州のヤブ椿を調査されたり、桜島月光
       その枝変わりの月の皇子を発見されるなど椿の美しさをどのような角度から

       観察したら良いか常に追求されておられる方です。岩永氏も自然実生花を
       中心に20年以上にわたり、新花作出の夢を追い求めておられる方です。

       月の皇子は未発表のため、2〜3人の趣味家しか育てていないと思います。

       @ 八尋晋策氏の推薦するbest 3


陽の岬− 現在陽の岬Uを育成中

月の皇子− あらゆる面から侘芯椿の
         最優良花では!
小磯は何本も接木してありますが

写真に撮ってありませんので、今年

は見ていただけると思います。


            月の皇子  桜島月光の枝変わり。葯退化にもかかわらず
                        花粉があり結実するそうです。雄蕊の白と
                        花弁の濃い紅色との対比が見事です。鹿児島→福岡 

          
          (B)
 小磯     →鮮紅色、一重、筒咲き、筒芯、小輪、五島
 
           (C) 陽の岬  → 淡桃色〜白色、一重抱え咲き、筒しべ、小輪、長崎

     A 
岩永 章氏の推薦するbest 3
   


紅栄実生

細御前

紅栄
久賀白も接木はしてあります

が写真は今年撮れると思います。

紅栄実生も見事な花です。

     
          
(A) 細御前 一休の自然実生濃いピンクの一重・筒咲き・筒芯で極小輪、五島
          
        
(B) 紅栄  五島のヤブ椿20選の一つ小輪花の色はすばらしく、
                     、花と葉の調和がよくとれていまして、キリットしています。五島

 
       (C) 久賀白 白色の一重、筒咲き、筒しべ、小輪、五島


     2009年 元旦 明けましておめでとうございます。
                 あらゆる意味で今年が皆様にとって良き年でありますように!
  
                 朝6時50分起きましたら、外は少し曇っており、大分寒く感じました。
                 庭を見ますと、すでにメジロが柿を啄ばんでおり、新年の新たなる

                 活動を始めておりました。さらに、吉兆、佐保姫、椿姫等の縁起
                 良い名の椿や、お姫様たちが自分や日本中の皆様方の新年を

                 祝うかのごとく咲き誇り、どんなに寒くとも(いろいろな面で)太陽(希望
                 に向かって歩み続けて行きなさい、そうすれば必ず私たちのごとく

                 綺麗に咲き誇る人生が待っているのだよと語りかけているようでした
                 今年も苗を植え、水を与え剪定をしながら、秋から冬にかけて咲き誇る

                 椿の花を見たいものです。今年も少しは参考になる情報を発信できればと
                 考えております。 今年も宜しくお願いいたします。(続く)
       

吉兆

唐子咲き

2〜3月咲き

大阪
くれない

クリムソン・ロープとクリムソン・キングの種間雑種

八重咲き、中輪。2〜3月咲き


              
今年最後のページ

私の選ぶ今年の椿

月の皇子

鹿児島県産
侘芯花− 新花の期待あり
私の選ぶ今年の花

細御前

一休の自然実生

五島産

       今年最後の書き込みとなりました。朝起きましたら、庭に4〜5種類の椿の
       花が咲いておりました。数種類の鳥が毎日蜜を吸いに来たり、虫に食べられて

       花びらが見苦しくなっておりますが、いろいろな生き物たちもそれぞれ必死に
       生き抜いているのにちがいないと家族で話しております。Silent Spring沈黙の春

       という話を聞いたり、読んだりしたことがありますが、鳥や蝶などの舞う庭の方が
       人間にとっても良いのかも知れません。今年も色々ありましたが、真冬の寒さの

      中でも☆私のこの花を見て御覧なさい と言わんばかりに咲き誇る椿の花のように
      来年もお互いに未来を信じて一歩一歩力強く頑張っていきたいですね。

      本日は私の庭で咲いておりましたタマ・グリターズ、 椿姫、 紅栄をご覧下さい。
      1年間色々ありがとうございました。良きお正月をお迎えください。
       May the year 2009 be happier and more prosperous than any other year before !
                  I wish you a Happy New Year 。.


タマ・グリターズ

椿姫

紅栄

紅栄

私の好きなツバキ今年度ベスト12


琉球白妙

細御前

アイランド・サンセット

紅焔

クリサンソイデス

瓊子

黄の旋律

月照

哀愁

晴れ着

紫光

春節

豆知識→ ポットからの植え替えについて

      椿の花を求められて、ポット苗を植え替えられるときにこうしましたら
      良いいのではないかと思われますことを2〜3述べてみたいと思います。

    @ ポットから抜いて大き目の鉢に植え替えをされる時、最上部には沢山の
      細根が出ておりますので、ポット苗の5〜6mm以上の高さには土を

      被せないと良いかと思います。人間で言うならば、窒息死してしまうからです。
    
    A 植え替えましたら、両手で鉢を持って2〜3回ポン、ポン、ポンと地面を軽く
      たたいてください。そうしますと、鉢の中の土が少し下がり、空気が抜けて

      発根を促がすとおもいます。

    B 植え替える土の問題ですが、少し荒めの土と水はけの良い土を使用されることが
       奨励されておりますが、問題は枯れてはいけませんので、バランスの問題かと

       思います。ある程度は細かな土と水はけの良い土との混合の方が、夏場
       場合は良いかとおもいます。それぞれの地域にありますふさわしい土を試して

       みられてはと思います。

越後の椿→咲き誇る椿華園より椿の香(最終回)

      本日で椿華園様の特集は最終回となりますが、まだまだ数十種類と
      届けられました椿は我が家で咲いております。来年からは秋咲き種を

      特に収集したいと考えております。今年も明日一日となりました。
      最後に色々な椿の花を載せられましてうれしく思います。日本全国には

      まだまだ見ぬ銘花が数多くあると思います。お互い体に気をつけて椿の
      美しさを広めていければとおもいます。本日は万徳寺太郎庵、雛鶴、宝塚

      珠錨実生、 加賀紅シダレ、 紅炎をご覧ください。

@万徳寺太郎庵 → 淡桃色、 一重、筒咲き、 小輪、福井

A雛鶴 → 移り白の一重、ラッパ咲き、 小輪、11月より咲き始める

B宝塚 → 淡桃色、 八重咲き、 中輪、 春サザンカ

C珠錨実生 → 珠錨の実生で、 紅色、 小輪

D加賀紅シダレ → 赤色、 一重、中輪、 花全体がよく整っている

E紅炎 → 緋色、 筒長、 筒芯、 五島


万徳寺太郎庵− 小輪

雛鶴− 早咲き


宝塚− 春サザンカ

珠錨実生− 小輪

加賀紅シダレ− 気品がある
我が家の椿
 
            

紅炎− 五島


     
越後の椿→咲き誇る椿華園より椿の香(9)(続く)

     椿に興味をもって20年近くなるかと思います。色々なことに取り組んで
     きましたが、最も大きな収穫は椿の数を増やしたり、新花を作出したこと

     ではなく、何か一つのことに集中でき、そのことにより、多くの仲間や、
     生きがいや、生きる力が湧いてきたことではないでしょうか。一日一日

     がじっとしていられない、わくわくするような日々を過ごしたいと思います。
     若い子ども達のように、いつも躍動し、個から仲間へ、さらに集団から社会に
     
     目を向け始め社会集団の一員としての自分をとらえられるようになれればと
     考えております。今年も残り数日ですが、来年はこんな事をしてみたい
     
     という夢に向かって進んで行きたいと思います。皆様方もぜひがんばって
     ください。本日は宗偏侘助、 佐渡寒咲きヤブ、 裕感閑寺名月をご覧ください。

        @ 宗偏侘助→ 桃色紅、一重咲き、小輪、 晩秋咲き

        A 佐渡寒咲きヤブ→紅色、小輪、 秋咲き 

       B 祐閑寺名月 → 移り白、 一重らっぱ咲き、 中輪

   我が家の椿佐渡紅覆輪− 桃地赤覆輪、八重咲き、大輪

 西王母と祐閑寺名月は石川県の椿で極早咲き種として知られております。
     両品種とも茶花として利用でき、人気も高いのでは。


宗偏侘助−桃紅色、晩秋咲き

佐渡寒咲きヤブ− 秋咲き、小輪

祐閑寺名月− 極早咲き

佐渡紅覆輪− 赤覆輪

越後の椿→咲き誇る椿華園より椿の香(8)
   
        ネットで椿華園のホームページを見ますと、椿の魅力は日本人の
        心に深く抱かれた心の花で。。。。世界各地の愛好者も多く、こよなく

        愛されております。と述べられております。30年以上にわたり椿と
        ともに過ごされ、椿の魅力を日本各地に送り続けて来られた大岡氏の

        椿に対する情熱と研究心は今になっても衰えることがなさそうです。
        カタログも今年で34号の出版です。電車に例えるならば『 新潟発

        特急大岡34号』 とでも名付けられるのでは。
        さて、本日は、覆輪侘助、 桜吹雪、 宵待ち、 秋一番をご覧下さい。
     @ 覆輪侘助→桃色、白覆輪、 一重、小輪11月咲き

