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          岩永 章氏の発表作品  − 紅栄 − 五島の椿

                       今年最も厳しい寒さになりました。水道も水が出ない状態でした。椿の花弁も黒ずんでいます。
                       今日は長年掲載しております五島の岩永氏発表の紅栄をご覧ください。この品種は岩永氏の

                       実生作品の初期の頃の素晴らしい品種かと思います。農赤色の筒咲、この時期に咲き出します
                       ので比較的早咲きの品種かと思います。発表以来すでに10年以上経過しております。岩永氏

                       発表作品の中でも秀でた椿の部類に入るのではないでしょうか。私の家では挿し木や接ぎ木で
                       かなり多くの苗木があり、実生苗も育っております。庭木で太い紅栄に取り木をかけて多くの種子

                       を毎年得て蒔いております。これからはこの紅栄の実生苗を多く誕生させ、新花を作り出すことに
                       力を入れたいと思います。吉兆は唐子の部分がはっきりと写っていますので再びご覧いただきたいと

                       思います。

                       


紅栄  岩永 章氏発表 正面より

紅栄 ー 斜めより

蕾の状態 ー 長筒咲き

吉兆

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        庭に咲く花
                  今日は黄色椿を家の中に入れて管理を始めました。多少葉が傷んでいましたが、枯れずに済むようです。
                  原種は冬の管理が必要になります。同じ地域の人の原種は外に出しっぱなしでも枯れないようです。

                  写真の乙姫は中部の品種です。白斑の入った可愛いはなです。宝の華は新潟の椿華園より入手して15年
                  以上経過しております。底白の綺麗な花です。吉兆は大阪より入手。唐子咲の淡い桃色。毎年忘れていました

                  花が庭のどこかで咲き出してくれます。椿を始めた頃はとにかく庭木にかなりの品種を接ぎましたので、今でも
                  どこかで毎年咲き出して名札を取り付けるのに苦労しています。1本の木に何種類と接いだりしましたので

                  鉢苗が枯れても、生き残って忘れかけていました花を思いださせてくれます。これから1か月は1年中で最も
                  寒さが厳しい時期になります。風邪に気お付けて、体を大事にして過ごしてください。暖かくなって挿し木や

                  接ぎ木をしてください。風邪をこじらせますと、大変です。油断しないでお過ごしください。最後に対馬の娘は良い
                  花に思えます。この花も新潟より入手して15年以上経過しております。

   


対馬の娘 ー 対馬産の野生ヤブツバキ

乙姫 猪口咲き、極小輪、濃桃色に白斑の椿

宝の華 − 淡桃色 底白 一重 筒咲き

吉兆 ー 淡い桃色、 唐子咲き


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              庭の花
                     あと一ヶ月しますと接ぎ木用台木と鉢用の挿し木が始まります。この時期の挿し木の狙いは短期間で
                     台木にでき、鉢用として1年目から花を咲かせる挿し木をいたします。両方とも太いものは親指と人差し指

                     を丸めた位の太さです。昨年は1年目で花を咲かし、2月に挿した台木は10月に接ぎ木をして、現在青々
                     とした芽ガ見られます。数年前から台木用としてはヤブ椿の枝を挿しております。30cmくらいの長さの枝を

                     半分くらい挿しています。用土は鹿沼土の細粒と桐生砂または蝦夷砂に赤玉の小を適度に混ぜております。
                     鹿沼を5、桐生を2、蝦夷を2、赤玉を1位の割合で混ぜています。鹿沼だけでも、ほかに色々混ぜても発根

                     すると思います。深めの鉢に植えて2〜3月までビニールで寒波を防いでいます。時折温度が上がる時があります
                     ので、半日陰の場所に、4月からはビニールの上部を空けて管理しています。100%発根は難しいかもしれません。

                     それでも、半分でも発根すれば大成功だと思います。相当の太さの挿し木ですから。私は11月〜12月に剪定した
                     庭木の枝を100本くらい挿しております。10月〜11月にかけては200本程度の太い曲のある枝を知人からいただき

                     鉢で挿しております。さて、写真の対馬の娘は筒咲きの気に入った花です。八重日光は昨年から咲き出しました。
                     日光と月光がありますが、月光の方が好きだという方もおられます。夢の扉は実に良い花です。五島の田中 範彰 氏発表

                     の作品です。青い珊瑚礁は昨年紫色〜どす黒い花色に変化しました。紫の花色は固定しにくいために友達に差し上げる
                     時詳しく花色の出方を話して差し上げております。相当太い木になりますと、驚くような花色になることもあります。

                     長い間楽しんでおりますと色々な場面に出会い、季節季節に何をしたらよいか学べることが出来ます。それも今まで
                     全く知らなかった新しい発見が見られるようになることもあります。色々な面で難しい時代に入っております。椿の
                     分野でも同じだと思います。コツコツと種子を蒔いて新花の誕生に夢を馳せるのが最も早い楽しみ方」もしれません。
         


対馬の娘  紅色 一重 筒咲き 小輪
対馬産の野生ヤブツバキ

ヌッチオ・ベラロッサ
紅色 千重咲き 大輪 アメリカ

八重日光 
唐子咲き 肉厚 小輪

寒菊 − 今咲いています

湊晨侘助  − 下総侘助の自然実生

姫侘助 − 一重の猪口咲き 極小輪〜小輪
12〜3 月咲

夢の扉 − 五島 − 田中 範彰 氏発表

青い珊瑚礁 - 昨年は紫色が良くでました。

田中 範彰 氏発表
とても整った椿だと思います。

昨年の9月台木用に挿し木
今年の9月に接ぎ木する予定

挿し木苗を植え替えて9月の接ぎ木準備
取り木の台木も植え替えました。
植え替えた挿し木苗は小指位の太さです。
取り木の台木は親指の2倍くらいの太さです。


        新年明けましておめでとうございます。今年も昨年より明るくより良い年であるといいですね。世界的に変化しつつあるように
        思えます。非常に混沌とした状況にあり、先の読めない世界情勢ではないでしょうか。どのようなことでもバランスのとれた

        状況でなければなりません。経済、国際関係、貿易、人々の生活状態、あるいは友達関係、会社の仲間たちとに関係においても。
        人生は長い航海に例えられますが、永遠に幸せであることはあまりないのでは。必ず何かの障害にぶつかり、苦闘し前進

        していくのでは。私が述べるまでもなく、お互いに周囲の人たちを大事にし、明るい社会を築いていけるといいですね。
        さて、最初の、サニー・サイドは日本人好みの花と言われています。紅栄の取り木に接いで蕾が3つ紅栄は10個ついております。

        秀欄や以津の夢、楼蘭など私が好きな花が裂き始めております。乙女ラッキョウは五島の田中氏から送られてきました。大事に
        育てて昨年の12月に咲き出し、いまも咲いております。種子が出来ておりますので今年の春に蒔いて見るつもりです。

        残りの赤花2種は五島の種子より咲いた実生花です。多くの実生の蕾が見られます。これはと思う花の枝に特徴と咲いた年月日を
        付けてまとめる予定です。名前が全部付きましたら一度に御覧いただく予定です。遅くなりましたが、今年もよろしくお願いいたします。


サニー・サイド

乙女ラッキョウ 五島 田中 三義氏より

五島の種子より

五島の種子より




(12/20)

                       五島の田中三義氏より半年前に送られた糸ラッキョウの花(乙女ラッキョウ)が遂に咲き出しました。
                       いつ咲き出すか待ちに待った花です。毎日一生懸命管理して、昨日蕾が開花しました。

                       糸ラッキョウ(紫色)は昨年までたくさんの花をつけましたが、今年は株が増えすぎて1輪だけしか
                       咲きませんでした。来年数鉢に植え替えて管理するつもりです。田中氏に色々管理方法など教えて

                       いただき育てております。白花の糸ラッキョウもたくさん増やしたいと思っています。次に覆輪秋の山
                       は桃色地 白覆輪 紅色縦絞り 一重の花です。秋の山の枝変わりだと思います。

                       一子侘助ですが、1本の枝だけ斑入りの花が咲き出しました。3年続けて斑入りの花が咲きましたので
                       来年から増やすことを考えております。 今日はユキツバキを接ぎ木しました。この花は10月頃咲く早咲き

                       の花で近くの丘で見つけました。自然実生かどうか分かりませんが、早咲きの気に入った花です。今年も
                       10日あまりになりました。風邪に注意されて、元気でお過ごしください。


乙女ラッキョウ 五島 糸ラッキョウの白花
田中三義氏より送られる

覆輪秋の山 ? 挿し木3年目

一子侘助 ? 1本の枝に斑入りの花が咲き出す



(12/14)
 
             庭の花等
                            12月も中旬になりました。今年も残り少なくなりました。庭では実生の花が少しずつですが
                            咲き始めました。ある程度確認して掲載しようと思います。色々な場所に実生苗を植えたり

                            管理してありますので、この数年で御覧いただける新花が誕生するのではないかと」期待して
                            います。鷺浦は玉之浦の実生で白花ですが、上五島の荒木氏も白花を発表しております。

                            鶴姫からは花咲く未来が誕生しております。この花は小輪のきれいな花です。10月の接ぎ木は
                            活着が良く、管理もしやすいです。秋接ぎは春接ぎよりも管理の点で非常に楽であると思います。

                            秋接ぎの、ほとんどは庭木や鉢苗の枝に数本ずつ接いだものです。遊び心であちこちの枝に接いで
                            います。この時期には完全に活着して生き生きとして」おります。来年の2月下旬から3月の中旬

                            ぐらいまでにはビニール袋に穴をあけて、外気に慣らし、4月までにはビニール袋を外してしまいます。
                            今年は庭木にアザレア椿の太い枝を呼び接ぎしたり、陽の岬、白孔雀、覆輪乙女、黒椿、 千代の春

                            等色々接いで鉢苗をできるだけ少なくしたいと考えております。接ぎ木の写真で白いビニールテープ
                            が見られますが、滴が接いだ箇所や芽の上に落ちないように上にかけています。大変効果的でした。

                            来年の1月下旬より台木用と鉢苗用の挿し木を考えております。椿の繁殖は1年中可能でですが、
                            なんといっても、実生苗からの新花の誕生に勝る喜びはないと感じております。


鷺浦 ー 五島 岩永 章氏

鶴姫-花咲く未来が鶴姫の実生から誕生

10月の接ぎ木 ? 3本接いであります。

花咲く未来鶴姫の実生




(12/9)

                  すでに12月中旬です。あちこちに椿の花が見られるようになりました。皆さん方の庭にも咲き出したのではないでしょうか。
                  夢と初嵐は園芸品種ですが、春の女神は五島の岩永氏の発表品種です。全体的に私が気に入って増やしている品種の

                  一つです。きりっとした整った花だと思います。岩永氏は実生中心の趣味家ですが、何十年と種子を蒔き続け新花を誕生
                  させております。五島のヤブ椿の美を追い求めてこられました。相当勉強し学んでこられたと思います。五島の素晴らしい

                  椿の環境が存在していることも事実ですが、岩永氏の椿への情熱と継続する努力が実を結んだものと考えております。
                  私の庭にも岩永氏から送られてきました種子苗から新しい花が咲き出してきました。この取り組みはすでに7?8年以上

                  経過していると思います。岩永氏の新花と同じくらいの素晴らしい花を求めていますが、なかなか難しい気がいたします。
                  いつの日かを夢見て頑張り続けたいと思います。


夢   開花直後の花です。

初嵐 初嵐白玉初嵐嵯峨 か分かりません

春の女神  五島  岩永 章氏 発表 (昨年の花)



(12/1)

             庭の花等

                       アザレア椿はいいですね。早咲きで交配種として大変楽しみな椿だと思います。まだ、これから咲き出す
                       蕾もあります。3?4品種の椿と交配をしました。種子が得られれば良いのですが。

                       イワナガズ・ドリームは実生苗に接いで5年経過しています。取り木や挿し木の太い枝につげば
                       見栄えが良いのですが、曲の面白さは楽しめません。この品種は果実が大きいそうです。
 
                       箱根シダは最近入手しました。苔で覆って育てています。苔もシダも長く育てることが難しいかも
                       しれません。できるだけきちんと管理をして楽しみたいと思います。栽培経験がありませんので

                       枯れるかも。なんでも自信をもって育てるには5?10年かかるかもしれません。ツバキ、梅、桜から
                       山草等も趣味の仲間に入ってきました。椿の種子が発根してきましたので、明日発泡スチロール

                       に入れて管理をする予定です。来年の3月中旬に鉢に移す予定です。今年も実生苗から花が咲き出し
                       ました。楽しみな時期です。種子を蒔いて5?6年経過しています。これからは毎年新花が咲き続ける
                       と思います。どんな花が咲いてくれるか毎年楽しみでもあります。

                       


日高の輝き  ? 沖縄 日高清宜氏
   
    8月から咲き続けています。この花粉で
    交配をして楽しんでいます。

イワナガズ・ドリーム 岩永 章氏

白侘助

     ほんのりと香りがします。

箱根シダ
      
     水苔や杉苔と一緒に植え付けています。
       



(11/28)

     庭に咲く花
                
                  大分寒くなりました。あちこちで早咲きの椿の花が咲き出しました。最初の花の十字星は
                  新潟の椿花園さんより求めたものです。白覆輪の入り玉之浦系の花かどうか分かりません

                  が、発表以来10年以上は経過していると思います。葉変わり花の鋸葉の花は珍しい椿の
                  類に入るのではないでしょうか。ジローは沖縄の宮古島の椿で砂川次郎氏の発表作品です。

                  今後とも宮古島の椿を多く掲載して宮古島の椿を多くの方々に知っていただき、育てていただきたい
                  と考えております。鷺浦は五島の岩永氏の発表作品です。玉之浦の実生です。上五島の荒木氏

                  も玉之浦の白花の実生作品を発表しております。これからの椿の楽しみ方では交配による新花の
                  誕生に日本中の椿の愛好家の人たちに頑張っていただきたいと思います。5年10年とかかるかも

                  しれませんが、お互いに頑張って、数年後このような花が咲いたよ、と感激する日々が来ることを願っています。


十字星  ? 椿華園より
       薄桃色、紅吹掛け絞、白覆輪

葉変わり花 ー 鋸葉

ジロー ー 沖縄 宮古島の椿
        砂川 次郎氏 発表

鷺穂 ? 五島 ? 岩永 章氏

(11/24)
                 庭の花

                         取り木の太さは挿し木の6?7年あると思います。すべての枝を切り落とし、6品種接いであります。
                         ほとんど同じくらいの枝の挿し木や取り木をしながら観賞用の鉢苗を目指しています。ひとつひとつ

                         何か試みるようにしております。椿をあと10年やってもまだまだ技術的には専門家の半分にも及ばない
                         と感じております。それでも夢中で何かに取り組んで新しい発見を得ることは楽しいものです。今年も種子苗

                         から新花が咲き出します。どのくらい咲き出し、どのくらい鑑賞価値があるか分かりませんが、毎年毎年
                         新花誕生を期待しながら、1年が経過していきます。そこには待つ喜びと継続への力が湧き出てくるのだと

                         感じております。これはと思う花が咲き出しましたら、数年間発表しないで自分で大事に育てていきたいと思います。


隠れ磯 ( 京の誉)
 白覆輪 一重 平開咲き 

日本の誉 
淡紅色地 白覆輪  一重
絞臘月 シボリロウゲツ))枝変わり

楼蘭
桃地に底白 一重 椀咲き 

取り木
6本すべて接ぎ木。紅栄、タマ・グリッターズ
祈りの女神、白西王母、 蔦の細道赤花等

(11/19)


                       9月?10月に接ぎ木しました葉や芽が生き生きとしており、安心できるのではないかと感じております。
                       庭木の枝をを1?2本切り、各枝に2?3種接いであります。一番確実な接ぎ木は庭木の枝をすべて切り

                       落として、1本だけ残し接ぐことだと思います。枝の太さにより接ぐ場所より下の枝は2?3本5?10cm
                       位の長さに切って接いでいます。相当太い庭木ですと、全部枝を切ってから接ぐと枯れる心配があるかと

                       思いいつも数本残して接いでいます。11月にも数品種接ぎ終わりました。庭木への接ぎ木は30品種、
                       鉢苗にも20品種位接いでみました。特に力を入れましたのはアザレア椿の接ぎ木です。数年後を目指して

                       期待したいと思います。1月になりますとすぐに接ぎ木や挿し木を毎年していますので、台木の準備もしております。
                       掲載しました台湾椿ですが、11月になり咲き始めました。葉が長めで厚みもあり、花は平開咲きです。

                       酸豆金剛院は福岡県の八尋晋作氏より送られた品種です。極小輪?小輪の部類に入ると思います。昨日咲き出し
                       ましたが、撮影の時鉢を落としてしまい、花弁が傷み以前撮影した花を掲載いたしました。筒咲のとても良い花で

                       気に入っております。袖の香は大島の尾川氏の作品と思います。香りがあり交配種として用いております。最後に
                       ストレチアは軒下に植えて10年以上経過。気温が1?2度でも枯れずに育っております。株分けをして配っております。

                       今年は桜の接ぎ木や挿し木にも挑戦し、それぞれ成長しております。1月に桜の接ぎ木をする予定です。
                       沖縄の日高氏より河津桜の苗木を送っていただき、育てています。沖縄の桜と交配した河津桜であると良いのですが。


台湾椿 〈大東茶)

酸豆金剛院 ( 昨年の花 )

袖の香 ( 大島 ) 太い木になりました。

ストレチア(極楽鳥花)


(11/19)


                       9月?10月に接ぎ木しました葉や芽が生き生きとしており、安心できるのではないかと感じております。
                       庭木の枝をを1?2本切り、各枝に2?3種接いであります。一番確実な接ぎ木は庭木の枝をすべて切り

                       落として、1本だけ残し接ぐことだと思います。枝の太さにより接ぐ場所より下の枝は2?3本5?10cm
                       位の長さに切って接いでいます。相当太い庭木ですと、全部枝を切ってから接ぐと枯れる心配があるかと

                       思いいつも数本残して接いでいます。11月にも数品種接ぎ終わりました。庭木への接ぎ木は30品種、
                       鉢苗にも20品種位接いでみました。特に力を入れましたのはアザレア椿の接ぎ木です。数年後を目指して

                       期待したいと思います。1月になりますとすぐに接ぎ木や挿し木を毎年していますので、台木の準備もしております。
                       掲載しました台湾椿ですが、11月になり咲き始めました。葉が長めで厚みもあり、花は平開咲きです。

                       酸豆金剛院は福岡県の八尋晋作氏より送られた品種です。極小輪?小輪の部類に入ると思います。昨日咲き出し
                       ましたが、撮影の時鉢を落としてしまい、花弁が傷み以前撮影した花を掲載いたしました。筒咲のとても良い花で

                       気に入っております。袖の香は大島の尾川氏の作品と思います。香りがあり交配種として用いております。最後に
                       ストレチアは軒下に植えて10年以上経過。気温が1?2度でも枯れずに育っております。株分けをして配っております。

                       今年は桜の接ぎ木や挿し木にも挑戦し、それぞれ成長しております。1月に桜の接ぎ木をする予定です。
                       沖縄の日高氏より河津桜の苗木を送っていただき、育てています。沖縄の桜と交配した河津桜であると良いのですが。


台湾椿 〈大東茶)

酸豆金剛院 ( 昨年の花 )

袖の香 ( 大島 ) 太い木になりました

ストレチア(極楽鳥花)





沖縄 宮古島の椿
    ジロー

  ジロー
          砂川 次郎氏発表
          
          私の知り合いの日高氏より送られました宮古島の新花ジローが花を
          咲かせました。沖縄県の花は日高氏より数品種送っていただき育てて

          おります。今日掲載いたしましたジローは宮古島の花では私にとっては
          初めての花です。少し撮影が 遅くなり、花弁の先端が少しよじれていま
 
          すがシベが綺麗でもう少し早く撮影すればよかったと感じております。
          薄い紫色がかった紅色の花です。日高氏はとても整った気に入っている

          椿であると評価しております。これからも宮古島の椿をご覧いただける
          ように努力したいと思います。砂川氏の今後の活躍を期待したいと思います。

          蕾が4?5個ついておりますので、再び掲載いたしたいと思います。
      


(11/12)
 
             庭に咲く花

                     少しずつですが咲き出してきました。今日も少しですが挿し木と接ぎ木をしました。寒さが厳しくなって
                     きましたので、ビニールを2枚重ねて接いでいます。 乙女椿は古い品種ですが感じの良い花ですね。

                     乙女と名の付く品種がいくつかありますが、5品種ぐらい育てております。本白玉は新潟の椿華園さん
                     より求めて20年以上になります。良く整った花で、好まれる品種かと思います。楼蘭は桃色地に底白、

                     一重、筒しべ、中輪。実生の里の秋も少し早咲の花でAランクまで届きませんが、見られる花かと思います。
                     自分の庭で育てるには限界にきており、知り合いの畑に植えさせてもらい、育てております。

                     今年から来年にかけての楽しみは実生の新花が咲き出すことです。たったの1つでも、今までにないような
                     花の誕生を期待しているのですが?


乙女椿
    人気のある花ではないでしょうか。

里の秋 ー 楼蘭実生
        楼蘭と同じ時期に咲きます。

本白玉
    清楚な花で、20年以上楽しんでいます。

楼蘭
    蕾が多く、感じの良い桃色地に底白の花



(11/7)

              少し早咲きの品種
 
                  アザレア椿以外9月初旬から咲き出す椿は私の庭ではあまり見られません。それでも2?3品種咲いてくれます。
                  アザレア椿と同じ時期に咲き出す椿(早咲き椿)を見つけては、1本の木に接ぎ木して自然交配が出来ないか

                  試しています。掲載しました最初の花は葵の上か蔦紅葉か迷っています。感じの優しい花で蕾も多くこれから満開
                  になりそうです。吉木の秋も他の花と違い特徴のあるツバキです。アザレア椿の交配を何本かしましたが、毎年1?2本

                  苗木が出来ることを期待しています。全国的には、かなり多くの交配種が誕生していると思います。今年庭木の太い
                  枝にアザレア椿を呼び接ぎし、上手くいったように思えます。来年には50cm位にまで伸び花が多く咲いてくれると

                  思います。2?3年後には接ぎ木や取り木で苗木がかなり増えるのでは? 最後のユキツバキは数年前に発見し
                  増やしております。庭木にアザレア椿とこのユキツバキを同じところに接ぎ木して自然交配を期待しています。

                  これからは、交配や自然実生の花に期待し、欲張らずに新花の誕生に期待を寄せたいと思います。


の上か蔦紅葉?
どちらか迷っています。

吉木の秋
早咲きの良い花に思えます。

ザレア椿 × 白玉 〈10月10日)
来年の春まで果実があるといいのですが?

近くの丘のユキツバキ (早咲き)
この椿は9月より咲き出します。アザレアとの
交配用に利用したいと思います。



(10/20)

                  今の作業 → 挿し木

                来年用のために知り合いの人から太く曲のある枝を20本ほどいただき、挿し木をしました。今年はすでに2月、5月、8月、10月
                と200本ほど台木用や鉢苗用として挿しております。今年の感じでは夏の2?3枚の葉を残して挿す必要はないと感じております。

                五島から1月?2月に送られてきます枝を毎年挿しております。ほとんど発根しております。5月の挿し木も良い結果を得ております。
                8月?10月の挿し木も結果は良いです。今年の2月の太い挿し木の台木に角度を変えながら半年くらい鑑賞できる品種を接ぎました。

                相当の太さで、9か月経過していますが、完全に発根しているか分かりません。来年接ぐより今年接いだ方が早く花が咲くだろうと
                思い接いでみました。比較的太い挿し木をすると同時に接ぎ木をしても発根し接いだ芽も伸びてきますので、9か月経過すれば

                接いでも活着するだろうと感じております。色々な挿し木や接ぎ木の仕方があると思います。自分に合った方法で行うといいですね。
                挿し木、接ぎ木をいつでも出来るようにしておくことと、取り木の技術が出来れば1年中椿と楽しめると思います。以前葉だけを挿して

                発根したことがありました。これは単なる遊び心でしたが、どんなことも試されますと、いつの日か過去の試みが実を結ぶ時が
                来ると信じております。


                


沖縄の日高氏よりいただいた椿
なかなか良い花です。

10月の挿し木
30cm、親指大、水はけの良い用土用いる

10月の挿し木
10品種程挿してあります。(台木用)

出雲大社の庭木に友の浦を接ぐ
花芽がありますので来年咲きそうです。



(10/8)

           沖縄より    アザレア椿の実生 → 日高の輝き 

                     昨年度掲載いたしました沖縄県の日高清宜氏作出のアザレア椿の実生です。8月に一度咲き10月に
                     再び咲き出しました。蕾が多く交配に適しています。成長も良く太い庭木にや鉢苗にも接いで交配を目指しています。

                     日高氏の実生第二号も

                     花芽を持っていますので咲き次第掲載したいと思います。日高氏はとても熱心な植物愛好家で一度4月下旬に
                     訪問させていただきました。ツバキや桜など挿し木や接ぎ木などされて、増やされていました。

                     また、夏エビネも育てているようです。ネットに写真が掲載されていました。最近日高氏より沖縄の早咲き椿を送って
                     いただき日高の輝きと交配する予定です。今日は桜と梅の接ぎ木をしました。
                     
                     時期的にどうかと思いますが、失敗しても来年行えますので、実験のつもりで行っています。椿は挿し木や接ぎ木は
                     1年中行っております。

                     失敗もありますが、1?2本成功しますと、接ぎ木で満足できるほど増やすことが出来ます。とにかく、どんな時期でも
                     挿し木、挿し木が出来ない時は接ぎ木( ビン接ぎ、呼び接ぎ等)、大きくなったら取り木で増やせると思います。

                     桜も接ぎ木ですぐに大きく成長し増やせます。今接いでいます品種は比較的有名な全国の花を接いでおります。
                     すでに1か月経過し枯れていませんので、期待しています。最後に、この時期は椿の接ぎ木に適していると思います。
                    
                      この1週間で庭木や鉢苗に50品種程接ぎました。温度も20度以上あり、暑くもなく曇りがちで活着する条件が
                     整っていると思います。自分の好みの品種をあちこちに接いで絶やさないように管理したいと思います。


アザレア椿 → 日高の輝き
  沖縄県 → 日高 清宜氏作出

日高の輝き
蕾が多く見られます。

桜の接ぎ木 → 今年の1月接ぐ
袋で日陰してあるものは9月に接ぎ木

梅の接ぎ木
9月に接ぐ → 緋梅性と青軸性等接ぐ



(9/24)

         五島の山草と椿の種子苗等

                昨日掲載しました下の花は島シャジンでした。訂正いたします。今日掲載の糸ラッキョウ〈紫花)は混みすぎて
                花芽があまり見られません。普通の食べるラッキョウと同じように株分けをしませんと球根が小さくなり花芽も

                付きにくくなるように思います。次に五島の椿の種子を岩永氏より毎年送っていただいた苗が4?5年で花芽を
                付け出しました。毎年新花が見られるようになるかもしれません。種子を蒔いて4?5年かかりますが、その後は

                毎年順次咲き出すと思いますので、ある程度管理できる数の種子を蒔いておきますと、毎年期待が持てます。
                最後に今年の9月に挿した庭木の枝です。自分の経験ではほぼ発根してくれると思います。2月から挿し続けて

                おります。私の知り合いの人の話では9月?10にかけて挿しますと良い結果が得られると話されております。


糸ラッキョウ 〈紫花)
こんなに増えますと花芽があまり見られません。

五島の種子を蒔いてから4年目
花芽が見られるようになりました。

今年9月中旬の挿し木
100本位あります。色々な品種名を葉裏に
書いてあります。(30cm位の長さ)


(9/23)

         五島の山草と 挿し木の挑戦

                  花々が好きなので時々色々な場所から山草を送っていただいております。今日は以前にも紹介いたしました
                  五島の田中 三義 氏より送っていただいた島シャジン白花糸ラッキョウです。月見草は種子も送っていただき

                  たくさん芽を伸ばし大きく育っております。糸ラッキョウは数年前に紫色の株がふえて100株位になりました。
                  沢山増えすぎて花芽があまり見られません。株分けをしなければならないと思います。白花糸ラッキョウは

