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心に残る今年の五島椿 −五輪の歌姫 ー  発見者→坂谷 一義氏 命名者→岩永 章氏


        今年の春に接木しました1本の台木に4〜5本の接木をした写真です。取り木や挿し木の苗を利用して
        接木を1本の台木に4〜5本、太い台木では10本程度接木をして試しています。接木自体はそれほど

        難しくありませんが、挿し木で数本の枝が分かれている苗木を用意する方が苦労します。色々な方向に
        枝が伸びるように、取り木や挿し木をする時何本にも分かれた枝を利用しています。今年は50本程度

        枝分かれの挿し木をしました。庭では10本程度太い枝分かれの挿し木をして管理しています。10本の台木が
        ありますと、40〜50品種位の花を咲かせることが出来ます。管理上も楽なうえに、少しの場所で鉢を管理出来

        ますので、この接木の方法で鉢苗を少しずつ増やして、庭木の花だけでなく、玄関までの通路に置いたり吊るしたり、
        して庭を飾ろうかと考えております。最後の写真はタマ・ピーコックの取り木です。写真のように10本くらい発根

        していました。少し早いかもしれません。来年の春にすべて取り木は外す予定です。今日の五島の椿は五輪の歌姫です。
        鮮紅色、筒芯、筒しべ、一重筒咲きです。花の良さとネイミングがマッチしてこの花の美しさを高めていると思います。


月の皇子、 源内黒、 遠茜(新潟)、湊晨侘助
の4品種接木。

左の接木を反対側から撮影

タマ・ピーコックの取り木

五輪の歌姫 
発見者→坂谷 一義氏 命名者→岩永 章氏

鮮紅色、筒芯、筒しべ、一重筒咲き

椿の楽しみ  − 9/

心に残る今年の五島椿 −晴れ着 岩永 章氏


       そろそろ椿の果実の採取時期になってきました。新花を誕生させるにはどうしても果実の採取が必要な一歩かと思います。
       果実の採取にはある程度色々な品種が植えられています趣味家の庭や椿公園などの果実を採取されると

       期待が持てると思います。今回は椿油を自宅で利用できる大きめな果実がないかどうか聞きながら写真のような
       品種を掲載いたしました。椿華園さんのカタログにも椿油用に向いた品種が掲載されております。

       写真に掲載しました矢上イワナガズ・ドリームは五島の岩永氏から送っていただいた果実です。他の品種に
       比べますと比較的大きめで毎年良く果実が見られるとのことです。青い珊瑚礁紅栄は私の庭での写真です。

       青い珊瑚礁は比較的大きめで毎年多く果実が見られます。紅栄も同様に大きめな果実です。椿油用として
       大事なことは、 大き目の果実であること、 毎年平均して果実がなること、 肉薄で種子が大きいこと

       ある程度果実が小さくとも他の品種よりより多く果実が見られることが大事な要素に生ると思います。
       多少果実は小さいのですが、多く生る品種としては朴伴がいいですね。そのほかにも名前の分からない椿を

       数種類保存してあります。この時期に椿園などに行き多くの果実を付けている品種名を書き留めてくるのも
       役に立つと思われます。椿油はネットでみますと、自分の家で出来るみたいです。今年ためそうと数人で種子を

       集め今乾燥させているところです。 昨年紅栄に取り木をかけましたところ、4〜5本の枝中に蕾がたくさん付き
       果実が沢山得られました。当然のことと思いますが、このことをヒントに5月頃各枝の皮を何箇所か少し剥がして

       様子を観察されることも一つの試みかもしれません。色々な椿の植えてある場所に行き果実の生り具合を観察
       されることも、何時の日か趣味として役立ち、あるいは自分の生活を高めるステップになるかもしれません。

晴れ着 五島産
             
   
→岩永 章氏

見事な色合いと筒芯で筒咲き
の花です。


       


矢上 − 花も綺麗です。

イワナガズ・ドリームーユニークな花模様 

青い珊瑚礁の果実

紅栄の果実

椿の楽しみ  − 9/4

心に残る今年の五島椿 − 哀愁
     
                     作出者 − 命名者 →岩永 章氏


        パソコンが故障して修復できていませんが、何とかごまかしながら書いています。今まで掲載しました
        記事はどこに行ってしまったか全く分かりません。どこかに残っていると思いますが、ゆっくりと探すつもり

        です。今日は接木や挿し木を確認しました。7月の初旬のものはすべて発根、活着していました。
        これからの楽しみはアザレア椿の実生の花が咲き出すのを待っています。どのような花色でいつ頃咲きだすか
 
        楽しみです。呼び接ぎもしてあります。太い庭木に接いでありますので、来年には相当増やせると思います。
        今日の五島の花は哀愁です。岩永氏の作出です。旅愁、哀愁、弧愁、春愁等の実生花を誕生させております。

        色々まだ掲載したいのですが、掲載した記事を探しだすまで少し時間がかかると思います。果たしてすべての記事が
        復元できるか? 友達の専門家に聞いて修復を試みたいと思います。


哀愁
     
作出者 − 命名者 →岩永 章氏

 
濃紅色の筒芯、筒しべ、一重の筒咲きです
筒咲きで、花弁と蕊の色合いの対比が見事.
       
親不明の自然実生とのことです

椿の楽しみ  − 8/29

心に残る今年の五島椿 −雪嶺 − 岩永 章氏


         昨日ご覧いただくように書きましたが、ホームページ用の4月〜8月の記事が全部消えてしまい
         大変な目に遭いました。パソコンも便利ですが故障いたしますと修復が大変です。まだ、完全に

         修復されていませんが、掲載できる内容だけご覧いただきます。挿し木がほとんど発根し新芽も
         少し伸びてきました。台木用に20cmくらいの枝を鉢に挿し、庭では100本くらい大きな鉢に台木用の

         親指大の枝を挿してあります。来年1年で台木が利用できると思います。もしかしますと、今年の挿し木苗に
         そのまま接木しても上手くいくのではないかと考えております。そうしますと、10ヶ月で挿し木と接木が

         完成することになると思われます。(7月に挿し木して9月下旬に接木→来年の3月頃に芽を伸ばす)
         今日の五島の椿は雪嶺です。白一重の白手香(写真)の実生です。松江の椿も大変素晴らしい品種

         が多く見られますが、五島の椿も良い花が多いですね。素晴らしい椿が咲き誇る地域では自然交配により
         多くの人達を魅了する花が毎年誕生すると思われます。自然に感謝しなくてはいけないですね。

         これから接木や新品種の購入等あると思います。新しい目標に向かってがんばってください。


雪嶺
      発表者ー岩永 章氏         

白手香自然実生第1号

右の写真の白手香の自然実生です。白手香
は白花の中で好きな花の1つです。


白手香
   
   白色一重、 筒咲き、 筒芯、 

今年の挿し木
接ぎ木用の台木としてさしました。
30本以上鉢に挿してあります。
狙いはすべて小指以上の太さで
2〜3本の枝を付けて、接木により色々な
方向に枝が伸びるように考えました。

挿し木はすべて15cm〜20cmくらいの長さです。
1年で接木が出来るようにと、この2〜3年挿し木の
仕方を考えました。ほぼ上手くいっております。

椿の楽しみ  − 8/25

心に残る今年の五島椿 −箱入り娘岩永 章氏

      アザレア椿の実生苗に蕾が付く


     前回アザレア椿の実生花を紹介いたしました。今日は別のアザレア椿の実生苗から蕾が見つかりました。
     今度の実生苗の方が前回の花よりも期待が持てると聞いています。次に2月に五島の岩永氏より送られてきました

     穂木です。 接木しました残りの枝をすべて挿しました。全くタケノコ芽はありませんでした。7ヶ月経過しています。
     接木で失敗しましてもこの挿し木苗がありますので、来年再び接木や挿し木が出来ます。どのような時期でも挿し木や

     接木をしてみますと良い結果が得られるものです。次に実生苗をハッポウスチロールに入れて管理している写真です
     15本程度植えて2〜3箇所紐で縛り広がらないようにして管理しています。花を確認して気に入った花だけ接木、挿し木し

     増やしていきます。現在500本程管理しています。今日の五島の花は今までの濃紅色の花と違い桃色(薄桃色かも)の
     箱入り娘です。小輪のとても可愛らしい花です。少し筒長に見えます。氷上の舞とともに私が増やしたい品種です。

     これからまだまだ接木が出来ます。9月〜10月まで特殊な品種が手に入り次第接木を行う考えです。
     


アザレア椿の実生苗に蕾が!
いつ頃咲き出すか楽しみです。

2月の初旬に挿した五島の椿。
どのような時期でも、どのような枝でもすべて
大事な枝葉接木、挿し木を行っています。

1m50cmくらいに成長した実生苗。

箱入り娘岩永 章氏

薄桃色の筒咲き、筒芯。
大変気に入った花です。

椿の楽しみ  − 8/20

心に残る今年の五島椿 − 大晦〔おおつごもり(仮称) ー 岩永 章氏 発表


        アザレア椿の実生花 ー 8月4日 と 8月14日開花


       今日アザレア椿の実生花の写真が友達より送られてきました。8月初旬と8月中旬に咲いたそうです。
       葉はアザレア椿に似ています。花の特徴はアザレア椿よりも薄く、ヤブツバキの花に似ているそうです。

       私も2種類のアザレア椿の実生苗を育てていますが、一つはこの写真の花と同じもので、穂木をいただき
       5月1日に接木3本と挿し木3本をしました。計6本ともに芽を伸ばしています。接木の1本は花芽を持っていましたが

       7月に落ちてしまいました。まだ苗木が充実していないためかと思われます。もう一つの実生苗は蕾がたくさん
       見られます。こちらの花のほうがもっと期待が持てると聞いております。それぞれ2種類とも接木をし育てております。

       アザレア椿の魅力は何といっても7月から咲き始めますので交配種として非常に期待の持てる品種かと思われます。
       今日の送っていただいた写真の花はまだ4〜5年生の苗木かと思われます。これから苗木が充実してきますと。

       開く時期や花の色合いと大きさなども、少し違った印象をうけるようになるかもしれません。いずれにしましても、この
       アザレア椿の種子を蒔き続け、出来ることなら人口交配により6月初旬より咲き始める品種を期待したいと思います。

       今日の五島の椿は大晦〔おおつごもり(仮称)ー(岩永章氏発表)です。見事な色合いです。成木になりましたら
       見事な花が鑑賞できるのではないかと思います。小さな苗木に咲いた花のように思われます。2月の中旬に送られて

       きました。挿し木で育てております。 岩永氏の椿が植えられている場所では毎年色々な花が自然交配を繰り返し
       思いもよらぬ花とめぐり合える喜びが待ち受けていると思われます。椿仲間の人たちの活躍とともに期待したいと思います。
       


アザレア椿の実生花
種子を蒔かれてそれほど年数が経過していないと
思われます。開花時期は8月4日と8月13日と印刷
されています。葉はアザレア椿に似ており花はヤブツバキに
似ているそうです。成木になりましたら期待の持てる品種
かと思います。

大晦〔おおつごもり(仮称)

濃紅色、筒咲き、小輪ー自然実生

実生から育てられて数年しか経過していないと
思われます。もう少し成木になりますと見事な
花が見られると思います。花色がとても素晴らしく
人を惹きつける美しさが魅力的かと思います。

椿の楽しみ  − 8/18

心に残る今年の五島椿 − かくれんぼ→岩永 章氏 


        8月のすでに18日になりました。 接木は完全に活着したかどうか分かる状態になりました。
        すでに袋の上部に切れ込みを入れて内部の暑い空気を外に出しています。挿し木も同じように

        袋の上部から暑い内部の空気を出しています。挿し木は色々な工夫をして挿しています。長さや
        太さ、 接木して挿したり、来年用の接木の台木用に枝分かれの枝を挿して何本も接木ができる

        ように試しています。50日近く経過していますので安心しています。写真の2番目は7月に接いだ
        鉢です。1本の台木の数本接いでありますので、150本近くになると思います。非常に活着は良く

        思えます。これから10月初旬まで接木が出来ますので、今年挿した台木を利用して接いでみるつもりです。
        3番目の写真は昨年の秋と今年の春に接いだ苗です。珍しく人気のある品種を中心に接いであります。

        今日の五島の椿はかくれんぼ→(岩永 章氏) です。濃紅色のわずかに縦絞りが入る可愛らしい
        花です。今年私の家で咲き出しましたが、大変気に入った花でした。現在鉢苗として五島の椿をすべて

        接いで鑑賞しようと考えています。庭木と違ってどこにでも置けますので、鑑賞用として楽しめると思います。


挿し木の置き場 − 駐車場
毎年挿し木の置き場として利用しています・
ほぼ100%近く発根しております。
色々な挿し木をしてあります。

今年の7月に接いだ鉢。25鉢位あると思います。
全部で150本位接いであると思います。
芽が伸び始めているものもあります。

昨年の秋と2〜3月に接いだ鉢の置き場。
枯らしてはいけない品種を中心に接いであります。


かくれんぼ 
        →岩永 章氏 

濃紅色の筒咲き、筒芯。花弁にわずかに斑入りの
可愛らしい花です

椿の楽しみ  − 8/14

心に残る今年の五島椿 − 泉 松市氏


五島の娘(島の娘
           
           → 泉 松市氏
      
一重、筒咲きの小輪。鮮やかな紅色で雄しべは
細い筒状。

このような光り輝く色合いの花と出あいますと
良かったと思われるに違いありません。色々な

出会いがありますが、感動する出会いがいいですね。
9月以降のヤブツバキとの出会いに期待しております。


椿華園のカタログ 第 40号 

昨日新潟より椿華園のカタログが届きました。
第40号です。40年間椿と向き合い努力されて

こられたと思います。40年間の長期に亘り自分の
人生の大半を椿とともに過ごされてこられたのは

園主大岡氏の人柄と研究熱心さに負うところが大きかった
と思われます。大岡氏の経歴については以前お話いたし

ましたので省かせていただきます。カタログの表紙の品種では
昆明八重金花茶、 イブのほほえみ、 紅栄、 紫紺雲竜

それに紅葉狩藤壺です。紅葉狩と藤壺は新花として掲載されて
います。特に藤壺は今年初めて登場する花です。淡い藤桃色の

わずかな紅覆輪、一重小輪の花です。多少覆輪が薄紫に見えるかも
しれません。紅栄は私もこのページで紹介した五島の花です。

紫紺雲竜は掲載されて数年経過しています。裏表紙にも写楽

月の皇子、哀愁、はじらい等色々楽しめる花が掲載されております。
藤壺初化粧、 寒月等の色合いは人気があるように思えます。

代表的な花が数多く掲載されていますので、カタログを見るだけでも
楽しめるのではないかと思います。電話やfaxでカタログを頼みますと

送ってくださると思います。

椿華園 − 郵便番号 959−2222 新潟県阿賀野市小浮 1181

     (  tel)  0250−68−3420

    

 

椿の楽しみ  − 8/9

心に残る今年の五島椿 − 光陰 岩永 章氏


      すでに8月も中旬になろうとしています。挿し木や接木をして40日経過しようとしています。
      今年は1年で台木を準備する為に太い枝を挿したり、切った太目の枝に3〜4本接いでその

      枝を全部挿したりして9月の発根を期待しています。今のところ接木や挿し木は順調のようです。
      親指大の枝の挿し木が5月〜6月に挿して順調に発根しますと、鉢苗や台木としてすぐに利用

      出来ますので、自分にとっては大変時間短縮になると思います。2〜3月の太い挿し木では発根
      しておりますので、9月の確認を楽しみにしております。2月〜3月、 5月〜6月 そして私の知り合いの

      人の10月〜11月の挿し木も成功しておりますので半年間くらい太目の挿し木が出来るようになるかも
      しれません。今日の五島の椿は光陰 ( 岩永 章氏作出) です。暗黒色〜濃赤色の花です。
 
      様々な花との出会いに感動しているに違いありません。何かに夢中になれる人生は素敵なことですね。
      なぜならば、感動があるからです。その感動から次のステップにつながり、さらなる感動を求めてがんばって

      いけるからです。 椿の花もこれで終わりということはないと思います。種子を蒔き続ける限り素晴らしい感動と
      夢を追い求めることが出来ると思います。すべての椿の趣味家や愛好家に種子を蒔くことを期待したいと思います。
      


胴吹き芽を利用して接木
椿の太い木を短く切って胴吹き芽を出させ
その枝に接木。

太い胴に昨年接いだ友の浦椿。
この胴の上のほうに白孔雀、紅栄、青い珊瑚礁
等ビン接ぎをしています。

光陰 −五島の椿

   作出ー発表者→岩永 章氏


  暗黒色・筒シベ・筒芯の良花

椿の楽しみ  − 8/4

心に残る今年の五島椿 −  青春のかおり ー  岩永 章氏    

       お金をかけないですべて自分で用意して椿を増やそうと今年接ぎ木用の台木を準備する為に
       親指大の枝を挿し木しました。5月から始めましたので、早いものは3ヶ月を経過しています。

       適当な長さに切って大きめの鉢に挿しただけです。長さは20cm位。鉢に挿した長さは10cm位です。
       それほど神経質にならなくとも、椿は発根するものですね。挿し木の苗を台木に利用しても良いのですが
       
       太くなるまで数年かかりますので、親指大の挿し木ならば2〜3年で花を咲かせ、鉢苗として立派に鑑賞
       できると考えました。 挿した枝はすべて3本くらい枝分かれしています。色々な方向に接ぐことが出来る

       からです。同時に10本くらい1本の枝に接げる様にと考えました。ほぼ上手くいってますので、今までのように
       小さな枝を挿す必要はなくなるかと思われます。3年生くらいの太さの挿し木が大き目の鉢で何本でも

       1年で得られるように思われます。花芽も大分付いています。台木さえ確保できますと、何本でも増やすことが
       出来るようになります。 太い枝の挿し木による台木作りや1年で花芽付きの鉢苗ができることを考えますと挿し木の技術は

       椿の新しい楽しみ方を教えてくれるように思えます。今日の五島の椿は青春のかおりです。筒芯で細長の花です。
       一休の自然実生とのことです。良い花の種子からは期待の持てる花が咲いてくれるものですね。少し時間はかかりますが

       種子を蒔かれるといいですね。椿友達がおりましたら、種子を分け合い蒔かれるといいですね。感動の日々が待ち受けていると思われます。
       


接木用台木の挿し木
枝の太さは親指位です。来年の接木用に挿して
います。

接木用台木の挿し木
同様に次起用の挿し木です。すでに2ヶ月以上
の鉢もあります。

青春のかおり作出者ー命名者→岩永 章氏   

この花は先日紹介いたしました細御前と同じく
一休の自然実生
とのことです。

 

椿の楽しみ  − 7/30

心に残る今年の五島椿 − 春祭 ー 岩永 章氏 発表

      山百合の球根の鱗片を挿し木した苗から9ヶ月で2個の花が見られました。種子は相当の数の苗が得られますが
      花を咲かせるまで少し年月がかかります。球根の鱗片を挿し木しますと花が早く見られますし、簡単に増やせますので

      山百合の里を計画し地域活性化にも役立つかもしれません。 次に接木ですが、早いもので1ヶ月位経過します。
      時々ビニールを解いて様子を観察しています。接木が成功するかどうかは苗木の樹勢と管理にあると思われます。

      接いだ所にローソクを垂らし、支柱を立て、ビニールを被せています。少し慣れますとすぐに上手くいくと思います。
      今日の五島の椿は 春祭 です。写真の花ですが、咲き出しの状態と思われます。色々な花が植えられていますので

      自然実生で毎年多くの素晴らしい花が誕生しているようです。ほとんど園芸品種を求めず、種子を蒔き続けてこられました。
      岩永氏に影響を受けて新花を誕生させたいと種子を蒔き始めた人たちも多くおられるのではないでしょうか。

      五島の椿の趣味家や愛好者の方々の今後の活躍を期待しております。
      


球根の鱗片を挿し木
昨年の11月に挿し木して9ヶ月経過して
花を二つ咲かせました。種子を蒔くより3〜4年
早いかもしれません。この方法で行えば絶える
心配はなくなると思われます。

7月10日ごろ接木。枝に3本、胴に2本接木。
ほぼ活着したのでは?ローソク使用。支柱も
大事な要素になるのでは。大社紫、 草原の輝き
花咲く未来、 夢の扉、 小田原藪など接ぐ。

左の接木にビニールを被せる。
比較的急斜面見たいにビニールを張ると良いと
思います。上部が平らにならないように急降下
するようにピーンと張っています。

春祭
      作出ー命名者→岩永 章氏

     濃紅色・筒芯・一重・小輪

椿の楽しみ  − 7/25

心に残る今年の五島椿 − 黒潮のたより(仮称)
                  岩永 章氏
 発表


         数日前に五島の岩永氏より御来光光姫の穂木を送っていただきました。写真の黒潮のたより
         と同じ様な枝を送っていただきました。ビニールに入れて枝全体が濡れておりましたので2時間位

         外で乾かし接木をしました。雨などで濡れたときは枝を髪のドライヤーで乾かすこともあります。
         写真の2.3.のように太い挿し木の台木に接ぎました。失敗するといけませんので、枝の先端と

         胴接ぎをしました。胴接ぎはかなり活着が良いようです。同じ品種を2本の台木に分けて接いであります。
         さらに、残りのタケノコ芽のない枝を写真 1.のように全部挿しています。普通は捨てている枝ですが

         大事な品種はすべて挿しています。夏の挿し木ではどのような枝でも発根しています。たまたま駐車場
         に吊るしていたところ、ほとんど発根し驚いています。すべての挿し木の条件が良かったのだと思います。

         挿し木でも接木でも支柱が大事ですね。ビニールをピーンとたるみがない様に被せることだと思います。
         中の水滴がビニールを伝わって外側に落ちていくからです。接いである穂木の上に落ちないようにしています。

         もう一つ、水をかける時、ビニールを開けたりするのは大変ですので、ビニールの上部にナイフで1〜2箇所5cmほど
         切り裂きそこから水をかけております。上部を少し切り裂くのは、水かけと同時に、ビニール内の暑い空気を外に

         逃がす意味もあります。温かな空気は上昇しますので。鉢のそこのビニールも水を外に流す為に切り裂いております。
         今日の五島の椿は黒潮のたより(仮称)です。実生から誕生して間もないと思われます。少し苗木が充実しますと

         ヤブツバキの見事な花を期待できると思われます。この花の挿し木も2月に行いました。10月に植え替える予定です。


1. 接木をした後の枝を挿し木。
   すべて石芽だけです。

2. 御来光と光姫を接木。
   数箇所に接いであります。

3. 同じ品種を接いであります。
   台木は挿し木と取り木を利用しています。

黒潮のたより(仮称)
濃紅色、筒咲き、小輪ー自然実生

椿の楽しみ  − 7/19


       今年の挿し木は終了です。また、接木はもう少し行う予定です。接木は9月から再び行う予定です。
       今日は庭木の果実をご覧ください。今年は色々な品種の果実が見られます。特に紅栄は先端が

        尖っている果実が多く見られます。箱根の香も果実が見られました。黒系統の品種や五島の椿も
        果実を付けています。自然実生が多くどのような花が咲くか楽しみです。種子を蒔いて花が咲くまで
        
        4〜5年待たなければなりませんが、毎年蒔き続けますと毎年順に咲き続けますので、最初の4〜5年の
        我慢ですね。自分で種子を蒔き新花が誕生しますと、本当に嬉しいものです。これはすごいと思われる

        花は少ないかもしれません。それでも毎年1〜2品種位はAランクの花が咲いてくれるように思えます。
        今日の五島の花は西海の白妙 (仮称) ー( 大津助男氏 )です。 ヤブツバキの白花は比較的

        少ないように感じます。とても良く整った白花です。五島の椿に新たに見事な品種が加わりました。
        多くの五島の品種が毎年交配により、新たな素晴らしい品種を誕生させるものと期待しております。

心に残る今年の五島椿 − 西海の白妙 (仮称) ー 大津助男氏


西海の白妙 (仮称)
   発見者ー 大津助男氏
五島の大地で発見されたヤブツバキの白花。

箱根の香の果実
果実は比較的大きく、種子を蒔き、どのような花と
香りか楽しみです。

青い珊瑚礁の果実
果実が沢山見られます。

紅栄の果実
今年は沢山果実が生りました。
果実の先端が尖っているのが多く見られます。

椿の楽しみ  − 7/15

心に残る今年の五島椿 − 舞扇 - 大川 正巳氏


       昨日は枝に枝を接いで挿し木をした内容を掲載いたしました。写真中央ですが少し太めの枝に呼び接ぎと同じように
       枝を接いでいます。呼び接ぎと違うところはすべて根がない所です。すべて挿し木の状態で接いであります。

       挿し木そのものはすべて発根すると思いますが、接いだところが活着するか試しています。2〜3年前に1〜2本枝に接いで
       挿し木しましたら上手く成長しました。今度は4〜5本と多くさらに長さが10cmくらいありますので、果たして上手くいくか?

       普通の呼び接ぎでは台木も接ぎ穂も両方とも根がありますので、成功率は高いですが。今度の場合はすべての枝と台木になる
       枝に根はありません。ただし、すべて発根すると思いますので、枯れる心配はないと思います。今年の9月が楽しみです。

       今日の五島の椿は舞扇大川 正巳氏)です。 濃紅色の閉じ芯で小輪の花です。花と葉との調和も良さそうです。
       毎年五島からは実生やヤブツバキの花が届けられ、枝で送られたものはどんなに小さくて細い枝でも写真を撮った後

       接木と挿し木をして保存するようにしています。1月の中旬から2月にかけて送られてきますので、最初は挿し木、接木に苦労
       しました。だんだんとその時期に挿し木や接木が出来るように工夫したところ、今ではほとんど真冬でも挿し木や接木が出来る

       ようになりました。温室がありませんので多少の管理が必要になると思います。椿の良さは1年中楽しめるところにあると思います。
       7月20日頃までは接木や挿し木に最も適しているのではないでしょうか。接木では9月には芽が伸び始め、挿し木でも9月下旬までには

       発根してくると思います。出来れば7月20日頃まで挿し木や接木をお勧めしたいと思います。もちろん1年中挿し木や接木が出来ますが
       挿し木の発根や接木の芽の伸長を考えますと少し早めのほうが良いと思われます。


種子苗の台木が沢山ありますので、暇な時
色々な品種を接いでいます。すでに15日経過
しました。種子苗でも1本の台木に3〜4品種
接いでいます。1鉢での管理ですのでとても楽
です。
根のない枝に接木 ー 挿し木

小指程度の枝に4〜5本呼び接ぎと
同じように接木。ただし根はありません

ので挿し木をしています。これですべて
接木したところが活着してくれればと
思います。
後で呼び接ぎをするよりも簡単では
ないかと思いました。

管理しています場所は駐車場です。
毎年挿し木を吊るしている場所です。

ほとんど挿し木は発根していますので
今年の試みでも期待しています。

舞扇  五島の椿

発表者   大川 正巳氏

濃紅色、閉芯、小輪

毎年9月〜来年の3月頃まで椿の探索を
続けてください。実生とともに素晴らしい
花々が庭を飾り、全国にその優雅さを届け
られる日が必ず訪れるものと思います。

椿の楽しみ  − 7/15

心に残る今年の五島椿 − 岩永 章氏の最新花 − 光姫 

       7月も15日。早いものですね。挿し木や接木はいかがですか。今年は挿し木の数を減らしました。
       植替えや管理が大変ですので、大事な品種だけ挿しました。挿し木では、少し太めの枝に4〜5本

       接木しました。ただし、枝を切って接木しただけですので、根はまったくありません。1〜2本位ですと
       枝に接木して挿しても活着しますが、4〜5本ですと初めての経験ですので、接いだ枝を長くして

       すべて挿し木をしたと同じ状態にしてあります。台木となる枝と接いだ枝はすべて同じ長さで挿してあります。
       すべての枝から発根すると思いますので、根のない枝を台木として接木しても、上手くいくのではないかと

       期待しています。台木を必要としない接木の工夫をしています。さて、接木では台木が必要になりますが
       私は挿し木と取り木で台木を準備しています。冬季の挿し木(2月〜3月)と今年は5月中旬頃から太い

       挿し木をしました。新芽が伸びて固まった頃を確認し挿し木をしました。写真の白侘助は相当太い枝です。
       すでに2ヶ月以上経過しました。1年中挿し木を試しています。取り木では100%発根します。今行っています

       挿し木は来年用の台木として、枝が3〜4本出ている少し太めの枝を挿しています。取り木、挿し木等で十分
       台木を確保することが出来ると思います。種子苗の台木は接木しますと、ほとんど活着しますので、大事な品種

       を保存するのに適しています。1鉢に20本以上植えて接木が出来ますので、管理面でも楽です。
       今日の五島の椿は光姫 ( 岩永 章氏 作出 )です。 非常に長筒咲きの良い花と思います。

       前回の御来光とともに最近の岩永作品の中で非常に優れた花に思えます。私の庭で咲きだしましたら、再び
       ご覧いただきたいと思います。こつこつと努力する以外感動の瞬間は訪れないのではないでしょうか。


千羽鶴の取り木

相当の太さです。2本取り木をしています。
来年台木として色々な品種を接木します。

白侘助などの挿し木。

5月5日頃挿し木。3〜4品種位挿してあります
2ヶ月以上経過。今のところすべて順調のようです。これらも来年の台木として使います。


種子苗の2〜3年生に接木

鉢に20本位種子苗を植え、肥料を施しながら
樹勢をつけ接木しています。
非常に活着率が高いです。大事な品種は
種子苗の若木や挿し木で保存しています。

その後、呼び接ぎで太い庭木に接木します。

光姫
濃紅色、長筒咲き、一重の小輪

岩永氏の話では紅湖畔の自然
実生かもしれないと述べられて

椿の楽しみ  − 7/11

心に残る今年の五島椿 − 御来光 ー 岩永 章氏   

        昨日接木しましたサニーサイド、やブライトアイズなどは非常に日本人好みの花と思われます。
        初化粧なども1本欲しい花の中に入るかと思います。少し気になりますのは洋種椿でカタカナで

        書かれています品種は人気度の点で劣る気がするのですが。椿がヒットするかどうかの問題は
        色々な要素が絡んでいるように思えます。一つはネイミングかと思えます。もう一つは総合的な

        花の良さではないでしょうか。(花形、花色、シベの良さ、葉、全体の調和等)ネイミングでも長い名前
        とか四字熟語的な名前は向かない面があるかもしれません?

        さて、写真の接木ですが、今年3月に接ぎました苗はご覧のように細い台木ですが非常に長く伸びています。
        太い台木で根を切り詰めて揚げ接ぎをしますと、ほんの少ししか伸びないことがあります。小指程度の太さでも

        前年度から鉢に植えられ、きちんと肥料を与え管理していますと、非常に新芽の伸びが良いように思います。
        このように長く新芽が伸びますと、これから接ぎ穂として利用できます。相当高価な苗木ですと、購入した苗木

        以外に今年伸びた新芽を接木しますと、3〜4本簡単に増やすことが出来ると思います。接木の台木は前年度から
        鉢植えにされて接木をされると接木後の新芽の伸長に大きく影響すると思われます。

        今日の五島の椿は御来光です。鮮紅色、筒咲きの非常に整った実生花です。岩永氏の長い実生椿の取り組みの中でも
        これはすごいぞと心をときめかす椿の誕生だったと思われます。実生の喜びは予想できない新花の誕生にあると思います。

        本当に長い年月をかけて五島の実生花に取り組んでこられた岩永氏への天からの贈り物だったのかもしれません。


小指程度の台木からこんなにも
長い新芽が見られました。

御来光 ー 岩永 章氏   

鮮紅色、筒咲きの実生花
岩永氏にとって感動の花であったと思われます。

椿の楽しみ  − 7/10

心に残る今年の五島椿
                 聖火のたすき(仮称)ー発見者ー荒木 広太氏 命名者 岩永 彰氏


        接ぎ穂が沢山ありますので、少し接木をしました。今日の台木は相当太い椿を3本鉢に植えて
        10cmくらいの高さで切り詰め胴吹き芽を出させてその枝に接木しました。種子苗の台木と違い

        太さがありますので成長が早いと思われます。1本の台木に3品種位接いでいます。
        さて、5月1日に接ぎましたアザレア椿の実生を接いだところ花芽があるのに気がつきました。

        種子を蒔いて2〜3年目で太い台木に接木しますと早く花を見られるようになるかもしれません。
        アザレア椿ですのでどのような花色か楽しみです。咲きましたら写真を撮り、すぐに花を落とします。

        さらに、違ったアザレア椿の実生苗から花芽が見られます。 小さな花芽ですが、私がこれからの椿として
        夢を託しているアザレア椿の実生苗から2種類の花が見られそうです。5月1日に接木と挿し木ー計6本

        全部芽が伸びてきました。これから10月まで接木が、挿し木は9月まで初心者でも可能かと思えます。
        いつでも接ぎ穂や挿し穂が手に入りましたら接木ー挿し木を行ってください。私は失敗するといけませんので

        必ず同じ品種の接木と挿し木をします。今日の五島の椿は聖火のたすき(仮称)です。非常に黒ずんだ特徴の
        あるヤブツバキかと思われます。椿の探索と同時に種子を蒔かれることが大事ですね。

        最後に山百合ですが、咲く場所によりすべて個体差があるように思われます。山百合を大事に管理しています
        知り合いの人の話では、他の地域で咲いている山百合の花は持ち込まないそうです。前回の花より今日の花の

        方が華やかに見えます。あちこちの種子を蒔いてありますので、色々な色合いの花が咲くと思われます。
        


接木 10本
太い台木を切り詰め胴吹き芽に接木。
台木は3本ー初化粧、 サニーサイド、 ブライト
アイズ、 久留米乙女
等接ぐ。

アザレア椿の実生接ぐ
アザレア椿の実生を5月1日接ぎましたら花芽
できました。どのような花色か楽しみです。
また、違うアザレア椿の実生苗にも花芽が
できました。

聖火のたすき(仮称)
 発見者ー荒木 広太氏 命名者 岩永 彰氏

暗紅色、筒咲きの良花。
色合いとシベに良さが出ているのでは。

山百合の花
前回の花色とは違った花です。
おそらく違った場所で種子球根の鱗片
入手し、個体差があるものと思われます。

椿の楽しみ  − 7/6

心に残る今年の五島椿 -  氷上の舞 − 岩永 章氏

        アジサイの最後の花が咲き出しました。毎年多くの品種が誕生しております。この花は簡単に挿し木が
        出来ますので色々な花を楽しめます。 山百合が咲き出しました。目標は50本です。昨年球根の鱗片

        挿しましたら1年で花芽を持ちました。種子を蒔くよりも4〜5年早く咲き始めると思います。大きな球根でしたら
        20〜30個位挿せると思います。ネットで見ますと神奈川県の大船植物園には紅筋山百合や改良品種で

        カサブランカを誕生させた山百合が咲いているのが掲載されていました。私の家では種子を蒔いて何百と
        苗が育っています。庭に山百合の小さな丘を作りたいと思っています。アジサイや山百合は比較的花の少ない

        時期に咲いてくれますので楽しみです。今日の五島の花は氷上の舞です。優雅さと優しさを兼ねそろえた花です。
        実生から育てた花ですが、岩永氏の長年の努力の成果が見られるのではないでしょうか。

        


我が家の最後のアジサイの花
色々なアジサイの花が咲いてくれました、
変化に富んだ花色が楽しませてくれました。

山百合
今日咲き始めました。

 氷上の舞 − 五島の椿 − 親不明の自然実生花 
        
        作出ー命名者 → 岩永 章氏

椿の楽しみ  − 7/4

心に残る今年の五島椿 - 春のなごり
                     発見者本藤 靖氏命名者→岩永 章氏

          7月に入りました。
         挿し木や接木の時期ですね。私の挿し木場所はすべて駐車場です。ほとんど99%発根しております。
         吊るすだけで、午前と午後1日2回水を与えるだけです。上手い具合にちょうど挿し木に適した場所だったと思われます。

         吊るしてありますので管理が楽です。一日中でなくとも、半日から3時ごろまで陽が当たれば十分発根すると思います。
         挿し木の管理の仕方も色々あるかと思います。とにかく陽が1日数時間当たらなければ発根は無理だと思います。

         さて、今日は枝が枯れだしてきました苗木に胴吹き芽が出てきましたのでご覧ください。以前もこのように枯れだしました
         胴から沢山胴吹き芽が出てきました。苗木が少しおかしく(枯れだす)なってきましたら幹の途中を切り、枝も1本だけ残して

         管理してみてください。復活するかもしれません。次に、河原撫子です。前回も掲載いたしました。園芸品種の撫子よりも
         優雅さが感じられます。種子が沢山得られ増すので蒔かれてください。色合いも良く気に入ると思います。

         今日の五島の椿は春のなごりです。明るい感じの筒芯のヤブツバキです。五島のヤブツバキを沢山見てきましたが、
         これで終わりということはない様に思えます。椿に対する情熱と好奇心がある限り、五島のヤブツバキの新花をこれからも

         毎年見させていただけるものと期待しています。


春のなごり
 発見者本藤 靖氏命名者岩永 章氏
紅色の一重、筒咲き、筒芯、筒しべです。

スーパースターの胴吹き芽
枯れかけてきましたので、一枝だけ残し
すべて切り落としました。今胴吹き芽がぶつぶつと
吹き始めました。4月に枝を切り落としました。

河原撫子
今庭で咲き誇っています。種子が沢山出来ます
ので沢山増やすことが出来ます。色や花形が
とてもいいですね。

椿の楽しみ  − 6/30

心に残る今年の五島椿 ー 見返り美人発見者ー川上 宅実氏) 

                   五輪の歌姫発見者→坂谷 一義氏 命名者→岩永 章氏


         6月も今日で終わりです。庭では河原なでしこが咲きだしました。なでしこの中でも
         この河原撫子は日当たりの良い河原などで見られます。

        高さは30cm〜80cmくらいに伸びます。花は7月〜10月頃に咲きます。
        淡い紅紫色の花です。花弁は細く糸状に裂けるのが特徴です。別名で大和なでしこ

        と呼ばれているそうです。
鉢植えよりも庭に植えますとよく繁殖し沢山の花が咲き出します。
        今日の五島の椿は見返り美人と 五輪の歌姫です。見返り美人は細覆輪の小輪です。

        五輪の歌姫は濃紅色の筒芯で整った花形です。自然は素晴らしいものですね。自然と共生しながら
        季節の美しさを楽しみ、椿の輪を広げていきたいと思います


河原撫子
種子を蒔いて3年目。庭植えでは大きくなるもの
ですね。園芸品種と違い優雅さがあるように思え
ます。

見返り美人(仮称)
       発見者ー川上 宅実氏 
近くの玉の(乃)浦椿の自然実生のようです。


五輪の歌姫 
発見者→坂谷 一義氏 命名者→岩永 章氏

鮮紅色、筒芯、筒しべ、一重筒咲き

椿の楽しみ  − 6/27

心に残る今年の五島椿 ー 西海の白妙 (仮称)− 大津助男氏


       今日の五島の椿は西海の白妙 (仮称)です。大津助男氏の発見です。ヤブツバキの白花は
       とても少なく、大自然の中から発見されましたのは幸運な出会いでしたね。大事に育てて増やされて

       ください。今日は写真のように接木をいたしました。種子苗を台木にしましたので活着率は非常に
       高いと思われます。鉢に15本ほど植えてから3年目の苗です。 30分ほどで接木を終えました。

       支柱を立て、ビニール袋をかけて日陰で管理いたします。毎年おくの品種を接いだり挿しておりますので
       管理が大変になりました。今年は挿し木や接木を少なくしようと思います。庭木は以前ご覧いただいたと

       思いますが、ほとんど枝を剪定しました。8割くらいの枝を切り落としたと思います。すっきりしましたので
       家族からは喜ばれております。これからは、アザレア椿の実生と五島の種子を蒔き続けながら新花を追い求めて

       いきたいと考えております。
       


種子苗の台木に接木
いよいよ接木や挿し木の時期になりました。
すでに地域によっては接木、挿し木をされて

いると思われます。今日の接木は、

紅焔、 紅栄、スーパースター、 出雲大社藪
五島ブドウ椿、 タマ・グリッターズ、 白孔雀

玉覆輪、 覆輪乙女、 覆輪有楽、 ニライカナイ
陽の岬、 玉の(乃)浦等を接ぐ。

種子苗の3年生に接木。これまでの経験では
ほぼ全部活着すると思われます。

西海の白妙 (仮称)
   発見者ー 大津助男氏
五島の大地で発見されたヤブツバキの白花


椿の楽しみ  − 6/25

心に残る今年の五島椿 ー間伏ー 田中 三義氏

        今日の五島の椿は間伏ー (田中 三義氏) です。濃紅色の筒芯・一重の良い椿です。
        椿の愛好者が実生や近くの椿林に探索に出かけ見事な花を発見されているようです。

        岩永氏の実生花を見ておりますと、苗を求めなくとも実生苗だけで1冊の本に掲載できるくらいの
        新花が誕生しそうです。今日の間伏も五島ヤブツバキの代表的な花になると思われます。

        今日はアザレア椿の実生の挿し木と接木苗です。5月1日に挿し木と接木を行いました。
        時期的に遅いと思いましたが、挿し木は新芽を伸ばし発根し始めているようです。接木はまだ新芽が

        伸びていませんが、2ヶ月近くなりますので、ほぼ大丈夫かと思います。接ぎ穂や挿し穂を入手しましたら
        いつでも挿し木や接木をしておきますと、必ず何本かは成功するようです。挿し木は1年中可能では

        ないでしょうか。接木も時期的に難しくとも、上手くいくようです。穂木の入手時期が良くないからと、諦めないで
        とにかく試してみるものですね。どのような時でも挿し木と接木の両方行っています。どちらかが成功すれば

        1〜2年後には伸びた枝ですぐに増やすことができますので。これからは挿し木と接木の時期ですね。
        これはと思う品種をぜひ増やしてください。挿し木では少し長い枝も試してください。来年すぐに呼び接ぎ用に

        利用出来ると思います。


アザレア実生の挿し木
5月1日挿し木。
新芽を伸ばし始めました。どのような花が咲くか
楽しみです。

アザレア実生接木 2本
5月1日接木。実生苗ですが、アザレア椿の葉に
そっくりです。期待が持てるかも?

間伏ー 田中 三義氏

濃紅色・筒芯・一重・小〜中輪

椿の楽しみ  − 6/20

心に残る今年の五島椿 ー 琴玉姫 ー 田中 三義氏

       剪定をだいぶしましたが、あちこちに果実が見られます。庭に咲く自然交配ですので、どんな花が咲くか
       楽しみです。毎年毎年種子を蒔きいつ、どのような花が咲き出すか本当に楽しみです。

       幸い五島のヤブツバキを中心に色々な品種を植えてありますので、小鳥達や昆虫により期待以上の花が
       咲くのを期待しています。花が咲いた後その花の鑑定をしなければなりませんので、色々な人に見てもらっています。

       これだけ多くの品種が見られますので、何か違った特徴のある花の誕生を期待しています。それには自分が
       数多くの花を見ておかなければなりません。花を見てある程度花の良さや欠点を指摘できるくらいの鑑識眼を

       持ち合わせたいと願っています。今日の五島の花は - 琴玉姫田中三義氏発表)です。ヤブツバキの特徴が
       よく出ていると思います。濃紅色の抱え咲き。 実生だけでなく山々を歩きますと色々な花に出会うことと思います。

       花の咲く時期や夏の挿し木の時期ではヤブツバキの葉を観察して良い葉の枝を挿し木するのも楽しみだと思います。


紅栄の果実
昨年早めに取り木をしましたら、その枝に10個
くらいの果実がなりました。自然交配と人工交配
が混ざっています。

青い珊瑚礁の果実
この品種は果実が沢山なるようです。
この交配も色々混ざっています。

琴玉姫 - 田中 三義氏発表

濃紅色、抱え咲きの整った
花形ですね。

椿の楽しみ  − 6/15

心に残る今年の五島椿 ー 褒章( ほうしょう 

      今日の五島乃椿は褒章( ほうしょう )です。五島の銘花であります春望の自然実生であります。
      春望は大変良い花です。その実生花ですので大変期待の持てる品種だと思います。

      全国各地において自分で交配して新花を誕生させておられる方々が多くおられると思います。
      数多くの素晴らしい新花が全国各地の庭や鉢でその輝きを放っているものと思われます。

      苦労して誕生させた花を世に出さずに、ひっそりと自分で育て鑑賞しているのも楽しみですね。
      世界で自分しか持っていない花ですから、人に渡したくない思いもありますね。色々な考え方が

      ありますので、自分が納得する方法で管理するのが最も良いとおもわれます。一旦世に出ますと
      あっという間に日本中に広がりますから。なかなか決断する面で難しさがあると思います。
      5年〜10年かけて新花を誕生させて、1〜2年で全国に広がるのですから。これは誰が見ても
      見事な花だと思える花は外に出さず自分で楽しむのも納得できる方法かと思われます。

      さて、山百合ですが、1年で花芽を持ちました。それは山百合の球根の鱗片を剥がして挿しましたところ
      8ヶ月目で花芽を持ち花が咲きそうです。 種子も蒔いてありますが、球根の鱗片を剥がして挿す方法が

      最も早く花が見られる方法だと思います。球根が入手できないときはホームセンターなどで販売されていたり
      ネットでも入手できます。大き目の球根が一つありますと今年挿し来年には花芽が見られるかもしれません。

      山百合の丘を自分の庭で作られたら大変楽しみだと思います。来年は桜の接木に挑戦する予定です。
      現在100個位種子を冷蔵庫に入れて保管しています。11月過ぎに蒔く予定です。全国の枝垂れ桜を

      自分の庭で咲かせたいと考えております。
 


山百合の球根の鱗片を剥がす・
昨年の11月に挿す。今年1年目で花芽を持つ。

8ヶ月で球根の鱗片がこんなに大きくなりました。
種子を蒔くより4年くらい早いですね。

褒章( ほうしょう )
  作出・命名者  川口 れい四郎   
五島ヤブ椿 春望 の自然実生花

椿の楽しみ  − 6/12

心に残る今年の五島椿


         毎日雨が降ったり止んだりしております。今年は7月頃まで雨が多いと予想されています。
         世界的な異常気象のために思わぬ災害が報告されています。雨雲や突風などに注意され
 
         て災害から家族や周囲の人たちの安全に留意されてください。今日は色々挿したり接いだり
         しました品種名が薄くなり書き直しました。あちこちに同じ名前の名札が吊り下がっていました。

         さて、今日も五島の椿をご覧ください。昨日と同様田中氏の発見されました椿です。以前にも
         ご覧いただきましたが、田中氏が発見されました椿はとても印象に残っております。

         夢の扉もヤブツバキの特徴をよく表しています。数年後には相当数のヤブツバキで庭を飾られる
         ことと思われます。挿し木や接木にも挑戦されて五島の椿を広めて欲しいと願っております。

         そろそろ地域によっては挿し木が可能になるかと思われます。今年伸びた枝だけでなく、少し太めの
         枝にも挑戦して新しい挿し木の方法を確率してみてください。私は5月1日に接木と挿し木を行いました。
         
         最初から無理かもしれないと思わず、とにかく色々試すことが大事ですね。予期しないときに挿し穂や接ぎ穂
         を入手することもあります。いつでも挿し木や接木が出来るように、準備しておかれるといいですね。


夢の扉
     発見・発表者 − 田中 範彰氏
濃紅色のヤブツバキと聞いております。
望洋とは違った良さを感じさせてくれます。
毎年椿の探索が楽しみですね。

アジサイ
梅雨時にはアジサイはいいものですね。
次から次へと新花が登場しているみたいです。
挿し木が簡単なために挿しすぎてしまいそうです。
生け花としてアジサイの枝が100円前後で販売
されていますので、購入して挿しております。

椿の楽しみ  − 6/11


   心に残る今年の五島椿

       今年掲載いたしました五島の椿の中から何点か再びご覧いただきたいと思います。
       最初に田中氏の望洋をご覧ください。 花色、 花形、 閉じ芯等私が望んでいます

       要素を比較的多く備えていると思われます。 この花も近くの住んでおられる場所で
       発見されたと聞いておりますが、良い花と巡り遇えたと思います。田中氏の椿に対する

       思いが届いたのではないでしょうか。多くの花を見ることにより、より多くの素晴らしい花を
       識別する目が備わっていくものと思われます。 さて、アジサイの季節ですね。アジサイも

       梅雨の時期に色々な花色を楽しませてくれます。 挿し木が比較的簡単ですので、増やしやすいです。
       次に実生の2〜3年生の台木に接木をしています。揚げ接ぎでなく、鉢に植えられています台木に

       そのまま接いでいます。若木であることが、活着を助けている面もあると思います。活着しますと
       1〜2年後は伸びが非常に良いです。細い台木ですが、意外に成長は良く思えます。

       太い台木の根を切り詰め接木して鉢に植えるよりも、もともと鉢に植えられています苗に接木するほうが
       成長はかなり良いように思えます。これは細い苗でも太い苗でも言えると思います。太い木を台木にする場合

       1年前くらいから根を切り詰め鉢に植えて、成長を促してから接木されると接木の芽の伸長が良いのではないでしょうか。
       最後に桜ですが、実生の場合冷蔵庫で保管し10月〜12月くらいまでに蒔かれたら良いのではと教わりました。

       桜の挿し木はなかなか難しく思えますが、根気よく挿し続けますと何本かは発根するものです。写真の挿し木は早咲きの
       枝を挿して3年目です。用土と管理に気をつけています。色々試すなかでほとんどの樹木は挿し木が可能に思えますが?

       私の知り合いの人の話では1〜2品種の樹木を除いて挿し木が可能ではないかと話されておりました。発根率の問題もあると
       思います。 50本〜100本挿して1〜2本でも発根することが分かれば良いと思われます。

       あとは、発根する条件を確かめ色々な角度から工夫し挿し木の発根率を上げていけると考えております。


 命名・発見者→ 田中 範彰氏
濃紅色・筒芯・一重・小輪

アジサイ 
今がアジサイのシーズンです。
感動する花がありましたら、咲き終わって
枝をいただき挿し木をされてください。

実生苗に接木 − 鉢に植えたまま接木
非常に活着率が高いように思われます。
2年生の苗に接ぎ今年で4年目になりました。
花芽を形成している苗木もあります。
光源氏、 不如帰、 春の台、 陽の岬
沖の石、 羽衣、 黒光、 日月、 鹿児島など。

桜の挿し木苗
今年で3年目です。 河津桜より
少し遅く咲き出します。

椿の楽しみ  − 6/


      久しぶりに雨が降り続きました。農作物や植木類には大変良い雨だったと思います。
      数年前五島の岩永氏より教えていただきました根接ぎの鉢植えが育ち、花芽を持つ

      までになりました。小さな細い台木でしたが4〜5年経過しますと接木して良かったと思える
      ように成長してくれました。種子苗に接木しますと、接木自体は時間がかかりません。しかしながら

      細い台木ですので花芽を持つまで少し時間がかかります。種子苗の台木の良い点は曲があるところです。
      だんだんと大きめの鉢に植え替えていきますと数年後にはある程度の太さに成長すると思います。

      種子を蒔いておかれますと、数十本くらいは簡単に接木できると思われます。今日はさらに実生の苗を
      ご覧ください。毎年種子を蒔いております。特別な品種は名前を書いてありますが、数が多いために

      1本1本分けずに大き目の鉢に一緒に植えてあります。私の考えでは、どの品種から誕生したことよりも
      これまでにない良い花が咲いてくれることのほうが大事だと考えております。名前を書かずに一緒に鉢に

      植えて自分でこれは良い花だと思う苗だけを増やす考えです。それでないと管理が大変です。庭木、接木
      挿し木、取り木、種子苗などすべてを管理しますと大変です。これはと思う品種に的を絞るべきだと考えています。

      もう少しで挿し木、接木の時期です。 取り木や呼び接ぎもあります。がんばってみてください。


種子苗に接木 − イワナガズ・ドリーム 

種子苗に接木 − 白孔雀

種子苗 ー 色々な品種

種子苗 ー 色々な品種

椿の楽しみ  − 6/

      今年最後の椿が咲きだしました。この時期ですので、あまり良い状態ではありません。
      これからはアザレア椿の交配種に期待したいです。6月〜7月に咲き出す花が誕生しますと

      1年中椿が咲き出すことになると思います。現在アザレア椿の実生苗を2種類育てています。
      葉の大きさが違います。花色や咲く時期など楽しみです。

      最後に桜の種子を近くの公園等から集めました。桜の接木の台木を作ろうと毎年種子を蒔いて
      いましたが、なかなか発芽しませんでした。そこで、知り合いの人に聞きましたところ、種子を

      冷蔵庫に入れ10月頃蒔いたらどうかと教えていただきました。色々な桜の種子を集めて試して
      みます。どの品種が発芽するか分かりませんが、全国の枝垂れ桜を増やしたいと考えております。

      桜は挿し木では難しいですが、毎年数本発根しております。少し大きく育て、取り木が出来れば
      すぐに鉢苗が出来るのではないかと期待しております。
      


三橋孔雀
今年最後の椿の花です。

サボテン − 白色の花
大きな花が咲きました。アジサイとともに楽しめる
花です。

アザレア椿の実生

花を咲かせるために鉢植えで管理。
花芽があるように思えます。

桜の種子
色々な桜の種子を集めました。
乾かして冷蔵庫に保管しておきます。

椿の楽しみ  − 6/2

        アジサイが咲き、次は山百合が咲き出します。山百合は鉢で育てました苗が大きくなって
        来年咲き出しそうです。 鉢で育て、さらに庭に沢山種子を蒔き自然に育つように管理して

        います。今日は取り木と庭の選定の写真をご覧ください。取り木はとても簡単に思えます。
        1本の作業で10分位だと思います。取り木苗は鉢苗や台木として役立ちます。相当太い枝も

        可能です。真っ直ぐな枝でも良いと思いますが、できれば剪定して多少曲のある枝に取り木を
        したいですね。紅栄、出雲大社藪、月照、 陽の岬、タマグリッターズなどに取り木をしました。

        庭木の剪定は思い切って行いました。上部より下の枝はほとんど切り落とし陽が当たるように
        しました。これから梅雨になりますので、ざわざわしたり葉が落ちますと害虫や蚊が発生しますので

        上部の枝だけ残しました。何本も接いである庭木は1本だけ各品種を残しました。丸坊主のように
        なりましたが、これからこれらの木に呼び接ぎをして楽しむつもりです。20〜30品種大事に育ててきました

        綺麗な花やアザレア椿(実生も含む)を呼び接ぎする予定です。剪定している間チャドクガが発生していました。
        真夏の暑さですので皆様方の椿の枝にも発生しているかもしれません。気がつきましたら葉や枝を切り取って

        処理してください。発生して間もなければ簡単に駆除できます。1箇所にまとまっていますので。
      


アジサイ − テマリ咲き
この時期はアジサイが綺麗です。
簡単に挿し木が出来ますので、咲き終わりました
ら、枝をいただき挿し木をされると楽しみです。

紅栄 − 取り木
好きな枝は全部切らないで、取り木しています。
親指大の枝等は10本くらい来年鉢苗として
期待できます。果実がだいぶ見られます。

出雲大社藪 − 取り木
取り木しました場所は相当太い枝です。
剪定を繰り返していますので、曲のある場所に
取り木しました。

庭の選定した椿の木
庭中の椿の木をこのように剪定しました。
沢山の枝を切りました。来年は花と果実が
少ないと思います。すっきりしました。

椿の楽しみ  − 5/28

今日庭に出てみますと黄色のアヤメが咲いていました。15年ほど育てておりますが、黄色は
      初めてみました。最初はすべて紫色でした。次第に白色が多くなり今年初めて黄色の花が

      見られました。それほど珍しくもないと思いますが、私の家では初めてでした。種子を蒔き増やして
      紫色、白色、黄色の花を咲かせたいと思います。椿の剪定は ほぼ終わりになりそうです。

      相当の枝を切り、こんなに切っても良いのか、というほど枝を落としました。これから増やしすぎても
      大変ですので、1本の木に2〜3本枝を残し、あとはすべて切り落としました。

      落ち葉がありますと、これから蚊が出てきますので、できるだけ枝を切り掃除が出来る様にしました。
      時々間違って接木をしてある枝を切り落としてしまうこともあります。今椿の作業としては取り木や

      呼接ぎをしております。大事な品種の保存や太い台木の準備のために今が良い時期かと思います。


黄色のアヤメ
我が家で初めて黄色のアヤメが咲きました。
種子を蒔き増やそうと考えています。

白のアヤメは多く見られます。

紅栄の花を斑入りにするために、斑入りの台木に
接木。非常にウイルスの感染力が強い台木に
接ぎました。

同様におにゆりを斑入りの台木に
接木。綺麗に斑が入ってくれると
いいのですが。

椿の楽しみ  − 5/24


       今日は庭の木の剪定をし、ほとんど半分以上の枝を切り落としました。また明日剪定をする予定です。
       少し残しておきたいと思いましたが、同じ品種は1本だけ残しあとは全部切り落としました。

       下の写真は昨年の呼び接ぎです。呼び接ぎで感じましたことは、枝を剪定しなくても、接いだ
       枝の芽が伸長することです。枝が沢山あっても呼び接ぎで芽が伸びないのではと、心配する

       必要がないと思います。下の写真では庭木の枝を何も切らずに呼び接ぎしました。スーパースター
       アザレア椿の実生です。 驚くほど順調に成長しています。ほとんど枝の伸長には影響を受けておりません。

       初めての方々にはこの呼び接ぎで1本の庭木に数種類の品種を接がれることをお勧めしたいと思います。
       ビン接ぎより簡単ですね。挿し木苗の2〜3年生で十分です。挿し木苗も呼び接ぎの材料として活用されますと

       短期間で成長し楽しみが増えると思われます。普通の接木ですと管理が大変になります。挿し木をして
       呼び接ぎをされるといいですね。5〜6本庭木がありますと30品種程呼び接ぎで貴重で大事な品種を庭木として

       育てることが出来ると思います。あるいはそれ以上の品種を鑑賞できると思います。私の経験では50品種以上
       鉢で管理するのは大変ですね。庭木として育てたほうが全く手間がかからないと思います。

       昨年は呼び接ぎで10品種以上枯れてはいけない品種を接ぎました。これで一安心です。これから数年はアザレア椿
       の交配と実生苗の増殖や花を咲かせることに集中したいと思います。


ダローネガの庭木にスーパースター
を呼び接ぎ。呼び接ぎしました下の
新芽も伸びています。切り離して鉢苗
で育て、再び呼び接ぎ出来ます。

庭木の枝を切り詰めなくとも
全く影響がありません。

実生のアザレア椿の新芽がこんなにも伸びました。
昨年の呼び接ぎです。もしかすると花芽が見られるかも
しれません。庭木は15年生位の青海白です。

庭に花ショウブ?が咲き出しました。
アジサイとともに庭を綺麗に飾ってくれそうです。

椿の楽しみ  − 5/20


        アジサイの花が沢山咲き始めました。1〜2本枝がありますと15日程で発根します。
        椿よりも簡単に挿し木が出来ると思います。ですから、生産業者の方々には少し

        頭が痛い植物かと思われます。今日はビン接ぎしました雲竜椿が接木の下側から胴吹き芽
        を出し、さらにビンの中に入れた枝から発根していました写真をご覧ください。

        色々思いもしないことが起こるものです。2本枝があり、1本苗が出来たように思えます。
        ビン接ぎした下側に胴吹き芽が伸びたのは初めてでした。1年間も水の中にあり、枯れなかった

        ものかと驚いております。


未来 (アジサイ)
これからはアジサイの季節です。
挿し木で簡単に発根しますので、増やし
やすいです。

紫紺雲竜椿のビン接ぎ
5月に取り外し右下の小枝は残っている枝です。
すでに接ぎ穂は完全に庭木の枝の中に巻かれ
下の方に胴吹き芽が出て2本枝がある感じです。
さらに右側をご覧ください。

切り取ったビンの中に差し込んだ枝。
2本根が出ていました。

このようにビンの中で発根していました。
この枝を庭に植えて育てています。
1本はすでに枯れていました。

椿の楽しみ  − 5/16


      庭中椿の新芽が伸び始めましたので、今日から半分以上枝を剪定し始めました。
      半分以上切りますので、もったいないと思いますが害虫が発生しやすく、蚊も出ますので

      剪定は我が家にとっては大事な作業になります。それにしましても、庭木の新芽の伸びは
      すごいですね。挿し木や接木をしなくても取り木だけで十分なくらい楽しめると思います。

      5年〜0年位の太さの取り木は比較的簡単に出来ると思いますので、自分の庭でこれはと
      思う珍しい品種がありましたら、是非取り木をしてみてください。今日取り木をしました青い珊瑚礁

      の枝の太さは親指くらいの太さです。私の家に植えられて10年以上になります。挿し木や接木も
      良いと思いますが、取り木も簡単で発根率が高くすぐに鉢植えに適すると思われます。

      取り木はこれからが適期だと思います。成長の良い枝に取り木をかけてみてください。
      これからは呼び接ぎと取り木を考えております。


青い珊瑚礁の取り木
果たして見事な紫色の花を咲かせることが
出来るか?取り木後の工夫に全力を注ぎたいと
思います。

出雲大社椿の新芽
挿し木でも庭木でもこのように新芽が
伸び、挿し木接木用に沢山利用できます。

タマピーコック椿の新芽
接木しますとすぐに10本以上利用できます。
庭木に接木しておきますと、1年で接木、挿し木
と何十本と増やせます。

昨年の山百合の花
昨年咲いた山百合の花です。初夏に咲き出し
ますので、庭を飾る花として期待しています。

椿の楽しみ  − 5/12

        椿の新芽が伸びて庭中が椿の枝で茂り始めました。これからある程度枝が硬くなりましたら
        5〜10cm程度の長さで挿し木をします。葉は2〜3枚付けて挿しています。

        鉢に挿しビニールを被せ管理しています。全部密閉しません。上部を開けて庭木の木漏れ日
        の間において管理しております。2〜3月挿しはすでに新芽を伸ばして順調に育っております。

        今日は山百合の実生からの状況をご覧ください。種子を蒔きますと2年目から発芽しますが、1年
        の途中から発芽するものもあります。庭にも余った種子を蒔きましたが、あちこちから発芽しています。

        花が咲き出すまで相当の時間がかかると思っていましたが、兄の家で育てています苗が比較的早く
        花を咲かせました。肥料を与えたと聞きましたので、私も油粕や緩効性肥料を与えて試しています。

        とにかくいくつもの鉢に何百と芽が伸びていますので、色々肥料を試すには便利です。多少枯れても
        沢山苗がありますので、肥料の種類や量を試すには良い勉強になると思います。

        庭の椿の新芽が伸び毎年この時期に挿し木をしています。新芽が硬くなり始めた頃に挿しています。
        5月に挿し次に6月の下旬から9月初旬頃まで大丈夫だと思います。挿し木苗は2年目から呼び接ぎ

        に利用されると良いと思います。今日から取り木を始めました。青い珊瑚礁に取り木をかけました。
        来年以後自宅で見事な紫の花を咲かせる工夫をしたいと考えています。その準備のために取り木をしました。

        大社紫の挿し木苗も呼び接ぎをして、取り木の準備をしたいと考えております。


山百合の実生
非常に沢山新芽が出てきます。
これからいかにして短期間で花を咲かせるか!