     A 桜吹雪明るい桃色、牡丹咲き、 美しい大輪

     B 宵待白地、紅覆輪、一重葉盃状咲き、小輪

     C 秋一番白地、 紅色の縦絞り、一重咲き、小輪

以前お話したことと思いますが、紅覆輪花や白覆輪花咲く時期や肥料の問題、あるいは
  天候、樹齢等の条件によって覆輪の出方が相当違ってくると思います。毎年きちんとすべての

  枝にカタログと同じ覆輪を出すことは難しいのでは。越の麗人、玉之浦系の椿にしても同じことが
  言えるのではないかと思います。玉之浦にしても、タマ・アメリカーナにしましても、私と椿仲間

  の人たちの覆輪の出方は全く違います。このことは、どうしようもないのではないかと思います。
  大社紫や桜島黒髪のように20年〜30年育てて樹齢が古くなって初めて本来の色に固定して

  くる椿もあるのですから、生産業者にとっては頭の痛い問題かもしれません。


覆輪侘助− 初雁の枝変わり

桜吹雪−牡丹咲き

宵待− 紅覆輪

秋一番− 紅の縦絞り


越後の椿→咲き誇る椿華園より椿の香(7)

        大岡氏が学校を卒業されてすぐに日本海側の雪椿の調査、研究、
        さらに、育種技術の開拓により在来品種を園芸品種として確立し、

        新潟の山野で自生するユキ椿を収集し、それも全国に渡り、その椿の
        交配、改良に情熱を注いできた。(日本農業賞審査委員長、新潟大学
      
        農学部教授伊藤 忠雄氏による講評)10代〜20台にかけて自分の
        農業形態をがらりと変え椿に専心しようとした時は大変な心の葛藤が

        あったのでは。全く先が分らない時代のことですから。今日椿を中心とした
        園芸生産者としての経営基盤を確立した一番大きな功績は家庭にも

        経営にも常に大岡氏をサポートされた奥様の存在があったからこその
        成功と言えるのではないかと思います。それに加えて、大岡氏の人柄
 
        ではないでしょうか。社会は人間の共同体であるということを常に考えられ、
        周囲の人たちや、椿仲間、地域での社会貢献などコミュニティーを大切に

        されてきた生き方が現在の大岡氏をここまで引き上げてこられたと思います。
        さて、本日は安見児、 吹雪白玉、 美山弁天、 雪映、 鳴門緋蝶、 と

        我が家の高台寺をご覧ください。

    @ 安見児→淡桃色、一重筒咲き、筒シベの極小輪

    A 吹雪白玉→ 白地に紅色吹き掛け絞、一重咲き、小輪、秋咲き

    B 美山弁天→ 淡桃色、 獅子咲き、小輪、葉は黄覆輪

    C 雪映え → 白地紅縦絞、一重筒咲き、小輪

    D 鳴門緋蝶 → 濃赤色、一重、極小輪、7弁花

 我が家の椿高台寺−  桃色紅、一重、筒咲き。筒しべ、小輪 

  


数年で秋咲き種を(特に赤系統)
集めたいものです。
椿華園の秋咲き椿

花の少ない時期ですので

秋咲き種はいいものですね。

今日の品種の中では鳴門

緋蝶は赤色がいいですね。

本当に秋咲きの(濃)赤色の

品種は少ないですね。


安見児ー極小輪− 10月から咲き始め

吹雪白玉− 小輪、秋咲き

美山弁天ー葉は黄覆輪

雪映ー紅の縦絞りが少し入る

鳴門緋蝶− 濃赤色− 侘芯

高台寺− 細芯− 
接木してから15年くらい経つのでは。

越後の椿→咲き誇る椿華園より椿の香(6) 

       地図を調べましたら椿華園周辺へのドライブは五頭温泉卿があり、その一つに
       村杉温泉があります。さらに月岡温泉もあります。五頭温泉郷は3つの異なる

       温泉に18件の宿が集う温泉街になっております。月岡温泉もいいところです。
       白鳥の飛来で有名な瓢湖も車では近くにありますし、阿賀野川下りも満喫

       できます。このような環境の良い場所で育つ椿華園の椿も人間にたとえるならば
       ひねくれず、健やかにその輝きを放っておられるのでは。

       本日はホンコンサザンカ、 炉明かり、 薄妙蓮寺、 千秋楽、 青空と我が家の
       藤侘助をご覧ください。
     @ ホンコンサザンカ → 白色、秋咲き、一重、極小輪

     A 炉明かり → 淡桃色、一重咲き、中輪

     B 薄妙蓮寺 → 濃桃色、一重の中輪、抱え咲きから盃形になる。

     C 千秋楽 → 紅地に白斑、筒〜ラッパ咲き、 小輪

     D 青空  → 藤色含む紅桃色、一重咲き、小輪

  我が家で咲く椿
              @藤侘助→ 藤紫紅色一重、侘芯小輪、伊豆大島

              A美浜侘芯 → 赤色、一重咲き、 白芯、極小輪


ホンコンサザンカ

炉明かり

薄妙蓮寺−交配の母樹として良いと思う

千秋楽

青空
我が家の椿

    

藤侘助− 船津の自然実生

美浜侘芯−白芯の極小輪
ホンコンサザンカ

極小輪で可愛らしい

サザンカです。12月

までに咲く椿の確認

をしているところです。

越後の椿→咲き誇る椿華園より椿の香(5)

      椿華園は新潟の安田町にあり、比較的雪は少ないとのことです。
      東京からも新幹線で2時間位で着き、新潟駅からバスか、あるいは新津駅まで

      行きますとタクシーで20〜30分で行ける場所です。阿賀野川の近くです。
      また、安田町にはヨーグルトで有名な安田ヨーグルトの会社があります。

      さらには、近くに有名な温泉が沢山あり、のんびりとでき、家族旅行にはとても
      楽しめる所です。さて、本日はわだつみ白斑、寿侘助、参平椿、をご覧ください。

      @ わだつみ白斑 雪椿、濃紅色の白斑入り、八重咲き、中輪

      A 寿侘助 → 淡桃色で紅色のぼかしが入る。有香椿、伊豆大島産。太郎冠者の自然実生花

      B 参平椿→ 濃紅色に白覆輪、一重、中輪。 花弁の脈が鮮明に現れる。
  
   我が家の咲いている椿

                     @ 月照 → 白色、 一重、筒型、中輪。 筒芯で早咲きである。
                               白花ではすぐれているのでは。 茶花にも向いている。
                     A 紅湖畔 → 濃紅色、抱え咲き、一重の小輪、五島の銘花20選の一つ。

                     B ピオニー・クイーン→ 紫紅色、牡丹咲き、巨大輪
                  


椿華園の椿− 秋咲きの紅花は
少ない感じがします。

わだつみ白斑− 白斑がいいですね。

寿侘助− 明るい感じでいいですね。

参平椿− 白覆輪花
我が家の椿

   

ピオニー・クイーン− 大きな牡丹咲き

月照− 中部の代表的花である。

紅湖畔−五島の銘花 


越後の椿→咲き誇る椿華園より椿の香(4)

     今日で4日目、新潟の椿をご覧いただきます。雪国の椿ですので、私の住んでいる
     場所よりずっと寒くて椿の咲く時期が遅いかと思いましたら、かなりの花が咲き乱れて

     いますのには驚きました。これからの私の夢は小品盆栽と早咲きの椿を収集したいと
     考えております。特に赤色の秋咲きに焦点を当てております。

     全国各地に目を向けて収集したいと思います。大岡氏は学校を卒業されて新潟の
     山野で自生するユキツバキを園芸作物として確立しようと決意されたようです。

     昭和30年後半から40年頃にかけての非常に若い頃のお話だそうです。
     本日は初刈、彩秋、 絞り西王母、野々市、中納言、 日向小町、 グレープ・ソーダ

     をご覧ください。
  私の庭で咲いている椿 → @ 日向小町− 紅色、侘芯花、極小輪、秋咲き
                                        鹿児島県より入手
                           A グレープ・ソーダ− 紫紅色、一重筒咲き、小中輪
                                             ヌッチオ農園より入手


初刈− 淡桃色、一重小輪
      秋咲き

彩秋ー 淡桃色に縦〜小絞りの一重
      石川県産10月より咲く

絞り西王母− 西王母の自然実生
           11月より咲き始める

野々市− 極淡桃色、一重小輪
       10月より咲き始める

中納言− 白色、一重、中輪11月より咲く
        加賀八朔の自然実生
私の庭で咲く椿

    