                  比較的少なく貴重品のように思われます。今年送っていただきましたが、花芽が見られます。沢山増やして
                  育てたいと思います。次に挿し木苗ですが、5月に剪定した西王母の枝を数本挿しました。すでに発根しております。

                  太い枝ですので、数品種接いで観賞したいと思います。こんなに太い挿し木が出来ますので剪定した太めの枝は
                  枯れても良いと思い、挿しておくものですね。台木用にもかなり太いヤブ椿の枝を挿しております。ヤブ椿を挿す理由は

                  ハサミやナイフが使われていませんので、ウイルスが入ってないので安心かと思うからです。最後に小笠原ヒメ椿は
                  伊豆大島より入手いたしました。最近大島のブログを見ましたら、アザレア椿との交配に小笠原姫ツバキを用いて行っている

                  〈行う予定か?) 情報を得ました。私もこの椿を20年前に庭で育て挿し木でも増やしました。アザレア椿との交配に成功
                   しますと、かなり期待できる花が見られると思います。私も来年には交配をして期待したいと思います。家では気に入った

                  品種を挿し木、接ぎ木と楽しんでおります。
                   


島シャジン
( 訂正しました)
      五島 → 田中 三義 氏より

白花 糸ラッキョウ 
       五島 → 田中 三義 氏より

西王母 の挿し木 (5月挿し

小笠原ヒメ椿
伊豆大島より




今年の五島魅惑椿
  再掲載 ( 6/2 )


                     いよいよ接ぎ木、取り木が可能な時期になりました。今年は半月ほど植物の成長が早いのでは
                     ないかと思います。これから枝の剪定も行います。茶毒蛾がすでに発生しております。

                     庭木を観察してみてください。どこかで発生しているかもしれません。これからますます発生する
                     可能性が高くなりますので注意されてください。せっかく新芽が伸びてきて喜んでいますと

                     朝になって葉がほとんどなくなっていることも経験しております。6月20日以後には接ぎ木や挿し木が
                     出来る季節になります。どの品種を増やすか今から考えるのも楽しみだと思います。
                     


青春の輝き -  岩永 章氏 発表

紅湖畔 − 吉田正美氏 発表
        命名者→岩永章氏


旅愁 ー 五島産 − 岩永 章氏発表


今年の五島魅惑椿  再掲載 ( 5/31)

                    アジサイの季節になりました。今年は少し早く咲き出しました。近くの売店で少し変わった花を探して
                    求めています。アジサイは簡単に挿し木が出来ますので、増やすことは楽です。公園などで花が

                    咲き終えましたら剪定をしますので枝を分けてもらい挿し木をすると楽しみだと思います。五島より
                    姫月見草のピンクと白花が送られて今日鉢に植え替えました。花芽があり咲き出しそうです。

                    近くの野山に咲く月見草は黄色が多く咲いていますが、白花は少ないと思います。種子も蒔き1か月
                    も経過しますと芽が伸びてくるくるかと思います。百合の花も咲き出しそうです。今年は種子を蒔いて

                    初めての開花となりそうです。桜の挿し木も適期かと思います。挿し木をされてみてはいかがでしょうか。
                    取り木や庭の桜の木に今日も接ぎ木をしました。管理さえ良ければうまく活着すると思います。

                    桜の成長は早いですので、接ぎ木をしますと綺麗な桜の花が見られると思います。


珠姫 − 五島 ー 岩永 章氏 発表

かくれんぼ − 五島 − 岩永 章氏 発表

アジサイ − 自宅に8品種
挿し木は簡単に〈15日ぐらい)発根するのでは




今年の五島魅惑椿
  再掲載 ( 5/30
 )

              昨日5月16日からのページが消えてしまい再び五島の写真を再掲載しております。復活させようとしましたが
              半月だけキャシュでうまくいきました。残るページはこれから試してみますが、再び書き直す予定です。

              出来るだけバックアップしておくように心がけるつもりです。接ぎ木を試していますが10日ほどで確認できると
              思います。今は桜の挿し木と接ぎ木をしています。八重の大島桜や松月、ウコン、河津桜など接いでおります。

              桜の接ぎ木時期ではないと思いますが、数回試す予定です。挿し木は新芽が伸びてきました。これからも桜の
              挿し木時期だと思います。大島椿は挿し木の発根率が高いように思います。小指大の枝をこれから挿す予定です。
             


慈光院 → 発表者 → 巨海 基代氏

五島の春(仮称) − 田中 範彰氏発表

たらちね 作出者 岩永 章氏

アジサイ − てまりてまり


今年の五島魅惑椿〈 弟5回)  再掲載 〈 5/29

                 今日は上五島の荒木氏から届けられた花の再掲載です。紅玉姫はおそらく玉の〈乃)浦との交配であると思います。
                 省吾は荒木氏のお話では華道家の假屋崎省吾氏の名前からなずけた品種とのことです。良い花だと思います。

                 数日前から庭ではアジサイが咲き始めました。椿の花が咲き終わりアジサから山百合の花へと庭の花も変わって
                 いきます。7月の下旬頃にはアザレア椿も咲き出してくるものと思います。私の知り合いの人は数日前から接ぎ木を

                 始めました。色々工夫しているようです。私も今日都鳥を接いでみました。少し早いかなと思いながら----.


紅玉姫    荒木 広太氏発表

         紅栄の実生

省吾 − 上五島産
上五島の荒木 広太氏 発表

アジサイ  −  未来

数年前から近くの植木屋で数種類求めています。
この未来は新潟の知り合いの方から送られた
一鉢です。良い名前だと思います。

アジサイ  
椿の花と同様小さな花が」好きで
比較的小さな花を集めております。
アジサイは挿し木がしやすく1本ありますと
何本でも増やすことが出来ます。


省吾 − 上五島産

 省吾 − 上五島産

極淡い桃色の花のようで、シベの美しさとともに
この花を引き立てております。
省吾 ー 命名者→ 假屋崎省吾

この花色は写真でははっきりと
分かかねますが、極淡い桃色の

ように思えます。このような色合いは
私の好きな色合いです。この花のネイミングはテレビ等で活躍されて
います華道家の先生かと思われま

すが。すっきりとした感じの良い花で五島の大地の素晴らしさをあらためて認識させ

ていただきました。挿し木や接木で増やされ
保存されておくといいですね。来年咲き

出しましたら、大きさや花色、その他の
特色を再びご紹介したいと考えております。

山王滴 − 上五島産

玉の(乃)浦系の花は時期により白覆輪が
薄れることがありますが、長く観察させれて

ください。気候現象や色々な要因で起こると
考えられます。
山王滴 − 上五島産

撮影時期がいつかか分かり
ませんが、濃赤色の覆輪が

入ったよい花ですね。新花が
誕生しましたら、1年目はなるべく
花を咲かせずに、2〜3年目に
鑑賞されると良いと思います。

2年目から2芽を残し9月中旬
ごろより挿し木や接木をされて

出来るだけ保存されるようにすると安心できると思います。
もちろん7月でも良いのですが
確実に成功させるためです。

椿の楽しみ  − 4/30


            五島より新花の頼り届く

             いよいよ5月を迎えようとしています。椿の花も咲き終わりそうです。この時期に咲き出す
             花もありますが、今まで咲いていた花が咲き出しますとあまり綺麗とは言えない花も見られます。

             2〜3日前に五島より写真と手紙が届きました。掲載が少し遅れてしまいました。今日の五島の花は
             2品種です。写真の状態から今咲いている花か確かではありません。


椿の楽しみ 5/15

             今年の五島魅惑椿  再掲載 


            ほとんど椿の花も咲き終わりました。このために6月?7月に咲き出す椿の花を作出したいですね。
            アザレア椿の実生に期待をかけ、できるだけ種子を採取するように心がけております。椿仲間の人

            達にも協力していただいております。今日は五島の心に残る椿を再掲載してご覧いただきたいと思います。
            春の女神 (岩永 章氏発表)です。今まで何十品種と発表されてきましたが、五島のヤブ椿が自然

            交配しておりますので、毎年自然に落ちた種子から芽を出し花が畑で咲き出すこともあるそうです。椿の
            仲間たちにも種子を配りその種子から花が咲いだすのも近いようです。ここまで来ますと次から次へと新花

            が期待できそうですね。最近は椿の花が出回りすぎて、これはすごいといった花でないと感動を覚えなくなって
            きているように感じます。その点ヤブ椿は飽きがこないで、いつまでも魅力を感じる花であると思います。

            岩永氏は園芸品種に目を向けず五島のヤブ椿に全力を傾け全国に五島の椿の魅力を発信し続けてこられました
            種子を何十年と蒔き続けてこられた努力には頭が下がる思いまです。今日の写真で2番目は呼び接ぎの準備です。

            太い庭木を鉢に植え桜島黒神みちのく侘芯を接ぐ予定です。小指と鉛筆大の太さがありますが台木が
            太いですので、来年には活着すると思われます。3番目の花はザクロです。相当の太さの枝を取り木しました。

            花が咲き出し秋には実がなりだしますと風情があり楽しみです。最後の写真は種子が芽を伸ばし始めました
            植え替えるときはすべて芽を伸ばしておりましたが、寒さが来ても良いように4月中旬に植え替え全部土を被せ

            最近芽が見え始めました。4月でも時々寒さが来ますと新芽が黒ずんできますので、植え替え時期を遅くしています。


春の女神 ?岩永 章氏発表
良い椿が誕生するものですね。

呼び接ぎの準備 台木に少し深く
            くいこませます。。

ザクロの取り木 果実がいいですね。

種子苗の芽が見え始めました。
4箱に200本近く植えこみました。



椿の楽しみ5/11 


              夢の扉 ? 五島 ?  田中 範彰氏 発表

                   昨日五島の椿が咲き出しました。夢の扉です。五島の田中 範彰氏 発表品種です。ほとんど咲き終わって
                   いますので、今年見られる最後の花のひとつになるかもしれません。ヤブ椿で今頃咲いても本来の良さを

                   失っておりません。プリンセス・マコや望洋等ヤブ椿の美しさを追い求めているようです。次に昨年9月に接ぎました
                   芽が写真のように伸び始めています。すでに3月から外気に慣らしていますので枯れる心配はありません。

                   秋接ぎの良さを感じます。ほとんど苦労せずに管理が出来ます。沖縄県の日高氏の第2作目のアザレア椿の実生
                   が花を咲かしましたが時期的に遅かったために写真を撮る前に落下してしまいました。花弁がすべて落ちてしまい

                   今年は花の撮影が出来ませんでした。苗だけ掲載いたします。八重咲の花です。前作の日高の輝きとともに大事に
                   育てて増やしております。


夢の扉 ? 五島 ?  田中 範彰氏 発表

接ぎ木の新芽が伸び出しました、
昨年の9月接ぎ木

日高の星 ー 日高 清宣氏発表
アザレア椿の実生 ? 八重咲き

琉球白妙 ? 八重の良い花です。 


椿の楽しみ  ? 5/5


               
                      五島から ー  カラスバ・ニガナ等

                           五島の田中三義氏から山草が送られてきました。写真のカラスバ・ニガナ島シャジン等です。
                           写真のように小さな黄色の花で寄せ植えに向いているようです。増やすことが出来るそうですので

                           大事に育てようと思います。島シャジンは日本では平戸と五島の2か所しか自生していないそうです。
                           8月頃より花が咲き出すかもしれません。咲き出しましたら写真を撮り掲載したいと思います。
                           
                           田中 範彰氏からは白あざみを送られてきました。この花も増やせるとのことで大事に管理したいと
                           思います。田中氏はピンクのアザミも育てているようです。五島は自然が豊かでいいですね。

                           最後に白穂は大変気に入った椿です。岩永氏より穂木を送っていただき増やしております。


カラスバ・ニガナ ・ 田中 三義氏栽培

ルック・アウェイー 白覆輪 牡丹咲き 
白穂 ? 発表者・平山氏
       命名者 → 岩永 章氏


魅力あふれる五島の椿 

一休や陽の岬、久賀白等とともに
魅力あふれる椿ではないでしょうか。


椿の楽しみ  ? 5/6

                夏の挿し木も数多く苗が得られますが、太くなるまで年数がかかります。そこで、庭木に取り木を
                毎年行っています。その取り木の台木に違う品種を接ぎ木して色々咲かせています。庭木も太め木を

                短く切り詰め、呼び接ぎやビン接ぎですぐに鉢苗として楽しむことが出来ます。庭木はすぐに成長し
                ますが、剪定した太い枝は挿し木にして、庭木で枝分かれしている枝は取り木をかけます。最近では

                夏の挿し木は出来るだけ少なくし、取り木と太めの挿し木で楽しんでおります。苗を増やすには庭木を
                利用し取り木と剪定した枝を挿し木にして台木や鉢苗に利用するだけで十分楽しめと思います。


紅栄の取り木した鉢苗
サニー・サイドを2本接ぎ木

紅栄の取り木
枝分かれしている所で取り木
1本の木です。

太い庭木を短くして斜めに接ぎ木
枝の曲に合わせて接ぎ木が出来ます。

ベラロッサの庭木
庭木で数年しますと、いくらでも穂木が得られ
取り木も簡単に出来ます。珍しい高価な品種でしたら

まず庭に植えて育てられると取り木ですぐに花を
咲かせられる鉢苗が期待出来ます。



椿の楽しみ  ? 5/4

             時々お話いたしますが、挿し木苗を呼び接ぎにした庭木をご覧ください。庭木に呼び接ぎしますと
             2?3年後には花を咲かせ穂木をたくさん得ることが出来ます。また、取り木をして鉢苗を増やす

             ことが出来ます。これから新芽が固まりましたら取り木を行います。3?4月に剪定をしましたので
             それほど枝は残っていませんが、気に入った枝を5?6本行う予定です。出来るだけ枝を少なくして

             庭木を管理しています。新芽が伸びますとざわざわしますので、下枝をなくして光が入るようにしています。
             呼び接ぎを行うために挿し木や接ぎ木苗の2?3年生を利用しています。5月中旬ごろから取り木を行う

             予定です。


ダロー・ネガ

淡黄色 千重咲き 大輪

アザレア椿の呼び接ぎ
アザレア椿の実生を接ぐ

友の浦の呼び接ぎ
太い庭木に接ぐ

アザレア椿の挿し木苗
この位の苗を呼び接ぎに利用して
います。



椿の楽しみ  ? 5/2

               毎日2?3品種咲いています。この時期になりますと良い花は期待できません。糸車は良い状態で咲いています。
               4月に植え替えた品種です。接ぎ木では、いたずらで色々曲げて楽しんでいます。どのような方向にも曲げて

               枝のない方向に向けて枝を伸ばすことができそうです。最後の写真は数日前に新芽が伸びかけている穂を接ぎ
               ました。5月中旬位には新芽が固まると思いますので取り木を考えています。剪定がしてありますので曲のある枝

               に取り木をします。9月?10月には発根していると思います。相当太い枝は針金を用いて2年間で発根させます。
               1年目は針金で2年目は皮を剥いで普通の取り木と同じ処理をします。おそらく挿し木の7?8年位の太さの枝なら

               取り木が可能かと思います。


糸車 ? 奈良県

直角に曲げてあります。玉三郎です。

ほぼ直角に曲げてあります。細雪です。

新芽が出かけている穂を接ぐ
もっと芽が開いていても接いでいます。



椿の楽しみ  ? 4/30


                     

                   バラモン 凧  ?  五島より   岩永 章氏の作品

             今日五島の岩永氏より現在五島の民芸品になっておりますバラモン凧がおくられてきました。バラモン凧とは大凧の名称だそうです。
             バラモンとは活発なとか元気の良いという意味だそうです。絵柄には鬼が真正面から兜をくわえこんだ姿で敵に後姿を見せぬ勇者の

             姿を表現しているとのことです。、男の子の初節句に天高く揚げて子供の厄を払い無事成長と立身出世、家内安全を祈願していると
              のことです。五島の福江島に古くから伝えられて、現在民芸品として人気のある凧だそうです。この凧を岩永氏は久しぶりに制作し

              相当の日数をかけて制作したそうです。椿以外にこのような凧作りにも趣味を持たれ人生を楽しまれているようです。このような大事な
              伝統を守られ後世に伝えられるといいですね。地域地域には昔からの文化や伝統がありますので、大事に守られてほしいと願っています。


岩永氏制作のバラモン凧

紅栄
紅栄の最後の花が咲いています。
このバラモン凧の完成に合わせて咲いた

ように思います。今年は何か良い年になる
かもしれません。

珠姫
岩永氏作出のヤブ椿です。



椿の楽しみ  ? 4/26

                庭木の新芽が伸び始めています。毎年2回ぐらい剪定をしませんと見られなくなってしまいます。

椿の楽しみ  − 4/26


           ほとんど花が咲き終わってきました。4月も残り数日ですので。これから咲き出す花は
           色合いや大きさなどが本来の花と少し変化しているように思えるとのもあると思います。

           今日はアザレアの種子から芽が伸び始めてきました。時々強い寒さがやってきますと
           芽が枯れこんでくる時がありますので注意しています。2番目〜3番目が伸びてきますと

           少し安心ですが。これでアザレアの実生苗が3つ目となりました。もう一つ芽が出そうですが
           果たして成長してくれるか分かりません。とにかく細い苗です。簡易温室に入れて、ビニール袋

           をかけて保護しています。ある程度成長しませんと心配です。次に紅都鳥です。花弁が完全に
           開ききっていない状態です。限りは好きな花です。挿し木の2〜3年生です。貝殻の紅栄は土を

           固定させる為に寒冷紗で巻いています。これから取り払いミズゴケで巻く予定です。
           最後に挿し木の1〜2年生の苗を鉢に植えて育てていますが、年数がかかります。苗木を一旦

           庭や畑で育ててから鉢に植え替えたほうが見ごたえのある苗や花が見られると思いますが。あるいは
           取り木で鉢苗を得るのも良いと思われます。


アザレア実生
このまま成長してくれますとアザレアの実生が
3品種になります。もう一つ芽がでかかっています
が、大きくなってくれるか心配です。
 

紅都鳥
濃紅色 八重 蓮華咲き 筒しべ 大輪

限り
純白、千重、剣弁、蓮華性、中輪

沖縄の貝殻に紅栄植える

椿の楽しみ  − 4/21


            新緑の季節になってきました。椿だけではなく、あちこちの木々から緑の芽が出始めております。
            今日は接ぎ木の状態を御覧下さい。庭木だけでなく1〜2年の接ぎ木や昨年の秋の接ぎ木の芽も

            伸びております。今年の春にも少し接ぎましたが、以前ほど接ぎませんでした。すでに庭や家の周りに
            いっぱい置き過ぎていますので管理が大変になってきました。これからは取り木や太目の挿し木を

            しながら鉢物を楽しんでいきたいと考えております。それだけで十分ですが、秋になりますと再び接ぎ木
            をすることになるのでは。昨年の取り木の台木がありますので。時々お話いたしますが、秋の接ぎ木は

            本当に管理が楽です。暑さもなく活着も良く翌年の2〜3月には外気に慣らせる状態になります。
            秋の接ぎ木、5〜6月の取り木、2〜3月と9月下旬〜10月の太目の挿し木だけで楽しむには十分な

            くらいの苗木を得られると思います。最後にエレインズ・ベティーはなかなか見ごたえのある外国種
            に思えます。外国種は日本人向きでない面が多少あると思いますが、自分で気に入った品種だけ育てております。


接ぎ木2年目
白孔雀、 アザレア実生、黒椿等 

友の浦を庭木に接ぎ木ー3年目

庭木に5品種接ぎ木
大和なでしこ、琉球白妙、卜伴、津黒、霜月

エレインズ・ベティー
淡い桃色ぼかしの花弁に大小のフリルが入る。

椿の楽しみ  − 4/19

           椿の花も咲き終わろうとしています。写真に取れない花もあり、御覧いただけない
           花も何品種かあります。最初の酸豆金剛院は極小輪の花です。福岡県の八尋氏

           より送っていただきました。ユキツバキで雨情という品種がありますが、その花と同様
           極小輪の品種のひとつと思われます。紅栄は何度も御覧いただいています。この時期でも

           花の輝きを失っておりません。この花の種子を沢山蒔いていますので、数年後が楽しみです。
           実生の花はまとまりが良く、五島のヤブツバキの感じが見らえます。後田黒侘は久留米より

           入手いたしました。黒椿系統ですので斑入りの台木に接木して黒花の中にどのように斑入りが
           見られるか試しています。この時期になりますと、接ぎ木の新芽が伸びて喜んでいますと全部

           虫に食べられていることがあります。 時々消毒をしています。接ぎ木に成功しても、油断出来ない
           ことがあります。
             


酸豆金剛院  − 極小輪

紅栄 − 五島

実生 − 五島の種子より

後田黒侘 ー 暗黒色

椿の楽しみ  − 4/17


             大分花が咲き終わってきました。肥料も欠かせないと思います。最近は植替えをして鉢で
             鑑賞できるようにしております。さらに、ビン接ぎや呼び接ぎで枝を良い場所につけようと

             工夫しています。最初のマーク・アランバーは白斑がほとんど見られません。旅情は数回
             掲載しておりますがなかなか素晴らしい花に思えます。出雲大社藪椿と同様育て続けている

             椿です。桜島黒神 は以前にも御覧いただきましたが、太い庭木に接いで、少し桜島で咲いて
             いた花色に似てきたかもしれません。まだまだ年数がかかるかもしれません。最後にアザレアの実生

             です。接ぎ木を3本、挿し木を4本昨年の5月にしました。写真では3本あります。7月の下旬から
             8月の初旬に咲く品種です。5月でしたが接ぎ木、挿し木ともすべて上手くいきました。今年は咲かないと

             思いますが、来年は期待がもてると思います。今年苗が成長しますと呼び接ぎですぐに太い庭木に
             接いで沢山増やしたいと考えています。毎年種子が出来るように管理したいと思います。


マーク・アランバー
紅色地 白斑入り 牡丹〜獅子咲き 大輪

旅情 − 五島 − 岩永氏発表

桜島黒神  - 鹿児島 
暗紅色になるようです。
i
アザレア実生 ー 左右に見られます。 

椿の楽しみ  − 4/16


               今日は写真を撮る時間がなく、今まで掲載しました花を御覧ください。
               花はすべて五島のヤブツバキです。小輪の気に入っている花です。

               春の女神箱入り娘は1月の挿し木で青々としています。上手く発根
                しそうです。接ぎ木も1月でしたが芽を伸ばし始めています。五島の白花

               は大変素晴らしい花だと感じています。20年近く前に中部の月照を見た時
               も感動しましたがこの白花もそれに劣らず整った花であると思います。


種子島産の百合

春の女神 − 岩永氏発表
整った良花だと思います。

五島の白椿 ー 田中氏発表

箱入り娘 − 岩永氏発表
小輪の気に入った花です。

椿の楽しみ  − 4/15


            斑入りや絞り花では花が自然に赤花になる花弁が見られます。そのままにしておきますと
            次第に赤花が多くなって枝全体に広がる時もあります。そのような時には枝全体を切り落とし

            ています。 今日の花は百合姫です。長筒咲きで大変大きな花です。百合椿と間違えない
            ようにしています。出雲大社藪は良い椿ですね。この季節ですので少し小さく感じます。

            盆栽に向いていると思います。全国的に人気のある椿ではないでしょうか。私はあちこちに接いで
            取り木もしてあります。9月下旬〜10月に太目の枝を挿し木してみますと非常に発根率が良いことに

            驚いております。夏の挿し木が終わって秋になり試しましたが良い結果がでました。ベラロッサ斑入りですが
            庭木の胡蝶侘助に接いだものです。胡蝶侘助のウイルスの感染力の強さについては、よく分かりませんが

            全体的に斑がでるように思います。黒椿や黒系の品種に斑入りの椿を台木にして試しています。赤花では
            比較的よく斑入りの花が咲くように思います。黒系の花では果たして上手くいくか来年に期待しています。


百合姫
白色 一重 長筒咲き 筒しべ 大輪

出雲大社藪
鮮紅色 一重 筒咲き 筒しべ 小輪

ベラ・ロッサ斑入り
斑入り、千重咲き 大輪 

椿の楽しみ  − 4/14

アザレア椿の芽が伸びてきました(中央)このまま成長してくれるといいのですが。4個蒔いた
うちの一つです。寒さに注意して管理しています。

今日の椿は花明かりです。覆輪加茂本阿弥と言われています。覆輪が見られる枝変わりです。
玉の(乃)浦はこの時期にしては覆輪が良い具合に出ております。玉の(乃)浦はいつまでも

親しまれる椿のように感じられます。畦別当は長崎県の椿で我が家で10年以上も咲き続けて
おります。庭木と鉢植えで管理しています。種子が発芽してビニール袋に残っています。

管理できなくなっていますので、畑に植えようと考えております。あまり早く種子から発芽した苗
をビニールから出して管理しますと寒さなどで枯れる心配がありますので、遅らせております。

花明かり
加茂本阿弥の枝変り   
 別名ー覆輪加茂本阿弥

玉の(乃)浦
覆輪がちょうど良い状態だと思います。

紅栄
比較的長く咲いております。

畦別当
白色、長筒咲き、筒しべ、小輪

椿の楽しみ  − 4/13


            庭木や接ぎ木の芽が伸び始めました。昨年の秋の接ぎ木は写真でお分かりのように
            ほとんど同じくらい伸び始めました。穂木は100本以上接いであると思います。

            すでにビニールは外してありますので、このままの状態で外で管理します。肥料や
            消毒をしながら鉢苗として、どこか枝を接ぐところはないか確認します。もし枝が欲しい

            箇所がありましたら、 5月下旬頃からビン接ぎや呼び接ぎをして枝を完成させていきます。
            今日の花は名札がはずれ、正確な品種名が伝えられませんので花だけ御覧下さい。

            おそらく乙女椿系の品種だと思いますが。他の庭木から咲き始めますと名前が分かります。
            色々な所に接いでありますので。昨年接いだり挿したアザレア椿の実生も順調に育っています。

            今年のアザレア椿の実生は3月咲きでしたが、昨年接いだ実生は7月下旬から8月に咲いていました。
            昨年蒔いたアザレアの種子から芽が伸び始めています。まだ1個しか発芽していませんが、

            もう1個発芽しそうです。いつの日か6月から咲き始めるアザレア椿を期待しているのですが。
            今年3月に咲いたアザレア椿が今年もう一度咲かないか期待しているのですが。以前兄の家で

            一度咲き終わってからもう一度花芽を形成し、3月頃開花しそうになったことがありましたので。
            そのときは蕾のままで落ちてしまいました。今年はアザレア椿を2月下旬庭木にビン接ぎしました。

            庭木で育て多くの花を咲かせながら。より多くの種子を得たいと考えています。庭にはある程度の
            品種が植えてありますので自然交配により、何時の日にか6月〜7月に咲くアザレア椿の実生が

            誕生するのではと夢見ています。(長い年数がかかるかもしれません)


名札が外れていました
同じような花がありますので、確認が出来るまで
品種名は書かないで掲載いたします。

名札が外れていました
同様に実生でも同じような花が咲いております。
乙女椿の系統かもしれません。

昨年の秋接ぎ
外気に慣らし1ヶ月半。完全に芽が伸び始め、
枯れる心配はないように思います。

昨年の秋接ぎ
色々な場所に接いであります。

椿の楽しみ  − 4/12


               来週の水曜日あたりから本格的な春らしさが訪れそうです。春の訪れとともに
               椿の花のシーズンも終わりになろうとしています。どの椿も新芽を伸ばしてきました。

               今日の花はダロー・ネガです。ネットなどではダーロネガと書かれていることもあります。
               淡黄色の椿は色々見られますが、もう一歩という感じがいたします。原種の色合いと

               少しかけ離れていますので、惜しい気がいたします。ハネムーンも同様に感じます。
               ニライカナイは数日前に掲載しましたが、整った花だと思います。この花も10年以上

               前に接木したものです。鹿児島から穂木を送られ庭木に接いだものです。志々満
               愛媛県から15年くらい前に穂木を送られて庭木に接いであります。白花椿も色々あり