鉢で育てた苗
鉢で育てました苗が大きくなりました。
来年咲くかもしれません。左奥に見えますイチョウ
の挿し木苗は太いです。ほとんどの樹木は挿し木
で発根するみたいです。

今庭で育てています山百合
手前はボタン芍薬のハイブリッド→宇宙
山で咲く条件を考えながら育てております。

紅栄の新芽状況
紅栄だけで毎年50本以上の挿し木や接木をして
おります。
ほとんど知り合いの人や花を見に来る人に
差し上げております。

椿の楽しみ  − 5/10

      五島からバッテン玉の浦が送られてきました。私が求めていたツバキです。現在カタログ販売は
      されていないかと思います。紅色の一重、猪口咲きで極小輪の花です。

      五島にはカタログに掲載されていない品種で私が求めています品種が2〜3あります。全国には
      かなり多くの素晴らしい品種が趣味家や愛好家の人たちによって育てられていると思います。

      これからも世に出ることがないかもしれません。大事に育てていつの日かカタログなどで見ることが
      出来ればと願っています。長年苦労して誕生しました作品をすぐ手放すのは惜しい気もすると思います。

      愛着がありますね。世界に一つしかない椿をじっと自分の庭で鑑賞するのも一つの楽しみ方かと思います。
      利益追求に追われない趣味の世界で楽しむことも、どんなに楽しいことか! 友達同士の輪も出来、

      椿を楽しみ自然と生活を共にすることが、どんなに素晴らしいことかが分かる時代が来つつあると
      思われます。 本日はバッテン玉の浦の苗木とベラロッサの呼び接ぎをご覧ください。

      
      


バッテン玉の浦
五島の椿。ヤブツバキから発見され錦葉ツバキ。
猪口咲きの極小輪。

胡蝶侘助にベラロッセを呼び接ぎ

完全に肉が盛り上がり胡蝶侘助に巻き付き
始めました。来年はベラロッサの花が斑入りの

綺麗な花になることを期待しています。
胡蝶侘助だけでなく2〜3品種斑入りの花を

咲かせる台木を用意しています。同じ斑入り椿で
もウイルスの感染力が違いますので品種を

選んでおります。さらに花だけにウイルスが感染
する品種を選んでおります。

相当太い蝋梅の根を切り、胴吹き芽
に黒蝋梅を接木。黒蝋梅は今も咲いて

います。蝋梅の根は相当太くなります
ので半分に切り裂き接木に利用して

います。


       9月〜10月の接木 ー その利点

          春接ぎ、夏接ぎ、秋接ぎとそれぞれの時期に接木が行えます。今日は秋接ぎについて
          私が感じたことを述べてみたいと思います。

          春接ぎは多少管理が長く、外気に慣らすまで時間がかかり、初めての人には苦労するのでは?
          それでは秋接ぎの良さを2〜3述べてみたいと思います。

                1. 9月も中旬になりますと陽射しが弱くなり管理が楽で活着率が高いように思えます。

                2. 接いだ後は1ヶ月くらいは寒冷紗等で日除けし、その後は紙袋等を被せています。

                3. 3月の初旬からビニール袋に小さな穴(あるいはナイフで切り込み)を数箇所開けて外気に当てます。

                4. 3月の下旬頃に完全にビニール袋を外して終わりです。

          新芽が伸びる前にビニール袋を外して管理しますので春接ぎの様に蒸れず外気に慣らしたりする必要が省ける
          良さがあると思います。写真をご覧ください。すでにこのように新芽が伸びております。
       


昨年の9月に接木。
台木が太いので、こんなにも新芽が伸びて
いると思われます。
切断面とすぐ下に胴接ぎをしています。
3品種接いであります。

3月にビニールを外して今このような
状態です。ほとんどの秋接ぎが同じ

状態です。春接ぎの場合ビニールを
新芽が伸びる前に外すのは少し心配

ですので試していません。相当太い台木
に接ぐ場合、2〜3箇所に接がれたほうが

良いと思います。枯れこむのを防げるから
です。5月中旬以後呼び接ぎで太い台木に

接ぐ予定です。取り木とともに忙しくなりそうです。

椿の楽しみ  − 5/7


       花の色合いは季節の移り変わりにより変化していく品種があります。写真のボブホープは本来濃い紅色
       です。今咲いています花色は紫色に近い色合いに見えます。平地においても色々気候や環境により色合い

       が変化しますので、紫色に近い花が各地で報告されています。さて、問題はこれからです。この紫の花を
       全国どこでも自宅で咲かせる方法を考えだすことです。すでにこの栽培方法を確立された方々がおられると

       思います。私も色々耳にしています。そして今年から挑戦したいと考えています。まずは紫系統の品種を
       集め対と思います。現在庭木で2品種紫系統の椿がありますので、取り木をし今年か来年鉢に植替え

       用土の組み合わせ、鉢の選定、石灰等を混ぜながら色々試す考えです。種子島、大島、佐渡、五島などで
       紫色に近い椿の花が発見されておりますので、多少ヒントが隠されているかもしれません。次に早く椿を

       育てたい時は庭木や鉢植えの太い木に接木することだと思いますが。写真の紫紺雲竜椿や友の浦は1〜2年目で
       庭木に接いで1m位の高さになってしまいました。1〜2芽ありますと庭木(70cm位の高さに接いであります)接いで

       2年も経過しますと、新芽が相当伸び、立派な庭木になります。庭木にしますと、枯れないで管理が楽で、接ぎ穂や
       挿し穂が十分得られます。さらに、ざわざわ」してきますので、取り木をして鉢苗に出来ます。接木しても良い庭木が

       ありましたら、ある程度の高さで切り、接木をされるといいですね。接木される時は1本の木の切断面とその周囲に
       4〜5本接がれることをお勧めいたします。必ず数本は活着すると思います。切断面の周囲とは胴接ぎをすることです。

       頂芽優勢ですが切断面の一番高い場所から5〜7cmくらい下の場所に接いでも成長は同じように思います。とにかく
       1本でも活着すれば良いですので、数本は接いでみてください。また、多く活着した場合は穂木として利用してください。


ボブホープ
濃い紅色の大輪花の洋種椿。この時期ですので
紫色がかっています。

弁天コナー
淡緑色より白色、八重咲き、中輪、弁天葉

紫紺雲竜椿 − 庭木に接ぐ
昨年の3月に接木。

友の浦 − 庭木に接ぐ
庭木に接いで2年経過。すでに1mほどの高さ
があります。

椿の楽しみ  − 5/5


       この時期に接木をしましたのは初めてです。アザレア椿の実生です。どうしても活着してほしいと思い
       太い台木に3本接いでみました。頂上に1本、胴接ぎを2本(写真)接ぎました。新芽が伸びていませんので

       成功するかもしれません。胴接ぎは活着が良いように思います。失敗するといけませんので、挿し木もしました。
       このアザレア椿の実生は私が最も関心をもっている椿です。どのような花色か、 咲く時期はいつか等これまでの

       椿のイメージを変える可能性を秘めた椿だからです。5〜6月から咲き出してくれますと、アザレア椿が7月からですので
       1年中椿の花が見られることになります。とにかく1ヶ月後には接木の結果が分かると思います。

       もし接木が成功しますと、挿し木をして、すぐに呼び接ぎで太い庭木に接ぎます。どのような品種でも1本挿し木や接木が
       成功すれば、あとはその芽を利用して接いだり挿したりして、いくらでも増やすことが出来ます。

       挿し木の苗も2年目になりますと新芽が伸びて4〜5本接ぎ穂として利用できます。挿し木も2年目から接ぎ穂や呼び接ぎの
       材料として大変利用価値があると思います。椿の苗を購入する時、接木の太い苗を求めたくなりがちですが、挿し木苗や

       細い接木苗でも十分だと思います。接木や呼び接ぎですぐに求めた苗より早く成長し、増やすことが出来るからです。

       


アザレア椿ー実生の接木
この実生苗の葉はアザレア椿の特徴をよく
表しております。別の場所で接木しております
アザレア椿の実生苗の葉は大きな葉です。

玉の(乃)浦
同じ場所に植えてあります玉の(乃)浦椿でも
5月にこのように白覆輪が多く見られることが
あります。でも、この時期では珍しいと思います。

小田原藪椿
この椿の特徴は濃紅色の色合で
交配に向いていると思います。咲き出しは素晴ら
しと思います。

ジョセフィーヌ
なかなか綺麗なクレマチスです。
挿し木で増やせますので、楽しみです。

椿の楽しみ  − 5/4


      今日は色々な植物の挿し木を試してみました。近くの山に行き無理かもしれないと思われる
      様々な種類の枝や植物を持ち帰り挿してみました。新芽の伸びた葉を少し残したり、半分切ったり

      8cm〜15cm位の長さで挿してみました。すべて失敗してもかまいません。1〜2本発根すれば
      新しい手がかりが得られると期待しています。すべては実験と思い試しています。

      今日は昨年庭木に呼び接ぎしましたアザレアの実生苗の状態を調べました。上手く形勢層がくっついて
      いるみたいです。新しいアザレアの実生苗の接木もしました。挿し木と接木をしましたが、この時期ですので

      挿し木も接木も初めてのことで心配もあります。1ヶ月経過しますと結果が分かると思われます。どのような
      時期でも挿し木、接木が出来るようになりたいと思います。これからは庭木の枝に取り木を予定しています。

      取り木の苗木は台木として、あるいはそのまま鉢苗としてとても便利です。取り木は数本枝が出て、さらに曲が
      あり、太さもありますので20〜30本程考えております。まもなく相当の枝を剪定します。1m〜1m50cm位の

      高さに抑え、枝も2〜3本にして枝で庭が覆われるのを避けたいと考えています。


ラッキースター

エレインズベティー

フランクハウザー

椿の楽しみ  − 5/3

       昨日も書きましたが新芽を害虫に食べられてしまい、がっかりすることがあります。
       この時期は1〜2回消毒を考えております。5月から6月にかけてよく言われますことは

       水やりを控えて花芽の形成に注意してほしいと、書かれております。それほど気にすることは
       ないように思われます。あまり気にしますと枯れる心配があります。少し控える程度でぐたっと

       するような状態にまで追い込む必要はないかと思いますが。5月の中旬からは取り木を考えております。
        さらに今年は初めてですが、5月から台木用の太い挿し木に挑戦してみたいと考えております。

       用土、 枝の長さ、 葉の枚数、 置き場所、 照射率、 新芽の硬さ、 水の与え方等考えて100本程
       試して見たいと思います。1年で接木の出来る台木の獲得に向けて新しい取り組みを考えております。

       現在私は取り木と真冬の挿し木で台木を準備しております。今度は太い枝の挿し木をこの時期にしますので
       成功するか分かりません。1〜2本でも成功しますと、大成功だと思います。発根することが分かれば、

       あとは、ちょとした工夫だと思いますので来年に期待が持てると思います。1年中試して確認しながら挿し木の
       ポイントを探り当てる必要があると考えております。時間のかかる作業だと思います。
        


三橋孔雀の斑入り
太い庭木にウイルスが感染していたのか
斑入りになってしまいました。

凹脈金花茶
最後の花です。原種は難しい面がありますので
育てている数は少ないです。

斑入りベラロッサ
あちこちに接いであります。その中でウイルスに
感染した花が時々見られます。

春の台
花びらが少し落ちてきました。覆輪が見られます
が、あまり赤が多くならない花が咲いてほしいと
思います。赤花だけにならないように注意しています。

椿の楽しみ  − 5/2

今日はある地域で知り合いの人の挿し木を見学させていただきました。
        小指から親指大の太さの挿し木が沢山さしてありました。。4月〜6月くらいまである程度の

        太さの挿し木をするそうです。私は太い枝は10月〜3月初旬位まで行っております。
        その後は比較的細い枝を挿しております。研究熱心な椿の趣味家が沢山おられることに

        びっくりいたしました。10cmくらいの長さに切り、葉を2〜3枚つけて赤玉と鹿沼と思われる
        土に挿していました。完全に成功したかどうかは、もう少し時間がかかると思いますが、何でも

        自分で試して工夫しながら自分なりの栽培方法を見出すことが大事かと思われます。
        ちょっとした工夫で大成功が待ち受けていることもあるのでは。私の夏の挿し木は駐車場に

        鉢を吊るし、午前午後に1回水を与えるだけです。多くのことを試み、ノートにメモしながら
        毎年成功率を確認しております。色々な人の増殖方法を聞いたり、見学させてもらうことは

        大変勉強になり、大きなヒントを得たように感じました。今日は早速挿し木や接木をして今日
        学んだことを試してみました。なにか、ますます椿に対する熱意を感じた一日でした。


燈 (あかり)
薄黄色、一重、 中輪

見驚
白色、 八重、 蓮華咲き、 大輪
この時期ですので、蓮華咲きの特徴が出て
おりません。

大和なでしこ
細白覆輪、 一重、 小輪〜中輪 

椿の楽しみ  − 4/30


       五島の椿 − 紫の花 − 緋紫庵

                              吉田 正美氏 発見ー命名


     仕事から帰りましたら五島の吉田氏から紫の花の写真が届けられていました。
     吉田氏は五島の花でとても素晴らしい紅湖畔を発見された方です。

     紅湖畔は私がとても好きな五島を代表する花だと思われます。今日届けられました
     写真は私に五島から届けられた2枚目の紫の花です。五島は無限に夢の広がる

     大地のように思われます。紫の花は環境により花色が変化しますので、難しい面があります。
     以前私の意見を述べましたが、是非紫の色合いが見られる方法を考えて欲しいと思います。
     吉田氏の今後の活躍を期待しております。毎年10月頃より椿の探索に出かけ、夢を追い求めて
     五島の椿を全国に届けて欲しいと願っております。


緋紫庵

紅湖畔
五島の多くの方々が椿に関心を持たれて
挿し木、接木、探索と努力されている報告

を受け嬉しく思っています。毎日の生活に
感動や喜びのある日々を過ごせることは

大事なことですね。どんな事でも何かに夢中に
なれるものを持つことは幸せなことだと思います。

五島の大地は自然が豊かで椿や他の植物に興味
をもたれている方々には素晴らしい場所ですね。

多くの椿の仲間の人たちと連携しながら五島の椿
を全国に届けてください。少しでも協力できればと

考えております。

椿の楽しみ  − 4/30

       新芽も伸び、新緑の季節になりました。これからは病虫害の発生する時期です。
       時々消毒をしながら管理しなければなりません。チャドクガも発生するかもしれません。

       小さな苗木や鉢苗に沢山実がなりますと樹勢が衰えることがありますので、気をつけています。
       今日の花は残り少ない花になりました。咲き出す時一斉に咲きますので全部撮影出来ませんでした。

       でも、カタログや本に出ています花は常に見ていると思いますので、新花や、まだ世に出ていない
       花を集めてご覧いただきたいと思います。この時期の花色はだいぶ変化していると思います。


白孔雀

玉三郎

土佐有楽

浅茅白

椿の楽しみ  − 4/25


       4月も下旬になりゴールデンウイークになろうとしています。椿の花も庭一面に落ちて
       咲いています花も少なくなりました。椿の花の鑑賞期間はながいですね。

       9月下旬ごろから5月まで咲き続けています。上手くいきますと、6月下旬からアザレア椿が
       咲き出します。 今年はアザレア椿の実生苗が手に入り大事に育てております。

       親不明の自然実生ですので、いつ頃から咲き出すか分かりませんが、非常に楽しみです。
       もしかしますと、5月か6月頃から咲き出すかもしれません。小さめの鉢に植えて早く咲き出す

       ように工夫をしています。7月〜9月頃に咲き出しても花色に変化がありますと期待が持てると
       思います。私の知り合いの椿仲間の人もアザレア椿の種子から苗が出来たと報告を受けております。

       私の兄も太い庭木に呼び接ぎをしてアザレア椿の実生苗の誕生に努力しています。あちこちで
       色々な新花が誕生する報告を聞きますと大変嬉しく思います。1人でやるには限界があります。

       多くの椿仲間と情報を交換しながら、新花の誕生にがんばっていきたいと思います。本当に椿は
       1年中楽しませてくれます。 明日より仕事のため2〜3日このページが書けません。4月29日頃から

       書き出す予定でいます。



琉球白妙
沖縄県より入手 − 白色、千重咲き、大輪  

友の浦
わずかに白覆輪を残しています。

タマグリッターズ
友の浦と同じ状態です。

ラッキー・スター
桃色 八重 蓮華咲き 中〜大輪

椿の楽しみ  − 4/22


        椿の花もいよいよ咲き終わりそうになってきました。この時期になりますと
        花色がだいぶ違って咲く品種があり、特に赤花や濃い色の付いた花等は名札が

        付いていないと分からないことがあります。大きさも鉢植えでは違って咲いております。
        沢山庭植えや鉢で育てている場合は名札が大事になります。名札も時々消えてしまって

        名前が分からなくなってしまうことがあります。鉛筆や油性ペンではなく、プラスチックなどに
        名前を彫って消えない道具が販売されているそうです。何度も書き直さなくて便利かと思います。

        今日の花は4品種です。エレインズベティーは6〜7年前に購入して庭木に接いだものです。
        津川絞りも好きな品種です。少し残念なのは毎年絞りが花弁全体に見られないことがあります。

        鷺浦は岩永氏の発表品種ですが気に入っております。ナイトライダーは小輪の黒味がかった花です。
        庭では新芽が伸び始めて少し憂鬱です。すぐに剪定をしなければならないからです。出来るだけ

        枝を少なくして管理していきたいと思います。肥料や消毒もありますので。最後に挿し木や接木の管理
        に気をつけてください。絶対に直射日光に当てることがないようにしたいですね。それでも光は大事ですので

        明るい場所か、木漏れ日の当たる場所で管理しております。


エレインズベティー
鮮桃色、八重牡丹咲き、大輪

津川絞り
淡桃色地に紅色の小紋入り、
千重咲き、中輪

鷺浦
玉の(乃)浦自然実生

ナイトライダー
黒赤色、八重咲き、小輪

椿の楽しみ  − 4/20

       椿の挿し木や接木、管理方法などは基本的に同じかと思います。しかしながら、細かな点で地区や人により
       違う点が見られます。 最初のうちはネットや本等を参考にして行ってきました。 でも、最初の2〜3年は

       難しかったです。ほとんど管理の失敗で枯らしてしまいました。その後、近くの知り合いの人に挿し木や接ぎ方
       を教えてもらい大変助かりました。それでも、数年は失敗と成功の繰り返しでした。どのくらいの挿し木や接木を

       したのか分からないくらい繰り返しました。最後は自分なりの方法である程度上手くいくようになりました。
       私は10年くらい経て、接木や挿し木でもいくつかの違う方法で試みました。そのうちの一つや二つが現在の

       私の大きな技術的支えになっています。失敗と継続こそが最大の成功への道であったと思います。
       もう一つ、 椿の友達に助けられたことだと思います。椿の友達が私の大きな力になってくれました。

       これからも椿を一生の友として過ごしていくことと思います。多くのお世話になった人たちに恩返しができるように
       がんばるつもりです。今日の花で桜島黒神は以前説明いたしましたが、成木から老木になりますと見事な濃赤黒と閉じ芯の

       花を咲かせてくれます。最も私が期待している椿のひとつです。相当の太さの庭木に接いで桜島で咲いていたと同じ花色の
       花を咲かせてみたいと願っています。写真の花は太い枝に取り木をかけて鉢植えにしています。多少濃赤色をしていますが

       まだまだ本来の色ではありません。。ガーデンライフ誌上に掲載されました色合いとは全く違うように思えます。
       さらに何年かかるか分かりませんが、がんばって見たいと思います。


桜島黒神- 鹿児島
濃赤黒から小豆色、一重盃状咲き、中輪

グレープ・ソーダ − アメリカ
紫紅〜暗紅色 一重 ラッパ咲き 筒しべ 

明待 − 香川
淡桃色・一重中輪.

筑紫舞 ー 福岡
濃緋赤色、一重、小輪

椿の楽しみ  − 4/19


       いよいよ椿の花も最終コーナーを過ぎてゴール近くにさしかかってきました。撮影できなかった
       花もあり、最後の花を撮っています。この時期になりますと花色が少しずつ変化しています。

       最近も耳にしましたが、苗を購入してカタログの色合いと違っている相談が多いようです。特に玉の(乃)浦
       系の花についての問い合わせがあるようです。誰でもそう感じることと思います。私も最初はそのように

       感じました。数年育てても白覆輪があまり見られない状態でした。咲く時期にも関係ありませんでした。
       普通であれば、玉の(乃)浦の花は12月〜2月頃までは綺麗な白覆輪が見られると思います。3月〜4月

       にかけてだんだんと白覆輪が薄れてぼやけてきます。どの時期でもあまり白覆輪が見られないこともあります。
       おそらく接ぎ穂の関係かもしれません。私の兄の家でもほんのわずかしか白覆輪が見られず接ぎ直しました。

       綺麗に咲いている接ぎ穂で節間の詰まった良い接ぎ穂を選んで接がれると良いと思います。徒長枝などはあまり
       良くないと言われております。どこかで綺麗に咲いている花を覚えておいて、時期になったらその枝を分けていただくと

       良いと思います。あるいは椿友達に頼んでも良いと思います。1本ありますと挿し木、接木と沢山増やせます。新芽が
       伸び終わり、葉が固まってきましたら挿し木をします。5月下旬になるかもしれません。

       玉の(乃)浦は依然として人気があるようです。どの家庭でも1本は庭に植えられて鑑賞されることをお勧めしたい品種かと思います。


王昭君
淡桃色、千重咲き、中輪

夢舞台 
濃紅色、一重小輪 − 五島ヤブツバキの自然
実生。 

一房 − 熊本の肥後椿
肥後椿も色々あり最近では変化に富んだ
品種が多くなっています。

初黄
黄色系の椿では好きな花です。管理さえ良ければ
大変良い花になります。寒さにも強く栽培しやすい
品種だと思います。


王将

椿の楽しみ  − 4/17


      数日前に五島の紫の椿について栽培方法に挑戦していただきたいと述べました。私も出来ましたら
      紫の花の咲く品種を鉢に植えて紫色の五島で咲く夢式部と同じような花色を出したいと願っています。

      おそらく気候と土の関係が大きな要素として考えられるのではないかと思われます。
      紫の花が発見されました場所の土を分析しますとある程度分かると思いますが。五島や種子島、

      新潟の佐渡の場所で土はアルカリ性かもしれません。可能ならば紫の花が咲く場所の土をある程度
      持ち帰り試されるのも1つの方法かもしれません。用土に関しては岩石の粉砕したものや軽石など、

      鉢はできるだけさーと水が流れる素焼きの鉢、それに石灰や木灰などを色々混ぜて2〜3年試して
      みるつもりです。それに加えて出来るだけ古木の台木に接いで様子を観察してみたいと思います。

      時々お話いたしますが、人間と同じく成長期の若木と老木では花の色合いや大きさなど違うかもしれないからです。
      2〜3年の苗木では本来の花の色合いは見られないかもしれません。ある程度鉢の中で老木の状態にしながら

      アルカリ性の用土に植えて観察してみたいと思います。五島で夢式部を発見された広瀬氏も友人の方々と
      接木や挿し木を数年行い色々な角度から試されると良い結果が得られるかもしれません。

      もしかして大根の花のような紫の花が咲き出すかもしれません。楽しみではありませんか。


小葉ヒメサザンカ − 沖縄

百合蝶 − 京都
紅桃、白斑入、一重ラッパ咲、小輪

翁頭紅(五島)の実生
濃赤色、一重咲き、小輪

水吉 − 香り椿
白色八重咲、ユキツバキ状芯、中輪、

椿の楽しみ  − 4/15


       4月もすでに中旬になりました。新芽が伸び出しあっというまにざわざわしてきそうです。
       すでに肥料は与えましたか。肥料の与え方もなかなか難しいこともあります。

       私は3月中旬過ぎに1回目の施肥を行いました。油粕の与え方は水でこねて、手で鉢の
       3箇所くらいに置いています。この作業は晴れた日に行って油粕を固めます。

       絶対にばらばら鉢の上にまかないようにしています。必ず鉢の端に油粕を置いています。
       根の近くに肥料を置かないようにすることと、沢山与えすぎないことが大事だと思っています。

       接木の管理も大事です。絶対に直射日光に当たらないように気をつけています。日除けなどが
       風邪で飛ばされないように管理しています。


ハネムーン
クリーム黄色、八重咲き、中輪、金花茶交配

吉兆
 錦腰蓑との種間雑種とのことです。
花の特徴は淡桃色の唐子咲きで小輪です。

マウイ 
白、半八重、唐子咲、大輪、Konaの枝変わり

ベティーズビューティー
  白色、赤覆輪 

椿の楽しみ  − 4/13

椿の花も最終コーナーにさしかかりました。すでに半分以上落下して毎日庭の花を清掃しています。
       これからは遅咲きの椿の時期に入ると思います。下の写真では 鷺浦さきほ)が気に入っております。

       五島の岩永氏の発表作品ですが、抱え咲きの小輪で、実に愛らしく素晴らしい花であると感じています。
       また、ウミナイビも庭で咲いているのが目に留まりました。6〜7年前に沖縄より送っていただいた花です。

       色々な花が現在庭で咲いていますのは、庭植えにしたことと、多くの品種を1本の木に接木して狭い庭を有効
       利用したことが良かったと考えております。現在でも新しい品種の穂が入手しましたら、必ず1本の台木に3〜4品種

       接いで苗木の数を少なくしています。斑入りの品種は斑入りの品種だけにまとめて、注意しております。
      

鷺浦

発表者 → 岩永 章氏

玉の(乃)浦自然実生
抱え咲きのほのぼのとした、包み込まれるような花です。

この花が玉の(乃)浦の自然実生と聞いて驚きました。
人口交配に劣らず良い花が誕生するものです。

色々な品種を誕生させております岩永しにとっても
この鷺浦は実に良い花だと思えるのではないでしょうか。

現在五島で椿の仲間達と種子苗を育てて、まもなくあちこちで
新花が誕生してくるのではないでしょうか。ますます

椿への情熱が湧き上がってくるものと思います。椿への取り組みの
目標が定まりおおいに期待がもてるものと思います。1人でなく椿の

仲間たちがいることにより多くの情報や知識がお互いに得られ
色々な面で自分自身が向上し明日に向かってがんばろうと励む

毎日になると思います。


ファイヤー・ダンスバー
ファイヤー・ダンスの斑入りです。

親不明の自然実生
極小輪の花です。

ダローネガ
クリーム黄色、八重咲き、中輪

鷺浦(さきほ
玉の(乃)浦の自然実生


絞り羽衣ー新潟
あまり良い写真状態ではありません。

エレガンス・スプレンダー
桃色、白覆輪、唐子咲き、大輪 ...

青海小紫ー長崎
15年以上前に接ぎました

ウミナイビー沖縄
花を見て長く育てようと思いました。。

椿の楽しみ  − 4/12

      五島の椿 − 紫の椿 再び

夢式部

   発表者 広瀬 健司氏

3月10日頃五島で発見されました椿です。発見者の話では発見された日殆どの花も今まで見たこともないような紫色の花だったそうです。

今までに紫の花が何種類か発見されて話題になりました。この花も確かに紫の色が濃く見事な花に思えます。
私がもし若くして発見しましたら驚いたことと思います。

紫の花はもともと紫の色素がないと言われております。カタログ販売もされました。少し残念なことは、環境が違います
と紫の色が薄れてしまったことです。この紫の色がどこで栽培しても紫色が見られるかどうか、知り合いの人たちと挿し木や

接木をしながら確認されるといいですね。広瀬氏の発見されました意欲と椿に対する情熱は立派なものだと思います。
この花がいつでも紫色が持続するように栽培方法を研究されるといいですね。もしかしますとこの写真のような色合いが
保たれるかもしれません。

ぜひこの紫色がいつでも見られるように工夫してみてください。必ず方法があるはずです。ある地域の人がこの写真のような紫色を自宅で
育てることに成功したと聞いております。用土の組み合わせ(岩石類等)、鉢も色々使用し試されてみてください。石灰なども混ぜながら
試してみるのも1つの方法かもしれません。この紫色の花にすべてをかけて挑戦する価値はあると思います。がんばってください。

椿の楽しみ  − 4/12

      新芽が伸び始めましたね。接木は6月下旬まで待たなければなりません。場所により可能かもしれません。
      新芽が伸び始め、固まり始めましたら挿し木をしたり取り木を始めます。5月中旬以後の挿し木も良く発根

      しました。5月の取り木も楽しみです。取り木は台木として変化に富んだ形の鉢苗が作れると思います。
      5月を過ぎますと6月下旬からは挿し木や接木が楽しめます。さらに7月から10月まで接木は継続して

      楽しめます。10月からは少し太い挿し木をしております。 挿し木の太い枝10月から3月の初旬くらいまで
      が良いように思えます。新芽の伸びる時期を除いて挿し木はいつでも可能に思えます。春から夏にかけては

      比較的細い枝が良いように思えます。椿は本当に1年中楽しめる趣味かと思います。今日は下の8品種をご覧ください。
      急ぎましたので解説は省きます。


黄の道程  
少し淡い黄色です。

キティー
乙女椿に色が少し似ていますね。

大の元  
濃い赤色の花です。

春雪  
さすがに白色が薄れてきました。

椿の楽しみ  − 4/12


マークアランバー
日本人好みか?豪華な花ですね。

千代の春 
このような花も庭にあると良いと思います。 

花車ー二段咲き
江戸時代の花ですが、似ている花が色々
ありますので椿の愛好家の心を捉えるか?

舞の袖
少し白覆輪がぼやけてきました。それでも
この時期にしては見られる状態かと思います。

椿の楽しみ  − 4/10


      日ごとに春らしい気温になってきました。明日は5度位になるそうです。作物なども新芽だけでなく
      椿の種子苗の芽も寒さで傷んでしまうときがあります。その予防のために今年は2〜3日前に鉢に

      植え替えました。さらに、夕方玄関内に鉢を取り入れて管理しました。以前相当数の種子苗が枯れて
      しまったことがありました。種子苗はある程度育つまではビニールを被せたり保護しておく必要がある

      のではないかと思います。今日はドライブに出かけた際に椿の探索に出かけヤブツバキの枝を数本
      家に持ち帰り挿し木をいたしました。今年は20本位のヤブツバキを挿しました。その中で1〜2本秀でた

      花が咲くのではないかと期待しています。種子を蒔き新花の誕生とともにヤブツバキの中から素晴らしい
      花を発見するのも楽しみです。ヤブツバキの花を見つけある程度良さそうな花の枝を持ち帰り挿します。

      咲き出しから咲き終わるまで見ることが出来ませんので咲いている状態で判断し枝を持ち帰ります。
      挿し木をしてから数年後に花の状態を見て育てるかどうか判断します。毎年1本でも良い花が発見できれば

      上出来だと思います。良い花とは自分で判断しているだけですので、あてになりませんが。でも、楽しみがありますね。


酒中花
白地に紅色の覆輪、八重咲き、中輪

こがねゆり
淡黄色 一重 ラッパ咲き 小輪

備中岡山
濃紅・一重・長筒咲・小輪

薩摩小町ー鹿児島
侘芯花 − 固定せず

椿の楽しみ  − 4/10


     再び写真をご覧ください。スーパースターは少し小さめです。呼び接ぎをしている最中です。陽の岬は
     少し薄ピンク色をしております。秋咲きと春咲きでは少し色合いが変化しますね。この陽の岬Uは

     陽の岬の親木より数十メートル離れた場所で発見されたと聞いておりますが。タマグリッターズは白覆輪が
     細くなってきました。でも4月ですのでこのくらいで十分かと思います。千寿は黒百合と兄弟種と言われております。

     昨日種子苗を鉢に植え替えました。1本1本根を切り品種ごとにまとめて植替えました。いつもより遅いですが
     寒さから予防する為にこの時期に植え替えております。3〜4年後の開花に思いをよせております。

     


スーパースター
呼接ぎの最中です。
気に入る花かと思います。

陽の岬U
陽の岬同様好きな花です。もしかしますと陽の岬
の自然実生かもしれません?

タマグリッターズ
白覆輪も接いだ穂木に影響を受けるかもしれま
せん。良い穂木を接がれるといいですね。

千寿
黒百合同様好きな花です。庭木の高い場所に
枝垂れて咲いています。黒赤色の花です。

椿の楽しみ  − 4/10

       花が一斉に咲き出し、撮影したいと思っていました花が枝の間に隠れていて撮ることが出来ない
       花も沢山ありました。管理が出来るくらいの数でないと結局枯らしてしまいますね。あるいは、植える

       場所がありますと、いくらでも植えられるのですが。やはり、自分の好きな品種を50くらいあれば手一杯
       かもしれません。50品種位ですと庭木が5〜6本ありますと接木して余裕を持って管理ができます。 

       私の家の庭は狭いですので、木を植える場所がなく1本の木に何本も接木して品種を増やすしかありませんでした。
       そうした事情があったために、接木の技術を必死で学んだのかもしれません。椿の人口を増やすには、

       庭に植えるには限界がありますので、良い可能な方法を考える事が必要になるかと思います。、    


白万代
純白、一重盃状咲き、小輪

花車
白色、紅縦絞、二段咲、中輪(江戸) 

美保の関
濃緋赤色、一重、小輪

白孔雀
クリーム色、紅ぼかし覆輪、千重咲き、大輪

椿の楽しみ  − 4/8


      今日も五島からの新花です。白花の自然実生花です。自然実生で誕生した花は赤花が多いように
      思われます。今日の雪嶺は白手香の自然実生です。白手香は侘芯花で固定しにくい品種のため

      この花の誕生につながったと思います。白花も清楚でいいですね。我が家ではあちこちに接木して
      枯らさないようにしております。大事な花は庭木等に2〜3箇所接いでおきますと安心ですね。

雪嶺
      発表者ー岩永 章氏         

白手香自然実生第1号

右の写真の白手香の自然実生です。白手香
は白花の中で好きな花の1つです。

写真では少し白色の良さが見られませんが
乳白色の色合いとのことです。

白手香と同様期待できる花の誕生となりました。
素晴らしい花が植えられている場所では自然

実生による新花の期待は大きいですね。

白手香
   
   白色一重、 筒咲き、 筒芯、 

椿の楽しみ  − 4/7


       岩永 章氏の最新花 − 光姫 

          五島の岩永氏から最新花の写真が届けられました。自然交配を続けて多くの新花を誕生
          させておられます。写真の花も自然実生花ですが、長筒咲きの特徴のある花かと思います。

          長筒咲きの花も数種類あるかと思います。あるいはそれ以上かもしれません。これからは
          何か今までの花よりも秀でているか、特徴のある花が期待されているかもしれません。

          長い時間がかかるかもしれませんが、じっくりと一生懸命取り組みますと必ず良い結果が
           得られると思います。まずは、tryすることが大事かと思います。色々取り組んでいきたいですね。

        


咲きだしから咲き終わるまで、この形をある程度維持しているようです。

光の具合で本来の色合いが薄れているかもしれません。
左側の色合いが本来の色合いかと思えます。
光姫

濃紅色、長筒咲き、一重の小輪
  
親不明の自然実生花

岩永氏の話では紅湖畔の自然
実生かもしれないと述べられて

います。岩永氏の最近の新花
では最も期待出来る花の1つに

なるかもしれません。多くの
ヤブツバキと園芸品種が植えら

れている場所で自然交配による
新花の期待はますます大きく

なるかと思われます。

椿の楽しみ  − 4/7


        五島の椿 ー その2  

        本日も五島の椿をご覧ください。椿の愛好家や趣味家が楽しめる山野があるというのは
        良い環境ですね。おそらく毎年何か新しい発見をされるものと思います。

        私は色々な人たちから教えられていますが、最も大事なことは多くの花を見ることだそうです。
        それぞれの花の特徴を勉強しなさいと教えられています。椿の探索に行った際にどの花が良いか

        判断できる能力が自然に養われてくるそうです。そのために、より多くの花を観察し花を知ることが
        大事になるということです。どこかで椿の花が咲いているのを見て、この花はここに特徴があり

        他の花にないすばらしさがあると判断できるようになりますと、ますます椿への取り組みが楽しく
        なると思います。お互いにがんばって勉強していきたいですね。


聖火のたすき(仮称)
 発見者ー荒木 広太氏 命名者 岩永 彰氏

暗紅色、筒咲きの良花だと思われます。

樫の口
発表者ー荒木 広田氏

赤色、半八重咲きで、実際はもっと鮮やかな
色合いです。

椿の楽しみ  − 4/6


       五島の椿 − 三王滴    舞扇


        五島という島は無限の可能性を秘めていますね。今日もヤブツバキの花の写真を数枚岩永氏より
        送っていただきました。ヤブツバキはいいですね。小輪の花。五島で生活されている方々もいいですね。

        大自然の中で自然の息吹を感じながら四季折々の美しさを楽しめるのですから。これからの生活は
        都会から田舎へと移っていくのでは。自然(土)の中に人間生活の原点があるように感じるのですが。

        ヤブツバキの特徴は筒咲きの花弁の中に心引かれるものを感じます。茶道に用いる花は筒咲きの
        小輪花がおおいです。これからまさに咲き出しそうとする花にある種の希望や夢を託して色々イメージを

        かきたてるからではないでしょうか。大自然に囲まれた五島の方々が羨ましく感じられます。

三王滴(さんのうしずく)
  
   発表者  荒木 広太氏  

上五島の荒木氏からヤブツバキの写真
を送っていただきました。

濃紅色、筒咲き、斑入りの中輪

自然界の成す営みは実に驚かされますね。
毎年椿の探索に行く衝動に駆られるのでは。
がむしゃらに突き進む意欲と好奇心が大事ですね。
舞扇

発表者   大川 正巳氏

濃紅色、閉芯、小輪

ヤブツバキの美しさにはいつも感動いたします。
私も小輪の筒咲きのヤブツバキに惹かれる1人
かもしれません。小輪のヤブツバキには、なぜか
心惹かれるものを感じます。可愛らしさや物静かさ
控えめな美しさ等自分のそばに置いて守ってやりたい
という気持ちと心の安らぎをおぼえるのかもしれません。

椿の楽しみ  − 4/4


      4月に入り桜の花もすでに落ち始めております。まだまだ寒い日々がありますね。
      椿の花もすでに満開を過ぎているように感じます。椿の芽も伸び始めてきました。

      接木の状態はいかがですか。5月下旬頃から新芽が伸び始めるのではないでしょうか。
      これからは特に直射日光に注意されて管理してください。風等で日除けが外れますと

      枯れる心配があります。外出される時は日陰か軒下、玄関に入れて管理されてください。
      今日の花は4品種です。美保恵比寿?だと思いますが、違っているかもしれません。

      津黒は暗紅色の気に入った花です。指月山は花弁に赤の絞りが見られますが、他の花は
      見られません。夢の故郷は好きな花です。名前もいいですね。ネイミングがいかに大事か

      色々教えられております。花自体の良さとネイミングの付け方で花の価値を左右するのでは?
      どんなに素晴らしい花でもネイミングが良くないとヒット商品になる確立は少ないかもしれません?

      自分自身で楽しむにはどのような名前でもかまわないと思います。花の名前を聞いて、その花の
      イメージを膨らませることが出来るからです。でも、なかなか難しいですね。これだけ沢山の花が

      誕生していますので。


美保恵比寿? − 松江
数年前から育てております。名前が違っている
いるかもしれません。花弁の中央に白の縦絞り
が入る。

津黒 − 岡山
暗紅色・筒咲き・一重中輪

指月山
桃地白覆輪・一重・筒咲・小輪

夢の故郷
明桃色の底白ぎみ、一重咲き、小輪

椿の楽しみ  − 3/30

      一斉に咲き出しましたので、写真に全部撮る時間がありませんでした。上手く撮れない写真も
      ありました。今日の花は4品種です。 箱根の香は香りがありますが、咲きだしより最後の

      花が落ちる頃が最も香りがあるかもしれません。香りは花により時期的に強さが違うみたいです。
      香りは、もしかすると花の蜜によるところがあるかもしれません。玉三郎は小輪の良い花ですね。

      出雲大社藪椿とともに盆栽向きかもしれません。私の家で育てて15年くらい経過しております。
      春の訪れは玉の(乃)浦の実生です。よくまとまっている感じです。小紅葉は赤花になっていますが

      説明にもありますように、本来は白〜桃色地 紅色縦絞りの花です。このような赤花が見られましたら
      その枝は切ってしまったほうが良いと聞いておりますが。そのままにしておきますと赤花が多くなって

      しまうようです。また、接木を繰り返していますと、どこかでウイルスが感染して赤花に班が入る恐れがあります。
      ナイフとハサミは班入りの枝を切る時は区別して使用するように注意されることが必要かと思います。
       


箱根の香
薄桃色、筒咲き、小〜中輪、香りあり

玉三郎
赤色、3弁筒咲き、極小輪(愛媛)

春の訪れ −玉の(乃)浦実生
紅色、筒咲き、小輪〜中輪

小紅葉
白〜桃色地 紅色縦絞り 八重 散りしべ 中輪

椿の楽しみ  − 3/30

       
       いよいよ3月も終わりですね。桜の花も開花し、新しい季節を迎えようとしています。
       新しい息吹を感じる季節になりますね。新学期や新入社員。これから新しい未来に

       向けての旅立ちの時期かもしれません。ぜひ、がんばって欲しいですね。ところで、私の庭では
       椿の花が満開を迎えております。色々な花を集めて増やしてきました。花の咲く時期は綺麗で

       良いのですが、すぐに枝が伸びて剪定をしなくてはならなくなります。出来るだけ短く剪定して
       いるのですが、これからは枝が混んできます。枝は2〜3本にして管理したいと思います。

       今年も数品種実生の花が誕生しそうです。何か変わった、今までにない花が咲いて欲しいのですが。
       これからは接木の状態を見ながら、発芽するのを楽しみに待っていたいと思います。


名前?
購入した品種と説明が違っていましたので
何の品種か分かりません。

覆輪乙女
現在乙女椿は人気があるようです。
この花は10年以上前に庭木に接木したもの
です。良い花ではないでしょうか。

花明かり
桃色地白覆輪一重椀咲中〜大輪、「加茂本阿弥」
の枝変り、別名覆輪加茂本阿弥と言われております。

伊予早春賦
極淡桃・一重・筒〜ラッパ咲・筒しべ・中輪

椿の楽しみ  − 3/27


  フランクハウザーの花

         2〜3日前から咲き出しましたフランクハウザーの花で少し変化した花が見られました。
         下の写真左側の花は右側の花と比べて色合いが薄く桃色に近い色です。

         右側の花は濃紅色の花です。さらに大きな違いは左側の花は雄シベの葯が退化して
         侘芯状態になっております。固定するかどうかは分かりません。ただ、赤花から薄桃色

         の花が咲くのは初めて見ました。赤が優勢と思われますので、それよりも薄い色が色々
         咲くこともあるのかと考えてみました。私の庭木はほとんど色々な品種が1本の台木に

         接いでありますので、細胞融合したのではと、ありえないことを考えたりしています。このように
         椿は面白いですね。色々な変化が見られますので、花が咲き出しましたら、じっと観察する

         ことも大事だと思われます。

 昨日の五島からの便りで田中氏が育てていました花から11年目で斑入りの花が咲いたそうですが、
    普通は考えられないかと思いますが、いかがでしょうか。何らかの原因でウイルスが入ったのかと思いますが?

    例えばハサミやナイフで枝を切ってウイルスが感染した等。あるいは近くに斑入りの花が植えてあるとか。
    幼稚な考えかもしれませんが、もともと台木にウイルスが入っていたために、今頃になって斑入りの花が

    咲きだした等。このような考え方は愚かな素人の思いつきだと言われるかもしれません。本当に分かりません。
    これからウイルスの勉強をしながら、知識を深めていきたいと思います。


色合いがだいぶ薄いです。
葯が退化しております。

濃紅色の大輪です。

椿の楽しみ  − 3/26


       五島の椿 − 田中 三義氏    田中 範彰氏からの便り

       春めいてきました。私は大体接木を終えて、秋接ぎ用の挿し木をしております。
       2〜3本枝分かれしている枝を挿しています。太さは人差し指くらいの太さです。

       枝分かれの枝に2本くらい接いで、全部で6〜8本接ぐ考えです。今挿しますと秋までには
       発根しております。少し遅いかもしれません。本日は五島より新花を発見されて写真を

       届けていただきました。時々お話いたしますように、この山では新花は発見し尽くされて
       しまったから、いくら探索しても、特徴のある花は見つからないだろうと、諦めてはいけませんね。

       何十年何百年と毎年自然交配を重ねていますので、毎年変わった、貴重な花と出会う機会
       があるかもしれません。そのような気持ちで探索されますと、美的感覚や鑑識眼が自然に身につき、

       ますます椿への興味も増してくると思われます。下の写真をご覧ください。


琴玉姫 - 田中 三義氏発表
琴玉姫

濃紅色、抱え咲きの整った

花形ですね。中輪位かと思われ

ます。この花とめぐりあった時は

感動したにちがいありません。

このときの感動が大事ですね。

いつまでも、新花を追い求めて

ください。

五島の春(仮称) − 田中 範彰氏発表
五島の春(仮称)

濃紅色、斑入りの小輪

自宅で育てて11年目くらいで

班が入ったそうです。ウイルス

の学問は難しそうですね。

突然このように班が入るのです

から。班入りの木の根と絡み合って

ウイルスが伝染するものなのか?

椿の楽しみ  − 3/26


       日本の花と外国の花を比較して色々な特徴が述べられております。日本の椿はヤブツバキを中心とした
       一重の小輪の花が好まれてきたようです。一方、洋種椿は大柄な派手な花色にその特徴があり、外国人の

       間で好まれているようです。そこには美意識の違いが存在しているように思えます。日本人は自然の状況を
       庭や家の中で再現しようとする細やかな美意識が存在しているようです。そのために小輪の一重の花に

       心を惹き付けられる要因があるのではないでしょうか。いけ花にしても大輪の豪華な花では自然の状況が
       生まれにくく、ひっそりと、木陰で咲く一輪の小輪の花に必然的に心を奪われる状況を室内でも演じたいの

       ではないでしょうか。しかしながら、日本人は細かすぎることがありますね。花の評価をする時、花や枝や葉のバランス
       がどうかとか、雄しべの状態、全体のバランスから花を評価しているようです。完璧に整った花は少ないように

       思われます。色々な評価をして楽しむのも良いと思います。各人が気に入った花を楽しむのも1つの方法だと
       思われます。多くの友達も全員が性格が違い、良さも違うとおもいます。すべての花にはそれぞれの特色があり

       植えられている場所によりその花の美しさや価値が高まるものと思われます。自分で作出したり発見した花は大事に育て
       自分の庭を飾ってください。色々な花が交じり合ってお互いの花の良さを演出しているものと思われます。

       本日は4品種ご覧ください。平成紅は好きな花です。覆輪乙女は欲しくてやっと手に入れた花です。写真は少しぼけて
       本来の花色が出ていないように思います。フランクハウザーは大きな花です。外国人の方々はこのような花に惹かれるのかも

       しれないですね。神社の花はたった一輪咲いていました。偶然目に留まり接木をしました。運が良かったと思います。


平成紅 ー 中部
すっきりとした濃紅色の良花に思えます。

覆輪乙女 − 香川
我が家で育てて10年経過。写真は本来の色合
が出ておりません。乙女と名のつく花も数品種
あります。乙女椿は人気があるようです。

フランクハウザー ー アメリカ
ヌッチオ農園より入手。大輪の花です。

神社の椿
濃紅色、抱え咲きの小輪
良い花に出会えました。あちこち散策するもの
ですね。今日はもう1つ良い花に出会いました。

椿の楽しみ  − 3/22

        椿の花を毎年見ておりますが、分からないことが沢山ありますね。おそらく一生分からないことが
        多いかもしれません。ウイルスの問題もそうです。何千というウイルスが存在しているのでは?

        また、絞り系の花ではだんだんと赤花が多くなっていくように思います。赤花の枝を放置しておきますと
        ほとんどが赤花の枝になってしまいそうです。接木にしましても、接ぎ穂の選び方や雨の後で接ぎ穂を

        切って使用すると活着率が落ちるなど沢山勉強すべきことがあります。以前述べました秋に接いだ方が
        春になって新芽を外気に慣らすのに全く苦労しないこと等。薬剤を用いて花を沢山付けることや、肥料

        の与え方1つだけでも難しいことがあります。まだまだ、ほんの入り口に入った位かもしれません。
        今日の花は4品種です。笹舟は筒咲きの細葉です。島の娘は抱え咲きの気に入った花です。山根寿は

        白斑入りの花です。以津の夢はほのぼのとした桔梗咲きの花です。椿は本当に沢山の花がありますね。
        それでも種子を蒔き続け夢を追いかけております。


笹舟
濃紅、筒咲き、筒芯、小輪、細葉

島の娘
鮮濃朱紅、一重、抱え咲き、小輪、矮性かも

山根寿
濃紅色地に白斑、一重咲き、小輪。

以津の夢
白地に外弁が紅色ぼかし。
一重、筒しべ、桔梗咲き、小輪。

椿の楽しみ  − 3/20


       数年前から黒系椿を斑入りの花にしようとウイルスの入った台木に接木をしております。
       黒色が強い花ほど斑が入りにくいようです。黒椿や黒系の椿に斑を入れようとしても苦労

       するようです。赤花系統は比較的入りやすいように感じます。写真のベラロッサは5年ほどで
       何とか見られるようになりました。ただし斑入りや絞り花はなかなか固定しにくいので難しいですね。

       青い珊瑚礁は紫の色合いがむずかしいですね。環境により紫の出方が毎年違うように思えます。
       1つ感じますのは古木になるにつれて紫色が濃くなることがあるかもしれません。紅焔はなかなか

       良い花のように思います。写真の花は接木2年目ですので本来の色合いや大きさではありません。
       童べ唄は咲きだしのほうが良い感じがいたしますが。接木のほうはいかがですか。まだまだ接木が

       出来ますので、庭で咲く花を見ては少しずつ接いでおります。呼び接ぎも始めました。


青い珊瑚礁
紅色〜紫色、一重筒咲、筒しべ、中輪

紅焔
濃赤色、一重筒咲き、小輪

斑入りベラロッサ
ベラロッサの斑入り

童べ唄
暗紅色や鮮紅色にもなる 一重 筒咲き 

椿の楽しみ  − 3/19


       私の庭では椿の花が咲き誇ってきました。撮影する前に花弁が落ちてしまう花もあります。
       今まで数回お話いたしましたが、花の印象は撮影する花の状態に大きく影響を受けると思います。

       購入する際は花を見てから購入されることが一番ですね。色合いや大きさ、成長具合など購入後
       色々違う面があるかと思われます。椿の咲く時期は比較的長いために秋咲きと春咲きでは多少

       色合いも違うときがあると思われます。木の成長具合によっても花色が違うと思われます。カタログ
       の色合いと違うといってすぐに電話で品種が違うのではないかと尋ねられることもあるかと思います。

       日光の照射率によっても違いますので、2〜3年咲き具合を確認してから問い合わせたらいかがでしょうか。
       今日の花は4品種です。後田黒侘は黒系の花で、侘助ではありません。永楽やブラックレース、ブラックマジック

       ブラックオパールなども育てております。また、黒耀も良い花です。ブライトアイズはサニーサイドと同様桃色の
       気に入った花です。細御前は五島の岩永氏の発表品種ですが、小輪の可憐な花です。キザクラはご覧のように

       淡黄色です。原種との交配種は黄色の色合いが薄くなりますので、原種の色合いをみましたら、少しがっかり
       することがあるかもしれません。初黄は良く管理しますと良い色合いが見られように思われますが?


後田黒侘
黒紅色、一重ラッパ咲き、中輪

ブライトアイズ
明るい桃色、一重咲き、底白、小輪

細御前 − 五島 
光の関係で色合いが違います。一休の自然
実生と聞いております。

キザクラ
原種の黄色を見ましたら、少し物足りないかも。

椿の楽しみ  − 3/19

       20代から梅を楽しみ始め、30代に椿に興味をもつようになりました。すでに25年以上椿と暮らしています。
       色々な経験をいたしました。椿の楽しみ方は沢山あるかと思います。各人が自分なりに楽しまれることが
       
       良いのではないでしょうか。 椿の魅力も椿の花も各人によって皆違ってきますので、どれが良いとか、この
       花はだめだとかは言えないかと思います。椿の生産者の方々や専門家の人たちが、この花は見事だと評価
              
       されましても、ヒットするかしないかは分からないと思います。その点が生産業者や椿に携わる人達にとっては
       頭の痛いところではないでしょうか。違った見方をいたしますと、私達素人が種子を蒔いてわずかな花の誕生から
       
       ヒット作品を生み出す可能性がおおいにあるように思います。種子を蒔いて新花を誕生させることは誰にでも
       できることだと思います。ここに、椿に関心と喜びを見出せる要素があるかと思います。
       
       1つだけ付け加えますと、種子の採取には、できるだけ多くの品種が植えられている場所からの採取がいいですね。
       種子が落ちて発芽した種子苗を集めても楽しみです。私はまだハッポウスチロールに昨年の種子を入れてあります。
       4月の中旬頃鉢に植える予定です。今年で6年くらい蒔き続けております。芳しくない花は台木として使用しています。
       


讃岐雪姫 − 香川産
私の家で育てて10年位経過しております。

旅情 − 五島産
岩永氏の発表品種。濃紅色、小輪の良花。
岩永氏の代表的な作品かと思います。

朱雀 − 長崎産
 一重 猪口〜筒咲き 筒しべ 小輪

1本の木に10品種接木
タマグリッターズ、秋の山、友の浦、小田原ヤブ
紅栄、白藪、サニーサイド、箱入り娘、夕日
旅情、桜葉源氏など接いであります。

椿の楽しみ  − 3/17


       今日は久しぶりに暖かかったです。庭の剪定をしながら、呼び接ぎをしました。紅栄に庭木に
       2〜3品種接いでみました。昨年呼び接ぎした枝を間違って切ってしまい同じ品種を再び接いだわけです。

       枝が曲がっていた為にせっかく活着していました枝を切ってしまいがっかりしました。それも2本接いで
       ありました。あまり植えすぎますと良いことはないような気がいたします。

       呼び接ぎしますと比較的確実に活着いたします。挿し木苗の2〜3年生を用いて呼接ぎをされますと
       良いと思います。


胡白蝶
白色、一重咲き、小輪(中部)

玉盃
移り白、一重筒咲き、

紅湖畔
輝く紅色、一重、小輪

春望
紅色、一重筒咲き、小輪、(長崎)

椿の楽しみ  − 3/16

      今日は庭の椿を整理いたしました。特に色々な地域の椿を県別にまとめて整理しました。
      1本の木に何本か接いでありますので、枯れてしまったと思った品種が他の木に接いであり、

      ほとんど今まで集めた品種が残っているので安心いたしました。あまり多く庭植えにしますと
      葉が落ちたり、夏には蚊が発生したりしますので、陽が差し込む空間がないといけないですね。

      写真の中でベラロッセは千重咲きの大輪、 市房は肥後椿です。肥後椿もいいですね。変化のある
      花を見ますとすぐに欲しくなりネットで調べております。タマ・グリッターズは豪華な花ですね。

      出雲大社藪椿は小輪の良い花です。盆栽にも適していると思います。美保の関とともに山陰地域の
      代表的な花ではないでしょうか。都鳥とりりーポンズが似ているように、この出雲大社藪椿と美保の関は

      間違えることがあるかもしれません。花弁の先端と雄しべに違いがあるように思えます。陽の岬と陽の岬U
      もほとんど同じようで区別がつかないくらいでした。とにかく出雲大社藪椿は赤藪椿の中で人気があるようです。


ヌチオズ・ベラロッセ
紅色 千重咲き 大輪 アメリカ
ヌッチオ農園より入手

市房
肥後椿 ー 私は肥後椿を5品種位育てており
ます。色々な花がありますと、変化があり良い
ものです。これからもう少し肥後椿を多くしたいと
思います。

タマ・グリッターズ
ヌッチオ農園より入手

出雲大社藪椿
濃紅色、小輪ー人気椿のようです。



椿の楽しみ  − 3/15

       花も場所により満開をすぎているかもしれません。私の庭でもあちこちと咲き始めました。
       花のイメージは写真の撮り方によりずいぶん違うものです。おそらくカタログ販売においても

       花を掲載することと、写真の撮り方により注文の数が違ってくるものと思われます。
       良い状態の花写真と ネイミングにも最も影響を受けると思われます。苗を購入する時は

       花の咲きだしと咲き終わりまで観察してから購入することが大事であると言われております。
       写真だけではどうしても分からない部分があると思われます。多くの花では、咲きだしは綺麗に

       見えるのではないでしょうか。そういう点で最後まで花の状態を見ることが大事ですね。
       今日は大和なでしこ、花咲く未来、ピオニークイーン、花のささやきをご覧ください。

       それぞれ特色があり花はいいものですね。大和なでしこは濃紅色と細覆輪、 花咲く未来は純白の抱え咲き
       ピオニークイーンは牡丹咲きの巨大輪、花のささやきは斑入りの花を誕生させる台木に良いと思われます。

       時々お話いたしますが、これだけ多くの品種がありますと、これからは、これはという特色のある花を
       誕生させなければなりませんね。でも、そこに挑戦する楽しさがあると思います。すべての趣味家と愛好者が

       交配をしたり種子を蒔いて新花を誕生させることにより、さらに椿の花の魅力を引き出せるものと期待しております。


大和なでしこ ー 岩永 章氏発表
濃紅色、細覆輪ーネイミングがいいですね。

花咲く未来 
鶴姫の自然実生
昨年我が家で誕生しました。
ボタン
ピオニークイーン
紫紅色、牡丹咲き、巨大輪

花のささやき
赤色に白色雲状斑入、横杢入八重咲、大輪

椿の楽しみ  − 3/13


       今日の写真は玉の(乃)浦系の椿です。毎年沢山の実生苗が誕生していると思いますが
       何か特徴がありませんと、趣味家や愛好家の目に留まらないかもしれません。

       玉の(乃)浦系の花は覆輪の出方が難しいですね。住之江はよく出ております。
       珊瑚礁玉ありあけはほんのわずかに見られるだけです。3月でこの覆輪の出方

       ですから今年は品種により覆輪の出方が悪いのかもしれません。接木で用いる接ぎ穂
       にも関係があると思います。数年育ててみましてほとんど白覆輪が見られないときは

       少し心配ですね。年により、あるいは月により覆輪の出方が違いますので、よく観察されて
       ください。斑入りや絞り、覆輪の花等は色合いが固定しませんので、私は長く育てて庭植え

       にして育てていこうと考えております。庭木の場合枝は2〜3本に剪定しなるべくすっきり
       としたいと思います。狭い庭を有効に使いたいと考えております。

       


住之江
小輪のかわいい花です。

珊瑚礁 − 新潟産
青い珊瑚礁との交配かも?

玉ありあけ
昨年は見事に覆輪が見られました。

椿の楽しみ  − 3/113


       本格的な植替えや接木の時期になりました。接木は早く成長させるのに効果的な方法です。
       本などやネットなどに説明されていますように行いますと、上手くいくと思われます。

       しかしながら、慣れてない人たちにとっては難しいですね。近くに接木の慣れている友達が
       いましたら、最初は教えていただいたら良いのではないかと思います。挿し木苗の植替えです

       1本1本植えかえしていますと大変ですので、大きな鉢に20〜30本くらい植えております。
       その時注意していることは、水かけをするのに、こぼれないように鉢の上部から5〜10cmくらい
  
       下に植えております。もう1つ、全部隙間なく植えてしまいますと、肥料を与えるのに困ります.
       肥料は苗木と間隔を保って与えなければなりませんので。最も早い育て方は畑や陽の当たる

       庭に植えて育てることだと思います。2〜3年後に鉢に植え替えればと思います。本日の花は
       4品種ですが黒耀は黒赤色です。 箱入り娘は五島の品種ですが小輪の可憐な花です。

       サニーサイドは日本人好みの花色かと思います。つたの細道白百合は長筒咲きの好まれる
       花かもしれません。接木の適期です。管理に注意されて行ってください。
       


黒耀
黒赤色、黒椿とチエキアンオレオーサ交配

つたの細道白百合
白色の一重。長筒咲き、細い筒しべの小輪です

箱入り娘岩永 章氏

薄桃色の筒咲き、筒芯

サニーサイド
鮮明な桃色、底白、一重ラッパ咲き、中輪

椿の楽しみ  − 3/10


      今日は寒かったですね。このような寒さが予想される年には、ハッポウスチロールに入れてあります
      種子苗の植替えはしないことにしています。数年前大事にしていました種子苗が寒さのために

      枯れてしまったことがありました。せっかく珍しい種子や自分で交配しました種子苗が植え替えてから
      2〜3日後に萎れてしまいました。それからは、4月に入ってから植え替えております。

      温室での管理では3月でも安心かと思います。鉢などに植え替えましたらビニール袋などで少しの間
      寒さなどを防ぐ管理が必要かと思われます。今日の写真では古都の香は良いネイミングですね。

      シルバータワー都鳥リリーポンズなどの花と似ております。蓮華咲きの綺麗な花ですね。
      都鳥の成木には大輪の綺麗な花が咲いて驚いたことがありました。年輪を重ねるにつれて良い花が

      咲くように思われます。

      


古都の香 
紅色、一重筒咲き、小輪

川添紅 − 中部
濃紅色・一重・抱え咲き・小輪

瀬戸千鳥
白色・花弁の先端薄い紅ぼかし・一重小ー中輪.

シルバータワー
白色、蓮華咲きの八重の花。

椿の楽しみ  − 3/5


      本格的に椿の花が咲きだしました。私の庭の花も咲きだし、撮影しないまま花びらが落ちて
      しまっているものもあります。撮影する好機は咲き出しから2〜3日が良いように思えます。

      曇り日か家の中で撮影するように教えていただきました。面倒くさいこともあり、朝方の陽の
      当たらない時間帯を選んで撮っております。さて、接木のほうはいかがですか。

      私は150本ほど接ぎ終わりました。150本といっても台木が150本ではありません。
      接ぎ穂の数です。台木は15〜16本程です。1本の台木に10本前後接いでいますので

      台木の数は少なくて済みます。接木は3月〜4月の初旬まで出来ると思いますが、台木の
      扱い方に注意されてください。鉢に植えられたままの台木に直接接木しますと、台木の水が

      出てきますので活着しにくくなります。ただし台木が取り木であれば、その心配はないかと思います。
      できれば、台木を接木の高さで切って10日後くらいは経過して接がれるほうが心配がないかと

      思われますが。色々な台木の状態がありますので、台木を切って2〜3日は様子を観察されて
      水が流れ出てないか確認すると良いと思います。今日は写真の花をご覧ください。

      夕日は花形と花色はいいですね。少し葉がよじれていますが。月の皇子は良い花と思います。
      多少葉が弱いように思えます。すべて完璧な花を求めてもむずかしいですね。

      3月中に挿し木苗の植替えをしなければなりません。さらに鉢苗の施肥もしなければなりません。
      色々忙しくなります。椿だけでも1年中忙しい気がいたします。      


ロゼフローラグランデ
桃色、一重椀咲き、小輪、多花性

夕日
濃赤色、長筒咲、一重、小輪 、花と葉の
調和が良いです。

月の皇子
八尋晋策氏の発表品種。
桜島月光の枝変わりと聞いております。

四カ村
白色、一重、抱え咲き〜筒咲き、小輪

椿の楽しみ  − 3/5


            氷上の舞 − 五島の椿 − 親不明の自然実生花 

            作出ー命名者 → 岩永 章氏

        
薄桃色、一重の愛らしい花です。自然実生とのことですが、種子からは本当に色々な花が
         見られるものですね。羽衣, 野々市、 マリア様のような色合いかと思われます。

         氷上で舞うフィギュアースケート選手のイメージを思い浮かべ、この名前を付けたと思われます。
         花色の優しさから華麗に舞うスケイターの姿が思い浮かぶようではありませんか。


椿の楽しみ  − 3/3


       五島の白椿2種 − 大川正巳氏

           西海の白妙同様(仮称)五島の大地で白椿2種を発見され写真を届けていただきました。
           自然界というものは私達が想像もできないような不思議な営みを行っているのですね。

           このような偶然の発見と出会う不思議さや感動に表現できない喜びを味わうのではないでしょうか。
           私達の生活も日々の感動とともにあるのだと思います。五島だけでなく自然の美しさに囲まれて

           生活できる喜びは、羨ましいですね。 昨日も述べましたが、種子蒔きや椿の探索等行いながら
           五島だけしか見られない椿の発見と新花の誕生に努力して欲しいと願っております。

           努力しますと必ず報われる日々が待っていると思います。椿友達や周りの人たちを大事にしながら
           感動の日々を過ごしてください。
           


白椿  − 五島
      大川 正巳氏発見

わずかに薄いピンク色が見られるかと思います。
非常に美しい端正な白花だと思います。

白椿 ー 五島
     大川 正巳氏発見

これもまたよく整った白花ですね。
良い名前を付けて大事に育ててもらいたいと
思います。

玉の(乃)浦の自然実生花

五島特有の濃紅色ではありませんが、
庭に植えて鑑賞したいと思います。

      今日も五島より送っていただいた写真の花をご覧ください。玉の(乃)浦の実生の花も色々
      見られます。今日の見返り美人(仮称)も自然実生花ですが、白覆輪が細く私が好きな色合いです。

      大和なでしこ同様育ててみたい椿の1つです。 西海の白妙はヤブツバキとのことです。ツバキの
      探索に山々に出かけましても、白花を発見する確率は少ないかと思います。写真でしか見ておりませんが
 
      花全体から受ける感じでは大変優れている感じがいたします。種子蒔きとツバキの探索は大事ですね。
      最後に沖縄県より3品種送っていただきましたが、香り椿は可憐でいいですね。この花は香り椿といわれる

      品種よりも少し色合いが濃く感じられます。また、蕾が沢山あるのも香椿の特徴かもしれません。
     



見返り美人
(仮称)
       発見者ー川上 宅実氏 
近くの玉の(乃)浦椿の自然実生のようです。
白覆輪がわずかに入り、すっきりとした花ですね。

見返り美人(仮称)
       発見者ー川上 宅実氏 
シベの美しさは見事だと思われます。

西海の白妙 (仮称)
   発見者ー 大津助男氏
五島の大地で発見されたヤブツバキの白花。
椿の探索に出かけましても、なかなか発見

出来ない白花かと思います。閉芯のきりっとした
花形に心うたれる気持ちです。

琉球の香姫 − 沖縄県

最近知人より送っていただいた花です。
小輪の可憐な花です。色々な椿の花の中で
人目を惹きつける感じの花です。

椿の楽しみ  − 3/2


      今日もまた五島の花をご覧ください。これらの花にめぐりあえた喜びを感じております。
      出来れば五島の山々を散策したい気持ちです。おそらくまだみぬ色々な花々と遭遇する

      事が出来るかもしれません。数日前にも白花を発見された写真を送っていただきました。
      できるだけ早くご覧いただきます。これ以上発見できないだろうなんてと思わないで毎年

      観察に出かけてみてください。突然変異や自然交配で新花とめぐりあえるかもしれません。
      色々観察されるにつれて自分自身の美的感覚や鑑識眼も優れたものになっていくと思われます。

      →最近気がついたことですが、玉の浦の字が漢字のではないかという記事をみました。
         私もいつも玉の浦と書いておりましたので、日本の椿花の本などを少ししらべました。

         バッテン玉の浦農林通産省登録品種ですが、と書かれてありました。また、カタログの中にも
         で説明されているのもありました。また、発見者と聞いております平井氏が自費出版されました

         文の中でも玉の浦と書かれていると伺ったことがありますが。私自身全く分かりません。
         現在惜しくも枯れてしまいました玉乃浦の名前はと書かれているほうが多いように思われます。

         色々な過程を経て最終的な名前がつけられたのではないでしょうか。いずれにせよ、この様な覆輪花
         が五島で発見されたことは非常に誇らしいと同時に五島の、いや日本の世界に誇る代表的な椿として

         大事に育てていきたいと思います。バッテン玉の浦は現在なかなか入手しにくい品種ですが、
         錦葉の極小輪で特徴のある品種かと思われます。
       



光陰
 −五島の椿

   作出ー発表者→岩永 章氏


  暗黒色・筒シベ・筒芯の良花。
  
  交配種に利用する予定です。


矢上


発見ー命名者→八尋 晋策氏

暗紅色の筒咲き・一重小輪。数年前に岩永氏より
送っていただいた品種です。春望に似た花色です。


玉の(乃)浦 ー 
五島の椿 

沢山の玉の浦系の花が誕生しております。
一重のこの花も気に入っております。
白覆輪の花もくどくなく、良い状態で見られます。
現在枯れる前の枝を大事に育てております。


青春のかおり


作出者ー命名者→岩永 章氏   

この花は先日紹介いたしました細御前と同じく
一休の自然実生
とのことです。
     
紅色の筒しべ,筒芯、筒咲きの小輪の
感じがいたします。

椿の楽しみ  − 3/1


        今日は五島の椿をご覧ください。発送されてから数日経過しておりますので、本来の花形や色合いが
        少し変化しているように思えます。咲いている状態で撮影するのが最も良い写真が撮れると思いますが。

        これらの花は岩永氏が実生で育てた花です。五島では見ごろを過ぎた花もあり、春の訪れを感じるようです。
        五島の花は花弁の色が非常に濃く、小輪の花が目につきます。これらの花々から毎年新花が誕生している

        ようです。私も数年間種子を岩永氏より送っていただいております。長い道のりのように感じましたが、3〜4年
        経過してからは毎年新しい花が咲き続けてくれますので、とても楽しみでもあります。さらに良いことには

        自分の庭に植えたこれらの花々が自然交配を繰り返し、自宅でも五島と同じような種子を得られることです。
        色々な方々から椿の楽しみ方を教えていただいておりますが、特に新花誕生の喜びを教えていただいた

        岩永氏には感謝しております。現在も椿の仲間達と椿の普及に努力して椿の楽しみを広げておられるようです。
        今日から私は接木を始めました。管理の面で1本の台木に5本〜8本くらい接木して、大事な品種を保存したいと

        考えております。そろそろ接木する時期になろうとしております。楽しみな時期ですね。
        



黄色のマンサク


白花とともに増やしております。


かくれんぼ 
     作出−発見者→岩永 章氏 

濃紅色の筒咲き、筒芯。花弁にわずかに
斑入りの可愛らしい花です。


祷りの女神
     作出者 − 命名者 →岩永 章氏

(紅栄自然実生花)
       
濃紅色一重、 筒咲き、 筒芯、小輪


哀愁
     
作出者 − 命名者 →岩永 章氏

 
濃紅色の筒芯、筒しべ、一重の筒咲きです
筒咲きで、花弁と蕊の色合いの対比が見事.
       
親不明の自然実生とのことです。

椿の楽しみ  − 2/26


      今日は接木について少しお話いたします。接木を始めた頃はほとんどが3月頃でした。しかしながら
      少しずつ慣れてきて、夏や秋にも接木を試すようになり、新芽が伸び始めて固まるまでの時期を除いて

      1年中試したこともありました。今日お話いたしますことは、接木の管理についてです。春の接木は新芽が
      伸び始めますと外気に慣らしながら徐々にビニールに穴を開けて調整していきます。慣れていますと簡単ですが

      初心者にとっては難しいと思われます。しかし秋に行う接木では春の時期まで6ヶ月くらいの期間がありますので
      新芽が伸びる前に少しずつビニールの上部を開けて慣らしておきますと、新芽が伸びても普通の木の新芽と

      同じ状態で新芽を広げてきます。葉がしおれたりする危険性は少ないように思います。写真では新芽をすでに
      伸ばしたり、これから伸ばそうとしております。秋の接木は日差しが弱く、活着も良いように思えます。しかも

      春の管理が簡単で新芽が確実に成長するように感じます。春の接木では外気に慣らす時期が5月の下旬から
      6月の初旬になりますので温度面でも管理が難しくなってくるのでは。これは長い間自分が経験して感じたことです。


右側はすでに一枚葉を伸ばしました。
左側のさつまは長い穂を接いであり
ます。昨年の9月下旬接木。

芽が膨らみ始めてきました。
昨年の9月下旬に接木しました。
スーパー・スターと矢上を接木。

紅栄
庭では何十個の紅栄の花が咲いております。
花の写真を撮るのは難しいものです。
曇りの日か家の中で撮ると良いのですが。
最近はほとんど外で咲いている花を撮って
います。

花弁が小さい梅の花。
黄金梅という花もありますが少し似ております。
黄金梅は成長が遅く大きくなりにくいです。
この品種は成長が良く、太くなります。
小さな花で可愛らしいです。西王母の梅に
接いであります。

椿の楽しみ  − 2/26
 
       梅や椿が咲きだし、今日はドライブに出かけて椿や梅の花を観賞してきました。
       この時期は挿し木を中心として作業しております。暖かな地域ではすでに接木

       をされている所もあるかと思います。3月の中旬くらいから始めようと考えております。
       庭では椿の花が咲き始めております。特に私の好きな紅栄が満開の状態です。

       紅栄は挿し木苗が150本ほどあります。大きな鉢に色々な品種を植えて庭を椿の鉢で
       飾ろうかと思っています。今日も椿と梅の花をご覧ください。

    



紅栄 − 五島産
今年はこの紅栄を150本挿し木で育てています。
鉢に各種類10本ずつ植えて、豪華な移動でき
鑑賞できる鉢を10鉢くらい考えております。
一鉢に50本くらい植える予定です。

道知辺
うす桃色のすっきりとした花です。
さわやかさもあり、好みの花です。

見驚
梅やその他の植物も同じ名前が沢山付いています。
この見驚もそうです。

椿の楽しみ  − 2/22

       今日は2回目の掲載です。近くの川辺の花です。すべて川辺の花です。名前は分かりますが、何年もの間
       種子が落ちて新しく誕生した花かもしれませんので、友達にあげたり、名前を付けることは避けております。

       これらの花は種子を蒔いて新花を作り出す為に利用します。色々な花が咲き乱れておりますので、種子を
       蒔き新花の誕生には大いに期待が持てます。さらに赤花や白花は挿し木をして台木として使います。

       椿園以外にこのような椿が近くの川辺に植えられているのには驚きです。すでに20品種以上の挿し木苗
       を育てております。色々な花を庭で育て自然交配による種子を蒔き、新花の誕生を夢見ております。

   川辺の花は大体分かりますが、万が一のことがありますので、絶対に人に渡したり、名前を付けて増やす事は
      絶対にしてはいけないと考えております。これらの綺麗な花は自分で楽しんだり、種子を蒔いて新花を誕生させれば
      同じような花が期待できるからです。私はこれらの種子を蒔いて何十本と苗が出来ており、2〜3年後に花が
      咲く状態です。全国で同じ名前の花が数品種見られます。これは良いとしても、近くで咲いていた花を増やし
      本などで調べ、大体この花ではないかと名札を付けて外に出すことだけは避けたいですね。
      


川辺の椿

川辺の椿

川辺の椿

千羽鶴ー自宅の椿
私の好きな花です。相当の太さになっております。

椿の楽しみ  − 2/22

      厳しい寒さにもかかわらず、椿や梅の花が咲き誇っております。さらに庭では黄色のマンサクも咲きだしました。
      すべて自分で接木をして咲きだしたものばかりです。椿の品種も沢山ありますが、梅も多いですね。

      梅の種子を蒔きだして4〜5年経過しますが今年から咲きだしました。梅の種子を鉢に蒔き肥料を与えているだけです。
      椿よりも簡単に思えます。毎年6月10〜15日ごろ種子を蒔いております。数年後には枝垂れ梅の実生が10本くらい

      咲きだしそうです。マンサクもいいですね。黄色や白、赤など変化に富んでいます。白のマンサクは秋田の人から譲り受け、
      秋田の山で自生していた木だそうです。種子を蒔いたり、接木したり、挿し木しながら仕事以外に暇な時間を過ごしています。

      最初は花が咲くまで時間がかかるのではと、ためらいがちですが、色々他の事をしているうちに、あちこちで色々な植物が
      咲きだしてきます。失敗しながらも、色々試しているうちに自然に増やし方の技術を習得できるようになりました。

      椿に限らず他の植物にも応用でき、生涯楽しむことが出来る最高の趣味であると感じております。


接木3年生
種子を蒔きその種子苗を台木に接木して3年目。

接木3年生
品種名は分かりませんが、次々に色々な
梅の花が咲きだしました。

接木3年生
梅と椿の庭も風情があり、この時期は楽しみです。

瀬戸千鳥ー岡山産
接木して7年経過しております。

椿の楽しみ  − 2/21

      寒さもまだ厳しいですね。接木には早すぎますので、少しずつ挿し木をしております。以前にも紹介いたしましたが
      今行う挿し木は夏挿しと違い挿し穂の長さが違います。すべて10cm以上あります。葉は5〜6枚残して挿してあります。

      写真でお分かりのように隙間もないほど挿してあります。この時期は太目の挿し木に適している感じがいたします
      細雪は良い花ですね。写真の感じはいかがですか。白花はそれほどヒット作品は少ないようですが、白花も清楚で

      品があります。十里香は白色の一重、平開咲きで(極)小輪です。 香りはそれほど強くなく、蕾がよくつきます。
      挿し木や接木も楽しめますが、空いている土地がありますと、成木に育て油や早咲きの枝を販売するのも夢があり

      やりがいがあると思います。種子を蒔くことや、あちこちに出かけ色々な花々を観察し特徴のある花を見つける事も
      必要になると思われます。切り花として道の駅や自由に販売できるお店屋でこの時期に出されるのも椿を育てる

      楽しみの方法かと思います。切り花ならば、それほど管理も必要ないと思います。梅の花等と一緒に育てられると
      違った道が開かれてくると思います。
   


最近の挿し木
一鉢に30本近く挿してあります。

細雪
感じの良い花ではありませんか。1年目の
接木です。

十里香
香りはそれほどでは、ないように思えます。
蕾が沢山つきます。


椿の楽しみ  − 2/15

      椿の花が咲きだしました。近くの山や丘、公園等行きますと、綺麗な花が咲き始めました。
      園芸品種も混じっていると思われます。完全なヤブツバキであれば良いのですが、園芸

      品種が混じっていますと、名前の確認に困ります。とにかく似ている品種が沢山あります
      ので、完全にヤブツバキである花以外は増やしながら、自分で確認し、友達や生産業者

      等の人たちにもお願いして確認していただいております。いい花だと名前を付けて増やし
      増すと同じ品種があちこちに出回りますので、注意が必要かと思います。種子苗を蒔いて

      新花を誕生させるのが、最も安心です。ヤブツバキでも必ずその花が他で出回っていないか
      確認することにしています。誰かがその枝を持ち帰り増やしているかもしれないからです。

      小田原ヤブ椿は色が濃く咲きだしは見事だと思います。開花するにつれて少し花弁が平開
      してくるようです。交配種には向いていると思います。私も増やしております。小泊も好きな花です。

      枯れそうになりましたが、枝を短く切りましたら胴吹き芽が出て助かりました。梅も実生が少しずつ
      咲きだしそうです。梅、椿、桜と、これからは綺麗なな花で楽しめそうです。


近くの川辺の椿
園芸品種であると思います。
はっきりしない花は自分で楽しむだけに
しています。


小田原ヤブ椿
濃紅色、一重、中輪
色が濃く交配に適しているのでは?