日向小町−極小輪
         侘芯花

グレープ・ソーダ−普通の紫のツバキと言われる品種よりも
              紫色が濃いですね。


 越後の椿→咲き誇る椿華園より椿の香(3)
 

      本日も椿華園さんより届けられました椿の輝きをお届けしたいと思います。
      届けられました花を見まして、この時期にこんな花も咲いていたのか

      びっくりいたしました。1年間の管理も大変ではないかと思います。
      以前歌手の小林幸子さんが12月31日のNHK紅白に出場されたとき

      その日に合わせて雪椿を咲かせ、会場に送り届けたという話を新潟の
      椿友達から伺ったことがあります。1日でも遅れたり、早かったりしては

      役に立たないわけですから1年間大変だったろうと思われます。そのときの
      歌われた歌は雪椿だったと思います。プロフェショナルになるには

      限りない努力と意思の強さと将来への夢を持ち合わせているのではないかと
      思います。経営的な面だけではなく、椿そのものが好きなんですね。

      さて、本日は白仙、加茂覆輪、クリスマスローズ、秋の山、 雛侘助、キサラギ
      をご覧下さい。

      雛侘助覆輪雛侘助白侘助の枝変わりで、子房に微毛があるとのことです。
        覆輪侘助初雁の枝変わりで白覆輪やぼかしが入るようです。

白仙

白色、一重、小輪
クリスマス・ローズ

藤紅色、八重咲き、大輪
雛侘助

薄桃色、一重咲き、極小輪

白侘助の枝変わり
キサラギ

フラワーガールとグランサム
椿の交配種

桃色の一重
加茂覆輪

淡桃色、紅覆輪、一重、抱え咲き

秋咲きの名花と言われております。
秋の山

白地に紅色の縦絞り一重筒〜ラッパ咲き


越後の椿→咲き誇る椿華園より椿の香(2)


      新潟の椿華園さんより届けられた椿の第2回目ですが、園主の大岡氏
      日本海側のヤブ椿の調査と採集に歳月をかけられ、多くの新品種を発見され、

      日本農業賞受賞の講評で東大名誉教授の金沢夏樹氏は日本農業新聞にて、
      『 。。。多くの椿関係者との交流を結び、情報の収集に努力を重ねるとともに、

      椿による地域おこしに積極的で。。。。日本海側のツバキ発展の功績は大きい。』
      と述べられております。
      
      さて、本日は新潟の椿紅焔、 山茶花の佐渡、嵯峨白玉の実生嵯峨紅、
      覆輪雛侘助をご覧下さい。紅焔と嵯峨紅は秋咲きの赤ですので私は

      来年接木にて増やしたいと思っております。
      


椿華園に今咲く椿(我が家にて撮影)

紅焔− 秋咲き
紅焔

緋赤色、一重筒咲き、小輪です。

新潟産ですが、良い花ですね。

山茶花− 佐渡

淡桃色、一重筒咲、小輪

嵯峨紅
嵯峨紅

嵯峨白玉の実生花

紅色、筒咲きの小輪

秋咲き

覆輪雛侘助
覆輪雛侘助

淡桃色、白覆輪、一重小輪


越後の椿→咲き誇る椿華園より椿の香(1)

       昨日新潟の椿華園さんより頼んでありました80種類の椿が届きました。
       私自身の勉強のためにも12月までに咲く椿の品種の確認と

       皆さん方にも今どのような椿が咲いているかをお知らせする意味で
       求めた椿です。園主の大岡徳治氏は『 雪椿の第一人者として、

       個別経営の部で第23回日本農業賞を受賞されました。(日本農業新聞より)
       さらに緑白綬有功章を受賞されておられます。』 椿以外にも、牡丹、芍薬

       アヤメ等の栽培で知られた方です。さて、本日は玉之浦の実生花西王母の
      実生花東方朔
、葵の上の実生花をご覧下さい。

届けられた80種類の椿

玉之浦の実生花

紅色に白覆輪,一重抱え咲き

小輪。秋咲き

右下の写真と覆輪の出方が
違いますね。私の家では昨年

11月に咲いておりました。
時期と気候と穂による違いかも。

東方朔
東方朔

紅色一重中輪

西王母の自然実生

秋咲き

葵の上実生花
葵の上の自然実生花

葵の上は寒椿と攸県油茶の

種間雑種

鶴−昨年度撮影(自宅にて)


      
開花しました椿→再び撮りなおし

      今日は少し時間に余裕がありましたので、蕾だけや色彩が良く出ていなかった椿の
      花を撮りなおしました。隼人舞は少し違うように感じるのですが。

      一子侘助も色が濃くいい椿ですね。みじょかも数日前よりは本来の色が出ております。
      侘芯椿の花で侘芯が固定しない場合同じ侘芯椿に接木をされたら良いのではと教えて

      いただいたことがありますが、現在試しております。なかなか難しい課題です。
      明日からは新潟で現在咲いております椿の特集を10日間位ご覧いただく予定です。

      その間に私の庭で咲く椿も予定しております。全部で約80品種位かと思います。


みじょか

姫侘助

隼人舞?

一子侘助

今日の椿−玉之浦実生花と吉備

     今年も残りわずかとなりましたが、いろいろ忙しいことと思います。
     午前中は家の仕事を済ませ、午後は仕事の準備をしているところです。

     本日は五島の岩永氏からいただきました穂を接木しました佐保姫
     咲いておりました。接木しまして6年以上経っているのでは。この椿は

     玉之浦の実生花で、白覆輪はそれほど広がりません。毎年実生から
     新花を作出されておられますので、すごいものですね。

     吉備は岡山の椿で、ヤブ椿の突然変異からの品種とのことです。
     花付がいいですね。場所により11月から咲き始めると思います。

     侘助椿で、を帯びた桃色です。

佐保姫(五島)

玉の浦実生、赤色白覆輪

一重咲き、小輪
吉備(岡山)

紫を帯びた桃色、一重小輪

侘芯椿。

      

今日の椿− 白覆輪の安定度

      今日は昨日と違い暖かな日です。御前中はダルマ市に行き、ダルマを
      買って、ついでに植木市を見てきました。今日家で咲いておりました椿は

      タマ・グリターズ、みじょか、 香妃です。タマ・グリターズはすでに述べましたが
      タマ・シリーズの中では早咲きの最も白覆輪が安定して出る品種ではないかと思います。

      私の庭で殆ど一日中日光が当たらない場所にありますが、毎年この時期に
      咲いてくれます。みじょかは五島の椿で桃色に近い色で筒咲きの小輪です。

      香妃は薄桃色の八重で極小輪です。有香椿です。最後に数日前にご覧いただきました
      白太郎庵です。全開いたしましたのでご覧下さい。なかなか良い花ですね。


昨年の1月21日咲く
昨年の1月21日に咲いたタマ・グリターズです。

全く陽があたりません。それでもこのように良く

白覆輪が見事に出ております。今年は早く咲きだし

下の写真です。右の写真は昨年の3月15日に咲いた

写真です。12月から3月15日くらいまできちんと

白覆輪が出ておりますので、安心していられるのでは。

昨年の3月15日咲く


タマ・グリターズー今日咲く

白太郎庵

みじょか

香妃


昨年の今頃咲いた椿

       今日は朝から雨が降り続けております。写真を撮ろうとしましたが
       雨が止むまで待つことにしました。昨年咲いた椿ですが、中京美人

       近くの大学の先生よりいただいたものです。紅の縦絞りが少し入り
       秋風楽に似ているところがありますね。彩霞は秋咲き、薄桃色の

       底白です。白玉の実生で、いい花ですね。玉之浦の実生花ですが、
       早咲き種として期待が持てるのでは。昨年は11月に咲きました。

       月照はすでにご紹介いたしましたが、十数年前に愛媛県の趣味家も賞賛して
       おりました。12月から咲き始めて、葯が整然としており、白花として

       は非常に優れた花の一つに入ると私は思いますが?これら4種はそれぞれ
       早咲きで庭や玄関先を飾るのにいいものですね。12月までに咲く椿が10

       種類位ありますと花のない時期ですので楽しめるのではないかと思います。


中京美人― ネイミングがいいですね。

彩霞ー 白玉の実生花

鶴ー 玉之浦の実生花

月照− 良く整った茶花向きの花です。


昨年の今頃咲いた椿

       昨年の今頃咲いた椿の写真です。楼蘭の実生は少し早咲きの色の濃い花です。
       タマグリッターズは比較的白覆輪が安定しているのではないかと思います。

       paper dollは小輪の可愛らしい花です。蕾も多くヌッチオ農園の品種です。
       は新潟の椿で相当早咲きではないかと思います。タマシリーズの中では

       私はこのタマ・グリターズが最も好きな花です。タマ・ピーコックも綺麗ですね。
       玉之浦系統の花は肥料や時期、管理的な面で白覆輪の出方に変化が見られる

       ことがあるのではないでしょうか。出来るだけ良い穂を使用されると良いのでは
       ないかと思います。


12月10日撮影ー楼蘭実生

12月10日撮影ータマグリッターズ

12月15日撮影ーpaper doll

12月15日撮影ー


今日の椿と侘助椿の移植
  
        今日はバターミント昭和侘助が咲いておりました。バターミントは小輪で
        蕾が沢山ついております。千重咲きの小さな花ですね。数年前にヌッチオ

        農園から求めた品種です。昭和侘助は別名を初雁と呼ばれています。
        少しりがするようでが。成長はいいですね。

        侘助椿全体について感じますことは、成長がいいですね。私の庭の胡蝶侘助
        は20年くらいになると思いますが相当太くなっております。もう一つ言えますことは