               ますが、それぞれ特色があり楽しめます。これから写真に撮る花は少し色合いが変化
               して見える品種もあるように思えます。花色を写真だけで判断しますと、時期により少し

               違うときもあるのではないかと思います。残された1ヶ月椿の花の美しさを楽しまれて
               下さい。5月からは新芽が伸びきった後に取り木を考えております。取り木は挿し木の

                5〜6年以上の太さの枝を簡単に得られるからです。台木や鉢苗として役立つと思います。


ダローネガ
淡黄色 千重咲き 大輪 アメリカ

ハネムーン
淡黄色 八重〜牡丹咲き中〜大輪

ニライ・カナイ
濃赤色、一重筒咲き、筒しべ、小輪

志々満  愛媛ー伊予椿
白色 、一重筒咲き、中輪

椿の楽しみ  − 4/11

           最初の玉の(乃)浦椿は覆輪がほんの少しですが、花弁の色合いが鮮やかな紅色です。
           1〜2月よりも紅色が濃くなっている感じがいたします。ロイヤル・ベルベットは花弁が

           傷んで」います。毎日小鳥達が飛び交っています。特にヒヨドリの数が多いように思います。
           箱入り娘は五島の岩永氏の作品です。以前にも紹介していますが、太い台木に10品種位

           接いだうちの1本です。小輪の可憐な花です。自分で椿を楽しむには色々な彩の花がありますと
           いいですね。アザレア椿の8月から咲き始め5月まで楽しめる品種が椿にはあり、椿の花は本当に

           長い期間咲き続ける花です。庭に数本ありますと良いかと思います。


玉の(乃)浦

ロイヤル・ベルベット

箱入り娘

椿の楽しみ  − 4/10


             最初の久留米乙女椿は私の好きな花のひとつです。乙女椿は最近人気があるという
             話を聞きました。乙女椿、 王招君、 楼蘭、 秀蘭、 夢の故郷等の花は庭木として

             鑑賞しています。鷺浦は五島の岩永氏の作出で、玉の(乃)浦椿の実生ということです。
             玉の(乃)浦椿から純白の花が咲くとは予想できなかったと思います。ここに種子を蒔く

             喜びがあるのでは。ロイヤル・ベルベットは咲き終わりの花で傷んでおります。咲き出しの
             花でないと良い写真は撮りにくいと思います。咲き出しから咲き終わりまで全く形を変えずに

             終わる椿が多く庭に植えたいと考えております。今日の久留米椿も写真の撮る場所や時間
             により色合いが微妙に変化しています。カタログやネット等で見ますと、もっと違った色合いに

             見えるかもしれません。写真より庭で咲く花のほうがもう少し綺麗に見えます。


久留米乙女
淡桃色の宝珠〜千重咲き、肉厚、大輪

鷺浦 ー 五島 ー 岩永氏作出
玉の(乃)浦実生

ロイヤル・ベルベット
暗紅色 八重 蓮華咲き 筒しべ 大輪

椿の楽しみ  − 4/9

             この時期になりますと玉の(乃)浦系の白覆輪は目立たなくなる傾向があるように感じます。
             しかしながら、12月や1月咲きと同じように白覆輪がはっきりと現れている品種もあります。

             色々な条件が重なりこのような色合いが見られますので、椿の花色は難しい面がありますね。
             武士椿は奈良三銘椿のひとつとして知られている散り椿です。紅色 千重咲き 中〜大輪の花

             です。いとしの妻は岩永氏の作出で筒咲き小輪です。数年前の品種かと思います。咲き出しの
             写真が撮れればよかったのですが、雨に打たれて本来の色合いではありません。玉の(乃)浦二世
           
             は玉の(乃)浦の実生かと思われます。1〜2月には覆輪が多く見られました。淡海は数年前に接いだ
             品種です。桃色のボタン咲きかと思います。日中撮りましたので、傘をさして撮影。少し暗くなってしまい

             ました。香川県も多くの素晴らしい椿の花が見られると思います。


武士椿 ー 奈良産
伝香寺 (散り椿) 一枚づつ花びらを散らす

いとしの妻 − 五島産
濃紅色、筒咲き、一重小輪

玉の(乃)浦二世 − 新潟産
わずかに覆輪が残っています。

淡海 − 香川産
傘をさして撮影。

椿の楽しみ  − 4/8


            今日は真冬の陽気でした。 写真撮影は出来ませんでした。野菜などに影響がでるかも
            しれません。椿の接ぎ木にはそれほど影響はないと思いますが。私は1月2日頃から外で

            管理して寒い日々を経験してきましたが、3月から4月にかけてきちんと芽を伸ばしてきたと
            思います。今日の最初の花はベラ・ロッサの花です。ヌチオ農園より求めてすでに10年

            近くになるのでは。この斑入りの花も咲いております。ひな桜は好きな花です。優しそうな花
            で、知り合いが訪ねて来ますと、この花を見て名前を聞きます。桃色やピンク系統の花色が私は

            好みのようです。五島の風は数年前に岩永氏の発表作品です。色合いと花形ともに心に残る
            ヤブツバキに思えます。現在庭木で育てています。庭木もほとんど短く剪定しましたので、穂木は

            少ないです。今年は少しは伸びると思います。庭木でも2〜3箇所に接いでおきませんと、枯れる
            木もありますので注意しています。自分の椿への気持ちを高めるために種子を蒔き続け、新品種

            の作出が大事であると感じております。椿はいつまでも続けられる本当に良い趣味ではないでしょうか。


ベラ・ロッサ − ヌチオ農園より
紅色 千重咲き 大輪 アメリカ

ひな桜
濃桃色 一重 筒咲き 筒しべ 小輪

五島の風 − 五島の椿
表紙に掲載ー岩永氏の発表

椿の楽しみ  − 4/7


             今日は接ぎ木を最初に書き出します。昨年の秋接ぎです。以前一度掲載しましたが、
             芽を伸ばし始めました。ビニールを外してすでに1ヶ月は経過しています。これが秋接ぎ

             の良さだと感じています。この台木には6品種位と思いますが接いであります。秋接ぎですので
             ほとんど活着しております。さらに台木の切断面の最上部には接がず、すべて左側の枝と

             胴接ぎです。胴の周りにぐるりと接いでありますので、胴接ぎでも枯れこみません。このように
             接ぎますと大事な品種と思われる椿の保存と管理に役立つと思います。胴接ぎもビニールで

             全部の芽を巻かずに接いだ所だけですので、芽が伸びる頃にビニールを切る必要はありません。
             次に見驚です。八重蓮華咲きの花で長く育てております。ルックアウェイは数日前に御覧いただき
 
             ましたが、 白覆輪が多いですね。見方によっては少し多すぎるかもしれません。光源氏の枝変わり
             と聞いております。光源氏も人気のある品種ではないでしょうか。


ニライ・カナイ − 鹿児島産
濃赤色、一重筒咲き、筒しべ、小輪

見驚
白色、八重蓮華咲き、中輪

昨年の秋接ぎ - 黄蓮華など
秋接ぎは本当に管理が楽です。

ルックアウェイ 
 白覆輪 牡丹咲き 中〜大輪

椿の楽しみ  − 4/6


             ブラック・マジックは黒紅色、バラ咲・八重、大輪です。花弁に光沢があります。三橋孔雀斑入り
             は接ぎ木か何かの時に斑が入ってしまいました。中途半端な斑入りはあまり芳しくないですね。

             薩摩紅時雨は鹿児島から入手しました。筋入りの花です。ラッキー・スター濃桃色、八重咲き、中輪ですが
             少し色合いが薄いですね。この時期になりますと色合いが少し変化しています。日照の影響だと思います。

             接ぎ木の芽も動き出しました。直射日光に当たらないように注意して管理しています。ビニール袋は7月末頃まで
             外しません。順次切り込みを入れて風を入れていますが。完全に外すのは7月末になると思います。

             ビニール袋の上部はある時期になりますと完全に開けています。温かな空気が滞りますので。
             


ブラック・マジック − 洋種椿

三橋孔雀斑入り − 千葉

薩摩紅時雨 − 鹿児島

ラッキー・スター − 洋種椿

椿の楽しみ  − 4/5

            今日の花は実生の花咲く未来です。鶴姫の実生で、自分として満足した花です。
            おぼこ ( 玉茜 )は抱え咲きの良い花です。20年位前に穂木を送っていただき

            接いだものです。濃紅色の一重、筒しべ、抱え咲き、小輪 ...今残っている椿はほとんど
            庭木に接いだものです。その当時長崎県の花を10品種位接ぎました。秀蘭は白色地 

            紅ぼかし 一重 盃状咲き 筒しべの花でピーター・パンの実生から誕生した品種です。
            楼蘭や楼蘭の実生も好きな花です。白花や赤(紅)花よりも(淡)ピンク色の花が自分では

            好きな花です。もちろんヤブツバキは色に関係なく大好きです。庭での管理も限度があり、
            珍しい品種やこれはと思う椿を中心にこれからは集めたいと考えております。
 


花咲く未来 − 自然実生

おぼこ ( 玉茜 ) − 田平町より 

秀蘭 − 石川県産

椿の楽しみ  − 4/4

             最初に友の浦ですが、覆輪がよく入っています。この時期になりますと、覆輪の出方がまちまち
             になり赤花になりがちです。接ぎ木のときに穂木に注意をすることが大事かと思います。

             紫泉はあまり色合いが変わりません。よく整った花だと思います。 天人松島は写真のように
             全体的に絞りが上手く出ていません。絞り花や覆輪花等は思うようにバランス良く色合いが

             見られないのが特徴かと思われます。エレインズ・ベティーは前回の写真では全く赤の縦絞りが
             見られませんでしたが、今回は少し見られるようになりました。椿の花色は赤花や白花はともかく

             絞りや覆輪花は接ぎ穂や時期あるいは年数の関係で色々変化した花が咲くものであると考えています。
             カタログの花と違うこともあると思います。このことを頭に入れて注文しています。自然現象ですので

             どうしようもありません。時々全く違う品種が届くことがありますが、これも多く扱う生産業者にはあることだと
             考え、そのままにしております。最近は種子を蒔いて自分で新品種の誕生に力を注いでおります。

             5月中旬を過ぎてから取り木を予定しています。良い枝ぶりのところに取り木をかけて鉢苗や台木の
             準備に取りかかる予定です。最も早く太目の鉢苗や台木が手に入ります。7月からの挿し木前に

             楽しめる作業かと思います。肥料や消毒も忘れずに行なっております。
              


友の浦 ー 覆輪が1月と同じ位見られます。
赤色、白覆輪、八重、大輪

紫泉 ー 季節で色合いが変わっていません。
暗紅・紫紅色 一重 筒咲き

天人松島
桃色地 濃紅縦絞りと白覆輪 一重 
上部が赤で色合いが一定していません。

エレインズ・ベティー
淡い桃色ぼかしの花弁に大小のフリルが入る。

椿の楽しみ  − 4/3

            4月に入りましたが、まだまだ寒さを感じる日々が続くようです。椿の花もそろそろ
            咲き終わりの感じがいたします。咲いている花を撮ってパソコンに保存しています。

            撮りすぎますと名前を忘れてしまうことがあります。保存する時に写真に名前を書き入れて
            おけば良いのですが。 今日は沖縄の貝殻に植えました友の浦の花を御覧下さい。

            10鉢くらい植えていますが枯らさないように注意しています。鉢での管理は1年間大変ですね。
            多く鉢を持てば持つほど枯れる鉢が多くなるみたいです。ルックアウェイは白覆輪が多く

            感じます。あまり覆輪が多くてもバランスの面でいかがかと思います。今帰仁白は沖縄産
            の花です。少し薄桃色になっておりますが、時期的なものだと思えます。花色の変化は

            品種により見られますので、違う品種ではないかと間違える時があるかと思います。
             


沖縄の大き目の貝殻に友の浦と紅栄植える

ルックアウェイ 
 白覆輪 牡丹咲き 中〜大輪

今帰仁白 − 沖縄産

椿の楽しみ  − 4/2

             次の4品種の花を御覧下さい。花色は難しいですね。この時期になりますと花色が変化している
             品種がいくつかあります。エレインズ・ベティも、もっと紅の縦絞りが入っていましたが、今年は

             あまり見られません。松江紫?はこの時期ですと真っ赤になっていますが、少し紫がかっています。
             植木の花によってはある程度老木感がありませんと本来の色合いが難しいのかもしれません。

             そして時期的なことも影響を与えるように感じます。ドリーディーは唐子咲きの洋種椿です。
             最小白花も良い椿ですね。きりっとした花形で品があるように感じます。今年色々鉢で紫の花を

             育てましたが、ほとんどわずかに紫色が入っただけでうまくいきませんでした。来年も色々工夫して
             紫色の花が見られるように試してみたいと思います。
              


エレインズ・ベティ
淡い桃色ぼかしの花弁に大小のフリルが入る。
紅の縦絞りが入ることが多い。
ベティー・シェフィールドの枝変わり。

最小白花
白色 一重 筒咲き 筒しべ 極小輪

ドリーディー
 赤、 唐子咲き、 大輪

松江紫?
少し年数が経過して今この色合いで
咲いています。。

椿の楽しみ  − 4/1

            4月1日。すでに椿の花が咲き終わった地域もあると思います。椿の花は開花期間が
            長く非常に楽しめる花だと思います。今日の4品種の花を御覧下さい。写真のスーパー・スター

            は取り木です。今年の2月に切り外し、4品種接いであります。日照は15年前くらい求めた椿です。
            月照や千羽鶴等と一緒に購入いたしました。ベティーズ・ビューティーはヌッチオ農園から求めた

            椿だと思います。その頃は相当の洋種椿を求めたと記憶しております。自然実生の花は期待以上の
            花でした。種子を蒔いていて良かったと感じております。今日は仕事から帰ってビン接ぎをしました。

            秋接ぎの新芽は少しずつ伸びて、すべて外気に慣らし終えてビニールを外しました。管理が簡単です。
            是非秋接ぎをして楽しんでもらいたいと思います。
             


スーパー・スター
都鳥、リリーポンズ等とともに好きな花です。

日照 ー 中部産
朱紅、一重筒〜抱え咲き

ベティーズ・ビューティー
白色、赤覆輪

自然実生? − 実生は夢がありますね。
種子を蒔いて6年目。予想以上の花が
咲いてくれました。
青海小紫の実生かも?青海小紫に
よく似ています。

椿の楽しみ  − 4/1


             明日で4月になります。早いですね。新入生や新入社員の希望に溢れる顔が見えるようです。
             春という響きはいいですね。あらゆるものが生き生きとした躍動感が感じられます。

             今日の花は最初に夕日の実生です。自然に種子が落ちて5年目になります。五島の花同様
             私が求めている椿のひとつです。小輪の筒咲きです。次に唐川です。やはり印象に残る椿です。

             王昭君もいいですね。乙女椿と同様にすがすがしさを感じます。千重咲きで色合いがいいですね。
             最後に黄の旋律です。金花茶と黄鳳の交配種で、八重咲きタイプの淡い黄色です。

             私の好みの椿はどうしてもヤブツバキや乙女椿、王招君のような色合いの椿に心惹かれます。
             さらに夢の故郷や以津の夢、 楼蘭、秀蘭等も好きな椿です。

             


夕日の実生 ー 今年初めて咲く 

唐川  −  鮮紅色、一重筒咲き、小輪

王昭君 ( おうしょうくん )
淡桃色、千重咲き、中輪

黄の旋律 ー 金花茶と黄鳳の交配種

椿の楽しみ  − 3/31


            アザレア椿の実生が少しずつ蕾を膨らませ始めました。全国ではかなりの実生がすでに誕生
            していると思います。最近の温かさで急に蕾が大きくなり、明日にでも開花するような状態です。

            もうひとつの実生は7月下旬から咲き出す品種です。早く完全に開花するのを待ちわびています。
            グレープ・ソーダはアメリカ産の品種で、少し紫がかった花です。紫色はなかなか難しい色合いですね。

            黄の道程は多くの金花茶交配種と同様淡黄色です。
            庭では1人静かが咲きだしました。全部で50本程度芽を出し始めました。熊谷草も芽を出し始めています。

            熊谷草は山の用土で2年に1回植え替えております。桜も満開で、1年で最も良い季節かもしれません。
            


アザレア実生 − 八重咲き
昨日より蕾が膨らみ始めました。

グレープ・ソーダ
紫紅〜暗紅色 一重 ラッパ咲き 筒しべ 中輪

黄の道程 −淡黄色・一重・筒咲き. 

1人静か
昨日咲き出しました

椿の楽しみ  − 3/30


           いよいよ接ぎ木も地区によっては終了かもしれません。芽が相当動き出しました。私は毎年
           ある程度芽が動いても接いでおります。失敗の危険性もありますが、あまり気にしていません。

           それよりも接いで期待したほうが楽しみだと思います。昨年は4月28日に接いでほとんど成功しました。
           今日はアザレア椿の実生がついに咲き出しました。友人より苗を譲り受けて2年目で咲き出しました。

           いつ咲くか毎日観察していました。途中でヒヨドリに蕾につつかれて少し傷んでいますが、もうひとつ
           蕾がありますので袋をかけて守っています。来年は別の実生が咲き出すかもしれません。さらに、今年は

           種子を蒔き発芽しています。私の兄の家では1回咲き終わり枝を切って接木した後再び蕾を持ったことが
           ありました。年に2回咲き出すことがあるかもしれません。6月〜7月に咲き出す椿が見られるといいですね。

           上手くいきますと意外と早い時期にそのような椿が誕生するかもしれません。アザレア椿にかける期待は
           非常に大きいと言えるのでは。プリンセス雅子はイカリ絞りの枝変わりで、絞りが一定するといいのですが。

           花咲く未来は我が家で誕生した実生です。小輪の可愛い花です。小田原藪椿の色合いは大変きれいです。
           交配種に向いているかもしれません。椿の花の良さは咲き出しから咲き終わるまで見なければなりません。

           咲き出しはほとんどの花が良いと思われます。最初から最後まで花弁が反らないで筒咲きの花が集められると
           いいのですが。色、形、葉などすべてが整った椿を求めているのですが。どこかで妥協しなければ。
           


プリンセス雅子
白色地 紅覆輪 紅縦〜小絞り 八重
 蓮華〜牡丹咲き 
イカリ絞りの枝変わり

花咲く未来 − 鶴姫の実生
我が家で咲いた実生の小輪

アザレア椿実生 − ピンクの八重咲き
苗を育てて2年目で咲く。

小田原藪椿
鮮紅色の美しい椿

椿の楽しみ  − 3/29


            3月も残り2日になりました。接ぎ木は終わりましたか。芽が伸び始めていますが。まだ接いでも
            大丈夫かと思います。挿し木苗の2〜3年生苗がありますと呼び接ぎをするといいですね。
      
            ほとんど成功すると思います。盆栽作りには呼び接ぎやビン接ぎは最も便利な方法であると思います。
            枝が欲しいと思う場所に接ぎ木が出来るからです。今日の花は4品種あります。肥後椿が2品種

            あります。熊本県の代表的な花ですね。5〜6品種位育てております。雄しべが多いのが特徴です。
            大柄な盆栽に向いていると思います。 ファイヤー・ダンスバーはファイヤー・ダンスを斑入りの台木に

            接木したものと思われます。春暁は五島の花で岩永氏の作出です。写真の花は数日経過していますので
            花弁の先端が少し反っていますが、小輪のとても可愛らしい花です。五島のヤブツバキを中心に自然実生

            の花がほとんどです。それだけに、小輪の素晴らしい花が多く見られます。名札を付けてあちこちに五島の
            花を接いであります。数年後にはそれらの花から親と同様の素晴らしい花を咲かせてくれると期待しております。
            


ファイヤー・ダンスバー
濃赤色、白斑入り、八重咲き 、大輪

市房 − 熊本産 − 肥後椿 

春暁 − 

宇宙の光 ー 熊本産 − 肥後椿 

椿の楽しみ  − 3/28

             春らしくなり、各地で桜の便りが聞こえてきます。種子苗も今年は大きくなるかと思います。
             今日は山百合を50本ほど庭に植替えました。目標の50本はクリアーしました。

             庭の花は夢の故郷です。良い花だと思います。このような花色が好きで集めております。
             名前もいいですね。故郷の響きが良いと思います。大学や就職のために故郷を離れ

             思い出すのは故郷の家族、友達、野山や卒業した学校等ではないでしょうか。
             次に黒宝です。太い庭木に因幡百合や高台寺とともに接いであります。金亀山

             松江の椿です。接いで10年くらいになると思います。松江の椿は良い品種が多いですね。
             色々接いで、絶えないようにしています。1品種は必ず何箇所に接いであります。

             ゴールデン・グローは洋種椿です。淡クリーム色の花で、中心部は黄色ぼかしです。
             ヌッチオ農園より求めた品種と思います。 庭では1人静かや山百合の芽が出始めました。

             庭木に20品種位のビン接ぎをしました。この中にはまだカタログに載っていない古い品種も
             含まれています。花が咲くまで楽しみです。
  


夢の故郷
明桃色の底白ぎみ、一重咲き、小輪。

黒宝
  黒赤色、一重小輪、筒咲き、筒芯、早春

金亀山
暗紅色、一重、キキョウ咲き、小輪(松江)
桜の
ゴールデン・グロー
淡クリーム色、半八重咲、中輪 

椿の楽しみ  − 3/27


               玉の浦の抱え咲き  ー   五島の田中範彰氏から玉の(乃)浦の抱え咲きの写真が届けられました。

                            

嵯峨の島  ー  玉の(乃)浦の実生 − 田中範彰氏発表

玉の(乃)浦から数多くの花が誕生しております。一重から八重咲きまで。
覆輪の出方は多少まちまちですが、咲き進むに従い平開咲きに近い状態

になるのが多いかと思います。この品種は最後まで花弁が咲き出しの状態
を留めています。多少変化はあるみたいですが、今までの玉の(乃)浦椿

とは違った花形ではないでしょうか。この花は田中氏の友人の家で種子が
落ち3年前くらいに譲ってもらった木だそうです。種子を蒔きますと本当に

色々な花が咲き出しますね。見事な花でなくとも、蒔いてから咲くまでの間
期待でわくわくしてきます。それが毎年蒔けば永遠にわくわく感が続くわけ

ですので、長生きできるかもしれないですね。生きがいになるかも?

椿の楽しみ  − 3/26


            3月も残り少なくなりました。今日もビン接ぎをいたしました。アザレア椿の種子を得るために
            庭木にビン接ぎしています。細御前は岩永氏の実生品種ですが、色合いはもう少し濃いかも

            しれません。とても可愛らしい花です。紫泉は自分の庭に接木して15年以上経過しているのでは。
            愛媛県より穂木を送っていただき庭木に接ぎました。良い花ですね。数日前の桜島黒髪とともに

            大事に育てている品種です。浅茅白は対馬の野生椿の選抜種だと記憶しています。やはり15年
            以上経過していると思います。庭木として育っています。白孔雀は枝垂れ椿の白花品種で野口氏

            の作出品種です。あちこちに接いで花を咲かせています。交配もしていますが、なかなか上手くいきません。
            果実が見られることを願っています。


紫泉 − 愛媛産
濃紅色、一重、筒咲き、筒シベ、 小輪

細御前 − 五島 − 岩永 章氏 発表

浅茅白
白色の一重,筒シベ盃状咲き、小輪

白孔雀

椿の楽しみ  − 3/25

             桜が東京でも咲き始めたようです。それでも朝夕は大分寒く感じます。今日はビン接ぎを5本
             しました。庭木を全体的に短く切り、枝を2〜3本残して接ぎました。すでに庭木の芽が動き出して

             います。管理が大変ですので、なるべくビン接ぎや呼び接ぎをしております。この接ぎ木では
             いつも結束バンドを使用しています。庭木の枝をくさび形に切り込み、そこに枝を差し込んでいます。

             枝のほうも半分くらい形成層を出して庭木に差し込みます。そのときの結束バンドが役立ちます。
             今日の花は津黒です。濃紅色の筒咲きで好きな花のひとつです。旅愁は五島の岩永氏の発表

             品種です。旅情の実生だと思います。筒咲き、閉じ芯の花で、旅情の面影が残っているようです。
             夢舞台は五島の種子を蒔いた実生です。すでに6〜7年経過しております。腰の麗人は白地に

             紅覆輪の八重咲き。絞りや斑入り、覆輪等は花色が難しい面がありますね。綺麗に花弁全体に
             絞りや覆輪が出ないことがあります。なるべく綺麗に出ている枝を穂木として使用しています。

             普通の接ぎ木が終わりましたら、ビン接ぎや呼び接ぎで楽しんでください。呼び接ぎでは前もって
             鉢や台木の根元に植えておいたほうが良いと思いますが、接ぐ時に植えても影響はないようです。
             


津黒 − 岡山産

旅愁 ー 五島産 − 岩永 章氏発表

夢舞台 ー 五島産

腰の麗人 ー 新潟産


椿の楽しみ  − 3/22

             パソコンの故障で掲載出来ませんでした。2日間かかりやっと修復できました。御覧下さい。


             現在時々ビン接ぎをしています。管理の手間を省く為にビン接ぎや呼び接ぎで済まそうと思います。
             ビン接ぎでは水を時々補給するだけで済みますので。呼び接ぎも同じですが、地面に植え込んで

             接ぎ木すれば手間はかかりません。今考えますと、やはり品種はある程度制限すべきだと思います。
             本当にこれはという品種に限るべきだったと。椿をやり始めたときは、あれもこれも欲しいと思いがむしゃらに

             集めたものでした。だんだんと年月が経過してきますと、自分の椿の好みや見方もも変わってきます。
             多くあればあるほど、それだけ鉢栽培において枯れる数や手間がかかります。そのため、昨年は

             庭木を丸坊主のような状態にしました。太い木はいっぺんに切りすぎますと枯れる心配がありますので
             注意しました。 今日の花は彩香です。香り椿で少し紅絞りが出る時があります。春眠は五島の椿で

             岩永氏の自然実生です。筒咲きの五島の椿の特徴がよく出ております。五色八重椿はよく知られた
             椿ですね。白、赤、ピンクそして白赤の絞りなど色々咲き分ける花で1本だけ保存してあります。

             加賀白梅は白色一重平開咲きで、太い木に接木してあります。今考えますと庭木に接ぎ木して本当に
             良かったと思います。鉢で育てていましたら、こんなに多くの品種は残らなかったと思います。


彩香
淡桃〜白色紅絞、半八重咲、小輪、

春眠 - 五島 岩永 章氏発表
自然実生

五色八重散り椿
白地に紅の縦絞りが基本色で、白、紅、
桃地、白覆輪などに咲き分ける、

加賀白梅
白色、一重平開咲き、中輪

椿の楽しみ  − 3/20


             早いもので3月20日。今頃は中学や小学校の卒業式が行なわれる時期ではないでしょうか。
             卒業という言葉は多くの友との別れという少しセンチメンタルな響きもありますが、新しい未来に向けての

             出発点でもあります。全国の若者達が新しい夢と期待を胸に大きく羽ばたいてもらいたいですね。
             今日の写真は沖縄の貝殻に友の浦を植えつけました。1輪咲き出しました。昨年の10月に植え付け

             ミズゴケを釣り糸で縛り土を固定しました。貝殻は大小合わせて10個ぐらい、その他に沖縄の瓦に5〜6本ずつ
             植えてあります。瓦は比較的大きいです。瓦や貝殻は穴を開けませんでしたが、水が流れるように斜めに置いてあります。

             白孔雀は豪華さがありますね。この花と斑入りの孔雀がありますと見栄えがすると思います。桜島黒神は接木して7年目
             になります。最初は濃紅色しか出ませんでした。そこで、発見者の八尋氏に電話でお聞きしました。桜島では見事な

             黒ずんだビロード色の見事な花だったそうです。八尋氏はさらに木自体が成木にならないとそのような色合いは望めない
             かも知れないと話されていました。そこで、太い腕の太さの台木に接いで成長を見守りました。やっと少しですが

             黒味がかった花が咲き出しました。まだ本来の花ではないと思います。それでも濃紅色からここまで変化しています。
             鉢栽培では出にくいかもしれません?黒椿は挿し木と接ぎ木で数本育てています。この黒椿に斑入りの花を咲かせて

             みたいと思い、今数本の黒系の花を斑入りの台木に接木してあります。全体に斑が入りますと良いのですが。


沖縄の貝殻と友の浦

白孔雀
1本庭にありますと鑑賞価値があると思います。

桜島黒神 − 鹿児島
福岡の八尋晋策氏の発表
穂木を送られ大事に育てております。

黒椿
この椿も1本庭にありますといいですね。

椿の楽しみ  − 3/19


             今日は種子苗の1〜2年生を台木として接ぎましたイワナガズ・ドリームです。今年で接いで4年経過しております。
             非常に細い台木でしたので花が咲くまで少し年月がかかりました。自然界の営みは分かりませんね。このような

             白地に淡い吹きかけ絞り〜小紋の入る花が咲くのですから。岩永氏も多くの実生の中でこのような花が咲いた
             のは初めてあると語っておられました。実生の夢や期待はとても大きいですね。雨情はユキツバキだと思います.