小泊
濃紅色、一重、筒咲き、小輪、長崎産

紅千鳥
庭木に接木、接いだ梅ノ木は茶青梅
椿同様1本の木に数種類接いであります。



椿の楽しみ  − 2/15

      そろそろ台木を作る為に挿し木の準備をしております。 写真の右側の挿し木は昨年の10月に挿し木したものです。
      鉢に挿してそのまま外で管理しています。この寒さの中、全く1本も枯れておりません。ある程度太目の枝を挿しています。

      接ぎ穂みたいな細い枝はこの冬季には向かないかもしれません。小指以上の太さの枝を挿しております。3月〜4月になりますと
      比較的細い枝でも発根いたします。この時期の挿し木(秋〜冬)は太目の挿し木が発根しますので、台木の挿し木には向いています。

      今日の花は好きな花です。玉霞はもう少し絞りが入ります。班とか絞りはきちんと出にくいですので、色々な花が見られます。
      細雪は良い花ですね。まだ咲き始めですが、昨年の夏に接木したものです。実生の苗が沢山鉢植えにしてあります。
      
      これからは1ヶ月間挿し木を行い、3月からは接木、 3月下旬〜4月にかけて取り木を行う予定です。椿の趣味家や愛好家
      の人達には楽しみな季節になります。
      


乙姫
三河数奇屋に斑が入った花です。三河数奇屋
は別名吉良侘助と呼ばれています。

玉霞
吹きかけ絞りや小絞りが入ります。
抱え咲きの一重小輪。古金欄とともに好きな
花です。この花は絞りが少ないです。

細雪
白色、一重やや抱え咲き、小輪、1〜4月
接木1年目です。実生苗が増えております。

昨年の10月の挿し木
すでに4ヶ月経過しております。




椿の楽しみ  − 2/11


     非常に厳しい寒さです。運動不足にならないようにデパートなどに行き、1階〜五階を往復
     しながら歩いています。この寒さでは蕾も傷んでしまうかもしれません。咲き始めましたら

     すぐに撮影するようにしております。接木は3月に入ってからのほうが無難ではないでしょうか。
     暖房施設の温室がありますと、この時期でも可能かと思われますが。3月から4月の初旬ぐらいまで

     接木が可能だと思えます。この時期には挿し木を行っております(台木用として)。少し太めの枝を用いて鉢で
     管理しています。2月〜3月の中旬頃まではビニールで寒風を防いでいます。4月頃からはビニール

     の上部を開けて管理しています。台木用でなく花を見るために新芽が開く前の枝を4月初旬にも挿し木をしております。
     この数年は4月の初旬に挿す園芸品種の枝は細いですが、ほとんど活着しています。

     挿し木や接木を何回も行い2月から10月まで楽しんでいます。大事な品種は接木と挿し木の両方で行いますと
     安心できると思います。

     
       


吉備
淡桃色、一重、小輪(岡山)

隼人の舞?で購入
白覆輪は見られますが、少し違うと思われます。
紅の縦絞り等が見られません。


椿の楽しみ  − 2/10


      最も寒い時期かもしれません。それでも椿や梅の花が咲きだしました。写真の花は松江の村下です。
      数日前にご覧いただきましたが、良い写真ではありませんでした。今日は雪や寒さにもめげず、綺麗な

      姿を見ることが出来ました。村下は名前の呼び方や由来については以前説明しました。他のブログでも
      説明されています。製鉄の現場の長(おさ)花色は製鉄の火の色になぞらえたと説明されています。

      筒咲き、筒しべ、侘芯の良い花ですね。私の安いデジカメでも綺麗に撮れております。梅の花は接木です。
      茶青梅ともう1つは名札が外れてしまいました。現在梅の種子を毎年蒔き今年から咲きだします。

      梅の実生も面白いと思います。以前お話いたしましたが、梅も150品種ほど育てておりました。現在残って
      おりますのはわずかです。緋梅性と野梅性など10品種程度です。これからは実生の花を楽しんでいくつもりです。


村下
朱紅色の良い花ですね。

村下
出雲大社藪椿とともに松江を代表する椿ですね。
神立の紅金亀山とともに好きな花です。

茶青梅 − 青白い色合いです。
八重の茶青梅もあります。

名前は? 緋梅性だと思います。
少し鈴鹿の関に似ておりますが?



椿の楽しみ  − 2/4


     今日は1日中雪が降り続いていました。庭の椿の花にメジロが朝早く見られました。この寒さで
     花が傷んでしまうのではないかと心配です。ちょうど咲き始めてきましたので。

     数日前から名札を確認しながら、薄くなりました品種名を書き直ています。名札が消えましても
     花を確認しますと分かりますが、同じような花がありますので、名札だけは注意しております。
    
     一度間違って友達に苗や穂木を譲ってあげますと、多くの人たちに渡る可能性があります。
     名札とともに気をつけていますのは、ウイルスの問題です。接木により次から次へと感染する

     心配があります。接木の際は接ぎ穂、ナイフや台木には十分注意しています。それでも時に
     咲いている花に班入りの花が見られる時があります。挿し木ですと心配がないと思われます。

     斑入りの台木に接木して新花の誕生を試みています。 この場合は最初から斑入りとして心得て
     いますので心配がありません。自然に斑入りの花が広がるのは出来るだけ注意したいですね。

     今日の写真の中にも村下が斑入りの台木です。綺麗に班が入りませんでした。現在斑入りの
     台木に色々な花を接木して新花作り出そうとしています。特に黒系統の花に接いでおります。

     黒系の花に綺麗に斑入りの花が咲くと見事だと思うのですが。種子を蒔いて新花を誕生させる
     のと同様楽しみにしております。
     


伊予侘芯
濃紅色、一重猪口咲き、小輪

斑入り村下
ウイルス入りの台木に接木。綺麗に斑が入って
いません。

仮称 ( 春の訪れ )
五島のヤブツバキの種子を蒔いて5年。
小輪で可愛らしい花です。

高台寺
桃色、一重筒咲き、細芯



椿の楽しみ  − 2/4


       玉の浦の種子を蒔きますと、いくつかは玉の浦に似た花が誕生いたします。現在一重八重を含めて
       相当誕生しているものと思われます。カタログに記載されていない花も多くあると思います。

       椿全体でも相当数の品種が個人で所有されていて、私達の目に触れないでいると思われます。
       その中にはびっくりするような花が沢山あるようです。すべて世に出すことなく、自分だけで

       ひっそりと眺めて育てることも楽しいかもしれません。それには、この椿はどの花にも劣らず
       素晴らしい花だと思える鑑識眼が必要になると思います。多くの花を観察して見ることが大事

       になりますね。椿の探索に行かれ、何か特徴のある花を見分けられる目を持ちたいものです。
       いつもお話いたしますが、販売を目的にしなければ、種子を蒔かれ一生新花を楽しむことが出来ます。

       出来るだけ継続しながら、多くのことに挑戦していく過程で多くのことを習得する時期が来ると思います。
       今日ご覧いただく花は住之江と太郎冠者です。太郎冠者は楽しみな品種ですね。木が成長しますと

       種子がいくつか見られるようになります。その種子を蒔かれますと侘助の誕生が期待出来ようになるのでは。
       台木作りでは2月から挿し木を行っています。秋には接木が出切るようになります。30本程度挿す予定です。

       太さは小指から親指と人差し指を丸めた太さくらいまで挿します。夏の挿し木と違い100%ではありませんが
       60&〜70%くらいの確率で発根しております。多少小枝が付いている枝を挿されると良いと思います。


住之江
鮮紅色に白覆輪、一重、筒咲き、小輪
沢山の玉の浦系の花が見られます。

太郎冠者 − 挿し木
昨年の2月10本位挿した中の1本です。
この品種の種子を蒔かれると楽しみです。

黒龍の挿し木 − 2月挿し
枝をもらい台木として挿しました。
枝を2〜3本付けて挿されるといいですね。


椿の楽しみ  − 2/3

       挿し木苗や接木苗を何j本も一緒に鉢に植えますと困ることがあります。まとめて植えますので 
       管理が楽になりますが、肥料を与える時に問題が生じます。肥料を与えます時ある程度根から

       離れたところに置きます。油粕にしても、水で丸めて鉢の周りに3箇所くらい根から離れたところに
       置いて管理します。(あるいは油粕をある程度手に取り軽く水をかけて陽に当てて固めます)

       まとめて何本も1鉢に植えますと肥料の置き場がなくなり、無理やり油粕や固定肥料を置きますと
       枯れる原因となることがありました。面倒でも挿し木苗などは2年目で1本1本鉢に植えかえした方が

       成長が早いと思います。固定肥料のほうが値段が高いと思われます。生産業者の方々は挿し木苗
       を2年生苗や3年生苗で販売しております。私は3月下旬から5月下旬位まで肥料を与えて管理しています。

       多少肥料を施す時期が前後するかもしれません。今日ご覧いただく花は昨日ご覧の紅栄と肱川紅、祝の盃です。
       紅栄はだいぶ開花しました。長筒咲きの花です。 肱川紅は愛媛県より入手しまして20年位経過しております。

       現在も咲いていますのは庭木に接木したためです。毎年咲き続けています。白斑の入る綺麗な花です。愛媛の花は
       30品種以上接木し保存しました。現在どのくらいあるか分かりませんが、花が咲きだしますと名札を見て

       愛媛の花が咲きだしたと思いだします。松江と同様に愛媛県の椿も綺麗な花が沢山あります。最後の祝の盃
       新潟より入手して20年経過しています。やはり庭木に接木してあります。鉢で育てていましたら、おそらくほとんど

       枯らしていたと思います。朝出勤して家に帰るのは夕飯時ですから。接木の技術を習得した事が大いに役立って
       おります。とにかく10年くらいは無我夢中で接木を行いました。真冬の挿し木も同様です。失敗しながら諦めない

       事が大事かと思います。どのような台木にも(根、実生苗の1年目〜庭木の相当な太さまで)接木ができるのでは?。
       もし近くに接木をされる方がおられましたら、最初は教えていただいたほうが良いかと思います。


紅栄
昨日より開花し始めました。
五島の花色は全体として濃く輝いて見えます。

肱川紅
暗紅色地に白斑、一重咲き、小輪。
もう少し白斑が綺麗に見られる花もあります。

祝の杯
赤色に白斑入り、一重盃状咲き
20年以上我が家で育てております。


椿の楽しみ  − 2/2


      だんだんと暖かくなってきました。車で出かけますと、あちこちに椿の花を見かけるようになりました。
      これからの時期は少し太い枝を挿し木して台木作りに取り組む予定です。小指から親指大の枝を

      挿し木しております。20cm前後の長さの枝を挿しています。相当太い枝でも発根しております。
      枝を求めるのは比較的楽ですので、近くの山に行き、枝を10本〜20本程度切って挿します。

      また、園芸品種で剪定してもよい枝を挿し木をすると楽しみだと思います。台木用としての枝は
      2〜3枝分かれしている枝が良いと思います。接木する時数品種接木が出来変化に富んだ接木

      苗ができるからです。単なる1本の棒だけでは面白みがないのでは。取り木や挿し木による台木作りは
      簡単で購入する必要がありません。今日ご覧いただく花は増やし続けている品種です。

      松江の村下はいい花ですね。小輪の濃紅色の花です。出雲大社藪とともに盆栽に良いと思われます。
      紅栄は何度もご紹介しています。私が好きな花です。取り木や挿し木接木と増やし続けております。

      伊豆大島の藤侘助も長年育てております。侘助としては良い花色ではないかと感じております。
      


村下 − 松江産
濃い紅色のとても素晴らしい花だと思います。

紅栄 − 五島産
開花する前の状態です。

藤侘助
伊豆大島 − 桜椿園より購入

椿の楽しみ  − 2/1


     私は庭木に色々な品種を接木して管理を楽にしております。最初は接木が大変でしたが
     次第にコツを覚えて、大事な品種を保存出切る様になりました。庭木への接木は

     幹と枝を数本残し、枝は短く(10cm〜15cm)切り詰めて、接木をします。幹の頂点に
     5〜6本、3〜4本の枝にも5〜6本合計20本〜25本位1本の庭木に接げると思います。

     注意すべきことは穂木にウイルスが感染していないことです。白斑の枝は絶対に使用
     してはいけません。接ぎ穂として使用するとき、枝全体に少しでも班が入っていないか

     確認する事が大事かと思います。また、接木後に日除けが大事です。3月から4月にかけて
     ビニール袋の中はかなりの暑さになります。少し大き目の支柱を各枝につけて水滴が

     接ぎ穂に落ちないように管理しています。今日ご覧いただく花は3品種です。意宇の里
     読み方が難しいですねー(おうのさと)ー 島根県出雲地方にあった神話の里とのことです。

     王冠も紅覆輪の花で好きな花です。飛天は吹きかけ絞り〜小絞りの感じの良い花です。

 接木ナイフと剪定ハサミも気をつけなかればなりません。ナイフは2本用意し、班入り用のナイフ
    と区別して使用しています。はさみも2つ使用しています。注意しませんと、だんだんと接木苗に

    斑入りの葉や花が見られるようになってしまいます。販売されている苗にも斑入り葉や斑入り花
    が確認出来ます。出来るだけ最新の注意を払ってハサミとナイフの管理をしたいと思います。

     


王冠
白地に覆輪、一重咲き、大輪
日本錦の枝変りー肥後椿

意宇の里
濃桃底白一重筒咲中輪 2月〜4月咲
春曙紅の実生。ほのぼのとした花です。

飛天
白〜極淡桃色地、紅色吹掛け〜小絞り、 割りしべ 
ダイヤモンド・ヘッドの実生。


椿の楽しみ  − 1/29


      2月もすぐですね。これからは、あちこちに椿の花が咲きだし写真を撮ったり、花を活けたり
      切手にして楽しむなど、椿の愛好者にとっては楽しみな季節になります。

      前回はネイミングの付け方について私が大切と思われることをお話いたしました。自分で
      楽しむには、何か思い出になる名前で良いかと思います。 生産し販売する場合は少しネイミングは

      大事になるかと思います。現在何千品種もありますので、困ることもあるのでは。ネットなどで名前の確認
      をすることも必要になりますね。この時期の椿の作業はあまりないかと思われます。水くれなどは

      午前中早めに終わりたいですね。また、病虫害などの対策も大事です。椿の本やネットなどでも説明されて
      いますのでご覧ください。石灰硫黄合剤はこの時期に多く使用されているようです。

      今日ご覧いただく花は3品種です。強く剪定してありますので、それほど蕾は見られませんが、庭では少しずつ
      花が咲きだしております。春の訪れも近いかもしれません。 


近くの丘で咲いていた花
獅子咲きで班入りの花です。おそらく園芸品種
かと思います。

ベトナメンシス
白色、一重咲き、中輪、香りあり

錦初釜
大阪の椿→錦初釜ー白色・赤縦絞り・抱え咲き・小輪
花の特徴は白色の赤の縦絞りが入り抱え咲きです。
松浪イワラジエンシスとの種間雑種とのことです。


椿の楽しみ  − 1/28


      1月も下旬になりました。早いものですね。あと1ヶ月しますと地域により接木が出来るように
      なると思います。鉢苗を台木にする時の気をつけることは、台木を10cm前後に切っておかれた

      方が良いように思われます。これから春にかけて幹を切りますと台木から樹液が流れてきますので
      活着しにくくなるとおもいます。そのために、接木1ヶ月以上( 安全のため )前に台木を接木する

      高さのところで切って準備されたほうが賢明かと思います。もうひとつ、この時期では揚げ接ぎよりは
      鉢に植えられている台木を利用したほうが成功率は高くなると思います。もしも、鉢に植えられてなければ

      早めに台木苗を鉢に植え替えて準備される事をお勧めいたします。植替えの時できるだけ根に付いた
      土を付けたまま鉢に植えて3月中旬以後接木されると良い結果を得られると思います。鉢苗の準備は

      昨年の10月頃までに完了されておくと良いと思います。色々な接木の方法があると思いますが、
      鉢に植えられている台木を用いて、1ヶ月前位に台木を切り、樹液が流れ出るのを確認して接木されると

      良いと思います。今日ご覧いただく花は紫式部はもう少し紫色に咲くこともあります。奈良の椿寿庵さんには
      清少納言という品種もあります。百合姫はふくらみがあり、比較的筒咲きの大きな花です。花びらも肉厚

      で庭木として見ごたえのある花かと思われます。紫式部とか清少納言というネイミングは歴史を感じさせる
      名前で良い感じがいたします。これからネイミングを付ける時は難しいですね。すべての品種の名前を確認

      してできるだけ重複を避けなければなりませんので。絶えず本やテレビ、歌詞、漫画、歴史書等を見てハットする
      言葉を書きとめ、それらをそのままでなく、上手く組み合わせながら短い言葉で表現されるように工夫されると

      良いのではないかと思います。なかなか人の心に響く言葉をつけるのは難しいですね。


紫式部
紫紅色 一重筒咲き 極小輪。

百合姫
白色、 一重、 長筒咲き、 大輪



椿の楽しみ  − 1/25


      椿がヒットするかどうかは多くの要素があると思います。また、人により好き嫌いもあると思います。
      自分が好きな花が一番良いと思います。私は今所有する品種と自分で種子を蒔いて作出する

      新花を主に楽しんでいきたいと思います。さらに五島を含めて色々な地域の椿仲間との交流で
      椿の情報を交換しながらお互いに知識を広めていきたいと考えております。

      現在相当数の品種が出回っています。この事を考えてみますと、種子を蒔きゆっくりと新花の誕生を
      楽しむ方向で椿と接するのも、ひとつの方法かもしれません。今日ご覧いただく祝い鶴は中部の

      品種です。良い名前をつけたと思われます。以前ネイミングは大事な要素であると述べました。
      名前により購買心をそそったり、1本庭に植えてみようと思う気持ちが湧いてくるのも確かかも

      しれません。ある程度誰もが分かり、心豊かなイメージが湧き上がる名前が大事かと考えております。
      最も厳しい寒さの時期ですので、風邪にはくれぐれも気をつけてお過ごしください。
      


祝い鶴
淡桃色・底白・外弁は紅 ぼかし、一重抱え咲き
ネイミングが良いと思います。多少覆輪が見られます。

香妃
淡桃色、八重咲き、小輪 、香り椿

桃割れ
唐子咲きはあまりヒット作品が少ないと聞いて
おりますが、このような花も変化があり、いいもの
ですね。


椿の楽しみ  − 1/19


     以前お話したことがあるかもしれませんが、何かの原因で枯れそうになりましたら(水のかけ忘れが多いと思いますが)
     幹を短くして枝も切りますと復活する可能性があります。今日ご覧の小泊も葉が全滅して幹を短くして管理しましたら

     枝が伸び始めました。水かけを忘れ枯れそうになりましたら試してみてください。大事な品種が生き返ることがあるかも
     しれません。水に1〜2日浸して管理してください。今日ご覧いただきます花はすでにご存知の花かと思います。

     姫侘助は長い間ほとんど感心がありませんでしたが、今年咲いている花を見ましたら、なかなか良い花だと思えました。
     庭に植えておきましたので、なくならないですみました。ことじは濃紅色の早咲きの花です。時に白斑が入ることがあります。

     小泊は小輪の花です。色々な品種を集めて植えてあります。庭に植えるか、1本の庭木に相当の品種を接木して保存して
     おきますと、枯れずに、どこかで花を咲かせてくれますので、ほっとするときがあります。鉢を増やしますと管理が大変ですので

     工夫をして管理しなければと考えております。あまりに多く集めすぎてもいけませんね。珍しくこれはという品種を主に集めて
     増やしすぎないように管理することも必要かと思います。


姫侘助
淡桃色、桃色の縦絞り、一重咲き

小泊
濃赤色、一重筒咲き、小輪(長崎)

ことじ
濃赤色、一重ラッパ咲き、中輪秋咲き


椿の楽しみ  − 1/16


      寒いですね。それでも椿の花は徐々に蕾を開き始めております。私は絶対枯らしては
      ならないと思いあちこちに接いだり挿して1本は残るようにしてあります。

      時々すべて枯らしてしまったと、がっかりしていますと、違う場所で花が見られ安心した
      事がしばしばあります。鉢植えだけですと枯らす心配もありますので、庭植えも必要かと

      思います。今日の花は庭で咲いている花です。夢と蔦紅葉は私の好きな花です。また、湊晨侘助
      も小輪であちこちに増やしてあります。桃割れは唐子咲きで松江の品種です。



蔦紅葉や葵の上と兄弟種と言われています。
この種子を蒔いてみると面白いと思います。

湊晨侘助そうしんわびすけ
玉の浦のミニみたいで綺麗です。
岩永氏のダイヤモンドリングも同様にミニです。

桃割れ
日本髪の桃割れからつけられたと聞いています。
松江の椿で15年くらい前に送っていただきました。

椿の楽しみ  − 1/13

五島より − 今年の新花 ー 岩永 章氏

      昨日に続き五島の新花をお届けいたします。初めて種子を蒔かれて新花が咲いたときは
      長く待ちわびた嬉しさと感動で、椿をやっていて良かったと誰もが感じるのではないでしょうか。

      挿し木や接木とともに新花作出は椿を趣味とする人たちにとっては誰もが望むことではないでしょうか。
      私が種子を蒔きだしましたのは、五島の岩永氏の影響を受けたからです。それまでは、挿し木、接木と

      明け暮れていました。新花作りに興味を持ち始めましたのは岩永氏と知り合ってからでした。それからは
      毎年五島の種子を送っていただき多少の失敗を重ねながらも、どうにか種まきから花が咲き始めてくれました。

      ここで悩んだことがありました。色々な書物や椿仲間の人たちから得た情報では、親以上の花を咲かせることは
      なかなか難しいという話でした。そこでヤブツバキの素晴らしい品種を集めて自分の庭で種子を集めなければ

      見事な花は望めないと思い、岩永氏に種子を頼んだ次第です。知り合いの人の話では1万〜3万個種子を蒔いて
      わずかしか納得できる花の誕生はないかも知れないよ、と言われました。いろいろなことを総合して、

      沢山の品種が植えられている場所の種子や綺麗なヤブツバキを沢山作出している人の種子に的を絞り
      現在種子を集め続けております。近くに生産業者や椿の趣味家あるいは椿が沢山植えられている公園がありましたら

      種子を求められて蒔かれてみてはいかがでしょうか。1つの果実から10くらいの種子が得られることがあります。
      3〜4年後に夢を託してみてください。その夢が椿の楽しさをさらに増してくれるものと思われます。


黒潮のたより(仮称)
濃紅色、筒咲き、小輪ー自然実生

大晦〔おおつごもり(仮称)
濃紅色、筒咲き、小輪ー自然実生
椿の写真は撮る時期により

かなり違った印象をうけます。

今日の写真は蕾から咲きだしの

状態です。よく言われますことは

咲いている花を見て求める方が

確かですよと。咲き出しから咲き終わり

まで確認して求められると確かですね。



椿の楽しみ  − 1/12


五島より − 今年の新花 ー 岩永 章氏
     
        数日前に五島より自分で蒔いたり、自然に落下した種子より新花が誕生したそうです。
        同じ親から誕生しても、すべてどこか違っていますね。種子を蒔く楽しみはここにあるのでは。

        今日岩永氏から送られてきました花はすべてが小輪でシベの綺麗な花です。
        葉も小さく綺麗です。 そろそろ各地で花が咲きだしてくると思います。もし変わった花が

        咲いていましたら、枝を持ち帰り挿してみてください。挿し方は夏の挿し方と同じです。ビニールを
        2枚にするとか、温かな場所で管理するとか工夫しながら管理してみてください。失敗しても

        3月にもう一度挿し木するか、接木してみてください。 1本成功すれば増やせますので。
        では五島の椿をご覧ください。


移り香(仮称)
濃紅色、筒咲き、小輪ー自然実生

美少女(仮称)
濃紅色、小輪ー シベの綺麗な自然実生

なかよしこよし
濃紅色、筒咲き、小輪ー自然実生

椿の楽しみ  − 1/5

         取り木した枝から花が咲きだしました。取り木のよいところは挿し木の5年生〜8年生くらいの
         太さの枝が1年で得られるところです。そのまま鉢植えにしても、また色々な品種を各枝に接ぐ

         台木としても便利です。取り木による鉢苗作りは短期間で花がみられますので有効な手段に
         思えます。この取り木と2〜3月に行うある程度の太さの挿し木は台木として便利だと思います。

         今日は庭で咲く下の写真をご覧ください。白花も清楚でとても好きな花です。それでも白系統の
         花は比較的目立たないせいか、注文数が劣っているようです。ピンク系統や赤花あるいは絞りの

         花に注目が集まっているのでは?玉の浦等も依然として人気があるようです。色々な品種を集められ
         自然交配による新花作りも面白いと思います。数年後から毎年どんな花が咲くか期待が膨らみますね。

         種子を集められるときは、ある程度色々な品種が混植されている場所から集められるといいですね。
         新花作りに没頭されますと、夢と希望に満ちた毎日を送られるかと思われます。とにかく種子を

         蒔かれることは、さらに一歩、2歩椿の魅力に引き寄せられることになると思います。がんばってみましょう。
      


月照
とてもシベが綺麗な整った花ですね。
おそらく中部を代表する花ではないでしょうか。
庭木の取り木です。

紅華
紅色、八重の中輪、大阪

10年前に大阪から入手しました。

白西王母
白色 一重 筒咲き 筒しべ 小輪
西王母の自然実生と言われております。
庭木の取り木です。

椿の楽しみ  − 1/5

       椿と梅の花を育てて20年近くなりますが、ここまで長続き出来ましたのは、冬の寒さにじっと耐えて
       美しく咲き誇るその姿に心うたれる何かを感じたからだと思われます。どのような困難にもくじけず

       未来に夢を持ち続ければ、必ず実を結ぶんだと自分に語りかけているように感じたからだと思います。
       椿を通じて多くの友達の輪も得られ、色々学ぶべき事柄も多く与えていただきました。椿に感謝です。

       今日も五島の椿をご覧ください。五島の大地から春の足音が聞こえてくるようです。皆様方も是非
       種子を蒔かれて自分だけの新花を誕生させてみてください。未来を見続けることが大事かと思います。
       


五輪の歌姫 
発見者→坂谷 一義氏 命名者→岩永 章氏

鮮紅色、筒芯、筒しべ、一重筒咲き

春望
発見者→出口敏章氏 ー 命名者→岩永章氏

濃いあるいは暗赤色の色彩で、
一重の筒咲き
です

春祭
      作出ー命名者→岩永 章氏

     濃紅色・筒芯・一重・小輪

褒章( ほうしょう )
    作出・命名者  川口 れい四郎   

五島ヤブ椿の美 春望 の自然実生花。濃紅花
一重、 筒咲き、筒芯、の極小輪。

焼け野の雉(やけののきぎす)
 
発見者坂口 栄氏 命名者岩永 章氏

この花は五島のヤブ椿とのことです
濃紅色の筒しべ、筒芯、筒咲き〜ラッパ咲き

鷺浦(白花
   作出者ー命名者→岩永 章氏

小輪の一重筒芯、玉之浦実生花

雪ん子  

藤田友一氏が育てていた椿と聞いております。
玉の浦とともに藤田氏を思い浮かべる花であります。


椿の楽しみ  − 1/3

       暖かな良いお正月ですね。箱根駅伝を見られた方々も多いかと思います。
       私もテレビで2日間みておりました。ゆっくりと休むことが出来ました。

       今日も五島の椿をご覧ください。より多くの椿の花をみることにより自分の
       鑑識眼や美的センスを高めることにつながると思われます。椿の探索や

       種子を蒔き多くの花を見比べるチャンスを得ることは大変大事な勉強だと
       思われます。これから色々な花が咲きだします。椿の花を色々な角度から

       学び取る良いチャンスかと思います。出来るだけ多くの花を観察してどのような
       花が総合的に美しいと感じるのか学びよい機会だと思います。人により価値判断

       が違いますので、こうでなければ、花の価値がないという事はないと思います。
       どのような花も育てている人が、これは良い花だと感じ取れれば良いと思います。

       しかしながら、ある程度美の基本的鑑賞基準はあるのではないかと思います。
       このような花でなければいけないと思わないで、楽しむ気持ちと美を追求する気持ちの

       両方を持って接して欲しいと思います。実をいいますと、見事な花だけがヒットする要素
       ではないからです。色々な要素が絡み合って総合的に美をかもし出すのだと思われます。

       人間の価値も色々な要素が備わっていなければなりませんね。栄養素も同じだと思われます。
       幅広い考え方が大事だと思います。では五島の花をご覧ください。

       


晴れ着 五島産
             
   
→岩永 章氏

見事な色合いと筒芯で筒咲き
の花です。


かくれんぼ 
        →岩永 章氏 

濃紅色の筒咲き、筒芯。花弁にわずかに斑入りの
可愛らしい花です

花嫁御寮
発見者本藤 靖氏命名者岩永 章氏

 鮮紅色の筒しべ、筒芯で、一重の小輪

叡建寺の赤(エイケンジのあか)
        
           →坂谷一義氏

この花の特徴は鮮紅色の一重、筒咲き
筒しべ
です。小輪(花径4.0cm)

五島のブドウ椿

上五島 − 前田 賢実氏より

一箇所に10〜12の蕾が付いております。
   

五島の娘(島の娘)
           
           → 泉 松市氏
      
一重、筒咲きの小輪。鮮やかな紅色で雄しべは
細い筒状。

矢上

      →八尋 晋策氏

    暗紅色の筒咲き・一重小輪
    種子が普通の種子より大分大きい
    特徴があるそうです。

花咲く未来
 
白色、一重、やや筒長咲き。

我が家で咲いた自然実生です。



椿の楽しみ  − 1/1


      新年を迎え良き年を過ごされていることと思います。本年もよろしくお願いいたします。
      新年を迎えて五島の椿をご覧ください。すでにご紹介しました品種ですが、再びご覧ください。

      私も4−5年の間種子を蒔き続けておりますので、出来るだけ新花をお届け出来ると良いのですが。
      岩永氏と椿の仲間達の新花もお届けしたいと思っています。接木や挿し木、庭木への呼接ぎ

      種子蒔き等色々経験してまいりました。今年も目標を設定してがんばるつもりです。
      今年も皆様方が健康でより多くの椿仲間の人たちと色々語り合いながら、良き時間を過ごされる

      事を願っております。五島の椿をご覧ください。
      


ダイヤモンドリングー岩永 章氏

玉の浦自然実生。細覆輪の小輪花。

祷りの女神ー岩永 章氏

濃紅色一重、 筒咲き、 筒芯、小輪
紅栄自然実生

御来光 ー 岩永 章氏   

鮮紅色、筒咲き
           

箱入り娘岩永 章氏

薄桃色の筒咲き、筒芯

春のなごり
 
発見者本藤 靖氏命名者岩永 章氏
 
紅色の一重、筒咲き、筒芯、筒しべです。

プリンセス マコ

発見ー命名者
 
田中 範彰氏

濃紅色、 芯の綺麗な小輪の花です。

望洋
      命名・発見者→ 田中 範彰氏
濃紅色・筒芯・一重・小輪

間伏ー 田中 三義氏

濃紅色・筒芯・一重・小〜中輪



椿の楽しみ  − 12/31


      今日で今年も終わりです。今日はのんびりとお過ごしのことと思います。
      今年も色々な出来事がありました。現在このようにツバキの花をアップ

      出来ることを嬉しく思います。健康が第一ですね。今年は夏の挿し木で
      8本や10本をまとめて1本の木になるように試しました。挿し木そのものは

      ほとんど完全に発根しますので、いかに1本の木になるように全体をまとめるかが
      大事ではないかと思います。長さも15以上でお互いの木にからみあうように

      長い枝を挿すようにしました。今年は見事に成功いたしました。来年は20本位
      違う品種の枝をまとめて1本の木として鉢植え出来るようがんばってみたいです。

      毎年何かに挑戦する気持ちを忘れずに、椿の美しさを追い求めたいと思います。
      今年1年間私のページをご覧いただきありがとうございました。

      来年もより良い年でありますようお祈りいたしております。お互いに輝く年でありたいですね。
             


似津の夢
白地に弁端淡桃色ぼかし、一重咲き、極小輪
楼蘭とともに好きな花です。

白髪山
白色の一重、小ー中輪で、筒しべで大変整って
おります。まだ咲き始めです。島根県は良い花が
見られますね。現在30品種位育てております。

大東茶
白色 一重 平開咲き 小〜中輪
台湾ツバキとも呼ばれています。花の寿命は短い
ようですが、次々に咲いてくれます。

無動花
淡桃色 一重 筒咲き 中輪
無動花であれば15年以上前に中部より入手
した花です。札がなくなっていました。



椿の楽しみ  − 12/30

       今年も残り1日となりました。大変忙しいことと思います。まだ発芽した種子を
       そのままビニールの中に入れたまま日なたにおいてあります。明日ハッポウスチロール
    
       に入れて管理したいと思います。さらに原種椿の管理もしなくてはなりません。今日は
       庭の落ち葉を拾い綺麗にしました。来年は大きな鉢に20〜30本植え込み庭の椿の

       本数を少なくする予定です。これから実生の花が少しずつ咲きだすのを楽しみにしています。
       今日は霜月とバターミントの花をご覧ください。明日は今年最後の日です。ゆったりとして

       新年を迎えてください。明日は今年最後の写真を掲載したいと思います。


霜月
鳴海潟とグランサム椿の交配、桃色一重咲き
 雨あがりの撮影ですので水滴がついています。
 

バターミント
クリーム黄色、千重咲き、小輪

豆柿
15年前に実生苗を求めました。おそらく豆柿だと
思いますが、沢山の実をつけます。
取り木でも成功いたしました。

椿の楽しみ  − 12/25


      前回書きました玉の浦は日の丸を連想させる花で本当に良い花ですね。各家庭に1本は植えて
      欲しい花だと思います。八重の覆輪がよく出ております品種も1本は是非鑑賞できるように育てて

      欲しいですね。今日はヌッチオ農園より入手しましたベラロッサが咲きだしました。千重咲きの豪華な
      花です。色々な品種を集めましたが、れぞれお特徴があり、入手した当時と違って今では色々集めて

      良かったと感じています。長年椿の花を観察していますと、花の見方や感じ方が変わり、どのような花でも
      ある程度長く育てて観察されると良いと思います。長く観察しておりますと、残しておいて良かったと思える

      時期がくるかもしれません。自分自身の鑑識眼や美的センスが増してくるからです。花色、花形、花の大小
      芯の良さなどで交配に利用出来るかもしれません。すぐに台木にせず、少しの間育ててみてください。

      今年も残りわずかになりました。色々忙しいことと思います。自由な時間が来ましたら椿の花を鑑賞されて
      豊かな心で幸せな気分に浸ってください。


ヌッチオ・ベラロッサ
紅色 千重咲き 大輪 アメリカ
アメリカのヌッチオ農園より入手して10年位
経過しています。この椿を胡蝶侘助に呼び接ぎ
しました。来年の1月頃咲きそうです。花弁全体に
白班が入ってくれるといいのですが。

姫侘助
淡桃色地 淡紅縦絞り 一重、 侘芯 
特徴としては縦絞りが入ります。

専徳庵
淡桃色 一重 筒咲き 筒しべ 小輪
加賀侘助の自然実生とのことです。


       一重の玉の浦とともに大好きなタマ・グリッターズが咲いてくれました。覆輪の出方も
       満足すべき状態です。玉の浦の実生が沢山誕生しております。何といっても覆輪がいいですね。
       
       庭で育てて15年位になります。 今ではあちこちに接いだり挿したりしながら、増やして
       います。五島の岩永氏より玉の浦の穂木を毎年送っていただき大変感謝しております。

       岩永氏との出会いがあって初めて椿への興味が増し喜びを感じさせていただきました。
       1つのことを長く続けることの大切さを感じております。日本全国には非常に多くの素晴らしい

       椿の趣味家や愛好家がおられると思います。その人たちの作品が色々な場所で見られる
       事を願っています。私のページでも出来るだけ数多くの人たちの花々を掲載したいと思います。


タマ・グリッターズ
とても好きな花です。12月に咲きだし、覆輪も
よく出ております。苗木や気候により覆輪の出方
が違うかもしれません。

楼蘭
桃地に底白 一重 椀咲き 筒しべ 中輪。
以津の夢とともに私の好きな椿です。

白侘助
清楚でいい花ですね。以前種子が見られましたが
発芽せず残念に思っています。いつの日か枝変わり
を育てたり種子を発芽させたいと願っています。



椿の楽しみ  − 12/18


      岩永氏の実生花を紹介しまして数年経過しますが、毎年新花が誕生しております。自分で種子を
      蒔かなくとも落ちた種子から自然に発芽して、花を咲かせることもあるようです。

      素晴らしい鑑識眼を持たれておりましたので、最初に集められましたヤブツバキ等から次から次へと
      良花が誕生しているように思います。最初にどのような花を集めて植えるかが大事ですね。

      時々お話いたしますが、種子を蒔いて最初の4〜5年が我慢のしどころです。その後は毎年蒔き続け
      ますと毎年新花が咲き続きますので、椿を趣味として一生楽しめるのではないでしょうか。

      多くの椿園や園芸店、椿展示場などを訪れ鑑賞するのも大事なことだと思われます。多くの椿の
      花を鑑賞してより良い椿の花の発見につなげてください。


細御前 − 五島 − 岩永章氏発表
赤色、長筒咲、一重、小輪
小輪の可愛らしい花です。12月に咲きだします。

細御前 − 五島 − 岩永章氏
咲く時期により花色の変化が見られます。

高台寺
桃色、一重筒咲き、細芯
高台寺白もあり。

蔦紅葉
以前ご覧いただきました。庭木としても
見ごたえのある花のように思えます。



椿の楽しみ  − 12/13

         椿の楽しみ方 − 五島より  岩永章氏

      五島の椿の種子を蒔き続けてヤブツバキの美しさを教えていただいた岩永氏より花を利用しました一輪挿し
      の写真を届けてもらいました。竹を巧みに利用しました一輪挿しはいいものですね。特に寒さが最も厳しい

      この時期に花を愛でる事は、心の落ち着きや安らぎを得られ、今日の一日が豊かになるのでは。
      椿の花は比較的長く咲き続けますので、真冬の間に自宅で楽しむには向いていますね。

      特に小輪のヤブツバキは茶花や生け花に向いていますね。特に茶道においてはわびやさびを大切にしますので
      ヤブツバキや侘助のような全開しない筒咲きの小輪の花は喜ばれるのではないでしょうか。

      色々な椿の楽しみ方があり、1年中椿とともに生活を楽しむことが出来るように思えます。

      違う観点からみますと、 実益を兼ねた椿の楽しみ方もあるかと思います。
         苗木を販売される方もおられると思います。さらに早咲きの白花や赤花を生け花として育てる方法です。

         9月〜10月に咲く椿の花を探し枝を生け花として、あるいはその苗木を育てて、実益を得るのも1つの方法
         かと思います。このとき花は生け花としてある程度整った花を探したいですね。

         もう1つ果実が沢山生り、種子が多く得られる品種を見つけて、自宅で椿油を目指すのも1つの楽しみ方
         だと思います。畑や空き地があったり、借りられる場所がありましたら10本程度植えられれば,ある程度

         自宅で利用出来るのでは。椿油は健康にも良いと聞いております。テンプラなどには良いと思われます。
         自然食品が普及している現在椿油の生産もこれから次第に多くなり、重要な産業になるかもしれません。


この花は福江の薫です。
玉の浦の実生と思われます。

この花はイワナガズ・ドリームです。
筒咲きの花がいいですね。

竹を利用して色々変化に富んだ竹細工が
見られ、満開でない花が生けられて、美の世界
を想像し楽しめるのでは、ないでしょうか。



椿の楽しみ  − 12/6


桜島黒神について ー 八尋 晋策氏

        だいぶ前のガーデンライフ誌において八尋氏は次ぎのように述べておられます。
        鹿児島での例を紹介すると桜島黒神と名付けられた花がある。名前の通り、桜島で発見された

        花で、その花は驚異的に黒に近い。始めてみる人には黒紫色のビロード状のつややかな花色に目を
        見張る。ーーー最初にこの花を見に行ったとき、あまりの黒さにすっかり興奮してしまった。しかし接木して

        ようやく咲いた花を見て落胆した。ーーーまぶたに残るあの美しい黒紫色はなく、ごく普通の濃紅色だった、
        と述べられています。ーー最後に世に紹介する場合には、慎重に慎重を期さなくてはならないと、付け加えて

        おられます。私がいただいた文中で、桜島黒神は色が黒くなります、と書いていますが、その後、現地のものと
        同じくらい黒色が出るようになりました。樹齢が古くなると色が出ることがわかりました。と書かれております。

        ガーデンライフ誌上に掲載されております桜島黒神は黒紫の色合いで下の写真の色合いとは全く違う色合いに
        思えます。八尋氏から手紙を受け取ってから私は腕くらいの太さの庭木に接木をして桜島で発見された時の

        驚異的な黒紫の色合いと出会うことを期待して、接木を繰り返しております。台木が太いので数年したら桜島で
        咲いていた色合いの花が咲くのではないかと、ひそかに期待しているところです。

        椿の品種により、ある程度の古木になりませんと本来の色合いが見られないのも事実ではないでしょうか。
        色々な場所で古木を鑑賞し自分が育てている品種の花色や大きさについて確認するのも育てるうえで、おおいに

        役立つものと思われます。

               


濃赤黒から小豆色、一重盃状咲き、中輪(鹿児島)
この桜島黒神が桜島の現地では黒紫色

見事な色合いあったそうです。

自宅で育てて何年後かに同じ色合いの

花が咲いたそうです。人間もそうですが

椿も樹齢を重ねるに従い、風格や味わいが

増すのではないでしょうか。紫の花も、もしか

すると樹齢+育て方により大根のような花色

の花を咲かせることが可能になることを期待

したいのですが?紫の色素が椿にはないと

言われていますので、無理かもしれませんが。


      今日は椿の花をご覧ください。寒さとともに少しずつ開花してきました。そろそろ赤花も咲いてきそうです。
      洋種の赤花も開花しそうです。常満寺や楼蘭も感じの良い花ですね。

      楼蘭の実生は昨年は綺麗に覆輪が出ましたが、今年は赤覆輪がわずかに強く出ております。曙は茶花として
      知られています。数年前の2月の挿し木でも発根して、毎年花を咲かせております。葯が大きく黄金色 で、花弁は厚みが

      あります。この椿は成木になりますと果実が生り種子を蒔きますと新花が誕生します。太郎冠者や加茂本阿弥も同様に
      種子が見られるときがあります。色々な種子を蒔いてみますと、思いもよらぬ花が見られる楽しみがあります。

      特に自然実生ではどのような花が咲くか分かりませんので期待がもてます。そのためには、花の整った綺麗な品種を
      何本か植えておかれると良いですね。私もそうですが、最初は手間と時間がかかりすぎだとおもわれるかもしれません。

      3〜4年我慢しますと毎年新花が咲き続きます。最初の第一歩が勝負ですね。親に勝る花の出現は難しいと言われて
      おりますが、蒔き続けますと感動の日が訪れると思います。出来る限り色々な椿園の種子を蒔かれるのも1つの良い

      方法かもしれません。椿を趣味として楽しむには新花の作出も欠かせない喜びだと思われます。


常満寺
桃、一重、筒・椀咲、筒しべ、中輪
感じの良い花に思えます。

楼蘭
桃地に底白 一重 椀咲き 筒しべ 中輪。
以津の夢とともに私の好きな椿です。

楼蘭の実生
赤覆輪が強く出たり、ほんの少し出たりで
赤覆輪が固定しません。



淡桃色、一重椀咲きの名花、
昔から茶花に用いられていますね。
成木では、少ないですが種子も見られます。

椿の楽しみ  −  12/4


        この時期では挿し木や接木等の作業はほとんどされないと思います。次第に花が咲いてきました。
        場所により開花の時期が違いますので、早く咲かせたい品種は鉢の移動により大分早く咲かせる

        事が出来ると思います。今日は比較的早咲きの品種を挿し木いたしました。この時期の挿し木で枯れないのかと
        思われるとことと思います。何回か試していますが、用土と湿度それにある程度の温度管理が必要かと思います。

        私はビニールを2枚くらいかけて、陽だまりの暖かな場所に置いて管理しています。一番いけないと思われることは
        寒風にさらされることだと思います。月に1〜2度水を与え湿度を保つようにしております。3月まで葉が落ちなければ

        半分以上の確率で発根するのではないでしょうか。挿す枝の太さはボールペンほどの枝を挿しております。
        あまり細い枝でないほうが良いと思います。これらの枝は来年の3月に再び挿し木を予定しております。

        今日の花は夢と赤西王母です。すでに色々な場所で紹介されています。夢は種子を蒔かれるといいですね。
        赤西王母も好きな花です。寒さも厳しくなてきております。風邪に気をつけて元気でお過ごしください。



蔦紅葉や葵上と兄弟種だそうです。
以前紹介しましたが、この夢は実生でも期待が
持てる品種かと思います。

赤西王母
赤色、一重抱え咲き、小輪
白西王母とともに好きな花です。

比較的早咲きの赤花を中心とした挿し木。
10月〜11月に咲いた花の挿し木です。
支柱を立てビニールをかけて陽だまりの場所
で来年の春まで注意深く管理します。



椿の楽しみ  −  12/3


      前回岩永氏の作出されました祷りの女神を紹介いたしました。その種子を昨年と一昨年送っていただき
      蒔き続けております。今年も写真のように発芽しております。2年生苗になりましたら呼び接ぎをし、開花を

      待ちたいと思います。今日は呼び接ぎについてお話したいと思います。
      一般的に庭木などにビン接ぎや切り接ぎなどをするには、伸びている枝をほとんど切って接木をしているのでは

      ないでしょうか。ビン接ぎでも相当枝を切り詰めて接木したほうが安心かと思います。呼び次ぎの場合、この2〜3年
      間試した結果では、枝を切り詰めたり、1〜2ほん短くしながら接ぎますとほとんど活着いたします。また、全然枝を

      切らずに枝の間に呼び接ぎしましても、きちんと活着し、あまり影響を受けていないように感じます。より安全な呼び接ぎは
      ある程度庭木を剪定や整枝して呼び接ぎをされることだと思います。庭木は1〜2本枝があり、花が咲いてくれれば良い

      わけですから、他の枝に斑入りでない、綺麗な花を接いで、花を観賞できるようにされるといいですね。私のように
      狭い庭を有効に使用するには1本の庭木に色々な品種の花を接いで鑑賞するのも1つの方法かもしれません。

      呼び接ぎされましたら、1年くらい経過してから枝を外されたほうが安心かと思います。半年以上経過すれば大丈夫かと
      思いますが、急がずにゆっくり外されたほうが賢明かと思います。

       
      


ダローネガの木にスーパースターを呼び接ぎ

3月に呼び接ぎして、この時期に芽が伸びて
きました。呼び接ぎは枝のどこでも活着しそうです。
挿し木苗の2〜3年生がありますと庭中の枝に呼び
接ぎをして、これはと思う品種を庭中で咲かせることが
出来ると思います。

側のスーパースターの呼び接ぎです
枝の途中に呼び接ぎしました。全く枝は
切っておりません。枝が伸び放題で呼び接ぎして
もあまり影響を受けないで、活着し芽が伸長する
ようです。

前回の祷りの女神の種子を蒔き発芽した状態
2つ果実をいただき7つの種子を蒔きました。
現在5つ発芽しています。紅栄、春望、旅愁など
五島の椿が発芽して、2年生〜3年生の苗木に
なっております。本格的に種子を蒔き始めて4〜5
年ですが、昨年から五島の実生の花が順次咲き
だしております。

胡蝶侘助の太い庭木に外国種を
呼び接ぎしました。濃赤色や黒系の
花を接いで、斑入りの新花を期待して
います。



椿の楽しみ  −  12/1

           今日から12月です。早いものですね。これからは花の観賞をしたり、寒さに向かって
           原種椿や寒さに弱い品種の防寒を行う予定です。また種子苗をハッポウ・スチロール

           に入れて管理いたします。さらに庭の落ち葉の掃除もしなければなりません。だんだんと
           忙しくなります。今日の写真は近くの丘で咲いていました花ですが、名前がはきりしませんので

           種子用や交配用に考えています。9月〜11月までに咲く花はできるだけ多く集めて種子を蒔き、
           交配用に用いますと、早咲きの名前の分からない園芸品種であっても種子を蒔いたり交配を

           して新花誕生に利用できると思います。私の狙いは8月〜9月に咲く赤花を誕生させることです。
           願いがかなってくれるといいのですが。
        


近くの丘で咲いていました花。
風除けとして植えられているようでした。
おそらく園芸品種かと思われますが、はっきり
分かりませんので、種子を蒔いたり交配種として
利用するつもりです。

心に残る花
紅栄に勝るとも思える
花であるような気がいたします。
今年あたりから我が家でも咲きそう
です。この紅栄の種子苗が育って
おりますので、楽しみにしています。
祷りの女神 五島の椿
         
作出者 ― 命名者→ 岩永 章氏
    紅栄自然実生花)大変素晴らしい花であると思います。

     濃紅色一重、 筒咲き、 筒芯、小輪

     五島の銘花20選の一つで、私の大好きな紅栄の実生です。

   五島の大地でヤブツバキの実生一筋に椿人生を懸けて、
      見事にその夢を開花させた努力と情熱に拍手を送りたい
      と思います。自分の目標を的確に定め、他のことには目も
      くれず、交配による椿の新花誕生に数十年を費やしたのでは
      ないでしょうか。私を含めて、岩永氏の後に続く人たちに
      期待と夢とその方向性を示されたことはすばらしいですね。



椿の楽しみ  −  11/28


        椿の花が咲きだしました。それほど多くありませんが、椿園ではある程度見られるのではないでしょうか。
        私の庭では下の写真の3品種と丘の畑の風除けと思われる花を写真に撮りました。

        胡白蝶、 月照、 初嵐 と畑の風除けと思われる椿です。白花も品があり清楚でいいですね。色々な白花
        を植えてありますが、この時期に咲く白花は他に咲く植物が少ない為に目に留まります。さらに赤花も

        いっそうその輝きを増しているように思えます。最後の写真の赤花は風除けもために植えられている椿
        のようでしたが、色が濃く交配するのに良いかと思い、挿し木と接木をして管理しています。

        兄の家で咲く白花は通りすがりの人たちが茶花に欲しいと切っていかれるそうです。椿だけの趣味でなく
        椿の花を利用した生け花や茶花として趣味を広げるのも幅が広がり良いのではないでしょうか。

        五島美術館の光悦ー桃山の古典の本を見ましたがすごいですね。書跡、 陶芸、 漆芸など誠に素晴らしい作品が掲載
        されています。それほど多く趣味をもたれなくとも良いと思いますが、薄く、広く趣味をもたれるのも人生が広がると

        思われます。知識だけでなく友の輪が広がり、毎日の生活が豊かになることがいいですね。色々なことに好奇心を
        持ち、自分の毎日の生活を楽しんでいきたいと考えております。
        


胡白蝶 − 白色、一重咲き、小輪(中部)
非常に好きな椿です。求めて20年近くなります。

月照ー  白色、一重椀咲き、中輪、12月咲き
シベの整った美しい花です。この花は取り木を
した花に咲きましたので本来の花より小さめです。

初嵐
接木3年目に咲きだしました。茶花に利用して
いただく人たちに差し上げようと考えています。

丘の畑で咲いていた赤花。
濃紅色の花で交配に利用するつもりです。



椿の楽しみ  −  11/24


       数年前近くの山林で見つけました椿が花を咲かせました。秋の山に似ています、周辺には
       1本も椿の木は見られません。小鳥達が種子を運んできたのかもしれません。

       花弁やシベ、葉を調べて確認したいと思います。時々色々な場所を散策しますと偶然珍しい
       花に出会うことがあります。この時期の楽しみの一つです。今日は以前ご覧いただいた事が

       あると思いますが、挿し木をする時に数本から数十本束ねて挿し木をしたらどうだろうかと思い
       今年は手始めに5束試してみました。 今まで夏の挿し木はほとんど成功しておりますので、
  
       何本束ねても同じように発根すると考え、試しました。4ヶ月経過しております。すべての枝が
       1本も枯れずに発根しておりました。 来年からは庭の剪定した枝を捨てずに、出来るだけ多くの

       枝を束ねて挿し木をしたいと思います。5年〜10年経過しましたら、お互いに絡み合い、1本の木と
       して見事な花を咲かしてくれるのでは、ないでしょうか。

       ボールペンくらいの太さの枝まで挿してあります。長さも10cm以上です。ある程度の長さがありませんと
       お互いに枝が巻きつきませんので。1本の台木に何本も接木したり、何本もの枝を巻き付けて挿し木を

       したりして楽しんでおります。今年は6月に一鉢に40本程度苗を植えて花が咲くのを待ちたいと思っています。

       


全く椿が植えられてない山で出会った花。
秋の山に似ています。椿の探索は楽しいものです。

枝を束ねて挿し木した苗
6〜7本束ねてあると思います。

少し太い枝を5本ほど束ねてあります。
全部違う品種ですので4〜5年経過
しましたら、面白い鉢植え苗が見られ
ると思います。

同様に5〜6本束ねてあります。
これから10本〜15品種束ねて
鉢植え苗を作りたいと思います。


椿の楽しみ  −  11/24

        少しずつ花が咲きだしました。本格的な寒さとともに椿の花も咲きだしてきます。
        椿の花の魅力はこの厳しい寒さの中で咲き誇るたくましさにあると思われます。

        すでにメジロなどが飛来しております。昨年はヒヨドリが花弁を丸呑みする光景も
        見られました。花の写真を撮ろうと考えていますと彩霞の花のように花弁がつつかれて

        います。小鳥達も生き延びるために必死の思いをしているに違いありません。
        春に咲く花よりも秋から咲き始める椿の花はある意味で我々に何かを問いかけて

        いるのかもしれません。花の咲かない厳しい寒さの中で咲き誇るのですから。
        色々な面でがんばりたいですね。今日は庭で咲く3品種の花をご覧ください。

        最初の花は蔦紅葉と思いますが、葵上かもしれません。名札が外れてしまいましたので。
        葵上、 蔦紅葉、夢は兄弟種ですね。夢が比較的知られているかと思いますが。

        袖の香は比較的強い香りがいたします。伊豆大島の尾川氏が発表された品種と覚えて
        おりますが。私の家では10日ほど前から咲きだしました。最後の彩霞は白玉の実生で底白の

        感じの良い花かと思います。以前にも述べたことがありますが、初嵐という品種は別名白玉と
        呼ばれているかと思います。カタログによっては区別してありますが、少し勉強して確認したいと

        思います。次回は何本も束ねて挿し木をしました苗が4ヶ月目を経過し完全に安心できる状態に
        なりましたので、掲載したいと思います。


葵上 ー 蔦紅葉 ?
白色に紅色のぼかし入り、一重咲き

袖の香
淡桃色、一重咲き、小輪、高貴な香りあり、

彩霞
白玉の実生、淡桃色、底白、一重中輪
小鳥達により少し花弁が傷んでおります。



椿の楽しみ  −  11/18


        9月から10月に咲く赤花は少ないですので、出来るだけ探索され、挿し木や接木をして
        保存されておくと利用価値がありますと、書きましたところ五島の田中 範彰氏より

        早速赤花の写真を送っていただきました。10月より咲いていたようです。挿し木や接木を
        されて増やされるといいですね。時期的に無理な場合は木にビニールテープをまいて

        分かるようにしておくと良いと思います。来年の春に挿し木や接木をされる事をお勧めいたします。
        もしかしますと、五島の山では9月中旬に咲く椿があるかもしれません。アザレア椿との交配により

        違った色合いや花形で新花として登場するかもしれません。アザレア椿以外に8月〜9月に咲く
        赤花椿の誕生に期待をかけたいと思います。

        早咲きの赤花なら何でも良いというわけではありまえんが、ある程度バランスがとれている花がいいですね。
        アザレア椿との交配により真夏の赤花の誕生が実現すると良いのですが?


五島の椿
五島の 田中 範彰氏より
送られてきました。10月〜11月
にかけて咲く赤花です。交配種
として利用価値が高いと思いま
す。

五島の椿
やはり五島の田中 範彰氏
より送られてきました。9月
から10月にかけて咲く赤花
は茶花や交配種としてこれから
期待が持てると思います。

楼蘭実生
楼蘭の花は淡桃色ぼかし覆輪美しい底白、
盃状咲、中輪 です。

楼蘭実生
この花も楼蘭の実生です。左の花と少し色合いが
違います。椿の花は斑入り、絞り花は色合いが一定
しませんね。



椿の楽しみ  −  11/13


      本格的な寒さの到来です。同時に椿の花の開花する時期でもあります。寒さに耐えながら咲く
      椿の花に負けずに、今年も来年もがんばらなければいけない気持ちで過ごしております。

      今日はアザレアの最後の花と山茶花の三頭咲き、 そして私が好きな五島の花をご覧ください。
      アザレア椿はすでにお話いたしましたが、交配により早咲き椿の誕生に期待の持てる品種です。

      山茶花の三頭咲きも変わった花かと思います。 五島の夢の扉はいい花ですね。田中氏は岩永氏の
      椿の仲間達と椿について色々研究されている方です。今年送られてきました花を見ましたが、非常に

      素晴らしい五島のヤブツバキを発見されました。とても鑑識眼が素晴らしい方だと関心しております。
      椿仲間達との出会いがいいですね。沢山の椿の友達がおりますと、色々な情報や管理、技術的な問題
    
      を話し合えて楽しい集団になっていかれると思います。これからも椿の探索、種子の採取、時期により
      ヤブツバキの花の確認など仲間同士でがんばってください。椿の趣味は新しい発見や新花の誕生など

      いつまでも終わりのない人生の旅路かと思います。お互いにがんばりましょう。
      


アザレア椿
この花で今年最後になります。7月〜11月まで
咲いてくれました。この花から早咲きの赤花の
誕生を期待しています。

三頭咲 − 山茶花
。一つの蕾から 1 〜 3 個の花を咲かせる花です。
雄しべが1箇所に固まらないで、わずかですが、雄しべ
が上下左右に見られる咲き方をしています。

夢の扉

      発見・発表者 − 田中 範彰氏

初心者?かと思われますが、とても素晴らしい
鑑識眼と美的センスをもたれていると思います。


       

椿の楽しみ  −  11/11


        11月も中旬になりました。本格的な花の開花はまだですが、蕾が開きそうな品種がいくつか
        見られるようになりました。これからは、あちこちで椿の花が見られるようになると思います。

        今日はアザレア椿と五島のブドウ椿の接木をご覧ください。 アザレア椿は7月(6月の下旬)から
        今頃まで咲き続けてくれます。真夏に咲きますので、交配種として大変期待が持てる品種だと思います。

        下の写真は相当太い椿の胴吹き芽にビン接ぎと幹と枝の間に呼び接ぎしました写真です。
        3月初旬に接ぎましたので、ほぼ安心していられると思います。全部で4本接いでありますので

        2年後には成長して接ぎ穂が得られ、増やせると思います。この大きな庭木にはほかに色々な品種が
        接木してありますので、自然交配に最適ではないかと考えております。

        中央の写真は上五島のブドウ椿です。あちこちに接いであります。庭木でこんなに大きくなりましたので
        一安心です。絶対枯らさない方法は庭木に接ぐことですね。成長が早く、穂木が早く得られ、増やし続ける

        事ができます。絶対に枯らしてはならない品種は呼び接ぎと挿し木で行っています。庭木の接木で難しい
        事は春から夏にかけての暑さの問題です。その点では、呼接ぎが向いていますね。鉢植えならば

        管理が楽ですので、どのような接ぎ方でも問題はないと思われますが。


太い庭木の椿にアザレア椿をビン接ぎ
こうしますと枯れる心配もなく、2年後にはいつでも
穂木を得られると思います。真夏に咲く花ですので
交配種にいいですね。早咲きの赤花として貴重な
品種でもあり、種子を蒔き、1年中椿が咲く時代の
到来を感じさせてくれるのでは?

五島のブドウ椿。
一箇所に数多くの花を咲かせてくれる椿です。
大事に育てております。多く増やして保存して
おくつもりです。

アザレア椿の呼び接ぎ
このように枝と枝の間や幹と枝の間にV字型
切込みを入れ、その切れ込みに枝を食い込ませ
肉を盛り上がせる方法です。この方法は良い方法
だと思われます。確実に活着すると思われます。




椿の楽しみ  −  11/5


         大分寒さも厳しさを増してきました。この時期になりますと、椿の花が咲くのを楽しみにしております。
         早咲きの椿はそれほど沢山見られませんので、外出する時は椿の花が咲いていないか、きょろきょろ

         しながら運転しています。 実生の花が咲いてくれました。 期待の持てる花のようです。 新花を誕生
         させるには年月がかかりますので、10人程度の椿仲間がいますといいですね。1人では限度がありますので。

         色々な面で情報を交換できる友達がおりますと、椿に関する知識が多くなり、楽しみが増えてくると思います。
         あまり欲張らずに、接木や挿し木、それに種子を蒔いて新花を誕生させる等の楽しみが出来ますといいですね。

         日増しに寒さも厳しくなりますので、風邪などに注意されて過ごしてください。


比較的早咲きの椿が咲いてくれました。
実生の5年目です。紫泉に似た花です。
10月の24日に最初の花が咲きました。

ハイドン・クイーンの実生
蕾がたくさん見られます。
もう少し葉が小さいといいですね。

ハイドン・キングの蕾
ハイドン系の品種は蕾が多いですね。

初嵐(白玉)
茶花として人気のある花ですね。
白花だけではなく、赤花としての早咲きの
茶花を育てたいと考えています。



椿の楽しみ  −  10/26


       10月までに咲く赤花系統の椿を集めています。数は少ないように思います。出来れば9月までに
       咲く赤花が見つかればと、歩き回っています。今のところ9月中に咲く赤花は2〜3種しか見つかっていません。

       アザレアとの交配によりこれからは8月〜9月までに咲く赤花が誕生するするかもしれません。
       今年求めた2〜3年の苗木には各枝とも沢山の蕾が付いていました。これほど蕾が付いている苗は

       あまり見たことがありません。おそらく薬剤を用いて蕾を付けたものと思われます。小さな苗で早く咲かせるには
       良い方法と思われます。薬剤によってはその後の苗木の成長に影響がないと良いのですが。


ことじ
咲き出しの色合いは綺麗です。
新潟のという品種はさらに早咲きです。

近くのユキツバキ
9月下旬から咲きだしています。
ユキツバキの早咲き種としてはかなり早いように
思います。アザレア椿との交配に良いかもしれま
せん。

初嵐 
白玉とも呼ばれています。カタログによっては
区別して書かれております。茶花として人気が
ありますが、茶花として用いるにはネイミングが
大事になります。

挿し木苗で湯簿実が沢山付いています。
今年求めた苗ですが、蕾がぎっしりです。
おそらく薬剤を使用しているかもしれません。



 椿の楽しみ  −  10/26
  
        今日は写真が撮れませんでした。9月10月に咲く赤花を探しています。今のところ、薄紅色と赤花
        の2種類しか見つけることが出来ませんでした。私の椿友達でも9月〜10月の初旬に咲く赤花系統の

        椿を育てている友達は少ないようでした。 白花を育てている友人はおりました。多くの友人に早咲きの

         9月〜10月の初旬に早咲きの赤花を見つけましたら挿し木や接木をしながら、大事に育てるようにお話しています。

         これからは徐々に咲き始めると思います。今庭ではことじが咲き始めました。初嵐(白玉)も膨らみ始めています。
         これから考えています椿の作業は曲のある椿の根を求め、来年の春接木する為に庭に埋め込んでおきます。

         椿の根を得るには難しいように思えます。特に曲のある根はなかなか得られません。そこで来年の2月下旬から
         太い椿の枝を挿し木して、台木としています。多少曲や枝が数本ある枝を挿し木しています。発根していなくとも

         7月〜9月にその挿し木苗に接木しますと、発根が促されて年内までには立派な挿し木苗になるようです。
         私の知り合いの人は太い台木を挿し木で育てています。単に庭に挿すだけです。発根しなくてもカルスが

         出来た状態で接木をしております。色々な人達が色々な試みをして、非常に参考になります。私も相当太い
         挿し木や取り木をしながら台木として使用しています。山取りが難しくなっている現在、挿し木と取り木は

         大変有効な台木作りの1つであると思います。また 挿し木苗や種子苗の3年生〜5年生も若木で大変活着率
         の良い台木となるでしょう。 来年のために今鉢植えして、台木として使えるように準備されるといいですね。

         来年の春接木する時は、1ヶ月前に台木を10cmくらいの高さで切っておく必要があります。接木するときに
         台木を切りますと、」樹液が出てきますので。これからは原種椿等寒風に注意されて管理してください。


椿の楽しみ  −  10/22

        今日は2月と9月に呼び接ぎしました太い台木をご覧ください。呼び接ぎで気を付けている点は、
 
        1. 太さのある台木と接ぎ穂を用いるようにしています。

        2. 結束バンドを用いて、しっかりと台木から押し出されないように締め付けています。

        3. 太い穂木の場合、 台木はある程度、穂木がくいこむように、彫刻刀やナイフで切込みをいれております。

        4. 台木と穂木の削る長さは少し長くしたほうが結果が良いように思えます。

     どこか1箇所で形成層がくっつけば良いと思いますので、台木と接ぎ穂の削る長さを長くし、結束バンドで固定し
     さらにヒモで縛り、接ぎ穂が押し上げられないように注意しています。 今回は接ぎ穂の長さが40cm程ありました。

     花芽のある接ぎ穂でしたので、すぐに花が見られると思います。非常に太い台木と接ぎ穂ですので花を咲かせても
     枯れる心配はないと思いますが?