        挿し木苗は移植されますと少し弱る傾向がないでしょうか。各地の土壌にも
        左右されると思いますが、侘助系統は接木苗のほうが移植の際無難なように

        感じるのですが、いかがでしょうか。最後に私の家でも数年前より咲き始めました
        月の皇子をご覧下さい。以前ご紹介しましたが、実に良い花です。新しい侘助

        作出する夢の持てる品種ではないでしょうか。

        

        

月の皇子

桜島月光の枝変わり。葯退化にもかかわらず

花粉があり結実するそうです。雄蕊の白と

花弁の濃い紅色との対比が見事です。 
バターミント

クリーム黄色、千重咲き小輪
昭和侘助

薄桃色地に薄紅ぼかし

        


今日の椿

         この2日間日中は少し暖かいせいか庭を見ましたら、白髪山、白太郎庵
         紅小愛?(紅小合かも)、椿姫が咲いておりました。白髪山は松江を代表

         する名花ではないかと思います。松江の白髪山のヤブ椿とのことです。
         白太郎庵も12月から咲きはじめ茶花向きのいい花ですね。紅小愛は

         紫がかった赤色で毎年この時期に咲いております。椿姫も以前紹介いたし
         ましたが、桃色の八重、極大輪です。太郎庵という椿は茶花向きの良い花で

         交配種として優れているのではないかと思います。


白髪山

白太郎庵

紅小愛?紅小合かも

椿姫


最近咲いた椿と来年の夢

       今年も12月中旬になりました。椿の蕾も膨らみ始めましたが、今年は少し
       咲くのが遅いのではないかと感じております。皆様の所ではいかがですか。

       来年は今年蒔きました実生苗の接木を主にしまして、普通の接木は少なめに
       しようと考えております。さらに接木しました苗木は親族の畑に植えて、大きくしながら

       保存しておきたいと思います。これからは本当に自分で気に入った椿を集めたり
       実生花の作出をしながら椿の友達と楽しみたいと思います。

       現在玉之浦や五島藪椿の実生苗が花芽を付け始めており、さらに少しずつ
       交配しました種子も蒔いておりますので、色々今まで教わりました経験を生かして

       喜びを増やしていきたいと思います。本日は中枇白、下枇白、姫侘助をご覧ください。
       下枇白は筒形の小輪です。茶花としても利用できるとおもいます。中枇白の花は以前

       ご覧いただいたと思います。ますます寒さが厳しくなりますので椿の管理に気をつけられて
       下さい。私は営業用のポリ袋で金花茶や原種の椿を保護しております。


中枇白−昨年咲いた花です。
清楚な花で、いい花ですね。

下枇白− 茶花に良いのでは。

姫侘助−茶花にいいですね。 

白手香− 一休の枝変わり−岩永氏撮影


       

五島より一休の自然実生花→細御前

      以前紹介いたしました一休の自然実生花の細御前です。一休の花形に似ていますね。
      いい花ですね。母樹が一休であると聞きましたときは驚きました。

      左側の写真は岩永氏の撮影で、右側は私が撮影しました写真です。自然実生にしましても
      人工交配実生にしましても、種子を蒔かれることは夢がありますね。

      一休や孔雀椿等の実生花は実に楽しみだと思います。椿の育種家であります野口慎一氏
      も孔雀椿の実生花を作出されていると思います。毎年見事な花を楽しませていただいております。

      日本各地で多くの方が種子を蒔かれ、新花を作出されるといいですね。

細御前

この花の特徴は濃いピンクの一重・筒咲き・筒芯で極小輪です。

この花の種子が出来ましたらうれしいのですが。

五島より→久賀白の自然実生花→1wanaga's dream

     岩永氏がまとめられた夢一椿の中で、椿と言えば五島、五島は椿の島である。
     『久賀の島は日本一だ』 三浦伊八郎林学博士をして言わしめた自然椿林。

     さらに氏は『 万国共通の椿をこよなく愛する心が−ーーー日章旗を象徴する
     玉之浦は7つの海の架け橋となるに違いない。と述べておられます。

     以前お話いたしましたが、椿(玉之浦) を通じて、世界の平和と友好を願う
     岩永氏の願いが叶えばこんなにうれしいことはありません。各国に玉之浦椿

     の苗を届ける努力もされております。微力ながら、氏の願いが達成され、世界が
     一つになることを願いつつ。。。。。!

イワナガズ・ドリーム

名花久賀白の自然実生花。

吹きかけ絞りの中輪花。

私の家でも接木をして、大きく

育っております。名前の由来については

氏の願いが実現されることを願って

つけさせていただきました。

五島より→玉之浦の自然実生花→瓊子−たまこ

      昨日に続き五島より玉之浦の自然実生花をご覧下さい。岩永氏は毎年玉之浦椿
      を中心に五島のヤブ椿を含めて自然実生花の新花作出に夢をかけておられます。

      藤田友一氏の下で五島のヤブ椿を研究され、特に玉之浦椿の実生による新花作出に
      はものすごい情熱を傾けておられると思います。本日も玉之浦自然実生花瓊子−たまこ
      
      をご覧下さい。昨日の嘉助とは違い、濃紅色のくっきりと現れた白覆輪。嘉助同様筒芯
      で、芯が花弁より上に出ていないのがいいですね。さらに、白と濃紅色の対比が
      
      素晴らしいと思います。まだまだ岩永氏の椿にかける情熱は衰えることはないようです。

瓊子−たまこ  命名者−作出者→岩永 章氏

この瓊子という名は1927年アメリカから青い目の人形のお返しとして

日本からアメリカに贈った58体の答礼人形の1体で、2003年に日本に

里帰りをしました。(人形の名前は長崎 瓊子)

いい名前をつけるものですね。白覆輪と濃赤色の対比が見事ですね。

五島より→玉之浦の自然実生花→嘉助

     いつもお世話になっております五島の岩永氏より玉之浦の実生花が届きました。
     玉之浦の自然実生による新花の作出に取り組んでおられます。

     本日も綺麗な玉之浦の実生花花を見まして、感動いたしました。いつも思いますことは
     種子を蒔き続けることがいかに大切なことかと。いい花ですね・ 玉之浦だけに焦点を

     当てて、玉之浦の自然実生花を作出し続けることだけでもおもしろいですね。花色全体が
     という品種に似ているように感じます。玉之浦という椿は白覆輪がわずかであったり、

     紅色だけになったりしますが、写真の白覆輪はちょうどよく出ております。

 嘉助 → 玉之浦自然実生花

紫色を含む紅色白覆輪がよい感じで

出ております。玉之浦椿は日本が世界に

誇れる代表的な椿ですね。

作出者−命名者→ 岩永 章氏


長崎椿愛好会〃長藤田友一氏 by 岩永 章氏 ( 五島 )

      『 楚〃としてかざらないのがいい 』 ヤブ椿を語るとき口癖だった藤田友一氏
      椿玉の浦を世に出し、五島ヤブ椿の中から美花を選抜して守り育て、美しくて

      品のある椿を追求し続け一人でも多くの人に椿の魅力と感動を知ってもらおうと
      日夜努力された方だった。生前手取足取指導していただくと同時に椿会会員との

      交遊を結んでもらったことは大きな財産となった。氏の椿に対する純粋な熱意を
      後世に引き継ぐ為 『 五島ヤブ椿会 』 を作っていただき今日に至っている。

      氏と親交があった当時熊本の読売新聞支局長八尋晋策氏が弔辞の中で曰く、
      『 玉之浦町長藤田友一を知る人はいないが、玉之浦椿藤田友一と言えば全国

      津々浦々知らない人はいない 


なぜ玉の浦実生苗か?− by  岩永 章氏 ( 五島 )