             とても小輪の可愛い花です。サニーサイドの色合いは好きな品種のひとつです。以前お話しましたがブライト・アイズ
             や寒月、春曙紅等とともに育てています。スーパー・スターは中〜大輪の豪華な花に思えます。今年は比較的太い

             枝が取り木で得られ、数日前にこの枝に数種類の椿を接ぎました。色々な花が数ヶ月咲くのではと期待しています。


イワナガズ・ドリーム ー 五島 − 岩永氏
岩永氏との出会いのために誕生した椿では?

サニーサイド ー 洋種
このような色合いが好きですが、いかがですか!

雨情 ー ユキツバキ ?
ユキツバキの中では最も小さいのでは?
抱え咲きのようです。

スーパー・スター
洋種椿では分かりやすい名前では。

椿の楽しみ  − 3/18


              この2〜3日で一斉に咲き出しました。昨年の秋の接ぎ木はすべて外気に慣らして順調に
              生育しています。今年の接ぎ木はすでに20日以上経過しています。半日陰の場所において

              管理しています。これから20度以上の日が突然考えられますので、日除けが大事かと思います。
              今日の花はピンク加茂本阿弥です。ふっくらとした花で色合いも良く気に入った品種です。

              2番目の花は購入品種と花が全く違い、名前は分かりません。多くの品種を扱っていますので
              たまに間違いがあるものと思います。それでも、なかなか良い花のように思います。

              玉都と夢の五島は良い状態の花を撮りました。玉都は都鳥に似ております。都鳥の成木は
              非常に大輪で豊かな花です。その面影を残している感じがいたします。夢の五島は岩永氏が

              送っていただいた種子からの誕生です。個体差がすべて違いますので同じ果実からも色々な
              花の誕生があり期待がもてます。

           → 挿し木で一言。 私と知人の経験で挿し木が最も確率が高い時期は秋(9月中旬〜10月)だとの
              意見で一致したことがあります。細い枝や比較的太い枝でもビニールをかけず日除けなしで半日陰

              の場所に置きますと発根する確率が高いと思われます。冬季と夏季ではビニールを用いますが
              ビニールを用いず単に棚の下や木陰に置くだけで発根しています。特に太い枝は秋に挿しますと

              発根の確率が高いように思えます。翌年の5〜6月までかかりますが。あくまで私の感じですが。


ピンク加茂本阿弥

購入した品種と違う花で名前は分かりません。

玉都
都鳥に似ている感じがします。

夢の五島 (夢のしま)


椿の楽しみ  − 3/17


              今日は玉の(乃)浦系の花を御覧下さい。8品種掲載してありますが、全国には相当の実生あるいは交配種が
              誕生していると思われます。これらの白覆輪花は私を含めて印象深い花として心の残るように思われます。

              色々な椿が誕生していますが、生産業者さんや販売店ではなくてはならない品種の一つかもしれないのでは?
              侘助椿と同様に庭に植えて鑑賞したい品種の中に入るのではと思います。年により覆輪が見られないことが

              ありますが、数年観察する必要があると思います。いくつかの条件により覆輪が出たり出なかったりすると思える
              からです。今日はこれらの花を御覧いただきたいと思います。


大和なでしこ

玉都

玉ありあけ

住之江

友の浦

夢の五島 ( ゆめのしま 

タマビーノ

舞の袖

椿の楽しみ  − 3/16


             庭の手入れが多く大変です。植替えや肥料、草取りなど次から次へと出てきます。
             さらに自分の仕事もありこの時期は忙しく思えます。今日の花では箱入り娘が綺麗です。
 
             花色と小輪ゆえに可愛らしさが浮かんできます。雪小国はユキツバキで牡丹咲きの花です。
             ユキツバキは比較的挿し木の活着がよく、呼び接ぎするのに便利な苗であります。

             今日種子を保護してありましたハッポー・スチロールを開けて紅栄を鉢に植え替えました。
             まだまだ寒さが厳しいときがありますので、厚めのビニール袋をかけて保護しました。

             芽が完全に伸びきるまで大事に管理しませんと枯れることがあります。ちょうど良い時期か
             ほとんどが発芽しており、紅栄の種子苗を70本程度鉢に植えました。その中に写真で御覧の

             ように1本だけカブのように色の付いた根がありました。最初の出始めは紫色に近く次第に
             薄い紅色になっていました。将来咲くかも知れない花色に影響があるのか楽しみに育てたい

             と思います。
             


箱入り娘 − 五島 − 岩永章氏発表

雪小国
淡桃色、牡丹咲き、大輪 − ユキツバキ

紅栄の種子が発芽したり発根した状態

1本だけこのような赤みががった
発芽付近と根全体も薄赤に見えます
大根の色がついたみたいです。

椿の楽しみ  − 3/15


             春めきという桜がありますが、今満開です。春はすぐそこに来ている感じがします。
             今日の花では大和なでしこが最初です。この花は細覆輪の花です。五島の岩永氏の
           
             実生品種です。あまり白覆輪が出すぎてもバランスの面でいかがなものかと思います。
             住之江は玉の(乃)浦の交配かと思われます。小輪の花で白覆輪だよく出ております。

             キザクラは先日ご紹介いたしましたが、大輪の耐寒性のある花で、庭木として育てております。
             接ぎ木の良い時期です。接いで芽が出るまで、毎日期待しながら過ごすのも毎日が楽しみ

             ではありませんか。


大和なでしこ ー 五島
岩永氏の初期の頃の品種では?

住之江 − 鮮紅色に白覆輪、一重、筒咲、小輪 

キザクラ
キンカチャ×こがね錦  大輪

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椿の楽しみ  − 3/13


            昨日の五島の白花はなかなか素晴らしい椿に思えました。20年以上前に中部の月照を求めたとき
            大変気に入った椿でした。写真でしか見ておりませんが、白花ではトップクラスに入る花のように思えます。

            今日の花では光源氏は人気のある椿だと思います。比較的注文が多い品種に入るようです。次に
            乙女椿も色々ありますが、覆輪乙女絞り乙女椿もいい花ですね。白花や赤花の中にこのような絞り

            や覆輪の花がありますとにぎやかになりますね。花岬は10数年前に愛媛県より求めた品種です。
            光の具合で色合いが少し違います。もっと緋赤色です。ネイミングで〜岬とつけますと色々な感慨深い

            思いが込められていて良い響きがありますね。陽の岬も同様良いネイミングと思います。糸車はこの
            写真では筋が綺麗に入っていません。絞りや斑などはなかなか難しい色合いですね。この品種は少し

            オランダ紅に似ています。オランダ紅は比較的綺麗に咲いてくれます。そして人気もあるようです。
            白花や赤花に少し飽きがきて見すぎているのかもしれません。よほど素晴らしい品種でないと心を揺るがす

            までいかないかもしれないのでは?多少色合いや形に変化がないと注目の的にはならないかもしれませんね?

            


光源氏
淡桃色、紅縦絞り、白覆輪、牡丹咲き

絞り乙女
極淡桃地、濃紅色・淡紅色縦絞・千重咲

花岬
緋赤色、一重筒咲き、小輪

糸車
紅色地に白い筋 八重咲き 中輪

椿の楽しみ  − 3/12


               五島の椿 ー 花の見事さと 葉の縁取りは?


                    今日望洋を発表されました五島の田中氏からメールが届きました。下の椿の画像です。
                    どこで入手をされたのか分からないそうです。園芸品種かヤブツバキか不明とのこと。

                    花は筒芯で筒咲きの大変素晴らしい椿であるように思えます。中部の月照に勝るとも
                    劣らない整った花ではないでしょうか。ひとつだけ判断しにくいのが葉の淵に出ている

                    黄色っぽい線です。ウイルスによるものか錦葉なのか分かりにくいところがあります。
                    ウイルスによるものでありますと、でこぼこがあり、不揃いで鮮明さがなくどろっとしたところ

                    があると聞いておりますが。錦葉はウイルスではなく、緑と黄色の線がはっきりと出ているそうです。
                    実物を見ませんと正確に判断しにくいところがあります。外国椿のイースター・モーンの葉の淵

                    だけに同じような線の入ったものがあったそうです。それはウイルスによるものだったそうです。
                    ですから葉の淵だけだからといって錦葉とは限らないようです。2〜3年後に枝を送っていただき

                    判断出切ればと思います。いずれにせよ、花自体はすばらしいと思います。このまま
                    五島の白椿として長く保存しながら大事に育てて欲しいと思います。


五島の白椿

良い花ですね。

錦葉か

椿の楽しみ  − 3/12

              まだまだ寒さが厳しいですね。接ぎ木のほうはいかがですか。1本でも接木されておきますと
              楽しみがありますね。毎日どうかと思いビニール袋から中をのぞいて確認する楽しみがあります。

              今でも時々様子を見て、上手くいっているか確認しています。何かしら心をゆさぶるものがあると
              毎日が楽しみであります。挿し木、植替え、取り木、種子苗の成長、接ぎ木等1年中やることがあります。

              その他に花等の植物も少しですがいじくっております。私は自分で何でもやらないと気がすまない性分
              かもしれません。あまり人の言うことを聞かない性格なのかも。とにかく自分で何でも試して

              1年中繰り返して確認しております。その中で色々学べるものが沢山ありました。さて、今日の青海姫
              濃紅色の小輪で、15年ほど前に接木しています。白色の青海白という品種もあります。舞の袖4はおそらく

              玉の(乃)浦の交配かもしれません。奈良県の椿寿庵さんに見られると思います。はよく知られた椿ですね。
              この曙にもたまに種子が見られます。この種子を蒔かれると楽しみです。種子を蒔かれる方法は色々あると

              思います。私はこのページでも御覧いただきましたが、9月〜10月にかけてビニールにミズゴケを入れて
              種子を管理しています。年内に発芽してハッポースチロールで管理し、翌年の3月中旬過ぎてから鉢に植えて

              います。あまり早く鉢に植えますと寒さで枯れる心配があります。4月いっぱいはビニーなどで覆って管理しています。

             


青海姫
濃紅色一重筒しべ小輪.

舞の袖
紅色地 白覆輪ぼかし 八重


淡桃色 一重 椀咲き 筒しべ 大輪 

椿の楽しみ  − 3/11


椿の楽しみ  − 3/10 


            旅情 再び − 五島の椿


                 数日前に掲載いたしました五島の旅情が咲き出しましたので御覧いただきます。
                 花弁のよじれも少なく本来の花と思います。写真の掲載は難しい面があります。

                 大きさや大小等が少し分かりにくいことがあります。曇りの日や日陰あるいは家の中で撮る
                 ようにしています。岩永氏の作出されました品種は小輪の筒咲きが多く、ヤブツバキの

                 美しさを楽しんでおります。こがねゆりは金花茶交配種です。クリーム色の小輪の花です。
                 新芽が寒さでいたんでいます。それでも枯れることなく毎年咲き続けています。
                   
                 トップページの椿とともにの写真に掲載しています旅愁旅情の自然実生だと思います。


旅情 ー 五島 ヤブツバキ

玉三郎 − 愛媛産

こがねゆり − クリーム黄色、筒咲き、小輪、金花茶交配種

椿の楽しみ  − 3/9

           3月もすでに1週間を経過しました。早いものですね。接ぎ木はどうでしょうか。慣れますと簡単ですが
           それほど経験しておりませんと、色々難しいと感じるのではないでしょうか。是非成功してもらいたいですね。

           今日の花の玉都は昨日掲載いたしました。今日完全に開花しましたので御覧下さい。都鳥の血を受けついた
           のか大輪の花で、豪華な感じがいたします。白覆輪はわずかですが、各弁に見られますので満足しております。

           気象条件や咲く時期により覆輪の出方が違いますので数年観察してみたいと思います。玉三郎は接木して
           10年以上経過。赤色、3弁筒咲、極小輪 の花です。初黄は一重 筒咲き 肉厚 短い筒しべ の花で耐寒性

           もあり黄色系椿では比較的安心して育てれるのではないかと思います。クリスマス・ローズですが多くの品種が
           あり、庭の花としては楽しませてくれます。風等により種子が飛び散り自然に苗が大きくなるものもあります。

           


玉都 −  完全に開花 ー 大輪ですね。

玉三郎 − 愛媛県産

初黄 ー 鴫立沢と金花茶の交配種

クリスマス・ローズ

椿の楽しみ  − 3/8

           三寒四温という言葉を耳にしますが、春の到来が待ちどおしい日々が続きます。それでも確実に
           春はすぐそこという感じがします。庭のハクレンの花が咲きだしそうです。接ぎ木も各地で始めて

           いることと思います。今日1本の台木にスーパー・スター、旅愁、タマ・グリッターズを接ぎ木しました。
           赤、白、それに白覆輪と赤色の3品種が2年後くらいには1本の木から咲き出すかもしれません。

           今日の玉都の花は友達から苗を譲り受け今年初めて咲き出しました。名前から判断しますと玉の(乃)浦
           と都鳥の交配かもしれません。大きさは中輪〜大輪くらいか?白覆輪は細いです。苗によって、あるいは

           場所により出方が違いますのでもっと白覆輪が多く出るかもしれません。鷺浦は五島の岩永氏の発表
           品種です。まだ咲き出しです。自分の好きな花で絶えないように接木をしています。

           白羽衣は八重の比較的大きな花です。庭で鑑賞するには色々な花色がありますと楽しめるのでは。

         → 椿を始めて最初の10年目くらいは色々な花を集めて鑑賞していました。最近ふと感じることは今まで
             あまり興味を持たなかった品種に目を奪われることがたびたびあります。自分の好みが変わったのか

             あるいは毎年同じ花を見て見飽きてきたのか分かりませんが、大事にしていなかった片隅の椿の花に
             惹かれるようになってきました。このことから、種子を蒔かれて花が咲き出しましたら、すぐに捨てたり

             台木にしないで、少しの期間育てて観察したら良いのではと思うようになりました。いつの日かそのような
             花が脚光をあびることがあるかもしれません。自分で鑑賞するのであれば、思い出の花として大事に育てて

             いかれるのも楽しいかもしれません。種子を蒔かれて自分だけの花を誕生させるのは生きがいと言えるかも知れません。
           


玉都 
今年初めて咲き出す。

鷺浦 − 五島産
白花筒咲き筒芯の一重小輪

白羽衣
白色の八重蓮華咲、肉厚、筒しべ、中〜大輪

椿の楽しみ  − 3/8


           昨日は五島の新花をビン接ぎしましたが、1本しかありませんので今まで以上に慎重に行いました。
           台木は庭木ではなく新芽が伸びた新しい枝を用いて接ぎました。太さは親指の2倍くらいの太さです。

           呼び接ぎならば枯れずに残りますが、ビン接ぎではチャンスは1回しかありませんので、やはり緊張します。
           切込みを入れ形成層ががっちりと合わさり結束バンドでしっかりと留めました。さらにローソクを垂らし水の

           流入を防ぎ、ビニール袋を切って巻きつけ、半日陰の庭に植えました。今日は雨でしたのでビニール袋を
           かけて用心しました。今日の花の青い珊瑚礁ですが前回掲載しましたより少し紫がかった程度でした。

           五島の広瀬氏が発見されました花には全く及びません。庭木に少し工夫を凝らしましたが上手くいきませんでした。
           残された鉢での栽培に期待をかけたいと思います。次に平成紅です。愛知の小崎氏の発表品種です。

           良い花ですね。黒耀は黒味がかった花色です。大阪から送っていただきました。クリスマス・ローズ
           品種も多く、最近は八重の品種が多く出回っています。白花は清楚で感じの良いはなですね。


青い珊瑚礁
種子島ヤブツバキから発見。気象状況などで
紫の色が変化するのでは?

平成紅 − 愛知産
濃紅色の一重抱え咲き

黒耀 −大阪産
暗紅色の一重盃状咲き

クリスマス・ローズ
色々な種類が販売されています。

椿の楽しみ  − 3/7

            今日は自宅にいましたので、五島の新花をビン接ぎしました。1本だけですので、大変慎重に接ぎました。
            1ヶ月前に送っていただいた穂木ですが、忘れていましてビニール袋に入ったままでした。幸いにも

            多少水を含んでいましたので枯れずにすみました。今日の椿は朧宗旦です。玉の(乃)浦との交配らしく
            わずかに弁端に白覆輪が見られます。津黒は濃紅色の筒長の椿に見えます。何かと交配しましたら面白いかと思います。

            以津の夢 は少し前に掲載しましたが、私の好きな花の一つです。小葉姫山茶花は沖縄産ですが、とても小輪
            の花です。とても可愛らしく玄関前に飾ってあります。沖縄から送っていただいた琉球白妙も蕾がいっぱいでもうじき
            咲き出すかもしれません。
          この品種は絶対枯らしてはいけないと思うときは(特に接ぎ穂が一芽しかない場合)はいつもビン接ぎをして大事に
             育てております。普通の切り接ぎや割り接ぎでも良さそうですが、100%成功を求めるにはいつもビン接ぎをして

             活着を待ちます。挿し木苗があります時は呼び接ぎをしています。ある程度品種がそろいましたら、庭木に接いで
             育てております。管理面といつでも穂木が手に入りますので。枯れないことが大きな利点ですね。


朧宗旦 − 新潟産
わずかに白覆輪が入る

津黒 − 岡山産
濃紅色一重小輪

以津の夢 − 石川産
白色地に弁端桃色ぼかし、一重咲き、小輪

小葉姫山茶花 − 沖縄産
白色一重極小輪

椿の楽しみ  − 3/5


             実生の花が少しずつではありますが、咲き出しました。今年は何百本と庭から他の場所に植替えました。
             写真の未来は種子を蒔いて7年も経過しています。先日の青春の輝きと同じく筒シベの感じの良い花です。

             千尋は孔雀椿の自然実生。 黒百合は千寿と自然姉妹だそうです。なかなか良い花です。太い庭木に接ぎ木
              してあり、毎年咲き続けています。菊月も良い花だと思います。咲き出しは桔梗咲きのような感じで色も藤色

              をおびた柔らかな感じがいたします。私はサニー・サイドやブライト・アイズなどのような花色が好きで庭に植えて
              あります。長い間椿と接していますが、種子を蒔いていて良かったと思います。すべての種子を混ぜて蒔いて

              いますが、何か変わった、あるいは今までの椿と少しでも違った特徴が表れるのを心待ちしています。蕾を付けて
              咲き出すまで本当にたのしみです。五島の岩永氏との出会いが椿に対する楽しみ方を変えてくださったものと

              感謝しております。岩永氏は素晴らしい方だとと思います。園芸品種にはあまり目を向けず五島椿の実生一筋に
              方向を定め、自分の夢を実現し、さらに次なる夢を追い求めているようです。椿の夢は尽きることがないですね。


未来 ー 実生7年
五島の種子から誕生した自然実生

千尋
暗紅色 一重 長筒咲き 筒しべ 小〜中輪

菊月
藤色をおびた濃桃色地

椿の楽しみ  − 3/4


                      五島の椿 − 旅情

               五島の椿で旅情という品種があります。岩永氏が発表された品種です。濃紅色一重の筒咲きの花です。
               多くの品種を発表されていますが、旅情は早い段階の品種かと思います。今日庭で咲いていました。

               とても可愛らしい小輪の花です。大変多くの品種が発表されていますので、新しい品種ばかり目が向いてしまい
               数年前の良い椿を見落としがちでした。花弁が少しよじれた写真になってしまいました。次回もう一度撮りなおして

               掲載したいと思います。 つたの細道白百合は長筒咲きの一重白。百合咲きに似ていますね。静岡産の椿です。
               白花と赤花があります。筒長の花としては好かれる花ではないでしょうか。あちこちに接いであります。


旅情 − 五島産
ネイミングがいいですね。

旅情
私の家では斑入りの花も咲いています。

つたの細道白百合
一重、、長筒咲、筒蕊、小輪

椿の楽しみ  − 3/3


            今日は雛祭りです。我が家ではチラシを食べました。今日の椿はどんちょうです。 赤色、白斑、八重咲、大輪 。
            日本髪等数種類植えてあります。私の感じでは雪椿は比較的挿し木の発根率が高いです。挿した枝はほとんど

            発根しております。それも3月挿しです。 次に陽の岬Uです。陽の岬とほとんど同じ花のように感じます。白系の椿では
            大変整った椿のひとつではないでしょうか。陽の岬や白手香は庭木として増やしている椿です。

          → 私は椿を絶やさないために、庭木に数種類接いで保存しています。 鉢苗ですとどうしても枯れることがあるからです。
              また管理の面で大変だからです。あちこちの庭木に同じ品種を接いであります。なくなってしまったとがっかりしていますと

              違う場所で咲き出してほっとした時が何度かありました。水くれもなく安心していられます。ひとつだけ大事なことは名札です。
              必ず名札を2箇所に付けて名前が消えたりしないように注意しています。


どんちょう  −  雪椿

陽の岬U ー 陽の岬が発見された場所から
比較的近くで発見されたそうです。

名前不明
大変感じの良い梅の花です。

紅玉
小輪の半八重のように思えます。

椿の楽しみ  − 3/2


           各地で梅の花が満開になり訪れ客も多くなってきたようです。早咲きの桜も咲き始め春近しといった感じがしてきました。
           椿も負けずに満開かすでに花が終わりかけた地域もあるようです。桜や梅と違って椿はどこにでも多く見られるわけではわけでも

           ありません。自宅の庭に多く植えられるスペースがないかと思われます。( 私の家だけかもしれませんが )今日の花は久田紅
           です。あまり見かけない花かと思われます。東京に観光で出かけた時偶然購入しました。花は大変気に入っております。

           葉がよれているのが少し気になります。黒竜は濃赤色・一重・ 筒咲き.の花です。黒竜は蚊唐子咲き〜ボタン咲きの大輪です。
           比較的挿し木がしやすい品種かと思います。 山百合の種子を蒔いて2〜3年経過しました。相当の種子を蒔き、現在何百個の

           球根があると思います。毎年増え続けています。 写真の梅は接いで30年くらい経過しています。今年2月20日頃ビン接ぎを
           しました。梅のビン接ぎが成功するか分かりませんが何でも試しています。庭では早咲きの桜が咲きそうです。今年桜の取り木を
           試して、上手くいきますと毎年取り木で増やせますので、接ぎ木をする必要がなくなります。桜の成長は早いですので1本庭に植えて

           取り木で鉢苗を増やしたいと考えております。

           


久田紅 − 濃赤色・一重・ 筒咲き.

黒竜 ー 暗紅色の唐子〜牡丹咲き、白旗弁混、
大輪

山百合の球根
2〜3年経過しました。咲き出すまであと3年
位かかるのでは?種子島の百合も植えました。

鈴鹿の関 ?
4種類の梅をビン接ぎしました。
梅のビン接ぎは初めてですので結果は
分かりません。

椿の楽しみ  − 3/1


            いよいよ3月になりました。お正月からすでに3ヶ月目に入りました。桜の開花もすぐですね。
            今日の椿は春望からです。春望は五島の椿で昨年挿し木した苗です。黒味がかった色合いで小輪です。

            五島の岩永氏より穂を送っていただき接木したり挿し木をして増やしております。岩永氏も推奨している椿です。
            桃割れは昨日紹介しました椿です。1本くらいはこの様な花も庭に咲かしておきたいと思います。紅湖畔は

            五島の椿です。以前にもご紹介いたしました。とても気に入っている椿です。やや抱え咲きで筒芯の良花だと思います。
            以津の夢は 白地に弁端淡桃色ぼかしの花です。この花も好きな花です。

         → 挿し木苗の1〜2年に花を咲かせますと苗が枯れることがあります。どうしても花を咲かせ、どのような花か見たいときは
             咲き出しましたら、すぐに花を取ってしまうほうが無難だと思います。特に1年生の苗には花を咲かせないほうが安心かと思います。
             早く見たい時や写真を撮りたいときは呼び接ぎビン接ぎをお勧めしたいと思います。


春望 − 五島産

桃割れ − 松江産

紅湖畔 − 五島産

以津の夢 − 石川産
白地に弁端淡桃色ぼかし

椿の楽しみ  − 2/28


            今日で2月も終わりです。3月に入りますと接ぎ木や肥料、 鉢の草取りなど色々作業があるのでは。
            さらにビニールに入れた種子を入れたハッポースチロールから苗を取り出して植替えをしなければなりません。

            昨年までほとんど発芽しておりますので、植え替えてから寒さに注意しなければなりません。4月下旬まで
            大事に管理しております。植え替えてからビニール袋で保護しながら管理しています。

            今日の桃割れの花は松江の椿です。唐子咲きの中輪。名前の由来は花の形が少女の髪型(桃割れ)を思わせる
            からだそうです。( 島根の椿より ) 紅華斑入りは突然斑が出始めました。おそらく接ぎ木によるものだと思います。

            ナイフやハサミの管理には相当注意しなくていけないと反省しています。接ぎ木や挿し木をする時は木全体、枝それに
            葉などに注意を向けて斑が入っていないか確認しなければと思います。マンサクも好きで庭木として植えてあります。

            最後に今日は3年目の種子苗の山百合の球根を30個あまり庭に移しました。3〜4年前に何千個と種子を蒔きましたので
            一杯小さな球根が芽を出し始めました。5〜6年位経過しますと花芽を持つと思いますので楽しみにしております。


桃割れ − 桃色の一重唐子咲き

紅華斑入り  − 紅色地に白の斑入り
            、

マンサク − 取り木で増やそうと考えています。

椿の楽しみ  − 2/27


             いよいよ明日で2月も終わりです。接ぎ木を終えた地域やこれから始める地域があると思います。台木は接ぐ高さで
             切っておかれると良いと思います。今日の椿は青い珊瑚礁村下です。青い珊瑚礁は少し紫色が見られる程度です。

             鉢苗で紫色を強く出す為に色々試しています。これから咲き出しますので、どんな花色になるか期待しています。
             村下は松江の椿ですが、良い花ですね。名前の由来については以前お話いたしましたが、製鉄の現場の長(おさ)の

             意。製鉄の火の色になぞらえてつけたそうです。出雲大社藪椿とともに好きな花です。奈良の花は名前が消えてしまい
             分かりません。1本の木に各県の椿が接木してありますので、どこの県産かは分かります。最後に黄金梅です。

             2年前に接木して鉢植えにしてあります。花弁の小さな花です。成長は遅いです。太い庭木に接ぎ木すると早いかも
             しれません。美人ーーーー。という言葉がありますが、美しい花も栽培が難しいか木自体が弱い傾向がありますね。

             現在梅は実生苗が大きくなり、来年には咲き出しそうです。今年は桜にも挑戦しようと考えております。


青い珊瑚礁

濃い紫の色はなかなか出にくいですね。
梅ー 黄金梅

花弁が小さく成長は遅いです。
この花弁より少し大きめの花も咲きそうです。

村下 − 松江産  − 濃紅色の良い花ですね。 

奈良の椿 − 名前不明

椿の楽しみ  − 2/26
 
               今日は少し寒いですね。あと数日で3月になります。椿の接ぎ木の本格的な時期になりましたね。
               今日の花の友の浦は大輪の白覆輪がよく見られます。私の地域では玉の(乃)浦系の覆輪は

               比較的よく見られます。東北地域では気候の関係で少し白覆輪の出方が芳しくないこともあるかと
               聞いておりますが。 ルチエンシスは香りが高く交配に適していると思います。香り椿の作出には