呼び接ぎ。 太い鉢植えの台木に桜島黒髪を
呼び接ぎ。接ぎ穂も太い為にV形に削り、そこに
穂木を差し込みました。9ヶ月目に入りました。
太い台木ですので、台木の肉が盛り上がりますと
接ぎ穂が押し上げられて、醜い形になり、あるいは
触れると剥がれてしまうこともあります。
結束バンドを使い強く締め付けてあります。

接ぎ穂の長さは40cmあります。
現在この台木には10品種接いであります。
最初は4品種接ぎ、9月に6品種接ぎました。
台木の太さで穂木の長さも試して接いでいます。

接いだ穂には4個蕾が付いています。
この桜島黒髪は福岡県の八尋氏が桜島で発見
されました。そのときの花の色はビロード色の
黒ずんだ見事な花だったそうです。椿の花だけ
ではないと思いますが、ある程度成木になりま
せんと、良い花色は見られないと思われます。

プリンセス マコ

 発見 ー 命名者
    
田中 範彰氏

五島のヤブツバキですが、私が自分の
コレクションに加えたい品種の1つです。




椿の楽しみ  −  10/22

         今日は山百合の種子を蒔き、球根の鱗片を剥がして鉢に挿しました。
         これから山百合の種子を採取に出かける予定です。花が咲くまで年数が

         かかるかもしれません。椿の種子を蒔くのと同じことがいえると思います。
         しかし蒔き続けることが大事だと思います。私は山百合の種子を蒔いて

         1年目で30本以上の発芽を確認しました。色々な方法で試しております。
         今日もまた、私が気に入っています五島のヤブツバキです。以前紹介いたし

         ましたが、花容、花色とその光沢ともに、私の好きな花の1つです。昨日の
         望洋とともに大事に接木で育てております。


昨年採取した山百合の種子。
今日再びまいてみました。すでに100個以上の
球根が出来ているみたいです。指で土を引っかき
確認しております。

今年は花が25くらい咲きましたので、今日球根から
70個くらいの鱗片を剥がしました。写真のようにその
鱗片を挿し球根が出来るのを待ちたいと思います。
種子を蒔くよりも早いかもしれません。

2年前種子を蒔いてこのように球根が100程度
見られました。これから鉢に植えたり、庭に植え
替える予定です。山百合は体にも良いそうです。

五島の椿  −御来光 ー  鮮紅色筒咲き  

       五島   岩永 章氏



椿の楽しみ  −  10/22
 
      本日五島の田中氏より昨年蒔いた種子より花芽を付けて蕾が膨らんできた写真を送っていただきました。
      種子を蒔いて2年目で花が咲いた話は聞いたことがありません。自然界というものは不思議ですね。

      きっと色々な条件が重なって蕾を付けたものと思われます。考えられますことは

             1.早咲きの品種ではないか?

             2.蕾を多く付ける可能性があるかもしれません。


      色々種子を蒔かれておきますと、珍しい現象に出会うことがあります。種子を蒔かれる意義はこのようなあっと
      思われる現象や思いもよらぬ花色、花形、変わり葉と出会うことでは、ないでしょうか。

五島の椿の蕾 ー 田中 範彰氏より報告

        珍しい現象

この花の蕾は
2年生の種子苗です。誠に
見られない光景です。田中氏も驚いた
のではないでしょうか。蕾から判断しますと
花色は赤から薄ピンク系統ではないでしょうか。

私は結束バンドを使用して早めに咲かせるよう
試していますが。また、早く咲かせる薬品もある
ようですが、その後の成長が良くないと言われて
おります。穂木を利用する面でマイナス面があると
思われます。まず蒔き始めて3〜4年我慢しますと

その後は毎年順次咲き続けます。とにかく毎年
種子を蒔き続けることが第1歩だと思われます。
私が教えを受けています岩永氏がおられますから
色々な種子が入手できますので、いいですね。

これからは近くの場所で今咲いている赤花を求めて
探索されるといいと思います。見つけましたら挿し木
や接木をされて増やしてください。椿を趣味とするには
誠に良い場所におられると思います。

右側の花の写真
は田中氏の発見されたヤブツバキです。それぞれ特徴
があり良い花だと思われます。


         

望洋

     命名・発見者→ 田中 範彰氏

非常に濃紅色で光沢のあるヤブツバキです。

夢の扉

         発見・発表者 − 田中 範彰氏

花弁に筋の入る優しさを感じるヤブツバキですね。
9月〜10月にこのような花色のヤブツバキが発見
されますよう、探索されてください。



椿の楽しみ  −  10/21

       今日は午前中接ぎ穂を入手しましたので、4本ほど接木をしました。ほとんどが種子苗の3〜4年生です。
       若木のために活着率が良いように思われます。さて、種子苗を眺めていますと、色々な色や形をした

       葉があります。その葉の色や形あるいは大きさで、ある程度の花の大きさや色合いが想像できるのでは
       ないかと言われております。ですから、花が咲くまでじっと待っているのではなくて、葉の大きさや、発芽して

       くる新芽の色合いを観察しながら、この苗はこんな花が咲くのではないかと想像しながら楽しむことが出来ます。
       変わった葉や極小、あるいは大変大き目の葉であれば選別して鉢で育てます。種子を蒔いて親よりも優れた

       花が咲く確率は少ないと言われております。1万本に数本しか誕生しないかもしれないと聞いております。
       そこで諦めたら終わりですね。非常に素晴らしい花の咲く品種を数多く植えれば、それだけ期待が持てると

       思います。数多く品種が植えられている場所の種子と良い花の種子を出来るだけ多く蒔く努力をしています。
       五島の岩永氏の自然実生から素晴らしい花が誕生しているのを知りまして、自分でも出来るかなと数年前から蒔き始めました。

       1つのことに挑戦するのは大変な事だと思いました。種子の蒔く時期、管理のしかた、植替えの時期、施肥、
       早く咲かせる方法など考えなければならないことが沢山あるように思います。あるときは遅霜で何百本と枯れて

       しまったこともあります。本当に色々な経験を経てきました。接木や挿し木も同様です。自分なりの方法で技術を
       身につけていくことが大事かと思います。経験して失敗から学ぶことが一番早い技術の習得かと思われます。


春望、 胡白蝶、 青い珊瑚礁等の実生苗
春望の種子には期待しています。葉が非常に細く
花形に期待が持てるのでは?
すでに五島ではこの春望から新花が誕生して
おります。

数多くの品種
何十本、何百本となりますと、親名を記すだけで
大変ですので、ほとんど名前を書かずに蒔いて
おります。ほとんどが五島の岩永氏から送って
いただいた種子と自分の家で得られた種子です。
花が咲くまでの楽しみは、葉を見てどのような花形
か、あるいは花色を想像してたのしんでいます。
沢山色々な鉢に植えてありますので、楽しみ
です。

大分種子から発根してきました。この袋には
200個近く種子が入れてあります。

褒章( ほうしょう )

           作出・命名者  川口 れい四郎   

  五島ヤブ椿 春望 の自然実生花

椿の楽しみ  −  10/15

        台風の接近で駐車場に吊るしておきました挿し木苗を全部玄関にいれました。接木苗も大事なものだけ
        入れました。鉢苗約25個片付けました。以前にもお話いたしましたが、ほとんど99%の発根率でした。

        残りの1%は葉が少し茶色に日焼けしたことでした。それも1枚だけでした。駐車場に吊るして自分なりに
        多少工夫しましたが、これほどの発根率には驚きました。吊るせばすべて成功するように感じます。

        今日は挿し木の中でも、2つほど工夫したことがあります。

           1. 
1.の挿し木苗は高さが17cmくらいの長さです。おそらく普通の挿し木苗の2年生くらいあると思います。
                   2月〜3月の挿し木は相当の太さと長さが可能ですが、夏挿しの場合あまり長くないのが普通かと思います。

            2. 2。の挿し木苗は4本、5本、8本10本と色々な品種を混ぜて1本の木であるように作ろうとしています。
                  色々な花が咲くように各枝を絡ませています。 数年後には各枝がお互いに巻きついて、離れなくなる

                  ように工夫するつもりです。この挿し木の方法では10本、20本、30本巻き付けて挿し木をすることが可能です。
                  鉢に植えて、1鉢で何十種類の花が鑑賞できる事も夢ではありません。挿し木ではすべて発根しますので

                  何十本ひとまとめにして挿しても同じ事で、必ず発根するはずです。写真では70日経過しています。挿し木、接木
                  でも、まだまだ工夫しますと色々な事が可能なような気がいたします。


挿し木苗

挿し木苗

挿し木苗

挿し木苗

2.4本、5本、8本、10本まとめて挿し木。
各枝を巻き付けてあります。

2.一番下の挿し木は8本巻きつけてあります
すべて発根しております。

1.長さは17cm。 20cm〜30cmも可能かも
しれません。来年試してみます。
2年目で花が咲き、楽しめると思います。

左に同じ。来年は20本〜30本を巻きつけた
挿し木苗に挑戦。30本ほどの枝で1本の挿し木苗
と同じ鉢植え苗を考えています。

椿の楽しみ  −  10/14


       私の接木もいよいよ今年は終了いたします。 まだまだ接木は出来ますが、増やさなければならない
       品種はほぼ接木いたしました。接木していて感じますことは、台木が鉢に植えられていることが大事ですね。

       そして若木であることですね。2〜4年生の挿し木苗や種子苗が最も活着率が良いように思われます。
       鉢に植えられてありますと、接木する時や管理が大変楽です。絶対失敗してはいけない時は、若木の鉢植え

       の台木に接木されるといいですね。せっかく接木するんですから、 同じ品種を2本接木されてみてください。
       どちらか1本つけばいいわけですから。次に接木でも色々接ぎ方がありますが、普通行う割り接ぎ、切り接ぎ

       それに呼び接ぎが管理の面でお勧めかと思います。ビン接ぎは時々水を補給したり、 活着率が他の接木より
       劣るように思いますが?(私の接木技術が劣るのかも 管理さえ出来ればほぼ1年中接木は可能で便利な

       増殖法かと思います。 揚げ接ぎもありますが、出来れば鉢植え苗に植えられている台木に接木することをお勧め
       いたします。私は枝に接木して挿したり、真夏に揚げ接ぎしたり、色々経験しました。すべて管理さえ良ければ

       可能ですが、あえて活着率が落ちて、難しい方法を試す必要はないように感じています。


種子苗2年生に接木。さらに2年経過。
とても細い種子の台木が接木2年目(種子を蒔いて
4年目)でこんなに大きくなりました。時間がかかる
ように思いますが自然に大きくなっていくようです。
斜めに植えましたので、根際が倒れています。
これは7月に揚げ接ぎしましたので
湿度を保つ
為に接いだ部分くらいまで用土を被せて、
斜めに植えたからです。

庭木に便接ぎ。他の枝は短く切り詰め
て接ぎました。春望、春となり、紅都鳥
を接いであります。

白色の花が咲く庭木に10品種接ぐ。
2m位の高さです。このように庭木に
接ぎますと、庭が有効利用できる
ようになります。ダンボールと寒冷紗
で日除け。今年中に活着すると思います。

7月にビン接ぎ。ヤクルトの容器
利用。サニー・サイドと紫泉を接ぐ
もう少し大きな容器のほうが水くれ
が楽に感じます。



椿の楽しみ  −  10/10

      今日は庭木の接木をご覧ください。今年の苗を注文して届きましたら、すぐに1〜2芽接ぎ穂として
      接いで見てください。この気候なら挿し木でも可能な暑さです。庭木に接ぐ際は2〜3本枝を残し

      幹の最上部や胴、 さらに残した枝などに接いでおります。秋次ぎの場合は、これから暑さも和らいで
      きますので、管理の面で楽です。また、来年の春接ぐよりは発芽するのが早く、芽が伸びる前に袋を

      少し切り外気に慣らす事が可能で、袋や芽の管理が楽に感じますが?今年採取しました種子の根が
      出始めました。大事な品種は品種ごとにビニールにいれ、その他は混ぜて管理してあります。

      どの親から誕生したかよりは、良い花が咲いてくれることを重視しています。ですからこれはと思う品種
      以外はすべて一緒に混ぜて親の名前は分かりません。何千と採取してありますので、長い目で見ますと

      良い品種をより多く採取し花を咲かせるほうが、確率的には気に入った花がより多く咲いてくれるのでは?
      親の名前にこだわらない理由は、咲いてくれる花が素晴らしい事が一番だからです。そのためには確率的に

      多くの種子を蒔く事が必要であると考えるからです。


翁頭紅の庭木に接木
玉の浦、 箱根の香、 太郎冠者
曙など接木

庭木に接木
庭木の1mくらいの高さで色々な品種を接木。
珍しい品種やカタログに載っていない品種、
新しく自分の家で誕生した花々を庭木に接木。
枯らさないように、あるいはすぐに品種が
分かるようにまとめて管理しています。

今年は果実の採取が昨年より少し遅れましたので
発根する時期が例年より少し遅い気がいたします。
このまま12月まで管理し、12月に入りハッポウ・
スチロールに入れて3月下旬に鉢に植え返します。
鉢に植え替えるときに根を切ります。出来るだけ遅く
植え返しています。寒さが関係しますので。4月に入って
からでも良いと思います。


椿の楽しみ  −  10/8

       今日は近くの丘のユキツバキの早咲きと庭で咲く花や駐車場の挿し木状態をご覧ください。
       写真の花はユキツバキで9月の下旬から咲いています。ユキツバキだけでなく椿全体としても

       早咲きに入るのでは?今年は9月に咲いている椿を3種類見つけました。園芸品種かどうかは
       はっきりしませんが、枝を持ち帰り接木をしました。今日は庭で咲く吊花とボケをご覧ください。

       また、駐車場に吊るした挿し木苗( 約250本 )がほとんど発根しました。同時に珍しい品種は
       接木をしてあります。接木も同じ品種を同じところに2本接いで失敗を防いでおります。

       庭の花では吊花は風情がありますね。ボケは狂い咲きでしょう。今年は夏が暑く葉が早く落ちて
       花が咲き始めたと思われます。まだまだ接木が可能です。 これから2m位の庭木の枝に接木を

       する予定です。

      →ユキツバキは日本海側の東北地域から北陸地方に見られる椿ですね。雄しべの花糸が鮮黄色で
            ある。蕾は長楕円系で、 がく片はほとんど無毛と言われている。この花のように今の時期に咲く

            ユキツバキは早咲で、大事に育てていきたいと思います。


ユキツバキの花。
早咲きでユキツバキの特徴が見られます。

吊花。庭木を鉢植えにしました。

ボケ。葉がなくなってしまいましたので、
花が咲き始めたと思います。

一生この方法で挿し木をする予定です。
自分でも驚くほど発根率がよいように思えます。


椿の楽しみ  −  10/5


       挿し木を終えて、この頃は色々な場所から送っていただいたり、自分の庭のカタログに出ていない
       品種を接木して、絶やさないように増やしております。苗木が届いた場合は呼び接ぎや切り接ぎを

       して、求めた苗よりも早く大きくして、花を咲かせます。そうしますと、求めた苗は花を咲かせて椿の
       友達に差し上げたりします。これから時間にゆとりがあるときは10月中旬くらいまで接木をして2〜3年後

       開花するのを待ちたいと思います。

 これから挿し木苗や接木苗に肥料をする時に私が気をつけている点を述べてみます。
    固定肥料の場合はそれほど心配はありませんが、固定でない油粕を施すとき
                     手でパラパラと鉢にまかないようにしています。
                   必ず油粕を水に浸して、手である程度の大きさに丸めています。
                   次に水をある程度含んで、丸めた油粕を
晴れた日に鉢においています。
                   最後に鉢や油粕の大きさによりますが、必ず鉢の脇に数個置いています

   油粕を手でばらばらまきますと鉢の表面やすぐ下の細根を枯らす危険があると思います。まだまだ暑い日が続きますので
   油粕が発酵して根をいためると思います。 また、油粕だけを鉢の脇に手である量をおきますと、雨や水をかけますと
   散らばって苗木を枯らすことになるのでは。必ず
油粕を団子状に固めて置くと良いと思います。

   最後に接木する時に活着率が良い方法は
                      若い台木を用いることが良い結果を生み出しています。
                     特に種子苗の2〜4年生苗に接いでいますが、ほとんど、上手くいっています。
                     鉢に植えた台木に、そのまま接木すると大変良い結果が出ております。


   どのような太さの台木でも可能ですが、良い活着率を目指すときは、鉢に植えられた若木の台木が向いていると思います。
   私はいつも種子苗の2〜4年生の台木を準備して、大事な品種を接いでおります。種子苗では、今年の夏揚げ接ぎをしましたが
   ほとんど完全な状態で生き生きしております。絶対に枯らしてはいけないと思われる品種の接木には若木の台木をお勧めいたします。
   (挿し木の2〜4年生くらいの若木を台木にするのも適していると思います)


種子苗3年生に接いだ苗
大きな鉢に20〜30本程度種子苗があります。
そのまま台木の太さを確認して接いでいます。

種子苗を鉢に植えて、いつでも接木できる
ように準備してあります。

一鉢ごとに植えておきますと接ぐ時には
楽ですね。挿し木苗の3年生です。このような
若木であれば、ほとんど接木は成功率が高いと
思われます。



椿の楽しみ  −  10/3

      今日は枯れかかった椿の木に新芽を出させ、 絶やさずにすんだ写真をご覧ください。
      ある日、突然葉が落ち始めほとんど枯れそうになってしまった木です。

      そこで、聞いた事がある方法で試しましたら写真のように芽が出始めて現在完全に
      生き返りました。 それは写真のように半分くらい幹や枝を切りましたところ、幹の

      下側から新芽が伸び始めました。他に挿し木や接木をしてありますので、心配はしません
      でしたが、それでも、よくも復活してくれたものと驚いております。このようなことは

      すでに色々な場所で書かれ、説明されているかもしれません。葉が何かの理由で
      落ち始めましたら、参考にしてください。(私の場合は水枯れだと思います)

 まだまだ接木のできる時期です。さて、椿の花のことで一言。 以前にもお話いたしましたが、椿の花色で
    秋から春にかけて花色が多少変化する品種があります。カタログの花と違うなと思わないで観察して
    みてください。すぐに生産者や販売店に電話をせずに、花色が季節によりある程度変化する品種があることを
    
    思い出しながら楽しんでください。もう1つ、椿の花でも木の成長により花の大きさが相当違う品種もあります。
    都鳥や孔雀(白斑孔雀)椿等は花の大きさに驚いたことがありました。人間でもそうですが、ある年齢になりませんと
    見事な花色や大きさは見られないかもしれません。余談ですが、都鳥リリー・ポンズの花は似ていますね?


沖縄県産の国頭白です。
幹や枝を切り詰めましたところ、このように
芽が出始めました。早い処理のほうが良いと思います。

五島のはにかみ小泊です。
相当の太さですが、見事に葉で覆われてきました。

椿の楽しみ  −  9/28

      すぐに10月ですね。私は接木だけをしております。庭木への接木はまだまだ注意が必要です。
      30度近くになる日もありますので、管理が大事です。私は用心深くダンボールや寒冷紗を用いて

      日除けしています。ビニール内には水を含ませ、湿度を保ちダンボールと寒冷紗で調節しています。
      庭木に接木する際は相当管理が大事になります。 ビン接ぎ、呼び接ぎ、割り接ぎ、切り接ぎ、揚げ接ぎと

      台木の太さにより接ぎ分けております。 呼び接ぎをして切り離すときは、肉の盛り上がり方をみて、
      切り離すといいですね。それほどあわてずに、 1年くらい経過してからでも良いと思います。

      これから接木して1ヶ月もしますと、活着すると思います。これから苗木が届く方々は呼び接ぎや
      普通の接木をされて楽しんでみては、いかがでしょうか。接木はまだまだ十分活着すると思います。


接木して10日くらい経過。
3品種接いであります。種子苗3年生に
接いであります。今年求めた苗から接ぎ穂を
切り、3箇所に接木しました。1本は必ず活着
するのでは?

すでに1ヶ月経過しています。安心していられる
頃だと思われます。この夏には100本程色々な
接ぎ方をしましたが、やっと思うようになりました。
この接木は私が大事に保存している品種です。

珍しい品種を庭木に接木。2箇所に接木。
ダンボール箱で日除けをし、さらに寒冷者をかけて
あります。温度により日除けを調節しています。
絶対失敗は許されませんので、ビニールの大きさ、
湿度、 温度、 支柱等に注意して管理しています。


椿の楽しみ  −  9/21

       だいぶ涼しい季節になりました。今年発売の苗を求め、昨日呼び接ぎをしました。2年後には求めた
       苗より大きくなり、沢山増やすことが出来ると思います。以前お話しましたが、苗を求めるときは、

       台木の太さよりは、細くても挿し苗でも、ある程度高さがあり伸びている苗が良いと思います。
       何故かといいますと、接ぎ穂が得られたり、呼び接ぎが出来、すぐに増やすことが出来るからです。

       今日は太い取り木苗と種子の管理状態をご覧ください。取り木は台木として非常に役立つと思います。
       取り木苗に接木しますと、すぐに太い鉢植え苗が出来上がり、短期間で花を観賞出来ます。

       さらに台木も取り木により、何本も得られ、お金をかけずに椿を楽しむことが出来ると思われます。


広清美人 ( こうせいびじん ) の取り木
左側は国宝の取り木
腕の太さですので、1年間太い針金で巻き、2年目
でミズゴケを使用し取り木をかけました。
来年呼び接ぎをして、5〜6種類の花を咲かせる
考えです。

庭や五島からの種子をビニールに入れて管理。
ビニール内にはミズゴケを入れてあります。

置いてある場所は簡易ガラス温室の中です。
ほとんど1日中陽が当たっています。

ミズゴケでなく、オガクズでも発根しております。
毎年蒔き続けていますと、自分の家で誕生した
花だけで十分な気がいたします。

数が多く五島と自分の庭以外の種子は全部
混ぜてビニールに入れて管理しています。

庭で草むしりをしていましたところ、親子の
バッタが見られました。
ほほえましい光景ですね。


椿の楽しみ  −  9/19


       継続は力なりといいますが、椿の種子まきから開花まで4〜5年。 山百合の種子を蒔いて、花が咲くまでやはり5〜6年
       かかるのではないでしょうか。椿の実生は2〜3年前から咲きだしていますが、山百合の種子を蒔いて3年目。球根がついに 

       見られる大きさまで育ちました。今の状態ですと咲きだすまで最低5〜6年はかかると思われます。それでも試しに蒔いた
       山百合の球根が首を出して土から出ているのに気づき、びっくりしました。日陰で枯れないように育てましたので、弱弱して

       います。色々な鉢に蒔きましたので、写真のような状態で育っています。素人で初めての挑戦でしたが、皆さん方も種子が
       入手出来ます人は蒔かれて見るといいですね。場所により個体差があると思いますが、私はすべて混ぜて蒔いています。

       椿の種子は五島と我が家の種子だけ区別して管理しまあした。非常に多くなりますと、すべて混ぜて管理する時もあります。
       最後は気に入った花が咲いてくれるかが問題です。どの親から誕生したか、あまり気にしないようにしています。

       最後に昨日の中秋の名月を写真に撮りました。全国で見られたのではないでしょうか。良い1日でした。


五島の椿種子
岩永氏より送っていただいた種子です。それに
我が家で採取した種子をビニール袋に入れ
ました。種子を2日水に浸してコケに包み、
ビニールに入れ、陽だまりで管理しています。
遅くとも11月下旬までには発根すると思います。

百合の種子を蒔き球根が出来上がりました。
種子としては何千個蒔きましたが、果たして
どのくらいの球根が見られるか。これなら山百合
の保護にも役立つかもしれません。50本を
目標にしていましたので、すでに目標を達成した
かもしれません。

このようにひなりひなりしていますが、
陽のあたらない場所で管理していました。
これからは(秋)半日陰の場所で育てる予定です。
山の黒土を入れて、なるべく山で生育する環境を
考えましたが。上手くいって喜んでいます。

昨日の中秋の名月。
ススキを河原から切って、団子、 サトイモ、
サツマイモ、梨、ブドウなど飾りました。
なかなかいいものですね。

椿の楽しみ  −  9/17
  
       今日はアザレア椿の実生苗
を早く大きくさせるために呼び接ぎをしました。庭木の青海白に接ぎました。
        今年中には活着すると思います。結束バンドで形勢層を合わせる上下を縛り、さらにヒモで5〜6回縛り、

        縛った枝の上にビニールとアルミホイルで巻きつけました。結束バンドで縛った時ローソクを垂らし形勢層に
        水が入らないようにしました。接いだ場所は枝の上部ではなく、写真のように、枝の途中です。どこに呼び接ぎ

        しましても、可能のように思えます。この点が呼び接ぎの良いところだと思います。この庭木には白孔雀、薄化粧
        陽の岬、 紫紺雲竜、 乙女の祈りなどが接いであります。これで7品種になりました。毎年枝が伸びますので剪定を

        繰り返しながら新しい品種を接いでいきたいと思います。もう1つの写真は8月中旬過ぎに入手しました品種を接いだ写真です。
        8品種ありましたので各品種毎に接木2本挿し木2本と絶対に失敗しないように接木と挿し木に分け安全策をとりました。

        温度、湿度、照射率など考えながら管理しています。私は接いだ後ローソクを垂らし、接ぎ穂に軽く水を噴きかけビニールを
        被せます。真夏ですので、接いだ後に蒸れて葉が落ちないように、ビニールの上部にナイフで切り込みを入れたり、

        置く場所は明るく直射日光が当たらないように注意しています。
        
         これから今年の苗を購入されましたら、呼び接ぎや普通の接木をされると良いと思います。
          特に購入された苗が枝分かれしていたり、大きな苗であれば呼び接ぎをお勧めいたします。

          
数年後には求めた苗より大きくなり、沢山増やせると思います。
        


アザレア椿の実生苗を呼び接ぎ。
来年には切り離し成長してくれるものと期待しています。

8月に接いだ苗です。上部に2〜3本接いであります。
縛ってあるものは普通の紐です。うまく成功するかどうかは
接ぎ木後の管理にかかっているのかと思われます。
ナイフとか紐とか台木の太さなどはそれほど気にする必要は
ないように感じますが、いかがでしょうか。

挿し木苗
75日位経過しています。15年経過して自分なり
の挿し木方法でほぼ100%成功するようになり
ました。偶然のことでした。色々な方法で試み
ながら、その内の1つが駐車場に吊るすことでした。
混んでいますが、葉が生き生きしています。
25本以上挿してあります。来年の2月〜3月植え替える
予定です。1本1本鉢に植えると大変ですので、大きな
鉢に全部植える考えです。名前は葉裏に書いてあり
ますので、植替えの時名札を付けます。


椿の楽しみ  −  9/15

       台風の接近で挿し木苗や接木苗を安全な場所に移しました。 挿し木苗は完全に発根していました。
       70日を経過しています。次回苗の状態をご覧いただきます。今日は2年目の種子苗とアザレアの実生苗です。

       種子苗は100種以上蒔いてあります。6〜7年前から少しずつ果実を採取したり、五島より送っていただいた
       種子です。かなりの数になりますので、一鉢ごとに植えますと大変ですので、100本程一緒に植えてあります。

       アザレア椿は自家受粉するようです。知り合いの3人に聞きましたところ、自家受粉するようです。
       3人とも椿の花が咲いていない時期に結実し果実が得られたそうです。下のアザレアの苗は実生ですが

       挿し木で2〜3年経過していると思います。知り合いの方から送っていただきました。花色は濃紅色でないそうです。
       来年には花が咲くのではないかと思います。真夏に咲くのか、それともアザレア椿と違う時期に咲くのか大変楽しみ

       であります。


2年目の種子苗
青い珊瑚礁、 肥前薄雲、 岩根絞り、 千羽鶴
曙、 紅湖畔、 光明等
 


アザレアの実生苗
来年は花が咲くと思われます。


椿の楽しみ  −  9/11

        接木の良い時期になりました。割り接ぎ、切り接ぎ、ビンや呼び接ぎなど試しています。
        3〜4月に行いました呼び接ぎやビン接ぎなどはほとんど活着していると思います。

        これからの接木は今年発芽しませんが来年接ぐよりは、早めに発芽し管理が楽になると
        思います。来年の2月下旬から3月初旬に袋をナイフで少し切り、外気に慣らして管理しても

        私の場合、芽が伸びてきています。普通の接木では発芽し6月前後に袋に少しずつ穴を開けて
        外気に慣らしますが、今接ぎますと芽を伸ばす前に少しずつ外気に慣らしても大丈夫のようです。

        これは、今年中に活着しているからだと思いますが、いかがでしょうか。分からないことが多い接木
        ですが、失敗→試しの繰り返しでやっております。色々試す中でヒントが得られるように思います。


ダーロ・ネガの枝にスーパー・スター
を呼び接ぎ。ポットを切断しそれに
植え込み呼び接ぎをしました。

胡蝶侘助に五色八重散り椿をビン接ぎ。
この木にはベラ・ロッセや紅湖畔、 紅栄等
接いであります。黒椿系統の花に白斑を綺麗に
入れたいと、今試しています。

取り木の太い台木に友の浦や琉球白妙、黄鳳
等接木。この夏さらに3品種幹に接ぎました。
ビニールの所が接いだ場所です。
友の裏の花芽は4つほど付いています。

ビン接ぎで色々な品種を接木。
雪、 伊豆呼子鳥、乙女、コガネユリ、夕日
イースター・モーン、紅栄、白角倉等接ぐ。
コーヒー缶やヤクルト・ヨーグルトの入れ物利用。


椿の楽しみ  −  9/5

       
       最近では山取りの台木が手に入りにくいですので、自分で庭木の枝を整枝したり剪定しながら曲を作り、取り木をしながら
       台木を得ています。2〜3月の太い挿し木も台木として便利です。夏の挿し木では3年くらい台木として待たなければ

       使用出来ないかもしれません。 剪定を繰り返していますと、あちこちに枝が伸びてきますので、何本も接ぐには便利です。
       写真の取り木や接木をご覧ください。取り木は3月下旬から4月にかけて行っています。


月照の取り木です。大分太く4〜5本枝分かれ
しています。この台木1本で20品種位は接木できます。
枝を短く切り、最上部、途中の枝の裏表、斜めなどに
接いで楽しみます。途中の枝に接ぐ際、方向を考え
ながら色々な方向に芽が伸びるように接がれると
いいですね。

根際から出た枝に5品種接いであります。すべて
五島の品種です。胴吹き芽や先端の枝が伸びましたら
先端を短く切り、その先端に呼び接ぎなどしますと
1本の木でも何品種も花を咲かせることが出来ると
と思います。

ぼさぼさの対馬白の庭木に陽の岬を枝の途中に
接ぎました。自分で好きな花はあちこちの絵dに接いで
枯れないように管理しています。この木には白孔雀や
薄化粧、タマ・グリッターズなど接いであります。



椿の楽しみ  −  9/5

      これからは接木がいいですね。今年中に活着しますので、来年の管理が楽になると思います。
      呼び接ぎの場合本当に活着しているか分かりませんので、早く切り離さず、1年ぐらい様子を

      観察しています。時々ビニールを外して確認するのも1つの方法ですね。とにかく、色々なことを
      試しながら、その時の台木の状態や時期を考えながら試しています。さて、庭では白い花の

      八重玉のかんざしが咲いています。山百合の花が咲き終わりましたので、純白な白い花が目だっています。
      私の好きな花では月の皇子を掲載いたしました。福岡県の八尋氏から送っていただきました。色々な

      評価があると思いますが、私が求めたかった花です。果実もなり新花を期待しています。


我が家で最も太い台木に呼び接ぎ。
70cmくらいの高さで幹を切り、
2〜3本短く枝を残し、胴吹き芽を待って
呼び接ぎをしました。。

太い台木の両脇に鉢を置き、呼び接ぎをしました。
接いだ品種はスーパースター、 大和ナデシコ
桜島黒髪、 紅栄です。来年は胴吹き芽や胴に
5〜6品種接木する考えです。

八重玉のかんざし
暑いこの時期に咲きますので、好きな花です。
ほんのりとした香りがしますが。

月の皇子

桜島月光の枝変わりと聞いております。
私が欲しくて福岡から送っていただきました。

椿の楽しみ  −  9/4
   
       
9月に入りました。今年の挿し木の状態はいかがですか。これから挿し木をしても、大丈夫だと
       思いますが、台木がなく、どうしても残しておきたい品種であれば挿し木をしてみてください。

       台木あれば接がれたほうがいいですね。果実の採取もしました。写真のようにすでに黒々として
       おります。果実の採取は何十種類と植えられている場所や、素晴らしい花の咲く木から採取された

       方がいいですね。挿し木も発根し始めたようです。枝を持って、持ち上げますと抜けませんので
       発根し始めたと感じています。これらの挿し木苗は
呼び接ぎに利用したり、椿の好きな人に差し上げる
 
        つもりです。駐車場に吊るした挿し木( 10cm〜15cmの長さ)も順調のようです。このまま成長しますと2年目
        には花芽をつけるかもしれません。夏の挿し木は大量生産には向いていますね。9月からは接木や果実の採取

        の楽しみがあります。ビン接ぎなども良いですが、呼び接ぎが最も安心して管理が出来ると思います。
        夏の挿し木では、ボールペンくらいの太さの挿し木までが向いていますね。それ以上の太さの場合には

        2〜3月が適期ではないかと思われます。あるいは取り木がいいですね。接木はどんなに台木が細くても太くても
        可能です。相当の太さの場合には1〜2本細枝を残して幹を切るといいですね。すぐに接木しても良いですが、

        胴吹き芽が出てきてから接いだほうが、活着率が高いのでは、ないかと思われます。


果実の採取は良い時期だと思います。
8月30日に採取しました。

桜島黒髪の果実。
私の好きな花ですので、新花を咲かせたいです。

10cm〜15cmの長さの挿し木。
すでに発根しているようです。

駐車場に吊るした挿し木。
色々の長さや太さを挿してあります。相当の太さの
挿し木は2〜3月が向いていると思われます。



椿の楽しみ  −  8/29


       いよいよ8月も終わりですね。これから私が行う作業は果実の採取、 接木、 施肥、 植替え等です。
       挿し木も可能ですが、発根が遅れるのでは。果実の採取は出来れば多くの品種が植えられている場所での

       採取がいいですね。変形したり、 極小さなものや、反対に相当大きな果実を採取するようにしています。
       今日は庭木の相当太い木に接木して5ヶ月経過しましたアザレア椿と都鳥をごらんください。庭木に大事な

       品種を接いでおかれることが最も安心していられます。さらに、いつでも穂を利用出来、増やすことが出来ます。
       今日私の好きな椿は沖縄の首里おとめです。わずかに斑が入ります。カタログにはあまり出ていないようです。


変形したり、極小、 極大の果実を探しています。

腿大の太さの胴吹き芽にアザレアを接木。
こうしておきますと、成長は早く、枯れる心配が
ないと思います。

都鳥を左と同じ庭木に接木。
都鳥も成長しますと見事な大きな花になります。

首里おとめ
沖縄県の知人より送られて大事に育てて
おります。現在昔からある乙女椿は人気ああり、
注文が多いと聞いております。



椿の楽しみ  −  8/27

        今年初めての果実採取をしました。太郎冠者の果実です。運良く10個以上見つけました。
        曙や加茂本阿弥の果実も探しています。さらに光明や熊谷も入手したいと手配しています。

        近くの川沿いに植えられています椿の果実を持ち帰りました。そこには50品種ほど植えられて
        います。残念なことには名前が付いていません。そこで自然交配していると思われますので

        種子を蒔き新花の咲く日を待ちわびます。五島の岩永氏からも果実を送っていただくように頼んで
        あります。私もこれまで何千の種子苗を蒔き、鉢で育てています。毎年自分で種子を蒔き続けますと

        楽しみは尽きません。 種子を蒔かれるときある程度良い花の品種を集められて植えておかれると
        いいですね。自然交配で毎年標準以上の花が咲いてくれると思います。暇なときには、人工交配もされて

        さらに椿の素晴らしさを楽しまれることをお勧めいたします。これから9月下旬まで果実の採取の時期です。
        是非採取されて4〜5年後に咲き誇るであろう新花に期待をよせながら、椿を楽しんでいただきたいと思います。

        最後に私の気に入っていますユキツバキの遠茜をご覧ください。なかなかよい花です。

        、


太郎冠者の果実。 もっと沢山ありましたが
高い木ですので手が届く果実だけを採取しました。

私が大好きなユキツバキ→ 遠茜
濃赤色、一重剣弁の星型に朔、秋咲
色々なユキツバキがありますが、この遠茜は
剣弁の星型で大変気に入っております。


椿の楽しみ  −  8/24

       8月もすでに24日。 皆さんがたの挿し木接木はいかがですか。色々な園芸書やネットなどで
        基本的挿し木や接木の技術に関する説明がなされております。初めての方々には
なかなか

        難しいと感じられるのではないでしょうか。失敗と成功を重ねながら、だんだんと技術を習得されていくのでは
        ないでしょうか。はじめから、生産者の方々と同じような成果を期待するのは難しいかと思います。私も

        ある程度自信がもてるようになったのは10年〜15年位かかっていると思います。なかなか難しいものだと思います。
        今日は7月の中旬に揚げ接ぎしました写真をごらんください。台木は種子苗の3年生です。あまり太いと

        活着率が低くなると思い、ボールペンくらいの太さに接ぎました。1ヶ月以上経過しましたが葉が落ちましたのは
        1枚だけでした。接いでからビニールで被せてありますので、温度と湿度の関係に注意して管理しております。


台木は短くほとんど用土の中に入れて、接いだ
部分だけを地上に出して管理しています。

これは1本だけ太い台木があります。
台木から胴吹き芽が出ています。
蒸れすぎますと、葉が落ちてきますので、ビニール
に少し切れ目を入れて蒸れすぎを注意しています。

250本程度の挿し木苗。今月で発根すると思います。
長さは5cm〜10cm〜15cm位です。色々な長さで
挿してあります。温度、湿度、日光などすべてが
バランスよく保たれていると思われます。
それも、偶然試しに吊るした結果から得たヒントでした。
全部発根すると思います。1本も枯れていません。


椿の楽しみ  −  8/18

      8月も18日になりました。まだまだ挿し木や接木はできますが、発根や新芽の伸びが遅れると思います。
      接木では新芽が伸び始めてくるのが来年になるかもしれません。今日は8月初旬にIB化成を施しましたら

      枯れるのではないかと思われました葉の間から新芽が伸びたり、膨らみ始めました。IB化成を適当にパラパラと
      少なめに施しましたが、 この時期はあまり肥料を与えるのは良くないと言われています。

      出来れば9月に入ってからのが安心かと思います。もし肥料を与えるとしても、鉢の隅に(できるだけ苗から遠くに)
      2〜3箇所少なめに施すのが安心かと思います。生産業者の方々はおそらく秋芽を伸ばすのに、8月初旬に肥料を

      施す方がおられるのではないかとおもわれます。苗を求めますと、肥料が施されている鉢を見ることがあります。
      7〜8月まで新芽が伸びていなくとも、これから秋にかけて新芽が伸び始めるかもしれませんので、管理してみてください。


8月に入り新芽を伸ばしてきた翁頭紅

8月に入り新芽が膨らんできた鎮信

同様に、芽を膨らませてきた覆輪乙女

椿の楽しみ  −  8/14
 

      椿の挿し木も1年中試しました。1月〜3月、 4月の初旬、 7月〜9月、 10月11月を中心に色々な
      太さの枝を挿してきました。最近は台木を用意する以外それほど1年中挿さなくなりました。

      接木も新芽が伸びる4〜5月を除いて数多く試してきました。こうした経験から得たものは、大事な
      品種は必ず庭木にしておく事が必要であると思いました。枯れることを防ぐ為と管理面です。

      今日は2月の太い挿し木と太い庭木への接木をご覧ください。


2月初旬に挿した紅栄。
3年経過。相当の太さです。

右側の相当太い庭木に接木。
左側の枝は上五島のブドウ椿です。
こうしておきますと、大事な品種が枯れてしまう
心配が少なくなります。成長も早く接ぎ穂が沢山
得られます。右側の枝には香り椿が接いであります。
現在15品種ほど接いであります。

見事な太さの庭木に接いでおります。
おそらく各枝に接ぎますと何十品種
接いで保存できると思います。



椿の楽しみ  −  8/11


       昨年の春接いだ枝にだいぶ花芽が付いています。 腿くらいの太い庭木の台木を鉢に植えて、接ぎました。
       2年目で花が沢山見られそうです。 小さな挿し木苗では1年目等で花を咲かせますと、枯れだす苗も出てきます。

       さらに太い台木に接ぎますと、すぐに接ぎ穂が利用できますので、高い苗をもとめても、すぐに増やすことが出来ますので
       あまり金額には、こだわらないようにしています。駐車場では挿し木してから1ヶ月半経過しました。すべて青々して

       います。 普通の挿し木から10cmくらいの長さや、小指大の太さで途中で切って細い枝を残している挿し木等様々です。
       このままでいきますと、ほとんど全部発根しそうです。12鉢駐車場に吊るしています。全部で250本くらいだと思います。

       挿し木苗は2〜3年後に呼び接ぎに利用したり知り合いに分けてあげるつもりです。接木も色々しました。特にこれだけは
       絶対枯らしてはいけない品種を接いでおります。 鉢苗ですといつか枯らす心配がありますので、庭木や鉢に植えた

       太い台木に接いでいます。 挿し木苗は自分ではほとんど育てておりません。呼び接ぎや差し上げるために挿しています。

       


昨年接いだ三橋孔雀椿。 2年目で接ぎ穂として
数本接いであります。

五島のヤブ椿を接木。2年目です。腿くらいの
太さの鉢植えの木に接木。10品種位接木。

1ヶ月半近く経過。
駐車場に吊るしてあります。

10cm位の長さの挿し木。1ヶ月半近く経過。
すべての鉢で枯れ枝は1本もありません。


椿の楽しみ  −  8/4

       私が目指しています太い鉢苗の椿の木に10品種以上の花を咲かせて、庭中の庭に植えてあります椿の木を少なく
       しながら、管理と花の観賞がどこでも出来るように、工夫しています。

       注意している点は、   
                     1. 1mくらいの高さで接木が楽に出来ること。

                     2. 接いだ所にローソクを垂らし、水滴が接ぎ穂にしみこまないこと。

                     3. 接いだ後ビニールなどで蒔き湿度を保つようにすること。

                     4. 接ぐ場所は最上部だけでなく最上部の下側にぐるりと、2段、3段と胴接ぎしています。

                     5. 最上部や胴接ぎの幹と接ぎ穂の間にローソクを垂らす。

                     6. 支柱を立て、 ビニールをピーンと張り、水滴が接ぎ穂に落ちないようにする。

                     7. 接ぎ穂に軽く水を噴霧する − ビニール内も水を含ませ湿度を確保。

                     8. 直接陽が当たらない明るい場所(私は駐車場の下)で管理。( 軒下やベランダなど直接陽が当たらない場所)

                     9. 時々ビニール内の様子を観察しております。

                       10. 鉢植えの太い接木用の太い木は1mくらいの高さで切って、すぐ接いでも良いですが、ビニールなどで
                          囲い湿度を維持しながら胴吹き芽を出させ、その胴吹き芽を大事にしています。接がれるときは、全部の

                          胴吹き芽を切り取らないで、所々に残しながら接いでいます。長い胴吹き芽は短くして残しておきます。
                          接ぐ下部に胴吹き芽は数本の芽を残しても大丈夫です。接ぐ上部に胴吹き芽がある場合は1〜2芽残して

                          接いでいます。もちろん3〜4cmくらいに短く抑制しています。胴吹き芽を伸ばし、その芽に接いでも良いと
                          思います。太い幹を途中で切りますと突然枯れだしたことがありました。十分管理して胴吹き芽を出させてください。


5品種接木。 ビニールとアルミホイルを使用し湿度を保つ。
接いだ品種は五島のヤブ椿と珍しい品種を中心に接いで
あります。10本くらい太い鉢植え椿がありますと、十分かと
思います。

5品種接木。 葉は半分に切っても切らなくとも良いと
思います。接ぎ穂を縛るのは紐と結束バンドを利用。

最上部、2段目、3段目と接いであります。
確率が良いように思えます。これらの椿の太さは腕の
太さからそれ以上の太さです。




椿の楽しみ  −  8/3

        新潟ー椿華園の今年のカタログ

数日前に新潟の椿華園より今年のカタログが届きました。
園主の大岡氏は以前ご紹介しましたが、研究熱心な穏やかな

人柄です。椿、ボタン、芍薬、アヤメ、 アジサイ等新潟より
全国に花の香りを届けておられます。

今年のカタログでは各品種ごとに花の写真を掲載して見やすく
なっております。

表の表紙には、 五島の風、 イブのほほえみ、 黄蓮華
紫紺雲竜、 九十九侘助、湊晨侘助
を掲載しています。

裏表紙には紅栄、はじらい、写楽、君待ち坂、涸沼の里、
桐谷絞り、唐の紅、哀愁、月の皇子、聴信寺金魚、夕日


まどか等を掲載しております。すでに販売されている品種や
新花等今年は多品種掲載されているように思えます。

大岡氏の椿のネイミングには学ぶべきところが多くあるようです。
簡潔で分かりやすいですね。私がいつも感じておりますネイミング

は大変大事な要素であると思われます。
電話やネット等で申し込みますとカタログを送ってくださると思います。


tel)  
0250−68−3420   

インターネットホームページ
www. chinkaen. jp

カタログの掲載は椿華園様の許可を得て掲載させていただきました。

椿の楽しみ  −  8/1

      8月になりました。挿し木の発根や接木の新芽を出させるには早めにされるといいですね。遅くなりますと、カルスが形成され
      活着いたしますが、来年まで新芽が伸びるのを待つことになります。私は今年の夏の挿し木や接木はほぼ終わり、9月から

      接木を開始するつもりです。(もちろん8月中でも大丈夫です)今日は接木や挿し木の一例をご覧ください。


黒花蝋梅を素心蝋梅に呼び接ぎして鉢植え盆栽
にしたいと考えています。黒花蝋梅も他の蝋梅と
咲く時期が違うので増やしています。
根は相当太く鉢植えするのに苦労しました。

1本の台木に3品種接木。テープは縛らなくて
良いテープを使用しないで、紐を使用。台木、
穂木、紐すべて家にあるものを使用。大事だと
思われることは、接いだ場所に水が入らないこ
とと、その後の管理では?湿度と明るい場所で
管理することですね。支柱を立て、ビニール使用。

3月から4月に新芽が伸びる前に葉の良いヤブ
椿の枝を挿し木。何十本と枝を持ち帰りましたの
で、半日陰で管理しましたら、ほとんど発根しまし
た。花芽が付いている枝を挿してあります。
前もって咲いている花を確認してあります。

新潟のユキツバキをを2月挿し木。ほぼ全部
成功しました。接いだ残りの枝です。この挿し木
苗は2月でしたので、ビニールを使用しました。
珍しい品種でしたら、接木し残りの枝は捨てずに
挿し木をされると良いと思います。



椿の楽しみ  −  7/29


         7月もいよいよ数日を残すことになりました。私は挿し木や接木を7月までで終わらせ予定です。
         接木は9月下旬から始める予定です。最後の挿し木や接木を行っています。

         剪定をした枝で自分の好きな枝を少しずつ挿したり接いだりしながら、品種を確認しています。
         これはと思う大事な品種は庭木や鉢植えの太い木に接いでありますので、ほぼ安心です。

         それでも、万が一に備えて、あちこちに接いでいます。1〜2芽残っていますと庭木が枯れても
         接いですぐに増やせますので。来年からは大きな鉢に10本位ずつ植えて管理する予定です。


挿し木ですが、挿してある部分は太いです
長さも10cmくらいあります。今まで2葉くらい
付けて短かい枝でしたが、3〜4年前から長い
枝で挿しています。成長が違います。

大事な品種の穂をあちこち接いでいます。
好きな人たちに分けてあげるつもりです。

鉢で親指大の台木に接木。1本の枝に
3〜5本接いでいます。これらも椿の好きな
人たちにあげるつもりです。

黒蝋梅の花。この黒蝋梅を満月蝋梅などの太い
台木に接いで鉢植え苗として育てています。



椿の楽しみ  −  7/26

         今日は椿ではなく、我が家の花をご覧いただきます。いま咲いています花は河原ナデシコ、 キキョウ、 山百合、 百日紅等です。
         山百合は増やそうと種子を蒔き育てております。沢山発芽しましたが、だんだんと少なくなっていくみたいです。

         何本くらい残り、花を咲かせてくれるか不安です。私の兄は山から小さな山百合の苗を持ってきて、肥料を与えたところ私の苗よりも
         倍以上太り花も見事に咲かせました。兄に何の肥料をどのように施したか聞いて育て方を勉強する予定です。

         椿以外に桜と山百合を増やそうとがんばっております。これからは八重玉のかんざしが咲きだしそうです。椿に覆われて花類は
         少ししか植えておりませんが、この暑い夏に咲き誇る花もいいものです。


私の妻が種子を蒔き見事に咲いてくれました。
河原なでしこと言っていますが?感じの良い花
ですね。清楚な感じがいたします。

キキョウですが、開きません。全部の花が開きま
せん。開かないほうが普通なのか,それとも色々
な咲き方があるのかもしれません。

山百合はいいですね。この暑さに咲き誇って
おります。カサブランカもいいですが、私は山百合
の方が気に入っています。

種子を蒔いて3年目の山百合の苗。
何千と蒔きましたが、最後にどのくらい残って
くれるのか?


椿の楽しみ  −  7/26

         猛暑も多少和らぎ、曇りがちな日々が続いております。このような時には湿度もあり接木に適していると
         思います。色々な接木があるかと思います。時期や木の成長具合、枝の伸び方、樹姿など考えながら

         割り接ぎ、切り接ぎ、ビン接ぎ、呼び接ぎ等上手く工夫して接いでおります。今まで沢山の接木や挿し木
         等掲載いたしましたので詳しい説明は省きますが、ある程度湿度を保ち、明るい場所で管理するすることが

         大事だと思います。もう1つ、ビニール内の水滴が接ぎ穂や伸びてきた新芽に落ちないように、支柱を立て
         る事に注意を払っています。( 何千本、何万本と接木する管理とは違います )大事な品種はあちこちに

         接木して、絶対絶やさないように努力しています。下の写真は接木の一部です。ご覧ください。


種子苗の2〜3年生に接木。4〜5年経過しますと
相当伸びてきます。鉢で管理していますので
管理が楽で、接木も時間がかかりません。
保存を兼ねてあちこちに接いでおります。
光源氏、沖の石、散椿、蝦夷錦、陽の岬等接木。

太い根から伸びた枝に5〜6種類
接木。旅愁、紅栄、おぼこ等接木。
2年目で相当の接ぎ穂が得られます。

腿より太い木を60cmくらいの高さで
切り、呼び接ぎをしました。胴吹き芽
は大事にして残してあります。
大和なでしこ紅栄、スーパー・スター
桜島黒髪など呼び接ぎ。すでに半年経過。
来年の春まで待って外す予定です。

庭木に5品種切り接ぎ。
3年目ですが、いくらでも接ぎ穂や
挿し穂が得られる状態です。
箱根の香、玉の浦、翁頭紅、一休
等接木。この方法は成長が早い
ですね。穂木を得るには便利だと
思います。接木して2年目には何十
本の穂木が得られ、接木が出来ます。

椿の楽しみ  −  7/22
 

          7月も22日になりました。挿し木は出来るならば7月中に終えたいですね。7月中ならば9月下旬には
          発根すると思います。色々な挿し木の仕方があると思います。自分に合った方法で挿し木をされると

          良いと思います。数年前から私は挿し木苗は呼び接ぎに利用する為に行っています。挿し木、接木も
          まだまだ出来ますので、何本か試して楽しんでみてください。


駐車場に吊るして管理しています。
午前、午後と1回ずつ水を与えております。

ビニールの途中にナイフで切り込みを
入れて、風穴を作っております。
蒸れないように努めることが大事ですね。

このように支柱を立てて、ビニールを
ピーンと張り、上部から落ちる水滴が
ビニールを伝わって外側に落ちるように
しています。挿し苗に水滴が落ちない
ようにしています。鉢底のビニールも
小さな穴を開けて水が外に出るように
しています。


椿の楽しみ  −  7/18


       昨日呼び接ぎやビン接ぎで幹と枝の間に穂木を差し込んで接木しますと、活着しやすいとお話いたしました。
       今日はアザレア椿を呼び接ぎした写真をご覧ください。すでに半分くらい幹に食い込んでいます。

       このまま1年以上外さないほうが良いと思います。この方法も早く花が見られ、増やすには
       試してみる価値があると思います。


すでに半分以上幹に食い込んだアザレア椿の
枝。このままの状態で1年以上経過して外す予定です。

同様にアザレア椿の呼び接ぎ。
幹の左右に枝が出て2本接いだ感じです。

アザレア椿の花。良い花ですね。
すでに咲き終わった花が5〜6個あります。



椿の楽しみ  −  7/17

   7月も半ばになりました。挿し木や接木をされていますか。私は少しですが呼び接ぎやビン接ぎをしております。
   挿し木は以前お話いたしましたように、鉢に挿し、支柱を立てて駐車場に吊るしております。午前と午後水を

   与えています。おそらく支柱を立てることと、ビニール袋に少し切れ目を入れて蒸れることを防いでいるのが
   よい結果をもたらしているのだと考えています。直接、陽が当たらないで1日6時間だけ陽射しを受けています。

   春と数日前に太い鉢植えの台木に呼び接ぎをしました写真をご覧ください。少しずつ庭の木を減らし、鉢植えの
   台木に100品種ほど接木をして、管理と庭の手入れを簡単にしようと考えています。呼び接ぎでもビン接ぎでも

   幹と枝の間に接木すると成功率が高いですね。幹と枝の間に少し深く切り込みを入れて、そこに穂木を挿しこみ
   結束バンド等用いて固定します。最後はローソクを垂らしビニールで巻いて終了します。肉が盛り上がり、穂木を

   巻き込んできます。そうしますと安心していられると思います。挿し木苗を作り、呼び接ぎの準備をされるといいですね。
   呼び接ぎやビン接ぎでは、少し太めの台木と太目の穂木を用いると良い結果が得られると思います。  


庭木の台木に覆輪乙女をビン接ぎしました。
4ヶ月経過。この花は私の好きな花で増やして
おります。10年ほど前に香川から送っていただき
ました。香川県も多くの良い花がありますね。

紅栄、 陽の岬、 ベラロッサ、玉の浦
をぐるりとビン接ぎ。もう1本の枝に10本
位接木してあります。

日、 紅栄、大和なでしこ、スーパー
スター
を接木。ヤクルトの容器を利用
しています。


椿の楽しみ  −  7/4


     7月に入り本格的な挿し木の時期に入りました。この数日剪定しました枝の中から3〜4種類選んで挿し木をしてみました。
     ハサミで切って挿しました。明日ビニール袋に入れて駐車場に吊るします。ビニールの側面をナイフで10cmくらい縦に切り

     蒸れるのを防いでおります。ビニールの底は水が落ちるようにナイフで少し切ってあります。最初の1週間くらいは大目に水を
     かけて、鉢の中をきれいにすると同時に挿した枝を落ち着かせます。その後は午前1回、午後1回軽く水を与えております。

     8月の下旬から発根し始めると思います。鉢の2〜3箇所に支柱を立てて、ビニールをピーンと張り、水がビニールを伝わり挿し穂に
     落ちないようにしております。出来れば7月の中旬くらいまでに挿しますと、発根も早く見られると思います。もちろん8月〜9月

     挿しましても発根いたします。 挿し木苗は呼び接ぎ用に庭木などに用いるとその後の管理が楽になると思います。


紅栄(五島)を50本挿しました。

剪定しました枝の中からどうしても増やしたい
品種だけビン接ぎするために確保しました。

剪定した枝です。大きなビニールに6〜7個
入りました。多少庭がすっきりしてきました。



椿の楽しみ  −  6/26


        今日は昨年の夏に接木しました枝の成長と台木の太さをご覧ください。
        写真のように1年で花芽を持ち穂が利用できる状態です。珍しい苗を沢山

        増やすには このように太い庭木や鉢植えの木に胴接ぎやビン接ぎ、呼び接ぎ
        等をしますと1年で色々な品種の穂木が得られ、増やすのに大変便利です。

        鉢に植えてありますと、色々な場所に動かして花を観賞できますので、便利です。

        


三橋孔雀の接木です。花芽も見られます。
普通の孔雀椿よりも花が大きいと聞いております。
今年はこれから接いで増やす予定です。

同じ木ですが、何種類も接いであります。
保存したり庭先で鑑賞したりするには、いいですね。
鉢で育てておりますので、どこにでも動かせますので。

腕の太さの木です。この木に色々
接いであります。成長が早くて
楽しみです。


椿の楽しみ  −  6/25


       いよいよ挿し木や接木の時期になってきました。楽しみですね。色々な地区で挿しや接木の講習会が
       開催されています。参加されて色々質問されながら技術を習得されるといいですね。私は半日(約6時間)
      
       陽が差し込む駐車場に吊るし、最初からビニールをナイフで5〜6cm風穴を作り、夏中午前1回、午後1回
       水を与えています。条件が良かったのか、ほとんど全部発根しています。それでも、駐車場に吊るして挿し木の

       発根率が非常に高まったのは5〜6年前からです。色々試して偶然駐車場での挿し木が上手くいったのでした。
       接木にしても、あらゆる時期やあらゆる台木に接木しました。最近ではビン接ぎや呼び接ぎを主にして、庭木や

       鉢植えの木に接木をしております。本格的な挿し木や接木の時期ですので是非楽しんでいただきたいと思います。 


紅栄×タマ・グリッターズ
交配したときはビニールをかけて分かるように
してあります。

6月初旬紅栄を1mくらいの高さで切り、横に
張った枝にヤクルトの入れ物を利用して接いで
あります。

1mの高さで庭木を切り、切った幹や枝にこれはと
思う品種を接木して、保存しています。枯れなくて
いつでも穂を得られる利点があります。

椿の楽しみ  −  6/20    玉の浦実生から生まれた金魚葉椿


花が咲くのが楽しみです。
肥料や消毒等忘れずに大切に育てられてください。
玉の浦実生から生まれた金魚葉椿

   作出者 − 荒木 広太氏 (上五島)

変わり葉椿としてカタログに掲載されています
金魚葉椿が玉の浦の実生から誕生したとの
報告を受けました。金魚葉椿は何品種か見られ
ますが玉の浦からは珍しいのではないでしょう
か。生産業者にお聞きしましたところ、金魚葉
椿の種子を蒔かれても90%以上の確率で金魚
葉は出現しないのではと話されていました。
  
庭などに2〜3本金魚葉椿を植えて自然実生
人工交配をするほうが金魚葉椿の誕生する確率
が高いそうです。 いずれにしましても、玉の浦
の実生から金魚葉椿が誕生しましたことは、大変
楽しみですね。大切に育てられて、枯らさないように
育てられてください。

今年あるいは来年には花が咲くかも
しれません。
数十種類あるいは数百種類
植えられています椿園などで

種子を採取して蒔かれますと
本当に楽しみな、思いもよらぬ

花の誕生が期待できます。毎年
こつこつと地味なことですが

蒔き続きますと必ず神様が微笑んで
くださると思います。接木や取り木

も楽しいことですが、種子を蒔かれて
どんな花が咲くか待ちわびるのも夢が

あって楽しいではありませんか。
どんなことにも挑戦して、諦めないことが

大事ですね。五島の岩永氏より種子を
蒔き続けることの大事さを教わりました。



椿の楽しみ  −  6/15


      5月に鉢に発根、発芽した苗から芽が地上に伸び始めました。この梅雨時に芽が次々に見られますので
      3月に植え替えたときよりも安心していられます。3月に鉢に移すときは芽が完全に伸びるまでビニールなどで

      保護しておく方が安全です。 次に取り木ですが今年は12本ほど外しました。この取り木に色々な品種を接木して
      鉢で楽しみます。最初は取り木した樹姿が鉢植えとして見ごたえがなくとも、ある程度の太さと曲があれば、

      接木で樹姿が作れますので、私にとって取り木の目的は鉢植え盆栽にするために完成された樹姿でなく、接木を
      して2〜3年後に鉢植え苗として見られる樹姿になるだけの太さと曲が大事だと考えております。


5月にビニール袋から鉢に移した種子苗。
徐々に地上に芽が伸び始めています。

取り木苗。ある程度の曲と太さがありますと
接木によって樹姿を仕上げることが出来ます。

紅三光の頂上に白手香と胡白蝶を接木。
庭木ですので枯れることなく保存できます。



椿の楽しみ  −  6/13

       昨日同様種子苗と接木の状態をご覧ください。種子を蒔いて花が咲くまで時間がかかりますが
       4〜5年経過しますと毎年咲き続けます。最初の4〜5年我慢しますと自分だけの新花が咲きだします。

       気に入った品種の種子を蒔き続けますと、きっと素晴らしい花をご覧いただけると思います。種子を育てる
       にはビニール袋にミズゴケを入れて発根、発芽させることが大変簡単であると思います。毎年8月下旬から

       9月下旬まで果実を採取して蒔いております。人工交配でも自然交配でも良いと思います。
       今日は太い庭木に昨年と今年接いだ状態をご覧下さい。すぐに穂木として利用できます。鉢植えで

       接木しますと、花が咲きだしますと、玄関前や家に入る入り口に置きますと庭を美しく飾ると思います。
       太い庭木や鉢植えの木に接ぐ際は切断した最上部に2〜4本はぐるりと接いで下さい。1本だけですと

       反対側から枯れこむことがありますので、注意が必要です。あるいは、最上部でなく切断した最上部に接がず
       5〜7cm下の所に2〜4本接ぎますと活着が良いように思えます。あるいは、切断してから幹に新芽が伸びて

       から接いでも良いと思います。 太い木を切断しますと枯れることがあるみたいです。ですから新芽を伸ばし
       接木する場所より下に数本小枝を残し接ぐと良いと思います


昨年の種子苗。名前は数本しかつけておりませ
ん。このまま庭に置き根が大地に入り込み、水を
かけなくとも成長していきます。

3年目の種子苗。結束バンド等を利用しますと
開花が早くなるみたいです。

腕の太さの木に接木。昨年接ぎましたが今年
は穂木を利用できる状態になっています。枝分
かれに25品種位接いであります。

これは腿くらいの太さの枝分かれの
です。4品種呼び接ぎしています。
スーパー・スター、 大和ナデシコ、
玉の(乃)浦、 桜島黒髪を接ぐ。

椿の楽しみ  −  6/13

       今日は太い根を10cmくらいの長さに切って4〜5種類接いだ写真と種子を蒔いて5月に鉢に植えた種子苗を
       ご覧下さい。またあじさいの花も撮りました。

       細根のない単なる直根だけで接木しますと芽が伸びるに従い細根が出てきます。台木がない時は便利な方法です。
       5月に種子苗を鉢に植え替えました。ビニール内の発根、発芽した苗を3月に鉢苗に植え返しましたら寒さと遅霜の

       害に遭い枯れてしまいましたので、5月に植えかえしました。まだ地上に伸びていない苗もあります。2000位蒔きましたので
       庭中に鉢がおかれています。特殊な品種と交配した品種以外名前を書いていません。気に入った花が咲いてくれれば

       どの品種から誕生したのかはあまり重要ではないと考えているからです。全部の苗に名前を書くのも大変ですから。
       今年で6〜7年毎年種子を蒔いていますので今年から徐々に咲きだし楽しみです。最後にアジサイの季節になりました。

       アジサイも品種が多くありますね。自分の好きな品種を集め挿し木をしています。アジサイの花も季節感に溢れいいものですね。
       挿し木で簡単に増やせますので、知り合いや友達から枝を分けてもらい増やされるといいですね。

       


直根に5品種接木。2年以上経過。上から見た
写真です。

左の根に接いだ苗です。舞の袖、細御前、新世紀
大社紫、タマ・グリッターズを接いであります。

5月に鉢に植えた種子苗。現在地上に芽を
伸ばし続けています。

アジサイの花。テマリテマリと書かれています。
一つ一つの花の大きさは非常に小さく、本当に
テマリのように見えます。

椿の楽しみ  −  6/12
        
       今日は4月の下旬に新芽の出る前の枝と5月下旬に新芽が伸びた枝を挿して、現在青々としている
       挿し木をご覧下さい。また、 鉢に植えました枝にビン接ぎしました状態と石榴の取り木もご覧ください。

       挿し木や接木も2週間後には出来ますので、これからの時期は椿を増やすには絶好の季節になると
       思います。庭木に接ぐ際は白斑などウイルスの入った品種は十分注意しております。ナイフやハサミにも

       注意して使い分けております。5月下旬に挿した枝は新芽の枝が少し固まるように水に浸し
       数日太陽に当ててから挿しております。今の時期に挿しますと、より安全かと思います。

       剪定して捨てるのはもったいないと思い、試しに挿し木をしてみました。ほとんど枝の太さにもよりますが
       1年中挿し木が可能のように思われます。台木が少ない場合は挿し木や取り木、また、接木の時期でない

       時は挿し木をして増やされるのも良いかと思います。
       


4月下旬、5月下旬に挿し木。今のところ順調の
ようです。5月下旬の挿し木は新芽がそれほど
固まっていない枝を挿しました。

4月下旬。綺麗なヤブツバキを挿し木。芽の出る
前に挿しました。

鉢植えの枝にビン接ぎ。3本接いであります。
庭植えの枝は2〜3本残して残りの枝に色々な
品種を接いでいます。

石榴の取り木。この枝に違う花の石榴を接いで
楽しもうと思います。花も楽しめますし、実も風情
があり期待しています。


椿の楽しみ  −  6/10

      2ヶ月半近く椿から遠ざかっていました。接いだり挿した苗が枯れたりしましたが、庭木として
      すべて残っておりますので、いつでも増やせる状態です。これからまた少しずつ写真など載せる

      予定です。今日は沖縄から送っていただいた大きな貝殻に色々な品種を植えてみました。
      また、2月に呼び接ぎやビン接ぎをしました芽が伸びてきました。色々な接木をしましたが

      忙しく手入れが出来ず、半分くらい枯らしてしまいました。欲張りすぎて手が届きませんでした。
      そろそろ挿し木や接木が出来る季節になります。私自身は新芽の出る前に4月20日後頃

      鉢に挿し木をして、すべて新芽を伸ばしております。また、6月にビン接ぎを行いました。これからが
      楽しみですね。
      


沖縄より入手しました大きな貝殻に穴を3箇所
開けて友の浦を植えつけました。ミズゴケで乾燥
を防いであります。全部で10個くらいの貝殻に
色々な花を植えて、楽しんでおります。

呼び接ぎ
胡蝶侘助にベラロッサ
を接木。
2月に呼び接ぎしました。

缶を利用して薩摩を接いであります。
2月に接木。新芽が伸びていますので
安心かと思います。

ビン接ぎ
分かれた枝に2本接いであります。左は一休
右は細雪です。新芽を伸ばしていますので
安心かと思います。

椿の楽しみ  − 6/11


   心に残る今年の五島椿

       今年掲載いたしました五島の椿の中から何点か再びご覧いただきたいと思います。
       最初に田中氏の望洋をご覧ください。 花色、 花形、 閉じ芯等私が望んでいます

       要素を比較的多く備えていると思われます。 この花も近くの住んでおられる場所で
       発見されたと聞いておりますが、良い花と巡り遇えたと思います。田中氏の椿に対する

       思いが届いたのではないでしょうか。多くの花を見ることにより、より多くの素晴らしい花を
       識別する目が備わっていくものと思われます。 さて、アジサイの季節ですね。アジサイも

       梅雨の時期に色々な花色を楽しませてくれます。 挿し木が比較的簡単ですので、増やしやすいです。
       次に実生の2〜3年生の台木に接木をしています。揚げ接ぎでなく、鉢に植えられています台木に

       そのまま接いでいます。若木であることが、活着を助けている面もあると思います。活着しますと
       1〜2年後は伸びが非常に良いです。細い台木ですが、意外に成長は良く思えます。

       太い台木の根を切り詰め接木して鉢に植えるよりも、もともと鉢に植えられています苗に接木するほうが
       成長はかなり良いように思えます。これは細い苗でも太い苗でも言えると思います。太い木を台木にする場合

       1年前くらいから根を切り詰め鉢に植えて、成長を促してから接木されると接木の芽の伸長が良いのではないでしょうか。
       最後に桜ですが、実生の場合冷蔵庫で保管し10月〜12月くらいまでに蒔かれたら良いのではと教わりました。

       桜の挿し木はなかなか難しく思えますが、根気よく挿し続けますと何本かは発根するものです。写真の挿し木は早咲きの
       枝を挿して3年目です。用土と管理に気をつけています。色々試すなかでほとんどの樹木は挿し木が可能に思えますが?