            ( 
玉の浦は覆輪の遺伝子を持つ
 

      十数年前玉の浦実生苗2本育成した。4年後1本に花が咲いたが平凡な赤花
      だった。1年遅れで開花した残りの1本に『 まさか !』の覆輪が現れた。

      残念ながら鑑賞価値はなかった。自信を得て椿友初め多くの人に玉之浦実生
      を勧めた。数年後覆輪花や朱花の中に玉の浦をしのぐ椿が作出された。

      国内外でも玉之浦を親木とした覆輪花が写真で紹介され、販売されている。
      五島の自然の山奥にあって、一躍世界中から脚光を浴びた椿。さらに子孫に

      傑作が生まれている事実。種から育て、成長を見守りながら蕾をつけ、開花を
      待つ。期待以上の花を見ることが出来たなら苗を育てた人、植樹した人々の

      夢と感動は想像を絶するものがある。

石川県の椿と一子侘助

専徳庵
石川県の椿です。薄桃色の小輪。

10月〜3月咲き。加賀侘助の自然

実生とのことです。
一子侘助
赤色、筒シベの極小輪。

12月〜3月咲き。

花は侘助形で枝葉は

ヤブ椿形とのことです。


四カ村と小室山椿園


     昨年箱根に旅行し、伊東の小室山椿園に立ち寄りました。
     以前から大きな椿園であると聞いていましたので、楽しみでした。

     時期的に少し早かったのか、それほど咲いてはいませんでした。
     3月に入ってからの方が良かったかもしれません。園内には表示板

     (A〜Z)があり、1000種4000本の椿があるとの説明でした。各地の
     椿も植えられ、園内には椿の館もあり一輪挿しの花を見ることが出来ました。

     印象に残った花は、伊豆の名の付く伊豆羽衣、伊豆日暮やカタログでは
     あまり見られない城ケ崎紅草薙紅などの椿でした。小室山の山頂付近
 
     からは展望台で富士山や伊豆七島が一望出来るとのことです。
     さて、松江の椿であります四カ村が咲き出しました。早咲き種で茶花にも

     用いられているとのことです。原木は数メートルの大きな椿であると聞いております。
     私が求めたときにはしかそんと読んでおりましたが、同じ読み方の別の椿があることから

     現在ではしかむらと読んでいるそうです。松江には良い椿が沢山ありますね。私は現在
     松江の大社紫を太い木に接木しまして、早く紫の花を見たいと願っております。この紫の

     色に関しましては以前お話いたしましたが、温度差というよりも樹齢の古さに起因するとの
     お話をご紹介いたしました。桜島黒髪の黒色についても全く同じ意見でした。この2品種の

     色合いの説明は現地で数十年育てておられる方の意見でした。私も腕以上の太さの木に
     胴接ぎしまして、数年後の開花を待ち望んでおります。5〜6年後あたりに本来の色合いを

     見られると良いのですが。こまゆみと昨年の瀬戸千鳥もご覧下さい。
     


四カ村− 早咲き種

葵の上− 花付がいいですね

こまゆみの紅葉

瀬戸千鳥−昨年咲いた花


種子の管理→果たして?

     昨日はコンピューターの修理と仕事のために、書くことが出来ませんでした。今日は朝早くから発根
     しました種子とまだ発根していない種子を発泡スチロールに入れました。椿は殆ど発根しております。

     他の種子は1〜2割位しか発根していません。昨年五島より11月〜12月にかけまして、五島の
     ヤブ椿の発根しました種子をいただきました。その苗を発泡スチロールに植えて2月の末に

     開けましたら生き生きとしていました。ですから、椿の種子は今頃までにすべての種子を発根させて、

     発泡スチロールにいれて管理しますと間違いなく、ポリ袋の中でも同じ状態で冬を越してくれると
     思いました。

     @の発泡スチロールには20袋位入っております。2段になっております。Aの箱には7袋、さらに
     交配しました玉之浦系の種子を現在台所で、完全に発根しましたら発泡スチロールに入れる予定です。

     椿以外の種子は殆ど発根しておりません。というのは、数本発根しましたら、細すぎますので、いくら
     発泡スチロールに入れても心配があったからです。椿以外なら、接木をするわけではないので、来年に

     発根させて、曲の良い小品盆栽にしたいと考えております。曲ができることのほうが大切だからです。
     さて、
ハッポウスチロールに入れるにあったって

     @ 椿はすべて発根させてあります。

     A 来年すぐに大きな鉢に植え替えられる。成長も早く接木もそれだけ早くできるのでは。

     B ポリ袋の中には乾燥してしまうといけませんので、ある程度硬く絞ったミズゴケを入れてあります。

     C 花物の種子も同様にミズゴケを入れて試しております。

     D 発泡スチロールをガムテープか紙テープで巻き、Cの写真のように2重にポリ袋に入れDの写真のようにして
        縛り、風の当たらない場所に置いて管理いたします。私は日の当たる物置や屋上の部屋の中に入れてあります。
     
     E 失敗するといけませんので、椿以外の種子は、鉢や庭に蒔いて用心しております。さらに、ポリ袋の中にミズゴケ
        を少なくしたり、殆ど入れないで種子の状態を観察しようと思っております。

     F 椿だけは早めに発根させて、そのままポリ袋を発泡スチロールにいれるか、あるいは発泡スチロールに植えて
       
管理しておきますと、来年の春、早めに接木が出来るのではないかと思います。

     G来年の春に発泡スチロールから発根しました種子を出されるとき、ズゴケの中は湿度が非常に高いので
       徐々に外気に慣らすことが大事であると、つばきの椿さんから貴重なご意見をいただきました。
       春の時期は寒暖の差が激しい時がありますので、最後に萎れてしまってはがっかりいたしますね


@20袋位あります。

A7袋あります。

Bテープで巻く

C2重にポリ袋にいれてあります。

Dこのように縛ります。

E昨年発泡スチロールに植えて冬を
  越した五島のヤブ椿の苗
発泡スチロールに植えたままでも

大丈夫です。1本も枯れませんでした。

このほうが来年楽かもしれません。

来年の2月末に発泡スチロールから

出して、間隔を置いて植えていきます。

1本1本ですと大変ですので、大きな

鉢か発泡スチロールに植えております。


      


6月の根接ぎ現在の状態

      6月に根接ぎをしましたが、接木はうまくいったものの、成長は期待するほどでは
      ありませんでした。初めての根接ぎでしたので、今何が成長しなかったのか考えて

      いるところです。一つには実生の1年生根も切り戻していない。二つ目には細根が殆どない
      根であった。三つ目に上げ接ぎで細い根であったので継いだ後の管理が悪かったのか。

      @の写真は根接ぎの状態です。それでも一鉢に10本接木しまして7本位は
      うまくいきました。4鉢接いであります。Aの写真は細い根に段差をつけまして

      二本接いであります。葉が2枚ありますね。芽も4つあると思います。手前に1芽、
      向こう側に3芽あります。実はこの接木には私が目指していることがあります。

      今年種子を沢山蒔きまして、曲が色々ありますので、その曲の部分3〜5本
      位の接木を予定しております。今年こんなにも小さな根に、しかも細根があまりない

      状態で活着することが分りましたので、来年は根を切り戻して充実した根についで見たいと
      おもいます。今年の反省として、上げ接ぎでなく、そのまま鉢に植えた状態で接木

      してみたいとおもいます。半年から1年前くらいに鉢に植えておかれた方が成功率が高いと
      述べていますが、根接ぎに関しても同じことが言えるのでは。それとも2年生の根ならば

      もっとうまくいっていたのかも。また、6月では少し遅すぎたのか。とにかく、考えることが
      沢山ありすぎる根接ぎでした。来年、再来年と挑戦し続けていきたいと思います。


@

A
Aの接いだ種類は春節と宮雀です。根接ぎをしました品種は

津黒、玉三郎、きみまち坂、紫泉、青海姫、八重白玉、対馬ヤブ、

仙人卜伴、陽の岬、リリーポンズ、黄の旋律、舞楽、ドリーディー

白孔雀、玉之浦、玉童子等です。小品盆栽として小さな鉢に植えて

楽しみたいと思います。


葵の上と挿し木等

     数日前に夢をご紹介いたしましたが、本日は葵の上をご覧下さい。夢や蔦紅葉
     との大きな違いは、この花は八重の蓮華性で一部が唐子弁
になります。

     夢と蔦紅葉一重ですね。私のところでは11月末から咲きだしております。
     3品種ともに萩屋薫氏の命名とのことです。数多くの新花の作出者として知られて

     おりますね。下の衣装箱の挿し木苗ですが、同じ種類の品種は入っておりません。
     この挿し穂は絶対に活着させなければいけないと思い、すべて別々のポットに挿し木

     をしてあります。2〜3本くらいしか挿し穂がない場合には違う衣装箱に入れて、
     挿しております。一の箱が全滅してしまうのを防ぐためです。この1つの箱には

     50本以上の挿し木苗があると思います。小さな衣装箱ですので管理が非常にしやすいです。
     Bの接木したポリ袋の内部ですが、今日写真に撮りましたが、内部の周囲は水滴が