               適している品種と思われます。津島は15年くらい前に愛媛県より送っていただいた品種です。
               濃紅色の目立つ椿です。夜の雨は松江の椿です。よく結実する品種です。先日松江の品種を

               いくつか述べましたが、山娘、 無音の雪、普門院、白州、東林寺、十神絞り、天倫寺月光、大社紫
               雪川、夕照、石鼎、 雪舟等素晴らしい椿が沢山あり、楽しませていただいております。


友の浦
赤色、白覆輪、八重、大輪

ルチエンシス
白色 一重 極小輪 有香 原種椿

津島ー愛媛県産
濃赤色、一重筒咲き、小輪

夜の雨
白地に桃色の大小縦絞り、一重小〜中輪

椿の楽しみ  − 2/25  


              大分春めいてきました。家の中では暖房等をまだ使用しています。庭の花では美保の関が咲き始めました。
              島根県の野生椿の選抜種。濃紅色の一重、筒〜ラッパ咲きです。桐野先生の発表品種です。浅香姫は香り椿

              で可愛らしい花です。秋の接ぎ木ですが、写真の接ぎ木はすでに外気に慣らしています。太い台木に接ぎ木
              する時私は頂点に1〜2本、すぐ下の胴に1〜2本以上接いでいます。さらに太い台木では1〜2本細い枝を

              残して接ぎ木をします。写真の台木は1本です。枝分かれしている台木です。奥の方の台木から左下に残して
              ある枝が見えます。太い台木を接ぎ木する時ばっさりとすべての枝を切って接木しますと台木が枯れないか

              心配がありますので少し枝を残して接いでおります。このまま春を迎えますので、3月中旬には芽を伸ばし始めて
              くると思います。秋接ぎは管理の面で大分楽に思います。ビニールは全部外さないで、ナイフでビニールに切り込み

              を数箇所入れて芽が完全に伸びきりましたらビニールを外しています。3月になりましたら全部ビニールを外しても
              大丈夫だと思いますが、完全に芽が伸びてからのほうが成長も良いかと思います。春接ぎにおいても7月〜8月

              位まで全部ビニールを外さずにナイフや線香などで徐々に大きく穴を開けて管理しています。


美保の関
赤色、一重筒咲き、極小輪

浅香姫
淡桃色、一重咲き、かわいい小輪

昨年の9月の接ぎ木
切り接ぎや胴接ぎをしています。すでに6ヶ月経過。


椿の楽しみ  − 2/23     
                    新花  ー 青春の輝き

                                     
          今日は親戚の畑に植えてあります実生から綺麗な花が見られました。紅栄に似ている花です。(青春の輝き
          葉は紅栄のほうがはるかに良さそうです。(写真で比較)この青春の輝きは種子を蒔いてすでに10年経過しています。

          自分の庭にありませんので、たまに訪ねますと色々な花が咲いています。色々な場所に種子苗を植えて
          おきますと、見に行くのが楽しみです。 美保恵比寿は松江の椿です。穂木を送っていただき接木しました。以前掲載したかと思います。

          おにゆりは孔雀椿とマーク・アラン・シュープリームの交配品種です。濃紅色が鮮やかな中輪です。大分暖かくなってきましたので、
          椿の花が咲き誇っているのではないでしょうか。楽しみな季節になって来ましたね。
 

青春の輝き

紅栄に似た花です。少し撮影が遅かった
ためにシベが雨で少し傷んでおります。

濃紅色の長筒咲き。咲き始めから1週間
位経過しています。時々咲き終わりを見に

畑に行って観察しようと思います。最後まで
筒咲きですが花弁が反り返らないと良いのですが。

葉が少しよじれているのが難点かもしれま
せん。最も良い状態の時にもう一度撮影して

掲載したいと思います。

                                     


紅栄 − 五島

青春の輝き −  長筒咲き − 新花

美保恵比寿 − 松江

おにゆり

椿の楽しみ  − 2/22


        昨日は台木としての挿し木について書きました。これまでは台木を注文していましたが、今では取り木や挿し木で
        台木をまかなっています。それに、種子をたくさん蒔いておりますので、畑に植えた種子苗でも使用できると思います。

        最も良い台木としては取り木による台木かと思われます。枝分かれしている下に取り木をかけますと色々な品種が
        接げます。挿し木の何倍も早く鉢苗として鑑賞できます。今日の古都の香りは10年以上前に庭に植えました。

        色合いも良く、ネイミングも素晴らしいと思います。額田姫衣通姫とともに好きな花です。友の浦も咲き出しました。
        私の印象では玉の(乃)浦系の椿の中では比較的覆輪が出やすい品種かと思います。タマ・グリッターズも同様良く

        覆輪の出る椿です。出雲大社藪椿は小輪の良い花ですね。人気もあるようで、注文が多いと聞いております。鉢盆栽などに
        適していると思われます。私の家でも太い庭木があり、取り木により2〜3本鉢植えしてあります。松江は素晴らしい品種が

        沢山見られます。カタログに掲載されていない品種や毎年新たに誕生している品種も多く見られます。村下、婆の木、出雲大社藪椿、
        桃割れ、落雁、白髪山、松峯山、御輪、金亀山、西光寺など沢山見られます。最後に緋梅ですが成長は遅く、木が弱いですね。

        時期により枝を切りますと、枝1本枯れることもあります。接ぎ木をしましたのは梅が最初です。梅の接ぎ木のおかげで今日まで椿を
        趣味として楽しめたと思います。おそらくその当時梅を100種類以上接ぎ木したと記憶しています。梅の台木作りは簡単でした。

        種子を蒔いて来年台木にしていました。梅、椿、桜などの花は季節感があり1〜2本庭にあるといいですね。


古都の香

友の浦

出雲大社藪椿

緋梅

椿の楽しみ  − 2/21


           今年は例年より寒く感じますが、いかがでしょうか。今日は300本ほど種子苗を畑に植え替えました。鉢で管理しておりますと
           管理が大変になり、枯れる苗も出てきますので。その他に接ぎ木や挿し木苗も植え替えました。それでも庭中椿でいっぱいです。

           1年中挿し木や接木を繰り返していますと、整理しましてもなかなか片付きません。畑に植えておけば2〜3年で大きくなり取り木
           をするだけで十分なほどの苗木ができます。取り木による台木の準備もできます。苗木を植える畑がありますと

           接ぎ木や挿し木等しないで苗木が確保もできます。4〜5年しますと苗木自体大きくなり植木として差し上げたりすることもできます。
           社会福祉に貢献できるかもしれません。色々考えております。今日の花は玉ありあけ額田姫です。

           玉ありあけは毎年白覆輪が見られます。玉の(乃)浦からは色々な品種が誕生しております。額田姫は香り椿です。小輪の綺麗な
            花ですね。花が多くつきます。 五島の自然実生は抱え咲きの花です。少しづつですが実生の花が咲き出してきました。

            これからの椿の人気をさらに増すためには、 種子を蒔き続け、今までの何千種とある花の中から素晴らしい花を掘り起こすことも
            大事かと思われます。これからは、今まで以上の素晴らしい新花を誕生させることが厳しくなるかもしれません。食べ物と同じで食べ飽きて

            しまうからです。それを乗り越えるには、種子を蒔き続け、誕生した椿の中から埋もれているかもしれない花を再び世に出すことが考えられます。
            次に挿し木苗です。2年前に挿した親指大の苗です。台木として使用します。数年前から台木用の挿し木を行なっています。2月〜10月

            くらいまで行なっています。2月〜5月と9月〜10月くらいに多く挿しております。この台木用挿し木は親指大からそれ以上の太さを行なっています。
            この挿し木を応用して園芸品種やヤブツバキも親指大からそれ以上の太さの挿し木も行なっております。


玉ありあけ − 覆輪が多く見られます。

五島の自然実生

額田姫

挿し木苗 − 台木として
2年経過 

椿の楽しみ  − 2/19

         温かな日が続いていますが、椿の花が咲き終わったり、満開、あるいはこれから咲き出す地域があるかと思います。
         そろそろ接ぎ木を始めた方々もおられるかと思います。地域や管理設備の有無により大分違うかと思います。

         接ぎ木はそれほど神経質になられることはないと思いますが。接ぎ木後の管理の仕方に左右されるかと思います。
         色々な本やネットで説明されております。あるいは、接ぎ木をされる方が近くにおりましたら基本的なことは教えて

         いただければよろしいかと思います。何事も最初の数年は大変かもしれません。プロの人でも接ぎ木や挿し木では
         失敗もあるのでは?繰り返し、繰り返し工夫しながら試しますと必ず会得できると思います。

         今日は箱根の香夕日です。箱根の香は野生椿の選抜種です。香り椿も色々あります。古都の香、十里香、彩香、
         額田姫、高尾の香、珠錨、 春風等。自分の庭に接いである香り椿が中心ですが、まだ他に色々あります。
 
         夕日は濃赤色の長筒咲。名前はせきじつと呼ばれています。数年前に久留米より入手しました。すでにこの品種から
         自然実生苗が出来上がりもう少しで花が咲きそうです。今庭では黄色のマンサクや福寿草が咲いております。

         秋田県の野に咲く白色のマンサクも今庭で咲いております。梅の花も咲き出しました。春も間近ではないでしょうか。


箱根の香
薄ピンク色、一重筒咲き、小輪、野生ヤブツバキの選抜

福寿草
満開に近いです。庭に植えて増やす努力をしています。

夕日( せきじつ )
濃赤色、長筒咲、一重、小輪 花・
久留米より入手。貝殻に植えてあります。

 2/16     五島の椿祭り − 五島の椿展    
            

五島の椿 − 久賀白      

今日は五島で行なわれています椿展に出品されています久賀白を御覧下さい。
今年私も掲載いたしましたがすっきりとした良い椿ですね。

白色一重、筒〜ラッパ咲きの小輪。1月〜4月咲きです

この花は五島列島・久賀島の野生椿の選抜種。玉の(乃)浦を発表されました
藤田友一氏の命名・発表品種です。

数多くあります白椿の中でもこの久賀白はとても好きな花で今年も岩永氏より
穂木を送っていただき接ぎ木をしました。筒しべの感じの良い花ですね。

岩永氏からは鷺浦や白穂等のすばらしい白花の品種を送っていただいております。
五島の恵まれた大地でこのような素晴らしい椿展が開催され、しかも素晴らしい

内容で喜んでおります。色々企画されたり作品を出品されました方々の工夫と
情熱に溢れる展示会であると思われます。来年も楽しみにしております。

          五島の椿祭り − 五島の椿展

                           1. 会場     五島観光歴史資料館
      
                           2. 期日     2/14(土) 〜 3/1(日)

                           3. 時間     9:00 〜 17:00

             五島より現在開催中の椿展の写真が才津幸子さんよりメールにて送られてきました。うっかりしまして1〜2日
             掲載が遅れてしまい申し訳ありませんでした。素晴らしい発表会ですね。春爛漫といった感じがいたします。

             この写真を見ますと本当に温かな気持ちになります。椿を愛する人達やこの展示会を開催されました主催者の
             方々の温かな気持ちが伝わってきます。椿って本当に素晴らしいですね。このようにお互いの心をひとつにして

             地域社会の人たちの輪を作り上げるのですから。この展示会では色々な工夫がなされて椿の楽しみ方を教えていた
             だきました。五島が世界に誇れる椿の里であることを強く印象ずけたのではないでしょうか。

             五島に住まわれている方々だけでなく、これから五島に行かれる計画がありましたら、ぜひ五島観光資料館に立ち寄られ
             椿の美に酔いしれてはいかがでしょうか。 美しい椿の写真に感動しております。


竹細工による椿の美の競演

竹の利用の仕方が上手ですね。

色々な形で椿が飾られもっと多くの実物を見たいと思います。
今後の活躍を期待しております。

椿の楽しみ  − 2/15


          2月もすでに15日。でも寒いですね。接ぎ木もそろそろ始めようかと考えております。今日は写真のように
          庭木にビン接ぎをしました。結束バンドを用いて1時間あまりで10品種接ぎました。大事な品種と考えています

          品種を接いでみました。呼び接ぎやビン接ぎが最も庭木の接ぎでは安心していられます。昨年の秋接ぎがたくさん
          あり、すでに外気に慣らしていますので、これからの接ぎ木は少なくしようと考えています。挿し木、取り木、秋接ぎが

          管理やその他の面で確実で楽な方法であると思えます。挿し木はこの時期では相当太い枝を挿し、台木や鉢苗として
          考えています。今日の花は蓮華寺と紅あかりです。 蓮華寺は 黒赤色、一重筒咲き、小輪、(京都)の花です。

          接木して20年近くなります。 紅あかりは接木して10年経過。求めた時より好きになってきました。好みも毎年観察
          しておりますと変わるもので、何でも長く保存しておく必要がありますね。ビン接ぎや呼び接ぎをされる場合すべての枝を

          切らずに、少し枝を切り詰めて接木しております。盆栽風に接木する場合はすべての枝を切って頂点に接いである写真を
          見かけます。接木する下側の枝は2〜3本短くして残しますと庭木の花はそのまま咲き続きますので安心です。

          枝を切り詰めたりしながら庭木のどこに接いでも活着するように思いますが。色々工夫しながら長い間試しています。
          一番の問題点は庭が狭いことです。この狭い庭でいかに多くの品種を保存できるかが当面の課題です。


蓮華寺
黒赤色、一重筒咲き、小輪、(京都)

紅あかり
鮮紅色、八重咲き、大輪(大阪)

太い庭木にビン接ぎ
結束バンドが便利だと思います。

庭木にビン接ぎ
ビニールは雨水がかかるのを防ぐためです。

椿の楽しみ  − 2/11

          今日はビン接ぎをしました。友の浦、 スーパー・スター、小磯、 玉の(乃)浦などです。この接ぎ木は接ぎ木後の
          管理が楽ですね。時々水を確認するだけですので。呼び接ぎいいですね。庭木に接ぎ木する場合はビン接ぎと呼び接ぎ

          が最も適しているように思えますが。今日の花は珊瑚礁です。青い珊瑚礁との交配かと思いますが?紫色は見られません。
          紫色はなかなか難しいですね。何箇所で発見された紫椿は、発見場所では見事な紫色と聞いております。努力次第では

          この見事な紫色を見られることができるかもしれないと、わずかな期待を抱いて現在試していますが。阿蘇娘は感じの良い
          肥後椿ですね。今年初めて咲いたのを見ました。肥後椿も少しずつ集めて楽しんでおります。最後に少し太い枝の挿し木を

          始めました。台木にする目的で行っています。この台木に9月接ぎ木する予定です。


珊瑚礁
青い珊瑚礁との交配では?

阿蘇娘
桃色地 底白 一重 椀咲き
肥後椿の自然実生

自然実生花
親不明の自然実生

椿の楽しみ  − 2/8

         この時期の接ぎ木 ー いつでもできる接ぎ木

            接ぎ木にはまだ少し早い時期かと思われます。地域によってはすでに接ぎ木をされているかもしれません。
            接ぎ木をある程度確実に成功させるために毎年ビン接ぎや呼び接ぎを行っています。

            ビン接ぎや呼び接ぎは大体1年中できるように思えます。写真のように庭木にビン接ぎや呼び接ぎを行いました。
            庭木の枝を切り詰め、単に形成層を合わせるだけでなく、切込みをいれ穂木を差し込みます。1年後に様子を

            見ますと、肉が盛り上がり穂木を全部あるいは半分くらい巻き込んでおります。色々な方法があるかと思います。
            この接ぎ木では穂木をしっかりと抑えるために板を当てたり、結束バンドを使用して接ぎ木をしております。

            さて、三千院侘助は15年前に接木したり挿し木をして残っております。明紫紅色の花色で侘助椿です。
            意宇の里は春曙紅の自然実生ですので私の気に入った椿のひとつです。サニィーサイドブライトアイズ等と同様

            日本人好みの花と言えるかも知れません。春曙紅の種子を蒔かれるのも楽しみかもしれません。
            


三千院侘助 − 侘助椿
藤色を含む桃色、一重筒咲き

意宇の里
淡桃色地 底白 一重 筒咲き 筒しべ 
春曙紅の自然実生

ビン接ぎ
夕日の庭木に2本ずつ接ぎ木

呼接ぎとビン接ぎ
紅栄の庭木に呼び接ぎ
ビニールをかけて雨水がかかるのを防いでいます。

椿の楽しみ  − 2/5

              アザレア椿が脚光を浴びて数年になるかと思います。真夏に咲きますので、この品種を利用して交配しますと
              1年中椿の花が見られるかもしれないという期待です。すでに各地でアザレア椿の交配種が誕生していると

              思われます。昨年8月に私も知人よりいただきましたアザレア椿の自然実生花を御覧いただいたと思います。
              今回の写真の蕾は前回と違った自然実生です。庭木に呼接ぎしている最中です。ほぼ1年目になります。

              どのような花が咲くか楽しみにしております。専徳庵は石川県産の一重小輪。10月頃より咲き出します。
              加賀侘助の自然実生。乙姫は三河数奇屋に白斑が入ったがもので、濃桃色に白斑が見られます。

              →アザレア椿の交配種として今年写真の花が咲きますと2品種咲くことになります。昨年の8月に咲いた花は
                原種の花色ににていました。次に写真の蕾がどのような色合いか楽しみです。さらに昨年種子が得られ発芽

                していますので、うまくいきますと3つ目の違ったアザレア椿の自然実生花が誕生するかもしれません。
                真夏に咲くますので、他の椿の花が見当たりません。自家受粉はあまり考えにくいと言われていますので

                椿系の花が周囲3キロくらいの場所で咲いていて、昆虫や鳥類により交配を可能にしたのかもしれません。
                このことは全く分かりません。自然の営みは神秘的であると同時に奥深いですね。


アザレア椿の自然実生

宣徳庵

乙姫

椿の楽しみ  − 2/4

           春の女神には花弁に筋が入っています。 筋が入る椿は私が持っています椿の中ではそれほど多くありません。
           美的要素としては、ないほうがすっきりとしているかもしれまえん。今日はタマ・グリッターズですが、すでに12月に

           御覧いただいたと思います。八重の綺麗な花だと思います。非常によく白覆輪がでます。好きな花ですのであちこちに
           接いで、知り合いにも差し上げています。ヌッチオ農園より求めた椿です。バッテン玉の浦は五島の岩永氏より送られた

           品種です。岩永氏の知り合いの人から譲っていただき送って下さいました。この品種は玉の浦と名ずけられていますが
           白覆輪は見られないようです。極小輪の弁天葉です。最後に愛染紅です。7〜8年香川県より送っていただいた品種です。

           小輪の綺麗な花です。香川県も多くの綺麗な品種が多く庭木として育てております。覆輪乙女が好きで良い椿と出会ったと思い
           絶やさないように接木しています。今日は庭木に呼び接ぎを6品種ほどしました。呼び接ぎは確実で成功率が高いように思えます。


タマ・グリッターズ 

バッテン玉の浦 ー 五島

愛染紅 ー 香川県

椿の楽しみ  − 2/2


        瀬戸千鳥は7〜8年前に接木しました。白色・花弁の先端薄い紅ぼかし・一重小ー中輪です。
        控えめなぼかしですが気に入っている椿です。湊晨侘助は小輪の人気のある椿だと思います。

        この椿は太い根に接いであります。接木も活着がとても良いです。庭木として植えてあります。
        旅情は五島の岩永氏の発表品種です。名前も花もヤブツバキとしてすぐれていると思います。

        この旅情は岩永氏の自然実生作品として早い段階に発表された品種ではないでしょうか。私の
        兄の家では大きく育っています。椿を枯らさない最も安全な方法は庭木として育てることだと思います。

        ただし、庭以外で育てる方法は鉢ですが、少し大きめの鉢で、2〜3年に一回は植替えが大事かと思います。
        鉢で管理する場合は多く持ちすぎないことも大事ですね。私も鉢で育てている間数本枯らしたこともあります。

        今日から五島の椿を中心として接ぎ木をしております。まだ寒すぎますので2月20日頃からが接ぎ木の適期かと
        思われます。


瀬戸千鳥 − 岡山産

湊晨侘助 −  下総侘助の自然実生

旅情 − 五島 岩永氏の発表

椿の楽しみ  − 1/31       岩永氏の椿の美   −  実生より誕生した五島の椿 −春の女神

                   今年誕生しました春の女神。 祷りの女神と同様花形、シベ、葉など大変整った花ではないでしょうか。
                   発芽して数年しか経過していないと思います。数少ない花と枝を届けてくださいました。ヤブツバキは

                   いいですね。極小輪〜小輪ばかりです。前回の箱入り娘や玉姫同様春の女神は最近発表された岩永氏の
                   新花ではAクラスにはいる椿であるように思えます。玉の(乃)浦はよくしろ覆輪が出ております。接ぎ木する時は

                   覆輪の出ている枝を接ぎ木されると良いですね。今年は少し玉の(乃)浦椿を多く接木しようと予定しています。
                   一休は良い花ですね。白花も色々育てておりますが、一休は大変気に入った品種のひとつです。あちこちに

                   接いでありますが、さらに接ぎ木をしたく穂木を送っていただきました。庭木に接いで早く花を咲かせたいと思います。
                   五島の椿の愛好家や趣味家の方々はいいですね。良い環境に住んでおりますので。

                   澄み切った空気と大自然の恵みの中で生活出来ることがどんなに素晴らしいことか!  離れた場所で生活してみますと
                   五島の素晴らしさや良さを感じてくるようになると思います。五島の椿の美しさをこれからも色々な方々に届けたいと思います。

                   


春の女神 −夜 撮影
良い椿が誕生するものですね。

春の女神 − 朝撮影

玉の〈乃)浦
五島が世界に誇れる椿ですね。

一休
白椿では大変素晴らしい椿だと思います。

椿の楽しみ  − 1/30


            岩永氏の椿の美   −  実生より誕生した五島の椿


               本日五島の岩永氏より花の付いた枝を送っていただきました。早速、写真を撮り枝は水に挿し明日
               接ぎ木をする予定です。ほとんどの花が小輪です五島で咲いている花を撮影しますともう少し本来の

               花の美しさが見られると思いますが。毎年接いでおりますので我が家で咲きましたら、再び御覧いただきます。
               久賀白もう少し接木したく穂を送っていただきました。岩永氏の作出された鷺浦、また岩永氏の知り合い

               の方の白穂も大事に育てております。毎年自然実生で新花が咲くようです。ここまでくると楽しみですね。
               これから私が目ざしたい椿の道を教えてくださっているように思えます。

               
               → 久賀白は五島列島の久賀島のヤブツバキで、藤田友一氏の発表品種と聞いております。


箱入り娘 − 五島 

珠姫 − 五島

かくれんぼ − 五島

久賀白 − 五島

椿の楽しみ  − 1/29 


          寒さが厳しいですね。今日は借りた畑で草取りをしたり、青森のニンニクを植えたりしました。農業も初めてで
          他の畑に植えてある野菜を見ながら苗を買って植えている状況です。今年に入り玉ねぎやニンニク、ネギを植えました。

          時期的に遅いと思います。これからジャガイモを植える予定です。さらに畑の所々に花々を植える予定です。さて本日は
          すでに御覧いただいた吉兆と春の女神です。唐子咲きの吉兆も大事に育てております。春の女神は岩永氏の今年の

          新花です。私はこのような五島の大地で誕生した紅花やヤブツバキにどうしても惹かれます。この春の女神も気に入り
          すぐに接ぎ木と挿し木をしました。大変細い枝でしたが、接木した残りの枝2本を挿し木にしました。1月2日に接ぎ木と

          挿し木をし、約1ヶ月経過しました。写真のようにまだ枯れずに青々としています。毎年この時期に接いだり挿したりしています。
          1年の最も寒い時期ですが、何とか工夫して育てております。五島の地区では暖かく花の咲くのが早いために毎年この時期に

          花付きの穂木を送っていただいています。最初は接ぎ木や挿し木は苦労しました。最近、やっと慣れたせいか、いつでも接ぎ木や
          挿し木を行っています。新花の枝を捨ててしまうのも、もったいないと思い何度も繰り返し試みました。なんとか成功するように

          なりました。接ぎ木はいつでも鉢植えの台木です。挿し木の用土は鹿沼の細粒と蝦夷砂、それに赤玉の小や桐生砂を混ぜて利用しています。
          地域により用土は違うと思われます。接ぎ木や挿し木では名札が大事だと思います。名前の分からない品種は増やせないからです。
          


吉兆

春の女神 − 五島の椿を接ぎ木
1月2日接ぎ木 − 12月30日送られる

ほとんど芽がありません。石目が1つあるくらいです。
約1ヶ月経過。2本とも同じ品種ですので1本は
発根するのでは?

春の女神
五島 − 岩永氏の新花

椿の楽しみ  − 1/26


            1月も数日となりました。全く月日の経過するのは早いものです。1月に接木した五島の椿も青々として
            います。2月下旬からは本格的に接木する予定です。五島の岩永氏にも穂木を頼みました。

            青海姫は20年前に接木したものです。なかなか気に入っている椿です。青海白も同じ時期に接いで
            大きく育っています。青海白には紫紺雲竜椿、陽の岬、 白孔雀、アザレア椿等接いで保存してあります。

            明日への道は今年咲きだした玉の浦の実生です。濃桃色の花ですので1本くらい桃色の椿を庭木にしようと思って
            残してあります。紅湖畔は五島の椿です。とても気に入っている花です。最後に9月下旬の接ぎ木です。

            すでにビニールに切れ込みを入れて外気に慣らしています。この点が春接ぎと違って管理の面で非常に楽な天点です。
            この時期にすでに外気に慣らしても枯れず、写真のように新芽を伸ばしかけています。新芽が見えます品種は黄蓮華
            
            です。時々お話いたしますが、秋接ぎの場合は春の管理が楽で新芽が伸びる前に外気に慣らしますので、蒸れたり
            枯らす心配はありません。接ぎ木のほとんどが活着すると思います。1〜2月に穂木が届き接ぎ木が心配でしたら

            ビン接ぎなどがいいですね。せっかく穂木が入手しても接ぎ木の時期でないと捨ててしまうのはもったいないと思います。
            出来れば、1ヶ月ぐらい枝を水の中に入れて2月の中旬以降に接木されたら良いと思います。


青海姫
新潟より求める。20年経過。
青海白とともに庭木で育っています。

明日への道
玉の浦実生 − 濃桃色

紅湖畔
五島の椿 − 私の好きな椿です。

9月下旬の接ぎ木 − 黄蓮華など接ぎ木
すでに外気に慣らし、新芽が少し伸び始めています。
この1本の木に12品種接ぎ木してあります。

椿の楽しみ  − 1/24


              もう少しで接ぎ木や挿し木の時期を迎えそうです。昨日は本当に暖かかったと思います。
              本日は少し寒く感じます。少しずつですが庭の花も春の訪れを感じているようです。

              毎年接木しております花が咲き出しております。色々な品種を集めるのも良いですが、私の
              反省として自分が感動したり、胸をときめかす花の収集をこれからするつもりです。

              多く集めますと、管理面で大変です。良い椿も枯らすこともあります。それよりも、はっとする花
              を20品種位植えて、1品種10本くらいまとめて豪華に庭を飾りたいですね。今日の花は
             
             合頂山茶
 − 奈良県の椿寿庵さんに見られます。花弁が少し細長く十里香に似ている感じです。
              明日への道
              玉の浦の実生です。五島より種子を送られて7年目になります。鉢ごと庭に植えてありますので
              育ちが悪いように思えます。吉兆は大阪より求めて7〜8年経過しています。名前が良いので求め

              ました。新潟より出ております祝い鶴という品種もネイミングがいいですね。これらの蒔いた種子より
              花が咲き出すのが楽しみです。最終的には、この取り組み(種子を蒔き新花作り)が最も楽しみな椿の作業になるのでは?