       私の知り合いの人の話では1〜2品種の樹木を除いて挿し木が可能ではないかと話されておりました。発根率の問題もあると
       思います。 50本〜100本挿して1〜2本でも発根することが分かれば良いと思われます。

       あとは、発根する条件を確かめ色々な角度から工夫し挿し木の発根率を上げていけると考えております。


 命名・発見者→ 田中 範彰氏
濃紅色・筒芯・一重・小輪

アジサイ 
今がアジサイのシーズンです。
感動する花がありましたら、咲き終わって
枝をいただき挿し木をされてください。

実生苗に接木 − 鉢に植えたまま接木
非常に活着率が高いように思われます。
2年生の苗に接ぎ今年で4年目になりました。
花芽を形成している苗木もあります。
光源氏、 不如帰、 春の台、 陽の岬
沖の石、 羽衣、 黒光、 日月、 鹿児島など。

桜の挿し木苗
今年で3年目です。 河津桜より
少し遅く咲き出します。

椿の楽しみ  − 6/


      久しぶりに雨が降り続きました。農作物や植木類には大変良い雨だったと思います。
      数年前五島の岩永氏より教えていただきました根接ぎの鉢植えが育ち、花芽を持つ

      までになりました。小さな細い台木でしたが4〜5年経過しますと接木して良かったと思える
      ように成長してくれました。種子苗に接木しますと、接木自体は時間がかかりません。しかしながら

      細い台木ですので花芽を持つまで少し時間がかかります。種子苗の台木の良い点は曲があるところです。
      だんだんと大きめの鉢に植え替えていきますと数年後にはある程度の太さに成長すると思います。

      種子を蒔いておかれますと、数十本くらいは簡単に接木できると思われます。今日はさらに実生の苗を
      ご覧ください。毎年種子を蒔いております。特別な品種は名前を書いてありますが、数が多いために

      1本1本分けずに大き目の鉢に一緒に植えてあります。私の考えでは、どの品種から誕生したことよりも
      これまでにない良い花が咲いてくれることのほうが大事だと考えております。名前を書かずに一緒に鉢に

      植えて自分でこれは良い花だと思う苗だけを増やす考えです。それでないと管理が大変です。庭木、接木
      挿し木、取り木、種子苗などすべてを管理しますと大変です。これはと思う品種に的を絞るべきだと考えています。

      もう少しで挿し木、接木の時期です。 取り木や呼び接ぎもあります。がんばってみてください。


種子苗に接木 − イワナガズ・ドリーム 

種子苗に接木 − 白孔雀

種子苗 ー 色々な品種

種子苗 ー 色々な品種

椿の楽しみ  − 6/

      今年最後の椿が咲きだしました。この時期ですので、あまり良い状態ではありません。
      これからはアザレア椿の交配種に期待したいです。6月〜7月に咲き出す花が誕生しますと

      1年中椿が咲き出すことになると思います。現在アザレア椿の実生苗を2種類育てています。
      葉の大きさが違います。花色や咲く時期など楽しみです。

      最後に桜の種子を近くの公園等から集めました。桜の接木の台木を作ろうと毎年種子を蒔いて
      いましたが、なかなか発芽しませんでした。そこで、知り合いの人に聞きましたところ、種子を

      冷蔵庫に入れ10月頃蒔いたらどうかと教えていただきました。色々な桜の種子を集めて試して
      みます。どの品種が発芽するか分かりませんが、全国の枝垂れ桜を増やしたいと考えております。

      桜は挿し木では難しいですが、毎年数本発根しております。少し大きく育て、取り木が出来れば
      すぐに鉢苗が出来るのではないかと期待しております。
      


三橋孔雀
今年最後の椿の花です。

サボテン − 白色の花
大きな花が咲きました。アジサイとともに楽しめる
花です。

アザレア椿の実生

花を咲かせるために鉢植えで管理。
花芽があるように思えます。

桜の種子
色々な桜の種子を集めました。
乾かして冷蔵庫に保管しておきます。

椿の楽しみ  − 6/2

        アジサイが咲き、次は山百合が咲き出します。山百合は鉢で育てました苗が大きくなって
        来年咲き出しそうです。 鉢で育て、さらに庭に沢山種子を蒔き自然に育つように管理して

        います。今日は取り木と庭の選定の写真をご覧ください。取り木はとても簡単に思えます。
        1本の作業で10分位だと思います。取り木苗は鉢苗や台木として役立ちます。相当太い枝も

        可能です。真っ直ぐな枝でも良いと思いますが、できれば剪定して多少曲のある枝に取り木を
        したいですね。紅栄、出雲大社藪、月照、 陽の岬、タマグリッターズなどに取り木をしました。

        庭木の剪定は思い切って行いました。上部より下の枝はほとんど切り落とし陽が当たるように
        しました。これから梅雨になりますので、ざわざわしたり葉が落ちますと害虫や蚊が発生しますので

        上部の枝だけ残しました。何本も接いである庭木は1本だけ各品種を残しました。丸坊主のように
        なりましたが、これからこれらの木に呼び接ぎをして楽しむつもりです。20〜30品種大事に育ててきました

        綺麗な花やアザレア椿(実生も含む)を呼び接ぎする予定です。剪定している間チャドクガが発生していました。
        真夏の暑さですので皆様方の椿の枝にも発生しているかもしれません。気がつきましたら葉や枝を切り取って

        処理してください。発生して間もなければ簡単に駆除できます。1箇所にまとまっていますので。
      


アジサイ − テマリ咲き
この時期はアジサイが綺麗です。
簡単に挿し木が出来ますので、咲き終わりました
ら、枝をいただき挿し木をされると楽しみです。

紅栄 − 取り木
好きな枝は全部切らないで、取り木しています。
親指大の枝等は10本くらい来年鉢苗として
期待できます。果実がだいぶ見られます。

出雲大社藪 − 取り木
取り木しました場所は相当太い枝です。
剪定を繰り返していますので、曲のある場所に
取り木しました。

庭の選定した椿の木
庭中の椿の木をこのように剪定しました。
沢山の枝を切りました。来年は花と果実が
少ないと思います。すっきりしました。

椿の楽しみ  − 5/28


      今日庭に出てみますと黄色のアヤメが咲いていました。15年ほど育てておりますが、黄色は
      初めてみました。最初はすべて紫色でした。次第に白色が多くなり今年初めて黄色の花が

      見られました。それほど珍しくもないと思いますが、私の家では初めてでした。種子を蒔き増やして
      紫色、白色、黄色の花を咲かせたいと思います。椿の剪定は ほぼ終わりになりそうです。

      相当の枝を切り、こんなに切っても良いのか、というほど枝を落としました。これから増やしすぎても
      大変ですので、1本の木に2〜3本枝を残し、あとはすべて切り落としました。

      落ち葉がありますと、これから蚊が出てきますので、できるだけ枝を切り掃除が出来る様にしました。
      時々間違って接木をしてある枝を切り落としてしまうこともあります。今椿の作業としては取り木や

      呼接ぎをしております。大事な品種の保存や太い台木の準備のために今が良い時期かと思います。


黄色のアヤメ
我が家で初めて黄色のアヤメが咲きました。
種子を蒔き増やそうと考えています。

白のアヤメは多く見られます。

紅栄の花を斑入りにするために、斑入りの台木に
接木。非常にウイルスの感染力が強い台木に
接ぎました。

同様におにゆりを斑入りの台木に
接木。綺麗に斑が入ってくれると
いいのですが。

椿の楽しみ  − 5/24


       今日は庭の木の剪定をし、ほとんど半分以上の枝を切り落としました。また明日剪定をする予定です。
       少し残しておきたいと思いましたが、同じ品種は1本だけ残しあとは全部切り落としました。

       下の写真は昨年の呼び接ぎです。呼び接ぎで感じましたことは、枝を剪定しなくても、接いだ
       枝の芽が伸長することです。枝が沢山あっても呼び接ぎで芽が伸びないのではと、心配する

       必要がないと思います。下の写真では庭木の枝を何も切らずに呼び接ぎしました。スーパースター
       アザレア椿の実生です。 驚くほど順調に成長しています。ほとんど枝の伸長には影響を受けておりません。

       初めての方々にはこの呼び接ぎで1本の庭木に数種類の品種を接がれることをお勧めしたいと思います。
       ビン接ぎより簡単ですね。挿し木苗の2〜3年生で十分です。挿し木苗も呼び接ぎの材料として活用されますと

       短期間で成長し楽しみが増えると思われます。普通の接木ですと管理が大変になります。挿し木をして
       呼び接ぎをされるといいですね。5〜6本庭木がありますと30品種程呼び接ぎで貴重で大事な品種を庭木として

       育てることが出来ると思います。あるいはそれ以上の品種を鑑賞できると思います。私の経験では50品種以上
       鉢で管理するのは大変ですね。庭木として育てたほうが全く手間がかからないと思います。

       昨年は呼び接ぎで10品種以上枯れてはいけない品種を接ぎました。これで一安心です。これから数年はアザレア椿
       の交配と実生苗の増殖や花を咲かせることに集中したいと思います。


ダローネガの庭木にスーパースター
を呼び接ぎ。呼び接ぎしました下の
新芽も伸びています。切り離して鉢苗
で育て、再び呼び接ぎ出来ます。

庭木の枝を切り詰めなくとも
全く影響がありません。

実生のアザレア椿の新芽がこんなにも伸びました。
昨年の呼び接ぎです。もしかすると花芽が見られるかも
しれません。庭木は15年生位の青海白です。

庭に花ショウブ?が咲き出しました。
アジサイとともに庭を綺麗に飾ってくれそうです。

椿の楽しみ  − 5/20


        アジサイの花が沢山咲き始めました。1〜2本枝がありますと15日程で発根します。
        椿よりも簡単に挿し木が出来ると思います。ですから、生産業者の方々には少し

        頭が痛い植物かと思われます。今日はビン接ぎしました雲竜椿が接木の下側から胴吹き芽
        を出し、さらにビンの中に入れた枝から発根していました写真をご覧ください。

        色々思いもしないことが起こるものです。2本枝があり、1本苗が出来たように思えます。
        ビン接ぎした下側に胴吹き芽が伸びたのは初めてでした。1年間も水の中にあり、枯れなかった

        ものかと驚いております。


未来 (アジサイ)
これからはアジサイの季節です。
挿し木で簡単に発根しますので、増やし
やすいです。

紫紺雲竜椿のビン接ぎ
5月に取り外し右下の小枝は残っている枝です。
すでに接ぎ穂は完全に庭木の枝の中に巻かれ
下の方に胴吹き芽が出て2本枝がある感じです。
さらに右側をご覧ください。

切り取ったビンの中に差し込んだ枝。
2本根が出ていました。

このようにビンの中で発根していました。
この枝を庭に植えて育てています。
1本はすでに枯れていました。

椿の楽しみ  − 5/16


      庭中椿の新芽が伸び始めましたので、今日から半分以上枝を剪定し始めました。
      半分以上切りますので、もったいないと思いますが害虫が発生しやすく、蚊も出ますので

      剪定は我が家にとっては大事な作業になります。それにしましても、庭木の新芽の伸びは
      すごいですね。挿し木や接木をしなくても取り木だけで十分なくらい楽しめると思います。

      5年〜0年位の太さの取り木は比較的簡単に出来ると思いますので、自分の庭でこれはと
      思う珍しい品種がありましたら、是非取り木をしてみてください。今日取り木をしました青い珊瑚礁

      の枝の太さは親指くらいの太さです。私の家に植えられて10年以上になります。挿し木や接木も
      良いと思いますが、取り木も簡単で発根率が高くすぐに鉢植えに適すると思われます。

      取り木はこれからが適期だと思います。成長の良い枝に取り木をかけてみてください。
      これからは呼び接ぎと取り木を考えております。


青い珊瑚礁の取り木
果たして見事な紫色の花を咲かせることが
出来るか?取り木後の工夫に全力を注ぎたいと
思います。

出雲大社椿の新芽
挿し木でも庭木でもこのように新芽が
伸び、挿し木接木用に沢山利用できます。

タマピーコック椿の新芽
接木しますとすぐに10本以上利用できます。
庭木に接木しておきますと、1年で接木、挿し木
と何十本と増やせます。

昨年の山百合の花
昨年咲いた山百合の花です。初夏に咲き出し
ますので、庭を飾る花として期待しています。

椿の楽しみ  − 5/12

        椿の新芽が伸びて庭中が椿の枝で茂り始めました。これからある程度枝が硬くなりましたら
        5〜10cm程度の長さで挿し木をします。葉は2〜3枚付けて挿しています。

        鉢に挿しビニールを被せ管理しています。全部密閉しません。上部を開けて庭木の木漏れ日
        の間において管理しております。2〜3月挿しはすでに新芽を伸ばして順調に育っております。

        今日は山百合の実生からの状況をご覧ください。種子を蒔きますと2年目から発芽しますが、1年
        の途中から発芽するものもあります。庭にも余った種子を蒔きましたが、あちこちから発芽しています。

        花が咲き出すまで相当の時間がかかると思っていましたが、兄の家で育てています苗が比較的早く
        花を咲かせました。肥料を与えたと聞きましたので、私も油粕や緩効性肥料を与えて試しています。

        とにかくいくつもの鉢に何百と芽が伸びていますので、色々肥料を試すには便利です。多少枯れても
        沢山苗がありますので、肥料の種類や量を試すには良い勉強になると思います。

        庭の椿の新芽が伸び毎年この時期に挿し木をしています。新芽が硬くなり始めた頃に挿しています。
        5月に挿し次に6月の下旬から9月初旬頃まで大丈夫だと思います。挿し木苗は2年目から呼び接ぎ

        に利用されると良いと思います。今日から取り木を始めました。青い珊瑚礁に取り木をかけました。
        来年以後自宅で見事な紫の花を咲かせる工夫をしたいと考えています。その準備のために取り木をしました。

        大社紫の挿し木苗も呼び接ぎをして、取り木の準備をしたいと考えております。


山百合の実生
非常に沢山新芽が出てきます。
これからいかにして短期間で花を咲かせるか!

鉢で育てた苗
鉢で育てました苗が大きくなりました。
来年咲くかもしれません。左奥に見えますイチョウ
の挿し木苗は太いです。ほとんどの樹木は挿し木
で発根するみたいです。

今庭で育てています山百合
手前はボタン芍薬のハイブリッド→宇宙
山で咲く条件を考えながら育てております。

紅栄の新芽状況
紅栄だけで毎年50本以上の挿し木や接木をして
おります。
ほとんど知り合いの人や花を見に来る人に
差し上げております。

椿の楽しみ  − 5/10

      五島からバッテン玉の浦が送られてきました。私が求めていたツバキです。現在カタログ販売は
      されていないかと思います。紅色の一重、猪口咲きで極小輪の花です。

      五島にはカタログに掲載されていない品種で私が求めています品種が2〜3あります。全国には
      かなり多くの素晴らしい品種が趣味家や愛好家の人たちによって育てられていると思います。

      これからも世に出ることがないかもしれません。大事に育てていつの日かカタログなどで見ることが
      出来ればと願っています。長年苦労して誕生しました作品をすぐ手放すのは惜しい気もすると思います。

      愛着がありますね。世界に一つしかない椿をじっと自分の庭で鑑賞するのも一つの楽しみ方かと思います。
      利益追求に追われない趣味の世界で楽しむことも、どんなに楽しいことか! 友達同士の輪も出来、

      椿を楽しみ自然と生活を共にすることが、どんなに素晴らしいことかが分かる時代が来つつあると
      思われます。 本日はバッテン玉の浦の苗木とベラロッサの呼び接ぎをご覧ください。

      
      


バッテン玉の浦
五島の椿。ヤブツバキから発見され錦葉ツバキ。
猪口咲きの極小輪。

胡蝶侘助にベラロッセを呼び接ぎ

完全に肉が盛り上がり胡蝶侘助に巻き付き
始めました。来年はベラロッサの花が斑入りの

綺麗な花になることを期待しています。
胡蝶侘助だけでなく2〜3品種斑入りの花を

咲かせる台木を用意しています。同じ斑入り椿で
もウイルスの感染力が違いますので品種を

選んでおります。さらに花だけにウイルスが感染
する品種を選んでおります。

相当太い蝋梅の根を切り、胴吹き芽
に黒蝋梅を接木。黒蝋梅は今も咲いて

います。蝋梅の根は相当太くなります
ので半分に切り裂き接木に利用して

います。


       9月〜10月の接木 ー その利点

          春接ぎ、夏接ぎ、秋接ぎとそれぞれの時期に接木が行えます。今日は秋接ぎについて
          私が感じたことを述べてみたいと思います。

          春接ぎは多少管理が長く、外気に慣らすまで時間がかかり、初めての人には苦労するのでは?
          それでは秋接ぎの良さを2〜3述べてみたいと思います。

                1. 9月も中旬になりますと陽射しが弱くなり管理が楽で活着率が高いように思えます。

                2. 接いだ後は1ヶ月くらいは寒冷紗等で日除けし、その後は紙袋等を被せています。

                3. 3月の初旬からビニール袋に小さな穴(あるいはナイフで切り込み)を数箇所開けて外気に当てます。

                4. 3月の下旬頃に完全にビニール袋を外して終わりです。

          新芽が伸びる前にビニール袋を外して管理しますので春接ぎの様に蒸れず外気に慣らしたりする必要が省ける
          良さがあると思います。写真をご覧ください。すでにこのように新芽が伸びております。
       


昨年の9月に接木。
台木が太いので、こんなにも新芽が伸びて
いると思われます。
切断面とすぐ下に胴接ぎをしています。
3品種接いであります。

3月にビニールを外して今このような
状態です。ほとんどの秋接ぎが同じ

状態です。春接ぎの場合ビニールを
新芽が伸びる前に外すのは少し心配

ですので試していません。相当太い台木
に接ぐ場合、2〜3箇所に接がれたほうが

良いと思います。枯れこむのを防げるから
です。5月中旬以後呼び接ぎで太い台木に

接ぐ予定です。取り木とともに忙しくなりそうです。

椿の楽しみ  − 5/7


       花の色合いは季節の移り変わりにより変化していく品種があります。写真のボブホープは本来濃い紅色
       です。今咲いています花色は紫色に近い色合いに見えます。平地においても色々気候や環境により色合い

       が変化しますので、紫色に近い花が各地で報告されています。さて、問題はこれからです。この紫の花を
       全国どこでも自宅で咲かせる方法を考えだすことです。すでにこの栽培方法を確立された方々がおられると

       思います。私も色々耳にしています。そして今年から挑戦したいと考えています。まずは紫系統の品種を
       集め対と思います。現在庭木で2品種紫系統の椿がありますので、取り木をし今年か来年鉢に植替え

       用土の組み合わせ、鉢の選定、石灰等を混ぜながら色々試す考えです。種子島、大島、佐渡、五島などで
       紫色に近い椿の花が発見されておりますので、多少ヒントが隠されているかもしれません。次に早く椿を

       育てたい時は庭木や鉢植えの太い木に接木することだと思いますが。写真の紫紺雲竜椿や友の浦は1〜2年目で
       庭木に接いで1m位の高さになってしまいました。1〜2芽ありますと庭木(70cm位の高さに接いであります)接いで

       2年も経過しますと、新芽が相当伸び、立派な庭木になります。庭木にしますと、枯れないで管理が楽で、接ぎ穂や
       挿し穂が十分得られます。さらに、ざわざわ」してきますので、取り木をして鉢苗に出来ます。接木しても良い庭木が

       ありましたら、ある程度の高さで切り、接木をされるといいですね。接木される時は1本の木の切断面とその周囲に
       4〜5本接がれることをお勧めいたします。必ず数本は活着すると思います。切断面の周囲とは胴接ぎをすることです。

       頂芽優勢ですが切断面の一番高い場所から5〜7cmくらい下の場所に接いでも成長は同じように思います。とにかく
       1本でも活着すれば良いですので、数本は接いでみてください。また、多く活着した場合は穂木として利用してください。


ボブホープ
濃い紅色の大輪花の洋種椿。この時期ですので
紫色がかっています。

弁天コナー
淡緑色より白色、八重咲き、中輪、弁天葉

紫紺雲竜椿 − 庭木に接ぐ
昨年の3月に接木。

友の浦 − 庭木に接ぐ
庭木に接いで2年経過。すでに1mほどの高さ
があります。

椿の楽しみ  − 5/5


       この時期に接木をしましたのは初めてです。アザレア椿の実生です。どうしても活着してほしいと思い
       太い台木に3本接いでみました。頂上に1本、胴接ぎを2本(写真)接ぎました。新芽が伸びていませんので

       成功するかもしれません。胴接ぎは活着が良いように思います。失敗するといけませんので、挿し木もしました。
       このアザレア椿の実生は私が最も関心をもっている椿です。どのような花色か、 咲く時期はいつか等これまでの

       椿のイメージを変える可能性を秘めた椿だからです。5〜6月から咲き出してくれますと、アザレア椿が7月からですので
       1年中椿の花が見られることになります。とにかく1ヶ月後には接木の結果が分かると思います。

       もし接木が成功しますと、挿し木をして、すぐに呼び接ぎで太い庭木に接ぎます。どのような品種でも1本挿し木や接木が
       成功すれば、あとはその芽を利用して接いだり挿したりして、いくらでも増やすことが出来ます。

       挿し木の苗も2年目になりますと新芽が伸びて4〜5本接ぎ穂として利用できます。挿し木も2年目から接ぎ穂や呼び接ぎの
       材料として大変利用価値があると思います。椿の苗を購入する時、接木の太い苗を求めたくなりがちですが、挿し木苗や

       細い接木苗でも十分だと思います。接木や呼び接ぎですぐに求めた苗より早く成長し、増やすことが出来るからです。

       


アザレア椿ー実生の接木
この実生苗の葉はアザレア椿の特徴をよく
表しております。別の場所で接木しております
アザレア椿の実生苗の葉は大きな葉です。

玉の(乃)浦
同じ場所に植えてあります玉の(乃)浦椿でも
5月にこのように白覆輪が多く見られることが
あります。でも、この時期では珍しいと思います。

小田原藪椿
この椿の特徴は濃紅色の色合で
交配に向いていると思います。咲き出しは素晴ら
しと思います。

ジョセフィーヌ
なかなか綺麗なクレマチスです。
挿し木で増やせますので、楽しみです。

椿の楽しみ  − 5/4


      今日は色々な植物の挿し木を試してみました。近くの山に行き無理かもしれないと思われる
      様々な種類の枝や植物を持ち帰り挿してみました。新芽の伸びた葉を少し残したり、半分切ったり

      8cm〜15cm位の長さで挿してみました。すべて失敗してもかまいません。1〜2本発根すれば
      新しい手がかりが得られると期待しています。すべては実験と思い試しています。

      今日は昨年庭木に呼び接ぎしましたアザレアの実生苗の状態を調べました。上手く形勢層がくっついて
      いるみたいです。新しいアザレアの実生苗の接木もしました。挿し木と接木をしましたが、この時期ですので

      挿し木も接木も初めてのことで心配もあります。1ヶ月経過しますと結果が分かると思われます。どのような
      時期でも挿し木、接木が出来るようになりたいと思います。これからは庭木の枝に取り木を予定しています。

      取り木の苗木は台木として、あるいはそのまま鉢苗としてとても便利です。取り木は数本枝が出て、さらに曲が
      あり、太さもありますので20〜30本程考えております。まもなく相当の枝を剪定します。1m〜1m50cm位の

      高さに抑え、枝も2〜3本にして枝で庭が覆われるのを避けたいと考えています。


ラッキースター

エレインズベティー

フランクハウザー

椿の楽しみ  − 5/3

       昨日も書きましたが新芽を害虫に食べられてしまい、がっかりすることがあります。
       この時期は1〜2回消毒を考えております。5月から6月にかけてよく言われますことは

       水やりを控えて花芽の形成に注意してほしいと、書かれております。それほど気にすることは
       ないように思われます。あまり気にしますと枯れる心配があります。少し控える程度でぐたっと

       するような状態にまで追い込む必要はないかと思いますが。5月の中旬からは取り木を考えております。
        さらに今年は初めてですが、5月から台木用の太い挿し木に挑戦してみたいと考えております。

       用土、 枝の長さ、 葉の枚数、 置き場所、 照射率、 新芽の硬さ、 水の与え方等考えて100本程
       試して見たいと思います。1年で接木の出来る台木の獲得に向けて新しい取り組みを考えております。

       現在私は取り木と真冬の挿し木で台木を準備しております。今度は太い枝の挿し木をこの時期にしますので
       成功するか分かりません。1〜2本でも成功しますと、大成功だと思います。発根することが分かれば、

       あとは、ちょとした工夫だと思いますので来年に期待が持てると思います。1年中試して確認しながら挿し木の
       ポイントを探り当てる必要があると考えております。時間のかかる作業だと思います。
        


三橋孔雀の斑入り
太い庭木にウイルスが感染していたのか
斑入りになってしまいました。

凹脈金花茶
最後の花です。原種は難しい面がありますので
育てている数は少ないです。

斑入りベラロッサ
あちこちに接いであります。その中でウイルスに
感染した花が時々見られます。

春の台
花びらが少し落ちてきました。覆輪が見られます
が、あまり赤が多くならない花が咲いてほしいと
思います。赤花だけにならないように注意しています。

椿の楽しみ  − 5/2


        今日はある地域で知り合いの人の挿し木を見学させていただきました。
        小指から親指大の太さの挿し木が沢山さしてありました。。4月〜6月くらいまである程度の

        太さの挿し木をするそうです。私は太い枝は10月〜3月初旬位まで行っております。
        その後は比較的細い枝を挿しております。研究熱心な椿の趣味家が沢山おられることに

        びっくりいたしました。10cmくらいの長さに切り、葉を2〜3枚つけて赤玉と鹿沼と思われる
        土に挿していました。完全に成功したかどうかは、もう少し時間がかかると思いますが、何でも

        自分で試して工夫しながら自分なりの栽培方法を見出すことが大事かと思われます。
        ちょっとした工夫で大成功が待ち受けていることもあるのでは。私の夏の挿し木は駐車場に

        鉢を吊るし、午前午後に1回水を与えるだけです。多くのことを試み、ノートにメモしながら
        毎年成功率を確認しております。色々な人の増殖方法を聞いたり、見学させてもらうことは

        大変勉強になり、大きなヒントを得たように感じました。今日は早速挿し木や接木をして今日
        学んだことを試してみました。なにか、ますます椿に対する熱意を感じた一日でした。


燈 (あかり)
薄黄色、一重、 中輪

見驚
白色、 八重、 蓮華咲き、 大輪
この時期ですので、蓮華咲きの特徴が出て
おりません。

大和なでしこ
細白覆輪、 一重、 小輪〜中輪 

椿の楽しみ  − 4/30


       五島の椿 − 紫の花 − 緋紫庵

                              吉田 正美氏 発見ー命名


     仕事から帰りましたら五島の吉田氏から紫の花の写真が届けられていました。
     吉田氏は五島の花でとても素晴らしい紅湖畔を発見された方です。

     紅湖畔は私がとても好きな五島を代表する花だと思われます。今日届けられました
     写真は私に五島から届けられた2枚目の紫の花です。五島は無限に夢の広がる

     大地のように思われます。紫の花は環境により花色が変化しますので、難しい面があります。
     以前私の意見を述べましたが、是非紫の色合いが見られる方法を考えて欲しいと思います。
     吉田氏の今後の活躍を期待しております。毎年10月頃より椿の探索に出かけ、夢を追い求めて
     五島の椿を全国に届けて欲しいと願っております。


緋紫庵

紅湖畔
五島の多くの方々が椿に関心を持たれて
挿し木、接木、探索と努力されている報告

を受け嬉しく思っています。毎日の生活に
感動や喜びのある日々を過ごせることは

大事なことですね。どんな事でも何かに夢中に
なれるものを持つことは幸せなことだと思います。

五島の大地は自然が豊かで椿や他の植物に興味
をもたれている方々には素晴らしい場所ですね。

多くの椿の仲間の人たちと連携しながら五島の椿
を全国に届けてください。少しでも協力できればと

考えております。

椿の楽しみ  − 4/30

       新芽も伸び、新緑の季節になりました。これからは病虫害の発生する時期です。
       時々消毒をしながら管理しなければなりません。チャドクガも発生するかもしれません。

       小さな苗木や鉢苗に沢山実がなりますと樹勢が衰えることがありますので、気をつけています。
       今日の花は残り少ない花になりました。咲き出す時一斉に咲きますので全部撮影出来ませんでした。

       でも、カタログや本に出ています花は常に見ていると思いますので、新花や、まだ世に出ていない
       花を集めてご覧いただきたいと思います。この時期の花色はだいぶ変化していると思います。


白孔雀

玉三郎

土佐有楽

浅茅白

椿の楽しみ  − 4/25


       4月も下旬になりゴールデンウイークになろうとしています。椿の花も庭一面に落ちて
       咲いています花も少なくなりました。椿の花の鑑賞期間はながいですね。

       9月下旬ごろから5月まで咲き続けています。上手くいきますと、6月下旬からアザレア椿が
       咲き出します。 今年はアザレア椿の実生苗が手に入り大事に育てております。

       親不明の自然実生ですので、いつ頃から咲き出すか分かりませんが、非常に楽しみです。
       もしかしますと、5月か6月頃から咲き出すかもしれません。小さめの鉢に植えて早く咲き出す

       ように工夫をしています。7月〜9月頃に咲き出しても花色に変化がありますと期待が持てると
       思います。私の知り合いの椿仲間の人もアザレア椿の種子から苗が出来たと報告を受けております。

       私の兄も太い庭木に呼び接ぎをしてアザレア椿の実生苗の誕生に努力しています。あちこちで
       色々な新花が誕生する報告を聞きますと大変嬉しく思います。1人でやるには限界があります。

       多くの椿仲間と情報を交換しながら、新花の誕生にがんばっていきたいと思います。本当に椿は
       1年中楽しませてくれます。 明日より仕事のため2〜3日このページが書けません。4月29日頃から

       書き出す予定でいます。



琉球白妙
沖縄県より入手 − 白色、千重咲き、大輪  

友の浦
わずかに白覆輪を残しています。

タマグリッターズ
友の浦と同じ状態です。

ラッキー・スター
桃色 八重 蓮華咲き 中〜大輪

椿の楽しみ  − 4/22


        椿の花もいよいよ咲き終わりそうになってきました。この時期になりますと
        花色がだいぶ違って咲く品種があり、特に赤花や濃い色の付いた花等は名札が

        付いていないと分からないことがあります。大きさも鉢植えでは違って咲いております。
        沢山庭植えや鉢で育てている場合は名札が大事になります。名札も時々消えてしまって

        名前が分からなくなってしまうことがあります。鉛筆や油性ペンではなく、プラスチックなどに
        名前を彫って消えない道具が販売されているそうです。何度も書き直さなくて便利かと思います。

        今日の花は4品種です。エレインズベティーは6〜7年前に購入して庭木に接いだものです。
        津川絞りも好きな品種です。少し残念なのは毎年絞りが花弁全体に見られないことがあります。

        鷺浦は岩永氏の発表品種ですが気に入っております。ナイトライダーは小輪の黒味がかった花です。
        庭では新芽が伸び始めて少し憂鬱です。すぐに剪定をしなければならないからです。出来るだけ

        枝を少なくして管理していきたいと思います。肥料や消毒もありますので。最後に挿し木や接木の管理
        に気をつけてください。絶対に直射日光に当てることがないようにしたいですね。それでも光は大事ですので

        明るい場所か、木漏れ日の当たる場所で管理しております。


エレインズベティー
鮮桃色、八重牡丹咲き、大輪

津川絞り
淡桃色地に紅色の小紋入り、
千重咲き、中輪

鷺浦
玉の(乃)浦自然実生

ナイトライダー
黒赤色、八重咲き、小輪

椿の楽しみ  − 4/20

       椿の挿し木や接木、管理方法などは基本的に同じかと思います。しかしながら、細かな点で地区や人により
       違う点が見られます。 最初のうちはネットや本等を参考にして行ってきました。 でも、最初の2〜3年は

       難しかったです。ほとんど管理の失敗で枯らしてしまいました。その後、近くの知り合いの人に挿し木や接ぎ方
       を教えてもらい大変助かりました。それでも、数年は失敗と成功の繰り返しでした。どのくらいの挿し木や接木を

       したのか分からないくらい繰り返しました。最後は自分なりの方法である程度上手くいくようになりました。
       私は10年くらい経て、接木や挿し木でもいくつかの違う方法で試みました。そのうちの一つや二つが現在の

       私の大きな技術的支えになっています。失敗と継続こそが最大の成功への道であったと思います。
       もう一つ、 椿の友達に助けられたことだと思います。椿の友達が私の大きな力になってくれました。

       これからも椿を一生の友として過ごしていくことと思います。多くのお世話になった人たちに恩返しができるように
       がんばるつもりです。今日の花で桜島黒神は以前説明いたしましたが、成木から老木になりますと見事な濃赤黒と閉じ芯の

       花を咲かせてくれます。最も私が期待している椿のひとつです。相当の太さの庭木に接いで桜島で咲いていたと同じ花色の
       花を咲かせてみたいと願っています。写真の花は太い枝に取り木をかけて鉢植えにしています。多少濃赤色をしていますが

       まだまだ本来の色ではありません。。ガーデンライフ誌上に掲載されました色合いとは全く違うように思えます。
       さらに何年かかるか分かりませんが、がんばって見たいと思います。


桜島黒神- 鹿児島
濃赤黒から小豆色、一重盃状咲き、中輪

グレープ・ソーダ − アメリカ
紫紅〜暗紅色 一重 ラッパ咲き 筒しべ 

明待 − 香川
淡桃色・一重中輪.

筑紫舞 ー 福岡
濃緋赤色、一重、小輪

椿の楽しみ  − 4/19


       いよいよ椿の花も最終コーナーを過ぎてゴール近くにさしかかってきました。撮影できなかった
       花もあり、最後の花を撮っています。この時期になりますと花色が少しずつ変化しています。

       最近も耳にしましたが、苗を購入してカタログの色合いと違っている相談が多いようです。特に玉の(乃)浦
       系の花についての問い合わせがあるようです。誰でもそう感じることと思います。私も最初はそのように

       感じました。数年育てても白覆輪があまり見られない状態でした。咲く時期にも関係ありませんでした。
       普通であれば、玉の(乃)浦の花は12月〜2月頃までは綺麗な白覆輪が見られると思います。3月〜4月

       にかけてだんだんと白覆輪が薄れてぼやけてきます。どの時期でもあまり白覆輪が見られないこともあります。
       おそらく接ぎ穂の関係かもしれません。私の兄の家でもほんのわずかしか白覆輪が見られず接ぎ直しました。

       綺麗に咲いている接ぎ穂で節間の詰まった良い接ぎ穂を選んで接がれると良いと思います。徒長枝などはあまり
       良くないと言われております。どこかで綺麗に咲いている花を覚えておいて、時期になったらその枝を分けていただくと

       良いと思います。あるいは椿友達に頼んでも良いと思います。1本ありますと挿し木、接木と沢山増やせます。新芽が
       伸び終わり、葉が固まってきましたら挿し木をします。5月下旬になるかもしれません。

       玉の(乃)浦は依然として人気があるようです。どの家庭でも1本は庭に植えられて鑑賞されることをお勧めしたい品種かと思います。


王昭君
淡桃色、千重咲き、中輪

夢舞台 
濃紅色、一重小輪 − 五島ヤブツバキの自然
実生。 

一房 − 熊本の肥後椿
肥後椿も色々あり最近では変化に富んだ
品種が多くなっています。

初黄
黄色系の椿では好きな花です。管理さえ良ければ
大変良い花になります。寒さにも強く栽培しやすい
品種だと思います。


王将

椿の楽しみ  − 4/17


      数日前に五島の紫の椿について栽培方法に挑戦していただきたいと述べました。私も出来ましたら
      紫の花の咲く品種を鉢に植えて紫色の五島で咲く夢式部と同じような花色を出したいと願っています。

      おそらく気候と土の関係が大きな要素として考えられるのではないかと思われます。
      紫の花が発見されました場所の土を分析しますとある程度分かると思いますが。五島や種子島、

      新潟の佐渡の場所で土はアルカリ性かもしれません。可能ならば紫の花が咲く場所の土をある程度
      持ち帰り試されるのも1つの方法かもしれません。用土に関しては岩石の粉砕したものや軽石など、

      鉢はできるだけさーと水が流れる素焼きの鉢、それに石灰や木灰などを色々混ぜて2〜3年試して
      みるつもりです。それに加えて出来るだけ古木の台木に接いで様子を観察してみたいと思います。

      時々お話いたしますが、人間と同じく成長期の若木と老木では花の色合いや大きさなど違うかもしれないからです。
      2〜3年の苗木では本来の花の色合いは見られないかもしれません。ある程度鉢の中で老木の状態にしながら

      アルカリ性の用土に植えて観察してみたいと思います。五島で夢式部を発見された広瀬氏も友人の方々と
      接木や挿し木を数年行い色々な角度から試されると良い結果が得られるかもしれません。

      もしかして大根の花のような紫の花が咲き出すかもしれません。楽しみではありませんか。


小葉ヒメサザンカ − 沖縄

百合蝶 − 京都
紅桃、白斑入、一重ラッパ咲、小輪

翁頭紅(五島)の実生
濃赤色、一重咲き、小輪

水吉 − 香り椿
白色八重咲、ユキツバキ状芯、中輪、

椿の楽しみ  − 4/15


       4月もすでに中旬になりました。新芽が伸び出しあっというまにざわざわしてきそうです。
       すでに肥料は与えましたか。肥料の与え方もなかなか難しいこともあります。

       私は3月中旬過ぎに1回目の施肥を行いました。油粕の与え方は水でこねて、手で鉢の
       3箇所くらいに置いています。この作業は晴れた日に行って油粕を固めます。

       絶対にばらばら鉢の上にまかないようにしています。必ず鉢の端に油粕を置いています。
       根の近くに肥料を置かないようにすることと、沢山与えすぎないことが大事だと思っています。

       接木の管理も大事です。絶対に直射日光に当たらないように気をつけています。日除けなどが
       風邪で飛ばされないように管理しています。


ハネムーン
クリーム黄色、八重咲き、中輪、金花茶交配

吉兆
 錦腰蓑との種間雑種とのことです。
花の特徴は淡桃色の唐子咲きで小輪です。

マウイ 
白、半八重、唐子咲、大輪、Konaの枝変わり

ベティーズビューティー
  白色、赤覆輪

椿の楽しみ  − 4/13

       椿の花も最終コーナーにさしかかりました。すでに半分以上落下して毎日庭の花を清掃しています。
       これからは遅咲きの椿の時期に入ると思います。下の写真では 鷺浦さきほ)が気に入っております。

       五島の岩永氏の発表作品ですが、抱え咲きの小輪で、実に愛らしく素晴らしい花であると感じています。
       また、ウミナイビも庭で咲いているのが目に留まりました。6〜7年前に沖縄より送っていただいた花です。

       色々な花が現在庭で咲いていますのは、庭植えにしたことと、多くの品種を1本の木に接木して狭い庭を有効
       利用したことが良かったと考えております。現在でも新しい品種の穂が入手しましたら、必ず1本の台木に3〜4品種

       接いで苗木の数を少なくしています。斑入りの品種は斑入りの品種だけにまとめて、注意しております。
      

鷺浦

発表者 → 岩永 章氏

玉の(乃)浦自然実生
抱え咲きのほのぼのとした、包み込まれるような花です。

この花が玉の(乃)浦の自然実生と聞いて驚きました。
人口交配に劣らず良い花が誕生するものです。

色々な品種を誕生させております岩永しにとっても
この鷺浦は実に良い花だと思えるのではないでしょうか。

現在五島で椿の仲間達と種子苗を育てて、まもなくあちこちで
新花が誕生してくるのではないでしょうか。ますます

椿への情熱が湧き上がってくるものと思います。椿への取り組みの
目標が定まりおおいに期待がもてるものと思います。1人でなく椿の

仲間たちがいることにより多くの情報や知識がお互いに得られ
色々な面で自分自身が向上し明日に向かってがんばろうと励む

毎日になると思います。

ファイヤー・ダンスバー
ファイヤー・ダンスの斑入りです。

親不明の自然実生
極小輪の花です。

ダローネガ
クリーム黄色、八重咲き、中輪

鷺浦(さきほ
玉の(乃)浦の自然実生

絞り羽衣ー新潟
あまり良い写真状態ではありません。

エレガンス・スプレンダー
桃色、白覆輪、唐子咲き、大輪 ...

青海小紫ー長崎
15年以上前に接ぎました

ウミナイビー沖縄
花を見て長く育てようと思いました。。

椿の楽しみ  − 4/12

      五島の椿 − 紫の椿 再び

夢式部

   発表者 広瀬 健司氏

3月10日頃五島で発見されました椿です。発見者の話では発見された日殆どの花も今まで見たこともないような紫色の花だったそうです。

今までに紫の花が何種類か発見されて話題になりました。この花も確かに紫の色が濃く見事な花に思えます。
私がもし若くして発見しましたら驚いたことと思います。

紫の花はもともと紫の色素がないと言われております。カタログ販売もされました。少し残念なことは、環境が違います
と紫の色が薄れてしまったことです。この紫の色がどこで栽培しても紫色が見られるかどうか、知り合いの人たちと挿し木や

接木をしながら確認されるといいですね。広瀬氏の発見されました意欲と椿に対する情熱は立派なものだと思います。
この花がいつでも紫色が持続するように栽培方法を研究されるといいですね。もしかしますとこの写真のような色合いが
保たれるかもしれません。

ぜひこの紫色がいつでも見られるように工夫してみてください。必ず方法があるはずです。ある地域の人がこの写真のような紫色を自宅で
育てることに成功したと聞いております。用土の組み合わせ(岩石類等)、鉢も色々使用し試されてみてください。石灰なども混ぜながら
試してみるのも1つの方法かもしれません。この紫色の花にすべてをかけて挑戦する価値はあると思います。がんばってください。

椿の楽しみ  − 4/12

      新芽が伸び始めましたね。接木は6月下旬まで待たなければなりません。場所により可能かもしれません。
      新芽が伸び始め、固まり始めましたら挿し木をしたり取り木を始めます。5月中旬以後の挿し木も良く発根

      しました。5月の取り木も楽しみです。取り木は台木として変化に富んだ形の鉢苗が作れると思います。
      5月を過ぎますと6月下旬からは挿し木や接木が楽しめます。さらに7月から10月まで接木は継続して

      楽しめます。10月からは少し太い挿し木をしております。 挿し木の太い枝10月から3月の初旬くらいまで
      が良いように思えます。新芽の伸びる時期を除いて挿し木はいつでも可能に思えます。春から夏にかけては

      比較的細い枝が良いように思えます。椿は本当に1年中楽しめる趣味かと思います。今日は下の8品種をご覧ください。
      急ぎましたので解説は省きます。


黄の道程  
少し淡い黄色です。

キティー
乙女椿に色が少し似ていますね。

大の元  
濃い赤色の花です。

春雪  
さすがに白色が薄れてきました。

椿の楽しみ  − 4/12


マークアランバー
日本人好みか?豪華な花ですね。

千代の春 
このような花も庭にあると良いと思います。 

花車ー二段咲き
江戸時代の花ですが、似ている花が色々
ありますので椿の愛好家の心を捉えるか?

舞の袖
少し白覆輪がぼやけてきました。それでも
この時期にしては見られる状態かと思います。

椿の楽しみ  − 4/10


      日ごとに春らしい気温になってきました。明日は5度位になるそうです。作物なども新芽だけでなく
      椿の種子苗の芽も寒さで傷んでしまうときがあります。その予防のために今年は2〜3日前に鉢に

      植え替えました。さらに、夕方玄関内に鉢を取り入れて管理しました。以前相当数の種子苗が枯れて
      しまったことがありました。種子苗はある程度育つまではビニールを被せたり保護しておく必要がある

      のではないかと思います。今日はドライブに出かけた際に椿の探索に出かけヤブツバキの枝を数本
      家に持ち帰り挿し木をいたしました。今年は20本位のヤブツバキを挿しました。その中で1〜2本秀でた

      花が咲くのではないかと期待しています。種子を蒔き新花の誕生とともにヤブツバキの中から素晴らしい
      花を発見するのも楽しみです。ヤブツバキの花を見つけある程度良さそうな花の枝を持ち帰り挿します。

      咲き出しから咲き終わるまで見ることが出来ませんので咲いている状態で判断し枝を持ち帰ります。
      挿し木をしてから数年後に花の状態を見て育てるかどうか判断します。毎年1本でも良い花が発見できれば

      上出来だと思います。良い花とは自分で判断しているだけですので、あてになりませんが。でも、楽しみがありますね。


酒中花
白地に紅色の覆輪、八重咲き、中輪

こがねゆり
淡黄色 一重 ラッパ咲き 小輪

備中岡山
濃紅・一重・長筒咲・小輪

薩摩小町ー鹿児島
侘芯花 − 固定せず

椿の楽しみ  − 4/10


     再び写真をご覧ください。スーパースターは少し小さめです。呼び接ぎをしている最中です。陽の岬は
     少し薄ピンク色をしております。秋咲きと春咲きでは少し色合いが変化しますね。この陽の岬Uは

     陽の岬の親木より数十メートル離れた場所で発見されたと聞いておりますが。タマグリッターズは白覆輪が
     細くなってきました。でも4月ですのでこのくらいで十分かと思います。千寿は黒百合と兄弟種と言われております。

     昨日種子苗を鉢に植え替えました。1本1本根を切り品種ごとにまとめて植替えました。いつもより遅いですが
     寒さから予防する為にこの時期に植え替えております。3〜4年後の開花に思いをよせております。

     


スーパースター
呼接ぎの最中です。
気に入る花かと思います。

陽の岬U
陽の岬同様好きな花です。もしかしますと陽の岬
の自然実生かもしれません?

タマグリッターズ
白覆輪も接いだ穂木に影響を受けるかもしれま
せん。良い穂木を接がれるといいですね。

千寿
黒百合同様好きな花です。庭木の高い場所に
枝垂れて咲いています。黒赤色の花です。

椿の楽しみ  − 4/10

       花が一斉に咲き出し、撮影したいと思っていました花が枝の間に隠れていて撮ることが出来ない
       花も沢山ありました。管理が出来るくらいの数でないと結局枯らしてしまいますね。あるいは、植える

       場所がありますと、いくらでも植えられるのですが。やはり、自分の好きな品種を50くらいあれば手一杯
       かもしれません。50品種位ですと庭木が5〜6本ありますと接木して余裕を持って管理ができます。 

       私の家の庭は狭いですので、木を植える場所がなく1本の木に何本も接木して品種を増やすしかありませんでした。
       そうした事情があったために、接木の技術を必死で学んだのかもしれません。椿の人口を増やすには、

       庭に植えるには限界がありますので、良い可能な方法を考える事が必要になるかと思います。、    


白万代
純白、一重盃状咲き、小輪

花車
白色、紅縦絞、二段咲、中輪(江戸)

美保の関
濃緋赤色、一重、小輪

白孔雀
クリーム色、紅ぼかし覆輪、千重咲き、大輪

椿の楽しみ  − 4/8


      今日も五島からの新花です。白花の自然実生花です。自然実生で誕生した花は赤花が多いように
      思われます。今日の雪嶺は白手香の自然実生です。白手香は侘芯花で固定しにくい品種のため

      この花の誕生につながったと思います。白花も清楚でいいですね。我が家ではあちこちに接木して
      枯らさないようにしております。大事な花は庭木等に2〜3箇所接いでおきますと安心ですね。

雪嶺
      発表者ー岩永 章氏         

白手香自然実生第1号

右の写真の白手香の自然実生です。白手香
は白花の中で好きな花の1つです。

写真では少し白色の良さが見られませんが
乳白色の色合いとのことです。

白手香と同様期待できる花の誕生となりました。
素晴らしい花が植えられている場所では自然

実生による新花の期待は大きいですね。

白手香
   
   白色一重、 筒咲き、 筒芯、 

椿の楽しみ  − 4/7


       岩永 章氏の最新花 − 光姫 

          五島の岩永氏から最新花の写真が届けられました。自然交配を続けて多くの新花を誕生
          させておられます。写真の花も自然実生花ですが、長筒咲きの特徴のある花かと思います。

          長筒咲きの花も数種類あるかと思います。あるいはそれ以上かもしれません。これからは
          何か今までの花よりも秀でているか、特徴のある花が期待されているかもしれません。

          長い時間がかかるかもしれませんが、じっくりと一生懸命取り組みますと必ず良い結果が
           得られると思います。まずは、tryすることが大事かと思います。色々取り組んでいきたいですね。

        


咲きだしから咲き終わるまで、この形をある程度維持しているようです。

光の具合で本来の色合いが薄れているかもしれません。
左側の色合いが本来の色合いかと思えます。
光姫

濃紅色、長筒咲き、一重の小輪
  
親不明の自然実生花

岩永氏の話では紅湖畔の自然
実生かもしれないと述べられて

います。岩永氏の最近の新花
では最も期待出来る花の1つに

なるかもしれません。多くの
ヤブツバキと園芸品種が植えら

れている場所で自然交配による
新花の期待はますます大きく

なるかと思われます。

椿の楽しみ  − 4/7


        五島の椿 ー その2  

        本日も五島の椿をご覧ください。椿の愛好家や趣味家が楽しめる山野があるというのは
        良い環境ですね。おそらく毎年何か新しい発見をされるものと思います。

        私は色々な人たちから教えられていますが、最も大事なことは多くの花を見ることだそうです。
        それぞれの花の特徴を勉強しなさいと教えられています。椿の探索に行った際にどの花が良いか

        判断できる能力が自然に養われてくるそうです。そのために、より多くの花を観察し花を知ることが
        大事になるということです。どこかで椿の花が咲いているのを見て、この花はここに特徴があり

        他の花にないすばらしさがあると判断できるようになりますと、ますます椿への取り組みが楽しく
        なると思います。お互いにがんばって勉強していきたいですね。


聖火のたすき(仮称)
 発見者ー荒木 広太氏 命名者 岩永 彰氏

暗紅色、筒咲きの良花だと思われます。

樫の口
発表者ー荒木 広田氏

赤色、半八重咲きで、実際はもっと鮮やかな
色合いです。

椿の楽しみ  − 4/6


       五島の椿 − 三王滴    舞扇


        五島という島は無限の可能性を秘めていますね。今日もヤブツバキの花の写真を数枚岩永氏より
        送っていただきました。ヤブツバキはいいですね。小輪の花。五島で生活されている方々もいいですね。

        大自然の中で自然の息吹を感じながら四季折々の美しさを楽しめるのですから。これからの生活は
        都会から田舎へと移っていくのでは。自然(土)の中に人間生活の原点があるように感じるのですが。

        ヤブツバキの特徴は筒咲きの花弁の中に心引かれるものを感じます。茶道に用いる花は筒咲きの
        小輪花がおおいです。これからまさに咲き出しそうとする花にある種の希望や夢を託して色々イメージを

        かきたてるからではないでしょうか。大自然に囲まれた五島の方々が羨ましく感じられます。

三王滴(さんのうしずく)
  
   発表者  荒木 広太氏  

上五島の荒木氏からヤブツバキの写真
を送っていただきました。

濃紅色、筒咲き、斑入りの中輪

自然界の成す営みは実に驚かされますね。
毎年椿の探索に行く衝動に駆られるのでは。
がむしゃらに突き進む意欲と好奇心が大事ですね。
舞扇

発表者   大川 正巳氏

濃紅色、閉芯、小輪

ヤブツバキの美しさにはいつも感動いたします。
私も小輪の筒咲きのヤブツバキに惹かれる1人
かもしれません。小輪のヤブツバキには、なぜか
心惹かれるものを感じます。可愛らしさや物静かさ
控えめな美しさ等自分のそばに置いて守ってやりたい
という気持ちと心の安らぎをおぼえるのかもしれません。

椿の楽しみ  − 4/4


      4月に入り桜の花もすでに落ち始めております。まだまだ寒い日々がありますね。
      椿の花もすでに満開を過ぎているように感じます。椿の芽も伸び始めてきました。

      接木の状態はいかがですか。5月下旬頃から新芽が伸び始めるのではないでしょうか。
      これからは特に直射日光に注意されて管理してください。風等で日除けが外れますと

      枯れる心配があります。外出される時は日陰か軒下、玄関に入れて管理されてください。
      今日の花は4品種です。美保恵比寿?だと思いますが、違っているかもしれません。

      津黒は暗紅色の気に入った花です。指月山は花弁に赤の絞りが見られますが、他の花は
      見られません。夢の故郷は好きな花です。名前もいいですね。ネイミングがいかに大事か

      色々教えられております。花自体の良さとネイミングの付け方で花の価値を左右するのでは?
      どんなに素晴らしい花でもネイミングが良くないとヒット商品になる確立は少ないかもしれません?

      自分自身で楽しむにはどのような名前でもかまわないと思います。花の名前を聞いて、その花の
      イメージを膨らませることが出来るからです。でも、なかなか難しいですね。これだけ沢山の花が

      誕生していますので。


美保恵比寿? − 松江
数年前から育てております。名前が違っている
いるかもしれません。花弁の中央に白の縦絞り
が入る。

津黒 − 岡山
暗紅色・筒咲き・一重中輪

指月山
桃地白覆輪・一重・筒咲・小輪

夢の故郷
明桃色の底白ぎみ、一重咲き、小輪

椿の楽しみ  − 3/30

      一斉に咲き出しましたので、写真に全部撮る時間がありませんでした。上手く撮れない写真も
      ありました。今日の花は4品種です。 箱根の香は香りがありますが、咲きだしより最後の

      花が落ちる頃が最も香りがあるかもしれません。香りは花により時期的に強さが違うみたいです。
      香りは、もしかすると花の蜜によるところがあるかもしれません。玉三郎は小輪の良い花ですね。

      出雲大社藪椿とともに盆栽向きかもしれません。私の家で育てて15年くらい経過しております。
      春の訪れは玉の(乃)浦の実生です。よくまとまっている感じです。小紅葉は赤花になっていますが

      説明にもありますように、本来は白〜桃色地 紅色縦絞りの花です。このような赤花が見られましたら
      その枝は切ってしまったほうが良いと聞いておりますが。そのままにしておきますと赤花が多くなって

      しまうようです。また、接木を繰り返していますと、どこかでウイルスが感染して赤花に班が入る恐れがあります。
      ナイフとハサミは班入りの枝を切る時は区別して使用するように注意されることが必要かと思います。
       


箱根の香
薄桃色、筒咲き、小〜中輪、香りあり

玉三郎
赤色、3弁筒咲き、極小輪(愛媛)

春の訪れ −玉の(乃)浦実生
紅色、筒咲き、小輪〜中輪

小紅葉
白〜桃色地 紅色縦絞り 八重 散りしべ 中輪

椿の楽しみ  − 3/30

       

いよいよ3月も終わりですね。桜の花も開花し、新しい季節を迎えようとしています。
       新しい息吹を感じる季節になりますね。新学期や新入社員。これから新しい未来に

       向けての旅立ちの時期かもしれません。ぜひ、がんばって欲しいですね。ところで、私の庭では
       椿の花が満開を迎えております。色々な花を集めて増やしてきました。花の咲く時期は綺麗で

       良いのですが、すぐに枝が伸びて剪定をしなくてはならなくなります。出来るだけ短く剪定して
       いるのですが、これからは枝が混んできます。枝は2〜3本にして管理したいと思います。

       今年も数品種実生の花が誕生しそうです。何か変わった、今までにない花が咲いて欲しいのですが。
       これからは接木の状態を見ながら、発芽するのを楽しみに待っていたいと思います。


名前?
購入した品種と説明が違っていましたので
何の品種か分かりません。

覆輪乙女
現在乙女椿は人気があるようです。
この花は10年以上前に庭木に接木したもの
です。良い花ではないでしょうか。

花明かり
桃色地白覆輪一重椀咲中〜大輪、「加茂本阿弥」
の枝変り、別名覆輪加茂本阿弥と言われております。

伊予早春賦
極淡桃・一重・筒〜ラッパ咲・筒しべ・中輪


庭の花等  ー  3/29

    
 桜同様、椿も満開から落ち花へと変わりつつあります。今年は紅栄と桜島黒髪の取り木
      の枝に何十と蕾実が付き、枯れる前の現象かと思えるほど花が咲いてくれました。

      それも一枝に何十個と咲きましたので、びっくりです。このことから、種子を得る1つの
      ヒントを得ました。この取り木の応用から、今年は結束バンドによる、種子苗2〜3年

      の苗木に花を咲かせられないか、試す予定です。幼根接ぎ(1年の苗)で2年目に花を
      咲かせる苗もありますので、種子を蒔いて3年目には花を咲かせることが出来るかもしれません。

      花屋さんなどで、沢山の花がついているのを見かけますが、おそらく開花促進剤を用いて
      いるのかもしれません。この促進剤を用いますと蕾が沢山付きますが、少し花の大きさが

      小さくなるようです。まだまだ、楽しみな挑戦が沢山ありそうで、楽しみです。

  ★ − 幼根接ぎで硬い普通のテープを使用しますと、自然に朽ちませんので、台木に食い込み
       ある程度台木からの用水分を遮断すると思われます。そのことのよって、花芽が形成

       されると考えていますが。5^6年の半分の期間で新花が咲いてくれますと、新花の誕生が
       相当短縮されて、種子を蒔いて管理が楽になりますので、新花に挑戦する愛好家が多く

       なるのでは、と考えております。 


久賀白

白色、一重筒咲き、小輪、(長崎)
少し花弁が開くのが特徴かもしれません。

秀欄

白色地 紅色ぼかし 一重 盃状咲き 筒しべ 

崑崙黒

暗紅色 宝珠〜八重咲き 中輪

細雪

白色、一重やや抱え咲き、小輪、1〜4月
一休同様に好きな花です。


庭の花等  ー  3/28

      今日は椿の植替えを80本ほど行いました。大きめの鉢に20本位一緒に入れて
      管理が楽なように、さらに来年咲き始めましたら、庭の通路に並べ花を観賞する

      考えです。庭木以外に毎年接いでおりましたので、管理が大変で大き目の鉢に植えて
      まとめて管理する事を考えました。一鉢一鉢管理するのは大変ですので。

      明日からは種子苗を鉢に植え替えて新品種誕生に期待をかけます。
      趣味で楽しんでいますので、比較的楽な気持ちで管理しています。


ベラロッサ

紅色 千重咲き 大輪 アメリカ
ヌッチオ農園より入手

額田姫

純白色、一重咲き、極小輪

香港の星

一重・筒〜ラッパ咲き咲き、中輪

白孔雀

白・長弁孔雀花弁・中輪

庭の花等  ー  3/28

       時々お話いたしますが、絞りや班の入る椿は毎年同じように咲いてくれません。
       出来るだけよい色合いの穂を接いでも時々がっかりする花が咲きだします。

       そういう性質であると分かっていても、少し残念でもあります。また、季節によって
       同じ花でも、同じ枝でも色合いが違う花が咲くこともあります。このことを頭に入れて

       絞りや班入り椿、あるいは白色でも秋咲く花と春咲く花は多少色合いが変わることもあります。
       すぐに買い求めた所に電話をしないで。良く調べて確認されると良いと思います。


 鎮信
白色 一重 ラッパ咲き 筒しべ 中輪
15年位前に平戸市より送られた品種。
接木にて成長。

人麻呂
白色の一重、大きな筒〜ラッパ咲き、
筒しべの大輪。筒咲きであったら。。と願う。

津川絞り
桃色〜紅色に花色変化、赤色縦絞、千重咲き
もう少し赤の縦絞りが入ると」いいのですが。
この点が花を求めるときの難しさです。

浅香姫
淡桃色、一重咲き、かわいい小輪 、香り椿


庭の花等  ー  3/25
 

     庭にあちこち植えてありますので、花を撮影するのが大変です。時々すでに花が落ち、
     撮影できない花も出てしまいます。現在品種を整理して、残すべき花を選択している

     所です。これはと言う花を30品種近く植えておけば、十分かもしれません。その中に
     色々な花色の品種を植えておくと庭を飾ることになると思います。自分の目を磨き、

     出来る限り、狭い庭で各地の椿、主にヤブツバキを集めたいと思います。


平成紅

なかなか綺麗な花です。中部の花ですが
各地区にはそれぞれ、他の地区にない良い
椿があるものです。

古金蘭

大小の縦、吹きかけ絞りですが、綺麗に絞りが
入らなく、白色が多い花も色々出てきます。

マーク・アランバー

白斑がもう少し入るともう少し綺麗ですが。
花はこの点が難しいですね。

日本髪

暗黒色、白斑入りですが、白斑がほとんど
見られません。斑入り、絞りなど固定しないことが
多いかと思います。赤花だけはあまり良くない
と思います。

庭の花等  ー  3/23
 

      この異常気象のような暖かさのため、椿だけではなく、ほとんどの花が一斉に咲きだしました。
      観光業の方々は大変ではないかと思います。私も写真撮影をしなければと思いながら、つい

      おっくうになり、撮り損ねてしまいます。 また。撮影しました花の名前を思い出せず、だめにしてしまう
      写真も何枚もあります。ほとんど間をあけず咲いてしまいますので、大変です。今日は2回分写真を

      ご覧いただきたいと思います。写真の撮り方により花の感じ方が大変違うように感じます。
      良く言われますが、必ず花を良く見て、購入すると間違いがないかと思います。


友の浦

 良く覆輪が出ています。今満開です。

淡海
 
写真がフランク・ハウザーになって
いました。この花が淡海です。

20年近く経過していると思います。
桃豊とともに香川県より求めて

接木で楽しんでいます。
 

紅栄

  五島の椿で私の気に入っている椿
  の1つです。今満開です。

夕日

 久留米より購入して、花が咲いて良い
 椿で喜んでいます。美保の関みたいな
 長筒咲きで、増やしています。咲き出し
 ですので、3/20の花と感じが違います。



庭の花等  ー  3/23

         木の成長、管理、気候などにより花色、花の大きさ、さらに咲く季節により
         花の大きさや花色も少し違ってくるように思えます。都鳥が大きく成長した

         木で咲く花は見事です。写真やカタログの花と少し違う場合、2〜3年良く
         観察されて、それでも違うようでしたら、生産業者の方々などに尋ねられると

         良いと思います。


紅湖畔

   五島の椿でとても気に入っている椿です。

フランク・ハウザー


3/20の写真と少し感じが違いますね
椿を評価する時、咲き出しから咲き終わり
まで観察しないと完全に分かりにくですね。  

肥前百合姫


 長崎から求めて20年近くなるのでは。
 枯れずに毎年咲き続けています。

住之江


 色々な条件によって白覆輪の出方が
 違います。兄の家ではあまり覆輪が
 見られません。

庭の花等  ー  3/20


肥前百合姫

フランク・ハウザー

紅栄

夕日(せきじつ)

庭の花等  ー  3/20

      庭で咲く花をご覧下さい。咲いた花にきずかず、鳥に花弁をつつかれて、終わってしまう花も多くあります。
      花が咲きましたら、すぐに写真を撮らないと、後悔してばかりいます。写真も出来るだけ咲いている花色に近い

      色合いを出すよう努力しています。曇り日の日や、花弁をもぎ取り、家の中で撮影しています。光の具合で花の
      イメージがだいび違うからです。首里おとめは八重の小輪です。我が家で6年くらい育てております。乙女とつく

      名の品種を集めております、。乙女椿は台木として、使用されましたが現在は花の鑑賞価値が高まったようでで人気
      品種として脚光を浴びているようです。


首里おとめ
沖縄県の知人より送られて大事に育てて
おります。現在乙女椿は人気ああり、注文が
多いと聞いております。


一休
雪白色、一重筒咲き、筒芯の極小輪

雨情
薄桃色、一重極小輪ーユキツバキ

住之江
鮮紅色に白覆輪、一重、筒咲き、小輪。


庭の花等  ー  3/17

        写真で花を見ますと、光の関係で実際の色合いと違い、難しいですね。
        購入する際は、花を見て求めることが大事かと思います。

        花色も植えられている場所や木の成長具合により多少変化があるみたいです。
        花の鑑賞する良い時期ですので、色々な場所で椿の花を見て楽しんでください。

        もしかすると、花の中に変わった花が咲いているかもしれません。そんな期待を
        抱いて花の観賞をするのも楽しいと思います。



ルック・アウエイ

     白覆輪 牡丹咲き 中〜大輪
     光源氏の枝変わり

千羽鶴

    移り白・筒しべ・一重・小輪

古都の香

   濃桃色・一重 盃状咲き・極小輪
   蕾が沢山見られ、香りがします。

黄の道程

     淡黄色・一重・筒咲き.

庭の花等  ー  3/16

        一斉に咲き始めてきました。すぐに写真を撮りませんと、鳥達が花弁をツツイテ、食べてしまうこともあります。
        3月も中旬になり、接木や挿し木も適期となりました。私は今年からほとんどビン接ぎと呼び接ぎを主に

        行い、余った穂木は胴接ぎをして管理が楽になるようにしています。コーヒー缶や中位のペットボトルなどを
        利用して接木をしています。ヤクルトの入れ物は少し小さいかもしれません。小さすぎますと水を補給する

        回数が多くなり面倒かもしれません。接いだ後、芽がある部分の下側をミズゴケで巻いて、これからの突然の
        暑さに注意しながら管理しています。桜の花も咲き始めてきました。色々な花々が一斉に咲きだすのでは。

        ★  これから肥料を与える時期になりました。私はIB化成を20kg農協に注文して、3500円位の値段でした。
            この肥料と油粕肥料を使い分けて与えるつもりです。
        


讃岐雪姫
         香川県産

 接木して17年くらいになると思います。
 こうして毎年咲き続けてくれますので、
 接木して庭木で管理するのが良いと
 思います。
    

青い珊瑚礁


  この位の紫色が限度です。
  本当の紫色は無理かもしれません。

貴美

   
     白色のキキョウ咲き・小輪

     感じの良い花ですね。
     

大の元


    暗赤色、一重筒咲き、中輪(長崎)

     
      庭の花等  ー  3/14

       いよいよ我が家で蒔いた花が咲き始めました。五島の岩永氏より送っていただいた
      色々な種子を蒔き始めて5年経過しました。蕾があるのは分かっていましたが、今日

      開花しているのが目に留まりました。自分でもびっくりするくらいの良い花でした。
      白花も沢山植えてありますが、種子を蒔くことの大事さをあらためて認識しました。

      1つのことに夢中になる性格なので(?)何でもやり始めますと、 制限がないくらいです。
      それでも、その性格がある面でプラスになっている所もあるのでは、ないかと考えております。

      鑑賞に値するかどうか分かりませんが、3月中に新花がいくつか見られそうです。
      次に、山百合の種子を蒔いて、芽が沢山伸びてきました。こんなに芽が出てくるとは驚きです。

      沢山の鉢に蒔いてありますので、これからが大変かと思います。用土は山のさらさらとした黒土です。
      家で育てるのは難しさがあると思います。色々研究して花を咲かせたいと思います。


我が家の実生花ー希望の光(仮称)

  五島の岩永氏より種子を送っていた
  だき5年目で花が咲きました。筒咲き

 ・筒芯の大変整った花です。中部の
  月照も素晴らしいですが、この花も

  シベの美しさとと閉じ芯の小輪で楽
  しみな花です。。
  

花岬

    緋赤色、一重筒咲き、小輪

    愛媛県より穂木を送られ、
    庭木に接いだものです。

山百合の種子苗

  今年で2年目。こんなに山百合の芽
  が伸びてきました。山百合は種子を

  蒔いて翌年は芽は出てきません。
  冬を2回迎えることになります。

山百合の種子苗


  これから花を咲かせるまで、大変
  だと思います。山で咲く自然の環境

  と同じ環境で育てなければいけない
  のでは。用土は山の土で、さらさらし

  た黒土です。庭に傾斜面を作り、
  水はけの良い場所で、ある程度の

  日陰に植える予定です。

       庭の花もそろそろ満開に近くなりそうです。狭い庭中に植えてありますので、時々
       咲いているのを見逃してしまうこともあります。この温かさのために、蕾から開花へと
       
       一足飛びの感じがします。写真の遠茜は剣弁咲きの雪椿です。1本は庭に植えられて
       おかれるのも良いかと思います。ユーシネンシス スーパースターは大変気に入っている

       花です。ユーシネンシスは交配種として用いられています。博多紫は、紫と書かれていますが、
       紫色の色合いはほとんど見られませんでした。〜紫と書かれた品種はある程度紫色が見られますが

       今のところ私の庭では完全な紫色は見られません。以前述べたことがあるかと思いますが、栽培条件
       によっては紫の色合いの花を咲かせている愛好家もおられるようです。紫色の花が咲いていましたら、

       自宅に枝を持ち帰り、 挿し木や接木をされ、また、用土も色々試して育てて観察されてください。
       色々な地域で試して、どのような色合いの花が咲くか観察されるのも大事かと思います。
       


遠茜    −  ユキツバキ

     濃赤色、一重剣弁の星型に咲く、秋咲

ユーシネンシス

     白色 一重 細長い花びら

博多紫

藤色を帯びた桃紅色 八重蓮華咲き 中輪

スーパースター

白色 八重 大輪 ニュージーランド


庭の花等  ー  3/12

      この温かさでは全国どこでも接木が可能かと思います。今年はすべてビン接ぎと
      呼び接ぎを行いました。これからも好きな品種を接ぐ予定です。

      今日も庭木にビン接ぎを行いました。庭木の花が咲きましたら、これはという品種
      をビン接ぎしています。ほとんど名札をつけていますので、安心して接ぐことができます。

      挿し木でも接木でも必ず名札を付けておくと安心していられます。接木に良い時期ですので
      がんばってください。管理に注意されて、必ず日除けをするか、明るい直射日光の当たらない

      場所での管理をされてください。


タマ・ヴィノ


    タマ・グリターズのほうが綺麗
    に白覆輪が出ていると思いま
    す。

友白髪


   先日ご覧の花と大分違います
   ね。このような花は色々花色が
   変化 しまうので、承知して求め
   ないと?