     かなりたまっております。この水滴が穂木の芽にかからないように、中に支柱を立てて、
     内部の袋の周りに落ちるようにされることが大事ではないでしょうか。

     最後に、私が3年前に接木をしましたオオモミジ です。私の家でも少しずつ紅葉してきました。
     今年はモミジが綺麗でした。ポリ袋の中にもモミジの種子を入れてあります。発根し、発芽すると

     いいのですが。ポリ袋の中に入れました色々な種子も、ミズゴケを入れたり、そのままであったり、
     鉢や地面に蒔いたりして、発根、発芽の様子を観察しております。来春が楽しみです。


葵の上

衣装箱の挿し木苗ー別々に挿し木

B10月接木ー内部の袋の周りの水滴

オオモミジ

胡白蝶の説明と10月の接木

      以前にも数回胡白蝶の花を紹介いたしましたが、この花の作出と命名者は中部の
      日本の銘花の著者であります佐藤稔氏です。佐藤氏については、以前ご紹介いたし

      ましたが、とても熱心な椿研究家で知られております。そこで、著書の中で胡白蝶
      ついて。。。。。清楚可憐な筒形になる。整形筒芯で花とともに無類に美しい

      。。。。。挿し木は活着がよくない。母樹は胡蝶白侘助と細雪との交配で幾度も失敗
      を重ねた揚げ句の喜びの創作。と書かれております。胡蝶白侘助は地方により

      白侘助と呼ばれているとのことです。さすがに、白侘助と細雪の交配種だけありまして
      筒形のよい花ですね。白侘助にも実がなることがあるようです。
     
      さて10月の接木ですが殆ど成功するようです。このことも以前書かせていただきました。
      写真のCとDを見ていただければお分かりですが、枝の上、横に接いであります。この

      時期(9月中旬〜10月中旬位まで)は接木に良い時期ですね。春、夏、秋と何回でも
      接木が出来て品種を増やそうと思えば、1年で相当の数を増やすことが可能だと思います。

      本日は斑入りのことじをご覧ください。毎年同じ花が咲いております。自分の気にいる椿を
      集めて庭や玄関先に置かれ楽しむのもいいものですね。椿は咲く季節が長いので、

      楽しむ機会がたくさんありますね。春からは接木、挿し木と1年中楽しみを与えてくれます。


ことじ斑入り

胡白蝶

C 枝のすぐ上に接木
接木ー10月に接木

D芽に水滴がかからないように、竹やハリガネで支柱をして、
中の水滴が芽の上に落ちないようにしてください。。


種子の曲付けに関して→ その2

     数日前に一度述べましたが、その後感じました事を2〜3付け加えたいと
     思います。本日袋を開けましたら、発根しました根が互いに絡み合い

     解けない状態でした。一つ一つ手で解きましたが、来春袋を開けて、解こうと
     しても、あまり根が長くなりすぎ、絡みすぎますと離すのに大変かと思います。

     根が出始めましたら、時々袋の中の様子を見て、種子を動かしたり、乾燥具合
     根の方向等に気を配られるといいですね。さらに種子が少し多い方が曲作りには

     都合が良いと思います。袋に入れて、上からミズゴケを中にいれますと、種子が
     一番下に数多く集まりすぎていることがありますので、袋の下からミズゴケ

     種子ミズゴケー種子とj順番に上へ上へと並べていかれた方が良いかと思います。
     ミズゴケは硬く絞ったほうが、良い曲ができるようです。。さらに袋のなかの周囲には少し多くミズゴケを

     置かれたほうが良いのでは。乾燥したり、根がミズゴケの上に出て、萎れるのを防ぐためです。
     時々袋を回転させておりますので、どこが上になるか分りません。そのために、周囲に少し多く

     ミズゴケを入れると良いのではないかと感じました。いずれにしましても、この方法は
     楽しみですね。
     


根が絡み合う

曲ーおもしろいですね。

曲ーこのような曲が沢山できております。

赤花の早咲き種→ ことじ来迎寺

     数日で12月になります。早いものですね。あちこちで、早咲きの椿が咲き始めて
     きたのではないでしょうか。特に、赤花の早咲き種は少ないと思われますので、

     いつも気にかけております。新潟のという品種は濃赤色の一重小輪で、私が
     比較的早く手に入れた品種です。他に赤の早咲き種としては、赤西王母、ことじ

     安養、一子侘助、紅妙蓮寺、赤加茂本阿弥、小千谷赤ヤブ等ありますね。また
     高尾や来迎寺なども12月までには咲き始めるとおもいます。聞いた話によりますと、

     昔から紅妙蓮寺は早咲きの代表的品種として育てられているとのことです。
     ことじもいい花ですね。濃紅色の一重で大輪です。原木は金沢市の

     兼六公園にあると聞いております。おそらく誰もが認める早咲きの良い品種では
     ないかと思います。他にも各地には多くの赤花の早咲き種があるものと思います。

     赤花の早咲き種を発見あるいは作出されましたら大事に育ててください。

    
今日は近くでセンダンの種子を採取してきました。大きな木で数メートルあろうかと思います。
     いろいろな種子とともに、ポリ袋に入れ、来年の春の発芽を待ち望んでおります。


ことじ

来迎寺

センダンの種子

センダンの木

椿の花→ いよいよ開花期へ
 
     いよいよ椿の花が咲き始めてまいりました。白侘助も満開になり、徐々に早咲き種から
     本格的な椿の花の季節になるのではないかと思います。

     本日は下の写真の花が開花していました。2〜3日前から咲いていたと思います。
     写真の花の説明は昨年だいたいしてありますので、今年初めてご覧いただく

     品種に限り説明をさせていただきたいと思います。時々お話いたしますが、早咲きの
     赤色の花は比較的少ないかと思いますので、今集めております。

     は内弁3枚が紅色、外弁3枚が白色の一重咲き。11月から咲き始めます。寒椿
     攸県油茶の種間雑種。 少し匂いがいたします。同様に、寒椿と攸県油茶の種間雑種

     には葵の上蔦紅葉がありますね。紫炎も綺麗に咲いております。また、楼蘭も満開です。
     楼蘭の自然実生花も昨年ご覧いただいたかと思いますが、とても色が濃く綺麗でした。

     これからますます寒くなりますので寒風には気をつけて管理してください。特別な温室で
     なくとも、大きいポリ袋を被せるだけで寒さを防げると思います。私は営業用のポリ袋を2枚

     被せて外で管理しております。原種の黄色の椿も外で管理しても枯れませんでした。
     せっかく購入しました椿ですので、暖かな場所などで管理されて素敵な花が咲きますように。

     
   


 

紫炎

白侘助

楼蘭

日本錦

角の光

菊月

最上部に接木しないで果たして?

      本日は最上部に全く接木をしないで、少しずつ間隔をあけて台木の周囲に接木
      を試しております。太く、長い台木になりますと、接木用に切った最上部は
 
      樹勢が良い時は心配はありませんが、用心のために最上部のすぐ下に
      穴を開けるドリルのように、下へ下へ回転するようにぐるりと接いでいきます。

      最上部に1本だけですと、巻ききれずに、枯れこむ範囲も広くなり醜くなります。
      そこで、台木の周囲に数本ずつ接ぎますと、最上部でも反対側や、その

      接木がしてありますので、最上部の枯れこむ範囲が狭く、上部に接いだ2〜3本の
      穂が成長して、早く巻いてくれるのではと考えました。上部の接木はドリルのように

      周囲を下へ下へと接いでありますので、最上部に3〜4本接ぐことでコブが出きて
      醜くならないのではと思います。接いであります高さが少しづつ、違いますので。

      今日は葵の上鳥海の蕾をご覧ください。また、南京ハゼの種子を採取
      いたしました。果たした発芽するのか心配です。
      


最上部がどのようになるか数年は様子を
見ないといけないのでは。

うまく巻ききってくれると
いいのですが。

鳥海の蕾

葵の上の蕾

南京ハゼの種子

桐の種子
ハゼの紅葉はきれいですね。

また、ハゼの中でも南京ハゼや

夏ハゼもいいものですね。桐の

花が咲くには何年後でしょうか?