合頂山茶
       奈良県の椿寿庵に見られます。
接木して5年目です。 山茶 = 椿の意味
               と聞いております。

新花 − 明日への道
玉の浦実生
色々咲き出しています。

吉兆
接ぎ木7年経過
唐子咲き 2〜3月咲き − 大阪

椿の楽しみ  − 1/22

        お知らせ             五島の椿祭り − 五島の椿展

                           1. 会場     五島観光歴史資料館
      
                           2. 期日     2/14(土) 〜 3/1(日)

                           3. 時間     9:00 〜 17:00

                      ★  当日は大分花が咲き終わっているかもしれませんが、切り花やパネルで写真展を行うなど
                          五島の椿の美しさが味わえるかもしれません。さらに、椿の趣味家や愛好家の人たちによっても時間帯や

                          日にちによっては説明を受けられることが出来るのでは。地域の方々やちょうどその時期に
                          五島に旅行される方々がおられましたら、ぜひ訪れてみてください。

椿の楽しみ  − 1/22

              日当たりの良い場所では大分咲き始めておりますが、わたしの庭ではまだ咲き始めたばかりかもしれません。五島では
              すでに満開を過ぎているかもしれません。今日の花は紅栄と黒光です。花の撮影は難しく感じます。天気具合や撮影場所

              により花のイメージが大分変わって見えるからです。カタログなどの花では写真により購買心を駆り立てるかどうかが決まります。
              一番良い撮影条件のときに撮影してカタログに載せることが大事かもしれません。今日の紅栄でも印象が違います。

              黒光は斑が入りすぎております。最初に接いだ時はほんのわずかでしたが、少しずつ斑が増えている感じです。斑入りや絞り花は
              なかなか難しい面があります。紅花や覆輪花、あるいは白花などは安心して育てられると思います。最後に昨年の10月の接ぎ木です。

              すでに4ヶ月経過しています。完全に活着して、すでにナイフでビニールに切り込みを入れて外気に慣らしています。
              秋接ぎは春接ぎよりも管理が楽で成長も早いように思います。特にビニール内で蒸れたりする心配がないことが一番安心していられます。

              これからは、太い枝を挿し木して台木の準備をする予定です。特に枝の途中で3方向や4方向に枝分かれしている少し下で切り
              挿し木をします。今から挿し木しますと、7月〜9月にはそのまま接木することも可能かもしれません。太い台木が10本くらいありますと

              毎年楽しみではないでしょうか。4月下旬から6月にかけて取り木も出来ます。台木の心配はなくなると思います。

        秋接ぎの場合外気に慣らす時期ですが、1月の後半から2月、3月にかけて時にはビニールの中があっという間に高温になり蒸れて
           しまうことも考えられます。そのために、できるだけ早く小さな切れ目を入れて蒸れを防ぐようにしています。1〜2月の間はあまり大きな

           切れ目は入れないほうが無難です。時に高温と時に低音にさらされる時があるからです。寒冷紗を用いて4月まで完全に外気に慣らし
           終えることが大事かと思います。秋に接ぎ2月〜3月までには完全に活着していると思いますので、2月以降少しずつビニールに切り込み

           を入れて外気に慣らしていきますと安全かと思います。
            


紅栄
今日撮影

昨年の撮影 − 紅栄

黒光
少し斑が入りすぎですね。

10月の接ぎ木
すでに外気に慣らしています。心配な場合は
2月下旬〜3月にかけて外気に慣らすのが安心
かと思います。


椿の楽しみ  − 1/15

              昨日お話いたしました芍薬とボタンのハイブリッドです。この植物は肥料を必要とする植物だと思います。2〜3年間
              何も肥料を与えずに植えっぱなしにしましたら、花は咲きませんでした。それから毎年専門家に聞いて冬の時期や

              3月〜4月にかけて、さらに花の咲き終わった後に多少の肥料をあたえて 管理しています。知り合いの人はオガクズなどを
              用いて乾燥を防いで管理している人もおります。さて、庭では翁頭紅の実生が咲き出しました。翁頭紅にそっくりの花です。

              濃紅色の花形の良い椿です。我が家で、すでに20年くらい翁頭紅は育てております。十里香は花の名前から購入しました。
              相当の香りがすると思い花が咲き出して、香りを嗅いで見ましたが名前ほどの香りではないような気がしますが、どうでしょうか。

              今年は寒さが厳しいですので花の開花が遅く感じます。2月10日頃から相当咲き出すのではないでしょうか。その頃から写真
              撮影や接ぎ木の準備にとりかかる予定です。


翁頭紅の実生
翁頭紅に似ております。濃紅色で花形の良い
椿です。

十里香
名前から判断しますと十里先まで匂うほどの
強い香りに思えますが、それほどでもないかも
しれません。

ハイブリッド ー 宇宙(おおぞら
この時期に肥料を与え3月〜4月に暖効肥料を
少し与えております。とても大きな花です。

ハイブリッド ー (天恵
非常に強い黄色と言われております。

椿の楽しみ  − 1/14


               寒さ厳しい時期ですが、椿の花がちらほら庭で咲きだしております。今日の写真で数奇屋雲竜椿は数年前に
               久留米より求めたものです。数奇屋椿の枝変わりで枝が屈曲します。このページでも発売の年に紹介いたしました。

               私も雲竜椿を数種類育てております。紫紺雲竜椿は庭木に接木してあり、接木して増やそうと考えています。
               胡蝶侘助はすでに御覧いただきましたが、良い写真が撮れましたので御覧下さい。1本は白侘助とともに庭に

               植えておきたい品種かと思います。この胡蝶侘助を台木として接木もしております。特に黒系統や濃紅色の品種
               の椿を接いでいます。黒侘助に斑入りの花が咲くことを期待しています。最後に実生の花を御覧ください。

               実生で咲いた花はどのような花でも愛着がありますね。種子を蒔いて時間がかかりますがある程度蒔いておきますと
               数本は気に入った花が見られるかもしれません。種子を入手する時は品種が多く植えてある場所や友達の庭など

               から種子をいただき蒔き続けております。今日は庭の芍薬とボタンに堆肥などを施しました。庭では、すでに福寿草が
               芽を伸ばし始めました。40芽ほど毎年咲いております。季節ごとに花がある生活はとても楽しいものですね。


数奇屋雲竜
数奇屋椿の枝変わり。

胡蝶侘助
取り木で数本育てております。

実生の花
今年初めて咲く。



椿の楽しみ  − 1/612


              連休ですが今年一番と思われる寒さが続いております。1月下旬より2月初旬にかけて再び寒波が
              日本列島を襲うという天気予報も聞きました。春の訪れはまだまだ咲きのように思えます。

              今日の写真は太郎冠者と姫侘助です。太郎冠者は知り合いの庭木の枝をいただき挿し木をしました。
              親指大の枝です。3年目ですが数個花を付けております。この太郎冠者はだいぶ太くなりますと種子が

              いくつか見られることがあります。この種子を蒔きますと侘助椿の誕生が期待される楽しみな品種ではないでしょうか。
              次に姫侘助です。 淡桃色、桃色の縦絞りの一重咲きです。12月〜3月頃まで咲きます。

              侘び助椿の特徴として言われていますのは、早咲き、小輪〜極小輪、 結実がしにくい、花色が桃色系統が比較的
              多く見られる、子房には毛があるものとないものがある等。可愛い花ですので数種類庭に植えられておきますと

              楽しめると思います。白侘助や胡蝶侘助などは代表的な侘助椿として人気のある花ではないでしょうか。  


太郎冠者

姫侘助


椿の楽しみ  − 1/6

                新年になり1週間。早いものですね。椿の蕾の状態はいかがですか。例年より寒さが厳しい
                ようですので、咲き方が遅いかもしれません。私の庭もほとんど日陰ですので咲き出しは遅い

                と思います。沢山の品種が出回っていますので、自分が納得したり好きな椿を楽しまれるといいですね。
                品種を多く集めすぎますと管理が大変になります。中には枯らすものも出てきます。ある程度

                集めましたら種子を蒔かれ、新花を楽しまれても面白いと思いますが。花が咲き出し固定するまで
                時間がかかりますが、将来的には必ず趣味としての楽しみを倍増させてくれるものと思います。

                写真の椿では舞が印象に残ります。新潟に旅行に行ったときに求めたものです。比較的早く咲き出します。
                濃紅色の花です。三河数奇屋も好きな花です。この花より色が淡い数奇屋(侘助)もいい花ですね。

                庭では胡蝶侘助も咲き出しております。あと1ヶ月しますと地区によっては接ぎ木が始まると思います。
                台木の準備もしなければなりません。台木は必ず上部を切っておくことが大事かと思います。

                接ぎ木当日に切りますと樹液が流れ出すことがあると思います。遅くとも1ヶ月前くらいには切っております。
                上部を切った台木は霜や寒風の当たらない場所で管理しております。接ぎ木の時に台木は比較的活動

                状態が適していると言われています。ですから温室や温かな場所での管理が望ましいようです。穂木は
                その反対で樹液が流れ出すような枝はあまり好ましくないようです。柑橘類などの接ぎ木でも穂木は前もって

                準備して貯蔵しておくように教えられました。私は接木するときに穂木を切ってすぐに接木していますが、それほど
                活着に影響を受けていないようですが。もうひとつ、鉢植えの台木が適していますね。鉢植えのない場合は

                土ごと根を掘り起こして鉢に台木を今植え替えられておかれたら良いと思います。あっという間に接ぎ木の時期が
                せまってきます。今年は何と何を接ごうか等考えて友達などに連絡をするのも楽しいものです。


紫炎
やや紫色を帯びた桃紅色 牡丹咲き 大輪

三河数奇屋 − 吉良侘助(別名)
(濃)桃色 一重 猪口咲き 極小輪


濃赤色の一重、小輪筒咲き、秋咲き

妙姫
紅色、一重筒咲き、極小輪

            

椿の楽しみ  − 1/3


               新しい年の初めてのページです。良い年をお過ごしのことと思います。今年もよろしくお願いいたします。
               世界情勢がままならぬ時ですが、今年1年椿の花で明るさを届けたいですね。

               椿も奥が深くとことんやろうとしますと、何十年と年月がかかるように思います。新花の作出、ウイルスの問題、
               紫椿の作出や栽培方法等相当時間がかかる問題が横たわっているのではないでしょうか。大学や研究機関

               などにおいて、椿の研究をされているのは少ないように思えますが?椿という題材が研究に向かないのかも
               しれません。結果が出るまで年月を要し、それほど人々の生活に影響や効果を及ぼさないことがあると思います。

               それでも、椿はいいですね。趣味として多くの考えるべき題材があり、楽しむには向いていると思います。
               今日の椿は一ノ谷と椿姫、それに五島の春望です。一ノ谷は数年前に松江より入手いたしました。この寒さですので

               少し黒味がかっていますが、本来の色合いは濃紅色だと思います。この品種が正式に一ノ谷に命名されたか確認
               しておりません。送っていただいたときは仮称として届けられました。毎年咲いておりますが、好きな花です。

               出雲大社ヤブ椿、村下それに婆の木など素晴らしい椿が松江には多いですね。次に椿姫ですが接木して10年以上
               経過しています。大阪から穂木を送られ、大木になっています。春望は五島の椿です。岩永氏も絶賛している

               椿のひとつです。以前にも御覧いただきましたが、時々五島の椿を掲載したいと思います。寒さが厳しい為に花弁が
               いたみ、写真には不向きな時期だと思います。2ヵ月後には接ぎ木や挿し木の時期になります。そろそろ台木の上部

               を切って接ぎ木の準備が必要になるかもしれません。


一ノ谷
仮称として届けられました。

椿姫
接木して大木になっています。

春望
 褒章( ほうしょう )という品種がこの春望から
誕生しています。
 
褒章( ほうしょう )

椿の楽しみ  − 12/31

               岩永氏の新花 − 弁天小僧

今年最後の椿の花です。昨日岩永氏から写真が送られてきました。
紅色一重、 筒咲筒芯、 極小輪〜小輪。 今年最後のページです。

今年1年間五島の方々には大変お世話になりました。椿という同じ
趣味を通じて楽しみや喜びを持たせていただきました。一度も出会った

ことのない五島の人たちと今後とも椿の美しさを広げていきたいと思います。
また、私のページを御覧いただいた全国の方々に感謝しております。

来年も素晴らしい年でありますように!健康に気をつけられて、元気で
毎日毎日が感動に溢れる日々でありますように!


                岩永氏の新花 − 春の女神


外で撮影。

家の中で撮影。こちらの花が本来の色合いです。
極小輪〜小輪の花です。楽しみが増えました。
五島の花は良い花が多いですね。本当に夢のある島だと
思います。これは単に良い花が自然に咲いているというだけ

ではなく、岩永氏が長年良い花を集めて育ててきた努力が
実ったものと思われます。色々な魅力ある花を集め自然実生

による新花の誕生は当然の結果だと思われます。この花の
特徴は濃紅色、筒芯、筒咲き、極小輪〜小輪です。畑に自然に

種子が落ちて咲き出した花とのことです。多くの品種が植えられて
いると思いますので、種子を採取しなくとも自然に落ちて発芽する

ものもいくつかあるようです。今日家で接ぎ木をしました。
家の中で管理します。毎年1月にも接木していますので。

椿の楽しみ  − 12/31


                 玉の(乃)浦の実生花 − 新世界

種子を蒔いて6年経過。今日庭の片隅でひっそりと咲いておりました。
この種子は五島の岩永氏から送っていただいた玉の(乃)浦の種子です。

濃紅色、 極小輪の花です。自然実生は夢がありますね。どのような花が
咲くか全く予想出来ない良さがあります。岩永氏は玉の(乃)浦から純白の

鷺浦という品種を発表しております。この花の色は少し光の関係で本来の
色合いが出ておりません。写真ですと室内や曇りの日に写しませんと本来の

色合いが良く伝わらないと思います。よく言われておりますが、花の購入は
花をよく見て購入されることが大事ですね。カタログで購入されても実際に

咲いた花と少し違うように見えることがあるかもしれません。

椿の楽しみ  − 12/25


             12月25日 残り5日となりました。寒さも一段と厳しくなりますが、椿の花はこれからが本格的に
             咲き出す季節になります。まるで寒さに立ち向かう姿を我々に示しているかのようです。

             この寒さで一番残念なのは花弁が傷んでしまうことです。さらに、小鳥達が花弁をつついで写真を
             撮るには難しさがありますね。この厳しい状況の中で小鳥達も生きる為に必死に生き抜いている

             のでは。 花の少ない時期に椿の花は小鳥達にとって天の恵みかもしれません。花だけでなく自然の
             営みを楽しめるこの時期は、違った面でいろいろ感じさせてくれる時期かもしれません。

             今日の椿は寒さのせいか紫色がかっています。美保の関は島根半島の野生椿で、濃紅色の小〜中輪。
             旅情は五島の椿。岩永氏の作出で私の最初の頃の接ぎ木です。とても良い椿です。この種子より綺麗な

             花が誕生しています。おそらく、この旅情の誕生を契機としてますます岩永氏の新花誕生への熱意が高まった
             ものと考えられます。胡蝶侘助は例年より少し早い気がいたします。椿を始めた頃はこの胡蝶椿が欲しくて

             植木屋で太い木を購入したことを思いだします。今ではこの胡蝶侘助に色々接いで花を楽しんでいます。
             


美保の関 − 島根県
本来の色合いとはだいぶ違います。

旅情 − 五島
次回に正面より写す予定です。

胡蝶侘助
この木を台木として色々接いでいます。
斑入りの花ですが斑の出方が少ないです。


椿の楽しみ  − 12/18

           衆議院選挙も終わり、今年も残すところ約10日あまりとなりました。今日は少し寒さもゆらぎ、
           家の清掃に追われる一日でした。 庭では少しずつですが、椿の花が咲き出しております。

           この数日の寒さで花弁が傷んでおります。バターミントは小輪の可愛らしい花ですね。蕾が多く
           比較的長く咲いてくれます。 タマグリッターズは例年より少し早く咲いていました。この花も3月

           下旬まで楽しませてくれます。覆輪の花でも良く覆輪が出る時と出ない時があります。良く出る枝
           や節間が詰まった枝を接木すると良いかもしれません。接ぎ木で簡単な時期は9月中旬から

           10月にかけて行うと成功率が高いと思います。私は夏から10月にかけて行った接木はほとんど
           ナイフで数箇所ビニールに切り込みを入れて外気に慣らしております。来年の春から6月にかけての

           管理が大変楽になります。春接ぎですと外気に慣らし新芽を十分成長させるまで手間がかかります。
           次に花のささやきです。斑入りの花です。この花の特徴はウイルスの感染力が非常に強いように

           感じます。私の知識ではウイルスの数がどれくらいあるか分かりませんが、相当の数になると思います。
           感染力もさまざまなようで、葉に感染しても長年同じ状態で増えないままでいる場合もあります。

           ウイルスで心配することは、接ぎ木で自然にウイルスが感染して斑入りの花が増えてしまうことです。
           出来るだけ、台木やナイフ、穂木に注意を払いウイルスの感染を防ぐ接木をしたいと思っています。


バターミント
小輪の可愛らしい花です。

タマグリッターズ
毎年綺麗な花を楽しませてくれます。
覆輪が綺麗に入っている枝を接木されると
良いと思います。

花のささやき
この品種を台木として色々接木しています。
胡蝶侘助も同様台木として斑入りの花に挑戦
しています。


椿の楽しみ  − 12/15


          12月も15日になりました。色々忙しいかと思います。 前回は種子を蒔きながら新花の誕生を楽しみに
          過ごしたいと述べました。多くの花をカタログや椿園、 ネット等で見てきました。それぞれの花には花の持つ

          特色や美しさがあります。それでも毎年見続けていますと、違った花を見たくなるものです。これほど多くの
          花が見られても、また違った花を求めたくなるものですね。それだからこそ、毎年カタログを待ちわびたり、色々な

          花の展覧会や新しく開園された椿園などに出かけたり、野生の花を求めて探索に出かけるのかもしれません。
          これらの望みを与えてくれる方法のひとつとして、種子を蒔くことが考えられます。多少の月日がかかりますが

          自分で作り出す喜びが待ち受けております。今までにない特色のある花が咲き出すかもしれません。誰にも分からない
          ことです。それだけに喜びも大きいかと思います。その喜びをさらに大きくするには、種子の問題があります。

          どのような種子を入手するかです。2〜3万個にひとつくらいの割で鑑賞に値する花は見られないかもしれません。
          そこで、 種子を入手するには出来るだけ、椿園等の多くの花が自然交配している場所がいいですね。

          許可を得て種子をいただければ最高だと思えます。人工交配も良いのですが慣れていない方々には椿園や公園
          あるいは多くの椿の生えている場所での種子の入手をお勧めいたします。種子を蒔かれて4〜5年後からは毎年

          わくわくさせてくれる日々が待ち受けているかもしれません。ぜひ来年から種子を蒔かれてください。今日は福島百合と
          五島の紅炎です。福島百合も良い花ですね。庭木として育てています。紅炎は五島の椿です。五島から穂木を送って

          いただいた最初の頃の花です。その頃は挿し木と接ぎ木に夢中でした。限りなく挿したり接いだものでした。五島の
          岩永氏との出会いが転機をもたらしてくれました。種子や種子苗を送っていただいたりしました。今その種子を蒔いた

          苗木から少しずつ新花が咲き出しております。椿って本当にいいですね。 これほど1年中楽しませてくれる趣味は
          少ないように思えます。特に種子を蒔き続けることの意義は大きいと思えます。お互いにまだ見ぬ花を咲かせようではありませんか。
          


福島百合
庭木に接ぎ木13年経過。

紅炎 − 五島の椿
我が家で育てて10年以上になります。

椿の楽しみ  − 12/13


                昨日掲載しました白手香は一休の枝変わりと分かりました。五島の岩永氏に電話で聞きましたところ
                桜島黒髪、月の皇子等を発表されました八尋晋策氏が一休の枝変わりとして発表された品種とのことです。   
              
                一休からの枝変わりですので、白花としてAの上ランクの花ではないでしょうか。五島の白穂鷺浦と並んで
                非常に整った花形であると思います。 次に、瀬戸侘芯ですが、岩永氏より送られて育てております。極小輪の

                可愛い花です。野生でも庭木でも侘芯ツバキが見られることがありますので、少し変わっている花だと思われましたら
                良く観察されるといいですね。椿全体の品種数は何千種類と言われております。新花だけを追うのではなく、今まで

                の園芸品種を観察し直し、新たに掘り起こすことも大事かと思います。人さまざまですので、古い品種が脚光を浴びる
                こともあるかと思います。多くの椿の花を観察して、これはと思える花を再び世に送り出せるのではないでしょうか。
                
                


瀬戸侘芯ー五島
極小輪の可憐な花です。今咲き誇っています。

白手香 − 一休の枝変わり
八尋 晋策氏 発表

椿の楽しみ  − 12/9


               種子を多く得たり交配のために多くの花を咲かせるには、取り木がいいですね。
               取り木をしますと、蕾が沢山付き、椿の木自体も一時的な老化現象で蕾を沢山つけます。

               このことを応用して2〜3年目の種子苗に早く花を咲かせ接ぎ木で2〜3年早く種子苗を
               育てることが可能になるのではないかと、来年の試みに期待を抱いています。写真の紅栄は

               取り木ですが25個くらい蕾を付け、半分以上落とし鉢植えにしました。2本取り木をし、鉢植えに
               してあります。花が咲きましたら、5〜6個交配し新花を目ざしたいと考えています。

               白手香の花は白花としては大変整った花かと思われます。白花、赤花、絞り花、桃花、斑入り花、侘助、 外国種
               ユキツバキ、 葉変わり椿などそれぞれ10品種位あれば十分かと思います。あまりありすぎますと管理不足で

               枯らすことが多くなっています。そのため、1本の台木に多くの品種を接いで庭木として育てています。
               これからは、種子を蒔いてゆっくりと新花の誕生を楽しみたいと考えております。

               


紅栄の取り木
半分くらい蕾を落としました。2ヶ月経過して
いますので、蕾は落ちることはないかと思います。

白手香
侘芯椿 − 花形の良い椿かと思います

白手香
枯れないように、あちこちに接いであります。

椿の楽しみ  − 12/5


              今日は寒さが厳しいです。真冬並みになりました。それでも少しずつ椿の花が咲き出しています。
              小田原藪椿は濃紅色の一重です。小田原には他に酒匂ヤブ、 小田原小町等があります。

              一子侘助とその斑入りですが、先日ご紹介いたしました。苗木を植えて数年後に一枝だけ斑入りが
              見られるようになりました。斑入りの枝を切らずにそのままにしておくつもりです。斑入りの新しい品種

              として楽しみます。斑入りの花を比較的簡単に作り出すにはウイルスの入った台木に接木することです。
              よく斑が出にくい品種もあると思います。胡蝶侘助に接いでも良く斑がでました。最後に玉の(乃)浦が

              咲き出しました。例年よりは少し早いかと思われます。やはり感じの良い花ですね。八重のタマ・グリッターズ
              とともに好きな花です。この花は春になるにしたがい、白覆輪が少なくなる傾向が見られます。良く白覆輪が

              出ている枝を接木されることが望ましいと思います。寒さも厳しく、風邪に注意されお過ごしください。


小田原藪椿
交配種として向いているかもしれません。

一子侘助とその斑入り
侘芯椿です。

玉の(乃)浦
日本が世界に誇れる椿だと思います。



椿の楽しみ  − 12/4

               今年は紫の色合いを試すために取り木をして鉢植えにしました。用土、 鉢、 肥料、 石灰など色々
               試しました。幸いにも、どの取り木にも蕾がありました。全部で4鉢と庭木に出来るだけの工夫をしました。

               種子島や新潟の佐渡、 さらに五島で発見された紫の花に似た色合いを出せないか試すつもりです。
               庭で試しますので、寒暖の差が望めませんが、軽石等の用土や素焼きの鉢などに植えて来年の開花に

               期待を寄せております。とにかく自分で試さない限り、紫の花は望めないと思いました。結果がどのように
               でるか分かりません。全くの徒労に終わるかもしれません。それでも努力しただけの何かをつかむことが出来る

               るかもしれません。次に白髪山です。なかなか良い花ですね。松江の椿の花は愛媛、 香川、 平戸、 五島などの花と
               同様素晴らしい花が見られます。10年以上前から夢中で接ぎ木をいたしました。雪舟、 西光寺、 御輪などの白椿は

               大変素晴らしい花ではないでしょうか。白髪山は松江の椿の白花では最も評価される椿のひとつかと思います。
               端正な花形で今大分咲き出しております。大社紫とともに松江を代表する椿かと思います。

                


グレープ・ソーダ
7年前に苗を購入 − 取り木苗

青い珊瑚礁
取り木苗 − 素焼きの鉢に植える。

青い珊瑚礁
15年前に小さな苗木を譲っていただく
根の近くに色々な肥料や用土を蒔いてあります。

白髪山 
松江より穂木を送っていただく


   椿の楽しみ  − 12/2 

               寒くなりました。日本海側では雪がふっているようです。夕方から大分寒くなってきました。
               今日はアザレア椿を10月にミズゴケに入れて発芽するのを待っていましたら、今日やっと

               芽が伸び始めました。4個ミズゴケに入れ2個芽が伸び始めました。今アザレア椿の実生を3品種
               育てています。これから最も期待できる品種のひとつになると思います。この椿に期待しているのは

               咲く時期ですね。6月から8月にかけて咲いてくれることを願っています。現在のアザレア椿は7月〜10月
               にかけて咲きますので、6月から咲いてくれますと1年中椿が、見られることになります。これほど期待が

               大きな品種はないのでは? 4個とも全部発芽してくれるといいのですが。次に台湾椿です。10月〜2月頃
               まで咲いてくれます。純白の綺麗な色合いです。接ぎ木や挿し木をしたことがありませんので、来年は

               試す予定です。楼蘭と楼蘭の実生はいかがですか。両品種とも増やしたい花です。種子を多く蒔きますと
               それだけ喜びも大きくなってきます。どのような花が咲いてくれるか毎年楽しみです。今年の成果としては

               アザレアの種子が得られ、芽が伸び始めましたので、それだけで十分だと思っています。小さな種子でしたので
               芽が伸びるかどうか心配していました。他のどんなことよりも、期待を寄せていましたので大満足な年だと思います。


アザレア椿の種子
4個の種子から2個発芽。あと2個を楽しみに
待っています。

台湾椿 − 大東茶
中国南部、インドシナ、台湾に分布しているそう
です。10月〜2月にかけて咲きます。

楼蘭
隣の実生花と比べてください。
この花も寒月などと同様好きな花です。

楼蘭の実生 − 夢の出会いー楼蘭の実生
花形が似ているようです。



椿の楽しみ  − 12/1


              今日は12月1日。今年も残り1ヶ月ですね。今日は夢と花岬を御覧ください。夢は数日前に御覧いただきました。
              時に花弁が白色、紅色とはっきりと見られない時もあります。でも、好きな花で、種子もまいています。比較的多くの
    
              種子が得られます。鉢植えなどに向いていると思います。花岬は 緋赤色、一重筒咲き、小輪 の花です。愛媛県より
              15年くらい前に穂木を送っていただき接いだものです。花弁も整い毎年庭で咲き続けています。その頃から30品種以上

              愛媛県の花を接いできました。愛媛県には良い椿が沢山ありますね。という名前がつきますと、良い響きがあるかと思います。
              別れや、出会いなど様々な喜びや寂しさの感情がこみ上げてくる場所としてイメージされます。長崎県の陽の岬も良い花であると

              同時にネイミングが素晴らしいと思います。時々お話いたしますが、ネイミングでヒットするかどうか5割近くの可能性を秘めている
              ように思います。それだけネイミングは生産業者の方々にとっては大事な要素に思えます。さて、大きな木に接ぎ木して枯らさない

              ように保存するには呼び接ぎが適していると思います。呼接ぎではすべての枝を切り詰める必要もなく接ぎ木が上手くいきますと成長も
              早いです。写真の接ぎ木は箱根の香りと五島のブドウ椿です。呼び接ぎですので2年目で接ぎ穂が利用でき、大きな庭木ですので

              枯れる心配もないと思います。この庭木には他に紅栄、白孔雀、 白手香、アザレア椿等を接いであります。普通の切り接ぎでは
              全部の枝を切り詰めないと、接ぎ穂が伸びないで、成長しない恐れがあります。その点呼び接ぎでは、そのような心配がありません。

              保存を目的に大事な品種は1本の木にまとめて接いでおかれるのも一つの方法かもしれません。



内弁3枚が紅色、外弁3枚が白色の一重小

花岬
愛媛県の椿。接木して15年以上経過して
います。長い間楽しんでいます。

箱根の香 − 呼接ぎ
胴の太さの椿の木に呼び接ぎ。

五島 − ブドウ椿呼び接ぎ
左と同じ木に接ぎ木。

椿の楽しみ  − 11/29
  
                いよいよ12月になろうとしています。椿園では色々な花が咲き出していると思われます。
                わたしの庭では少しずつ咲きだしました。赤初嵐、 紅小愛、 薄雪姫等。秋の山等咲いております。


                初嵐(白玉)は早咲きの品種で色々な場面で利用されているようです。赤初嵐はそれほど多く育てられて
                いないかもしれません。紅小愛はカタログで紅小合と記されているかもしれません。違う品種か確認していません。

                薄雪姫は小輪の可愛い花ですね。弁端にほんのわずか薄紅が混じっています。控えめな花で好きな花です。
                さて、桜の苗木ですが、10月に冷蔵庫から取り出し、鉢に植えました。写真のように、大分大きくなりました。

                桜は成長が早いと聞いております。挿し木もしておりますが、種子苗を台木として、これから相当多くの品種を
                接ぎ木する予定です。接ぎ木が上手くいかない品種もあるかと思います。その品種は挿し木苗を大きくして

                取り木で試すつもりです。いずれにしても、桜の台木が準備でき、綺麗な全国の品種を咲かせることが出来のでは
                ないかと楽しみにしています。特に枝垂桜を中心に接いで見たいと思います。現在河津桜’よりも少し遅く咲く桜

                を植えてあり、来年取り木を試す予定です。桜の成長が早いといわれていますので、取り木で何本も得られれば
                接ぎ木をする必要がなくなるかもしれません。椿と同様に太い枝がすぐに鉢植えになり、花を観賞できると思います。

                数年前にコブシ(姫コブシも含む)の種子を蒔いたり、根を切って挿し育っております。自分で増やし花を観賞できますので
                楽しみです。梅から始まり、椿、桜と夢が膨らんでいます。そのほかにボタン、芍薬、福寿草なども少しですが管理しています。

                植物はいいですね。こちらが愛情を注げば必ず答えてくれます。何よりも、増やせることが大きな楽しみです。
                


赤初嵐
赤色、一重ラッパ咲き、小輪

紅小愛
濃赤色の一重小輪

薄雪ヒメ
淡桃色・一重、筒咲き・小輪.