肥前薄雲

桃色地 白色覆輪ぼかし
長崎県より送っていただき20年近くに
なると思います。江里山覆輪と同様に
玉の浦の改良品種かと思います。
   

足の腿くらいの太さに呼び接ぎ

枝が幹から3つに分かれ、スーパー・スター
桜島黒髪、大和ナデシコ、紅栄を呼び接ぎ。


庭の花等  ー  3/11


         数日間の温かさで椿の花が開花してきました。交配をしたり、 コブシやツルウメモドキの接木など
         色々楽しんでおります。数が多く水かけがたいへんです。大事な品種が枯れることもありますが、

         色々な場所に同じ品種を接いでありますので、花が咲き始めますと、すぐ分かりますので安心して
         いられます。3月中にさらに大事な品種をビン接ぎする予定です。


小泊
濃赤色、一重筒咲き、小輪 
     福岡県の知り合いから送られ
     て接いだ品種です。

紅湖畔
        輝く紅色、一重、小輪
五島の椿ですが、気に入って
増やしている品種です。

紅華
紅色・八重・中輪。
非常に豪華に見えます。

タマ・グリターズ
何回も掲載しております。私の好きな椿です。
交配種としています。友の浦とともに、庭木に
沢山接いで、庭を飾ろうと考えています。


庭の花等  ー  3/9


庭中にビン接ぎや呼び接ぎをして春の芽が伸びるのと楽しみにしています。

友白髪
白色、紅色縦絞り、八重咲き、中輪

少し紅色の縦絞りが偏って出ています。
各花弁に平均して出て欲しいですね。

色々な取り木苗
   百合羽衣、 千羽鶴、月照、 紅栄など。

   鉢に植えて、5月頃にビン接ぎをする
   予定です。

庭の花等  ー  3/9

紅栄 

    坂口 栄氏発見ー岩永章氏命名

   私の好きな椿です。庭には庭木として3〜4本植えてあります。
   坂口氏の発見された五島のヤブツバキです。

   昨年の6月頃に鉢植えの紅栄の木を1m位の高さで切り、10品種
   接ぎました。花の後ろに見える葉は桜葉椿です。葉の鋸歯が強く

   桜庭の品種には上田 桜葉、岸辺の 桜葉、桜葉源氏等があります。
   この桜庭椿は草木錦葉集に記載されています昌桂桜葉椿と言われて

   います。

タマ・グリターズ

  地域により白覆輪がこの時期には
  わずかしか見られない事もあるようです。

土佐有楽


  太郎冠者の自然実生と
  言われています。

桃割れ
  −  松江産

桃色 一重 唐子咲き 中輪

玉の浦の実生


  種子を蒔いて6年目。


庭の花等 − 3/8

        だいぶ暖かくなってきましたね。椿だけでなく桜の花も咲きそうな感じです。
        庭の椿も咲き始め、メジロが毎日蜜を吸いに飛んできます。私も近くの丘や

        椿の咲いている丘に花を見つけに出かけ、気に入った2種類の花を持ち帰りました。
        色々なヤブツバキが咲いていましたが、これはと思う花は少ないですね。

        それでも、毎年訪れるたびごとに、必ず1〜2本は気に入った花と出会えて、
        すぐに家の庭木に接いで楽しんでいます。


近くの丘で発見  夢の出会い(仮称)
抱え咲きの極小輪。生垣の中に咲いて
いました。暇なときには歩いてみるもんですね。


小田原小町
濃紅色・筒咲き・一重・小輪
小田原ヤブ椿とともに小田原を代表する椿
かもしれません。小田原には酒匂ヤブもあります。

紅あかり

夢あかりとともに好きな花です。
鮮紅色、八重咲き、大輪

月の皇子

八尋晋策氏の発表品種。
桜島月光の枝変わりと聞いております。


庭の花等 − 3/7


青海姫 − 10年以上前に接木

舞の袖 ー 庭木に接木

紅栄の枝にビン接ぎ

   整枝した後何本も枝分かれして
   いますので、その枝にビン接ぎ。

   五島の椿や気に入った椿を色々
   接いでいます。ビン接ぎは管理が

   楽でどんなに枝があっても切らずに
   接ぐことが出来ます。

五島の椿を50本便接ぎ

今年の五島の椿をビン接ぎしました。
1本の台木に2〜3品種接いであります。

ほとんど失敗はないように思えます。

庭木の枝分かれにビン接ぎ。
相当太い幹が3本枝分かれしています。
ペットボトルを利用して10本ほど接いでいます。
ビニールは雨を防ぐ為にのせてあるだけです。

昨日の西王母の取り外した後の枝に
ビン接ぎ
乳製品の箱を2つ利用してビン接ぎ。
4本接いであります。

右側は細葉の長い小笠原姫椿です。

★  ビン接ぎではビニールなどかける必要は
   ありません。たまたま左側の接木は
   ローソクがなかったために、水が入らない
   ようにに接いだ上にビニールを被せました。
   ビニールは下側は開けてあります。
   


庭の花等 − 3/6


     今日も取り木を3本外しました。白西王母ですが、太さも曲もあり、色々な品種を接ぐのに
     良い台木になります。出来るだけ枝を切り詰め、10品種位接ぐ予定です。

     台木に利用するには、取り木は最も簡単で良い台木が得られます。挿し木の6〜7年くらいの
     太さはあります。毎年10本くらい取り木をしますと、台木には困らないと思います。


白西王母の取り木
良く根が出ております。曲もあり、ビン接ぎをして
違う品種も接いであります。取り木と接木を
一緒にしました。鉢に植えて、またビン接ぎを
する予定です。

白羽衣

  白羽衣は。庭木に接いであります。この花は
  今年入手し、呼び接ぎにする予定です。
  なかなか良い花ですね。

近江衣
桃色、白斑、一重盃状咲、中輪
 挿し木です。この挿し木苗を呼び接ぎ
 の素材にする予定です。


庭の花等 − 3/5

前回お話いたしました胡蝶佗助の大きさです。小さな花は金沢の花で
大きな花は私の庭の花です。慈照院の花は本当に小さかったそうです。

個体差の問題か、気象条件などの問題か分かりませんが、観察してみる
つもりです。

えび茶式部 − 岩永氏」より

 庭木に接いで増やしてあります。

久賀白 − 岩永氏より

同じく庭木に接いで増やしてあります。

月照の取り木。 相当の太さのため、根の出方
は少ないです。台木として、最も効率的な入手
方法であると思います。今日5本外しました。

左側の上部です。この枝にビン接ぎをして
色々な花を咲かせる予定です、
切り取った庭木の枝にもビン接ぎをして
気に入った品種を接木します。


庭の花等 − 3/3

         椿は木の成長により花色、とか花弁の枚数が多少変化するのではないかと思います。
         小さな苗木の場合は本来の花と多少違うこともあるようです。この花は違うかなと思っても

         ある程度育てながら様子を観察されると良いかもしれません。今日は胡蝶佗助の小さな
         花に驚きました。京都の慈照院で咲く胡蝶佗助も大変小さかったそうです。そこでの説明では

         樹齢300年で、京都でも最も小さな胡蝶佗助の花であると説明されたそうです。ただし蕾は
         数個しか見られなかったそうです。


白鳥の舞

     購入以来2度目の開花です。大変
     綺麗な花です。以前ネットで見た花と
 
     花弁の枚数が少し違う気もしますが、
     増やしていきたい椿です。

胡蝶佗助
   この花は椿仲間の家に咲いていた胡蝶佗助
   です。私の家で咲く花の半分位の大きさです。
   私の妻が2〜3日前に京都の慈照院で見た
   胡蝶佗助も本当に小さかったそうです。この
   写真の花は石川県の金沢から入手したそうです。
   こんな小さな胡蝶聡浮ェあるのかと、びっくりしました。
   接木や挿し木で様子をみながら、観察したいと思います。


庭の花等 − 3/1


タマ・グリッターズ

今年は咲き出しが遅いです。白覆輪はちょうど
良い具合だと思います。

ピオニー・クイーン
紫紅色、牡丹咲き、巨大輪(日本)
ヌッチオ農園より入手。フランク・ハウザー、
エレインズ・ベティーにしても洋種椿は人気の点で
今一歩の感がします。

姫佗助
淡桃色、桃色の縦絞り、一重咲き。
縦絞りの濃さが足りません。

ホタルブクロ
ホタルブクロがたくさん咲きだしました。
入手して15年以上経過します。
庭木に接いであるために、枯れないで
毎年咲いてくれます。

庭の花等 − 2/28


      取り木による鉢苗作りや、台木として最も有効な方法です。下の取り木は相当の太さです。
      2年がかりでおこないました。1年目は針金で2〜3重に巻き、肉を盛り上がらせました。

      2年目で環状剥皮して根をだしました。細い根が20本ほど出ています。針金が食い込んで
      外せませんでした。この取り木苗を整枝して色々なところに、接木をいたします。取り木は

      大変便利で、腕の位の太さでも1〜2年経過しますと、発根してきます。夏の長期に亘る
      暑さには気をつけてください。数回水を与えたり、寒冷者をかけて、暑さ対策としています。

      昨年は色々な品種に取り木をしましたので、これから少しずつ、外して整枝しながら、鉢に
      植え、4〜7月頃にビン接ぎをする予定です。


三頭椿(山茶花)
挿し木ですので3頭にはなっていません。
木が成長しないと、3頭にはならないことが
あるようです。

ほたるぶくろ
伊豆大島の品種です。とても感じの良い
椿だと思います。

取り木( 広西美人)
手前に食い込んだ針金が見えると
思います。1年目は針金で肉を
盛り上げ、2年目で環状剥皮を
ほどこしました。。相当の太さです。

梅(新平家)
実生や接木等毎年増やしています。
今年はビン接ぎをしました。うまくいくか試しています。


庭の花 − 2/27

       白色の花は沢山ありますが、この白穂一休も実に良い花ですね。松江にも多くの
       白色の良花があります。さらに、 極淡桃色〜白色の一重抱え咲きの陽の岬も私の大好きな

       花です。陽の岬のすぐそばで発見された陽の岬Uも綺麗な花です。ほとんど陽の岬と変わらない
       くらい、区別するのが難しいです。現在、白色の椿にあまり感心がないようですが、純白の花は

       いいですね。 スーパー・スターや白孔雀も色々な庭木に接いで増やしています。


白穂 − 作出・命名者 → 岩永 章氏

白穂
白色の
一休
   毎年五島では種子が見られるそうです。


庭の花 − 2/23


花明り
桃色地白覆輪一重椀咲中〜大輪、
「加茂本阿弥」の枝変り

夢あかり
内弁は桃色、外弁は桃色と白小ー中輪
私の好きな椿です。

楼蘭実生
楼蘭は薄桃色ですが、この実生花は
赤色です。


ビン接ぎ

      ビン接ぎよりも呼び接ぎのほうが、管理が楽に思います。挿し木の2〜3年生を利用して
      呼び接ぎを庭木などにしますと、庭木1本に数種類の花を咲かせる事が簡単に出来ると

      思います。挿し木苗は、呼び接ぎに利用すると便利だと思います。これから、取り木している
      枝を外した後ビン接ぎや呼び接ぎを考えています。接ぎ穂は送っていただいた枝は水に浸して確保してあります。


枝が横に出ている場合は接ぎ穂を曲げるのに
苦労します。細い長めの穂を用いて折れない
ように曲げ、細紐や針金で曲げるところを
固定しながら、接いでおります。
接いで10ヶ月経過。

最近接いだものです。台木に2〜3本接いで
新品種を増やすよていです。台木が真っ直ぐで
すので、接ぐのは楽です。

1本の木の枝3本に各3品種接いであります。
ペットボトルを利用して接いでいます。ペット
ボトルの途中に穴を開けて、枝を差し込むなど
しながら接ぎやすくしています。接いで10ヶ月
経過。

太い庭木の横に出た枝に接いでいます。
枝が真っ直ぐでのないので、接ぎ穂を曲げるのに
苦労します。曲げるだけでなく、庭木との形成層
を合わせなくてはいけませんので、3〜4箇所
接ぎ穂を固定しながら接いでいます。
接いで10ヶ月経過。

庭の花 1/20


日月
白色〜淡桃色咲き分け。
色々咲き分けますので、最も良い枝を
接木しています。

翁頭紅の実生花
筒咲き、小輪。 納得できる花でした。
今年は種子を蒔いてから5〜6年経過
しますので、開花を楽しみにしています。

本白玉
白色、一重筒咲き、小輪

胡蝶佗助
紅色、白斑入り、極小輪。
紅色の花を胡蝶侘助に色々接ぎました。
どんな花が咲いてくれるか、楽しみです。

庭の花 1/19

月の皇子
   
  発見・命名者→ 八尋晋策氏


この花の特徴は濃厚色・猪口咲き・
小輪の葯退化です。なんといっても、

花弁の濃い紅の色と雄蕊の白が見事です
翁頭紅の実生花

種子を蒔いて8年
経過。実際の花色

は濃紅色で筒咲き
の小輪です。

数日後もう一度
掲載いたします。


庭の花 1/17


錦初釜
白地に赤の縦絞りが入る抱え咲きの小輪
初釜も増やしています。

太郎冠者
種子がなりますので、佗助の作出に期待が
持てる品種ですね。

蔦紅葉か葵の上?
椿の本とカタログの説明に違いを発見。
夢の兄弟種。


庭の花等 − 1/11


何の花か?名札が外れて品種名分からず。

くれないと思いますが?

瀬戸千鳥 − 岡山
   
   私が好きな椿の1つ。です。
   蕾が完全に開き始めましたら、再び
   
   ご覧いただきます。
   

紅栄の取り木による蕾の数

  種子を沢山採取する方法の良い方法だと
  思います。取り木をかけますと蕾が沢山

  付きます。1枝で相当数の蕾が付いています。
  結束バンドで試して見ても蕾が付くのではない
  かと考えています。交配に役立つのでは。

挿し木をするために早咲きの枝を採取

挿し木をするために山で蕾と花色の分かる
枝を持ち帰りすでに1ヶ月経過。これから

挿し木、ビン接ぎなどする予定です。


庭の花 − 1/8


乙姫
濃桃色、白斑入、一重猪口咲き、極小

ピオニー・クイーン
紫色を帯びた桃紅色、八重、牡丹咲き

意宇の里
桃太郎と同じく春曙紅の自然実生と言われております。


庭の花と接木 − 2/6


接ぎ穂が届きましたので自宅の挿し木苗の
2〜3年生をビン接ぎと呼び接ぎをしました。

接ぎ穂が何本も届きましたので、水に浸して
2月下旬にビン接ぎをする予定です。台木が

なかったら、水に浸して台木が入手できるまで
大丈夫だと思います。1〜2ヶ月水に浸して

接ぎ穂を管理しています。接木に影響がない
ように思います。


紫泉と紅栄を呼び接ぎしました。
結束バンドとビニール袋を用いて

接ぎました。台木と接ぎ穂のくっつけた
場所はローソクで水が入るのを防止

してあります。この接木では台木の切った
一番高い場所に接いであります。

マンサクの花。

黄色の園芸品種かと思います。この枝を
白のマンサクに今年接ぐ予定です。

白のマンサクは秋田の知り合いの人からの
山取りで、株分けしたものです。

梅(緋梅)の花。

小輪の綺麗な花です。梅の実生が今年から
咲きだしそうです。毎年梅園から種子を採取

して蒔いていますので、花が咲くのが楽しみです。
梅の挿し木は難しく思います。接木が最も楽な

方法です。取り木も出来ますが、椿ほど確率が
良くありません。この寒さの中、梅や椿の花は

大変いいものですね。

庭の花  −   2/5


       大分温かくなったと思いましたら、今日は寒さが厳しいですね。椿の蕾も膨らみ始めてきました。
       昨日はビン接ぎや呼び接ぎをしました。大変寒いですが、枝を水に浸しておくだけでも、全く

       枯れないようですので、呼び接ぎやビン接ぎで、水分がありますと、今呼び接ぎや、ビン接ぎをしても
       枯れることはないのでは?結束バンドを用いて接木をしました。気温によってはビニール袋を用いて

       防寒しようと考えています。この数年この時期から挿し木をしています。接木も1月から温室なしで
       数回行っています。色々試して、いつ接ぎ穂が届いても活着できるように、準備と技術の習得に

       励んでおります。今日は庭で咲くほたるぶくろ紅焔 ( こうえん )をご覧下さい。私の庭でも今年
       から種子を蒔いた新花が咲きそうです。新花が咲きだすまで時間はかかりますが、大変楽しみです。


ほたるぶくろ ー 伊豆大島
純白色、一重筒咲き、極小輪

紅焔 ( こうえん )新潟より入手
濃赤色、一重筒咲き、小輪



庭の花  - 1/25

         
       1月中厳しい寒さとの事です。ますます椿の開花も遅れてしまうと思います。
       庭を時々見渡しますと、わずかですが、花が見られます。この時期は早咲きや

       侘助類の花が多いですね。侘助類の花は早咲きですので、当然かもしれません。
       この寒さの中で咲く椿の花はいいですね。今年は玉の浦や玉ありあけ、 湊晨侘助と

       玉の浦系の花が昨年度より早く見られます。ほとんどの苗木を庭に植え替えましたので
       枯れる心配がなくなり、ほっとしています。また、庭木に自分の気に入った品種を沢山

       接いでありますので、いつでも長く鑑賞出来ると思います。今年で挿し木を終わりに考えて
       いましたが、少しは毎年挿し木をして、呼び接ぎの材料にしようと考えています。

       厳しい寒さですので、風邪に注意されて、がんばってください。


小夜侘助
紅色、一重咲き、葯退化、小輪

湊晨侘助

日陰で咲いていましたので、白覆輪は少ない
ですね。

数奇屋(侘助)

極淡い桃色のキキョウ咲き。良い花ですね。


庭の花-1/22
1

       わずかですが、咲き始めています。この状態ですと2月下旬から3月中旬にかけて
       咲き乱れるのではないでしょうか。花の開花が遅くなっても良いことが1つあります。

       多くの品種が出来るだけヽ同じ時期に咲き出しますと、それだけ色々な花との自然交配が
       期待出来ることです。毎年種子を蒔いておきますと、5〜6年後から毎年新花が見られると

       思います。その新花の中にアット言う花が咲くかもしれません。出来るだけこれは良い花だと
       思われる品種を庭に植えられておくと、楽しみですね。それから、種子を蒔いて花が咲く出す

       まで数年かかりますので、40〜50歳頃から興味をもたれるといいですね。現在私が椿の
       鉢苗をするのに最も良い方法としては、取り木をすることだと思われます。曲もあり、品種もの

       であれば、そのまま鉢苗にはなります。太さも相当の太さまで可能です。その上、台木として
       色々な品種も接げますので、短期間での鉢苗の入手としてはお勧めできる、最良の1つでは

       ないでしょうか。


紫式部 − 侘芯花

春蜀江
なかなか綺麗な花です。
サニーサイドとともに好きな花です

霜月
鳴海潟とグランサム椿の交配、桃色一重咲き


庭の花
-1/19

1        本当に寒いですね。庭の花もちらほらと咲くぐらいです。色々やりたい作業もありますが
        もう少し我慢して、様子をみているところです。このままですと2月下旬になりませんと

        写真もあまり撮れないかもしれません。五島にも電話で確認しましたが、開花時期が遅れて
        いるようです。今年は自分の好きな花を1本の木にまとめて、豪華に庭を飾る計画を考えて

        います。現在鉢に植えて、準備は出来ております。挿し木も穂木も色々手配してありますので
        今年は今までにないくらい、成果を楽しみにしております。接木はすべて鉢苗と庭木にビン接ぎと

        呼び接ぎをして、管理を楽にしたいと思います。3月の訪れを楽しみにしています。


乗連の春
極淡桃色地 底白 一重 筒〜ラッパ咲き 
綺麗な良い花ですね。

ことじ
真っ赤な色合いで、時に班が入ることもあります。

楼蘭
以前にもご覧いただきました。
早咲きの良い花ですね。


ウイルスの台木に接木 − 新花を求めて

       非常に強いウイルスのある台木に、新花を求めて7月に数種類接木をしました。
       ほとんど活着しているみたいです。ウイルスの入った花の名前は洋種椿では

       〜バーという名で書かれていますが、白が出すぎたり、固定しないところもあるようです。
       今回は黒椿、 フランク・ハウザー、 紅栄、 国宝、 夕日、 黒耀、 ベラロッサなどの

       品種を接いでみました。花弁全体に上手く白斑が出てくれるといいのですが。種子を蒔いたり
       このような接木をしたりしながら、時間はかかりますが、色々楽しむことが出来ると思います。
      
       上手くいきますと、蕾を付けたまま接いである品種もありますので、楽しみです。


紅栄を接ぐ。
台木のウイルス感染力は大変強い品種だと
言うことですので、楽しみであります。

黒椿を接ぐ。
黒系統の品種を主に接ぐと面白いと思います。
黒と白の対象がきれいに見られるかもしれません。

フランク・ハウザーを接ぐ。
アメリカから取り寄せた品種ですが、
日本ではそれほど人気が出ていないようでは?
でも、フランク・ハウザーバーになったら、
綺麗かもしれません。

 

庭の花  1/15

       今年は寒さが厳しく、花の咲き方が遅いですね。茶花として用いる花を期待している人達
       にとっては、花を探すのが大変かもしれないと思います。徐々に咲き始めていますが、

       2月中旬を過ぎませんと、咲き誇らないのではないか。早く温かくなって、取り木を外し、
       外した枝に色々な品種を呼び接ぎ、ビン接ぎを考えています。また、取り木苗にも接木を

       し、増やしたいと思います。さらに、今年は太い曲のある枝を切って呼び接ぎをしようと思います。
       枝だけではなく、根も同時に接いで、相当太い枝を苗木としてすぐに鉢植えとして楽しめないか

       試してみるつもりです。色々工夫が必要かと思います。ドリルなども利用して、色々な方法で
       工夫していきたいと思います。台木の心配のない椿の楽しみ方を考え続けて、いきたいと思います。
        


玉の浦
一重のこの玉の浦はいい花ですね。

バター・ミント
蕾の多い可愛いはなです。

袖の香
強い香があります。蕾が多いですね。



庭の花  1/11

     まだまだ寒さが厳しいですね。花が少ないので、すぐに鳥が花弁をつついでしまいます。
     台木用の挿し木はまだ控えています。ビン接ぎも少しは、しましたが、もう少し気温が上がって

     からに、したいとかんがえています。穂木は水に浸してあります。この時期は近くの丘や山をめぐり、
     咲いている花をチェックして3〜4月にビン接ぎする予定です。庭の花も2月〜3月になりませんと

     本格的に咲き出さないかもしれません。それまで出来るだけ色々な場所に行き、咲いている花を
      見つけて、品種名や、場所の確認をする予定です。


玉ありあけ
昨年よりは早く咲き出しました。

住の江
光の影響で写真が上手く撮れていません。

加茂本阿弥
茶花として利用されています。
種子も時々見られます。


茶花として用いられています。時に
種子も見られ、我が家では2年生の
実生を育てています。

ビン接ぎの楽しみ − 1/10

       今まで切り接ぎや割り接ぎをしてきましたが、今年はビン接ぎや呼せ接ぎを主に接ぎました。
       今までは管理で大変でしたが、今年は非常に楽でした。枝を切った後や、枝のどこにでも、接ぎたいところに

       接ぐことが出来ました。すでに9〜10ヶ月経過しています。ほとんど活着しました。庭木のどこにでも
       接いであります。普通の接木では枝をほとんど切ってから台木に接ぎますが、ビン接ぎや呼び接ぎでは

       ほとんど接ぎたい場所に接いで活着しております。1ビンの中に3〜4本穂木を入れて接いでいます。
       注意しましたことは水の補給だけでした。夏の暑さやこれからの冬の寒さなどの心配は全くないように

       思えます。今年の春芽が伸びだしてから、ビン等を外す予定です。庭木にほとんど接ぎましたので、成長
       が早いと思います。呼び接ぎの場合はほぼ活着すると思われます。胡蝶侘助に洋種椿を呼び接ぎしてありますので

       今年の春の目の伸びが楽しみです。花色がどのように変化して咲くかも楽しみにしています。


細御前と黒椿
庭木に接木。
細御前は岩永氏の発表品種で
なかなかかわいい花です。

友の浦
庭木に接木。相当太い庭木です。

紫紺雲竜
庭木に接木。穂を沢山得ることを
目的にしています。

陽の岬とユキツバキ(10月咲き)
陽の岬は好きな花で、あちこちに接いで
あります。このユキツバキは10月咲きですので
面白い品種かと思います。
偶然近くの丘で発見しました。


選別した花の接木準備 − ビン接ぎや呼び接ぎの準備  1/7


      2月下旬から3月にかけて呼び接ぎやビン接ぎを考えています。庭木の太い枝を昨年切っておき、
      切った幹や枝に接木をして、相当太い台木に色々な花を接いで、鉢で鑑賞することを考えております。

      すでに3本くらい昨年短く切った鉢苗が出来上がっていますので、来年くらいから咲き始めると思います。
      このように、取り木をした後の枝や幹を利用したり、取り木自体も色々な品種がありますので、そのまま

      花を観賞したり、取り木の枝に接木をして、1本の木に数種類から数十種類の花を咲かせ、鑑賞できるように
      準備しています。そのほか、挿し木苗や太い枝に接木して挿し木することも考えています。台木をいかにして

      購入しないで、それも相当太い台木を得られるか、この数年で色々試しましたので、多少楽しみが増えたような
      感じがいたします。庭木などは大きく伸ばしますと、ざわざわして管理が大変ですので、1m位の高さにして

      色々な品種を接木して、鑑賞しながら、保存したほうが非常に楽ですし、狭い庭の手入れが簡単になると思います。


足の太さです
ビン接ぎや呼接ぎで20本の接木を
予定しています。

腕の太さです。
やはり20本接木を予定しています。

取り木した枝や幹に呼び接ぎや
ビン接ぎをする予定です。

取り木した枝や幹に呼び接ぎや
ビン接ぎをする予定です。
取り木は3月下旬〜4月に外し、すぐに
ビン接ぎや呼び接ぎを考えております。
庭木の枝は1−2本あれば十分ですので
他の品種を接木したほうが、色々な花が
見られ、庭の有効利用が出来ると考えて
おります

取り木した枝や幹に呼び接ぎや
ビン接ぎをする予定です。
すべての取り木は1mくらいの高さに
してありますので、木の剪定や管理が
楽になるかと思います。

取り木した枝や幹に呼び接ぎや
ビン接ぎをする予定です。この取り木後の
幹に10〜15本のビン接ぎや呼び接ぎ
をする予定です。


庭の花

     日陰の庭に植えられているために、咲き方が遅いようです。でも、2月になれば、毎日咲き出す
     のではないかと思います。吉備は種子が見られると聞いております。福江の薫は時に紫色が強く

     出ることもありますが、単に赤色の時が多いです。紫色は難しいですね。紫の品種全般に言えることですが、
     特殊な場所( 気候や用土等 )で咲く以外、期待はずれが多いかと思います。生産業者の方々にとっては

     大変扱いにくい品種であるようです。それでも熱心な椿の愛好家や趣味家の人達の中には、研究を重ねて
     毎年紫色の花を咲かせているようです。私も挿し木で試して、3〜4年後に結果を待ちたいと思います。

     
     五島から届きました枝を明日ビン接ぎする予定です。細い枝ですので、挿し木をしないで、ビン接ぎで活着を
     考えております。


吉備
太郎冠者に由来すると言われることも
ありますが、私にはよく分かりません。
蕾は沢山付きます。

福江の薫
玉の浦の実生。紫色が強く出たり、薄く
なったりして一定しません。

島の秋
濃赤色、一重咲き、小輪、秋〜春咲き


五島の椿 − 岩永氏発表の品種を中心として


     新年明けましておめでとうございます。お互いに今年も良き年であるといいですね。昨日五島の岩永氏から送られた
     蕾状態の花を紹介いたしました。1日水に浸して家の中に置き開花を促しましたところ、少しずつ開いてきました。再びご覧ください。

     この寒さの中、咲き誇る椿の花の生命力はすごいものですね。このような厳しさにもくじけず、がんばれと呼びかけているようです。
     今年も庭や送られてくる椿等の花の息吹をいただき、がんばっていきたいと思います。皆様方も新しい椿栽培に挑戦して自分だけの

     栽培方法を是非確立して、楽しんでください。


イワナガズ・ドリーム
久賀白の実生とのことです。
交配は楽しみですね。

紅栄
私自身気に入っている椿です。取り木挿し木と
沢山増やしております。

旅情
名前と花も良く、大切に保存して
あちこちに接いであります。

えびす
この椿は岩永氏によれば、10月頃から
咲き始めるとのことです。小輪で可愛らしい花です。


今年最後のページ − 五島の椿 − 岩永氏発表の品種を中心として

        今年最後のページになりました。私の家では咲き方が遅く、五島の岩永氏に頼みまして
        咲いている花を贈っていただきました。出来るだけ蕾の花を贈っていただきましたので、開ききって

        いない花もあります。以前ご紹介しましたように、岩永氏は毎年種子を蒔き続け、五島のヤブツバキの
        新花を作出し続けております。花が咲くまで数年かかり、世に出るまでには7年〜8年近くかかって初めて

        私達が見られるようになります。ですから、非常に根気と努力を伴う作業ですね。その作業を十数年前から
        こつこつと行い見事にその成果が実りつつあります。目標を定めて、1つのことに取り組んできました努力は

        賞賛に値すると思います。私も色々な種子を送っていただき、昨年辺りから咲き出してきました。どのような
        事も新しく挑戦し成果を出し始めるまで、10年以上の月日がかかると感じました。これからは、毎年種子からの

        新花を楽しながら、じっくりと椿と向き合っていきたいと思います。本日は五島の椿を是非ご覧いただきたいと思います。
        この寒さですが、五島はやはり、温かいのですね。1年間本当にありがとうございました。良い新年でありますように願っております。


Iwanaga's Dream
イワナガズ ドリーム

玉の浦

冬の名曲

乙女の祈り

奈留侘芯

紅栄

瀬戸侘芯

青春のよろこび

五島の椿 − 岩永氏より送られた花 12/30

       今年も残り1日。椿や他の草花等と1年間楽しんできました。今日は五島の品種で心に残る
       花を3品種掲載いたします。すでに以前ご覧いただいた品種です。毎年多くの新品種が日本中

       で作出されていると思います。それぞれ特徴があり、自分のコレクションの中に入れたい花も
       沢山あります。あまり集めたり、増やしすぎますと、管理不足になり枯らす危険がありますので

       これからは、五島の椿と自分で作出した品種などを中心に楽しもうと考えております。明日は
       今年最後の日ですので、五島の岩永氏が送っていただいた花を掲載する予定です。明日写真

       撮影して今年のページを飾りたいと思います。
       ★ 私は生産業者でも椿の専門家でもなく、単に椿の好きな者です。自分1人ではこれだけの品種を
         収集できませんでした。色々な地域の仲間に助けられて、椿に関する情報を得られました。

         今から考えますと30代から花が好きでしたので、それが幸いしたのと、多くの友達の輪が出来た
         ことは運が良かったと思います。新花を作出するにも5〜6年、さらにそれを発表して全国の人達に

         知られヒットするまで数年かかります。1つの品種を全国的なヒット商品にするまで10年近くかかる
         のではないかと思います。これからは、ますますヒット商品は難しくなると思われます。これだけの

         品種が出回っているからです。生産者にとってどのような品種が最近出回っているか、情報を収集
         しながら、カタログに載せる品種の選定が大事なのでは。それと、新品種作出の努力が必要に

         なってきますね。それには、毎年素晴らしいと思われる品種を1箇所に集めて、自然交配でも、人工
         交配でも新品種開発が最も大事な作業になるのでは。企業においても新商品開発部が最も大事な

         部門であると同じように。それにもう1つ、以前お話いたしましたように、椿のヒット商品はネイミング
         大きな要素になると思われます。簡単な名前でも、何かをイメージし、夢の膨らむ名前がいいですね。

         おそらく花の良さと名前の良さがヒットする大部分の比重を占めていると思われます。15年以上経過して
         名前が何を意味しているか分からなくても、徐々にヒットしてくる品種もありますが。今日は岩永氏が送って

         下さった花をご覧下さい。完全な保存方法の仕方としては、呼び接ぎとビン接ぎが良いと思われます。
          


青春のかおり

春の小川

玉の浦

庭の花等 -   12/27

         今年もあと数日で新年を迎える時期になりました。月日の経つのは早いものですね。
         皆様方の庭の椿の花の開花状況はいかがですか?この寒さで遅れているのではないでしょうか。

         新潟や五島の開花状況も聞きました。五島では数種類咲き出し、特に10月から咲き出した実生の
         花もあるようです。新潟でも数種類しか咲いていないようです。茶花を必要とする人達は花の入手

         に困るのでは?さて、話題は変わりますが、最近の椿の人気品種を聞いておりますが、白系統の花
         は、あまり感心が薄れているようです。光源氏や蝦夷錦、春の台、玉の浦等、特に乙女椿は注目を

         集めているようです。私の家でも乙女と名のつく品種が数品種ありますが、乙女という名前と花色が
         マッチして良い印象を与えているのではないでしょうか。侘助椿では、胡蝶侘助と白侘助がやはり

         人気があるようですね。来年の目標は変化のある太い枝に数品種接いで挿し木をし、発根させたいと
         考えております。今年太い取り木を何本もしてありますので、曲のある台木の心配はありません。

         2〜3月頃からこの数年太い挿し木をして、満足できる状態ですので、曲のある枝にビン接ぎなどして
         発根を促し、新しい挑戦をし、短期に盆栽苗の入手に挑む考えです。今年も残りわずかですが、風邪などに

         気をつけられ、良い新年を迎えてください。


紫炎

紫を含む、桃紅色。八重咲き。この寒さの中で2〜3個
花が咲いておりました。

今年は、開花が遅れている中では早咲きのほうでは
ないでしょうか。入手して15年くらい経過しています。

来年からは10月頃に咲く早咲き椿の収集を考えて
おります。現在10月頃咲く品種は3〜4種類しかありません

ので色々情報を集めて、収集したいと思います。


庭の花等 -   12/22

         なかなか蕾が開かなく、写真も撮れません。何種類か咲き始めましたが、すぐに
         ヒヨドリ等が食べ尽くしてしまいます。小さな花弁ですと花弁ごと丸呑みする光景を

         見ました。今日は庭の3品種をご覧下さい。一子侘助は侘芯ツバキと呼ばれ、雄しべの
         葯が白く退化した椿で、最初に発見された侘芯椿として知られている。蔦紅葉は夢椿

         との兄弟種ですが、葵の上と説明が混同されている様な感じがいたします。蔦紅葉は
         獅子咲きも見られます。白侘助は誰もが知っている椿ですね。今年種子が採取できましたが

         発芽していません。アザレア椿と他品種との交配した種子の発芽に期待しています。


一子侘助 − 侘芯椿
赤色、一重咲き、小輪

蔦紅葉
桃色 一枚おきに白の雲状斑入り 
一重? 平開咲き サザンカ芯 中輪

白侘助
微香あり


庭の花等 -   12/12


     寒いですね。花の開花が遅れているようです。時々あちこちに行って、咲いている花を探しています。
     今年は花の咲き方が遅い為に、生ける花に困っていると聞いています。早咲きの花を出来るだけ

     集めて植えておく必要があると思います。生けばの花は何でも良いというわけではなく、それなりに飾るに
     ふさわしい花色でなければ、ならないと思います。10月ー12月にかけて開花する品種を集める考えです。

     今日は取り木しました枝のビン接ぎ状態を確認しました。枝のどこにビン接ぎしても活着していますので、便利ですね。
     すでにビン接ぎして7ヶ月以上経過しています。水の補給だけきちんと管理しています。来年の4月に取り外して

     鉢に植える予定です。取り木している間にビン接ぎしておきますと、取り外してから、何種類も同時に1本の苗木から
     花が咲き出しますので、取り木中→ビン接ぎは便利な方法だと思います。取り木後、外してから接木しても良いと思います。

     色々考えますと、色々な方法で楽しむことが出来ます。


紅小合
新潟より送られた花

近くの山で見つけた椿
早咲きのようですので、ビン接ぎしています。

取り木の枝にタマ・グリッターズをビン接ぎ
紅栄
の取り木にタマ・グリッターズをビン接ぎ

出雲大社の取り木に玉の浦ビン接ぎ
すべて7ヶ月以上経過していますので
安心しています。


私の好きなユキツバキ等ー12/7

       今年は花が咲くのが遅い感じがいたします。夏の猛暑との関係があるのでは?
       ユキツバキは東北地方から日本海側の北陸地方にいたる多くの雪が降る地域で見られる椿です。

       学者により多少の見解の相違が見られるようですが、ヤブツバキとは形態的に違う
       と聞いております。また、ユキバタツバキと呼ばれているツバキは、ヤブツバキに近い

       ものや、ユキツバキに近い性質を有していますので、両者を区別する意見の相違が
       あるのも当然かもしれません。ユキツバキは普通春の雪が溶け出して咲き始めると

       思っていましたが、秋に咲き出すユキツバキもあるようです。私も以前写真を掲載しました
       ユキツバキは10月に咲き出しています。ユキツバキの特徴は雄しべの花糸が鮮やかな

       黄色をして、葉柄は短く有毛で、葉を光に照らして見ますと、葉脈が透けて見えます。
       


早咲きユキツバキ  10/12掲載

 近くの丘で発見したユキツバキです。
五島の岩永氏から送られたコケ玉

 このように
コケを利用して盆栽を

 楽しんでおられるようです。

 来年の1〜2月にかけて、五島の

 新花が送られてきましたら、ご覧

 いただきます。楽しみにしていてください。


私の好きなユキツバキは


             1.水吉 − 白色八重咲き、 香あり              11. 白万代 − 白色、 一重、小輪

             2.いろり火 − 濃赤色、獅子咲き               12. 雪明り − 白色、 一重、 梅芯咲き

             3.春日山 ー 紅色、白横杢状入り

             4.小松姫 − 赤色小輪、 ユキツバキの原種         ★  ユキツバキの台木にヤブツバキを接木しても、活着後

             5.桜吹雪 − 桃色、 牡丹咲き                     数年後には台負けして、上手くいかないと聞いております。

             6.鳥海 − 白色、小輪 (山形)                     また、ユキツバキは挿し木の発根率が高いそうです。

             7.どんちょう − 赤色、 白斑入り、 八重咲き

             8。雪小国 − 淡桃色、牡丹咲き

             9.錦キリン − 桃色、紅色小絞り、 八重咲き、獅子咲き

             10.姫白雪 − 白色、八重蓮華咲き、小輪
       

椿の楽しみ  12/1

       庭の木々の紅葉も次第に見ごろも過ぎて、本格的な冬の到来を感じさせます。
       椿の蕾も班日陰の為なかなか開花してくれません。椿のある庭の半分以上が

       日陰のために、毎年開花時期がおくれます。それでもこの寒さの中、開花し始めて
       きています。寒さなど何するものかと、訴えるかのように。家の中で温まってばかりしては

       いられません。風邪に注意しながらも、接木や挿し木の管理をしたりしています。今日は
       山百合の種子を沢山蒔きました。色々な用土を混ぜて、特に山のさくさくとした土を混ぜて

       蒔きました。自然の中で発芽する条件に少しでも、ちかずけて、試しています。山百合も
       個体差が沢山あるらしく、今年入手した種子の山百合は1mくらいの高さで見事な太さでした。

       すべての山百合が同じ位の高さで、花弁の厚さが見事そのものでした。育っている場所の特徴は
       小高い山の斜面で、ほとんどが真っ黒な腐葉土のさらさらとしたものでした。このような花の咲いている

       特徴を頭に入れながら、発芽した苗を毎年育てていく考えです。この数年、幸い5〜6本見事な
       花が咲いてくれていますので、自然で咲いている山百合の育つ環境を出来るだけ、庭で再現して

       楽しみたいと思います。最後に庭木にビン接ぎした接木も順調で、来年も腕くらいの太さの台木に1m位の
       高さに切り、枝枝や幹に出来るだけ多くの品種を接いで、4〜5鉢だけでも見ごたえのある、数十種の花を

       咲かせることを夢見ています。すでに相当太い椿の台木に接いでありますので、3〜4年かけて、準備しています。


         


参平椿
私の好きな椿です。

袖の香
香りの強い花ですね。
眠気のする香りではありません。

山百合の種子を蒔く
発芽した後の植える場所と管理が
大事では?

1本の木の枝や幹に色々接木
1m位の高さですべての枝と幹を切り
1枝に3〜4本ずつ接ぎます。


椿の楽しみ  椿の楽しみ  11/28

          本格的な冬の寒さが到来しました。そろそろ椿も寒風の予防にポリ袋等を被せてで原種など
           寒さに弱い品種を守ってやろうと考えています。原種の場合は2枚ほどポリ袋等を被せています。

           庭では少しずつ、蕾が膨らみ、咲く出しそうな花が数種見られます。又、2〜3月頃から挿し木をした
           苗を一箇所にまとめたり、取り木を外して1つの鉢に植え替えたりした、苗をごらんください。

           最も大事な品種は来年の3月〜4月に外す予定です。今年は川辺で見つけた相当太い雲竜椿の
           種子を100個ほど蒔いて、発根してきました。雲竜椿や、金魚椿の種子を蒔いてどのくらいの確率で

           同じような品種が誕生するか、全く分かりませんが、1〜2本でも雲竜椿や金魚椿が誕生してくれれば
           大成功だと思います。何故ならば、それほど両品種とも多くはありませんので、種子を蒔いても、それ程

           期待は出来ないかもしれません。でも、偶然誕生するかもしれませんので、試すことにしました。


津川絞 
私の好きな椿です。

2〜3月に挿し木をした苗
日月、 卜伴、 羽衣、 太郎冠者
曙などです。

雲竜椿の種子を蒔き発根した状態
すべて種子苗は、穂木が得られる状態
になりましたら、接木をして、早く成長させ
増やす考えです。

庭木の大紅葉
接いで8年目です。今年は綺麗に紅葉
しました。来年からは、取り木をする予定
です。



       本格的な紅葉の季節になりました。今年は猛暑でしたので、紅葉に変化があるのでは
       ないかと心配していました。近くの野山の紅葉は見事な状態です。おにぎりを持って2〜3時間

       散歩するには絶好の季節かと思います。日の光、新鮮な空気、紅葉の見事さ。そのような場所での
       満足感。すべて健康面に良い影響を与えると思います。今日は庭に夢が咲いていました。新潟の

       萩屋先生作出、大岡氏命名。 寒椿と攸県油茶との種間雑種。兄弟種も2品種出ております。
       先日山百合の実生苗をご覧いただきましたが、ツルウメモドキの挿し木苗の下に適当に蒔いておきました
   
       山百合が発芽して10本ほど伸びていました。他の鉢はまだ発芽しておりません。2鉢だけ発芽しました。
       種子を蒔いてちょうど1年経過しました。発芽は2年目の春かと思いましたが、自然界は分かりませんね。

       庭ではニシキギ、ハゼ、小マユミ等が綺麗に色ずいています。同じ品種でも個体差があるようで、同じ場所に
       置いても、色付きが全く違います。椿の花等も自分の目で確認して、増やされるといいですね。

       これからは、色々な場所で椿の花が咲く時期です。変化のある葉や花弁、色具合など発見しましたら、場所の
       メモをされるか、何か印をして、忘れないようにしておくことが、大事です。椿の花の撮影とともに、花の咲いている

       木全体を観察されて、枝変わりなど見つけるのも、楽しみだとおもいます。椿園だけでなく、近くの野山に咲いている
       椿の花の中にも変わった花が咲いているかもしれません。好奇心を持って、花の観察をされてください。


。 簡単な名前ですが、響きが良いですね。

ツルウメモドキの挿し木の根元に
山百合が発芽。2鉢発芽していました。
ある程度、発芽のヒントを得ることができました。

ニシキギの紅葉。挿し木苗です。

同じ場所のハゼですが、この木だけ
見事に紅葉。ただ種子を蒔くだけでは
あまり、発芽しませんね。

椿の楽しみ  11/18

      本格的な寒さを向かえて、風邪などひかぬように、気をつけてください。インフルエンザの予防にも
      気をつけてください。まだまだ私の庭では椿の花が咲き乱れることはありませんが、少しずつ咲き出して

      おります。今行っています椿の作業はビン接ぎです。温度が低いですので、活着する自身がありませんが、
      来年の春まで管理を万全にして、活着させたいと思います。数日前に五島の岩永氏から送られた枝も

      ビン接ぎや、挿し木をして管理しています。庭木にビン接ぎしているために、大きめなポリ袋やビニール袋をかぶせ、
      春までの間、寒さに注意して、必ず活着出来るよう工夫しています。ビン接ぎも枝が真っ直ぐな場合は接ぎやすいですが、

      直角に曲がっている枝などに接ぐ場合は、苦労しました。そのような場合は出来るだけ、細いしなやかな枝を使用して、
      最初の曲げるところで、結束バンドで硬く抑え、折れないようにして、接いでいます。ビニール袋、結束バンド、紐、ローソクなど

      色々準備しながら、この時期にもビン接ぎをして、います。数年前に蒔いたハゼが紅葉してきました。南京ハゼも同様に真っ赤な
      見事な葉を楽しんでいます。ツルウメモドキも実が沢山生り、毎日色々な鳥たちが、飛び交っております。

      四季折々の楽しみを体験できて、嬉しく思っています。今日は山百合の種子を何百と蒔きました。大変難しいと聞いておりますので、
      山の用土を用いて植え替えたり、種子を蒔き、山で育っている環境に出来るだけ近ずけて、管理しています。発芽して、庭に植え返す

      時に、そのような条件を整えてやるかが、勝負かと思います。山百合の専門書を読んで、勉強している最中です。


初嵐
、一重筒咲きの、名花、秋咲です。
茶花等に多く用いられていますね。

ビン接ぎ
3〜4本極端に曲げなければなりません
ので、結束バンドを使用しています。

3年前に蒔いた山ハゼ
何百と蒔いて、色々な幹の変化が
見られています。

庭のツルウメモドキ
大きなコブシの木に巻きついています。
挿し木ですぐに発根します。

椿の楽しみ  11/15


      だいぶ寒くなってきました。我が家の椿も少しずつ咲き出し、椿の季節の訪れを感じます。
      今日はいつもお話いたしています、五島の岩永氏より穂木が届き、5本ほどビン接ぎをしました。

      おそらく初化粧の実生と思われますが、うす化粧と書かれていました。(仮称と思われますが)
      明日すべての穂木を接木する予定です。普通の割り接ぎや桐接ぎでも良いのですが、安全策として

      ビン接木にしました。残りは接木と挿し木をする予定です。厳しい寒さになりましたら、ポリ袋をかける
      つもりです。いつ穂木が届いても必ず1本は活着するように、管理する心構えが必要ですね。

      1年中必ず枯らさずに、いつでも接木や挿し木の管理技術が出来るまでは、20年以上必要のように
      思われます。温室がありますと、それほど心配はないと思いますが。これからは花を観賞しながら

      特に着目することは、枝変わりを探す事だと思います。椿園などにいかれましたら、写真を撮るだけでなく、
      変わった花が咲いていないか、注目しながら、花を観賞するのも、楽しみだと思います。



加茂覆輪

淡桃色、紅覆輪の美しい花、一重抱え咲き


吹雪白玉
白色、紅吹掛絞り、一重咲き、小輪、秋咲


楼蘭
淡桃色、ぼかし覆輪、美しい底白の花


五島の岩永氏より送られた
うす化粧の枝


椿の楽しみ  11/11

         現在は花の咲くのを待ち、来年用の接木の台木を整理しているところです。
         今まで冬季の挿し木、 庭木への色々な花の接木、取り木による短期鉢苗

         の完成等試してきました。今年は特に呼び接ぎやビン接ぎによる多くの品種を
         1本の台木や庭木に接ぐことに焦点を絞りました。鉢苗等は1m位の高さで、幹や

         枝を切り、その頂点に各枝ごとに2〜3本ずつ色々な品種を呼び接ぎやビン接ぎを
         されると良いと思います。すでに数回この事については述べましたので、詳細については

         省きますが、活着の確率は非常に高く、管理が大変楽です。4月から初めて、今まで葉が
         青々としていますと、活着していると思って間違いないと思います。それでも、枝を切り離すのは

         来年の4月頃にしようと思っています。庭ではツルリンドウと山ラッキョウの花が満開になりました。
         それぞれの時期に花々が咲きますと、季節感が味わえて、良いものですね。

         来年は椿だけでなく、綺麗な色々な花の咲く花木の呼び接ぎやビン接ぎを試してみようと考えています。


1本の鉢苗の台木の幹や枝に10本
ビン接ぎをしてあります。

同様に色々な品種をビン接ぎして
ほとんど活着していると思われます。

山取りのツルリンドウ
ツルを土で被せておきますと、発根します。

山ラッキョウ。クマガイソウと同じく
増やしています。

椿の楽しみ  11/10

         数日前にビン接ぎをしてから、接木や挿し木は来年に行う予定です。来年の接木の台木は
         色々準備し、呼び接ぎやビン接ぎの台木もすでに用意いたしました。こちらでは、まだ紅葉の

         時期ではありませんが、南京ハゼ矮性百日紅が紅葉し始めました。南京ハゼは白い実を付け、
         成長も良く、盆栽にも向いていると思います。庭木の紅栄が何百個と蕾をつけています。これは

         取り木をしたことによると、思います。子孫を残そうとして、すべての枝の頂上に蕾が見られます。
         種子を採取する方法としては、良い方法かと思います。また、取り木でなく、針金を巻いたり、結束バンドで

         早めに若木に花を咲かせる方法にも応用できるのでは、と考えております。これからは、次々に花が
         咲き始め、本格的な椿の鑑賞時期になると思います。楽しみですね。


吉木の秋
全体的に絞りが見られます。

南京ハゼ
白い実を生らせ、成長が良いです。

矮性百日紅
紅葉もいいですね。

紅栄の蕾
取り木をかけたので、蕾が多いと思います。
種子を得るために9月まで取り木は外しません。

椿の楽しみ

        本格的な寒さになってきました。 皆さん方の挿し木や接木はいかがでしたか。それぞれの品種で
        2〜3本活着し、発根すればよいと思います。来年成長させ、庭木などに呼び接ぎやビン接ぎをしますと、何倍も

        早く大きく成長すると思います。1週間前に野山に咲いている花を探しに行きましたが、2種類ほどの花しか
        発見できませんでした。おそらく、園芸品種であると思われます。一つの花は以前紹介いたしましたユキツバキ

        と同じはなでした。もう一つは同じような園芸品種が沢山ありますので、何の品種か判断できません。
        枝だけ持ち帰り、ビン接ぎをして、防寒対策にビニール袋を被せました。2〜3本接ぎましたので、1本活着

        してくれれば、と思います。来年の呼び接ぎやビン接ぎのために、9月下旬に庭木を鉢に植えて準備しました。
        家の入り口に3〜4本太い椿の鉢植えに、50〜70品種花を咲かせて、楽しむ考えです。これからは、新品種の

        作出と出来るだけ、気に入った品種に的を絞り楽しんでいこうと思います。何も考えずに品種を集め過ぎた為に
        管理が大変になり、置き場所も少なくなりました。欲張りすぎは良くないですね。自分の鑑識眼や審美眼に欠けていた

        ために、何でも集めすぎました。余裕を持って楽しめ、管理できる趣味でないと、大変苦労し、価値のある品種まで
        枯らすような結果になってしまいます。古い椿の掘り起こしもしながら、楽しんでいこうと思います。

      


10月に咲いていた野山の花。

以前紹介したユキツバキと同じ花でした。
ユキツバキとしては、非常に早咲きでは
ないでしょうか。

庭木を台木に今年接いだ太い椿の台木。

9月下旬に庭木を鉢に植え、来年の
呼び接ぎや、ビン接ぎの準備をしました。

左同様、来年の呼び接ぎなどの準備。

山百合はいいですね。大好きな花です。
昨年何百と蒔いた種子が今年の10月に
20本位芽を出してきました。写真で紹介しました。
発芽するのは2年目の春ではないかと、不思議に思っています?


椿とともに15


           椿等の楽しみ  - 11/1


       いよいよ11月になりました。これからの椿の作業はそれほどないように思います。
       私は寒風対策として大きなポリ袋を求めて、原種や弱い品種に1枚か2枚かけて

       寒さを防いでいます。あちこちに鉢を移動しますと、大変ですので、11月の下旬から
       袋巻きの作業をいたします。 これからは、早咲きと呼ばれます椿の花の鑑賞と

       撮影に重点を置くようにしています。11月中に咲く花はある意味で貴重かもしれません。
       私は野に出たり椿林に出かけますと、とにかく花が咲いていないかどうか、探します。

       9月に咲く花が沢山見つかれば良いと思うのですが。今まで2種類の花が9月下旬から
       10月の初旬に咲いているのを、偶然発見しました。この11月の中旬までに咲く花であれば

       是非、挿し木や接木で増やされる事をお勧めいたします。それほど様々な花が咲く時期では
       ありませんので、鑑賞価値があると思います。すでに紅葉の時期となっております。ドライブなどで

       椿の花を見つけましたら、印をつけたり、枝をいただき、挿し木や接木をされてください。失費しても
       印さえつけておきますと、来年の春再び挿しや接木が出来ます。印だけはつけて、来年見つけやすいように

       しておいてください。 四季の移り変わり。そのたびごとに、四季の美しさを楽しむことが出来ます。
       くれぐれも風邪に注意されて、がんばってください。


ことじ。時々白斑が入ることがありあす。

矮性百日紅

椿の根に五島の椿、細御前、旅愁、紅栄を接ぐ

津川絞りが咲き出しそうです。挿し木3年目

取り木に様々な接木をする。

太い取り木に、玉の浦、秀欄、 陽の岬、友の浦、琉球白妙、覆輪乙女
等接ぐ。山での根の採取が難しいですので、剪定や整枝をしながら
庭木の枝に曲を付け、接木をして花を観賞します。

椿とともに15


庭の草花 − 山百合の発芽等

      昨年の11月中旬に採取した山百合の芽が1鉢だけから出てきました。2年目ですが、今頃芽賀出るのかと
      不思議に思っています。10鉢くらいに、色々な場所の山百合の種子を採取して蒔きました。

      普通なら2年目の春に発芽するのかと思っていましたが、この鉢だけ発芽しだしました。山百合でもすべて個体差
      があると思いますので、色々の場所の種子を採取して試しています。 今年は写真で紹介いたしましたように、

      庭では24個花の花を付けた山百合の花が咲きました。やはり自然の山百合はいいですね。50本を目標にしていますが、
      4〜5年で達成できそうです。?今年も種子を採取して、11月になりましたら、蒔く予定です。 庭ではホトトギス、花麒麟 
     
      ツルウメモドキ、ナデシコ等が咲いています。椿の花も蕾が膨らみ始めました。もうすぐ早咲きの花を紹介できると思います。
      


山百合の発芽。びっくりしました。この鉢だけが
発芽していました。

沢山増やしていますホトトギス。
この時期に咲き出しますので、好きな花です。

花麒麟。挿し木ですぐに増やせます。

今年は沢山の実を付けました。
毎日鳥が食べに来ています。

                                             

覆輪花について 10/23


     玉の浦に代表されます覆輪花について、気がついたことを述べてみたいと、思います。
     椿を始めた頃は玉の浦椿にあこがれて、苗を夢中で求めました。2〜3年経過して花が

     咲き始めて、白覆輪が細くがっかりしたこともありました。最近感じたことは、何でもほどほど
     が良いようで、あまり白覆輪が多く出るのも、バランスを欠いているように、思えるみたいです。

     下の写真の大和なでしこは、細覆輪ですが、なかなか人気があるようです。写真の玉の浦
     の覆輪の出方はちょうど良いくらいだと、自分では思っています。 これは私自身の感想です

     ので、違う見方もあると思います。私の庭でも、覆輪花が色々咲きますが、同じ品種でも、時期により
     かなり覆輪の出方がちがう時があります。 皆さん方はどのような、覆輪花が好みでしょうか。

     最後に、今年の大きな成果は、すでに述べましたように、4月頃より10月中旬まで呼び接ぎ、ビン接ぎ
     を中心に行いました。自分でも驚くほど、活着したみたいです。失敗した接木はすでに葉が落ちて

     枯れています。夏を過ぎて、今まで葉が青々としていますと、上手くいったのではないかと、思っています。
     枝の切り離しは、来年の5月頃、しっかりと活着してから、切り離す予定です。
      


大和なでしこ
 名前も良く知られていて、なかなか人気
 があるようです。

玉の浦。私の好きな花で、白覆輪も
ちょうど良い具合に出ていると思います。

早咲き椿について 10/20
 
       9月、10月位に咲く早咲き椿は貴重に思います。感動するような花でなくとも、早咲きというところに価値があるのでは?
       数千種類という椿の品種中で早咲き種は数百種と聞いております。気候にも左右されますが、舞、野々市、東方朔、西王母

       炉開きなどは、9月〜10月に咲きますので、1本庭に植えられて、鑑賞するのも、 楽しみだと思います。10に咲き出す花も
       ありますが、私は秋一番、高台寺、秋の山、楼蘭、白玉などが好きな花です。近くの公園や山、お城などに出かけますと

       意外と園芸品種でない、早咲きの花が咲いているときがあります。椿の花が今咲いていましたら、枝を持ち帰り、接木や、挿し木
       をして、試してください。上手く管理しますと、成功すると思います。あるいは、テープなどで印を付けて、来年の春接木されても

       いいですね。今年の経験では、すでに述べましたが、ビン接ぎは成功率が高いと思います。接木はすべて、呼び接ぎやビン接ぎ
       をしようと考えています。 これからは、花が咲き次第、順次花の紹介をしていきたいと思います。
        

今年のビン接ぎ(缶、ペットボトル、等使用)の成果 − 10/18


庭木にビン接ぎした友の浦。5ヶ月以上経過
していますので、安心できるのでは?
今年は呼び接ぎとビン接ぎを中心として、庭木や鉢苗に沢山の穂を接ぎました。
ビニール袋を使用しないので、とても管理が楽でした。

接ぎ穂の葉も3枚〜4枚付けて接いでみましたが、それほど気にすることは
ないと思います。最も確実な方法は、幹や枝を切り詰め、その先端に接ぐと

成功率は高いと思います。その他に、枝のどこについでも、上手く活着したように
思います。とにかく置き場所や、温度、湿度、ビニール袋など管理面で気をつかう

事がありませんので、大変楽で、良い結果が得られました。鉢苗は取り木を20本
ほど、行っていますので、来年の3月に取り外して、整枝しながら、枝の出方を

見ながら、ビン接ぎで、色々な花が鑑賞できるように、考えております。
ビン接ぎで注意されることは、水の補給を忘れないで、与えてください。


梅の種子を蒔いて3年目経過。毎年梅園から
種子を採取して蒔いています。今年辺り、新花
が咲く期待をしております。

紅栄の幹を1m位のところで切り、3〜4本の
枝も同時に切り詰め、ビン接ぎをしました。
友の浦、源氏椿、白玉、染川、白孔雀を接ぐ。

源氏椿のビン接ぎ、6ヶ月経過。

早咲きユキ椿を接木。9月下旬から咲き始めます。

細雪と都鳥をビン接ぎ。

陽の岬U、 グレープソーダ、覆輪乙女、
黒椿
をビン接ぎ。

黒船、 白孔雀、 紅三光をビン接ぎ。

青い珊瑚礁、 玉都、桜島黒髪、 夕日、
洋種椿
をビン接ぎ。

早咲種と接木  −  10/12

      昨日河原のユキツバキを偶然発見しました。早咲き種ですので、あちこちに接木をしました。
      今日は赤花の早咲き種を発見しました。普通の椿と思われます。何か特徴があるか調べ

      ましたが、特にこれといった変わった要素はありませんでした。この時期でもビン接ぎをして
      おります。温度が15度以下になりましたら10月にビン接ぎした場所は大きめのビニールを

      被せ、温度と湿度を保つように、管理するつもりです。そのときも、ナイフで1〜2箇所ビニールに
      切込みをいれて、温度が上昇したときの予防をしておくつもりです。これからは、秋の山、高台寺

      楼蘭、加茂覆輪、 雪灯篭、 弓場氏彫等が咲き始めると思います。地域や気候により多少違いは
      あると思います。もし、アザレア椿が咲いていましたら、交配をされてみると、いいですね。

      これからは徐々に椿が咲き出しますが、早咲きの椿を見かけましたら、何か印を枝に付けて、来年
      増やされたら、よいと思います。だけで椿園だけでなく、椿の花を見かけましたら、常に関心を持って

      確認されると、いいですね。9月〜10月に咲く花でしたら、印を付けて、増やされておきますと、役立つ
      事があると思います。


赤花の早咲き種。近くの丘で発見。

炉開き。9月下旬から咲き出しています。
10月1日にはビン接ぎの炉開きが咲いて
います。

腕の太さの根に湊晨侘助を接ぐ。
枝垂れるように曲げています。途中で枝を切り
胴吹き芽を出させ、小さな鉢苗を作る考えです。

今年発見しました早咲きユキツバキをビン接ぎ。
ビン接ぎの良さは、3月〜10月初旬くらいまで
接げる事です。接ぎたいところに接げますので
便利です。枝を全く切る必要はありません。

早咲きのユキツバキとツルウメモドキ   10/11


      早咲きのユキツバキはそれほど多くないと思いますが、近くの河原に9月下旬から咲き出していました。
      ほとんどのユキツバキを観察していますが、この時期に咲くユキツバキは貴重かもしれません。

      雪国に行かなくとも、近くの色々な椿のある場所を丁寧に観察してみますと、時には思いもよらぬ花と
      遭遇するものです。今まで何千種という花を本などで見続けてきました。椿の特徴をある程度頭に入れながら

      花を観察すると違った面で、新しい発見をするかもしれません。蝦夷錦にしても、成木になりますと赤花が
      多くなるように思えます。その中で覆輪系や違った色合いの花を望遠鏡などで探し出し、保存されると楽しみ

      です。花の咲く時期に写真を撮るだけでなく、1本の木の花で、違った花色の花が咲いていないか、良く観察されながら
      見学されるのも、椿の花の咲く時期の楽しみ方かもしれません。 庭ではツルウメモドキの実が赤くなりだしました。

      少し早い気がしますが、山取り、 挿し木、接木と沢山育てております。吊花も咲いております。これからは色々な花の咲く
      良い季節になると思います。椿だけでなく、野山の山草等も楽しんでください。


早咲きのユキツバキ。9月下旬より咲き出す。

赤く染まったツルウメモドキ。

今年から続ける予定の椿の楽しみ方 − 鉢の管理、 取り木、 呼び接ぎ(ビン接ぎなど)、 挿し木の管理    10/7


      これからは管理が楽で、活着率の高い苗木の増やし方を考えております。挿し木は時々お話いたしますように
      駐車場に吊るした挿し木は、ぼ完全に発根し、取り木も毎年100%発根ーこれはすぐに鉢苗になり花が見られます。

      呼び接ぎ、ビン接ぎも90%近く成功しました。春のビニールを使用した接木の必要がないように感じられます。
      水の管理さえ、きちんとして、行えば全く管理がいりません。木のどこにでも、接ぐことが可能です。庭木を1mくらいの
 
      高さで切り、最上部やその10cmから20cm位下に1本の木で10本くらいの穂を接げると思います。1m位の高さですと
      鉢苗ならば、どこにでも置いて鑑賞が出来ます。1本の木で10品種位の花が次々に咲き出しますので、色々な品種を

      接ぐことは、長期間に亘り、花を楽しめることが出来ます。交配にも有効ですね。自然に交配してくれますので、種子を
      巻く楽しみが湧いてきます。棚や木に吊るした鉢苗は水のかけやすい高さに吊るし、高価な珍しい苗は同じところに吊るして

      管理しますと、いつでもどこにあるか、分かりやすく、穂が必要な時に、すぐに見つけられます。他に、1本の木に同じ県の品種を
      出来るだけ多く接いであります。 1本の木に多くの品種を接ぐ時の注意は、ウイルスの入った品種は絶対に一緒に接がない

      事です。別にウイルスの入った台木に黒花や赤花を接いで、新花を作出する事はたのしみだと思います。これからは、作業したら、
      その後はほとんど管理を必要としない増やし方に全力を注いでいく考えです。
      


棚に吊るした鉢苗

棚に吊るした鉢苗

庭木にに吊るした鉢苗

取り木

ビン接ぎ
五島の岩永氏より送られた細御前を
ビン接ぎ。新芽が伸びてきました。

挿し木の管理。駐車場に吊るした挿し木苗。
接木苗も吊るしてあります。

足の太さの台木に接木。
胴接ぎや最上部に新花やすぐに接木
したい穂を接いであります。

庭中にビン接ぎをしてあります。
1ビンに2〜3本してありますので、
庭木や鉢苗に100本以上接いであると
思います。1本の木だけでも3個位ビンや
缶などを利用して接いであります。

椿の楽しみ − 挿し木やビン接ぎなど (10・4


       だいぶ寒くなってきましたね。今月から早咲き種が咲き始めると思います。
       また、交配用の花粉を採取したりする季節です。私は毎日ビン接ぎをしています。

       取り木や呼び接ぎ、ビン接ぎは作業も早いし、管理も楽で失敗率が低いように思います。
       ある程度の温度が必要ですが、まだ普通の接木や呼び接ぎ、ビン接ぎなどをして楽しんでいます。

       来年の3月下旬から9月まですべて、呼び接ぎ、ビン接ぎ、胴接ぎをし、3月下旬から取り木をして
       これからの椿の方向を定める予定です。勿論冬季から春季にかけての太い挿し木、、夏の貴重な

       品種の挿し木も少しはする予定です。挿し木苗はすべて呼び接ぎにする予定です。庭木の太い枝や
       幹への取り木を中心として、鉢苗を数十本育てて、残りは庭木の各枝に出来る限り接木をする予定です。

       庭木に接いだ枝が太くなりますと、また、それに取り木をかけ、その合い間に庭木に新品種を接木して
       、自分の考えられる方法で椿を楽しんでいく予定です。

       間違いなく、取り木と呼び接ぎやビン接ぎは最も簡単で、活着率の高い、管理が楽な方法であると確信しています。
       ビン接ぎの4月に始めた芽は伸び初めています。袋を被せない管理ですので、心配の必要が全くありません。
       


すでに新芽が伸びかけています。

幹の途中にビン接ぎしたものです。

枝と枝の間隔が広すぎるので、
すべてビン接ぎをしました。
1箇所に3〜4本接いでいます。

枝を伸ばしていても、来年剪定をして
切ってしまいますので、出来るだけ今年
ビン接ぎをして、庭木の品種を保存しています。
相当の台木や庭木にビン接ぎをいたしました。

椿の楽しみ − 挿し木やビン接ぎなど 9/30
      
       日本列島全体を駆け巡るかもしれない大きな台風が通過している最中です。十分注意されて、用心されてください。
       今日は7月〜8月に剪定して、大事だと思える品種の挿し木をご覧ください。またビン接ぎ(色々な呼び方があると思いますが)

       等もすでに3ヶ月以上経過したものもあります。色々自分なりに数多くの試みをしています。最初の頃は生産者の家に2〜3泊しながら
       挿し木や接木を見学させていただきました。すでに20年近く経過しています。失敗に失敗を繰り返しながら、諦めずにあらゆる

       椿に関する作業を手がけました。おそらく8割以上は無駄が多かったと思われます。本や多くの友達、専門家の方々にもお聞きして
       試してきました。最も難しいことは、教えていただいたことを、忠実に実行しましても、気象具合、日光の照射量、寒冷紗の枚数、

       水くれの回数、 ビニール袋の高さ、 挿し穂の間隔、 用土、 置き場所など多くの面で試す必要があります。同様に接木に関しても
       同じように管理の面で注意する事柄が多くあると思います。一番困りますのは、どのようにしたら、すべて上手く成功するかと、聞かれる

       事です。色々な要素が関連していますので、こうすれば必ず成功すると言いきれない面があります。私の挿し木では、駐車場に吊るして
       99%、今年は成功しております。台風のために下に下ろして、確認しました。写真をご覧下さい。単に吊るして、毎日水を1回午前中

       かけるだけです。ナイフで水をかける場所を少し切り、その水が袋に溜まらないように、一番下に水が流れるように、小さな穴を開けて
       おきます。鉢に挿して、挿し穂が2ヶ月以上経過して枯れていたのは1本だけでした。このように管理する場所や管理の仕方で、発根する

       状態がすべて一致しませんので、ある程度の説明しか出来ないのが、実情です。 今年の挿し木は、本当に高価で珍しい枝しか挿しませんでした。
       この挿し木苗は呼び接ぎのためのものです。 来年からは取り木や呼び接ぎ、ビン接ぎ等ですべての接木をする予定です。

       鉢苗は取り木で十分です。変化もあり、太さもあり、求めましたら数千円もするような太さも、簡単に入手できます。呼び接ぎやビン接ぎ木も
       長期(3月〜9月)に亘り、できます。しかも少し慣れますと、庭木や鉢苗のどこにでも接木が可能に思えます。普通の接木のように

       台木を切り、その最上部に接木するだけでなく、幹や枝の途中のどこにでも、可能であると思います。注意していますことは、水の補給だけです。
       春に行う普通の接木よりも呼び接ぎやビン接ぎは一旦接いでしまいますと、その後の管理が大変楽ですので、お勧めしたいと思います。
       
     − 挿し木でも接木でもビニール袋の高さと支柱がたいせつですね。駐車場に吊るして、上手くいっている理由の一つは、おそらく日照量と
           ビニールに多めに支柱をたて、吊るすことにより円錐形になり、水滴がビニールの中で外側を伝わって流れ落ちると考えられます。

           いい加減な状態でビニールを放置しておきますと、水滴が挿し穂に落ちて、葉が枯れてきますので、支柱とビニールをピーンと張ることが
           大事に思えます。