太く短い台木に接木→ 私の接ぎ方とメリットーデメリット

      本日はだいぶ暖かく感じます。昨日は太く1m位の台木に接木する方法について
      述べましたが、本日は太く短い台木について、接木している方法を述べてみたいと

      思います。この場合は鉢に植えて花を見たいという目的ですので、台木は短く切ります。
      太い台木ですと最上部に一本だけ接木しますと、巻ききれずに周りが朽ちてきます。

      そこで、太さに応じて数本最上部に接いでおります。このとき昨日述べましたが、接木
      します最上部やその周辺に2〜3本の小枝を短く抑えながら、その脇や上に接木される

      と良いと思います。2〜3本接木いたしますと最上部を完全に巻き込んでしまいます。
      しかしながら、ここで問題なのは、あまり勢いが良すぎますと接いだところにコブが出来て

      醜くなります。これがデメリットですね。ただ、保存したり、接ぎ穂を得るには便利かも
      しれません。庭木の太い木に接木される時と同じかと思います。この問題を解決

      するために、最上部には接がずに、段差をつけて、周囲に数本胴接ぎし、最上部が
      自然に枯れこんで、醜くならないようにと試しているところです。

      今日はくれない紅華の蕾をご覧下さい。すこしずつ椿の季節を感じるようになりました。
 


@名札の右と右下の枝を残して接木。
残した枝の脇は成功率が高いです。

3本接木した写真

A最上部は一本。右側下に接木。
手前の枝は台木の枝です。

腕の太さの接木です。4本接木。

酔月、玉之浦、黄の御前、玉三郎
接木の下に3本枝を残してあります。

くれないの蕾

紅華の蕾
@は最上部に接いでありません。

Aは最上部に一本と右側すぐ下に接木。

  右側の接木によりその周囲が

  朽ちないで最上部の一本の接木した

  右側の部分がうまく朽ちて、巻き込んで

  くれるのではないかと期待しております。

     

一本の木に数種類接ぐ→ 場所によって枝の伸長は?

      一本の木に数十種類接木をしますと上から下まで(役1mの台木)の間で枝の成長
      具合が違うのではないかと思われると思います。私自身もそう思いました。

      確かに、接木しました最上部の方が枝が伸びるのは早いですね。おそらく樹木の枝は
      成長ホルモンが上に集まり、最上部の穂木や枝の成長を促進するのではないかと

      思います。そこで、私は太い木に接木しますときは、所々に短くした枝を残して接いでいる
      つもりです。その枝がありますと、そこに、成長ホルモンが存在して、活着を促がすのでは

      ないかと考えました。素人の確信のない思いつきですが。このことを4〜5年続けております。
      さらに太い台木では、全部枝を切ってしまいますと、以前もお話いたしましたが、木自体が

      弱ってしまうのでは? 台木の力が半減して活着力が失われてしまうのでは!ですから、
      必ず接木しますときは(ある程度の太さ)数本短くした枝を残し、その周囲に接木しますと

      成功率が高まるのではと思います。下の写真では上部の枝のほうが成長は良いですが、
      真ん中と下の枝も伸びて密集しております。それほど心配しなくても良さそうです。

      接木されますとき、台木を弱らせないで、1年前くらいから鉢に植えて、接木するために
      枝などきちっと切っておき、台木の状態が最も良く、あちこちに胴吹きするなどの勢いの

      ある台木にしておかれると成功率は非常に高く、どこに接いでも枝は伸びると思います。
      今日は初嵐の花が咲き、さらにツルリンドウの花も咲いておりました。四季折々に咲く

      花がありますといいものですね。これから八重の皇帝ダリアが咲きそうです。


初嵐ー3月の接木です。

松江の椿25品種

左の木を横にした写真

ツルリンドウ

枝の間隔が悪い時→9月以降接ぎ直す

     私の殆どの接木は数本以上接木をしておりますので、うまく思うところに枝がない時は
     9月以降に接木をしますと殆ど成功いたします。下の写真で、芽だけの場合は9月から
     
     10月に接木をし直しました。@ の最上部には接いでありません。すぐ下に2〜3本
     接いであります。保存する場合には、あえて太い台木には最上部に接がないことに

     しております。しかし、台木を切った最上部に枝が2本くらい残っている場合は、その
     枝の脇に接木をいたします。太い台木の場合には、台木を切る場所は2〜3本枝のある

     場所で切って、その枝を生かしながら、その脇に接木をされますと成功率は高いと
     思います。 @の最上部には接木をしていませんが、次第に上部が朽ちて両脇の

     接いだ枝が伸びて巻いてしまうと思います。醜くなると思われるかも知れませんが、
     心配はいりません。保存が目的ならば、この方法が最も安全で成功率が高いと

     思われます。以前述べましたように、太い台木の場合には、いつも数本の小枝
     短くして、その脇に接木をしております。接木がうまくいかなかったときには、9月

     以降に接木をされますといいですね。椿の場合にはどこにでも接木することは
     可能のようです。今日も山に散歩しながら下の写真の種子を採取してきました。

     殆ど地面に落ちておりますが、家に持ち帰りネットで調べております。(A)の種子は
     毎日新聞に掲載されていると兄より連絡があり分りました。栃の実で大福や餅をつくる

     ようですね。盆栽には無理かもしれませんが庭に植えてみようと思います。
     山々を歩くのは気持ちがいいですね。


@ 最上部の少し下に10月接木

芽だけのところは9月に接木

芽だけのところは10月に接木

美男カズラ

白山吹の種子

姫コブシの種子

ハゼの種子

(A)栃の種子


種子の曲付けに関して→ 私が感じたこと

       五島の岩永氏の報告を受けまして、今年は挑戦してみようと始めた最初の試みでしたが
       予想以上の成果でした。種子の採取から、ポリ袋に入れ、多少の工夫をしながら、時々

       袋の様子を見ておりました。芽が出始めたときの感動や、さらに期待していました通りの
       曲がりがあるときには、子どものようにうれしく、家族にも話し、デジカメで写真を撮り

       保存等いたしました。家族からは、こんなに多くの種子をどうするの?といつも言われて
       おりました。でも、私は、この感動とか、好奇心、何でもやってみようという意欲がなくなったら

       何も新しい発見とか、作出は出来ないのではと思いがんばっております。
       さて、種子の曲付けに関して私が感じましたことを、数点述べさせていただきます。

  @ 8月下旬から種子の採取(9月20位まで)
      
     A 種子を1〜2日水に浸す( すぐそのままミズゴケを入れてポリ袋に入れても良いのでは )

     B 種子を冷蔵庫に入れて3〜4日後ポリ袋にいれるやり方もあります。

     C 発芽してきましたら、袋の角度を色々変えています。

     D さらに袋の中の種子をで角度を変えています。(1日おき位に3週間行っております)

     E 発芽してきましたら、ミズゴケを固く絞り小さな球状にして袋の中に10個くらい入れております。

     F また、発泡スチロールを細かくして袋の中にいれて、壁を作り、芽の方向に変化をつけております。

     G 発芽してきましたら比較的強く袋を結んでおります。芽の方向を上へ伸ばさないためです。

     H 袋を強く結びますと、自然に中のミズゴケが硬くなり、芽の方向が妨げられ、良い曲ができるのでは。

     I たまに袋の中の乾燥j状態をみて、水を少なめにあたえております。
       台所の暖房装置などによって、ミズゴケがからからになることもありますので。

     J 来年に向かって最も簡単な方法は、発芽したポリ袋をそのまま発泡スチロールに
       入れて管理することです。

     K 昨年私は50本くらいですが贈られた苗を発泡スチロールに植えて管理いたしました。3月に開けて見ますと
        生き生きとしておりました。
     L 発泡スチロールにポリ袋を2枚程かけ、物置や少し日の当たる場所に置いております。
     
     M 最後に椿の種子を入れる数は少し多めの方がよいのでは。お互いに芽が伸びる方向を抑えるのではないかと思います。
        昨日100個位入れてありますと書いたのはこの芽が伸びる方向を種子が自然に変えるのではと思ったからです。
 
  以上簡単ですが私が今年試しました方法です。参考になればうれしく思います。この方法は五島の岩永氏つばきの椿
  さんの説明を参考にさせていただきました。皆様方も良い結果が出るといいですね。
  


種子のその後→期待以上の成果

       寒さも一段と厳しくなりました。皆様のその後の椿の成長はいかがですか。
       花の開花も少ないようです。本日は種子のその後ですが、ポリ袋の中での曲がり

       私が期待していました以上の成果でした。相当の数ですので、半分うまくいってくれても
       十分だと思います。このような曲は人工的には無理だと思いますので、本当に楽しみです。

       下の写真のHの種子は100個位入っていますが、数の多い方が曲作りには、ある面で
       良いのではないかと思います。これならば、毎年種子をポリ袋に入れればよいのですから、

       台木作りにはいい方法ですね。しかも場所をとらずに、管理が簡単です。さらに、数多くの
       品種を狭い場所に置くことも出来て、花の咲く時期には見事でしょうね。

       本日も外出しまして、多くの色々な種子を採取してまいりました。椿同様に、多くの実のなる
       木の種子をポリ袋に入れて、曲のある小品盆栽を目指しております。今の時期では、南京

       はぜそよご等がいいですね。こまゆみ、ニシキギ、吊花、蝋梅、シイ、柿、サカキ、南天、
       紅葉等それぞれ種子をポリ袋に入れ楽しみを増やしております。そろそろ玉之浦の自然実生花