桜の実生苗 ー 台木用
10月に鉢に植え替えてこんなに大きくなりました



椿の楽しみ  − 11/2

                今日は斑入りの一子侘助です。胡蝶侘助より早咲きです。10年くらい経過して1本の枝から
                斑入りが出てきました。おそらく接ぎ木の際にウイルスが感染したものと思われます。

                その枝を1本切り落として解決するか分かりませんが、あちこちの枝に斑入りの花が咲き出し
                ましたら、そのままにして鑑賞するつもりです。穂木を切ったり接木をする際はナイフや剪定バサミ

                等はきちんと区別して接木しませんと、ウイルスに感染した苗が出回る可能性があるのでは。
                接ぎ木後、熱湯につけて管理されると良いのでは、と教えていただいたことがありますが、ナイフなどの

                管理は大事に思えます。イワナガズ ドリームですが昨日と違った角度から写しました。このような品種が
                いくつかありますが、絞りの色合いや大きさががそれぞれ違っています。岩永氏の長い経験の中でも

                このような花は初めて誕生したようです。最後にアオキの木です。アオキは雌雄異株と聞いております。
                新潟産で小型のヒメアオキと聞いております。日本海側産のアオキは小型のアオキが多いかと思われます。

                実の色は普通赤色が多いようです。白色や黄色に熟すアオキもあるようです。このアオキは挿し木が簡単です。
                雌雄異株ですので実がなっている木の枝を挿さないと実がならないかもしれません。


一子侘助 ( 斑入り )
一枝だけ斑入りがでました。

イワナガズ ドリーム
全体的に優しそうな色合いに見えます。

新潟産ー 矮姓アオキ
育てて12年ほど経過しています。


椿の楽しみ  − 11/23


      イワナガズ ドリーム

                  五島の岩永氏が発表しましたイワナガズ ドリームです。久賀白から誕生したときいています。
                  本人もこのような絞りの花が咲いて、自然の営みに驚いていたようです。本当に自然交配による

                  新花の誕生は予想も付かない驚きと喜びをもたらすものですね。種子を蒔く大事さが分かるのでは。
                  この花は種子苗1年生の台木に接いだものです。細い台木でしたので花が咲くまで3年以上経過

                  しております。次に前回御覧いただきました楼蘭の実生花です。濃桃色の良い花が咲いてくれました。
                  右側の楼蘭も好きな花ですが、この実生花もとても気に入っています。やはり種子を蒔き育てることは

                  本当に大事なことだと感じております。これもすべて五島の岩永氏の影響を受けて始めました。私は
                  植物が好きですので、何でも興味をもちます。失敗も多く経験しましたが、喜びも沢山ありました。

                  特に椿の種子を蒔き新花の誕生ほど喜びが大きなことは、ないかと思われます。岩永氏がこの種子を
                  蒔き続け新花作出に情熱を傾けられてきた意味がよく分かってきました。岩永氏との出会いが私の

                  趣味を大きく広げてくださったものと感謝しております。沢山の種子を毎年蒔き続けておりますので、これからも
                  毎年新花の誕生に期待を寄せながら、椿とともに過ごせる日々を期待したいと思います。


イワナガズ ドリーム
種子苗1年生に接いで3年以上経過しています。

夢の出会い
良い花が咲いてくれました。

楼蘭
接木して10年以上経過しております。
以津の夢などと、ともに好きな花です。


椿の楽しみ  − 11/23


             現在侘助椿は30数種類以上あるものと思われます。雄しべの葯が白く退化したものを
             侘芯ツバキと呼ばれています。時々この種の椿が発見されています。公園や椿園に

             植えられています大きな太郎冠者の木を9月頃観察に行きますと、種子がいくつか見られます。
             この太郎冠者の種子を蒔きますと侘助椿の誕生が期待されます。写真の一子侘助は侘芯ツバキ

             と言われヤブツバキの花が変化した椿であると説明されています。多くの椿が誕生していますが
             侘助椿は昔も今も変わらず多くの椿愛好者に親しまれていると思われます。生産者にとっては

             安定した売れゆきで、安心できる品種であるのでは、ないでしょうか。小輪である上に、ある程度
             早咲きなので鉢盆栽にも適しているのがいいですね。次に夢です。葵の上、蔦紅葉と兄弟種と
     
             聞いております。交互に紅弁と白弁が見られ、人気種であるようです。この写真の内弁の紅色が
             少ないですね。以前お話いたしましたが、時期時期により少しずつ色合いの変化が見られると思います。
             



内弁3枚が紅色、外弁3枚が白色の一重小

一子侘助
侘びしん椿として最初に発見された椿のようです。


椿の楽しみ  − 11/21

           今日はすでに11月21日です。あっという間に12月を迎えようとしています。毎日椿の接ぎ木の様子を
           見ております。次から次へと接いできましたので、自分が大切にしてきた椿や珍しい品種の活着が気になり

           同じ鉢を何度も見直しております。11月初旬の接ぎ木もほぼ安心できる状態になってきました。
           今日は楼蘭の実生で綺麗な花が咲き出しました。濃桃色の綺麗な花かと思います。雄蕊が少し長く葉は

           楼蘭の葉に似ております。楼蘭も好きですが、この花も色合や花弁の状態も満足しています。次に霜月ですが
           接木して1年経過しています。花弁に少し波がみられますが、比較的大きめな花で毎年この時期に咲いてくれます。

           野球やフィギュアー、あるいは芸能界においても同じですが新しいスターの出現がいつの時代にも必要ですね。
           椿界においても常に新花の誕生が求められているかもしれません。そのためには、どのような花色や花形が

           最も求められているのか調査しながら選別することが大事かと思います。 そのためには、交配(人口、自然)による種子を
           出来る限り蒔くことが必要かと思います。
           
           時代時代により求められる花は変化すると思いますが、種子をまかない限り新スターの出現がないことは確かです。
           この種子蒔きは誰でも出来ることですので、是非行って欲しいと感じております。私も今後できる限りがんばって新花の
           
           誕生にがんばっていきたいと思います。今年の種子もほとんど発芽しています。感動する日々の到来を期待しながら、がんばり
           たいですね。
          


夢の出会い − 楼蘭の実生
濃桃色、 一重、 小輪〜中輪 

霜月 − 鳴海潟とグランサム椿の交配、
桃色一重咲き
   


椿の楽しみ  − 11/16


          五島のヤブツバキ − 島灯り ー 発表者→ 田中 範彰 氏

            昨日五島の田中氏から手紙を受け取り、その中に五島福江島で発見された早咲きのヤブツバキの
            写真が同封されていました。濃桃色、 一重で鋸ぎり葉。 花は10月下旬から咲いていたとのことです。

            雄蕊が引き締まり閉じ芯の花です。おそらく早咲き種を探索され発見したものと思われます。田中氏は表紙の
            望洋や五島の椿の画像集に掲載されています夢の扉、 プリンセス・マコ等色々発見されておられる方です。

            さらに、種子なども蒔き新花の誕生に力を注いでいるようです。五島の豊かな自然の地で、椿との出あいは
            ある意味で明日への力となり、椿仲間との交流もまた楽しい日々となることでしょう。趣味をもたれたり、何かに

            夢中になられることは、大変意義のあることですね。これからも五島の椿を皆さん方に広めて活躍ください。

            


島灯り 五島 ヤブツバキ
               発表者→ 田中 範彰 氏


椿の楽しみ  − 11/15


        大分寒くなりました。これから一段と寒さも厳しくなりそうです。接ぎ木もそろそろ終わりかと考えております。
        写真の花は紅乙女です。好みの花のひとつです。これに似たオランダ紅も育てております。オランダ紅は

        千重咲きの紅色に白縦絞りが入ります。この写真の花色よりもう少し紅色が強いかもしれません。次に接ぎ木です。
         庭木の雅に10品種接ぎました。昨日接いだばかりです。2本の枝を残しほとんど枝は切り詰めました。

         一度に太い幹を切りますと枯れる心配がありますので、2年がかりで枝を剪定し、胴吹き芽が出てから接いでいます。
         さらに、梅の接ぎ木もしてみました。庭木の枝に接いで4日しか経過しておりません。遅いかもしれませんが、3〜4箇所に

         接ぎました。失敗しても来年の春接ぎ木が出来ますので、活着するかどうか楽しみで行っております。9月頃芽接ぎを
         すると良いのですが、何でも試してみようという気持ちでやっています。日中大分暖かいので上手くいけばと願っています。

         これからが椿の花が咲き誇る時期ですね。近くの山々や農家の庭などに面白い椿の花が咲いているかもしれません。または
         神社などにも古木があるかもしれません。散歩がてらに行ってみるのも楽しみかと思います。台木がない時は少し太めの

         枝を挿し、ビニール袋などで寒風を防いでやりますと数本は発根するものと思われます。心配でしたら、椿の場所をノートに
         書き留めて来年の3月頃さして見たらと思います。風邪に注意され、元気で過ごされてください。


紅乙女 − 良い花だと思います。

雅の庭木に10品種接ぎ木 − 腕の太さです。
この雅は15年前に接ぎ木したものです。

今日梅の接ぎ木
野梅性の梅の木に緋梅を接ぐ。


椿の楽しみ  − 11/13


        今日は数日前に御覧いただいた蔦紅葉の花です。庭木として大変綺麗に咲いていましたので
        再び御覧いただきます。 この時期によく目立つ花色です。多くの花を咲かせています。

        私の家では比較的ヤブツバキの紅色の花が多いのですが、このような花もいいものですね。
        兄弟や近所の人たちも時々この花のことを尋ねてきます。立寒と攸県油茶の種間雑種

        平開咲きでサザンカ芯ですが、時々そうでないときも見られます。葵の上や夢などと一緒に
        育ててみてください。季節ごとに庭を飾る花がありますと、楽しめると思います。

        椿の庭木が5本ありますと25〜30品種接げますので、これだけで秋から春までに椿の
        代表的な花を観賞することが出来ると思います。色々な工夫をしながら狭い庭の効率的

        な使用方法を考えています。椿の花が1年中庭を飾る日が近いのではないかと思われます。

        


  白色に紅色のぼかし入り、一重咲き

接ぎ木して8年ぐらい経過していますが、


椿の楽しみ  − 11/11

        白侘助が咲き出しました。清楚で良い花ですね。この花が咲き出しますと今年も残り少ない感じがいたします。
        胡蝶侘助とともに人気のある椿です。まれに種子ができたり、枝変わりがみられることがあるようです。

        彩霞 も今咲きだしました。白玉の実生です。新潟より購入し、接木して20年経過。その頃集めた品種が
        咲き出しては、夢中で接木した日々を思いまします。次に1ヶ月前に接木しました根接ぎの状態です。

        ほぼ全部活着しております。10品種位接いであります。芽が少し動き出しているようです。1月に何回も
        接木していますので10月や11月で接ぎ木することはそれほど心配せずに接木しています。

        温度が15度以下の日にはビニール袋を2枚にしたり、温かな場所で管理しております。2週間位様子を
        みますと活着したかどうか、だいたい判断が出来るのでは。秋に多く接いでいます。それは、以前お話

        しましたが、来年の3月頃に芽を伸ばす前に外気に慣らす事が出来るからです。管理が楽になります。
        ビニール袋を全部外すのではなく、ビニール袋にナイフで切込みをいれて、外気に慣らします。

        庭木と同じ状態で芽を伸ばしてきますので、芽が枯れる心配が少ないと考えられます。春の接ぎ木では
        6月まで袋の管理がありますので、少し手数がかかります。最後にもうひとつ、ビニール袋は春の接ぎ木では

        8月まではずしません。秋の接ぎ木では6月まで被せています。外気に慣らして2ヶ月くらいはビニール袋を
        外さないほうが新芽の成長に良いと思いますが?
      


白侘助
誰でも知っている椿ですね。胡蝶侘助とともに
人気のある椿です。少し香りがあります。
花弁の先端に少しよじれがありますが、
それを感じさせない良さがあります。

彩霞 さいか
白玉の実生、淡桃色 、底白、一重咲き、中輪
接木して20年経過しています。

根接ぎの状況
1ヶ月経過。3本の根に10本の穂木を接ぎ木。

このように芽が少し動いています
10月で少し遅いかと思いましたが、接ぎ木は
いつでも可能のように思えます。


椿の楽しみ  − 11/9


       写真の蔦紅葉の色合いはなかなか感じがよく思えます。庭木ですが沢山の花を咲かせております。
       紅色がもう少し濃い時もあります。葵の上は紫紅色で白斑が入っていると思います。時期により

       花色が少しずつ変化しますので、少し違う品種かと勘違いする場合があります。夢も一重の良い花ですね。
       今日は太い岩石化した根から出た枝い接いだ写真です。途中に2本と枝に数本接いであります。

       鉢に植えて台木に勢いがありますと台木の太さに関係なく椿は活着が良いように思えます。1本の太い木に
       接ぎ木するときは一度にすべての枝に接ぎ木することが望ましいと思います。今年はこの枝に接木し、来年

       他の枝に接ぎ木する方法ですと、活着しにくいと思います。一度に接木しますと、相当数の接ぎ木が1本の
       台木に出来ると思います。各枝を短めに切り詰め、1本の枝に数本ずつ接木しますと10本以上はいつでも

       可能になると思います。枝分かれしていない、1本の台木に接木するとき、最上部に切り接ぎや、割り接ぎを
       しますが、最上部の少し下の胴に5〜6本接ぐことも可能です。最上部より5cmくらい下の胴の周囲にぐるりと

       接いでも成長はほとんど同じで心配することはない様に思われます。頂芽優勢ですが、少し下の胴接ぎの枝も
       同じように成長しております。とにかく、どのような技術も習得するまでには年数を要し、もしかすると体が動かなく

       なるまで努力を必要とするかもしれないですね。 それほど何かを習得することは大変なように感じます。梅の接ぎ木から
       椿の接ぎ木、さらに来年からは新しく挑戦する桜の接ぎ木と勉強することは沢山あります。でも、植物はいいですね。

       複雑な人間関係がありませんので。誰にも縛られずに、自由な時間で楽しめるのですから。今後も色々な植物と向き合って
       過していきたいと考えています。

            


蔦紅葉
夢や葵の上と兄弟種とのことです。
葵の上の種子は色々な品種が出来やすいと
言われております。

太い根から出た目に2本接ぎ、さらに
右側に接いであります。

根が岩石化しています。根は短く切り
多くの細い根が出ております。

さらに上部にも色々接いであります。


椿の楽しみ  − 11/6


        昨日で挿し木と接ぎ木を終了? 植え替えたり鉢を整理しますと枯れていたり接ぎ方が悪く
        ほとんど伸びていない枝があったりしますので、昨日まで毎日1〜2本くらい接いでいました。

        今日3時30分の時刻で21度ありますので活着する温度としては十分かと思われます。また、
        庭木の枝が伸びていますので剪定しては枝をそのまま鉢に挿しております。8月の下旬から9月

        に挿した枝からは数本発根しています。今日は初嵐と袖の香の花を御覧ください。初嵐はカタログによっては
        白玉と呼ばれています。私も時々専門業者に聞くときがありますが、完全に一致している品種と確認出来ない

        時もあります。名前の由来はともかく、早咲きの良い花ですね。茶花等に利用されたり、農家の人でこの花付き
        枝を販売されている方もおられます。趣味と実益を兼ねて楽しんでおられると思います。土地がある程度利用

        出来ますと早咲きの品種を植えられたり、椿油を生産したり色々楽しみが出来ると思います。また人目を惹く苗木を
        植えて3〜4年で花付き苗として自分の庭やフリーマーケットで販売されてもたのしいのではないかと思います。

        もうひとつの花は袖の香です。少し強い香りがすると思います。交配主として利用出来るのでは。伊豆大島の尾川氏
        のカタログに掲載されております。最後に沖縄の瓦を利用してひとつの瓦に15本程度これはと思う苗木を植えました。

        平らな瓦でなく、ちょうど両脇が高くなっていますので植え安く両サイドは土がこぼれないように素焼きの鉢を壊して
        土留めにしました。すでに2年目ですので1〜2年後には咲いてくれると思われます。まとまって多くの花が1鉢(?)で

        見られるのは見事かもしれません。先日も貝殻に苗を植えました。工夫次第では色々なもので花を楽しめると思います。
        海岸の軽石なども利用しようと思っています。


初嵐 ( 白玉 ? )
感じの良い花ですね。

袖の香
伊豆大島の尾川氏発表

沖縄の瓦に苗木を植える。
根付くまで寒冷紗で土がこぼれないように
巻いてあります。

沖縄の瓦に苗木を植える。
1〜2年後に咲き誇る花を期待しています。

椿の楽しみ  − 11/5

     11月に入り肌寒く感じるようになりました。 植物は気候に敏感ですね。花咲く時期には必ず開花してくれます。
     花の開花とともに季節を感じ取ることが出来ると思われます。今日の花は吉木の秋です。吹き掛け絞りが綺麗で

     花弁全体に見られます。多少花色が変化している品種も鑑賞には必要ですね。これからの新花作りにおいては
     今までにない花色や形の作出が求められてくるものと思われます。次に、河原撫子です。おおくの撫子の種類が

     ありますが、私はこの河原撫子が特に好きです。花色が良く咲く期間が長いように思われます。咲き終わりますと
     山百合と同じく種子が沢山あります。写真のように4鉢に種子を蒔き3鉢知り合いに分けてあげました。最後に山ラッキョウが

     咲き出しました。9-11月にかけて紅紫色の花が咲き出します。花弁は6枚あります。食べられないと聞きましたが、食用にもなるそうです。
     長崎県には小さな細い葉と花の咲く品種があるようです。3年くらい育てておりますが、枯れずに丈夫な植物のようです。
     


 吉木の秋
淡桃色、赤吹掛絞り、一重咲き小輪
  絞りが全体に見られ、感じの良い花です。

河原撫子の種子苗です。とても気に入った花で
来年は平鉢に植えて鑑賞したいと思います。

山ラッキョウの花
地域により数種類あるものと思われます。


椿の楽しみ  − 11/2


        今日は接ぎ木と種子苗に関してです。 台木が非常に短い場合は縛りにくいですので、写真のようにビニール袋
        に土をかけて処理いたします。庭木の接ぎ木でも数本行っています。支柱を立てビニールを被せて土をかける

        だけですので、簡単です。1ヶ月経過しますと活着したかどうか分かります。来年の2月下旬頃から外気に慣らし
        始めます。3月下旬には袋を外して芽が伸び始めるのを待ちます。秋の接ぎ木で最も良い点は活着しやすいこと、

        次に芽が伸び始める前に袋を外せることです。管理が大変楽です。次に種子苗の植替えです。新花の誕生を
        期待しつつ、毎年種子を蒔き続けています。写真のように名前は書いておりません。1鉢に何十本植えて管理を

        楽にしています。10鉢くらいに種子苗を植えて花を付けた苗には名前と色合い等書いて名札を付けています。
        挿し木、接ぎ木から最終的には新花の作出に目標を定めることになるのかもしれません。この新花作出にまさる

        喜びはないかも知れないからです、?この期待感は五島の岩永氏の椿に対する目標設定の素晴らしさに影響を
        受けております。岩永氏の素晴らしさは、1つの目標( 自然実生花の作出 )に突き進んだことです。

        園芸品種にはあまり興味を示さずに五島が世界に誇る玉の(乃)浦やヤブツバキの種子をこつこつを蒔き続けた努力が
        実を結んだことです。もうひとつ素晴らしかったことは椿に対する鑑識眼や美的センスが優れていることです。

        多くの新花作出の背景には目標設定の素晴らしさと、時代を読み取る先見性に優れていたからではないでしょうか。


短い台木の袋かけ。
ビニール袋を土の中にいれ、土をかけて
終わりです。右の接ぎ木は五色八重散り椿。

種子苗の植替え。
名札を付けずに大きな鉢に植え替える。
2年経過しています。

同様に3年経過の種子苗。
来年から咲き出すかもしれません。

6年経過している種子苗。
すでに咲き出しております。
取り木も出来る状態です。


椿の楽しみ  − 10/31

1月の接ぎ木で余った穂木の挿し木

        今日で10月も終わりです。すぐに師走の感じですね。今日は種子苗を2日間に亘り300本近く大き目の鉢に植替え、
        管理が楽になるようにしました。わたしの種子苗はほとんど名前を書いておりません。1本1本何の品種からの種子か

        書きますと大変ですので、すべて混ぜて蒔いております。最後は納得できる花が咲いてくれれば良いと考えております。
        アメリカのヌッチオ農園では同じように種子を蒔いていると聞いてたことがあります。今日は1月に送られてきました接ぎ穂

        のあまりを挿し木してからの状態です。タケノコ芽がなくとも必ず挿し木をして成長を待ちます。接ぎ木が失敗したり、いつ枯れる
        かも分かりませんので安心のために2〜3箇所に接ぎ木、そして2〜3本挿し木をしています。挿し木の枝は接ぎ木後ですので

        良い芽が残っていません。それでも挿しておきますと1年〜2年目には芽を伸ばし始めてきます。写真の品種は五島から送られてきました
        奥の細道( 岩永氏 作出品種 )です。このように絶対失敗をしないように心がけております。挿し木の用土は鹿沼土の細粒と蝦夷砂に

        赤玉の小を少し混ぜて使用しています。地域により用土が違うかと思います。今では挿し木苗はほとんど人に差し上げるか、呼び接ぎの
        ために利用しています。


奥の細道の挿し木 ( 五島の椿 )

椿の楽しみ  − 10/29


      10月も残り1日になりました。早いですね。前回桜の実生苗のことを書きました。すでに色々な地域の情報を得て
      来年枝を送っていただき接木する予定です。私の地域にも全国的に有名な枝垂れ桜の木が植えてありますので

      穂木は入手することが出来ます。また、椿の友達からも送っていただく予定です。今日は各地の椿の挿し木の状況
      を御覧いただきます。接木するときは、必ず余った枝を挿し木して接ぎ木が失敗しても品種は手元に残るようにして

      おります。早いときは地域により花が咲く時期が違いますので、1月下旬から接いだり挿したりしています。忘れると
      いけませんので、挿し木苗は挿すときに、葉裏や名札を付け、地区ごとー品種ごとに分けて挿しています。

      毎年挿し木するときは駐車場に吊るすだけです。あるいは単に鉢に挿し、こぼれびの明るい場所に置くだけで発根します。
      接いだり挿したりして、余った穂木を捨てるのはもったいないと鉢の脇に挿してみますと、ほとんど春から9月くらいまでなら
      
      ビニールを被せないでも発根しています。直射日光だけは避けております。主体は接ぎ木ですが、穂木があまりますと癖で
      すぐに挿して増やしています。もうひとつ今日は沖縄から送っていただいた大きな貝殻に5本ほど植え込み、盆栽風に育てています。

      全部で10個ほどですが、挿し木苗を5品種ほど植えてすでに6ヶ月経過しました。今はコケと寒冷紗で巻きつけ、根ずくようにしています。
      来年の春にミズゴケで巻きなおし釣り糸で縛り貝殻盆栽にして楽しもうと考えております。貝殻の中は穴を3つほど開けています。

      また沖縄の屋根瓦をいただきましたので、来年の春に15本ずつ植えて新しい鑑賞が出来るように工夫してみたいと考えております。
      


五島椿の挿し木

大きな鉢に色々な品種の挿し木を植えています。

挿し木苗を貝殻に5本程植えて来年の春
巻いてある寒冷者を取り除きミズゴケをつけて
釣り糸でしばる予定です。

1つの貝殻に5本ほど植えています。
すでに6ヶ月ほど経過しています。
大きな貝殻です。


椿の楽しみ  − 10/29


       少し遅くなりましたが西王母の花が咲き残っていましたので掲載いたします。いい花ですね。毎年見ておりますが、
       早咲きのほんのりとした花です。私はこのような(薄)ピンク系統の花も好きです。山茶花の実生の花が色々咲き出し

       ました。色々な花が誕生しています。種子を蒔かれますと面白いですね。椿でも山茶花でも種子を蒔かれることが
       趣味家や愛好家の心を魅了する花の誕生と愛好者を増やす方法ではないかと思われます。生産業者の方々におかれましても

       種子を蒔かれて新花の作出に懸命に取り組んでおられるのではないでしょうか。どのような花が毎年愛好家や趣味家の
       心を捉えるのか、常に考えなければなりませんので。生産業者の方々の努力は大変なことと思われます。

       6ヶ月間冷蔵庫で種子を保管し、鉢に蒔いた桜の芽が伸び始めました。今まで発芽することがありませんでしたので
       こんな嬉しいことはありません。これで、相当の種類の桜の接ぎ木が出来るのではないかと、考えております。

       桜は種子苗でも成長が早いと思われます。1年管理しますと接ぎ木が出来ると考えていますが?自分で挿し木した苗が
       ありますので取り木を試み、桜でも取り木が可能ならば、椿と同様に多くの鉢苗が出来るのではないかと期待しています。

       椿、 梅、 桜と楽しみが増えて毎年春の訪れが楽しみになります。最後に9月初旬の接ぎ木を御覧ください。7〜8本接いで
       あります。黄蓮華、 黒潮、 都鳥、 玉都、 白孔雀、 室町椿 等接いであります。2ヶ月近く経過しますので、ほぼ活着して

       いると思います。接ぎ木の成功の鍵は台木が鉢に半年以上前に植えられて勢いが良いこと。 次に接いだところに水が入らない
       ようにローソクを垂らしていること。さらに新芽に水滴が落ちないように支柱を立てていること等が大事
ではないかと思います。

       来年の春に接ぐ台木は今鉢に台木を植えておかれるのが賢明かと思います。春に接木するときは、接ぎ木の10日以上前に
       台木を10cm程度の高さで切っておく必要があります。樹液が流れ出しますので。写真の接ぎ木の台木は親指よりも少し太い

       挿し木苗です。毎年2月以降に挿しています挿し木苗が役立ちます。10本もあいますと接ぎ穂が80本〜100本近く接げると思います。
       接ぎ木で注意していますことは斑入りの品種は斑入りの花だけ接いでいます。ウイルスの問題がありますので。そのために、ナイフや

       ハサミもウイルス用の道具を用意しておかなければなりません。その他にもいろいろ注意点はありますが、上記の3点に特に気をつけております。
       今日も接ぎ木や挿し木をしました。挿し木はビニール袋で囲みました。上部を少し開けて温度の調節をしています。

       →桜の接ぎ木はまだ試したことがありませんので、根接ぎや椿と同じ切り接ぎなど色々試してみるつもりです。さらにオガクズを利用して
         接いだ場所に置いたり、春、 夏、 秋と、どの時期が最も適期か試したいと思います。椿は1年中接木が可能ですから。


西王母

ほんのりとした色合いで、良い花ですね。
9月より咲いております。

山茶花の実生

山茶花の実生8年目です。色々な実生の花が
咲いてきました。
山茶花は椿の花に比べますと、趣味家が少ない
ように感じられます。

桜の実生苗

春ではなく今頃桜の芽が伸び始めるのですね。
今まで春に蒔いても発芽しませんでした。

9月初旬の接ぎ木


椿の楽しみ  − 10/25


     この花は何でしょう?
         