駐車場に吊るした挿し木。2ヶ月半経過。

駐車場に吊るした挿し木。2ヶ月半経過。

駐車場に吊るした挿し木。2ヶ月半経過。

駐車場に吊るした挿し木。2ヶ月半経過。

イースター・モーンに接いだビン接ぎ。
炉開きや黒椿は蕾を付けて接いであります。
炉開きが咲きそうです。

紅栄の枝に接いだタマ・グリッターズ
すでに4ヶ月経過しています。この下側に取り木
をしてあります。

紅栄の2mくらいの幹を1m位に切り、枝の間に
4〜5種類の品種を接木。

太い木を10cmくらいの高さに切り、アザレア椿
友の浦、紅栄、夕日を接いであります。

沢山付いた蕾 − 9/27

       毎日ビン接ぎ(色々な容器を使用)をしています。来年の春の接木も呼び接ぎや、ビン接ぎを主にして
       取り木を多く行いたいと考えています。管理の必要のない手間のかからない方法で、短期間に変化のある

       鉢苗作りが一番良い方法でないかと、今頃になって思いつくようになりました。今日は庭の蕾を見ながら
       蕾がある枝にだけ沢山見られるのに、気付きました。蕾のたくさん付いている枝はすべて、取り木と針金が

       巻いてある枝と幹でした。4月に接ぎ木用の枝を沢山切って、他の枝はほとんど蕾が見られませんが、取り木や
       針金を巻いた枝は沢山の蕾が付いていました。このことから、種子を蒔いて2年目くらいに細い針金か結束バンド

       を2重巻きにして、試してみますと、1年くらい早く、2年目〜3年目くらいには花が見られるのではないかと、考えました。
       種子を蒔いて2年目くらいの育った苗では取り木は無理として、針金や結束バンドを用いてある程度強めに巻き付けますと

       効果があるかもしれません。枯れそうな木は子孫を残そうとして蕾を沢山付けることと同じではないかと思います。
       6月〜7月にかけて水くれを少なめにする理論と同じ事と思われます。種子苗が2〜3年で花を咲かせてくれますと

       大変ありがたいです。色合いや形などが分かりますと、大きな台木に接木をして、すぐに増やすことが出来るからです。
       管理の面でも良い花だけ選別して、残りは台木にしますと、管理の面で楽になると思います。


紅栄の庭木ですが、手前の取り木をかけてある枝だけ
蕾がぎっしり付いています。

桜島黒髪の取り木。同じように取り木の枝は蕾が
沢山付いています。この花は成木になりますと
ビロード色の黒味がかった花になるそうですので
期待しています。

桜島黒髪を太い台木に接いで今年取り木をかけました。
相当太い台木を切って接ぐ時は、切った最上部につがないで、
5cm〜10cm下に接ぎますと活着がよいと思います。

広清美人の取り木の枝。

広清美人の足の太さの幹です。昨年針金を3重巻きにして、肉を
盛り上がらせ、今年樹皮を剥いて取り木を行いました。

針金を巻いて試しました。→奥に2重に巻いてあります。

椿の楽しみ方 - 接木等 ー ウイルスによる新花作り

      交配による新花作りとともに、ウイルスの伝染力の強い品種による新花作りに挑戦いたしました。
      どのような品種がウイルスの伝染力が強いか分かりませんが、花全体に斑が入っている花を

      選んで接いで見ました。接ぎ穂は当然濃紅か黒系統の品種を選んで接ぎました。多く接いだ品種は
      黒椿、ブラック・マジック、 ブラック・オパール、ナイト・ライダー、 紅栄、 後田侘助、黒耀、紫泉等を

      主に接ぎました。どのような班入りの花が咲いてくれるか、楽しみにしています。班入りの花は均等に
      班が出にくいところがあり、2〜3年観察しなければなりません。黒系の花に均等に雲状班や横杢班が

      出てくれるといいのですが。とにかく多くついで色々試してみました。どのような品種に綺麗に斑入りの
      花が出現するか、色々な斑入りの台木に試しております。  


紙コップを利用してウイルスの入った台木に接木しました。

1本の台木に3〜5本接いであります。
缶や紙コップ、 ペットボトルなど台木の長さや接ぎ穂の
長さに応じて使用しています。缶やペットボトルは
途中で短く切ったりして、使用しています。

幹や枝の途中に接いでいます。枝は
全く切りません。

これは庭木に色々な品種を接ぎました。紙コップを利用して
結束バンドで紙コップを縛ってあります。
フランク・ハウザーの枝分かれに6品種
接ぎました。木がだんだんと大きくなり

枝を詰めて、切った所に接いだものです。
陽の岬、 陽の岬U、 覆輪乙女、

乙女椿、五色八重散り椿、紅栄等接いで
あります。フランク・ハウザーの枝は2〜3本

残して接いであります。この呼び接ぎや、
ビン接ぎなどの方法はとにかく管理が

楽で活着率が高いと思われます。
9月中接ぐ予定です。

椿の楽しみ方 - 接木等 ー 活着温度は  9/22  

      今日は平均気温が25度前後と、2〜3日前よりは、かなり涼しく感じました。毎日ビン接ぎ(缶、紙コップ、ペットボトル利用)
      をしています。すでに100本以上の接ぎ穂を庭木や鉢苗に接ぎました。今日はウイルスの伝染力の強いと思われる台木に

      濃紅や黒系の椿、 それに洋種椿を接いで、どのような斑が現れるか2^3年後を楽しみにしています。庭木などもだんだんと
      大きくなりますので、取り木やビン接ぎなどして、なるべく大きくしないで、色々な花を接いで観賞出来るように努力しています。

      今年の経験では3月から9月下旬、あるいは温度によっては10月初旬くらいまでビン接ぎや呼び接ぎが可能かと思われます。
      挿し木でも接木でも20度前後ありますと、可能と思われます。温度が15度以上あれば可能といわれる人もおられます。

      私の経験では9月中ならば、活着する可能性はかなり高いと思われます。10月に接いでもも来年の3月〜4月にはきちんと芽を
      伸ばしてきました。11月〜2月中旬くらいまで、作業を止めて2月の下旬くらいから接木や挿し木を始められると、良いように

      思われます。全国の各地域や温度の違いによって、当然違いはあると思います。9月中ならば接木(色々な接木)はまだまだ
      楽しめると思います。急激に温度が低下しましたら、袋を2枚にするとか管理場所を変えるなどの対策を施してください。

      接木や挿し木では使用するナイフやハサミは区別するといいですね。斑入りの品種ではウイルスが入り込みますので、
      きちんと区別して使用されると安心かと思います。 さらに使用後はロウソクの火に当てるか熱湯に数分間浸しておくと良いとの

      話も伺っております。区別して使用し、その後の手入れも大事かと思われます。

椿の楽しみ方 - 接木等   9/18

      
      本当に蒸し暑いですね。今年は挿し木はほとんどしませんでしたが、接ぎ穂を送っていただいた
      新花だけは30本ほど挿し木をしました。写真のように駐車場に吊るしています。6月から7月初旬に

      挿した穂からはすでに根が出ております。いつも挿した穂を持って発根しているかどうか、確認しています。
      私のこの駐車場は1時頃まで太陽が当たります。写真のように寒冷紗は必要ありません。非常に楽

      に管理が出来ます。1日1〜2回水をかけるだけです。接木した苗も吊るしてあります。照射率など考えずに
      管理が出来ますので、とても楽です。全国のそれぞれの場所や置き場所によって、太陽の当たる強さが違います

      ので、寒冷紗の枚数や水くれを1日何回したら良いか、すべて違ってくると思います。どのような管理の仕方で
      行えば楽に発根するか、試されて、最も確実な方法を毎年行いますと、失敗がなくなり、楽しくなると、思います。

      今行っている作業は毎日庭木や鉢植えの太い木にビン接ぎ(ビン、缶、ペットボトル、ビニールなど使用)をして
      います。10月頃まで毎年接木をしていますので、呼接ぎや、ビン接ぎはまだまだ、可能と思います。

      接いだ後の管理は水を補給するだけです。4月〜6月にビン接ぎや呼び接ぎをした接ぎ穂は、ほぼ活着している
      のではないかと思います。来年の3月〜4月頃、あるいは7月頃までに接ぎ穂を切り離そうと考えております。

      この呼び接ぎやビン接ぎは全く枝を切らずに接ぎたい場所に接げますので、1日に2〜3本接いでおります。
      種子苗は若木であるために、活着が良く、一時的にいつでも穂が届き次第接いで、品種を絶やさないようにしています。

      2〜3年後に接ぎ穂を、鉢苗や庭木に接いで、確実に保存出来るように管理しています。


接木と挿し木の吊るしてある駐車場。
寒冷紗もいらず、毎日1〜2回水くれをして
いるだけですので、良い場所が見つかり、毎年
苦労せずに、安心していられます。

ダローネガの鉢植えに3個のペットボトルを使用して
10本、幹や枝に接いであります。全く枝を切らず、
しかも接いだ後は水を補給するだけですので、蒸れたり
してないか、心配する必要がありません。

紅栄の鉢植えにビン接ぎをする。1〜2本紅栄の枝を
残し、3箇所に10本接木。鉢植えの木が大きくなり
ましたら、2〜3本枝を残し、他の枝を切って、その切った
場所に接木するのも良いと思います。

太い台木を5cm位の高さで切り、浅いビンを用いて
鉢の上に置き、5本接木する。台木にぐるりと接いで
あります。玉の(乃)浦、友の浦、アザレア椿、
春の台、陽の岬ヲ接木。

いつ接ぎ穂が届いても、接げる様に種子苗を
何百本育てております。

種子苗の台木に光源氏と沖の石、沖の波を
接いであります。

種子苗に星車、玉垂を接いであります。

種子苗に嵯峨初嵐と白玉が接いであります。


追加 ー ビン接ぎ(缶接ぎ、その他の入れ物など)


      7月の接木は新芽が伸び始めてきました。今年は暑さが厳しく、管理が大変だった
      と思われます。これから接木も行いますが、毎日行っておりますのが、ビン接ぎ(缶接ぎなど)

      です。鉢での作業は楽ですが、庭木などでは、2〜3本幹や枝の途中に接ぎますと、接ぎ穂を
      曲げたり、3〜4本同意に接ぎますので、接ぎ穂と幹や枝の形成層を上手く合わせるのに苦労します。

      呼び接ぎやビン接ぎでも接ぎ穂を切り離すには、1年位縛ったままにしておいた方が、安心かと思います。
      早く切り離しますと、せっかく活着した接ぎ穂が何かの拍子で触っただけで、外れてしまう事がありますので。

      また、水の入れ物は色々利用できます。ビン、 缶、 ペットボトルなどいいですね。特にヤクルトなどの
      入れ物は小さく作業が楽です。まだまだビン接ぎを行っています。この暑さですので、普通の接木より

      管理が楽で時間的にも簡単です。下の写真をご覧下さい。


普通のペットボトルの半分位の大きさです。台木を短く切ったために、
ペットボトルと台木の高さが同じくらいになり形成層を合わせにくくなりました。

そこで、ペットボトルの途中を写真のように半分くらい切り裂いて
出来るだけ台木の近くで接げるようになりました。接ぎ穂をそれほど

曲げずに接げますので、接ぎやすくなります。

3本接いであります。蕾を付けてありますが
蕾を取って接いだほうが、活着が良いと思います。
葉は2〜3枚付けてあります。蕾や葉が多いとそれだけ
負担が大きくなるかと思われます。

台木の下のほうに接ぐために、ビニール袋
ヲ切って、水溜めを作り、ビン接ぎの
応用をしました。地中に袋を入れて水を
溜め、接いだものです。深さが浅いため、
時々水の補給が必要と思います。

椿の楽しみかた − 接ぎ木等  9/9


      9月も中旬。 挿し木、接木等されて、その成果がたのしみだと思われます。これからも
      挿し木や接木が出来ます。 挿し木は少し遅いかもしれませんが、日光の照射率を多くして、

      管理されると良いと思います。接木は今年は新芽が伸びませんが、今から行いますと、管理の面で
      楽になり、活着も良いと思います。今日は2〜3年前に種子苗の2〜3生に接木した苗が大きくなり

      色々な品種が育ち始めましたので、ご覧下さい。。苗さえあればいつでも接木で増やせますので、種子苗の2〜3年生は
      若木で、活着率が良く、大事な台木として沢山蒔いてあります。貴重な品種を絶対活着させ、保存するには

      若木の種子苗は便利だと思います。 呼び接ぎやビン接ぎもまだしております。これらは出来るだけ、1年くらい
      切り離さず、様子を観察しながら、完全に肉が盛り上がってきてから、切り離すことにしております。

      取り木の根も大分伸びてきたのが、見えてきました。来年の3月に切り離し、接木をして鉢植えにする予定です。


2年生の種子苗にエレガンス・シャンペンを接いで
3年目です。大分太くなってきました。極端に曲がって
いますが、地中でさらに2曲ぐらいあります。

同じく種子苗に接いだ五島の祷りの女神
接いで3年目です。蕾もあり今年は写真に撮れ
そうです。

種子苗に接いだ五島の新花。
岩永氏より送られた実生の新花を接木。
10種類くらい種子苗に接いであります。
接いだ五島の品種は
ダイヤモンド・リング、旅愁、哀愁

弧愁、 青春のかおり、青春のしらべ
ゆうやけこやけ、黒いダイヤ、紅栄

箱入り娘、光陰
、祷りの女神等です。
毎年五島の椿を接いでいますが、

ヤブツバキは本当に好きな花です。
いつ見ても飽きません。

種子も蒔いて2〜3年生になっています
ので、花が咲くのを楽しみにしています。

昨年種子苗に接いだ苗です。失敗しないように
必ず若木の種子苗に接いで、2〜3年後に穂を
太い台木や庭木に増やしています。

ビン接ぎ。台木を10cm位に短く切ったために
缶やビンが使えず、右側の水を入れてあるものは
マヨネーズの入っていた入れ物を短く切って使用。
源平絞と源氏合を接いであります。

種子をミズゴケに入れ、ポリ袋で外に吊るして
あります時々乾燥してないか、確認しています。
毎年11月には発根しております。ポリ袋に
名前を書いてあります。

紫紺雲竜椿と源平絞のビン接ぎ。
新芽が順調に伸びています。


接いで椿の楽しみかた − ビン接ぎ等
  9/5


      昨年のアザレア椿と山となでしこの交配が上手くいき、種子が得られました。白玉も6月下旬まで順調でしたが
      虫が果実を食べて、残念な結果になりました。それでも大和なでしことの交配に成功して、種子が得られましたので

      接ぎは発根するように、大切に管理する考えです。なんとしても発根、発芽してもらいたいと思います。
      次に、今数多くのビン接ぎ(缶接ぎ、ペットボトル接ぎ)を行っています。すでに3ヶ月以上経過している

      品種もあります。この暑い時期ですので、このビン接ぎや呼び接ぎは管理が楽で、成功率も高く、良い方法
      であると思います。これからは、普通の接ぎ木とビン接ぎを同時に行いながら、庭木を色々な花で飾ろうと思っています。

      時期ごとに色々な方法で接木が出来ますので、10月まで行う予定です。


アザレア椿×大和なでしこ

左の果実の種子 − 真っ黒になっていました。
水に浸しましたら、沈みましたので発根する可能性が
大きいと思っています。

雲竜椿のビン接ぎ。
すでに2ヶ月以上経過しました。蕾も付けて
咲かす予定です。台木が太いので、咲かしても
心配ないとおもいますが?

庭木の幹に友の浦のビン接ぎ。
3ヶ月以上経過しました。上手くいくのではないかと
期待しています。

青海白の庭木に紫紺雲竜椿のビン接ぎ。
紫紺雲竜椿ですが、今日ビン接ぎしました。
失敗するといけませんので、ビン接ぎ、2〜3年生の
種子苗に接木、 さらに庭木に接木、挿し木と
絶対にどれかが成功するように色々行いました。

庭木にアザレア椿をビン接ぎ。

6月に接木しました。庭木の太い枝についであります。
これからの椿に夢を与えてくれるかもしれないと
期待している品種です。6月〜10月頃まで花が見られます
ので、交配種として、私が最も関心を寄せている品種です。

椿の楽しみ方 − ビン接ぎ

    接木等の他に今行っています作業はビン接ぎ(ビンや缶などを利用)を行っています。この暑さですので
    まだまだ可能と思います。 接木同様、呼び接ぎ、胴接ぎ、ビン接ぎなど色々、まだ楽しめると思います。

    この接ぎ方は枝をすべて切らなくとも、枝や幹の途中に接げますので、便利な方法かと思います。
    3月〜9月初旬頃まで楽しめると思います。庭木などに色々な花を咲かせる方法としても、いいですね。

    ポット苗を木に巻き付けて接いだり、苗を鉢や庭木の真下の地面に植えて、呼び接ぎする方法も便利かと思います。
    最後に穂木の切り離しは出来るだけ、来年の3月〜4月頃が良いと思います。また、水がなくならないように、

    入れ物に補給するのを忘れない事も大事かと思います。接いだ穂木の品種は陽の岬、黒椿、婆の木、雲竜椿、
    友の浦、ブラック・オパール、 ハネムーン、 夕日、 アザレア椿、星車、 紅栄等を主に接ぎました。


缶を利用して、接いでいます。枝を切ったり、幹の途中に
2〜3本づつ接いでいます。

枝が横に出て、さらに曲がっています。
枝が折れないように、最初にビニール袋を細長く
切って穂木に巻きつけ、次に接合部の下側を細い
針金などで固定して、次に上部の接合部を固定します。

同様に真横に出ている枝に接いでいます。
枝が折れないように曲げながら、固定しています。
すべて最後にはローソクを垂らし雨水が入らないように
しています。

追加 − 椿の花色の難しさ

     絞りや白斑の品種を何本か育てています。これらの品種は難しさがありますね。
     写真などでは見事に縦絞りや小絞りなどが見られますが、実際育てて見ますと

     毎年同じように咲く絞り花や斑入り花は、なかなか見られないように思います。
     絞り花等は変化が多く、老化するにつれて、だんだんと赤花が多くなって行くように

     感じることもあります。赤花が咲き始めましたら、その枝は切って観察しています。
     紅地に見られる白斑の花は綺麗に見えますが、ほとんどがウイルスの感染によって

     見られる現象と思われます。覆輪の花はウイルスの感染ではないと言われています。
     ただし、白覆輪が全く見られないで赤花になることがあります。花を観察したり、注文される

     時は出来るだけ、絞りの花は、白地か(淡い)ピンク地の花に的を絞って、枝や苗を求め
     ています。現在どのような絞り花の品種が安定し、各花弁に同じように絞りが出るか調べているところです。

     私の好きな津川絞も絞りが安定しない事もあります。絞り花や白斑系の花は常に、このような
     変化する花が咲きやすい事を頭に入れながら、育てていく必要があるのではないでしょうか?

     何年か育てているうちに、綺麗な花も必ず見られると思います。カタログや椿本に掲載されている
     花と全く同じ花を求めるのは、難しいように感じますが、いかがでしょうか。


椿の楽しみ方 − 果実の採取 8/30


      昨年は8月20日ごろ採取して、ポリ袋に入れて発芽させておりました。
      今年は10日ほど遅いですが、すでに種子は真っ黒で採取するに適した

      時期になっております。採取する時期は果実が裂けてきた時が良い
      されています。大体果実の色具合で判断できると思います。

      椿全体の品種が何千品種と多くなりますと、 よほど素晴らしいか、変わった
      花でないと魅力を感じなくなってきますので、これからは大変難しい時代に突入

      してくるように思えます。果実の採取と管理についてお話いたしますと、

      1. 採取する時期は8月下旬から9月下旬ごろまでが良いと思います。

      2. 採取した種子を1〜2日水に浸しておかれると良いと思います。

      3. ミズゴケにくるんで、ポリ袋に入れます。

      4. ミズゴケは水に浸して、ある程度の硬さに絞って、種子を入れてください。( 硬く絞りすぎるのも良くありません )

      5. 置く場所は日当たりの良い場所においてあります。(今年は日当たりの良い木につるしています)

      6. 鉢に蒔いても良いのですが、ネズミや、水かけを忘れる事がありますので、ポリ袋の方が安全だと思います。

      7. 今蒔きますと10月下旬から11月には発根し始めています。


  種子を蒔いても親以上の良い花が咲く確率は相当低いと言われています。しかしながら、 蒔かなければ、何も望めません。
  これほど多くの園芸品種が出回っていますので、 感動する花との出会いは少ないかもしれません。これからは、今まで

  出回った品種を総点検して、掘り起こすか、種子を蒔いて、気長に楽しみながら、こつこつと努力することが大事かと思います。
  もう一つは、どのような花を求めているか、分析する必要があると思います。 赤色、白色、斑入り、 絞り、 覆輪花等

  生産業者さんや販売店などに尋ねられ、今人気のある品種の傾向を知ることも、それなりに必要かもしれません。
  種子を採取する場合、やはり数多くの品種が植えられている場所か、 自分で、これはと思う品種を集められた自宅の

  種子を蒔かれると良いと思います。なかなか年月のかかる作業と思いますが、継続するしか道はないと思われます。
  五島の岩永氏は、ほとんど自然実生からの新花作出でしたが、昨年友人と近くの場所にヤブ椿を見学に行った際、

  素晴らしい花と出会ったそうです。自然交配、 人工交配による種子蒔き、 時には椿林への探訪、 椿園に行かれて、
  枝変わりや、絞り花等平均して綺麗に絞りが見られる枝探し等楽しみは、多くあるように思います。

 、春の台等は淡紅地、 紅地、 白地、 桃地など色々変化する枝探しも楽しいものです。蝦夷錦も注目すべき花だと
  思います。色々咲き分けますが、 私は白地の枝を増やしています。咲き分ける品種の花は挿したり、接木したりするとき

  枝の選別が大事だと思います。花を良く見て、穂木として用いてください。
  


炉開きが咲き始めました。

雲竜椿の果実です。この種子を蒔いてどのくらいの
確率で雲竜椿が見られるか、試しています。

玉三郎の果実。
種子は真っ黒でした。

雲竜椿と玉三郎の種子。

ミズゴケに入れて、ポリ袋で管理。
日当たりの良い場所で管理してください。

昨年の8月にポリ袋に入れたままの苗。
枯れずに10本くらい出てきました。

 椿の楽しみ方 − 取り木など 8/25
      
      何年間も椿を楽しんできまして、感じることは、今日写真でもご覧いただけると思いますが、
      取り木をして楽しむ方法が最も効率的で、早く楽しめると思います。様々な方法で増やして

      きました。それぞれ効果的に使用用途があります。その様々な増やし方の中でも、取り木が
      良いように思われます。何度となく、すでに述べたことですが。取り木の方法については、あらゆる

      本やネットにも書かれておりますので参考にしていただきたいと思います。ただし、どのようなことでも
      最初はむずかしいものです。失敗を繰り返して、どこがいけなかったか、経験を積むことが大事かと

      思います。私は本やネットで説明を参考にして、さらに本に書かれていないことを、自分で試して
      成功するかどうか確かめています。本を読んですべて上手くいくと、良いのですが、なかなかそう

      簡単なものではないことが、あります。そこは、積み重ねとと工夫の経験が大事になると思います。
      取り木で注意していることを2〜3述べますと、

         1. 4〜5月頃取り木をかけております。

         2. 環状剥皮して、上部と下部の形成層が絶対くっつかない程度の長さで剥皮しています。

         3. 時々形成層がくっついていないかも確認しています。

         4. 樹勢盛んな枝に行っています。

         5. 主幹にも行っていますが、主幹に行いますと、樹勢が落ちる事がありますので、枝のほうが安心かと思います。

          
          6. 外す時期は翌年の3月に行っています。
     
      取り木の利点については、何回も述べましたので、省きますが、鉢苗として最もお勧めしたい方法であると確信しております。
     


紅三光の取り木
2本の枝分かれに取り木をかけています。
取り木をかけた下側からすでに胴吹き芽
が出てきています。

出雲大社ヤブの取り木
同様に枝分かれの所に2本取り木をかけて
おります。取り木をかけながら、ビン接ぎ
同時に行っております。

10日前に施肥した接木苗。
見事に伸びてきました。接木して1年後に
芽を伸ばしだしました。接いだ芽は陽の岬

やはり8月になり施肥した湊晨侘助
太い根に接木して2年目。土用芽が伸びだして
来年には見事な鉢盆栽として、花を楽しめそうです。
この時期の施肥は、注意が必要です。
少なめに、固形肥料が良いと思います。
出来るだけ、苗より離れた場所に肥料を置くように
しております。


土用芽の出し方 8/19

     真夏に肥料は、あまり与えてはいけないようです。この2〜3年7月の下旬から8月にかけて
      固形肥料を少しずつ与えています。そうしましたら、土用芽が伸びて、接ぎ穂を得るには、

     大変便利だと思います。 ただし油粕なども使用して大丈夫ですが、この時期に肥料を与える時は
     十分な注意が必要であると思います。

      1. 固形肥料が安全であると思います。

      2. 肥料を与える場所は鉢に2個づつ位2〜3箇所に、少な目に、苗から出来るだけ離れた場所に置いてください。

      3. 次に大事なことは、水を与える時は出来るだけ多く、鉢の底から水が流れ落ちるように与えてください。

      4. 肥料を与えて、中途半端な水の与え方ですと、根腐れを起こし、葉が落ちる危険性があります。

      5. もう一つ大事なことは、良く日光に当てることです。

     いつもお話いたしますが、すべて私が経験した事柄であって、安全を期すには秋になって(9月以降)施肥されるのが安全ですね。
     油粕などのような、ばらばらな肥料は夏場に与えますと(与え方にもよりますが)危険性があります。すべてバランスが大事かと

     思います。これはどうかなと、新しく試す場合は、すべて控えめにしながら、様子を確認して、行うと良い結果が得られ、毎年の
     参考になると思います。土用芽を伸ばすには少し早めに、少なめに肥料を与えて、水をたっぷりとかけて、確認されてください。

     大事な品種で確認しますと、枯れると困りますので、 沢山ある品種で1〜2本試されながら、毎年の参考に出来るといいですね。


エレガンスシャンペンですが、日光と早めの
施肥で良く成長しております。

春接木した五島の椿に少なめに肥料を与え、
日光に当てて、管理しています。

昨年の接木ですが、芽を伸ばすために、
IB化成肥料を少しづつ与えて、芽を伸ばす
ことを考えています。


接木の管理等

      接木でも挿し木でも難しいのは、その後の管理であると考えております。
      いかにして湿度や蒸らさないように、ビニール内を保つかが最も注意を要する

      ところです。ほとんどが掲載されておりますので、、私のような素人が書くよりも、
      専門家の説明された本に詳しく書かれておりますので、ご参考願います。

      あるいは、ネットにも詳しくかかれております。ただし、どんな本を読んでも、最初の時は
      なかなか上手くいかないものです。私も1泊しながら、接ぎ穂や挿し穂を購入しに、新幹線で

      専門家の方々の家を訪れました。しかしながら、それらの穂は全滅したり、1〜2本しか
      発根しなかったりで、大変な思いをいたしました。最初の頃は、どんな本を読んでも、難しいものです。

      今年で20年以上椿と向き合っていますが、今でも四苦八苦している問題もあります。
      最初に挿し木や接木をされる方々には、絵入りの丁寧な説明が必要であると、思います。

      慣れてきた感覚で、説明しておりますと、途中が抜けてしまい、皆さんが分かっているつもりで
      どんどん書いてしまう傾向があると思います。どこかで接木や挿し木の極意を書いて、出版
  
      していただけると、ありがたいのですが。今日は接木後のビニールの扱いについて、述べさせて
      いただきます。
   
★ 今日まで数年間書き続けてきましたが、仕事などの都合で、これからは2週間に一度くらいの
     ペースで書く予定です。時々ご覧いただければ、嬉しく思います。   


接いだ後支柱を立て、大き目の袋で鉢全体を
ぐるりと鉢の真ん中あたりで、何回もねじり、
縛らないで次ぎの段階にいきます。

縛らないで、ねじったままのビニール
袋を他の鉢に入れて、管理をしやすく
しております。縛りませんと、いつでも
簡単に開けられ、霧吹きや湿度を
保てるように出来ます。ねじったビニール
袋が解けないように、ぴったりとした
大きさの鉢に置かれると、便利だと思います。

これはダンボールに入れた
接木苗です。いつでもビニール内が
観察出来、管理が出来ますので、
すでに1ヶ月半以上経過していますが
順調のようです。

霧の挿し木苗がこんなに大きくなりました。
この霧の花が好きで、花が咲くまで育てたいと
願っています。
挿し木や接木が吊るしてある駐車場です。色々な管理方法を試しました。駐車場が挿し木の

管理する場所としては、私の家では最も良い場所であるようです。挿し木や接木を管理する場所として、

直射日光の当たらない明るい場所が良いと述べられています。森林などの木立ちから太陽の日差しが
漏れてくるような場所が良い言われていますが、なかなかそのような場所は私の庭では見当たりません。

そこで考え付いたのが駐車場でした。半日しか日差しが当たりませんが、ちょうど
良い状態のようです。挿し木の場合は本の説明にあるように2葉を付け、枝を平らに切って挿しています。

挿した後は、5〜6日午前午後と2回水を流れるようにかけて、用土内の汚れ等を
流れ落とすように管理しています。密閉挿しに近いですが、数日間水をかけて、汚れを洗い落としたり、

挿し穂が動かないように管理しています。用土は硬質の赤玉大、桐生砂、蝦夷砂、 鹿沼土の細粒を混ぜて
使用しています。ビニール袋がたるまないように、強く引っ張って管理してください。

普通の密閉挿しとは多少違いますが、自分で経験されて、これで上手くいったと思われる方法で毎年
管理されると良いですね。私はビニールをナイフで3〜4cm縦に切込みを入れて管理しています。

中の様子を観察したり、霧を吹いたりするのに便利な方法です。ほんのわずかの切り込みですので
湿度などの発根に必要な条件などには影響を与えていないと思います。私の方法は、あくまで参考

にすぎませんので、自分の経験を生かして、自分なりの確固たる方法を見出してくださることを
願っています。


椿の育て方色々

    この時期はまだまだ、挿し木や接木を、されるといいですね。庭木の枝は相当珍しいか、新品種
    以外は沢山挿し木をする必要はないですね。いつでも庭木があれば、増やすことが出来るし、

    あまり多く何でも増やしますと、本当に管理が大変になります。植替えや消毒だけでも、苦労すること
    があります。商売でなければ、1品種4〜5本あれば十分ですね。人に差し上げたり、椿仲間に譲ったり

    しておきますと、自分の苗が枯れても穂をいただける利点があります。色々な仲間に分けて置かれると
    いざという時に便利です。9月芽がある程度伸びましたら、その芽を接いで増やされてもいいですね。

    これからは、今年のカタログが見られますので、接ぎ穂が取れましたら、接いでおかれてください。
    少し太い台木(小指〜親指大)があれば、来年には今年求められた苗よりも太い苗になると 思います。

    求められた苗は2〜3芽残して、あとはすべて接いでおかれると、来年には挿し木苗よりも成長が良いと
    思います。 苗木を求められる時、色々考え方はあると思いますが、私は台木の太さよりは、どのくらい

    長く枝が伸びているかを、重視します。それは、接ぎ穂がどれだけあるかを考えているからです。
    極端にいいますと、今年入手した苗は接木用のために求めていることになるかもしれません。

    ですから、台木はいつでも準備しておく必要があります。取り木や太い挿し木の台木が大変役立ちます。
    台木に接ぐ時は、3〜4本接いで置かれますと、いつでも穂が得られ、台木もそれほど必要がありません。

    1本の台木に穂木1本接ぐ事も用途によって必要かも知れませんが、品種を残して保存する場合は数本
    接いで、芽が伸びてきましたら、きちんとした台木に接ぎ直せばよいと思います。手に入った品種がなくなって

    しまっては、接ぐことも出来ませんので、安心のために、大事な品種は挿し木や、若木に(私は種子苗)接がれて
    おくと安心できると思います。

    


昨年から伸ばしたままですと
このように伸びてしまいます。
鉢植えでは土曜芽が出るように
上部の枝を切っておくと良いです。

こんなに長く芽が伸びてしまいました。
鉢苗としてはあまり良くないです。

7月に上部の枝を手で折って
土曜芽が出てきたところです。
鉢苗は出来るだけ、下から枝が
出ているほうが、いいですね。

庭の木や金棒に吊るした鉢。
鉢だけで相当の数が吊るしてあります。
それも、1鉢に何本も植えてありますので、
花が咲きましたら、空中に色々な花が見られ
庭中を飾るかもしれません。津川絞4本。

駐車場に吊るした接木鉢。
挿し木でも接木でも、私はこのように
大き目の袋に鉢を入れて、何回も袋の
上部をねじり、袋に緩みがないように
吊るします。そうしますと、中の水滴が
ほとんど新芽に落ちることはありません。
もちろん、中に支柱がなければ、いけません。

こんなに写真が小さくなってしまいましたが、
現在18個花が咲いています。
すでに、枯れ始めた花もあります。
全部で24個でした。あと3〜4日は
咲き続けると思います。山百合は
すべて個体が違いますので、山から
家に移し変えても、数年後には枯れて
しまうことも、あるそうです。
日当たりの良い、山の土を家に持ちかえり
斜面に植えております。水はけの良い
場所が適しているのでは?


 椿色々ー 8/11  

     8月も11日ですね。6月から7月の初旬に接木された穂が青々として元気であれば
     ほとんど活着したものと思ってよいと思います。また、これからも接木は適期ですので

     9月〜10月位まで」試されてください。接いだり挿したりした鉢は、出来るだけ管理の
     しやすい、同じ場所に置かれて、管理してください。同じ場所にありますと、すべての

     鉢に目が届き、枯らすことはなくなると思います。これから、接いだ新芽が伸び始めますので
     毎日鉢の中を見るのが楽しみになります。今月の管理では、チャドクガの発生に気を付けて

     消毒されてください。または、毎日観察されて、手で葉や枝を折り、足で踏み潰してください。
     先日述べました、チャノミドリヒメヨコバイに注意されてください。椿の最も大敵です。

     これから伸びる、または、すでに伸びている土曜芽に被害を及ぼすかもしれません。
     ネットや椿の本で消毒薬を調べ散布してください。お茶の新芽にも被害を与えますので、

     消毒薬については詳しく書かれていると思います。椿の仲間や生産業者さんにお聞きするのも
     良いと思います。3月下旬から9月まで色々な作業があります。施肥、消毒、植替え、剪定、針金かけ、

     接木、挿し木等毎月何らかの作業が待ち構えております。特にこの、チャノミドリヒメヨコバイには注意されてください。


駐車場へ吊るす鉢も多くなってきました。
接木や挿し木(特に珍しく残しておきたい品種)
を吊るしています。今ある品種や新しい品種の
保存に工夫しています。

7月下旬のの接木。ある程度の広さと
蒸らさない事が大事かと思います。
もう一つは、写真の様に水滴が
ビニールの端を伝わって流れるように
管理することですね。

6月の下旬に接いだ芽が少しずつ、膨らみ始め
ました。これから接ぎますと、新芽は伸びないか
もしれません?それでも、来年の春芽が開く
前に袋を開いて、外気に慣らしますと、立派に
新芽が伸びて、管理が楽になるようです。
新芽が伸び始めるまでビニールを少しずつ穴を
開けて、外気に慣らしても良いと思います。

7月に剪定した青い珊瑚礁。
新芽があちこちから伸びてきています。
鉢苗も同様、長く伸びてきましたら、
ある程度のところで切っておきますと、
下から新芽が伸びて、樹姿が良くなると
思います。

枝の切り詰めによる苗木の樹姿を整える


      庭木に白鉢苗にしろ、枝が大分伸びてきました。6月から7がついかけて
      剪定した枝からは、新芽の枝が相当伸びてきました。特に鉢苗の枝をそのまま

      伸ばしておきますと、、写真の最後みたいに、伸びたままで、鉢苗として、形が整いません。
      そこで、枝が伸びてきましたら、タケノコ芽を残して、ある程度枝を切り取りますと、下枝より

      芽が伸びて、鉢苗として枝が整って、見栄えが良くなります。伸びた枝をそのままにしておきますと、
      枝が垂れ下がり、鑑賞するには適さない樹姿になってしまいます。手で伸びた枝を折っておくといいですね。

      珍しい品種であれば、接いだり挿しておくといいですね。まとまった樹姿を作るには、伸びた枝を切り詰め
      切り詰めた下にある枝の芽を伸ばし、間延びしないように、されると、鉢苗として見栄えがが良くなると思います。


6月に剪定した枝より芽画伸びた状態。

7月に剪定した枝より芽が伸びた状態。

このように、枝を伸ばしたままに、しておきますと
あまり芽が伸びずに、鉢盆栽としては、形が整い
ません。切り詰めて、なるべく枝の下のほうから
芽を伸ばして、形を整えてください。

接木から教えられる事など

       接木して教えられることが沢山あります。今日は昨年の春接木をして、芽が長く伸びた枝が折れてしまい、
       そのままにして置きましたら、今芽が出てきました。普通椿の葉は2年くらいで落葉すると言われています。

       新芽が伸びて、上部の枝や葉に栄養ヲ届けなければ生りませんので、下に付いている葉は役目を終えるわけです。
       大きな木の椿で茂っている場合、大体古い葉は2年目で落ちだして、新芽の葉と入れ替わると思います。

       写真の最初の接木は葉は今年で2年以上経過しています。他に葉がありませんので、生きようとして、養水分が
       その葉に集中して、葉が落ちないのでは、と思います。接木して新芽が伸びなくとも、葉が残っていましたら

       新芽が伸びてくる事もありますので、切らないで、待ってみることも必要ですね。写真の2〜3番目は春接ぎましたが
       今頃芽が伸び始めました。色々木から教えられることがあります。最後の接木は五島の品種を保存するために

       何十本と接いで、保存しておく考えです。あちこちに色々な方法で増やしておきますと、必ず残りますので、絶えることは
       ないと思います。保存方法としては、庭木に沢山接いで置くことが最も安全な方法かと思います。
      


2年目に芽が伸びてきた陽の岬。
石芽があったか、胴吹き芽のどちらかだと
思われます。辛抱も大事ですね。

今年の春接いで、今伸びてきた芽。

太い台木の枝に接いだものです。
7月から1日中陽の当たる場所に置いて
管理していましたら、芽が伸びてきました。

五島の新花を種子苗に沢山接いであります。
絶対枯らさないように、活着率の良い若木の
種子苗に接いで、失敗を少なくしています。
種子苗の2〜3年生に接ぎますと、管理さえ良け
れば、ほとんど活着するようです。

新潟より − 椿華園の今年のカタログ紹介

時々お話いたします、椿華園のカタログが数日前に届きました。
園主の大岡氏ついては、以前数回お話いたしましたので、省き

ますが、非常に温厚で、研究熱心な方です。今年で通信販売を
されて38年を迎えられたそうです。生産業者でありますが、

椿に関する専門知識はもとより鑑識眼や審美眼の鋭い持ち主
でもあります。人情を大切にされ、常に学び努力が大事であると

お話されています。今日は今年の新花であります、イヴのほほえみ
五島の風について簡単な説明をさせていただきます。

  → イヴのほほえみ ( 写真の真ん中 )
         白地,鮮桃色、千重大輪 
         

  → 五島の風 (写真 右下 )
         黒紫色、一重筒咲 − 五島の岩永 章氏発表

  ☆  すべての花について言えることでは、ありませんが、椿の花色ですばらしいと思える花色になるには、2〜3年の
      台木の花では難しいかもしれません。やはり、ある程度の成木になって、初めて、こんなすばらしい花が咲くのかと
      気付く事がしばしばです。都鳥の花は成木になりますと見事な大きさの花になります。数本は庭木として植えられ、
      様子を観察されて見て下さい。鉢植えでは見られない花色になることがあります。人間と同じことが言えますね。
      年を増すにつれて、色々周りのことが分かり始め、円熟してきます。果物の木もそうですね。ある程度、成木になり
      ませんと、花を咲かせ実がなりません。すべて、それなりの年数と、経験が必要になると思われます。

 今年の挿し木とビン接ぎ

       今年2月下旬から5月まで挿し木をした結果が、ある程度出ております。
       少し慣れてきたせいか、発根率が高まり、台木の心配は全くなくなりました。

       必ず枝分かれした場所の枝を挿していますので、接木により、見違える枝ぶりに
       なりそうです。すべて椿の枝を挿しています。山茶花の台木が多いと思われますが、

       それほど、問題は内容に思えます。山茶花の台木が多く用いられている理由は、成長面や
       ウイルスに強いなどそれなりの理由があると思います。それでも、椿の枝で十分だと思えます。

       親指と人差し指を丸めた太さから、小指位の太さまで、色々挿してあります。 私が感じます台木
       で総合的に最も適している台木は、取り木による台木ではないでしょうか。太さ、 曲、枝の数、

       根の状態、色々な品種を接ぐことにより、変化のある苗木になること等です。さらに、極端なことを
       言いますと、 1年間か2年間で立派な鉢苗として、鑑賞できることです。 台木の山取りも必要なく、

       自宅の庭木だけで十分なくらいの台木や苗が入手できると思います。今日はアザレア椿のビン接ぎ
       順調みたいです。すべて、色々な方法で庭木や鉢の太い台木に接ぐことにより、今まで考えもしなかった

       椿の育て方や楽しみ方が変わり、短期間による椿栽培の新しい時代へと移行していくように思われます。


今年2月の挿し木。
非常に順調に思えます。

枝が太いため、蕾もあり、さらに果実も
生っています。

アザレア椿の庭木へのビン接ぎ。
太い庭木ですので、来年以後は見事な
色合いの花が見られ、庭を飾ってくれそうです。

山百合の花。
22個蕾が付いています。友人に聞きましたところ
種子を蒔いて、たくさん発芽したそうです。
来年は楽しみです。沢山の鉢に蒔いてありまあす
ので。色々な場所から種子を採取して、個体が
違いますので、変わった花を期待しています。

椿の種子蒔き

      私の感じでは、今年は果実が少ないように思えます。毎年沢山果実が生りますと、心配がありませんが、
      全く生らない年がありますと、困りますので、生った年には出来るだけ多く採取しておくほうが、良いと思います。

      一般的に述べられています種子の蒔き方は、1晩くらい水に浸して蒔くと発芽が良くなると言われています。
      うっかり忘れて、数日浸しておきますと、発芽しにくくなることがあります。私は果実を採取して半日くらい水に

      浸すか、すぐにミズゴケに包んで管理します。ミズゴケの乾燥状態により、時々ビニール内に水をかけます。
      ビニールを置く場所は日当たりの良い場所においてあります。室内に吊るすよりも、発芽が早いです。

      8月の下旬に蒔いた種子は、10月の中旬くらいまでには発芽しております。遅くても11月の初旬までには発芽
      すると思います。12月になり、発泡スチロールに入れ、ポリ袋を被せ管理しています。このとき、ミズゴケの乾燥状態

      を良く確認し、乾燥しすぎているようでしたら、ある程度ミズゴケを湿らせたほうが良いと思います。3月中旬くらいに
      植替えしますが、今年は5月に植え替えをしました。突然の寒さや突風による被害を避けるには、良かったと思います。

      ビニール内の発芽した種子苗も5月までなんともなく、育っていました。ビニール内で残っていました種子苗が今月まで
      青々としていました。挿し木や接木、種子の管理など、ある程度、経験されるといいですね。どのような事も経験と慣れが

      大事ですが、 すべてバランスも大事です。これしかないというよりは、色々な方法や角度から試して、自分なりの技術
      を習得されることが大事であると思います。本当の細かな極意というものは、あまり書かれていないほうが多いように

      感じることもあります。失敗したとき、何がいけなかったのか、すぐにもう一度挑戦して、確認すると良いですね。
      挿し木でも、接木でも1年に何回も試すことが可能なのですから。私は今年庭木に多くビン接ぎし、来年取り木をかけ、

      すぐに数種類の花が咲く苗木が入手できるよう準備しています。ビン接ぎの場合は何本でも出来ますので、楽しみの
      幅が広がります。ビン接ぎの場合は枝を切らなくとも、接げる利点があります。色々試すことにより、より深い椿を育てる

      自信が増し、次ぎから次へと色々な発想が湧いてきます。種子の採取にしましても、出来るだけ良い品種が色々植えられている
      公園や椿園や友達の庭など、また、生産業者の苗木場などに足を運び、お願いして採取される事をお勧めいたします。

椿の果実

      昨年は8月20日ごろ果実を採取しました。少し早いと思いましたが、発芽には全く影響しませんでした。
      採取した果実の種子を処理するには、ビニールにミズゴケを入れて蒔く方法と直接鉢に蒔く方法が

      考えられます。発芽率から申しますと、ビニール内のミズゴケを用いて蒔く方法のほうが確実である
      ように思えます。鉢に蒔きますと、水不足や、ネズミなどに食べられてしまうこともあります。

      逆に、鉢で管理しますと、そのまま植替えをしないで済むために、成長が良いように思えます。ミズゴケでの
      管理は植替えや、寒さによって枯れること、成長の遅さなど考えられます。今年は植替えを5月にしました。

      今年は庭の果実が少ないように思いますが? 年により変化があるように思えます。すばらしい品種を
      沢山庭に植えたり、1本の木に多くの品種を接いでおきますと、面白い交配が期待されると思います。

      新品種を期待し、楽しむためには毎年種子を、少しでも蒔き続けることが求められます。1人ですべて行うには
      限界がありますので、椿仲間と協力して、色々行うと助かると思います。新花を作出するにしても、多くの仲間

      同士で種子を蒔きますとそれだけ、沢山の花が咲き、期待できる花の誕生に出会うチャンスも多くなると思います。
      8月下旬〜9月中旬くらいに果実を採取して、是非、種子を蒔いてください。いつの日か日本を代表する花となるかもしれません。


玉三郎

玉ありあけ

アザレア×津黒

確実に種子が得られそうです。

高台寺

接木等


    すでに8月4日。6月の下旬に接木して、すでに40日近く経過しております。まだまだ、挿し木や
    接木も良い時期です。最も注意することは管理する場所ですね。置き場所と水やり、あとは

    ビニール内を蒸らせないことですね。挿し木の密閉挿しでも、私はビニールの脇をナイフで少し
    切り、蒸らせないように細心の注意を払っています。挿し木は、珍しく、新花だけで、ほんの

    10本足らずですので、管理は楽です。今日は今年取り木しました枝の状態を観察しました。
    すでに発根している枝と、ぶつぶつと根が出始めている枝が見られました。小指から親指大

    の枝ですと、ほとんど発根し、100%近くの成功率です。取り木した枝に接木もしてあり、切り離した
    時は何本かの品種が1本の枝に接いであります。色々な方法で楽しんでおります。

    接木については、以前数回述べましたが、ほんの1〜2芽ありますと、接木によって、2〜3年後には
    花が咲き、台木によっては相当の数の接ぎ穂が得られ、短期間に相当の数の苗木が得られます。

    最も効率的な増やし方や花の観賞の仕方は、懐中電灯の太さくらいの台木に、挿し木苗の芽を
    接ぐことです。最初は鉢苗に接いで、管理をしやすくし、1年後くらいに庭に植える事です。

    すぐに新芽が伸び、翌年には接木が可能になります。鉢苗のままで、庭や玄関先において鑑賞
    されても良いと思います。鉢苗であれば、色々な場所に移動が出来、鑑賞するには、便利だと思います。

    すべて自分の手で苗を作り出すことも、大変楽しみです。挿し木、取り木による台木作りや、接木により
    様々な品種を増やされ、庭を飾ったり、友達に差し上げたりして、友好を深めることも出来ます。

    多くの友達の輪ができ、様々な活動の輪が出来ることは、健康にも、生きがいとしても、やりがいのある
    ことだと、思います。ある程度の努力や工夫、友達の輪が大事なことですね。
    


吉備の取り木。すでに発根しております。
ビニール内の青い葉みたいなものは、種子を
蒔いたミズゴケを利用しために、種子が発根
し、芽が伸びている状態です。
足の太さの台木に接いだものです。
以前にも1回ご覧いただきました。

たったの1芽で春接いだ接ぎ穂が
足の太さの木になってしまうのですから。

苗木を求めるときは、小さな苗木で十分ですね。
接木により、10年〜15年以上の太さの苗木が

1年以内で得られるのですから。この台木には
40品種以上の接いであります。各枝に接いであります。

名札で見える品種は、三橋孔雀や桜庭源氏椿などです。
このように色々な品種を1本の木に接いで、鉢植えで

庭や玄関先に2〜3鉢置いて鑑賞されましたら、見事で
あると思います。色々な目標があり、とても楽しみです。

接木について

      2月下旬以後10月まで接木をしております。もちろん接木に最も良い時期があります。
      台木が活発に活動してしている時期です。カルスが形成され、癒合するには春や夏の

      活発に樹木が活動する時期が良いと思われます。椿を接木するときは、落葉樹と違って
      穂木を取ってすぐに接木しても、なにも影響がないことです。いつでも穂木を切り、接木しても

      活着に影響を与えません。昨日もお話いたしましたが、活着してすぐに、ビニール袋を外したり、
      外気に当てますと伸び始めた新芽がふにゃっとして、枯れだすことがあります。私は8月まで完全に

      ビニール袋を外しません。ナイフで袋を切り裂いて、十分外気に慣らし、ビニールの上部を開けて
      水道水で毎日水をかけ、完全に慣らし終わって、これで大丈夫と思った時期にビニール袋を

      外します。8月中旬くらいだと思います。いつどんな突風や台風がやって来るか分かりませんので。
      最後に、接木する時、台木を切り、すぐ接いでも影響がありませんが、切った後数日経過しますと

      切断面が青くなり始め、肉が盛り上がってきます。その時期に接木をすると活着が大変良いと
      思います。春は特にそうですね。接木だけでも色々考えることがあります。接ぎ木そのものは、

      それほど難しいことではありませんが、管理や1年間の消毒や剪定など、時期時期にすべきことは
      きちんと行っておかれたほうが良いと思います。剪定を行いますと、良い枝が伸び、また害虫の

      駆除にも役立つと思います。さらに、生きようとする生命力が働き、庭木の根が充実してきます。
      年間の椿作業をきちんと頭に入れて、最低限の管理は大事なことだと思われます。

接木等

     この暑さで挿し木や接木の管理が大変かと思われます。先日お話いたしましたように、生産業者
     の方々の挿し木や接木野管理方法は大変違っていると思われますので、自分である程度工夫

     されないと、いけないかも、しれません。広大な温室で育てるのと、ビニール袋を用いて管理する
     のでは、全く管理が違ってくるのは当然ですね。勤めておられる方々は帰宅するまで、、心配であると

     思います。なるべく直接陽射しの当たらない、明るい場所に置かれて、管理されると安心かと思います。
     朝出かける前に水くれをして、 帰宅してから、もう一度水くれをするようだと思います。鉢などは、日陰に置いて

     出勤前と帰宅後に水くれをされても枯れないと思います。1日中日照りに置くのは、少し心配ですね。
     今日は数少ない品種の接木をいたしました。2〜3年目から鉢に植えられている種子苗を台木にして

     1枝に3〜4本接ぎました。絶対失敗は許されませんので、同じ品種の穂を違う台木に1本づつ、計4本接ぎ、ビン接ぎや残りの
     枝を挿し木して、どんなことがあっても1本だけは絶対に活着するように工夫しました。どんな品種でも1本あれば良いわけで、

     あとは接木で2〜3年後には相当の太さの庭木に接いで、増やします。とにかく接木の場合は1芽成功してくれれば、あとは
     いくらでも増やすことが可能です。1年間で最低でも8ヶ月間接木のチャンスがありますので、必ずある時期には成功すると

     思います。今日の写真は色々ありますので、ご覧下さい。


春接いて、新芽画伸びた状態。
40品種以上接いであります。
鉢に植えて、足の太さの台木に
接いであります。千葉県から新潟
九州、五島の品種を接いであります。

少し暗くて見にくいですが、庭木を1m位の高さで
きり、2〜3本庭木の枝を残して、その枝の周囲に
3〜4本接いであります。枝のところはホルモンが
蓄積されているため、活着が良いように思います。
箱根の香、友の浦、玉の(乃)浦、津川絞等が
接いであります。

左側の写真です。右側の黒くテープが見えない
枝の周囲に3〜4本接いで、あります。
枝を全部切断するよりも活着率は高いように
思えます。

絶対に失敗してはいけない品種はこのような
種子苗の2〜3年生の若木に接ぎ、来年庭木に
接ぎ直します。鉢に数年植えられ、若木で
あるために、接木の成功率はほぼ90%以上です。
支柱に竹を使用して、管理しています。絶対に
水滴が新芽に落ちないように支柱とビニール袋
上手く調節して管理しています。ビニール袋を
緩めないで、強く引っ張るようにして管理してください。

接木等

        接木も色々な目的で接ぐことがあります。観賞用や保存用、急なので一時的に接いておくなど、
        様々な接ぐ目的があるように、思えます。今日ご覧いただくのは、とりあえず絶対失敗しないように

        種子苗の2年生の台木に春接いだ苗です。台木が若く、青々とした台木ですので、活着がとても
        良かったです。新芽が伸びてくれれば、来年何本も接いで増やすことが出来ます。確実に接ぐために

        若い種子苗に接いで、仮に保存し、来年太い台木に接ぎ直す予定です。とにかく数の少ない穂の場合は
        100%活着させなければなりませんので、管理しやすく、若木の台木に接いで、品種を確保することが

        大事です。種子苗の2〜3年生は、接木の失敗を防ぐには非常に良い台木です。接ぐにも楽で、管理もしやすく、
        活着率も高く、この品種は絶対に残しておかなければならない、という大事な穂は、このような若木に接木するか

        挿し木をして確実に保存できるようにしております。、まずは品種が絶えないように、確実に活着や発根するよう
        考えることが大事かと、思います。接木で新芽が伸びて途中で枯れることがあります。一つは、水枯れ、もう一つは

        台木と穂木が癒合しないで、ビニール内の湿度と穂木の体力で伸びただけだったのかもしれません。
        接木をされるとき、穂木の先端は台木の外側に数ミリ出して接がれると活着が良いように思われます。
        形成層をぴったり合わせても良いのですが、ほんのわずかに穂木を外側に出して試されてください。


種子苗に、この春接木。

種子苗に、この春接木。

種子苗に、この春接木。

種子苗に接いで2年目の接木。
エレガンス・シャンペン。接いで2年目です。

苗木の鉢植えについて

      この時期の病虫害の発生の予防について、述べましたが、3月下旬から9月頃まで、ある程度の
      消毒は定期的に行ったほうが良いと思います。 何もしないで、花が毎年咲いているから、消毒

      なんて必要がないと、言われるかもしれませんが、いったん、大量発生いたしますと、取り返しのつかない
      ことになる恐れもあります。用心されて、予防に努めてください。今日は鉢植えされるとき、用土の量

      ですが、最も安全な植え方は鉢の上部より5cm〜8cmくらい低めに用土があるようにされるといいですね。
      鉢の上部ぎりぎりまで用土を用いますと、水くれの時、鉢の中に水が浸透せずに、外にこぼれ落ち、

      葉が黄ばんで落ちてしまう事もあります。鉢にある程度水が溜まり、じっくりと鉢底に流れ落ちるような
      植え方が良いと思います。相当の太さの苗木でしたら、鉢の大きさにもよりますが、1〜2年で植替えをされ、

      鉢の大きさにより2〜3年で植え替えされるように、考えられて、おかれたほうが無難かと思います。
      鉢に根がいっぱいになりますと、鉢のそこまで水が落ちないことが、たびたびあります。水をかけたのに、

      枯れ始めた時は、植替えや、十分水が鉢に溜まり、水が鉢底に流れ落ちるような方法で、管理されると
      安心していられると思います。鉢苗を沢山もっていますと、色々な面で管理が大変になります。

      年間の作業スケジュールに合わせ、余裕を持って楽しめる本数がいいですね。椿一つだけでも、技術的な
      問題や管理面の知識など多くの課題があります。植えておけば問題がないように思える椿の管理は

      なんでもないときは、何も感じませんが、いったん問題が発生いたしますと、手遅れになる可能性があります。
      それが、病虫害であると思います。その中でチャノミドリヒメヨコバイは要注意すべき問題と思われます。


この位の深さで植えられると、水が鉢底に
浸透しやすいですね。水が良く浸透しますので
この夏の暑さでも数回の水くれで済みます。

このくらいでも、良いかと思います。

足の太さで、この植え方ですと、水が外に
流れ落ちてしまいます。悪い植え方です。
何回も水くれが必要になります。

山百合が20個蕾を付け、咲き出しそうです。
重みで、垂れ下がっています。色々な花が
植えられていますと、楽しみです。

夏のこの時期

      昨日述べましたこの時期の作業は、病虫害との戦いです。昨日述べましたように9月位までは
      定期的に予想されます、病虫害の予防対策は必要ですね。昨日のチャノミドリヒメヨコバイ

      は放置しておきますと、非常に厄介な結果を招くようです。3月末から9月まできちんと薬剤を散布
      して、予防してください。この時期は挿し木、接木の適期です。数本でも試して、数年後の楽しみ

      にしてください。数多く何でも試すよりは、自分の気に入ったり、珍しい品種を選んで、増やしてください。
      あまり多く増やしますと、手に負えなくなり、管理しきれなくなります。毎年数本これはと思う品種を

      求めて、増やしてみてください。挿し木苗の2年生で十分です。その挿し木の枝を接木しますと、すぐに
      大きくなります。10本〜20本あれば十分かと感じております。それぞれの枝に接木しますと、何十品種

      の花が咲きますので。接木が成功したかどうかの判断は1ヶ月半くらいでほぼ分かります。葉が落ちて
      なく、青々していますと、まず大丈夫であると、思います。6月の下旬から7月中に接ぎますと、新芽が

      伸びてきますので、楽しみです。管理方法については、私なりの行っていますことを、すでに述べましたので
      ご覧下さい。接いだり挿したりした後の管理に成功するかどうかの分かれ道があるように思います。

      油断せずに安全な方法で、活着や発根する管理方法を習得されて、一生の生きがいとなるようがんばってください。

椿の天敵

     昨年何十本もの鉢植え苗を庭に植え替えました。鉢植え苗は2〜3年で植え替えませんと
     鉢中に根が広がり、多少の水くらいでは、枯れる心配があります。水枯れの様子が見られましたら

     桶や水の入った入れ物に一日中浸しておきますと、元気になると思います。今日の主題の椿の天敵
     ですが、チャドクガは年に2回くらい発生し、分かりやすいです。4月下旬〜5月、7月〜8月にかけて

     発生いたします。最も悩ます天敵はチャノミドリヒメヨコバイと言われております。お茶や椿に発生するようです。
     体長は2〜3mmで、成虫のまま越冬して、4月下旬から5月にかけて発生し、秋ごろまで新梢や葉に生息
     
     しているようです。最も多く発生する時期は6月下旬から9月の暑い時期のようです。1週間でふ化して
     しまいますので、蔓延しましたら大変なことになるのでは。被害の特徴は新芽の葉脈が黒く枯れる状態になり、

     ひどくなりますと、新芽全体や、葉の相当の部分が黒色になり、暑さのために葉が日焼けを起こしたのではと、勘違い
     することもあるようです。成虫の色は青緑色、 幼虫では黄緑色で、発見されましたら、2〜3日に一度薬剤を

     散布し、その後は9月まで、定期的に1ヶ月に一度くらいは、散布したほうが良いのでは、ないかと伺っております。
     意外と注意を向けていない方もおられるかもしれません。最も恐ろしい椿の害虫であるようです。私は散布している

     のは、オルトランやランネートなどを交互に使用しています。ネットで色々な薬剤が説明されておりますので、ご覧いただき
     予防されてください。高温、多湿の時期に最も発生率が高いと言われております。新芽が黒味を帯びてきましたら、

     注意深く観察されて、予防措置を怠らないようにされてください。色々な場所から苗の購入や枝を送っていただいた時
     葉の状態を観察されください。また、チャドクガでなく、葉が黄色になり、落ちてしまった木がありましたら

     やはり、注意が必要です。高温多湿のこの時期には多くの病虫害が発生いたします。ネットや本で大体の様子を観察し、
     それなりの予防策を施されてください。

接木や挿し木の置き場など

         非常に蒸し暑くなりました。熱中症にも気をつけなければなりません。また、挿し木や
         接木管理にも十分な注意が必要です。外出するしないに、関わらず絶対に安心な

         場所に置かれる事が大事ですね。私の駐車場は半日陽が挿し増すが午後から半日陰
         になります。午前中でも寒冷紗をかけずに済みますので、非常に助かります。毎日

         一鉢づつ多くなっていきます。おそらく私の駐車場置き場は偶然接木や挿し木に適した
         場所であったと思われます。たまたま、1〜2年試しましたら、良い結果が出ましたので

         運が良かったと思います。写真では、接木についても簡単なことを述べておりますので、
         読まれてください。


駐車場に吊るした接木や挿し木苗。
挿し木苗は新花や珍しい花しか挿して
おりません。

このように、ビニール袋の端を伝わって水滴が
落ちることが大事だと思います。
吊るすことにより、ビニールがピーンと引っ張ら
れますので、新芽に落ちる心配が少ないと
思われます。

接木をする時、切断面より、少し下に
接木をしますと、活着しやすいです。
写真のように、黒く朽ちてきて、自然
にポロリと落ちてきます。
エレインズ・ベッティーと津黒

相当太い台木ですが、春、五色八重
散り椿を接ぎ、今頃新芽が出てきました・
胴吹き芽に接ぎましたので、活着が
良かったと思います。手前の木です。
同じ木に3品種接いでいます。

種子を蒔き3年目の接木苗

         毎日接木に追われていました。庭の整理も忙しく毎日鉢を吊るしています。6月下旬に
         接ぎました芽は少しずつ動いているように感じられます。すでに1ヶ月経過しますので

         ほとんど上手くいったと思われます。先日は大和なでしこ、についてお話いたしましたが
         出雲大社藪、 乙女椿等も人気品種のようです。何千品種が出回っていますので、常に
 
         生産業者の方々は表紙を飾る花の選定に苦労されると思います。専門家が色々な面で
         すばらしいと思い表紙に飾っても、意外と注文が少ないときがあると思います。国民的美少女

          コンテストにおいても、選考委員の方々とテレビで見ておられる方々の感覚にズレがあると
          同じことが言えるのでは? 常に新鮮味のある素朴で、奥ゆかしい人や花に惹かれる

          傾向があると思います。乙女椿にしても、私などは、周囲に沢山花が見られますので意外と思いますが、
         、どこかに人を惹きつける要素があると思えます。新花を表紙に載せるときは、色々な人に印象を求めて、

         確認されますと、自分とは違った結果が出ることもあると思います。どんな美人の人でも、誰もが
         NO1.に押すとは限りません。人や花の総合的な要素が大事になると思います。新鮮さ、親しみ、

         素朴さ、意外性など様々な要素が絡み合って、判断されますので、なかなか難しいと思われます。
         さて、今日は3年目に種子苗の1年生に接いだ鉢を整理しました。3年経過しましたので、大分

         太くなっていました。種子苗の特徴は、地表面から上は真っ直ぐに伸びていますが、根の部分は

         2〜3曲あり、さらに地上面でも曲をつけている苗もありますので、整枝しながら、十分苗として鑑賞
         出来る良さがあります。活着率も良く、他の事で追われていますと、自然に大きく育っていました。

         ビニール袋内で種子を育てる楽しみは、人工的には考えられない曲が得られることだと思います。
         多少時間がかかりますが、4〜5年経過して花が咲いたときの樹姿は自分でも驚く一瞬であろうと

         思われます。色々なことに挑戦されますと、必ず数年後にその経験が役立つと思われます。


祷りの女神(五島)
 

友の浦 (埼玉)
根に曲があり楽しみです。

紅フクロー (岡山)
同様に思いかけない曲が地中にあり、
すべての種子苗は期待でいっぱいです。
すべて種子苗の1年生でした。
今年で3年目ですが、ずいぶん

太くなったと思います。あと、1〜2年
育てて鉢に植え替えたいと思います。
ほとんどの苗が根の部分で2〜3曲

付いていますので、これからは整枝に
より、枝の方向を変えるだけで

鉢苗として十分鑑賞できると期待して
います。

椿について
 、
      挿し木や接木も出来れば、7月中にしますと、活着や発根が早めになると思われます。
      挿し木ではユキツバキや洋種椿等一緒に挿されない方が良いかもしれないですね。

      葉の厚さが違いますので、水のかける量が違ってきます。ユキツバキはかなり挿し木の
      成功率が高いですので、色々な品種と一緒に挿しますと、多少発根率が悪くなる品種が

      出てくると思います。接木も、時々湿度を保つために、霧吹きを使用して、ビニール内の湿度
      を保っています。すべて体験をしながら技術を習得する以外、成功への道は難しいですね。

      今日は写真でお分かりのように、日陰においてある苗木と1日中太陽に当たっている苗木の
      状態をご覧下さい。いかに日光が大事な役割を果たしているか、再認識いたしました。

      私は挿し木の密閉挿しでも、 最初の4〜5日は毎日水をかけて、用度を洗い流し、、湿度を
      保っています。 自分で体験して、これなら大丈夫だと思える方法を習得されるといいですね。
      


1日中た太陽の光を受けている接木苗。
枝の伸長と葉の輝きが違っています。

日陰の葉。全然葉の輝きや生気が違いますね。
椿は半日陰が良いと聞きますが、管理さえ
きちんとしますと、それほど心配はないように
思えます。

毎日接木の状態を確認して葉が落ちてないか
湿度はどうかなど、確認しています。

寒冷紗をかけて管理していた
挿し木苗。30cm以上の長さです。
葉に艶がないですね。これから
光を当て、徐々に充実した枝に
なるよう管理します。小田原ヤブ椿。

大和なでしこについて

       7〜8年前に五島の岩永氏より穂木を送っていただき接木をしたり、挿し木をしました
       大和なでしこは他の玉の(乃)浦系の品種より人気があるようです。あるカタログでは

       4〜5年表紙を飾っているようです。どこかに魅了する要素が潜んでいるのでは?
       八重の花は豪華で、見ごたえがあります。それにもまして、人気が衰えないのには

       一重で細覆輪、さらに濃紅色で、シベとの色合いの対比が高印象を受けているのでは?
       さらに、ネイミングが良いと思います。時々のべますが、どんなにすばらしい花でも、ネイミングが
   
       なんだか分かりにくいと、60%位の確率でヒットは難しいようです。花の名前から受ける
       イメージがいかに大事であるか、いつも教えられ、自分でも知り合いの椿仲間と話し合っています。

       細覆輪の花は覆輪が安定していることも一つの人気の要素としてあるのでは、ないでしょうか。
       覆輪系の花も地区により、安定性に欠く面があるようです。 五島で発見されたた一重の玉の(乃)浦

       は依然として人気があるようです。きらびやかで豪華すぎる花は、花火のように、脚光を浴びますが、
       長続きしない面が考えられますが、いかがでしょうか。ひっそりと木陰で咲く、きらりと光る控えめな

       花の美しさに心惹かれる、日本人特有の美的感覚に影響を受けているのでは?人間と同じような側面が
       あるように思えるのですが。


友の浦

玉童子

玉の(乃)浦

大和なでしこ

椿とともに15

接木と鉢苗の置き場所

        毎日接木の管理と鉢苗の置き場所作りに忙しいです。接木はある程度の明るさと光を当てています。
        朝の弱い光と夕方の光、日中は明るい場所での管理だけです。早い接木は6月の下旬に行いましたので

        大体活着したかどうかの判断は出来る状態です。以前にもお話いたしましたように、光は非常に大切です。
        生産業者の見学では寒冷紗を用いて(6分の一から8分の一くらいの遮光率だったと思います)1日中

        挿し木苗に日光を当てていました。光がどれほど大事か分かりやすいのは、椿林の茂みに入ってみると
        すぐに分かります。木で覆われたり、葛のツルで覆われた椿の蕾は大変少ないです。新芽も全く充実して

        いません。1日中光の当たっている椿の枝の充実ぶりは見事です。挿し木をするときは、このような充実した
        枝を用いるといいですね。接木も同様かと思います。そこで、今日も写真のように、庭全体に鉢を吊るし、一日

        中光を当てるように工夫しました。庭にも相当の椿が植えられ、その他に鉢を置きますと、足の踏み場もないほど
        いっぱいでした。鉢苗をこれまで50個近く吊るしましたので、かなり庭に空間が出来、明るくなりました。

        空間に吊るす効果は、 1. 光が当たり、枝が充実する。 2.水くれがやりやすい。 3.大事な品種を一まとめに
        同じ場所に吊るせるので、 穂の採取が楽である。  4.消毒や肥料等管理がしやすいことが考えられます。

        鉢の中には何本も植えられていますので、庭に植えられている数を合計しますと、どれほどあるか分からないほどです。
        でも花の咲く時期になりましたら、吊るしてある庭中の花が見事だろうと思います。実生苗や接木苗、その他にビン接ぎなど

        でいっぱいです。 椿だけでなく、他の草花や、植木も楽しんでいますので、1年中何かしら作業をしています。今年からは
        夏の挿し木をほとんど止めましたので、大変楽です。いつもお話いたしますように、取り木や冬季から5月頃までの太い挿し木で

        十分なくらいの接ぐ台木や、そのまま鉢苗になる品種が自宅の庭で得られるからです。庭の利用法として、1本の木に多く接ぐ
        方法や吊るす方法が参考になりましたら、試されてください。


朝の光の当たる接木の状態。
1日に数時間の光を当てることが大事です。
まともに直射日光を当てないで、置き場所や
寒冷紗の利用で、工夫されてください。

庭に吊るした鉢苗。

庭に吊るした鉢苗。

庭に吊るした鉢苗。

今日吊るした鉢苗。ここに吊るしてある苗は
珍しく、数の少ない品種が吊るしてあり、
すぐに、穂を利用できるようにしてあります。

接木等
    
     梅雨も明け、本格的な夏の到来を迎えそうです。接木や挿し木はいかがですか。
     簡単ですと、口で言っても、最初の頃はコツが分かりませんので、苦労すると思います。

     やはり、実践して、色々な場面を経験して、慣れてくると思います。そこへ到達するまで
     苦労するのでは。挿し木でも接木でも何が最も大事かを会得することだと思います。

     大事な要点は2〜3ですので、その要点を確認しながら、全く同じ事をしないで、違った
     やり方で確率を試しながら、徐々に慣れていくのでは、ないでしょうか。

     今年の春、接木しました新芽の状態です。袋の穴開けと、水くれ以外に何もしていません。
     まだ、完全に袋を外していません。8月になって取り外す予定です。長く伸びた芽は50cm位

     伸びています。色々な場所で管理して、おりますので、中には水滴が新芽に落ちて黒くなって
     しまった葉もあります。同じ品種をあちこちに接いでいますので、必ずどこかで活着しています。

     完全を期すには、違った台木に何本か接いで、残りの枝を挿し木やビン接ぎをして、失敗を
     予防すると良いと思います。必ずどれかが上手くいくと思います。1本でも活着すれば、毎年

     その芽を利用できますので、最初は苗を購入しましたら、接木、挿し木、ビン接ぎなどされて、
     1本だけは必ず活着される工夫をされることをお勧めいたします。


私の家の近くで見つけたブドウ状の椿。
五島のブドウ椿と同様10個くらい同じ場所で
花をつけます。

最上部の枝垂れている枝が接いだ新芽が伸びた
状態です。下の枝は胴吹き芽ですが、そのまま
の状態にしてあります。接いだ下側にある枝は
それほど接ぎ穂の伸長に影響がないように思えます。

3〜4本の枝に接いであります。管理さえ良ければ
同じ位に伸長します。その後、最上部の枝がぐんぐん
伸びていきますので、少し切って、伸長を押さえ、
下に接いだ枝の伸びを促していきます。

接木等

     7月も20日を過ぎました。 今年接いで芽を伸ばすには、出来るだけ7月中くらいに接木をして
     おかれた方が良いかと思います。完全に、いつまで接木しますと芽が今年中に伸びてくるか、断言

     出来ませんが、なるべく早いほうがいいですね。色々な方法で接ぐことが出来ますので、台木によっては
     今までと違った接ぎ方に挑戦しても、おもしろいですね。色々試して、接ぎ方の幅が広がって1年中

     接木が可能になってくると思います。もちろん接木の適期があります。でも、真冬や11月、12月に接がなければ
     ならないこともあります。私はそういう時期でも試しております。今日も数本接いで見ました。次から次へと

     枝を剪定していますので、なんとなく接いでしまいます。今度は管理が大変になります。あまり多くなりますと、
     管理が行き届かなくなり、枯らしてしまうこともあります。接ぎましたら、出来るだけ、同じ場所に置かれて

     いつでも目が届くようにしておかれると、便利だと思います。あっちこっちに置きますと、つい、おっくうになり、
     明日にしようと、水くれや袋の中の状態を見逃してしまいます。1箇所にありますと、すぐに全部観察できますので

     安全かと思います。今日はイチョウの挿し木と百合の花をごらんください。


必ず胴吹き芽を残して接いでいます。
挿し木苗の2年生を台木として使用しています。
小指大の太さです。2月から4月下旬くらいまで
にある程度の太さを挿し木しますと翌年から
利用できます。

イチョウの挿し木。
2月に挿しました。5本太い枝を挿しましたが
全部発根しました。1本の木で実が生る品種
です。比較的簡単なのには、びっくりしました。

庭の山百合。
匂いがいいですね。今年で4年目ですが、
良く咲いてくれます。用土と傾斜地が上手く
作用しているのかも?