       という品種が咲き始めると思います。玉之浦系椿では私が持っています品種では最も早く咲く
       品種ではないかと思います。白覆輪が綺麗に出ると良いのですが。


蝋梅

H 100個位は入っております。

全部椿の種子です

      

椿の蕾とエレナカスケード他

      昨日エレナカスケードの苗が届きました。まだ小さな1年生の接木ですが、接木にて
      すぐに来年10本くらいに増やす予定です。以前にもお話いたしましたが、太い台木か

      庭植えの椿の少し太い木に接木しますとすぐに大きくなるかと思います。ネットで検索
      して見ますとこの花の解説が沢山見られます。ブータンで発見されたヒメサザンカ

      エレナという人の名前からつけられたと聞いております。また、枝が立ち性垂れ下がる
      カスケードタイプの2種類があると説明されておりました。春咲きとのことですが、10月

     咲きの椿等と交配してみるとおもしろいかもしれません。今日は椿姫の蕾をご覧下さい。
     グランサム椿とラスカ・ビューティーとの種間雑種ですが、桃色の極大輪です。
 
     栄冠や霜月、雪の華、チャイナ・フェスティバル等グランサム椿との種間雑種がありますね。
     下の写真には胡白蝶の蕾こまゆみのさしきや取り木、さらに接木によるウイルスの葉

     を載せました。錦葉とぜんぜん違いますね。寒くなっておりますので椿の管理にも
     気をつけられてください。エレナカスケードに関してはつばきの椿さんのブログで説明

     されております。椿を中心にしました小品盆栽が実によく説明され、種子蒔き、曲づけなど
     写真とともに大変参考になられると思います。ぜひご覧下さい。


エレナカスケード

こまゆみの挿し木-6〜7本

こまゆみの取り木ー4本

椿姫

胡白蝶の蕾ー細長ですね

接木によるウイルス葉


南京ハゼ

紅葉の紅葉ー 今年はきれいですね


挿し木と植木鉢について


     昨日錦葉椿について、素人ながらの感じていることを述べましたが、間違っている
     ことがあるかもしれません。皆さん方から教えをいただければありがたいです。

     わたしが一つだけ疑問に思っている点は、錦葉にはウイルスが全く存在しないのか
     ということです。だいたい、錦葉については理解したつもりですが、ウイルスのことだけが

     何かもやもやしています。さて下の挿し木の写真は私の兄が今年挿した苗ですが、
     ほとんど成功しております。衣装箱の中に入れて、挿し穂がぎっしりと挿してあります。

     自分が教えたつもりですが、私以上成功率が高かったです。本当にちょっとしたところに
     成功への鍵が隠されているのですね。私は兄に聞いて、私と違う扱い方が分りました。

     一つは用土の問題。 二つ目は日を当てる時間。この二つが違っておりました。
     兄は赤玉土、と鹿沼土を使用。私は赤玉土は使用せず。鹿沼土も少ししか使用しません

     でした。また、兄は4〜5時間しか日に当てませんでした。私は一日中です。来年は
     親指位の太さの挿し木を100本くらい成功させたいと思っております。

     今日は、亡き母が長年楽しんでおりました陶器をうまく利用できないものかと思い、
     ドリルで穴をあけにしようと思いましたら、うまくいきました。この鉢に椿等の花物

     植えて、玄関や家の中においておけば、一年中母を偲べるのではと思います。さらに、
     100円shop に行きますと湯飲みや穴の開いていない鉢がありますので、ドリルで穴を

     開ければすぐに小品盆栽として利用できるのではないかと思います。


ビックリするくらいの成功率。(兄の挿し木)

この衣装箱が12個くらいあります。(兄)

母の生前の作品

母の作品

母の作品
物置においてあった母の陶器をうまく

利用できればうれしいです。穴はドリルで

簡単に開きます。水をたらしながらあけました。

色々考えることは楽しいですね。

昨日に続き→錦葉椿について
     
     昨日のウイルス斑と全部の錦葉をご覧していただきますと、大体特徴が
     お分かりになられると思いますが。私自身も、人に説明出来るほど分りません

     でした。錦葉椿も数十種ありますが、突然変異による枝変わりと聞いて
     おりますが、素人の私は、最初はウイルスによるのではないかと思いました。

     色々な事情で椿の枝を切ったり、草刈機で山の手入れをしますと、残すべき
     木以外ははすべて切ってしまいます。そのような時に錦葉や侘芯が出やすい

     と聞いております。 庭で色々太い木を切っておりますので、そのうちに、錦葉
     がでるかもしれません。椿の花を楽しんでおられる方にはあまり面白い話では

    ありませんね。でも、錦葉が分ってもらえますとうれしいですね。


錦葉椿ー弁天葉ー弁天露月

錦葉ー散り斑ー麗山峰

錦葉ー中斑ー金世界


錦葉椿等と挿し木について


     数日前に述べました錦葉とウイルスによる斑の写真です。さらに再び今日咲きました
     白雪、胡白蝶の花や新世紀の蕾です。@はウイルスによる斑です。Aは錦葉椿(越の吹雪)

     の白覆輪Bは錦葉椿の弁天葉(弁天神楽)、Cは錦葉椿の散り斑(越の吹雪)です。
     おおよそ、私も見て分りましたが、ウイルスによる斑と錦葉がお分かりになったかと

     思います。錦葉は 葉脈にそって班が流れるように出ておりますね。ウイルスによる斑
     はまばらで、かたまっているというか、ぼてっとしていますね。私も各地の友達に教わり

     だいたい区別がはっきりしてきました。明日、残りの錦葉についてご覧いただきたいと
     思います。挿し木の写真は昨日の挿し木の写真と違い、太いですが、短いです。8月に

     挿しましたので、根の出方は良くないですが、7月に挿しておれば、もっと根が出たのでは。
     色々な方法で試しておりますので、来年が楽しみです。ついでに、昨日の葉挿しは成功した

     との連絡を受けて、私も試した次第です。中には、葉だけでなく、芽をつけて葉挿しした数本も
     含まれております。何事も挑戦だと思いながら楽しんでおります。

この挿し木は昨日の挿し木苗と違い5cmくらいで2本の枝と

葉は7枚くらいあります。8月に挿しましたので、根は少ししか

出ておりませんが、親指位の

太さです。引き抜いた時、右側の根が折れてしまいました。

色々試すものですね。親指位の太さの挿し木を完全にしたいと

考えております。

@ウイルスによる斑

A錦葉白覆輪ー越の吹雪

B錦葉弁天葉ー弁天神楽

C錦葉散り斑ー越の吹雪
錦葉はまだありますが、明日又

載せたいと思います。実物を見ますと

少し分りやすいのではないかと

おもいます。

新世紀ー蕾ーもう少しで?

白雪ー このような花です。

胡白蝶ー 良い花です。


  


挿し木苗と葉挿しの写真

     本日やっと写真が使用出きるようになりました。先日簡単に書きましたように
     挿し木苗の写真です。それぞれ、ボールペン、小指、親指位の3種類位に分けて

     挿し木をいたしました。その結果は、成功しました割合は30〜40%くらいでした。
     それでも、これで挿し木する場合の太さが確認できましたので、来年は実生苗に

     加えて、挿し木苗でもすぐに利用できますので、とても便利だと思います。
     もう少し、管理面で、特に用土と日の当て方に注意すればもっと成功率は

     高かったのではと反省しております。実は私の兄は椿を始めてからまだ2〜3年
     ですが、90%以上の高い確率で成功しているからです。慣れは危険ですね。

     挿し穂の長さは6〜8cm位で葉は4〜5枚以上つけております。昨日電話にて話ました
     人は、10cmくらいの長さで、葉は2枚位しかつけずに、地中に挿し、ビニールで

     覆うそうです。普通に行う挿し木でなくとも、太さも含めて、この挿し木の仕方が
     毎年成功しますと台木の心配は全くといってなくなると思います。挿しました穂は

     サザンカです。6月の下旬に挿しました。来年は2月、3月、6月〜8月位に挿して
     さらに試してみたいと思います。用土と日の当て方が大事ですね。私の兄はすべて

     私と同じ衣装箱を用いております。日に当てる時間は4〜5時間とのことです。
     箱の中に少しのを入れて、蓋を閉めて、密閉挿しと同じ要領で行っております。

     用土と日の当てる時間が私と違っておりました。葉挿しについては、あまり必要はありませんね。
     ただ、穂木が少ない場合には保存用として、葉挿しは必要があると思います。


小指と親指の太さ位です。

ボールペンから親指の太さまで。

少し近くで撮影

親指の太さ。根は良くでております。

葉挿し。カルスがほとんど。用土が大事。

ほんの少しが出ただけです。