          今日は足を鍛えるために近くの山里に出かけました。ソバの花やザル菊など色々な花が咲いていました。
          その散歩の途中で農家の庭に椿の花が咲いているのを見つけ、写真を撮ってきました。その花を見た時は

          桃色朴伴 だと思いましたが、桃色朴伴は2〜3月咲きですので、違うのでは。もしかすると実生かもしれません。
          この時期に色々な場所に行きますと、思いもよらぬ花とめぐり合うものです。山里などの古木が植えられている

          庭などでは面白い花を発見する良い時期かもしれません。私も今まで5品種位B〜Aランクに入ると思われる
          椿の花を見つけております。皆さん方も仕事の合い間に時間がありましたら近くの公園や山里を歩かれて、早咲きや

          珍しい花色の椿を発見することがあるかもしれません。是非歩かれてみてください。実生や枝変わり、さらに野山等で
          発見される新種を探し出すことで、楽しみが増えると思います。本当に椿は1年中楽しみを与えてくれると思います。

          私の庭では今年の春から今まで接いだり挿したりした椿が新芽を伸ばしております。今でも接いでいます。
          これから挿す枝は少し太めの枝を考えております。少し体力のある枝出なければと思います。普通は今頃挿し木なんて

          と思うかもしれませんが、失敗してもともとと考えて挿しています。とにかく何でも実行してみますと、色々新しい発見を
          するものと思います。どんなことにも好奇心とやる気を持ちますと必ずその努力が実るものと思います。がんばりましょう。


近くの山里で発見した朴伴椿
秋咲き唐子に似ていますが、唐子の部分の色合い
が少し違うようですが?

果たして珍しい椿か?
知り合いの人たちに花を送り判断してもらう
つもりです。

椿の楽しみ  − 10/18

五島の椿 −  ー 作出・命名者 →岩永 章氏

         早いもので、すでに10月の半ば過ぎです。私はまだ挿し木や接木を時々しております。また、種子の発芽状態を
         観察しております。 10月になりますと、椿の花の早咲きが咲いてきます。高台寺、秋一番、 秋の山、楼蘭、 初嵐

         白玉、弓場絞り、 安芸小町、角の光等色々咲き出すと思われます。早咲き品種ではアザレア椿が思い浮かびます。
         すべての品種の中で最も早咲きです。色々早咲き種があると思いますが、アザレア椿を交配種の中に必ず入れて

         交配をされることをお勧めしたいと思います。次に9月〜10月咲きの品種ですね。早咲き種は優生と言われております。
         交配しますと確率的に早咲き種の椿の誕生が期待できるのでは?しかしながら、早咲き種の誕生を期待するのであれば

         何といってもアザレア椿がいいですね。今では比較的安価で入手できるか、相当出回っていますので穂木を譲っていただく
         といいですね。挿し木や接木ですぐに増やせると思います。出来れば庭木や太目の台木に接ぎ木されることをお勧めいたします。

         今日の五島の椿は 作出・命名者 →岩永 章氏 )です五島椿の特徴がよく出ております。咲いている花をご覧いただけると
         良いのですが。 多くの誕生した新花から次から次へと新花が誕生しているようです。毎年出会える新花を見つめ、感動と喜びで

         椿をやっていて良かったな〜と気力に満ちた生活をされていることでしょう。五島というより良い環境と良き椿友達、それに加えて
         本人の研究熱心さが実ったものだと思います。今後、周囲の椿仲間の人達と協力し合い、五島の椿を広めて、がんばってください。
          


 
    作出・命名者 →
岩永 章氏
 

   濃紅色・筒芯・・筒咲き・一重・小輪




椿の楽しみ  − 10/13


        胴接ぎの成果 − 高い活着率

      数回お話いたしましたが、庭木として大事な品種を保存しておくために、胴接ぎは有効な接ぎ木方法だと思われます。
      枝や幹の先端ではなく、少し下の胴に接ぐ方法です。同じ位の高さの周囲ならば同じ程度の枝の伸長が望めます。

      胴の周りにぐるりと、さらにそのすぐ下の胴に接いでもほとんど枝の伸長に影響がないと思われます。胴に接ぎますと
      活着率が大変良いと感じます。胴にナイフで切り込みを入れて、最後に胴の内側に切込みを少し深くします。

      最後の2〜3刀を胴に深めに食い込ませますと、穂木を差し込んだ時にピタッと食い込み活着が相当高まる感じです。
      最初の写真の3本の接ぎ木は20年前の接ぎ木です。いくらでも穂木を得られ、取り木も何本も出来ました。

      写真の胴接ぎも10本ほど接いであります。友の浦、桜葉源氏、五島の風、紅栄、覆輪乙女、黄の旋律、月の皇子等。
      写真は以前掲載しました広西美人の取り木です。相当な太さの取り木です。この取り木は2年間かかりました。

      
       1年目は太い針金で巻き、2年目はミズゴケで取り木をしました。見事に私が行った取り木では最も太い取り木でした。
       挿し木でも、取り木でも、接ぎ木でも絶対不可能はないと思い挑戦しますと、思いがけない結果が得られるものです。

       


20年近くなる胴接ぎー3品種接いであります。
このように胴接ぎは成功率が高い
ように思えます。胴接ぎにより多くの
品種を接ぎ、保存と穂木をいつでも得られる
状態を保てると思われます。

見事な太さの取り木ー広西美人
 もう一本の取り木は国宝です。

太い台木の胴接ぎ
貴重な品種を胴接ぎして保存しながら
穂木を得ております。
全部で10品種ほど接いであると思います。

同様に胴接ぎ
胴接ぎのぎりぎりの場所で上に出ている
幹を切り直しました。


椿の楽しみ  − 10/13


       今日はびっくりしたことがありました。桜の色々な品種の種子が冷蔵庫の中で発芽していました。
       6ヶ月近く保存していました。桜はなかなか挿し木がしにくく3年ほど試しました。10本で2〜3本しか

       発根しませんでした。色々工夫しまあしたが。種子苗が出来ますと全国の有名な桜の苗を増やすことが
       できるのではと喜んでおります。これでまたひとつ楽しみが出来ました。山百合も1年目で花を咲かせることが

       できましたし、桜も楽しめそうです。桜の取り木が等も試し、すぐに花を咲かせたいと考えております。
       今日は太い庭木の接ぎ木です。接ぎ木は大変素晴らしい方法だと思います。数種類の花を1本の木に咲かせ

       成長は早いし、穂木はいくらでも得られるし、取り木ですぐに鉢苗として鑑賞できるからです。どのような台木でも
       1年中暇に任せて接いでいます。庭木に多くの品種を接ぐ理由は太い庭木に1〜2本同じ花の枝があれば十分

       なので、他の品種の花が1本の木に10品種位接いでありますと、庭の有効利用が出来るからです。狭い庭を
       どのように利用するか、大変考えました。そこで1本の庭木に何種類も接ぐことがもっとも効率の良い庭の利用方法であると

       考えました。椿を楽しみ始めて25年以上になります。それでも毎年考えなければならない問題と新しい発見があります。
       五島の岩永氏のように自然実生による新花作出に自分のすべての夢を託して取り組むことが、最後は輝かしい人生の花を咲かせる

       手本であることを学びました。挿し木、接ぎ木、取り木、交配等色々楽しみ方がありますが、新花作出の交配(自然、人口)
       が私にとっては最も大事な今後の課題であるように思います。桜や山百合とともに交配による椿の新花作出に向けてがんばりたいと思います。


桜の種子苗
6ヶ月近く冷蔵庫に保存。今日取り出しましたら
発芽していました。びっくりしました。これで
桜の苗木も接ぎ木で相当増やせるかもしれません。

庭木に接ぎ木
太い庭木に箱根の香、玉の(乃)浦
翁頭紅等接ぎ木。コブ状になりますが
庭木で穂木を得ることと、花を鑑賞する
目的ですので、コブは全く気になりません。

庭木に接ぎ木 − 友の浦、白手香、等接ぎ木
切断した下の胴に接ぎ木。さらにその伸びた
枝に3品種接いであります。昨日述べましたが
切断した面に接ぐのではなく、その下の胴に
接ぐほうが上手くいく?のではないかと思います。

椿の楽しみ  − 10/12


       接ぎ木と取り木 ー 苗木作りや保存、 鉢苗作り

        今日は庭木の太い幹を1mくらいの高さで切り、上部に6本、すぐ下に2本接ぎました。最上部の切断面ではなく
        切断面のすぐ下の胴に接ぎました。太い庭木の場合切断面の最上部に切り接ぎ等するよりは、少し下の胴接ぎ

        のほうが活着が良いように思えます。もちろんマイナス面もあります。接いだ箇所がコブ状になり、見苦しくなります。
        しかしながら、庭木として品種を保存する意味では、活着して1本の木で何種類、あるいはそれ以上の品種が保存された

        方がはるかに効率的であると考えられます。(写真1)すぐに大きく成長し、穂木が沢山利用できる利点もあります。
        次に一鉢で30本程度の接ぎ木をしております。種子を蒔き、その種子苗を大き目の鉢に植えて接ぎ木の準備をします。(写真2)

        春でも、夏でも、秋でもいつでも接ぎ木が出来ます。どのような時期に穂木が入手出来ても、この種子苗に簡単に接ぎ木が出来ます。
        一旦この種子苗に接木して、成長したら庭木の太い枝に接木しなおします。保存と大きな庭木に接木する臨時の橋渡しをしてくれています。

        この種子苗に接木する時間はほんの10分〜15分分程度です。(10本程度は簡単に接ぎ木が出来ます)どのような太さの接ぎ木も
        諦めずに試しています。種子苗の1年目のものすごく細い台木や足の太さの台木など様々な太さや枝に挑戦してきました。

        接いで→ローソクを垂らし→支柱を立て→ビニール袋を被せる(中に水を含ませています)→ビニール袋は緩みなく中の水滴がビニール袋
        を伝わって 絶対に接いだ穂木の上に落ちないように強く引っ張り結んでいます。→あとは明るい場所において管理しています。

        本や言葉で説明しましても、最初はなかなか難しいと感じております。私も多くの場所に見学や教えを受けに出かけました。それでも
        数年は失敗つづきでした。 最後は諦めなかったのが良かったと思います。すでに25年以上経過しております。

        最後に取り木です。今日の取り木はスーパー・スターの品種です。純白の綺麗な花です。すごい多くの根の数です。庭木を整枝しながら
        曲のある場所に取り木をかけます。この取り木を行いますと、夏の小さな挿し木や春の接ぎ木をする必要がないのではと感じるときも

        あります。ある程度庭木が大きくなりますと、1年で10本でも20本でも取り木が可能だからです。すぐに鉢苗として利用できます。
        何年も管理する必要もなく、数年で見ごたえのある鉢苗として鑑賞できるからです。

        →根が非常に沢山見られる台木や取り木を接いだり鉢植えにするときは、注意が必要になると思われることを経験しております。
           こんなに沢山根があれば接ぎ木は簡単だろうと考え喜んでで接ぎ木したところ、思っていたほどの成果はありませんでした。

           また、取り木も何百と発根していた苗を鉢に植えて管理しましたが枯れてしまった苗がありました。この原因はおそらく台木の
           養水分を吸いあげる力と穂木の受け入れる状態がマッチしていなかったと考えているのですが?そこで根を相当切り落とし

           接木しましたら、上手くいったように感じております。何でもほどほどが良いのではと感じていますが。


庭木に接木 
太い庭木を切り詰め8本接木
上部の胴に6本接木。そのすぐ下に2本接木。
紅栄、白孔雀、合頂山茶、紫泉、出雲大社藪等

種子苗に接ぎ木
1本1本接ぎ木しますと管理が大変ですので
大き目の鉢に種子苗を植え、そのまま接ぎ木。
2〜3年生の種子苗に接いであります。

スーパー・スターの取り木
根は相当出ております。取り木をして感じる
ことは太目の取り木だけで十分かと思われます。
1〜2本太目の庭木がありますと、立派な鉢苗が
1〜2年で何本も得られるのですから?


椿の楽しみ  − 10/9


      アザレア椿の挿し木ー接木  
                         5月1日に挿し木、接木しましたアザレア椿の実生苗を今日植え替えました。挿し木も接木も
                         順調に育っています。少し時期的に遅いと思いましたが、写真のように育っております。

                         いつ穂木を入手しても諦めずに試してみるものですね。7月の下旬に咲く花とこれから咲く
                         アザレアの実生苗です。今年も4個のアザレアの種子を蒔きましたので、なんとしても発芽して

                         もらいたいです。とにかくある程度アザレア椿を増やし多くの種子が得られるようにすることが
                         アザレア椿の新花を作出する一歩かと思います。さらに実生苗から新たな種子が得られるように

                         なると思います。少し時間のかかる作業かもしれません。それでも5年〜7年くらいである程度
                         のアザレア椿の新花が10種類くらい我が家で咲いているかもしれません。

                         今年のノーベル物理学賞を授与される3人の日本人の話をテレビで聞きました。受賞するまで20年〜30年も
                         かかるのですから、5年〜10年は我慢しないといけませんね。それに1人の教授は3000回も失敗を繰り返した

                         とのことです。アメリカの大学で教えています中村教授は実践の重要さを語っています。どんなに失敗しても
                         決して諦めないで何度でも繰り返し、自分の力で試しながら感覚を会得する努力が大事であると。

                         椿の挿し木、接木、交配など色々な増殖方法もやはりある程度の年月がかかると思われます。お互いに
                         必ず花咲く未来があると信じてがんばっていきたいですね。


アザレア椿の挿し木 
今年5月1日挿し木。上手く発根してくれました。
7月下旬から8月初旬に咲く実生です。

アザレア椿の接木
5月1日接木。5本接いであります。
今日植え替えました。

アザレア椿の挿し木苗。左側の花と違う実生苗。
花芽を持っておりますので咲くのを楽しみ
にしています。アザレア椿の葉らしくありません

アザレア椿の呼び接ぎ
太い庭木の接いであります。花芽があり、
10月中には咲くと思われます。

椿の楽しみ  − 10/7


     今日は近くの丘で発見しましたユキツバキの花です。昨年は10月初旬に咲き出しましたが、今年は
     9月20日頃より咲き出していました。今年の夏の天候に関係があったのかもしれません。ユキツバキは

     挿し木の発根率が高いように思えます。私が育てたユキツバキの中で最も早咲きのひとつです。
     次に15cm〜20cmくらいの長さの紅栄の挿し木です。以前にもご紹介いたしましたが、夏の時期に

     長い枝の挿し木を試してみました。すべて発根していました。太い枝の挿し木は2月〜10月に経験
     しておりますが、夏の長い枝の挿し木は2〜3回だと思います。葉は7〜8枚つけて挿しました。

     相当の太さの挿し木ができますので、この位の長さの挿し木は確実に発根するものと確信して行いました。
     この挿し木苗を育てれば来年花咲くかもしれません。2月〜6月までの太い挿し木苗はほとんど花芽を持っており

     1年目で花を咲かすと思われます。挿し木苗の利用方法のひとつは呼び接ぎに最適だと思われます。
     これからは椿林のある場所へ早咲きの花を探しに出かけるといいですね。多くの面で早咲きの椿は価値が

     あるのではないかと思われます。特に早咲き種の品種を作出する交配種に向いていますね。私は今日接木を
     しました。まだまだ接木は大丈夫だと思います。
     


ユキツバキ − 近所の丘で発見
9月27日撮影

同じ品種でも咲き出しから少しずつ色合いが
薄れています。こちらは10月3日撮影
同じユキツバキです。

同じユキツバキノ花ですが、早咲き品種
ですのでアザレア椿との交配に出来るかも
しれません。

紅栄の挿し木
約15cm〜20cmあります。
葉は7〜8枚付いています。
地中に5〜8cmくらい挿しています。

五島の椿 − 白椿 − 慈光院  − 発表者 → 巨海 基代氏

慈光院 → 発表者 → 巨海 基代氏


本日五島の岩永氏より五島のヤブツバキ慈光院の写真を届けていただきました。
発表者は巨海 基代氏です。五島の白ヤブツバキです。以前にも2度、白のヤブツバキ

を掲載いたしました。ヤブツバキの白花は比較的少ないかと思われます。五島の自然
の豊かさに驚くとともに、この椿を発表されました巨海氏の椿に対する情熱に敬意を表し

たいと思います。巨海氏は五島の椿と自然を守る会の理事等で活躍されておられる方です。
日本を代表する椿の島ー五島からの椿の情報を期待するとともに、巨海氏の今後の活躍を

心より願っております。

椿の楽しみ  − 10/1

心に残る今年の五島椿 − 春となり  発表者→岩永 章氏


       私の育てていますアザレア椿の実生苗が少しずつ蕾を膨らませています。8月に実生花をご覧いただきましたが、
       もう一つ咲き出すのを待ち続けています。 今日はアザレア椿の種子を4個得られました。普通の椿の大きさの半分

       位かと思われます。現在実生苗を2品種育てていますので、さらにこの種子が発芽してくれることを願っています。
       発芽してくれれば、2年くらいで接木をして苗を増やしたり、花を早く咲かせたいと考えています。あぁれあ椿が咲く頃には

       他の椿の花が咲いていませんので、自家受粉するものと思われます。これからの椿の夢を膨らませてくれるのではと
       期待しています。このアザレア椿の実生花と自然に咲く紫の色合いを自分の庭で咲かせたく、色々試しています。

       今日の五島の椿は春となりです。多くの新花を発表しています岩永氏ですが、本当に長い間こつこつと自然実生に
       夢を託し種子を蒔き続けてこられたようです。 これからも五島の大地から椿仲間の人たちとともに新花を日本中に

       届けられることを期待しております。

       


アザレア椿の種子
アザレア椿の種子が4つ得られました。いくつ
発芽するか分かりませんが、1個でも発芽してもらい
たいと思います。


 発表者→岩永 章氏

 濃紅色・筒芯・一重・小輪。筒咲きの綺麗な
 自然実生花。

椿の楽しみ  − 9/25

心に残る今年の五島椿 − 五島の風 −岩永 彰氏発表

       今日は取り木を数本外しました。根は相当出ておりました。取り木を外し整枝をして鉢植えにしました。
       すべて1本の枝分かれの枝です。この取り木はすでに述べましたが、最も簡単な苗木作りの方法の一つ

       であると思います。1年目で挿し木苗の10年位の太さの枝を得ることも可能です。また台木として色々な
       品種を接ぐことも出来ます。取り木をして5〜6ヶ月で太い枝から発根し、苗木として楽しめるのですから。

       今日は種子島や福岡県で椿を趣味としておられました私の椿の先生でもあります家を訪問しました。
       庭には太い枝を挿し木して色々な品種を接いでありました。すべて庭木の枝を挿し木して台木や苗を

       増やしておられました。お父さんの代から自然に学んで折られたので色々な技術が自然に習得出来て
       いたと思われます。この方の家に行きますと常に新しい発見があり、それらをヒントに自分でさらに工夫して

       より良い椿作りに励んでります。青い珊瑚礁の取り木は大分太く花芽もあり、素焼きの鉢に軽石、 富士砂、桐生砂
       ピートモス、それにアジサイの花を紫にする肥料を加えうえました。果たして紫の目の覚めるような花が期待できるか?

       私のところは平地ですのでブルーイングは期待できません。そこでもう一つ考えられるのが、佐渡島や、種子島など
       紫の咲いた地域の特性を考えますと、ある面では生育する環境が厳しい状況にあると思えます。用土もさることながら

       ある程度の老木感の出ている木でないと紫の色は出にくいのではないかと予想しながら、水くれや肥料、水はけに注意して
       管理してみたいと思います。取り木により簡単に鉢苗は手に入りますので、色々実験すことは可能です。私のところの

        青い珊瑚礁はすでに20年以上を経て、大分大きく育っています。でも大根の花のような色合いは見られません。何とか
        工夫して少しでも野生に咲く紫の花をさかせたいですね。いろいろがんばってみるつもりです。今日の五島の花五島の風

        です。黒味がかった抱え咲きの特色ある花です。岩永氏の場所では色々素晴らしい品種が植えられておりますので自然に
        種子が落ち良い花が咲くこともあると聞いております。また、その種子を椿仲間の人たちが自宅で蒔いて育てているようです。

        その苗木から新花が咲くのも間近いと聞いております。1人でよりは多くの仲間達と取り組んだほうがより多くの成果が期待
        出来ると思います。期待できる種子の採取とその種子を蒔き続ける努力が最も大事なことかもしれません。
       


千羽鶴の取り木

紅栄の取り木

青い珊瑚礁の取り木

五島の風 − 岩永氏発表

椿の楽しみ  − 9/23

 心に残る今年の五島椿 −たらちね − 作出者 岩永 彰氏


    色々な取り組み → 今日は色々試してありました挿し木や取り木の確認をしました。
                  最初は紅栄の15〜20cmくらいの挿し木です。数年経験しておりますので、ほぼ大丈夫だと思われます。
                  といいますのは、相当の太さの枝が2月〜10月にかけて挿し木が出来ることが確認出来ましたので

                  親指大から小指大の太さであれば発根することは、ある程度上手くいくのではと確信していました。
                  予想したどうり、20cmくらいの挿し木は間違いなく成功しました。蕾も大分付いております。

                  次に枝を切ってその枝に接木して、挿し木をしました。( 写真2 )青い珊瑚礁、 紅栄、 サニーサイドを接いで
                  挿し木をしました。見事に全部芽を伸ばし、挿し木自体も発根していました。湿度、温度等の挿し木や接木に

                  必要な条件さえ整えればどのような挿し木や接木でも可能であると確信いたしました。次に台木用の挿し木です。
                  2〜3本枝分かれした枝を挿し木しました。これは枝分かれした台木ですと5〜6本の接木が出来るだけでなく、

                  少しの台木で数多くの品種を保存し鑑賞でき、管理が非常に楽になります。さらに同時に挿し木と接木が出来る
                  わけですので、作業の効率化や2年くらいで鉢苗として充分鑑賞できる状態まで成長すると思われます。

                  数日前に述べました実生苗の花を早く咲かせ接木による増殖等椿はこれからまだまだ色々な楽しみと与えてくれると
                  思われます。

                    前回の白穂の作出者を岩永氏と述べましたが、福江町の平山氏の作出あるいは発見であると電話で確認いたしました。
                       私の掲載ミスでした。お詫び申し上げます。岩永氏が枝をいただき育てて、その花を私に届けてくださったようです。

                       電話や手紙でほとんど確認して掲載しておりますが、今後さらに確認して掲載したいと思います。


紅栄 − 挿し木 今年の7月挿し木
15cm〜20cmくらいの長さの挿し木
蕾も沢山見られます。

挿し木の枝に接木
挿し木と接木を同時にする。今年は大変上手く
いきました。

挿し木用の台木作り
枝分かれの枝を挿し木する。
今年または来年1本の台木に5〜6本接木。
3本枝分かれしていますので、5〜6本の
接木はできると思います。

たらちね 作出者 岩永 彰氏
濃紅色、 筒芯、 筒咲き
自然実生。すっきりとした良花だと
思います。これだけ多くの新花がそろい
ますと、自分の作品だけで展示会や
一冊の本が出来上がるのでは。

椿の楽しみ  − 9/19

心に残る今年の五島椿 −白穂 − 発表者  平山 氏
                       命名者 → 岩永 章氏

       紅栄えの細めの枝の取り木を外してみました。根が白く弱弱しく20本程出ておりました。少し早かったかもしれません。
       取り木をしますと蕾が各枝に沢山見られます。ただし、発根率は各枝によって異なります。来年の春まで待ったほうが

       安心して外せると思います。鉢に植えるときは整枝をして鉢に植えています。今日の五島の椿は白穂 作出→ 平山 氏)です。
       一休に似ている椿です。とても印象の良い椿です。お茶花などには良いかもしれません。

       多くの品種を作出しておられます岩永氏にとってもこの白穂はお気に入りの一つに入るのではないかと思えます。
      
   → 取り木から教えられたことがあります。それは蕾がたくさん見られることです。当たり前のことかもしれません。
       そこで、実生苗の花を早く見るにはこの取り木が応用できるのではないかと思いました。ただし実生苗の2〜3年生は

       細いですので、幹の皮を全部剥ぐのではなく、半分くらい剥いで花芽の形成を促進させることが出来るのではないかと
       考えました。枯れることもなく、花芽も2〜3年で見られると考えるのですが?来年色々試すつもりです。

       2〜3年で花が見られますと、すぐに接木をして大きく育て、増やすことが出来るのでは。まだまだ椿の楽しみは続きますね。
     


紅栄の取り木

各枝には蕾が沢山見られます。

整枝して蕾も各枝に一つずつ残してあります。
鉢に植えました。小指大の太さですが、枝が
多く見られます。安心のために外す時期は来年
の春が良いですね。

白穂 − 発表者・平山氏
       命名者 → 岩永 章氏

一休とともに私の大好きな花です。
白花の中では優れた品種の一つに入るのでは?
葉と花がマッチして花の良さを引き立てているように
思えます。

椿の楽しみ  − 9/18

心に残る今年の五島椿 −五島の春(仮称) − 田中 範彰氏発表


     今日完全にパソコンが修復されました。パソコンを自分で勉強された友達に来ていただき、見事すべての
     画像が元に戻りました。もう少しで完全に消えてしまうところだったそうです。電話してすぐにキャッシュという

     場所から保存していただいたそうです。しかし今日は完全に消えてなくなっていました。今日は今年の挿し木
     と取り木です。挿し木は長く太目の枝を色々試しております。1年で台木として、あるいは花を咲かせようと
     
     花芽の付いた枝も沢山挿し木してあります。青い珊瑚礁の取り木はいかにして濃い色の紫色がでるか試す予定です。
     相当の太さの取り木は来年の春、あるいは秋ごろに外されると良いと思います。取り木ってすごいと思います。

     今年外した取り木の苗木に接木しても楽しめるかと思います。試してみるつもりです。挿し木で細い枝を育てるには
     何年かかかりますが、太い取り木では翌年花を咲かせることも可能かと思います。この青い珊瑚礁の取り木にも10個

     位の花芽を付けています。来年の花色がどうなるか楽しみです。今日の五島の花は五島の春(仮称)です。濃紅色
     が多い五島の椿にしては比較的まれな花色をしております。田中氏は表紙の望洋を発表された方です。


今年の比較的長い枝の挿し木。
何本も長さ、太さの違う枝で発根を試しています。

青い珊瑚礁の取り木
蕾も沢山付き、根も良く出ています。

取り木して5ヶ月です。
挿し木の5〜6年以上の太さかと思われます。
この青い珊瑚礁の苗を軽石などで鉢に植え
濃い紫の色に挑戦する考えです。

五島の春(仮称) − 田中 範彰氏発表

抱え咲きの斑入り。ヤブツバキとしては
整った花に思えます。色々な花がありますと
変化があり鑑賞が楽しみです。