接木等
      今日も接木をいたしました。毎日剪定をして枝を短くしていますので、つい捨てないで接いでおります。
      挿し木をした垂れ下がった枝と根際に試してみました。沢山接いで枝が多すぎる場合はいつでも

      剪定や整枝をして、整理できますので、なるべく多く接いでおくほうが、鉢に植える時全体の樹姿を見ながら
      切れますので便利です。多く接いでおきますと、所々失敗しても、接ぎ直す必要もなく、上手く曲をつけながら

      全体の樹姿を整えることが出来ます。今日は根際で切って接いでみました。今までも数回つぎましたが、根際で
      ついでも活着には全く関係がありませんでした。小盆栽を作るには根際に接いでみるのも、面白いですね。

      根際から2cm位の所で切り、根や幹についでもいいですね。4〜5本すぐに接げると思います。そろそろ接木も
      終了いたします。 様子を見て、接ぎ直す場所がありましたら、接ぐ予定です。これからは、剪定した太い枝に

      ビン接ぎを20〜30本する予定です。何でも接いでおきますと、残りますので、保存の意味で庭木にあらゆる品種
      を接いで楽しんでいこうと思います。庭の狭い場所の有効利用では、大き目の鉢に太い台木を植えて、20〜30本

      接木するか、取り木の台木に色々接いで鑑賞すかが良いと思われます。鉢で数十本接ぐのは楽ですね。鉢毎半日陰で
      管理が出来るからです。上手く成功しましたら、1〜2本庭に植えられてもいいですね。2本くらいで、50品種以上

      花を見られると思います。椿の愛好家をいかに増やすかは、いかに庭の有効な利用をするかにかかっていると思います。
      それにチャドクガをいかに退治するかにかかっていると思います。近くの人や色々な人たちと話しますと、すぐ出てくる

      言葉は、椿はチャドクガが発生するでしょう、という言葉です。確かに年2度ほど発生いたしますので、多く椿の木がある
      場合は気をつけなければなりませんね。 隣同士喧嘩になることも考えられます。小さな子供さんや洗濯が干してある場所では

      特にチャドクガの発生には注意いたしましょう。ある程度の大きさになりましたら、庭木の剪定をしますと、相当チャドクガの
      予防になると思います。周囲に迷惑がかからないように、注意をしながら管理をしたいものです。

      → 接いだ品種
                    陽の岬、 大和なでしこ、 覆輪乙女、 鷺浦、 住之江、 出雲大社藪、 黄の旋律、 翁頭紅
                    桜島黒神、 月の皇子、 黒耀、 高台寺白、 雲竜椿、 水吉、 十字星、 イワナガズ・ドリーム等


テープが終わってしまい、ビニール袋を使用。

接いでおきますと、ある程度曲は出来ますので、
沢山接いでいます。

絶対に水滴が新芽に落ちないように管理
することが大事ですね。ビニール袋を弛まない
ようににピーンと強く張ると、良いのでは。

根際に接ぎました。揚げ接ぎならば、
根から5〜6本根際に接げます。

接木等 − 根を利用して

    私の目標にしております、鑑賞する際に少しでも、優雅さや変化のある鉢苗を考えながら、台木苗や接木する
    場所を工夫しております。 今日は今までと違った台木苗です。太い根を育てて、今年胴吹き芽が出てきました。

    この胴吹き芽の出ているところに、接木をしています。私の接木は、ほとんど胴吹き芽や小枝を数本残し接いでいます
    ただ残すだけではなく、短く抑えて、絶対に全部の枝を切り落としません。特に太い台木や根に接ぐ時は、小枝が

    ある役割を果たすように思います。太い台木の場合、幹を途中でばっさと切り落とし、すべての枝も取り払ってしまうと
    養水分を吸い上げる力や、光合成の働きを鈍らせてしまうのではないかと、素人ながら考えています。

    人間で例えますと、胴体を切ってしまいますと、大変なことになりますね。今では出来るだけ体にメスを入れないで
    治療をする傾向にあるようです。 接木の場合、 接いだ下側にある程度の枝がありましても、活着にほとんど影響を

    受けない様に思えます。心配でしたら、短く切っておかれたら、いかがでしょうか。私は、接いだ場所の上部に枝を短く
    抑制して残しています。 毎年試していますが、今のところ上手くいっております。たったの接木だけでも、色々試して

    行ないますと、分かってくることが沢山あります。多少の時間がかかりますが、とにかく多く試すことだと思います
    これで終わりということは、ないと思います。 もし、 そこで追求心を止めてしまいますと、それ以上の進歩は望めなく  

    なってしまうと思います。そう考えて見ますと、生産者の方々は、挿し木、接木、 あるいは年間の作業に生活をかけて
    おられますので、私はいつも知り合いの生産業者の方々に教えを受けています。あるいは知人の椿仲間の人に相談したり

    しながら、色々な技術を学んでいます。石の上にも3年と言いますが、石の上にも10年以上という言葉のほうが当てはまる
    かもしれません。絶好の接木や挿し木の時期です。是非がんばって、良い結果が得られることを願っております。
      


太い根に曲があり、 胴吹き芽が出てきました。
数本接いでありますが、胴吹き芽はそのまま残してあり
ます。このほうが、活着が良いように思います。

根が数本見えます。胴吹き芽を伸ばし接いだものです。
細根が全くなくとも、接ぐことにより、発根してきます。

面白い曲の根です。出来るだけ根際に近い所に接いで
コンパクトな苗木を目指しています。
    春に接いで、枝の間隔が広いために、
枝の途中に2〜3本接ぎだ物です。
出雲大社藪とタマ・グリッターズが芽を伸ばしています。

接木等

    暑いですね。熱中症にかからないように、水分を補給して下さい。 接木も適期ですが、管理が大変ですね。
    私みたいに全く外で管理していますので、お話いたしましたように、駐車場や日陰になる場所において管理しております。

    時々お話いたしますように、接木の成功はナイフや接木の仕方、縛り方、穂木の状態など色々な要素はありますが、
    最も大きな成功への秘訣は管理にあると思います。特に夏の接木においては、管理が大事ですね。

    置き場所、ビニール袋の大きさ、 ビニール内の湿度や温度、 鉢全体を袋で被せない時の水やり、時には穂木への霧吹き、
    支柱の立て方による水滴の流れ落ちる方向などに、注意しています。 今日は五島の品種を接ぎました。

    時々お話いたしますように、五島の椿は私の好みと一致して、大変気に入っています。現在、的を絞って、今後育てていく品種
    の選別をしているところです。今日接いだ台木は一度幹を切って、胴吹き芽を伸ばし、その枝4〜5本に12本くらいの穂を

    接いで、1本の台木に出来るだけ多く、各県の気に入った品種をまとめておきたいと考えています。1本の台木にたった1品種
    だけ接ぎますと、大変な台木を必要とします。1本の台木にまとめておくと、大変便利です。取り木による台木と同様に、この

    幹を切って胴吹き芽を何本か伸ばし、その枝に接ぐ方法も参考になるかと、思いますが。


桐の木の挿し木。芽がこんなに伸びて
きました。桐の花が大好きなために
必死で管理しました。

胴吹き芽に接木。
1本の台木に12本くらい接いであります。
五島の椿をまとめて接ぎ、いつでも分かるように
管理する予定です。

同様に五島の椿の接木。1枝に出来るだけ多く
接ぐようにしています。活着さえしますと、保存を兼ね
いつでも増やせますので、1ヶ月間は十分な管理を
しています。接木の勉強にもなり、毎年必ず色々
試しながら接木をしています。どんな場所でも、どんな
台木でも、ほとんど活着させたいものです。

接木等

      大変な蒸し暑さでした。何より健康が大事です。水分補給を忘れないで、こまめに補給してください。
      この暑さで5分〜10分直射日光に、挿し木苗や接木苗が当たっていますと、葉が傷んで落ちることが

      心配です。 出来るだけ、どんな時も絶対直接、陽を当てずに、半日陰に置いてください。この時期では
      脇から差し込む光だけの明るさで十分です。一瞬にして、すべてが枯れないように、とにかく置き場所に

      気を付けて下さい。今日は五島の岩永氏より自然実生の枝を数種類送っていただき、接木をしました。
      絶対失敗のないように、あちこちに同じ品種の穂を接ぎ、さらに、五島の穂木だけは挿し木もしました。

      また、念のため、ビン接ぎも行い、どんなに失敗しても1本は活着するよう、心がけました。普通であれば、
      8月の下旬までには芽が伸び始めてくると思います。岩永氏の実生苗は、ほぼヤブツバキからの実生が

      多く、小輪の筒芯花が非常に魅力的です。時には一休などの園芸品種からの実生も実に見事な花です。
      明日もまた、残りの接木を行う予定です。今まで穂だけで150本ほど接ぎました。接木では台木が必要に

      なりますので、いつでも接木が出来るように、台木を準備しておかなければなりません。実生苗の3年生や
      夏の挿し木の3年生など利用してください。太い台木に接ぎますとそれだけ早く成長しますが、実生や挿し木の

      2〜3年生で十分です。あとは、いつでも庭木や太い鉢の苗木に接いで、取り木をかけますと、すぐに鉢苗が
      手に入ります。挿し木をして呼び接ぎに利用するのも有効な方法かと思います。太い接木苗を追い求めなくとも、

      呼び接ぎや、取り木によって簡単に鑑賞できる苗が手に入ります。どんな事も出来るように、がんばってください。
      どんな事も必死でやりますと、何でも可能かと思います。あらゆることに、挑戦し続けてください。


接木 − 10本接いであります。

五島のブドウ椿。
2月挿し。こんなに大きくなりました。

五島の椿の接木。
8品種接いでいます。

どんな曲でも良いと思います。接ぐ時に大きさを
考えながら、短めにして接ぎますので、立ち上がりから
2〜3曲ありますと十分かと思います。あとはは接木により
色々な方向に枝を伸ばせます。

接木の置き場所

       いよいよ梅雨明けですね。各地に相当な被害を及ぼしています。文明社会が
       もたらした結果によるかもしれません。便利さを追求するあまり、その反動として

       われわれに警鐘を鳴らしているのかもしれないですね。さて、7月の時期は接木挿し木と
       忙しい時期かもしれません。接木、挿し木、ともに、それほど難しいものではないと思います。

       いつもお話していますように、その後の管理ですね。夏場での管理では、置き場所が大事かと思います。
       毎年写真でご覧いただくように、駐車場に吊るして管理しています。相当大きな鉢では、波板の
 
       半日陰とか、いずれも50〜60%以上の遮光をしております。良く木陰等にと言いますが、5分〜10分
       直接陽が当たりますと、葉が焼けて失敗する恐れがありますので、注意が必要です。

        挿し木の場合、私が見学させていただいた温室では、 挿してから1週間くらいは毎日水をかけて、
        その後は2〜3日毎に水を与えていたように覚えています。挿し木後に数日間毎日水を与える意味は

        用土を洗い流し、水はけを良くしたり、余計な不純物を取り除き、発根しやすくし、穂木が動かないように
        固定する意味もあると思います。午前と午後の2回水を与えていたと思います。これらの作業は大きな

        温室での挿し木でしたので、鉢での管理とは少し違います。数年は自分で試しながら、感覚を会得されることが
        大事かと思います。とにかく直射日光に当てないで、でも、ある程度の光を入れながら、2ヶ月くらい管理されて

        ください。挿し木をされるとき、鉢の中でも、ある程度光が入るように、間隔をあけて挿すことが大事だと思います。
        ぎっしりと葉で覆われて、用土が見えない状態は良くありません。挿し木をされる前に数時間穂木を水に浸して

        おくように教えられました。ただ、そのまま、挿してもほとんど影響はありません。密閉挿しの場合でも挿してから
        数日は水をかけられたほうが、良い結果を得られるように思います。それも、ある程度鉢のそこから流れるように

        水をかけてください。何事も経験が大事かと思います。この1年間でがんばって、色々な試みをされてください。


駐車場に吊るす。

この方法はなかなか良い結果を
得ています。昨年は20個近く鉢を
吊るしました。これから、接木が続き
ますので、つるす予定です。

花のヒットする条件とは

       今日は仕事で帰りが遅くなり、写真を撮る時間がありませんでした。今日も接ぎ木や庭の
       片付けをして仕事に向かいました。気に入った品種を1箇所にまとめ、いつでも分かるように

       しました。小さな鉢でしたら100本くらい吊るすのは簡単なように思えます。管理の面で
       大変楽であるように感じました。 さて、以前にも少し述べたことがありますが、花がヒット

       するか、しないかは、2つくらいの要素があるようです。1つは花全体の良さです。花形、花色、
       シベ、 大きさ等。 もう一つは時々お話いたしますネイミングです。このネイミングが良いかどうかに

       よってヒットするか、どうかの判断が分かるほど、大事な要素であるようです。60%位の比重を
       ネイミングが占めているのでは、ないかと思います。どんなに良い花でも名前の意味が良く分からない

       花がヒットする確率は低いようです。ただし、本当に良い花ならば、時間はかかりますが、名前に
       関係なく椿を愛する人々に迎えられると思います。その代わり、10年近くかかる事もあるようです。

       種子を蒔いて、花が咲き、その花が固定するのを確認してから、10年近くですから、15年以上経過して
       ヒットする品種もあるようです。なかなか、むずかしいですね。椿の良い花を作出し、多くの人の心に

       響き、 どうしてもこの花は欲しいという購買心をかきたてるネイミングの良し悪しが、これほど重要なことかと
       あらためて、認識いたしました。地名でも人命でも良いと思いますが、その言葉から、何かを想像し、イメージが

       膨らむ名前が良いと思います。歴史や文学、スポーツ、美術、 落語、 漫才、 漫画、 歌等あらゆる
       分野の中に出てくる言葉の中に、色々あるように思えます。時々ノートにメモして、おかれると良いと思います。

       最後に、今までの園芸品種の中にも目を見張るようなすばらしい花があるように思います。それらを掘り起こし
       再び脚光を浴びるように努力することも大事なことであるように思います。以上のことは自分に対する戒めの

       言葉であるかもしれません。
       

ビン接ぎ(ポット接ぎ) 6/15

       今日も庭の整理をしましたた。写真のように鉢を吊り下げて、少し庭が綺麗になりました。
       全部で35鉢ほど釣りさげたと、思います。本数にしますと、300本になると思われます。

       庭にはそれ以上の苗が植えられています。それに加えて、挿し木苗や、幼根接ぎ、 普通の
       接木苗が庭中に置かれています。庭に吊るしますと、花が見やすい、 写真が撮りやすい、

       太陽の光を受けて、蕾が付きやすく、 樹勢が良くなるようです。太陽の光は大事ですね。
       また、大事な品種をまとめて吊るしておくのも良い方法だと思います。まとめておきますと、

       探す手間がなくなり、穂を探すのにも、非常に楽です。 庭の有効利用にもなります。
       今日も1本の木に10本ほどの品種をビン接ぎしました。 庭では、大事に育てています

       山百合が咲きだしました。1本の山百合は2m50cmくらいあり、20個くらいの蕾を持っています。
       山百合も個体差があるようで、神奈川県の大船フラワーセンターには、紅筋山百合といって、花弁の中側の

       一枚一枚に見事な赤い筋の入った花が咲いているそうです。ネットでご覧になれます。来年の春に何本くらいの
       芽が出てくるか楽しみです。あちこちの山百合の種子を蒔いていますので、変わった花が咲くかもしれないです。


今日のビン接ぎ。これはと思う品種
を接いでいます。

先日とは違った場所に吊るしています。
相当の重さです。落ちないように色々工夫して
吊るしました。水かけが楽になりました。

庭の山百合の花。良い香りがいたします。
毎年咲いてくれます。枯れないように、
山百合が沢山植えられています場所に行き、
どんな場所に植えられているか、調べてきました。
ある程度の斜面が多かったようです。この辺に
ヒントがあるのかもしれません。

2m50cmほどの高さで、
20個ほどの蕾が付いています。


ビン接ぎ(ポット接ぎ)

      庭に置いてありました鉢を半分以上空中に吊るし、剪定もしました。
      沢山の枝がゴミ袋に集まりました。品種物で好きな品種だけは残しておき、
      
      急いでビン接ぎをしました。沢山の庭木や鉢植え苗がありますので、接ぐより管理が
      楽なビン接ぎをしました。ポットに2本〜5本ほど枝を入れて、幹や枝に接ぎました。

      枝や幹の途中に接ぎますので、動かないように薄い針金で形成層をあわせる場所の
      上下を硬く動かないように縛っています。今年はこのようなビン接ぎを50本ほど行いました。

      穂も庭木の幹や枝も表皮だけ剥がして、木質部は出しません。すべてが形成層ですので
      活着しやすいのでは、ないかと思います。穂木は長めに切っておきますと、接ぐ時にどこにでも

      接げて、なり直す事がなくなります。短く切りますと思うように接げないときがあります。
      庭木や少し太い鉢植えがありましたら、楽しまれてください。接いだ品種は洋種を多く接ぎました。


幹の途中に接ぐ。表皮を剥がし、形成層だけにします。
庭木ですので、コブ状になりますが、花を見たり、穂を
利用するだけですので、気にしません。

穂木を大分曲げたりしますので、しっかりと
針金などで接ぐ場所を、動かないように
留めます。

1つのポットで4〜5本入れて、幹の
上下に接いでいます。

1本の木に3本のポットを用いて、
10本ほど接いだと思います。


今年の挿し木苗に接木

       取り木した苗に接木を終え、今日は今年挿し木した苗に接木をしました。写真のように
       肉を盛り上げていますので、比較的活着が良いと思われます。まだ発根していないと

       思います。接木により、発根を促して、早く発根するかもしれません。細根のない直根を
       今接ぎますと、私の経験では100%発根して成長も良いです。山に行って、良い根のある

       台木は入手しにくいですので、 少しでも根のある部分を切って、上部の幹や枝に接木しても
       活着は良いように思えます。私のこれまでの経験から、簡単に入手でき、樹姿もある程度

       整った台木としては、やはり取り木をお勧めいたします。実に簡単で、太さも曲もあり、1〜2年で
       鉢苗として、鑑賞でき、接木をしますと、2〜3年で花もみられるようになります。

       接木をしなくとも、もともと品種物であれば、 そのまま鉢に植えて鑑賞でき、その年に花もみられます。
       接木でも挿し木でも、多くやりすぎますと、管理が大変になります。自分の好きな品種を選んで
  
       増やされていく方が良いと思います。接木が成功するかどうかは、接いだ後の管理によるところが
       多いと思います。もう一つ、台木の樹勢にも影響を多く受けると思います。出来ましたら、接木は

       出来るだけ、鉢に前もって植えられている台木の使用をお勧めいたします。
       


今年の2月の挿し木。肉が盛り上がっています。
、 
8本接ぎました。あとは管理次第だと思います。
発根はしていないと思います。

支柱とビニール袋を被せて終わりです。
細御前、 畦別当、 ソウシン侘助、 舞の袖、 
婆の木、 村下、 東林寺、 大和なでしこ、陽の岬
等を接いであります。

大紅葉に今日も10本ほど植えてある
鉢を吊るしました。日当たりが良く、
成長も良くなると思われます。

鉢の整理

      今日は庭においてある鉢を何鉢か吊るして整理しました。今まで挿し木した鉢が庭中に
      置いてありました。中に入ったり、枝を剪定するのに邪魔で、木と木にアルミの太い棒を

      通し、 その棒に鉢を吊るしました。挿し苗は毎年剪定した枝を挿し木したものです。
      管理しきれなくなり、そのまま庭に置いて、ほとんど手入れはしていませんでした。

      しかしながら、全国から集めた品種ですので、捨てるのはもったいないと思い、今日
      やっと、半分くらい吊るしました。1鉢に何本も挿してありますので、相当の重さです。
    
      これからは、取り木と太い枝の挿し木を主に増やしていきますので、夏の挿し木はやめる
      予定です。 自分ひとりで管理できる数は限度がありますので、これからは取り木などで

      鑑賞価値のある椿盆栽を目指したいと思います。 鉢が多くありますと、管理が大変です。
      出来るだけ、鉢数を少なくして、 手間のかからない方法で楽しみたいと思います。

      接木に良い時期ですので、数本でも接いで、秋の新芽の伸びるのを期待されてください。
      最近テレビで、笑いとか、散歩、 さらに何事も前向きに物事を考えるのが、健康に良い

      と話されておりました。どんなことでも、期待を持って、笑顔で過ごせる毎日でありたいと
      願っています。1年中各季節ごとに、出来る椿の作業をしながら、今年はどんな花が咲くのか

      とか、接木した新芽が伸びてくるかとか、 挿し木は上手くいくかとか、 色々な期待を秘めながら
      毎日を過ごして生きたいと思います。 どんなことよりも、まず健康が第一ですから、前向きな

      姿勢で生きてゆくことが、健康にも良い影響を与えてくれるものと思われます。
      


空中に吊るした鉢苗

大紅葉に吊るした鉢苗

空中に吊るした鉢苗。庭が空き、広々とした
感じです。

曲作り等

     昨日は曲をつけた台木に接木をしました。今日は鉢植えの4〜5年生の挿し木苗に曲
     をつけました。昨年まで毎年相当の挿し木苗を作っていましたので、あちこちの鉢に苗が

     あり、自然に大きくなっています。ほとんど手も入れずに、水くれと、肥料だけ施して、そのままに
     置いてあります。今年からは、夏の挿し木は止めて、取り木を中心として、太い枝の挿し木だけに

     使用と考えております。曲も根際から3〜4曲付けて、あとは接木で色々な方角に枝を出しています。
     曲を作るときは、それほど考えずに、大胆にあちこちに曲げております。曲さえありますと、枝は

     何もなくとも、接木で色々な品種を接げますので、全く心配はいりません。少し曲作りを楽しまれてください。
     長い台木に接木するときの注意点は上から下まで同じように平均して枝が伸びるようにすることです。

     上部の枝だけが伸びてしまいますと、 下のほうの枝が伸びずに、次第に枯れていくこともあります。
     上部の枝を抑制しながら、下のほうの枝を伸ばすように切るつめながら、調整してください。

     単なる品種の保存であれば、上部のほうに5〜8本ぐるりと接ぎますと、 同じくらいの太さで、枝が伸びます
     それぞれの用途により接木の仕方を考えて接木されるといいですね。


プリンセス雅子の曲作り
その他5品種が植えられています。

同じくプリンセス雅子の曲作り
針金に紙テープを巻きつけて曲げています。

1本の80cmくらいの台木に
12品種接いであります。上から下まで
平均して枝を出しております。

接木の楽しみ

     昨日挿し木や接木において光の大事さを少し述べましたが、夏の接木では陽射しの強さのために
     管理場所が大変大事になると思います。専門家のお話によりますと、表日本と裏日本での日除けの

     状態は違い、なかなか管理が難しいようです。陽射しの強さが何ルックスの時は、寒冷紗を何枚被せて
     何ルックスぐらいにしたら良いか、測定してやるのが最も確実な方法であると思いますが、なかなか

     面倒であると考えられます。私の経験からお話いたしますと、写真のように波板のある場所や駐車場
     の下など、あるいは直接日光の当たらない明るい場所で十分であると思われます。3〜4年駐車場に

     吊るしたり、直接陽の当たらない場所で、脇から光が差し込む明るい場所に置いて管理しています。
     庭木等の接木は管理が相当難しくなってきます。庭木などは9月下旬以後の陽射しが弱まってから

     接木されたほうが確実だと思えます。今日は自分で曲を付けた台木に接木をしました。1本1本の枝に
     針金で支柱を添えて、袋を被せましたので、少し時間がかかりました。夏の接木は蒸れないように

    管理することが最も大事だと思います。ビニール内が28〜30度以上にならないように、ビニール袋は
    少し大きめで、置き場所は間接的に光が差し込む明るい場所が良いと思います。鉢全体をビニール袋

    で覆わないときは、時々水やりを忘れないように、してください。ある程度の経験が必要であると思います。
    出来るだけ多く経験されて、自分なりの管理方法を確立されてください。



曲をつけた部分に接木をする。
1本で5本〜10本くらい接いであります。

3本の台木に20本近く接ぎました。
一休、 晴れ着(五島)、出雲大社藪、 紅栄、月の皇子
夢の架け橋、玉の(乃)浦など接いであります。

接いだ後1枝1枝このように支柱を添えて、袋を被せ
管理しています。置き場所が大事かと思います。
波板が張られて、薄日が差し込んでいる場所です。

挿し木と接木の置き場 − 6/9


      人間や植物が育つためには、エネルギーが必要になります。そのエネルギーを得るためには
      植物では光のエネルギーを利用してブドウ糖を生産していると学校では教えられたことを覚えています。

      皆さん方も学校で教えられたのを、記憶しておられるかと、思います。学校の試験などにも出題された
      事を記憶しています。そのタイトルは光合成という名でした。植物が育つためには、この光合成が非常に

      大事な要素であると思われます。そこで、今の時期に行う挿し木や接木においても、光のエネルギーが
      大事な要素になります。時々お話いたしますが、挿し木や接木をされて、日陰の暗い、全く光の当たらない

      場所に置きますと、活着率は大変低くなると思われます。私は、駐車場に置いたり、吊るしたり、毀れ陽
      の当たる場所や、一日中日光の当たる場所に置き、寒冷紗を用いて日光の照射率を何%にしたら良いか

      考えながら、抑制しています。すべての挿し木や接木では、ある程度の光を取り入れる場所での管理が
      とても大事なことだと学んでいます。今行っていますビン接ぎ(缶接ぎ)にしましても、根がないために、

      日光の照射率をある程度押さえるために、寒冷者やダンボールを用いて管理しています。ダンボールは
      陽射しの強さによって、取り外したり、半日だけ被せたりしながら管理しています。私が訪れました生産業者

      の方は広い温室で、寒冷紗を用いて管理していました。一日中陽射しが50〜60%くらい差し込んでいるような
      管理方法だったと思います。接木も同様だと思います。 最後になりますが、挿し木や接木でも、最も大事だ

      と思われることは、その後の管理ではないでしょうか。ナイフや接ぎ方はそれほど心配はいらないと思います。
      すべてが、人間と同様バランスの問題かと思われます。
      
      椿林などに行きますと、真っ暗で枝が覆い茂っていたり、葛等で覆われますと、蕾もあまりつかず、花も少ないです。
      太陽の光の果たす役割を考えながら、管理をしたいものです。



 今の時期の楽しみ

       昨日は取り木し、鉢に植えた苗に接木をしました。今日は今年4〜5月に取り木をかけた枝や幹に
       ビン接ぎ(缶接ぎと呼ぶのか?)をしました。両方とも2年以内で立派な鉢植え苗として、鑑賞できるように

       なります。取り木して、鉢苗として接ぐ場合には枝を切って色々な場所に接、げますが、取り木をかけて、そのまま
       2^3ヵ月後に接ぐ場合は、 発根を促すために枝を切らない方が良いと思います。鉢苗として、どこに枝があったら

       良いか考えながら幹や枝の少ない場所にビン接ぎをいたします。どちらも、良いところはありますが、
       良い盆栽として鑑賞するには、取り木を外し、鉢苗にしてから接いだほうが良いかもしれません。

       呼接ぎや、ビン接ぎは、時として接ぎかたにより、接いだところが盛り上がり、コブ状態に生ることが、あるかも
       しれません。ただし、庭木で保存や、穂を利用するには、3月〜9月位まで、呼び接ぎやビン接ぎが出来、

       活着率も高いので、お勧めかと思います。もし庭木がありましたら、色々な品種を接いで見てください。
       私はビン接ぎ(缶接ぎ?)では2〜5本接いでおります。時々水を確認するくらいで、手間はあまり、かかりません。

       少し暇がありましたら、是非試して、庭の品種を増やしてください。少し枝を長く切って使用してください。


紅栄の取り木にカン接ぎをした状態。

同様に出雲大社ヤブの取り木に
缶接ぎをした状態。1ヶ月毎日色々
な品種を接ぎますと、100品種ぐらい
すぐに接げると思います。楽しみな
方法であると思います。

庭木に2箇所缶接ぎした状態。1箇所に5本くらい
接いであります。湿度を保つためにビニール
袋を被せ、試しています。蒸れるといけませんので、
1箇所はビニールを開けています。
早く肉を盛り上がらせ、癒合させるため、写真のように
1日数時間は光を当てて管理しています。
薄日のときは1日中光を当てています。


短期間で鑑賞できる苗木作りをめざして

       毎日激しい雨が降り続いています。 土砂災害や川の決壊などニュースで聞くたびごとに
       自然の猛威の恐ろしさを痛感いたします。皆様方の地域はいかがですか。危険と感じられる

       地域の皆さん方は、是非用心されて、安全な場所への移動をされて下さい。
       さて、今日は取り木した苗木の枝に色々な接木をしました。今年の5月頃に外した苗木を
  
       6月の下旬に鉢に植えたばかりですが、接木を行いました。完全に根ずいていないと、思います。
       根は 相当あり、 接木して挿し木をしても活着いたしますので、鉢に植えて10日あまりですが、

       十分活着し、8月には新芽を伸ばしてくると思います。 7月は枝の曲作りに向いている時期だと
       思います。針金である程度の曲を作り来年接木をされる準備をされてみて、ください。

       アジサイの挿し木もほとんど発根して、楽しみです。椿に夢中になっている間、数多くの新花が出回って
       いるのにはびっくりしました。自分の好きな品種を求めて、10数種類挿しました。アジサイの挿し木は

       椿よりも簡単で、15〜20日間位で発根するみたいです。私の近所の販売店では、アジサイの花が
       販売されており、非常に安い値段で求めることが出来ました。アジサイは挿し木で簡単に増やせますので

       各品種が1本ありますと、来年には5〜6本、すぐに増やせます。数本ありますと、 梅雨期には色々な花が
       咲いて、楽しませてくれます。庭ではもうすぐ、山百合が咲きだしそうです。1本の山百合は15位花を付けています。

       来年は鉢に蒔いた種子が、どのくらい芽を伸ばしてくるか楽しみです。1年目で数本芽が出てきました。
       山百合は蒔いてから2年目にならないと、芽が伸びてこないと言われていますが。
       


羽鶴の取り木に10品種以上接木。
相当太い取り木の苗です。

出雲大社藪、夕日、 紅栄、 月照等の取り木
苗に接木。 この方法は非常に短期間に鉢苗を
入手できます。 

今年も針金で曲作りをしています。
取り木の自然な曲で十分ですが、暇にまかせて
曲作りに励んでいます。

アジサイの挿し木。ほとんど失敗は
ありません。

接木の好機 −6/6


       接木の絶好機になりました。活着するには非常に良い時期だと思います。どのような接ぎかたでも
       良いですので、接がれるといいですね。 今日は大分太い幹を切ったところから、胴吹き芽が出た

       枝に接いでみました。枝が柔らかく, みずみずしいために、活着率が良いと思われます。1本の枝に
       3〜4本接ぎました。胴吹き芽が3〜4本ぐるりと出ていますので、12〜14本位1本の台木で接げました。

       このようにして、幹を短く切って胴吹き芽を出させ、その枝に接ぐ方法も、多くの穂を接げて、効率的
       で、保存したり、大切な品種を一箇所にまとめて、どこにあるか探すのに大変便利です。

       1本の台木に1本の穂木を接ぎますと、それだけ台木も多くなり、管理も大変になります。庭木にしろ、
       鉢苗にしても、管理面や色々な花が1本の木から咲いてくれますので、鑑賞するのにも役立ちます。

       時々お話いたしますが、私の庭のように狭い場所をいかにして、多くの花々を咲かせ、楽しむか、狭い
       庭の有効利用を考えなければならない時期に来ていると思えます。手軽に管理でき、花を長期に亘り

       鑑賞できる栽培方法がないか、いろいろ試して、がんばろうと考えています。皆さん方も是非色々な方法で
       手間のかからない管理方法を見いだして、椿をもっと身近な、どこの家にも1本は植えられている状況

       を普及させたいですね。


せてもいいのですが、
時々水を与えることを考えて、ビニール
を被せ、袋の外側に土を盛り、密閉しま
した。

胴吹き芽に3〜4本対である状態。

同様に胴吹き芽に接いだ状況です。
胡白蝶、 ユキツバキ、 紅栄、
出雲大社藪、夕日など接いであります。

透き通るビニール袋を被せ、新芽の出る状況
が観察できるようにしてあります。おそらく
8月の中旬〜下旬には新芽が見られると思います。
取り木同様に、台木としては、このように幹を切って
胴吹き芽を出させ、接ぐ方法も沢山接げて、
便利かと思われます。

自然交配とともに − 岩永 章氏

      毎日呼び接ぎ(ビン接ぎ、缶接ぎ)を行っています。 沢山枝が伸びてきましたので、すべて
      捨てるのはもったいないと思い、枝や幹に接いでおります。この接ぎかたは、剪定などほとんど

      しないで、接げますのでとても楽です。枝のない枝や幹のところに数本接いで、楽しんでおります。
      この接木は長期間出来ますので、何本でも楽しめます。ビン接ぎでは安心のために日除けをしております。

      接ぎかたも人によって違うかもしれません。基本的には形成層を合わせて縛ることですが。管理が楽なことが
      いいですね。枝や幹の途中に接いでも、比較的活着は良いと思います。8月〜9月くらいまで出来ると思います。

      さて、時々お話いたします五島の岩永氏は20年近く種子を蒔き続け、新花を追い求めています。これほど早くから
      自分の目標を定めて、こつこつと一つのことに情熱を傾け、やり遂げたことのすばらしさに驚かされます。

      五島の椿林に新花を求めず、自宅での自然実生にこだわり、数多くのすばらしい花を世に送り出し、現在もさらに
      新花を求めて種子を蒔き続けておられるようです。最も関心いたします点は、長年花を見続けてきた鑑識眼や

      審美眼のすばらしさであると思います。それだけ多くの花と接し、花を識別する能力に、たけていることだと思います。
      数多くの花の中からどの花を選別するか、好みもあると思いますが、誰が見てもこれは優れていると思われる

      基本的な花の見方を心得て、多くの花と接しているからだと思われます。今後さらに五島の大地から全国に多くの
      感動を与える花を送り届けていただきたいと期待しております。どのような花でも、近くにおられる方々で椿の事で

      相談事がありましたら、岩永氏に相談されると良いと思います。きっと良いヒントを与えてくださると思います。
      唯一つ、どのような方々でも思うようにならないことがあると思われます。それは紫の花と斑入りの花の相談だと
 
      思われます。毎年同じ状態で咲かすには困難をともなうと、思います。このことは、私を含めて素人の方々も苗を
      購入するときは、心得ておかなければならない、ことではないでしょうか。


接木 − 苗や庭木の品種を増やす好機

      長く伸びた今年の枝も接木や挿し木に適する状態になってきました。
      友達にも枝を送ってやる準備もしました。春の新芽も相当伸びて、ビニール袋を

      あちこち切り開いているところです。毎日庭木への接木や、椿の太い根に接いで
      鉢植え盆栽を考えております。接木の技術は根本的にはすべて同じだと思います。

      いかにして形成層を合わせて管理するかだと、思います。呼び接ぎにしても色々な
      方法があると思います。何回も試して、これなら大丈夫だと確信できる方法でためしてください。

      本などで色々説明されていますが、自分で何回も経験してみませんと、なかなか上手くいかない
      事もあります。私はこれまで、どれだけ接いだか分からないほど、色々接いできました。

      それでも失敗はあります。接木の成功の秘訣は接いだ後の管理だと思っています。本や人の
      教えを頭に入れながら、自分で工夫をされて、時期時期に合った接木方法を習得されてください。

      夏の接木は暑さとの戦いです。蒸らさずに置き場所とビニール袋の大きさなどにも注意されて
      色々観察されてください。きっと数年で自分だけしか出来ない技術を習得できると思います。
     


接いでビニールを2枚かけてあります。
内側には竹と針金で支柱を立て、2枚
ビニールを被せています。外側の
ビニールは少したるんでいますが、
内側のビニールはピーンと張って
絶対に新芽に水滴が落ちないように
してあります。外側のビニールは
7月下旬までかけて、その後1枚に
して管理します。8月下旬までには
新芽が伸びてくると思います。

台木を切って一番上に接ぐことは簡単です。
ビン接ぎをして、4本接いであります。
缶を用いています。

庭木への接木。全部ビン接ぎです。
安全のため、ダンボールをかけてあります。
このように接いで、数年後には各枝を取り木
して鉢に植える予定です。今、庭には春取り木して
外した苗が
何本も植えてあります。これから鉢に植えて
9月に色々な品種を接木する準備をする予定です。
春外した取り木苗の何本かは鉢に植えて、すでに
接木もしてあります。

庭木の太い枝に色々な品種を
接いで楽しんでおります。
ビン接ぎや呼接ぎは枝や幹の
どににでも接げる利点があります。
枝も全く切らず接いでおります。
庭木に接ぎ、取り木で苗を得る
方法は多くの点で椿と楽しんで
おられる方々にはお勧めできる
最良の方法の一つだと思います。


 呼び接ぎなど − 毎日出来る接木   6/3

      接木や挿し木の時期になり、皆様方にとっては大変たのしみな時期になりましたね
      今年自分の最も芯保存しておきたい品種の接木はまだしておりません。その前に

      庭木の太い幹に色々呼び接ぎやビン接ぎをして楽しんでおります。台木は全くいりません。
      この時期は活着率が大変良く、接木には最も適している時期だと言えます。庭木の幹は

      ナイフで軽く穂木の太さに合わせて接木する方向に切込みを入れて、表皮を竹べらなどで
      はがしますと簡単にはがれます。普通の接木でも、呼接ぎでも非常に良い状態です。

      呼接ぎでも木質部まで削らなくとも、表皮だけはがしますと、十分活着いたします。
      私がしております呼接ぎは幹の途中や、枝のない所等についでいます。どんなところにも

      接いで、樹姿を整えられます。そこが呼接ぎのいいとことですね。台木は全くいりません。
      自分で枝を出したい場所に 接ぐことができます。


取り木と枝に呼続接ぎ。
9月には取り木の発根と接いだ枝の新芽が
伸びてくると思います。接いだ庭木は白西王母。

缶の中に4本の品種を入れて接いであります。
穂木を曲げなければなりませんので、接ぐ場所
をかたく固定します。

枝の途中に前後左右に接いであります。

枝の伸びる方向を考えて、呼接ぎをしています。
テープだけでは形成層どうしが、しっかりと
くっ付きませんので、バンドや針金などで
接いだ場所の上と下の部分をかたく締めてください。


この時期の椿の楽しみ方  7/2


         椿以外にアジサイや山百合、 百日紅、 姫コブシ、 梅、 桜など色々挿したり、接いだり、 種子を
         蒔いたり、しながら楽しんでおります。最初からこれは無理だろうと諦めないことが、大事だと思います。

         どんなことでも、50本中1本でも成功しますと、必ずその中にヒントが隠れています。そのためには
         失敗してもすぐに、考えられるいろいろな違った方法で試すことです。山百合も1年目で新芽を伸ばし、

         桜も挿し木は難しいと言われておりますが、ある方法で可能に思えます。今年は椿の種子をビニールに蒔き
         毎年3月に植え替えておりましたが、時々思いもよらぬ、寒さで半分以上芽が傷んでだめになったこともありました。

         そこで今年は5月下旬にビニール袋から取り出し、発泡スチロールに植え替えましたところ、見事ににょこにょこと
         芽が伸び始めてきました。温室や設備のある場所では心配がないと思いますが、すべて外での管理ですので

         管理の面で相当気を配ります。今日はアザレア椿の呼び接ぎやビン接ぎ、 それに足の太さの庭木に色々接いである
         状態をご覧下さい。 


アザレア椿の呼び接ぎ
蕾が何十個付いています。
苗は庭に植えて呼び接ぎをしています。

アザレア椿のビン接ぎ
太い枝にビン接ぎしますと、成長も早く、
交配用に役立つと思います。また、庭を花のない
時期に見事に飾ってくれると思います。

足の太さの庭木に色々な品種を接いで保存
してあります。上五島のブドウ椿や箱根の香り
の札が見えますね。昨年接いだものです。
2〜3年経過しますと、すぐに穂の利用が出来、
4〜5年で取り木による苗の入手も可能です。

根の香の接木です。木の高さは3m位。
太さは足の太さ。すでに2年目で接ぎ木用に
枝が利用できます。このように庭木に接いで
おきますと、枯れる心配もなく、挿し木、取り木と
いつでも苗木が入手できます。この木1本で
50〜80品種の接木が可能です。


庭の花等

      アザレア椿が6月25日頃から咲き出しました。兄の家では庭に植えて、呼び接ぎをしています。
      蕾も多く付き、早咲きのホープです。アザレア椿との交配により、椿界に大きな希望と、夢を抱かせて

      くれるのでは、ないかと思われます。接木もいいのですが、庭木への接木がいいですね。鉢植えの
      苗も良いのですが、最初は太い台木か庭木に接いで、出来るだけ多くの穂木が得られるように

      接がれることだと思います。栽培の仕方によっては、6月中旬頃から咲き出すかもしれません。
      この花は10月頃まで咲いていますので、早咲きの品種との交配や、花粉を冷凍庫に保存して

      出来るだけ多くの品種と交配される事をお勧めいたします。私の家で6月下旬に咲き出しましたので、
      早咲き種や遅咲き種との交配で、1年中椿の花が咲き出すのも、夢ではなくなったように感じます。

      今日はアジサイの未来や庭木への接木、さらに相当太い幹への取り木などご覧ください。


アジサイ − 未来
最近入手したアジサイです。何度か色変わりがするので
カメレオンアジサイとも呼ばれています。
今年は新しい品種のアジサイを50本くらいさしました。
すでに発根しているのもあります。

アザレア椿

椿の品種でも最も期待の持てる品種かと
思います。早咲きといい、色具合といい、
多くの面で人を惹き付ける要素を持ち合わせて
います。

庭木の接木

庭木に次々接木をしています。接ぐ際は木を
丸坊主の状態にして、数本枝を短くして残して
おきます。ですから、接ぐ庭木がすべて他の
品種に変わってしまうわけでは、ありません。
胴吹き芽も多く出てきます。1品種でざわざわ
しているより、色々な花が1本の木で咲いていた
方が庭の利用法としては、効率的であるのでは?

庭木の取り木


おぼこ(玉茜)の取り木。20年前に枝を長崎県
より送っていただき、接いだものです。
庭木にしたり、庭木に接いで保存する方法が
最も安全で、管理が楽ですね。


接木の楽しみ

      昨日に続き接木をしました。今日の接木は針金で曲を付けた台木に7本穂を接ぎました。
      接いだ場所は曲のある場所に、すべて接ぎました。すべて方向が違いますので、咲いたとき

      どこから見ても、花が咲いている状態になると思います。昨日は胴吹き芽に接ぎましたが、
      今日は曲げた幹に接ぎました。枝でなくとも、幹など少し硬い場所でも接木の活着には

      影響いたしません。樹勢が良ければほとんどの場所で接ぐことが出来ます。腕くらいの幹など
      等にも接いでおります。幹が柔らかなうちに、曲さえ作っておきますと、4〜5年後に大変面白い

      鉢苗が出来ると思います。 これからの時期は接木には適期だと思います。失敗しても、何回も
      繰り返して、試すことが出来ます。8月の下旬には新芽が伸びてくると思います。この時期は

      幹に曲を付ける時期だと思います。3〜4年の苗木がありましたら、針金で曲を作り接木して、盆栽
      を目指すといいですね。曲作りは松柏盆栽みたいに原則に従って曲げなければと、難しく考えないで、

      ある程度面白い曲で十分です。ほとんど買い求める苗は真っ直ぐな台木に接いである苗ですので、
      面白い曲さえ少しあるだけで十分です。、接木によって枝の方向を変えられますので、この時期に針金で

      自分の思うように2〜3曲つけておかれたらどうでしょうか。その点、取り木は盆栽の素材としては最適ですね。
      剪定により、枝があちこちに出て、自然に曲が出来上がっていますので。色々な方法で鉢植え盆栽に

      挑戦してください。


幹の各曲に接木。7品種接いであります。
置く場所が大事ですね。明るい直射日光の当たらない

場所などがいいですね。私は大体鉢での接木は
駐車場の下に置いて、管理しています。多少の光も

差し込み、ちょうど良い状態です。

幹に接いでありますので、ローソクは
必ず使用しています。支柱も大事ですね。

太い庭木にビン接ぎ。
ビタミン剤の小さなビンを用いて
友の浦を接いであります。用心のため、
ダンボールで日除けしてあります。

接木の楽しみ

       いよいよ本格的な接木の時期に入ってきました。皆さん方は台木などの準備はいかがですか。幸い私は取り木や
       挿し木の台木が確保してありましたので、ある大事な品種は接げる楽しみが、持てて楽しく過ごしております。

       台木は春冬ともに、鉢に植えれてあるほうが、活着率が良いです。太い台木で揚げ接ぎの場合は、接いだ後の成長が
       遅い気がいたします。前もって鉢に植えて、準備されておいたほうが、より良い結果を得られると思います。

       接がれる場所も1本だけでなく、数本接がれると、楽しみだと思います。台木の上方に出来るだけ、接がれると
       ほとんど活着し、新芽の伸びもそれほど、差はないように思います。台木の長さとか、枝の残す数などによって、

       新芽の伸長の状態が違ってくると、思われます。2〜3本残す枝を切り詰め、接木しますと、ほぼ同じくらいに
       伸びてきます。親指以上の太さの台木であれば、勢いがあり、5〜6本ぐるりとラセン階段状態に接ぎますと

       上手くいくと思います。台木の上から下まで何回も接ぎましたが、最も結果が良かった接木方法は、もちろん
       上方に接ぐことですね。それだけでは、物足りませんので、上から2〜3週ぐるりと接いでおります。

       接いだ後の処理は水滴が絶対に新芽に落ちないように、針金や他の支柱を立てて、管理すると良い結果を
       生むことになると、思います。アザレアと交配しました果実も少しずつ大きくなってきました。あと一ヶ月落ちなければ

       種子が得られると思います。
       


今日の接木。8本穂を接ぐ。

接いだ品種は、アザレア、最小白花、大和なでしこ、
スーパー・スター、タマ・グリッターズ、額田姫、月の皇子。

このように針金を巻いてビニールをかけています。
少し大きめに針金を巻き、針金も4〜5本多く用いて
います。蒸れないことと、新芽に水滴が落ちないことが
大事だと思います。すべて胴吹き芽に接いでいます。


上から見た所。ビニールもきちんと引っ張り、たるみの
ないようにして下さい。

アザレア椿×津黒

アザレア椿×大和なでしこ


       


接木の際の注意点

       以前お話いたしましたが、接木の際に注意することは、ナイフやハサミの管理です。
       特に斑入りの品種には注意が必要ですね。ナイフやハサミを別々に使用することが

       最も安全ですが。そうでなければ、斑入りの品種は一番最後に接がれると良いと思います。
       接木後は、熱湯に数分いれて、手入れをしますとウイルスに効果があると聞いております。

       私も最初は1本のナイフで、すべて接木していました。時々葉が黄色くなっているのに気付きます。
       葉全体が黄色くなって、枝を全部切らなければ、ならない事は一度もありませんでした。

       ウイルスも相当数の数があると聞いております。伝染力の強いウイルスや、同じ木に斑入りの品種
       を接いでも他の枝にあまり伝染しないウイルス等色々のようです。葉全体が黄色になってくるようでしたら

       枝を全部切らなければ、ならないと思いますが、少しくらい葉にポツン、ポツンと出ても、それほど心配は
       ないと思います。 台木でも伝染力の強いウイルスに、かかりにくい品種があるようです。また、園芸品種

       でも、ほとんど伝染しにくい品種があるようです。一番困るのが白花でも、ウイルスに感染している
       品種があり、分かりにくいことです。
       接がれる時葉を良く見て、黄緑色見たいな葉でしたら、もしかするとウイルスに感染しているかもしれません。

       台木として用いられている山茶花の立寒に接木しますとウイルスに感染しにくいようです。もしかしますと
       黒椿等も感染しにくい品種かも知れません。ウイルスに感染した台木に紅花や黒花等の品種を接いで

       どの品種が感染しないか試すのも、勉強になると思われます。新花を作出しようとして、ウイルスに感染した
       台木に接木しても、斑入りの花があまり見られないことも、あると思われます。なかなかウイルスの問題は

       難しい研究課題のように思えます。


ウイルスが入った庭木。

同じ木でも枝によってほとんどウイルスの葉は
見られません。 志賀源

同様に同じ木のホタルブクロ、の枝。
10年以上経過していますが、他の枝には
感染していません。

出雲大社藪。いくらでも取り木で苗を
得ることが出来ます。1本の枝でも
2〜3本取り木をかけて、鉢植え苗を
得られます。

挿し木等

       そろそろ挿し木の時期になりました。挿し木の仕方は非常に簡単ですが、日除けが
       最も大事になります。太陽の当たる場所で寒冷紗を用いて、挿しております

       昨日もお話いたしましたが、太陽の当たる場所で管理し、日除けが大事です。挿し床は
       ある程度間隔をあけて挿し穂を挿してください。あまり、密集しすぎて挿しますと、発根率

       が悪くなると思います。間隔が狭く葉が挿し床を覆いますと、光が当たらず、発根が遅れたり
       根が出にくくなると、思われます。生産業者の挿し木を見学に行きましたが、大量に挿しますので、

       あまり参考にならないと思われます。個人で挿す場合は、鉢に挿し、支柱を立て、寒冷紗を用いて
       管理してください。挿し木をされる時期ですが、毎年何百本と挿していましたが、その後の管理が

       大変で、今年からは、夏の挿し木はほとんど、やらないことにしました。取り木や5月までの挿し木で
       十分だからです。今後挿し木の利用方法については次のように考えております。

                        1. 大変珍しい品種で枝を捨てるのはもったいない。

                        2. 今育てている品種が枯れるといけないので、予備に育てておく。

                        3. 呼び接ぎの素材として、珍しい品種を挿し木する等。


       よほどの品種でない限り挿し木は管理が大変ですので、取り木や挿し木苗に接木する材料として
       何本か挿し木をする予定です。庭木や太い挿し木苗に接木しますと、数年で大きくなり、いつでも取り木でも

       増やすことが出来ると思います。趣味として椿を楽しむには、これはと思う自分の気に入った品種を何本か
       庭木や大き目の鉢に植えた台木に接木して、楽しまれることが良いと思われます。

       太い木に接木さえしておけば、いつでも増やせますし、管理も楽で、苦労しないと思います。


毎年このような鉢に数百本挿し木をしていました。
その後が大変になり、苦労しています。

庭木や鉢苗に接木して保存するほうが
簡単で楽です。鉢ごと半分ぐらい庭に埋めて
管理しても良いと思います。この台木は取り木
で1本です。10種類くらい接いであります。

庭木に接がれることが最も効率的であると
思います。太い庭木ですと、剪定→取り木と
いつでも苗を得ることが出来ます。


 これからの接木等

       庭木の新芽の状態を確認して、ほとんど接木が出来る状態になっていました。
       最も安全なこれからの接木は鉢に植えられた台木に接木して、管理しますと、

       ほとんどが活着いたします。 明るい、直接陽のあたらない場所において管理しますと、
       大体成功いたします。支柱を立てて、少し大きめのビニールで管理してください。

       庭木に接ぐ場合は少し管理が大変ですが、 写真のように、寒冷紗を状況に応じて
       2〜3枚被せて管理しております。さらに30度以上の真夏にはダンボール箱を寒冷の紗の上

       置いて、日除けしております。接木でも、挿し木でも日光は大変重要な働きをいたします。
       暗い場所で挿し木や、接木をしても、それほど成功率は良くないと思われます。

       庭木に接がれる最も安全な時期は9月の下旬だと思われます。暑さも和らぎ、管理も楽になります。
       さらに、来年新芽が伸びる前にビニール袋を外しても新芽が伸びてきます。(2月の下旬から3月にかけて)

       7月から8月の初旬に接木しますと、新芽が伸びてきます。ただし、庭木での、管理が少し大変かもしれません。
       鉢植えの台木がない時は、今からでも小指大前後の苗木を鉢に植えて8月の下旬から9月に接木する

       準備をしてもいいですね。今なら鉢植えしても管理さえしっかりすれば、大丈夫だと思います。
       日陰に庭木が植えられていますと、接木がしやすいですね。挿し木の適期になりますが、明日挿し木の

       利用法について述べたいと、思います。


五島の花 − 自然実生花 − 岩永 章氏より
    
    今日は9時前後に帰宅して、写真を写す余裕がありませんでした。
    最近は挿し木、接木の事を主に書いていましたので、五島の花を

    ご覧ください。 すべて五島の花で自然実生です。大きく拡大しますと
    もっと花の良さが、さらに、はっきりと見えるのですが。

    五島の花は全体的にシベが綺麗ですね。花色も濃く、ほとんどが小輪です。
    岩永氏が小輪を好む事もありますが、植えられている品種が五島の小輪を

    主に集められて、植えられているのではないかと、思われます。良い品種が
    植えられていますと、自然交配も楽しみですね。自然交配の場合はある程度の

    広さがありませんと、果実の生る量が少なくなります。 五島のような、広々とした、
    椿林に囲まれた場所では、鳥類や昆虫の数も多く、自然交配に向いていると思われます。

    私の庭のような狭い場所では限界があるかもしれません。それでも、こつこつと、種子を
    蒔き続けなければ、前に進みません。何時の日か、あっと驚く花の咲くことを夢見て、

    椿と向き合っていきたいと思います。皆さん方もがんばってください。


たらちね

かくれんぼ

春の小川

夢の架け橋


 種子の苗の植替えと挿し木等

     皆さん方の種子を蒔いて新芽の伸び具合はいかがですか。毎年ビニール袋の中の新芽が伸びて
     植替えるのが、3月でしたが、年により、寒さで芽の伸びが悪くなったり、枯れたりしましたので

     今年は5月下旬から6月に植替えをいたしました。今次から次へと新芽が伸び始めています。
     3月の植替えは多少寒さに注意が必要です。出来れば、ビニール袋を被せたり、暖かな場所に

     置かれて管理することが大事かと思われます。次に冬季の挿し木については、何度も述べています
     が、太い枝だけでなく、鉛筆やそれ以下の太さの枝でも良く発根いたします。時々述べていますが、

     接木した、残りの細い枝を毎年挿して、新芽が伸びています。これは大事で、貴重な品種と思いましたら、
     接いだ残りの枝を挿して管理しておきますと、良く発根いたします。冬季の挿し木(5月頃まで)と取り木だけで

     十分台木や苗は間に合うと思われます。これからは、春の接木の管理と新たな接木の作業になると
      思われます。夏場の接木で気を付けられる点は、被せるビニール袋を大きめで、蒸らせないことです。

     それに加えて、中の水滴が新芽に落ちないように、管理することですね。針金などで水滴がビニール袋の
     端を通じて、流れ落ちるように管理してください。これからは、大変楽しみな時期です。


五島の岩永氏作出の祈りの女神の種子苗です。
あちこちから新芽が伸び始めてきました。
竹の右側は春の台の新芽です。

祈りの女神 −五島ー岩永氏作出

春の台の2月挿し。
接木した残りの枝です。、


挿し木2〜3月の挿し木 6/23

       私の20年位に及ぶ経験から、 最も優れていると思われる苗木の入手方法は取り木だと
      思われます。台木に関しても取り木に勝る方法は少ないかと思われます。生産業者の方々

      のように大量に生産される場合は、接木や挿し木がありますが。個人で楽しんだり、多少個人的に
      収益を上げられるくらいでしたら、取り木が最良の方法であるように思われます。 次に2月〜5月くらいまでの

      挿し木がいいですね。普通に管理しますと、半分以上は発根すると思います。私の知り合いの人は3月が
      最も挿し木の時期として良いのでは、と話されておりました。その人は、3月の初旬に挿し木して、3月の下旬に
 
      接木して、ほとんど成功しております。下の写真は2月から4月に挿し木した枝です。接木の残りの大事な枝も
      きちんと新芽を伸ばしてきました。庭に植えてない場合は、少し大きめの鉢に植えて、取り木をされると

      いいですね。夏の挿し木も目前ですが、徐々に取り木と太い挿し木に変えていかれると、楽しみが倍増すると
      思います。接木が枝のどこにでも、いつでも出来るように練習されておかれると、便利だと思います。これからは

      10月の4ヶ月間毎日接木が出来ますので。


2月の挿し木。肉を巻き、新芽が伸び
始めてきました。

このように、ぐるりと肉を巻き始め、胴吹き目が
出始めています。親指の太さよりも一回り太い
です。台木を求める必要は全くないと思います。

接木した残りの枝を挿し木。
五島の椿です。

小田原ヤブの挿し木。
ほとんど発根しているようです。



庭の接木など − 6/22

       毎日少しずつ接木をしています。 庭の入り口の太い木に、色々な椿を接いで、
        庭に入ってきた時、 花の美しさを鑑賞したり、 生け花にしたいと考えて、接いで

        おります。今日は絶対失敗しないようにビン接ぎを行いました。呼接ぎと大体似ております。
        呼び接ぎの場合は日よけを必要としませんが、ビン接ぎは、日除けをする必要があります。

        鉢でのビン接ぎならば日陰に置くことが出来ますが、庭木のビン接ぎはビニール袋を被せ、
        日除けをして、管理する事が大事だと、思われます。穂木も幹も平らに3〜4cm切り、形成層を

        合わせてテープで巻きます。私は幹や枝の途中にもビン接ぎをしますので、切断面に水が入らない
        ように、いつものローソクを垂らします。色々な枝の向きがありますので、ローソクを垂らすのに

        苦労することもあります。木の葉や指に垂らして切断面に流し込んだり、くっ付けて、水滴を防いでいます。
        色々な接木方法があります。時期や接木の場所に応じて、行ってください。私はほとんど、切り接ぎです。

        呼接ぎやビン接ぎは成功率は高いと思われます。慣れるまで、少し大変かなと思われますが。
        花のない時期ですので、最後に五島の花を載せておきました。ご覧下さい。
          


太い枝に黒椿と友の浦を接木。
黒椿は玉の(乃)浦との交配に使用する
予定です。

ビン接ぎ
2本ビン接ぎしております。さらに、太い枝のため
切り接ぎもしております。ビンの中の水を管理して
なくならないように、時々気をつけてください。

接木後はこのようにローソクで水滴が入らない
ように、ぐるりと垂らしておきます。垂らしにくい
場所があります。木の葉を利用して、流し込んで
ください。

青春のかおり
一休の自然実生。五島の岩永氏の
作出です。すっきりした花ですね。
色合いもすばらしいと思います。




ビン接ぎ
2本ビン接ぎしております。さらに、太い枝のため
切り接ぎもしております。ビンの中の水を管理して
なくならないように、時々気をつけてください。

接木後はこのようにローソクで水滴が入らない
ように、ぐるりと垂らしておきます。垂らしにくい
場所があります。木の葉を利用して、流し込んで
ください。

青春のかおり
一休の自然実生。五島の岩永氏の
作出です。すっきりした花ですね。
色合いもすばらしいと思います。

接木等 - 6/21

     いよいよ本格的に接木の作業に入りました。少し早いかと思いますが、穂木の硬さが
     今までの経験から、大丈夫と思える状態になってきましたので。私はこれはという大事な

     穂は庭木や鉢上の太い木に接いで保存しています。いつでも穂を取って接げる状態にして、
     さらに、どこにどんな品種が接いであるかも、すぐに分かるように庭木ごとに、あるいは鉢ごとに

     分類して植えてあります。庭木に接ぐ時には必ず、1品種を2〜3本接いで、絶対1本でも活着
     して、保存できるように接木します。庭木に接ぐ際に、ほとんどの枝を切ったり、切り詰めますので

     もったいないかと思われますが、1本の庭木に多くの品種を接いだほうが、保存や管理の面で
     絶対有効な方法かと思われます。接ぐ庭木の枝を全部切ってしまうわけでは、、ありませんので。

     接ぐ庭木の枝が1〜2本残っていれば、十分です。また、多く剪定しますと、色々なところから胴吹き芽
     も出てきますので、相当大胆に枝を切って接いでも心配はありません。そのほうが、太い庭木の場合

     当然活着率も良くなると思われます。注意することは、太い庭木の枝を全部切って接木しますと、木が
     弱ったり、最上部から枯れこみが始まる心配があるのではないか、と思います。多少は所々に短い枝を

     残して接いでみてください。これからは接木の適期です。管理に注意されて、秋の芽の伸長を楽しみに
     待ってください。


昨日準備した庭木へ接木
接木した下側に多少の枝を短くして残して接いでいます。

庭木に取り木した残りの枝に接木
相当太い枝に接いであります。胴接ぎのような
感じです。胴次の場合は、枯れ込まないのが、利点
だと思います。太い最上部に接いだ場合、数年後枯れだす
事があります。途中の胴に接ぐ場合は、今のところ
枯れないで、成長しています。

この接木は下側に枝を残して接いであります。
接ぐ下側に多少の枝が残っていても、接木には
ほとんど影響しないように感じられます。
ただし、下側の枝は短く切って、成長をストップ
させておいた方が、無難と思います。



接木等 

     台風の影響は大丈夫でしたか。特に接木した新芽が心配でしたが、それほどでは、ありませんでした。
     今日はこれからの接木する庭木を剪定し、接ぐ準備をしました。庭木の場合は大変太いですので、

     必ず小枝を数本残し、全部枝を切りません。ただし残した枝は、短く切っておきます。上から見ますと、
     裸になったように、丸坊主に見えます。 明日から、是非保存しておきたい品種を、接いでいきます。

     これだけの太さの庭木に接ぎますと、3本で50品種位は接げると思います。外での管理ですので、
     いかに管理するかが、成功の分かれ目になると思います。寒冷紗やダンボールなどで日除けに注意して

    最初の1ヶ月間大事に管理します。長い竹の棒を立て、寒冷紗を竹に吊るし、ダンボール等でさらに日除けを
    しながら、時々ビニール内の新芽の状態を観察します。場合によっては、時々霧吹きなどして、湿度を保つ

    ように気をつけています。夏の接木は暑さとの勝負ですね。いかに、蒸らさないで、管理し、新芽が伸びる
    状況を整えるかが、一番大事な事だと思えます。大きな鉢に植えて、日陰で管理できる接木ですと、楽なのですが。


明日からの接木に備えて剪定した庭木。

どうように、胡蝶侘助の庭木です。

山茶花の庭木です。

接木等
      今日は台風が上陸し、これから関東方面を横切っていくとの予報です。大事なものは
      棚から下ろして、枝が折れないように、管理されてください。今日は気に入った品種の
      
      芽が伸びて、剪定をしましたので、少し接木をしました。椿の本や、色々なブログ、ホームページ
      等に沢山接木の仕方が、書かれていますので、私が詳しく書くまでもないと思われます。

      穂木が完全に茶色にならなくとも、ある程度の硬さが、ありますと活着するようです。程度
      問題ですが。そのためには、数年繰り返して、これなら大丈夫だと確信できるように、経験を

      詰まれるといいですね。失敗しても、毎日1本ずつでも接がれて、様子を観察するのも楽しみ
      では、ありませんか。接がれる時はビニール袋に月日を書かれておくと、便利かと思います。

      私の接木をご覧下さい。誰もが行っています接木と同じかと思います。最も大事なことは、接いだ
      後の管理ですね。 そんなに難しいものでは、ないと思います。活着するために必要な湿度と

      置き場所が大事ですね。夏の接木では、温度は心配ありませんので、とにかく湿度と蒸れないように
      管理することです。そして、出来れば透明か、半透明のビニール袋がいいですね。中の状態が

      いつも確認できますので。明るい軒下や、直射日光の当たらない場所で管理してください。
      ビニール袋は、安全にするために、少し大きめのほうが、 蒸れを防ぐのに良いと思われます。



1本の木に色々接木。

胴に接ぐ場合は写真のように、台木の胴と穂木の間に
隙間が出来ますので、次の写真のようにローソクを
使用します。

このようにローソクを垂らして、水が入らないように
管理します。太いローソクで垂らしますと、簡単に
終わります。垂らしにくい場所は、手に垂らして
くっ付けるとか、葉を利用して、流し込むように
しています。


透明か半透明のビニールがいいですね。
中の状態がわかりますので、管理しやすいです。

このように針金を用いて、ビニール袋をかけています。枝が斜めの場合は難しさがあります。
水滴が完全に袋を伝わって、下に流れないで、接いだ新芽に落ちる場合があります。
そこで、枝が直立になるように、鉢を傾斜させるか、ビニール袋をピーンと張り、緩めないで
被せてください。ビニール袋の中に水を少し入れて、湿度が保たれるように、管理しています。

今している作業

      明日から台風の影響で、接木など心配です。すべて外で管理しておりますので。せっかく新芽が
      伸びてきていますから、ここで激しい風雨にさらされると、新芽が折れてしまうのでは、ないかと

      大事な品種の接木は家の中れて入れております。現在しております作業は、接いだ袋に穴を開けたり、
      ナイフで切り裂いて、外気に慣らしているところです。また、遅いと思いますが、これからする挿し木

      よりは、取り木のほうが何倍も成長が早いので、最後の取り木をかけております。発根は遅れると
      思いますが、来年の5〜6月頃に外す考えでおります。さらに、夏から秋にかけて接木する太い根や
      取り木を1本1本鉢に植え替えて、接木の準備をしております。植え替える時できるだけ、土を落とさない
      鉢に植えかえております。あと、10日もしますと、接木をする予定です。6月下旬から10月までの長期間

      接木が可能ですので、失敗など全く気にしなくて良いと思います。上手くいかなければ何回も繰り返して
      やり直すことが出来ますので。 最後に、玉の(乃)浦系の品種の施肥は、これからは行わずに、

      花の様子を観察されて見て下さい。これから秋にかけて施肥をしますと、白覆輪の出方が芳しくないかも
      しれないと、聞いたことがありますので、確認するつもりです。接木の際は、斑の入った品種は区別して

      接木をすることが大事かと思います。ナイフやハサミの使用にも注意が必要ですね。